JP2005074981A - 蓋体支持装置、該蓋体支持装置を備えた記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 蓋体が半開きの状態となることを防止しつつ、蓋体の開閉時の操作性及び操作感が良好な蓋体支持装置を提供する。
【解決手段】 捻りコイルばね45は、端部451がL型部材44の孔443に枢結され、端部452が揺動体46に形成されている凸部462へ枢結されて、本体カバー41に取り付けられているL型部材44と、開閉カバー42に取り付けられている揺動体46との間に縮設されている。捻りコイルばね45の端部452を枢支している凸部462が仮想線Bのどちら側に位置しているかによって、捻りコイルばね45のばね力による開閉カバー42への付勢力の方向が相反する方向へ切り換わる。オイルダンパ47の回転部471は、揺動体46の歯部461と双方向に回転伝達可能に係合しており、オイルダンパ47の回転負荷が揺動体46を介して開閉カバー42へ揺動負荷として付加される。
【選択図】図8
【解決手段】 捻りコイルばね45は、端部451がL型部材44の孔443に枢結され、端部452が揺動体46に形成されている凸部462へ枢結されて、本体カバー41に取り付けられているL型部材44と、開閉カバー42に取り付けられている揺動体46との間に縮設されている。捻りコイルばね45の端部452を枢支している凸部462が仮想線Bのどちら側に位置しているかによって、捻りコイルばね45のばね力による開閉カバー42への付勢力の方向が相反する方向へ切り換わる。オイルダンパ47の回転部471は、揺動体46の歯部461と双方向に回転伝達可能に係合しており、オイルダンパ47の回転負荷が揺動体46を介して開閉カバー42へ揺動負荷として付加される。
【選択図】図8
Description
本発明は、基体に揺動可能に軸支される蓋体を支持する蓋体支持装置、該蓋体支持装置を備えた電子機器、及び前記蓋体支持装置を備えた記録装置に関する。
インクジェット式記録装置等の一般的な電子機器において、開口部等を何らかの目的をもって覆い隠すための開閉可能なカバーを配設する構造の一例として、開口部等を覆い隠すための蓋体を揺動可能に軸支したものが一般的に知られている。上述した何らかの目的とは、例えば開口部等に埃等の異物が進入することを防止したり、開口部等を外部の衝撃から保護したりする等が挙げられる。開口部等は、例えば、テレビやAV機器等のマイコン制御装置を搭載した電子機器の操作ボタン部であったり、パーソナルコンピュータ等に設けられた磁気記録ディスクドライブや光記録ディスクドライブであったりする。また、近年のインクジェット式記録装置には、カード型の不揮発性メモリ等を着脱するためのメモリスロットを設けたものが公知であり、そのようなインクジェット式記録装置は、メモリスロットに装着した不揮発性メモリに格納されている記録データを読み込んで直接記録紙等への記録を実行する機能を有している(例えば、特許文献1参照)。
ところが、カード型の不揮発性メモリ等を着脱するためのメモリスロットにおいては、上述した開口部等に埃等の異物が進入することを防止したり、開口部等を外部の衝撃から保護したりする以外に、メモリスロットに装着した状態の不揮発性メモリを静電気から保護する必要がある。ユーザが不揮発性メモリに触れたり、体の一部を近づけたりすることによって、人体や衣服等に蓄積された静電気が不揮発性メモリに一気に放電されると、不揮発性メモリに格納されているデータが破壊される虞があるためである。したがって、メモリスロットを搭載しているインクジェット式記録装置等の電子機器においては、メモリスロットに装着した不揮発性メモリを静電気から保護するための蓋体を設け、蓋体を開いた状態で不揮発性メモリの着脱が可能となり、かつ、蓋体を閉じた状態でメモリスロットに装着されている不揮発性メモリが完全に覆われて静電気から保護されるようにする必要がある。
しかし、静電気の放電はわずかな隙間があればそこを通過して発生してしまうので、ユーザから不揮発性メモリへの静電気の放電を防ぐには、上述したような蓋体をメモリスロットに設けてもメモリスロットへ不揮発性メモリを装着した後に蓋体を完全に閉じなければ意味が無い。したがって、蓋体を閉じる方向へ常に付勢しておけば、ユーザが蓋体を開いて不揮発性メモリをメモリスロットへ装着して蓋体を閉じた際に、その付勢力によって蓋体が半開きの状態にならずに、必ず完全に閉じた状態となるようにすることができる。しかしながら、蓋体を閉じる方向へ常に付勢していることによって、メモリスロットに装着した不揮発性メモリを静電気から保護することが可能になる反面、不揮発性メモリの装着時に蓋体が閉じないように蓋体を支えながら行わなければならず、メモリスロットへ不揮発性メモリを着脱する際の操作性が低下してユーザにとって使いにくいものになってしまう虞がある。また、その付勢力によって蓋体が自動的に閉じる際に音が発生したり、勢い良く蓋体が閉まったりする等によって、蓋体の開閉時の操作感が好ましくないものとなってしまう虞もある。
