JP6166490B1 - 差込式半衿 - Google Patents
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Abstract
Description
帯状の布(半衿用の布)と、その長辺縁部をそれぞれ掛衿に固定するための2つの固定具とからなり、
前記固定具は、可撓性を有する略直線状の基部と、任意の間隔で前記基部上に連立する差込片を有しており、
前記差込片は、中央部の差込片を除いて、基部付け根から1〜5mmの位置で、基部に対して20〜50度の角度で、中央部の差込片から離れる方向に屈曲し、且つ、先端部分が丸みを帯びた形状を有しており、
前記帯状の布は、長辺縁部それぞれに、前記差込片を挿入可能な差込スリットが略直線状に配列されていることを特徴とする。
また、固定具の直線状の基部は、衿の根本位置にくるため、衿の根本をすっきりと直線状にととのえる芯材としての役目も果たす。
また、中央部の差込片は、基部に対して略垂直であり、且つ、先端部分が丸みを帯びた形状を有しており、幅8〜15mm、高さ15〜25mmであることが好ましい。
(a)前記差込式半衿、
(b)前記襦袢、又は、前記襦袢用の掛衿であって、前記差込片を挿入する隙間を形成するための印が付されている掛衿
を含む和装用セットに関する。
また差込スリットが、長辺縁部に略直線状に配列されるとは、完全に一直線状に並んでいる場合だけでなく、多少ジグザグ又は多少湾曲していても、布の長辺にほぼ沿うように配置されている場合を含む意味で用いられる。上述の通り、襦袢の地衿は、首の真後ろ部分にかけて、衿幅がやや狭くなるように形成されているため、差込スリットの列もこれに併せて、2つの列の間隔が中央部にかけてやや狭くなるように形成することが好ましい(図2参照 w2<w3)。帯状の布が完全な長方形である場合も、差込スリットの列をこのように形成すれば、差込式半衿の衿幅が首の真後ろで最も短くなるため、襦袢の地衿と対応する形になる。w2とw3の差は、10〜30mm程度が好ましく、15〜25mm程度がより好ましい。差込スリットは、差込片を挿入可能なものであればよいが、差込片の差し込み易さと抜けにくさの観点から、差込片の幅と同じかやや大きい(特に0.5〜2mm大きい)ことが好ましい。例えば、スリット長(図1Aのd2)が9〜16mm、より好ましくは11〜15mmの直線状の切れ目である。また、差込スリットに、ボタンホールのように穴かがりを施してもよい。
また、差込片の間隔(図1Bのd3)より差込スリットの間隔(図1Aのd1)が広いと布がたるむため、差込片の間隔d3に比べて当該差込片を挿入する差込スリットの間隔d1が、同じかやや狭い(例えば、d3よりd1が0.5〜3mm程度狭い)ほうがよい。
帯状の布を掛衿にしっかりと取り付けるために、固定具の全長(すなわち基部の長さ)は60cm以上あることが好ましい。より好ましくは70cm以上、特に好ましくは80cm以上である。他方、掛衿(約1m)や半衿より長いとかえって邪魔になるため、約1m以下が好ましい。特に好ましい基部の長さは、80〜90cmである。基部は完全な直線形状ではなく、多少湾曲した形状でもよい。
差込片5aの先端部分は、上記と同様、丸みを帯びた形状であることが好ましい。
最も好ましい実施形態では、中央部の差込片は、前記中心点付近に位置する1つのみとする。
また、差し込みやすさの点から、前記差込片はいずれも可撓性を有することが好ましい。好ましい差込片は、可撓性を有する合成樹脂の薄板からなるものであり、例えば、前記略直線状の基部と同じプラスチック材(例えばポリエチレン)を用いて、基部と一体に形成することが好ましい。
差込片は、略直線状の基部4の全体にわたって設けられていることが好ましい。例えば、基部の両端から10〜20mmの位置まで差込片を形成することが好ましい。
しかしながら、衿の外側用の固定具と、衿の内側用の固定具の形状が異なっていてもよい。この場合は、どちらが外側でどちらが内側か分かるような印を付すことが好ましい。
本発明の差込式半衿を掛衿に取付けた状態では、掛衿の下縁に基部の上端が位置することになるため、このように掛衿の下縁を地衿の下縁とずらすことにより、本発明の差込式半衿を、襦袢地衿の衿幅からはみ出さないように取り付けることが可能になる。
また、前記掛衿は、襦袢の地衿の形状と同様、背中心の衿幅が衿先側の衿幅よりやや狭くなるように取り付けることが好ましい。
なお、本発明の差込式半衿を付けた際も、通常どおり、掛衿7と襦袢の地衿8の間に衿芯を入れることが可能である。
2 帯状の布
3 固定具
4 略直線状の基部
5a 中央部の差込片
5b 中央部以外の差込片
6 差込スリット
7 掛衿
8 襦袢の地衿
d1 差込スリットの間隔
d2 スリット長
d3 差込片の間隔
d4 掛衿の下縁から地衿の下縁までの距離
h1a、h1b 差込片の高さ
h2 基部から屈曲位置までの高さ
h3 基部の高さ
w1a、w1b、w1c 差込片の幅
w2、w3 差込スリットの列の間隔
w4 掛衿の衿幅
w5 襦袢地衿の衿幅
X 中心点を示す印
Y 掛衿上に付された、地衿に縫いつけない位置を示す印
Claims (8)
- 襦袢の掛衿に被せて用いる差込式半衿であって、
帯状の布と、その長辺縁部をそれぞれ掛衿に固定するための2つの固定具とからなり、
前記固定具は、可撓性を有する略直線状の基部と、任意の間隔で前記基部上に連立する差込片を有しており、
前記差込片は、中央部の差込片を除いて、基部付け根から1〜5mmの位置で、基部に対して20〜50度の角度で、中央部の差込片から離れる方向に屈曲し、且つ、先端部分が丸みを帯びた形状を有しており、
