JP2005073797A - 衣服用非常ボタン - Google Patents
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Abstract
【課題】例えば外出先で衣服1からボタン5が外れたときに、非常用のボタンを素早く付けることができ、しかも、通常の衣服に使用でき、固い服地にも適用でき、コストが安く、ボタンの種類を選ばすに対応できるようにする。
【解決手段】衣服1の縁部3からボタン跡まで届くクリップ13の先端に、複数のボタン糸穴15を設け、このボタン糸穴15に衣服1のボタン5と同じボタン5をあらかじめ縫い付けておく。ボタン5が外れたときには、クリップ13で衣服1の縁部3を挟み、押し込んで、先端のボタン5をボタン跡まで届くかせる。このボタン5が、衣服1の他方の縁部7の近くに形成されたボタン穴9に挿入されて、再びボタンの機能を果たす。
【選択図】図1
【解決手段】衣服1の縁部3からボタン跡まで届くクリップ13の先端に、複数のボタン糸穴15を設け、このボタン糸穴15に衣服1のボタン5と同じボタン5をあらかじめ縫い付けておく。ボタン5が外れたときには、クリップ13で衣服1の縁部3を挟み、押し込んで、先端のボタン5をボタン跡まで届くかせる。このボタン5が、衣服1の他方の縁部7の近くに形成されたボタン穴9に挿入されて、再びボタンの機能を果たす。
【選択図】図1
Description
この発明は、例えば外出先で衣服からボタンが外れたときなどに、縫い付けずにボタンを衣服につけることができる技術に関する。
従来、例えば外出先で衣服からボタンが外れたときには、携帯用の裁縫セットなどから針や糸を取り出して、ボタンを衣服に縫い付けて、付けるしかなかった。
また、次の特許文献1には、ボタン孔にU字状に屈曲した針金を通し、服地の裏から針金をクリップで留める技術が提案される。
特開2001−224405 また、次の特許文献2には、U字状のアーチ足を有するボタンを、服地の裏から金属製ピンで留める技術が提案される。
特開2001−112514
また、次の特許文献1には、ボタン孔にU字状に屈曲した針金を通し、服地の裏から針金をクリップで留める技術が提案される。
しかしながら、針や糸を取り出してボタンを衣服に縫い付けるには、時間と場所が必要になり、外出先の非常用の手当てにはなりにくい。
また、特許文献1の技術は、ボタン孔の存在しない部分にはボタンは留められないので、通常の衣服には使えない。
また、特許文献2の技術は、服地の裏から金属製ピンを通さなければならず固い服地などには適用できない。また、ボタンにU字状のアーチ足を取り付けなければならないので、取り付けコストが高くなり、ボタンの種類によっては取り付けられず、対応できない。
そこで、この発明は、外出先の非常用に用いることができ、通常の衣服に使用でき、固い服地にも適用でき 、コストが安く、ボタンの種類を選ばすに対応できる衣服用非常ボタンを提供することを課題とする。
また、特許文献1の技術は、ボタン孔の存在しない部分にはボタンは留められないので、通常の衣服には使えない。
また、特許文献2の技術は、服地の裏から金属製ピンを通さなければならず固い服地などには適用できない。また、ボタンにU字状のアーチ足を取り付けなければならないので、取り付けコストが高くなり、ボタンの種類によっては取り付けられず、対応できない。
そこで、この発明は、外出先の非常用に用いることができ、通常の衣服に使用でき、固い服地にも適用でき 、コストが安く、ボタンの種類を選ばすに対応できる衣服用非常ボタンを提供することを課題とする。
以上の課題を解決するために、第一発明は、衣服の縁部からボタン跡まで届くクリップと、このクリップの先端に設けられてボタンを縫い付けることができる被縫付手段部と、を備えたことを特徴とする衣服用非常ボタンである。
第二発明は、前記被縫付手段部は、クリップの先端に形成された複数のボタン糸穴であることを特徴とする衣服用非常ボタンである。
第三発明は、前記クリップは、細長い金属板の長手方向に沿ってU字状の切込みがなされて構成され、前記ボタン糸穴は、前記U字状の切込みによって形成される舌状部分の先端に形成されたことを特徴とする衣服用非常ボタンである。
第二発明は、前記被縫付手段部は、クリップの先端に形成された複数のボタン糸穴であることを特徴とする衣服用非常ボタンである。
第三発明は、前記クリップは、細長い金属板の長手方向に沿ってU字状の切込みがなされて構成され、前記ボタン糸穴は、前記U字状の切込みによって形成される舌状部分の先端に形成されたことを特徴とする衣服用非常ボタンである。