本発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、蓋体が半開きの状態となることを防止しつつ、蓋体の開閉時の操作性及び操作感が良好な蓋体支持装置を提供することにある。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様は、基体に揺動可能に軸支される蓋体と、該蓋体へ揺動抵抗を付加する揺動抵抗付加手段と、前記蓋体の揺動位置が前記蓋体の揺動範囲内の所定の揺動位置より閉方向側にある状態では、前記蓋体を閉方向へ付勢し、前記蓋体の揺動位置が前記蓋体の揺動範囲内の所定の揺動位置より開方向側にある状態では、前記蓋体を開方向へ付勢する蓋体付勢手段とを備え、前記蓋体を前記蓋体の揺動範囲内の所定の揺動位置より閉方向側へ揺動させると、前記蓋体が前記揺動抵抗付加手段によって揺動速度を減速されつつ閉位置まで揺動し、前記蓋体を前記蓋体の揺動範囲内の所定の揺動位置より開方向側へ揺動させると、前記蓋体が前記揺動抵抗付加手段によって揺動速度を減速されつつ開位置まで揺動する、ことを特徴とした蓋体支持装置である。
蓋体は、揺動位置が蓋体の揺動範囲内の所定の揺動位置より閉方向側にある状態では、閉方向へ付勢され、所定の揺動位置より開方向側にある状態では、開方向へ付勢される。そのため、所定の揺動位置より閉方向側へ蓋体を揺動させると、蓋体付勢手段の付勢力によって蓋体が完全に閉じた状態となる位置まで揺動してそのまま蓋体が完全に閉じた状態で保持される。一方、所定の揺動位置より開方向側へ蓋体を揺動させると、蓋体付勢手段の付勢力によって蓋体が完全に開ききった状態となる揺動位置まで揺動してそのまま開いた状態で保持される。つまり、蓋体の揺動位置を完全に閉じた状態となる揺動位置か完全に開いた状態となる揺動位置のいずれかに規制することができる。また、蓋体は、揺動抵抗付加手段によって揺動抵抗が付加されているので、蓋体を所定の揺動位置より閉方向側へ揺動させると、揺動抵抗付加手段によって揺動速度を減速されつつ閉位置まで蓋体が揺動して蓋体が完全に閉じた状態となり、蓋体を所定の揺動位置より開方向側へ揺動させると、揺動抵抗付加手段によって揺動速度を減速されつつ開位置まで揺動する。したがって、付勢力によって蓋体が自動的に閉じる際に音が発生したり、勢い良く蓋体が閉まったりする等によって、蓋体の開閉時の操作感が好ましくないものとなってしまうことを防止することができる。
これにより、本発明の第1の態様に記載の発明によれば、蓋体の揺動位置を完全に閉じた状態となる揺動位置か完全に開いた状態となる揺動位置のいずれかに規制することができ、かつ、蓋体の開閉時の操作感が好ましくないものとなってしまうことを防止することができるので、蓋体が半開きの状態となることを防止しつつ、蓋体の開閉時の操作性及び操作感が良好な蓋体支持装置を提供することができるという作用効果が得られる。
本発明の第2の態様は、前述した第1の態様において、前記揺動抵抗付加手段は、オイルダンパ装置を有している、ことを特徴とした蓋体支持装置である。
オイルダンパ装置は、油の粘性を利用して、ゆっくりした動きには抵抗が少なく、速い動きに対しては大きな抵抗力を持たせる公知の装置である。このような性質を有するオイルダンパを利用することによって、蓋体付勢手段の付勢力によって揺動する蓋体の揺動速度を適切な速度に設定して蓋体開閉時の操作感を向上させることが低コストで容易に可能になる。
オイルダンパ装置は、油の粘性を利用して、ゆっくりした動きには抵抗が少なく、速い動きに対しては大きな抵抗力を持たせる公知の装置である。このような性質を有するオイルダンパを利用することによって、蓋体付勢手段の付勢力によって揺動する蓋体の揺動速度を適切な速度に設定して蓋体開閉時の操作感を向上させることが低コストで容易に可能になる。
本発明の第3の態様は、前述した第1の態様又は第2の態様において、前記蓋体付勢手段は、捻りコイルばねを有しており、前記捻りコイルばねは、一端部が前記基体に枢結され、他端部が前記蓋体に枢結された状態で前記基体と前記蓋体との間に、前記蓋体を閉じた状態で前記蓋体を閉じる方向へ前記捻りコイルばねのばね力が作用する如く配設されており、前記捻りコイルばねの一端部の枢軸と前記蓋体の揺動軸とを結んだ直線上より一方側に前記蓋体の前記捻りコイルばねの他端部が枢結されている部分がある状態では、前記捻りコイルばねのばね力が前記蓋体を閉方向へ揺動させる方向へ作用し、前記捻りコイルばねの一端部の枢軸と前記蓋体の揺動軸とを結んだ直線上より他方側に前記蓋体の前記捻りコイルばねの他端部が枢結されている部分がある状態では、前記捻りコイルばねのばね力が前記蓋体を開方向へ揺動させる方向へ作用する構成を成している、ことを特徴とした蓋体支持装置である。
このように、捻りコイルばねの一端部を基体に枢結し、他端部を基体に軸支されている蓋体に枢結して基体と蓋体の間に捻りコイルばねを配設(縮設又は伸設)すると、常に捻りコイルばねの他端部の枢軸(蓋体側)には、捻りコイルばねの一端部の枢軸(基体側)と他端部の枢軸(蓋体側)とを結んだ直線と平行な方向へ捻りコイルばねのばね力が作用することになる。そのため、揺動可能に軸支されている蓋体に作用する付勢力の方向は、捻りコイルばねの一端部の枢軸(基体側)と蓋体の揺動軸とを結んだ直線を境にして、捻りコイルばねの他端部の枢軸(蓋体側)がどちら側にあるかで相反する方向となる。つまり、捻りコイルばねの一端部の枢軸(基体側)と蓋体の揺動軸とを結んだ直線上より一方側に捻りコイルばねの他端部の枢軸(蓋体側)がある状態では、捻りコイルばねのばね力が蓋体を閉方向へ揺動させる方向へ作用し、他方側に捻りコイルばねの他端部の枢軸(蓋体側)がある状態では、捻りコイルばねのばね力が蓋体を開方向へ揺動させる方向へ作用する。