前記帯状の布は、長辺縁部それぞれに、前記差込片を挿入可能な差込スリットが略直線状に配列されている
ことを特徴とする差込式半衿。 - 前記帯状の布において、前記差込スリットからなる2つの列の間隔が、中心にかけて狭くなるように形成されており、最も狭い間隔と最も広い間隔の差が10mm〜30mmの範囲であることを特徴とする、請求項1に記載の差込式半衿。
- 前記中央部以外の差込片が、幅8〜15mm、高さ10〜20mmであり、隣接する差込片同士の距離が20〜50mmであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の差込式半衿。
- 中央部の差込片が、基部に対して略垂直であり、且つ、先端部分が丸みを帯びた形状を有しており、幅8〜15mm、高さ15〜25mmであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の差込式半衿。
- 長辺縁部それぞれに差込スリットが略直線状に配列されている半衿用の帯状の布を、襦袢に取り付けるための固定具であって、可撓性を有する略直線状の基部と、任意の間隔で前記基部上に連立する差込片とを有し、前記差込片は、前記布の差込スリットに挿入して使用されるものであり、中央部の差込片を除いて、基部付け根から1〜5mmの位置で、基部に対して20〜50度の角度で、中央部の差込片から離れる方向に屈曲し、且つ、先端部分が丸みを帯びた形状を有している、ことを特徴とする差込式半衿用の固定具。
- 請求項5に記載の固定具とセットで使用される半衿用の帯状の布であって、長辺縁部それぞれに、前記固定具の差込片を挿入するための差込スリットが、略直線状に配列されていることを特徴とする、差込式半衿用の帯状の布。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の差込式半衿を取り付けるための襦袢であって、襦袢の地衿に、地衿より衿幅が小さい掛衿が取り付けられており、前記地衿の下縁から前記掛衿の下縁までの距離が、前記固定具の基部の高さと略同一であり、前記地衿と掛衿の間に、前記差込片を挿入する隙間が設けられていることを特徴とする、襦袢。
- (a)請求項1〜4のいずれか1項に記載の差込式半衿、
(b)請求項7に記載の襦袢、又は、前記襦袢用の掛衿であって、前記差込片を挿入する隙間を形成するための印が付されている掛衿
を含む、和装用セット。
Priority Applications (1)
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JP2017003339A JP6166490B1 (ja) | 2017-01-12 | 2017-01-12 | 差込式半衿 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017003339A JP6166490B1 (ja) | 2017-01-12 | 2017-01-12 | 差込式半衿 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP6166490B1 true JP6166490B1 (ja) | 2017-07-19 |
JP2018111897A JP2018111897A (ja) | 2018-07-19 |
Family
ID=59351418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017003339A Active JP6166490B1 (ja) | 2017-01-12 | 2017-01-12 | 差込式半衿 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6166490B1 (ja) |
Citations (4)
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JPS54142012U (ja) * | 1978-03-20 | 1979-10-02 | ||
JPS55100509U (ja) * | 1979-01-08 | 1980-07-12 | ||
JP2008231633A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-10-02 | Yoshiko Ohashi | 掛衿カバー |
-
2017
- 2017-01-12 JP JP2017003339A patent/JP6166490B1/ja active Active
Patent Citations (4)
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JPS4711788Y1 (ja) * | 1967-12-29 | 1972-05-01 | ||
JPS54142012U (ja) * | 1978-03-20 | 1979-10-02 | ||
JPS55100509U (ja) * | 1979-01-08 | 1980-07-12 | ||
JP2008231633A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-10-02 | Yoshiko Ohashi | 掛衿カバー |
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