第一発明、または第二発明によれば、衣服に用いられているボタンと同じボタンをあらかじめ、クリップの先端の被縫付手段部に縫い付けておけば、例えば外出先で衣服からボタンが外れたときなどには、衣服の縁部にクリップを挟み、先端のボタンをボタン跡まで届くかせることで、簡単にボタンを付けることができ、よって非常用に適する。
また、ボタンを付けるためのボタン孔は不要なので、通常の衣服にも使える。 また、衣服の縁部にクリップを挟むだけで済むので、固い服地などにも適用できる。更に、ほとんどのボタンは糸で、クリップの被縫付手段部に縫い付けることができるので、コストはかからず、ほとんどのボタンの種類に対応できる。
第二発明によれば、更に、被縫付手段部を複数のボタン糸穴で構成でき、コストを抑えることができる。
この発明の第1実施形態を、図1及び図2に示す。
(全体説明)
図1に示すように、通常の衣服1では、衣服1の一方の縁部3から所定寸法はなれた位置にボタン5が縫い付けられ、この縫い付けられたボタン5が、衣服1の他方の縁部7の近くに形成されたボタン穴9に挿入されて、ボタンの機能を果たす。
(全体説明)
図1に示すように、通常の衣服1では、衣服1の一方の縁部3から所定寸法はなれた位置にボタン5が縫い付けられ、この縫い付けられたボタン5が、衣服1の他方の縁部7の近くに形成されたボタン穴9に挿入されて、ボタンの機能を果たす。
外出先で衣服1からボタン5が外れたときには、この実施形態に係る衣服用非常ボタン11を、衣服1の一方の縁部3に取り付けることで、この衣服用非常ボタン11に縫い付けられているボタン5が、他方の縁部7の近くに形成されたボタン穴9に挿入されて、再びボタンの機能を果たす。
(構成)
図2に示すように、この実施形態に係る衣服用非常ボタン11の本体ベース13は、薄いプラスチックでやや細長く形成され、先端13A、後端13Bは丸く、先端13Aのほうが後端13Bよりやや丸みの曲率半径が小さい。この先端13Aには、4つのボタン糸穴15が形成され、予備のボタン5をあらかじめ糸16で縫い付けておくことができる被縫付手段部を形成する。
図2に示すように、この実施形態に係る衣服用非常ボタン11の本体ベース13は、薄いプラスチックでやや細長く形成され、先端13A、後端13Bは丸く、先端13Aのほうが後端13Bよりやや丸みの曲率半径が小さい。この先端13Aには、4つのボタン糸穴15が形成され、予備のボタン5をあらかじめ糸16で縫い付けておくことができる被縫付手段部を形成する。
図2(C)に示すように、本体ベース13の後端13Bには、概略アルファベットの筆記体のiの形状をなす針金からなるクリップ部17が取り付けられる。すなわち、筆記体のiの下の二つの端部17Bが、本体ベース13の中に埋没されて取り付けが行われている。筆記体のiの上の頂部17Aは、本体ベース13の先端13Aよりも更に前方に、突出している。
クリップ部17の後端から本体ベース13の先端までの距離は、ボタン跡衣服の縁部からボタン跡まで届く距離を有する。
(使用方法)
まず、準備として、本体ベース13先端に形成された4つのボタン糸穴15に、衣服1のボタン5と同じ予備のボタン5をあらかじめ縫い付けておく。これで、実際の衣服用非常ボタン11が出来上がり、衣服1の裏ポケットなどに入れておく。同時に二つのボタン5が外れてしまうことは考えにくいので、準備する衣服用非常ボタン11は1つでかまわない。
(使用方法)
まず、準備として、本体ベース13先端に形成された4つのボタン糸穴15に、衣服1のボタン5と同じ予備のボタン5をあらかじめ縫い付けておく。これで、実際の衣服用非常ボタン11が出来上がり、衣服1の裏ポケットなどに入れておく。同時に二つのボタン5が外れてしまうことは考えにくいので、準備する衣服用非常ボタン11は1つでかまわない。
そして、例えば外出先で衣服1からボタン5が外れたときなどには、衣服1の縁部を本体ベース13とクリップ部17の間に挟み、押し込んで、先端のボタン5をボタン跡まで届くかせる。このボタン5が、衣服1の他方の縁部7の近くに形成されたボタン穴9に挿入されて、再びボタン5の機能を果たす。
「実施形態の効果」
この実施形態によれば、衣服1に用いられているボタン5と同じボタン5をあらかじめ、本体ベース13のボタン糸穴15に縫い付けておけば、例えば外出先で衣服1からボタン5が外れたときなどには、簡単に、短時間で、ボタン5を付けることができ、よって非常用に適する。
この実施形態によれば、衣服1に用いられているボタン5と同じボタン5をあらかじめ、本体ベース13のボタン糸穴15に縫い付けておけば、例えば外出先で衣服1からボタン5が外れたときなどには、簡単に、短時間で、ボタン5を付けることができ、よって非常用に適する。
また、ボタン5を付けるためのボタン孔は不要なので、通常の衣服1にも使える。 また、衣服1の縁部を挟むだけで済むので、固い服地などにも適用できる。更に、ほとんどのボタン5は糸で、本体ベース13のボタン糸穴15に縫い付けることができるので、コストはかからず、ほとんどのボタン5の種類に対応できる。