そして、蓋体を閉じた状態で捻りコイルばねのばね力によって蓋体が閉じる方向へ付勢されるようにする。それによって、所定の揺動位置より閉方向側へ蓋体を揺動させると、蓋体付勢手段の付勢力によって蓋体が完全に閉じた状態となる位置まで揺動してそのまま蓋体が完全に閉じた状態で保持され、所定の揺動位置より開方向側へ蓋体を揺動させると、蓋体付勢手段の付勢力によって蓋体が完全に開ききった状態となる揺動位置まで揺動してそのまま開いた状態で保持されるようにすることができる。
本発明の第4の態様は、不揮発性メモリを着脱可能な構成を有するメモリスロットを備えた電子機器であって、前述した第1の態様〜第3の態様のいずれかに記載の蓋体支持装置を備え、前記蓋体が閉位置にある状態で前記メモリスロットが覆い隠される構成を成している、ことを特徴とした電子機器である。
本発明の第4の態様に示した電子機器によれば、電子機器において、前述した第1の態様〜第3の態様のいずれかに記載の発明による作用効果を得ることができるので、電子機器のメモリスロットに装着した不揮発性メモリを静電気から保護することができ、かつ、メモリスロットの蓋体の操作性及び操作感を良好なものにすることができるという作用効果が得られる。
本発明の第5の態様は、被記録材にインクを噴射する記録ヘッドを主走査方向へ往復動させる主走査駆動手段と、前記被記録材を副走査方向へ所定の搬送量で搬送する副走査駆動手段と、不揮発性メモリを着脱可能な構成を有するメモリスロットと、該メモリスロットに格納されている記録データに基づいて記録を実行する手段とを備えた記録装置であって、前述した第1の態様〜第3の態様のいずれかに記載の蓋体支持装置を備え、前記蓋体が閉位置にある状態で前記メモリスロットが覆い隠される構成を成している、ことを特徴とした記録装置である。
本発明の第5の態様に示した記録装置によれば、記録装置において、前述した第1の態様〜第3の態様のいずれかに記載の発明による作用効果を得ることができるので、記録装置のメモリスロットに装着した不揮発性メモリを静電気から保護することができ、かつ、メモリスロットの蓋体の操作性及び操作感を良好なものにすることができるという作用効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、インクジェット式記録装置の斜視図であり、図2は、本体カバーを取り外した状態のインクジェット式記録装置の斜視図である。また、図3、はインクジェット式記録装置の側断面概略図である。図4は、インクジェット式記録装置の各種制御を行う制御部のブロック図である。
図1は、インクジェット式記録装置の斜視図であり、図2は、本体カバーを取り外した状態のインクジェット式記録装置の斜視図である。また、図3、はインクジェット式記録装置の側断面概略図である。図4は、インクジェット式記録装置の各種制御を行う制御部のブロック図である。
まず、図1〜図3を参照しながら本発明に係る「記録装置」としてのインクジェット式記録装置50の概略構成について説明する。インクジェット式記録装置50は、箱形の外観形状を成しており、ビデオテープレコーダ程の大きさに形成されていて、テレビラック等へ収納された状態で使用されることを想定した構成となっている。箱形の本体カバー1の前面中央には、手前に開閉可能なフロントカバー2が設けられており、フロントカバー2を手前に開いた部分の開口部からは、記録が行われた後の記録紙Pが排出されるとともに、DVD等の光記録ディスクDのラベル面に記録を実行する際には、ディスクトレイ7に装着された光記録ディスクDへの記録実行中にインクジェット記録装置50の内部からディスクトレイ7が一時的に突出する構成となっている。また、フロントカバー2は、手前側へ開いた状態で記録が行われた後に排出される記録紙Pを積重するスタッカとなる。フロントカバー2の下側には、記録紙Pを積重するための「記録紙収容部」としての給紙カセット8が設けられており、手前側に引き出した状態で給紙カセット8内に記録紙Pを積重することができるようになっている。また、フロントカバー2の上側にはインクカートリッジユニット15が設けられており、インクカートリッジユニット15には、複数のインクカートリッジ16(図3参照)がインクジェット式記録装置50の幅方向に並んで着脱自在に配設されている。また、フロントカバー2の向かって左側には、フラッシュメモリカード等の不揮発性メモリを着脱可能なメモリスロットを有するメモリスロットカバー4が配設されている。
つづいて、図2を参照しながらインクジェット式記録装置50の内部構成の概略について説明する。インクジェット式記録装置50の基体は、下部シャーシ13、インクジェット式記録装置50の本体の幅方向に延びるメインフレーム11、及びメインフレーム11の両側に配設されたインクジェット式記録装置50の本体の奥行き方向に平行なサイドフレーム右12とサイドフレーム左14で構成されている。サイドフレーム右12とサイドフレーム左14との間には、主走査方向Xと平行にキャリッジガイド軸51とサブキャリッジガイド軸511とが副走査方向Yに所定の間隔を置いて軸支されている。キャリッジガイド軸51及びサブキャリッジガイド軸511は、記録紙Pへインクを噴射する記録ヘッド62を搭載したキャリッジ61を主走査方向Xに往復動可能に支持する為のガイド軸であり、キャリッジガイド軸51はキャリッジ61の後部を挿通し、サブキャリッジガイド軸511はキャリッジ61の前部を下から支持して、これによって、キャリッジ61に搭載された記録ヘッド62(図3)と、記録ヘッド62のヘッド面と対向する記録紙Pとの間の距離(プラテンギャップ:以下「PG」と言う)が規定された状態でキャリッジ61が主走査方向Xに往復動可能に支持される。
つづいて、図2及び図3を参照しながら「被記録材」としての記録紙P及びディスクトレイ7の搬送経路について説明する。
後述する「副走査駆動手段」へ向けて記録紙Pを被記録材として1枚ずつ自動給紙する「自動給紙装置」は、給紙カセット8と給紙ローラ83を備えている。複数枚の記録紙Pが積重される給紙カセット8の底部には、ホッパ81が設けられている。ホッパ81は軸82を揺動軸として揺動可能に配設されており、ホッパ81の上に積重された記録紙Pを下方から押し上げることにより、上部に設けられた給紙ローラ83へ記録紙Pを押圧する。給紙ローラ83は側面視略D形の形状を成し、外周は高摩擦部材(例えば、ゴム材)によって形成されている。記録紙Pの給紙時には給紙ローラ83の円弧部分に当接している最上位の記録紙Pが、給紙ローラ83の回転によって、副走査方向Yへ給紙される。また、「自動給紙装置」は、給紙ローラ83の下部に配設され、ホッパ81によって給紙ローラ83の外周面に表面が押圧された記録紙Pが給紙ローラ83の駆動回転によって給紙方向(副走査方向Y)へ給紙される際に他の記録紙Pが重なった状態で重送されることを防止する「分離手段」としての分離パッド(図示せず)を備えている。分離パッドと給紙ローラ83との間で記録紙Pを挟持した状態で給紙ローラ83を回転させて給紙することにより、給紙されるべき記録紙Pと、重送されようとする他の記録紙Pとが分離されるようになっている。さらに、「自動給紙装置」は、分離パッドによって分離されて記録紙Pが積重されている給紙カセット8の外へ一部突出した状態の記録紙Pを給紙カセット8内へ押し戻すために、その給紙カセット8の外へ一部突出した状態の記録紙Pの先端を給紙カセット8へ向けて押動する如く、給紙ローラ83の下部に給紙経路へ進出可能に配設された「紙戻し揺動体」としての紙戻しレバー(図示せず)を備えている。
後述する「副走査駆動手段」へ向けて記録紙Pを被記録材として1枚ずつ自動給紙する「自動給紙装置」は、給紙カセット8と給紙ローラ83を備えている。複数枚の記録紙Pが積重される給紙カセット8の底部には、ホッパ81が設けられている。ホッパ81は軸82を揺動軸として揺動可能に配設されており、ホッパ81の上に積重された記録紙Pを下方から押し上げることにより、上部に設けられた給紙ローラ83へ記録紙Pを押圧する。給紙ローラ83は側面視略D形の形状を成し、外周は高摩擦部材(例えば、ゴム材)によって形成されている。記録紙Pの給紙時には給紙ローラ83の円弧部分に当接している最上位の記録紙Pが、給紙ローラ83の回転によって、副走査方向Yへ給紙される。また、「自動給紙装置」は、給紙ローラ83の下部に配設され、ホッパ81によって給紙ローラ83の外周面に表面が押圧された記録紙Pが給紙ローラ83の駆動回転によって給紙方向(副走査方向Y)へ給紙される際に他の記録紙Pが重なった状態で重送されることを防止する「分離手段」としての分離パッド(図示せず)を備えている。分離パッドと給紙ローラ83との間で記録紙Pを挟持した状態で給紙ローラ83を回転させて給紙することにより、給紙されるべき記録紙Pと、重送されようとする他の記録紙Pとが分離されるようになっている。さらに、「自動給紙装置」は、分離パッドによって分離されて記録紙Pが積重されている給紙カセット8の外へ一部突出した状態の記録紙Pを給紙カセット8内へ押し戻すために、その給紙カセット8の外へ一部突出した状態の記録紙Pの先端を給紙カセット8へ向けて押動する如く、給紙ローラ83の下部に給紙経路へ進出可能に配設された「紙戻し揺動体」としての紙戻しレバー(図示せず)を備えている。
給紙ローラ83の副走査方向Yの下流側には、高摩擦抵抗被膜が外周面に一様に施された搬送駆動ローラ53と、搬送駆動ローラ53へ押圧付勢された状態で従動回転可能に軸支されている搬送従動ローラ54とが配設されており、搬送駆動ローラ53を駆動する「搬送駆動用モータ」としてのPFモータ57、及び搬送駆動ローラ53の回転量を検出する「回転量検出手段」としてのロータリエンコーダ31とで、記録紙P又はディスクトレイ7を副走査方向Yへ所定の搬送量にて搬送する「副走査駆動手段」が構成されている。「副走査駆動手段」は、搬送駆動ローラ53と搬送従動ローラ54とで記録紙P又はディスクトレイ7を挟持し、PFモータ57の回転駆動力が無端ベルト58を介してプーリ59へ伝達され、プーリ59の回転が図示していない中間歯車等を介して伝達されて駆動回転する搬送駆動ローラ53の回転によって記録紙P又はディスクトレイ7を副走査方向Yへ搬送する。そして、所定の搬送量で記録紙P又はディスクトレイ7が搬送されるように、ロータリエンコーダ31によって検出される搬送駆動ローラ53の回転量に応じてPFモータ57の回転量が後述する制御部100によって制御される。