被縫付手段部は、複数のボタン糸穴15で構成でき、コストを抑えることができる。
被縫付手段部は、複数のボタン糸穴15で構成でき、コストを抑えることができる。
「他の実施形態」
以上の実施形態では、被縫付手段部は複数のボタン糸穴15で構成であったが、他の実施形態では、本体ベース13の先端に小さな窓を開口し、この窓にメッシュ体を取り付ける。取り付けは、メッシュ体の縁部を、プラスチック製本体ベースの窓の縁部に、埋め込むことで行う。メッシュ体は、頑丈な目の粗い布などを用いることができる。
以上の実施形態では、被縫付手段部は複数のボタン糸穴15で構成であったが、他の実施形態では、本体ベース13の先端に小さな窓を開口し、この窓にメッシュ体を取り付ける。取り付けは、メッシュ体の縁部を、プラスチック製本体ベースの窓の縁部に、埋め込むことで行う。メッシュ体は、頑丈な目の粗い布などを用いることができる。
また、以上の実施形態では、クリップは本体ベース13とクリップ部17とから構成されたが、図3に示す第2実施形態のように、クリップを一枚の金属板19で形成することもできる。すなわち、クリップは、一枚の細長い金属板19の長手方向に沿ってU字状の切込み20がなされて構成される。ボタン糸穴15は、U字状の切込み20によって形成される舌状部分21の先端に形成される。舌状部分21と残りの部分23との間に、衣服1の縁部を挟む。
これにより、衣服用非常ボタン11のクリップを薄くでき、衣服1に付けたときに、ごわごわ感を少なくすることができる。
なお、クリップの本体ベース13は金属製とすることもできる。更に、図3のクリップを一枚のプラスチック製とすることも可能である。
なお、クリップの本体ベース13は金属製とすることもできる。更に、図3のクリップを一枚のプラスチック製とすることも可能である。
1…衣服、3…一方の縁部、5…ボタン、7…他方の縁部、9…ボタン穴、11…衣服用非常ボタン、13…本体ベース、15…ボタン糸穴、17…クリップ部、19…金属板、21…舌状部分、23…部分。
Claims (3)
- 衣服の縁部からボタン跡まで届くクリップと、このクリップの先端に設けられてボタンを縫い付けることができる被縫付手段部と、を備えたことを特徴とする衣服用非常ボタン。
- 前記被縫付手段部は、クリップの先端に形成された複数のボタン糸穴であることを特徴とする請求項1に記載の衣服用非常ボタン。
- 前記クリップは、細長い金属板の長手方向に沿ってU字状の切込みがなされて構成され、前記ボタン糸穴は、前記U字状の切込みによって形成される舌状部分の先端に形成されたことを特徴とする請求項2に記載の衣服用非常ボタン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003305568A JP2005073797A (ja) | 2003-08-28 | 2003-08-28 | 衣服用非常ボタン |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003305568A JP2005073797A (ja) | 2003-08-28 | 2003-08-28 | 衣服用非常ボタン |
Publications (1)
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JP2005073797A true JP2005073797A (ja) | 2005-03-24 |
Family
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Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016002452A (ja) * | 2014-06-13 | 2016-01-12 | 国立中央大学 | ボタン装置 |
CN105231597A (zh) * | 2014-06-18 | 2016-01-13 | 中央大学 | 钮扣装置 |
-
2003
- 2003-08-28 JP JP2003305568A patent/JP2005073797A/ja active Pending
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CN105231597B (zh) * | 2014-06-18 | 2018-01-30 | 中央大学 | 钮扣装置 |
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