搬送駆動ローラ53の副走査方向Yの下流側には、プラテン52が記録ヘッド62のヘッド面と上下に対向するように配設されている。前述した「副走査駆動手段」によって搬送された記録紙P又はディスクトレイ7は、プラテン52によって下から支持された状態で、「主走査駆動手段」によって主走査方向Xへ往復動する記録ヘッド62からインクが噴射されることによって記録が行われる。「主走査駆動手段」は、キャリッジ61とキャリッジ61を往復動させる駆動力源となる「キャリッジ駆動用モータ」としてのCRモータ63とを有しており、CRモータ63の回転駆動力は、図示していない無端ベルト等による駆動力伝達機構を介して回転運動が直線の往復運動に変換されてキャリッジ61へ伝達されるように構成されている。尚、当該実施例においては、記録ヘッド62はキャリッジ61の底部に設けられているが、主走査方向Xに往復動するキャリッジ61にはインクカートリッジが搭載されておらず、前述したインクカートリッジユニット15に格納されている複数のインクカートリッジ16からインクチューブ(図示せず)を介してキャリッジ61へとインクが供給されるようになっている。
記録ヘッド62の副走査方向Yの下流側には、PFモータ57の回転駆動力が伝達されて駆動回転する排紙駆動ローラ55と、排紙駆動ローラ55に付勢された状態で従動回転可能に軸支されている排紙従動ローラ56とが配設されている。記録実行中及び記録実行後の記録紙Pは、排紙駆動ローラ55と排紙従動ローラ56とで挟持され、PFモータ57の回転駆動力が無端ベルト58を介してプーリ59へ伝達され、プーリ59の回転が図示していない中間歯車等を介して伝達されて駆動回転する排紙駆動ローラ55の回転によって副走査方向Yへフロントパネル2を開いた開口部から排出される。また、光記録ディスクDを装着可能なディスクトレイ7は、給紙カセット8の上方に配置されている。ディスクトレイ7は、側端にラック71(図2参照)が形成されており、ラック71と噛合する図示していないピニオン歯車の回動によって略水平な姿勢で真っ直ぐに移動できるように配設されている。そして、ディスクトレイ7は、ピニオン歯車の回動によって先端が搬送駆動ローラ53と搬送従動ローラ54とに挟持されるまで搬送された後、以降は搬送駆動ローラ53を双方向へ回転させることによって、副走査方向Y、或いは逆送方向YRに送られる。また、ディスクトレイ7へ光記録ディスクDを着脱する際には、フロントパネル2を開いた開口部から突出した位置(図2の仮想線で示した位置)まで副走査方向Yへ搬送される。
続いて、図4を参照しながら制御部100の構成について説明する。
制御部100は、インクジェット式記録装置50に記録制御データを送信するホスト・コンピュータ200とデータ送受信可能に接続される。制御部100は、ROM101、RAM102、インタフェース部103、MPU104、DCユニット105、PFモータドライバ106、CRモータドライバ107、及びヘッドドライバ108を備えている。MPU104およびDCユニット105には、搬送駆動ローラ53の回転量を検出する「回転量検出手段」としてのロータリエンコーダ31、キャリッジ61の移動量を検出する「キャリッジ移動量検出手段」としてのリニアエンコーダ32、搬送される記録紙Pの始端及び終端を検出する紙検出器33、キャリッジ61に搭載された記録紙Pの副走査方向Yの幅を検出するPWセンサ34、インクジェット式記録装置50の電源をON/OFFするための電源SW35、及びディスクトレイ7の出し入れ操作を行うためのトレイSW36の出力信号が入力される。尚、当該実施例においては、PWセンサ34は、キャリッジ61の底部に設けられた光学センサであり、キャリッジ61の主走査によって記録紙Pの副走査方向Yの幅を検出するとともに、ディスクトレイ7に付された識別マーク(図示せず)を認識することにより、ディスクトレイ7の送り位置を検出する為に用いられる。さらに、ディスクトレイ7上のディスクDの有無や、ディスクDの中心位置の検出にも用いられる。
制御部100は、インクジェット式記録装置50に記録制御データを送信するホスト・コンピュータ200とデータ送受信可能に接続される。制御部100は、ROM101、RAM102、インタフェース部103、MPU104、DCユニット105、PFモータドライバ106、CRモータドライバ107、及びヘッドドライバ108を備えている。MPU104およびDCユニット105には、搬送駆動ローラ53の回転量を検出する「回転量検出手段」としてのロータリエンコーダ31、キャリッジ61の移動量を検出する「キャリッジ移動量検出手段」としてのリニアエンコーダ32、搬送される記録紙Pの始端及び終端を検出する紙検出器33、キャリッジ61に搭載された記録紙Pの副走査方向Yの幅を検出するPWセンサ34、インクジェット式記録装置50の電源をON/OFFするための電源SW35、及びディスクトレイ7の出し入れ操作を行うためのトレイSW36の出力信号が入力される。尚、当該実施例においては、PWセンサ34は、キャリッジ61の底部に設けられた光学センサであり、キャリッジ61の主走査によって記録紙Pの副走査方向Yの幅を検出するとともに、ディスクトレイ7に付された識別マーク(図示せず)を認識することにより、ディスクトレイ7の送り位置を検出する為に用いられる。さらに、ディスクトレイ7上のディスクDの有無や、ディスクDの中心位置の検出にも用いられる。
MPU104はインクジェット式記録装置50の制御プログラムを実行する為の演算処理やその他必要な演算処理を行う。ROM101には、インクジェット式記録装置50を制御する為に必要な制御プログラム(ファームウェア)および処理に必要なデータ等が格納されている。インタフェース部103は、ホスト・コンピュータ200との通信インタフェース機能を有しており、ホスト・コンピュータ200から記録制御データを受信するとともに、メモリスロット37のドライバ、インタフェース機能も有している。RAM102は、MPU104の作業領域やインタフェース部103を介してデータ転送される記録制御データを含む各種データの一次格納領域として用いられる。DCユニット105は、DCモータであるPFモータ57及びCRモータ63の速度制御を行う為の制御回路である。DCユニット105は、MPU104から送られてくる制御命令、ロータリエンコーダ31の出力信号、及びリニアエンコーダ32の出力信号、並びに紙検出器33の出力信号に基づいて、PFモータ57及びCRモータ63の速度制御を行う為の各種演算を行い、その演算結果に基づくモータ制御信号をPFモータドライバ106及びCRモータドライバ107へ送出する。PFモータドライバ106は、DCユニット105からのモータ制御信号に基づいてPFモータ57を駆動制御する。PFモータ57は、当該実施例においては、給紙ローラ83、搬送駆動ローラ53、排紙駆動ローラ55、及びディスクトレイ7の側端に形成されたラック71(図2参照)と噛合してディスクトレイ7の搬送を行うピニオン歯車(図示せず)の回転駆動力源となる。CRモータドライバ107は、DCユニット105からのモータ制御信号に基づいてCRモータ63を駆動制御することによりキャリッジ61を主走査方向に往復動させ、または停止保持させる。ヘッドドライバ59は、MPU104からのヘッド制御信号に基づいて記録ヘッド62を駆動制御する。
以上がインクジェット式記録装置50の概略構成であり、以下、本発明に係る「蓋体支持装置」としてのメモリスロットカバー4について詳細に説明する。
図5は、メモリスロットカバー4の要部斜視図であり、図6は、メモリスロットカバー4の裏側の要部斜視図である。図7は、メモリスロットカバー4を分解した状態の要部斜視図である。
図5は、メモリスロットカバー4の要部斜視図であり、図6は、メモリスロットカバー4の裏側の要部斜視図である。図7は、メモリスロットカバー4を分解した状態の要部斜視図である。
メモリスロットカバー4は、「基体」としてのカバー本体41と、「蓋体」としての開閉カバー42とを有している。開閉カバー42は、カバー本体41に軸43を揺動軸として符号Aで示した揺動方向へ揺動可能に軸支されている。メモリスロットカバー4は、インクジェット式記録装置50の本体に配設されているメモリスロット37(図4)のカバーであり、開閉カバー42を符号A1で示した方向(以下、閉方向A1とする)へ揺動させて開閉カバー42を閉じた状態(図示の状態)では、メモリスロット37及びメモリスロット37に装着された不揮発性メモリが覆い隠された状態となる。一方、開閉カバー42を符号A2で示した方向(以下、開方向A2とする)へ揺動させて開閉カバー42を開いた状態では、孔412(図6)を介してメモリスロット37への不揮発性メモリの着脱が可能になる。カバー本体41には、略L型形状のL型部材44が図示の如く取り付けられている。一方、開閉カバー42には、軸43を揺動軸として開閉カバー42と一体に揺動可能に配設される揺動体46が取り付けられている。揺動体46は、凹部464が開閉カバー42に形成されている凸部421に嵌合した状態で開閉カバー42へ取り付けられている。そして、L型部材44と揺動体46との間には、「蓋体付勢手段」を構成する捻りコイルばね45が縮設されている。また、L型部材44には、開閉カバー42へ揺動抵抗を付加する「揺動抵抗付加手段」としてのオイルダンパ47が配設されている。
L型部材44には、孔441、孔442、及び孔443が形成されている。孔441とオイルダンパ47に形成されている孔471とへ図示していないネジ等が挿通され、孔442とオイルダンパ47に形成されている凹部472とへ図示していないネジ等が挿通されて、オイルダンパ47がL型部材44へネジ止め固定される。オイルダンパ47は、油の粘性を利用して、ゆっくりした動きには抵抗が少なく、速い動きに対しては大きな抵抗力となる回転負荷が回転部471に発生するようになっている。オイルダンパ47の回転部471は、揺動体46の歯部461と双方向に回転伝達可能に係合しており、オイルダンパ47の回転部471に生じる回転負荷が揺動体46を介して開閉カバー42へ揺動負荷として付加されるようになっている。また、捻りコイルばね45の端部451は、L型部材44の孔443に掛止した状態で枢結(回動自在に結合すること)され、捻りコイルばね45の端部452は、揺動体46に形成されている凸部462へ嵌合した状態で枢結される。
図8は、開閉カバー42を閉じた状態のメモリスロットカバー4の要部側面図であり、図9は、開閉カバー42を開いた状態のメモリスロットカバー4の要部側面図である。
「蓋体付勢手段」を構成する捻りコイルばね45は、端部451がL型部材44の孔443に枢結され、端部452が揺動体46に形成されている凸部462へ枢結されて、本体カバー41に取り付けられているL型部材44と、開閉カバー42に取り付けられている揺動体46との間に縮設されている。符号Bで示した二点鎖線は、捻りコイルばね45の端部451を枢支している孔443と、揺動体46及び開閉カバー42の揺動軸となる軸43とを直線で結んだ仮想線である。捻りコイルばね45のもう一方の端部452を枢支している凸部462が上述した仮想線Bのどちら側に位置しているかによって、縮設されている捻りコイルばね45のばね力による開閉カバー42への付勢力の方向が相反する方向へ切り換わることになる。
「蓋体付勢手段」を構成する捻りコイルばね45は、端部451がL型部材44の孔443に枢結され、端部452が揺動体46に形成されている凸部462へ枢結されて、本体カバー41に取り付けられているL型部材44と、開閉カバー42に取り付けられている揺動体46との間に縮設されている。符号Bで示した二点鎖線は、捻りコイルばね45の端部451を枢支している孔443と、揺動体46及び開閉カバー42の揺動軸となる軸43とを直線で結んだ仮想線である。捻りコイルばね45のもう一方の端部452を枢支している凸部462が上述した仮想線Bのどちら側に位置しているかによって、縮設されている捻りコイルばね45のばね力による開閉カバー42への付勢力の方向が相反する方向へ切り換わることになる。
凸部462が仮想線Bの一方側にある状態(図8に示した状態)では、縮設されている捻りコイルばね45のばね力Cは、常に揺動体46を符号Eで示した揺動方向へ付勢する方向へ作用する。したがって、揺動体46は、捻りコイルばね45のばね力Cによって符号Eで示した方向へ揺動し、揺動体46が取り付けられている開閉カバー42は、閉方向A1へ完全に閉じた状態(図8に示した状態)となる揺動位置まで揺動して、そのまま閉じた状態が保持される。それによって、開閉カバー42が半開きの状態のままになることを防止することができる。また、揺動体46が符号Eで示した揺動方向へ揺動する際に、揺動体46の歯部461と係合しているオイルダンパ47の回転部473が符号Fで示した回転方向へ回転しながら揺動体46へ揺動抵抗を付加する。それによって、閉方向A1への開閉カバー42の揺動速度が減速されてゆるやかに開閉カバー42が閉じるので、捻りコイルばね45のばね力Cによる付勢力で揺動する開閉カバー42の揺動速度を適切な速度に設定して開閉カバー42を閉じる際の操作感を良好にすることができる。
一方、凸部462が仮想線Bの他方側にある状態(図9に示した状態)では、縮設されている捻りコイルばね45のばね力Cは、常に揺動体46を符号Gで示した揺動方向へ付勢する方向へ作用する。したがって、揺動体46は、捻りコイルばね45のばね力Cによって符号Gで示した方向へ揺動し、揺動体46が取り付けられている開閉カバー42は、開方向A2へ完全に開ききった状態(図9に示した状態)となる揺動位置まで揺動して、そのまま開ききった状態が保持される。それによって、開閉カバー42を開いた状態で開閉カバー42を手で押さえておく必要がなくなるので、ユーザがメモリスロット37へ不揮発性メモリの着脱を行う際の操作性を向上させることができる。また、揺動体46が符号Gで示した揺動方向へ揺動する際に、揺動体46の歯部461と係合しているオイルダンパ47の回転部473が符号Hで示した回転方向へ回転しながら揺動体46へ揺動抵抗を付加する。それによって、開方向A2への開閉カバー42の揺動速度が減速されてゆるやかに開閉カバー42が開くので、捻りコイルばね45のばね力Cによる付勢力で揺動する開閉カバー42の揺動速度を適切な速度に設定して開閉カバー42を開く際の操作感を良好にすることができる。
このようにして、開閉カバー42が半開きの状態となることを防止しつつ、開閉カバー42の開閉時の操作性及び操作感を良好にすることが低コストで容易に可能になる。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
本発明は、基体に揺動可能に軸支される蓋体を支持する蓋体支持装置において実施可能であり、該蓋体支持装置を備えた電子機器、及び前記蓋体支持装置を備えた記録装置に本発明による作用効果をもたらすことが可能である。
4 メモリスロットカバー、7 ディスクトレイ、8 給紙カセット、50 インクジェット式記録装置、51 キャリッジガイド軸、52 プラテン、53 搬送駆動ローラ、54 搬送従動ローラ、55 排紙駆動ローラ、56 排紙従動ローラ、57 PFモータ、61 キャリッジ、62 記録ヘッド、63 CRモータ、83 給紙ローラ、101 ROM、102 RAM、103 インタフェース部、104 MPU、105 DCユニット、106 PFモータドライバ、107 CRモータドライバ、108 ヘッドドライバ、P 記録紙、X 主走査方向、Y 副走査方向
Claims (5)
- 基体に揺動可能に軸支される蓋体と、該蓋体へ揺動抵抗を付加する揺動抵抗付加手段と、前記蓋体の揺動位置が前記蓋体の揺動範囲内の所定の揺動位置より閉方向側にある状態では、前記蓋体を閉方向へ付勢し、前記蓋体の揺動位置が前記蓋体の揺動範囲内の所定の揺動位置より開方向側にある状態では、前記蓋体を開方向へ付勢する蓋体付勢手段とを備え、
前記蓋体を前記蓋体の揺動範囲内の所定の揺動位置より閉方向側へ揺動させると、前記蓋体が前記揺動抵抗付加手段によって揺動速度を減速されつつ閉位置まで揺動し、前記蓋体を前記蓋体の揺動範囲内の所定の揺動位置より開方向側へ揺動させると、前記蓋体が前記揺動抵抗付加手段によって揺動速度を減速されつつ開位置まで揺動する、ことを特徴とした蓋体支持装置。 - 請求項1において、前記揺動抵抗付加手段は、オイルダンパ装置を有している、ことを特徴とした蓋体支持装置。
- 請求項1又は2において、前記蓋体付勢手段は、捻りコイルばねを有しており、前記捻りコイルばねは、一端部が前記基体に枢結され、他端部が前記蓋体に枢結された状態で前記基体と前記蓋体との間に、前記蓋体を閉じた状態で前記蓋体を閉じる方向へ前記捻りコイルばねのばね力が作用する如く配設されており、
前記捻りコイルばねの一端部の枢軸と前記蓋体の揺動軸とを結んだ直線上より一方側に前記蓋体の前記捻りコイルばねの他端部が枢結されている部分がある状態では、前記捻りコイルばねのばね力が前記蓋体を閉方向へ揺動させる方向へ作用し、前記捻りコイルばねの一端部の枢軸と前記蓋体の揺動軸とを結んだ直線上より他方側に前記蓋体の前記捻りコイルばねの他端部が枢結されている部分がある状態では、前記捻りコイルばねのばね力が前記蓋体を開方向へ揺動させる方向へ作用する構成を成している、ことを特徴とした蓋体支持装置。 - 不揮発性メモリを着脱可能な構成を有するメモリスロットを備えた電子機器であって、請求項1〜3のいずれか1項に記載の蓋体支持装置を備え、前記蓋体が閉位置にある状態で前記メモリスロットが覆い隠される構成を成している、ことを特徴とした電子機器。
- 被記録材にインクを噴射する記録ヘッドを主走査方向へ往復動させる主走査駆動手段と、前記被記録材を副走査方向へ所定の搬送量で搬送する副走査駆動手段と、不揮発性メモリを着脱可能な構成を有するメモリスロットと、該メモリスロットに格納されている記録データに基づいて記録を実行する手段とを備えた記録装置であって、請求項1〜3のいずれか1項に記載の蓋体支持装置を備え、前記蓋体が閉位置にある状態で前記メモリスロットが覆い隠される構成を成している、ことを特徴とした記録装置。
Priority Applications (1)
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JP2003312172A JP2005074981A (ja) | 2003-09-04 | 2003-09-04 | 蓋体支持装置、該蓋体支持装置を備えた記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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ID=34413503
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JP2003312172A Pending JP2005074981A (ja) | 2003-09-04 | 2003-09-04 | 蓋体支持装置、該蓋体支持装置を備えた記録装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7942509B2 (en) | 2006-06-29 | 2011-05-17 | Seiko Epson Corporation | Ink cartridge attachment/detachment device and recording apparatus |
JP2012252046A (ja) * | 2011-05-31 | 2012-12-20 | Ricoh Co Ltd | カバー開閉装置および画像形成装置 |
CN103042843A (zh) * | 2011-10-17 | 2013-04-17 | 夏普株式会社 | 开闭装置、电子设备和图像形成装置 |
-
2003
- 2003-09-04 JP JP2003312172A patent/JP2005074981A/ja active Pending
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JP2013086321A (ja) * | 2011-10-17 | 2013-05-13 | Sharp Corp | 開閉装置、この開閉装置を備える電子機器、及び画像形成装置 |
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