JP2005073592A - マイタケ由来のレクチンをコードする遺伝子 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 マイタケ由来のレクチンの部分アミノ酸配列を基に、RACE法を利用して該レクチンをコードする遺伝子の完全長cDNAをクローニングし、その塩基配列を決定する。該遺伝子を用いて、遺伝子工学的にマイタケ由来のレクチンを製造する。
【選択図】 なし
Description
(a)配列番号2で表されるアミノ酸配列からなるタンパク質
(b)配列番号2で表されるアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が欠失、置換もしくは付加されたアミノ酸配列からなり、かつレクチン活性を有するタンパク質
(c)配列番号1で表される塩基配列からなるDNA
(d)配列番号1で表される塩基配列からなるDNAと相補的な塩基配列からなるDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつレクチン活性を有するタンパク質をコードするマイタケ由来のDNA
(a)配列番号2で表されるアミノ酸配列からなるタンパク質
(b)配列番号2で表されるアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が欠失、置換もしくは付加されたアミノ酸配列からなり、かつレクチン活性を有するタンパク質
さらに本発明は、本発明の遺伝子を宿主に導入して得られる形質転換体を提供する。
1.マイタケ由来のレクチン
本発明にかかる「マイタケ」とは、担子菌ヒダナシタケ目に属する食用キノコ(子実体を形成する菌)の1種であって、マイタケ(Grifola frondosa)、白マイタケ(Grifola albicans)等が挙げられる。
1)免疫反応の産物以外の、糖結合性タンパク質又は糖タンパク質で、細胞又は複合糖質を凝集する。
2)2つ以上の結合部位をもち、動・植物細胞を凝集することができる。
3)凝集は、単糖又はオリゴ糖により特異的に阻止される。
本発明のマイタケ由来のレクチンをコードする遺伝子(以下、「GFL-F遺伝子」という。)は、既に特定されているN末端部分アミノ酸配列、及び新たに特定された中央部の部分アミノ酸配列に基づき、マイタケのcDNAあるいはcDNAライブラリーから周知の方法に従ってクローニングすることができる。例えば、cDNAに対して、上記部分アミノ酸配列から作製されるプライマーを用いてPCRを行い、得られた増幅断片によりマイタケcDNAライブラリーから目的とするGFL-F遺伝子をクローニングする。あるいは、cDNAライブラリーを作製することなく、RACE法を利用してcDNAから目的のGFL-F遺伝子をクローニングする。一般にcDNAライブラリーからの全長cDNAの取得は困難であることが多く、ここでは後述のRACE法によるクローニングについて説明する。
まず、マイタケよりmRNAを調製する。mRNAの供給源は、マイタケの傘、菌褶、菌輪、菌柄、脚苞、菌糸など子実体の一部であっても、子実体全体であっても良いが、子実体全体が好ましい。また、菌体は、胞子又は一次菌糸若しくは二次菌糸を0.25×MYPG培地、SMY培地、グルコース・ペプトン培地などの固体培地で培養し、該菌糸を液体培地に接種して、生育してきたものを用いてもよい。
こうして得られたmRNAを鋳型として、市販のキット、例えば3'-RACE System for Rapid Amplification of cDNA Ends (GIBCO BRL社製)等を用いて、オリゴdTプライマー及び逆転写酵素によって一本鎖cDNAを合成した後、該一本鎖cDNAから二本鎖cDNAを合成する。
次に、得られた二本鎖cDNAに適切なアダプターを付加した後、アダプタープライマーと5'側及び3'側遺伝子特異的プライマー(Gene Specific Primer:GSP)を用いてPCRを行う。得られた5'-RACE及び3'-RACE産物の末端の塩基配列を決定し、その配列から新たに5'側及び3'側GSPを作製してPCRを行い、目的とする完全長cDNAを取得する。
得られた完全長 GFL-F cDNAは、直接あるいはpBlueScript SK(+)(Stratagene社製)、pCR2.1(Invitrogen社製)等の市販の適当なプラスミドベクターにサブクローニングして、サイクルシークエンス法などにより塩基配列解析を行う。塩基配列の決定はマキサム-ギルバートの化学修飾法、又はM13ファージを用いるジデオキシヌクレオチド鎖終結法等、公知の手法により行うことができるが、自動塩基配列解析装置(PERKIN-ELMER社製 :ABI PRISM 377 DNA Sequence System 等)を用いる方法が簡便で好ましい。
上記の方法により単離されたGFL-F遺伝子(cDNA)は、配列番号1に示す546塩基からなる塩基配列を有し、配列番号2に示す181アミノ酸残基からなるマイタケ由来のレクチンタンパク質のアミノ酸配列をコードしていた。
マイタケ由来のレクチンは、マイタケの強いプロテアーゼ活性や、レクチン自身の熱、pHに対する安定性の問題から、その精製が極めて困難であった。本発明者らは、このマイタケ由来のレクチンの効果的な精製法を開発した(特開2003−73398号)。しかしながら、その方法はマイタケを特定温度で冷凍保存後、解凍し、次いで特定温度で冷蔵放置して得られる浸出液を、陰イオン交換体及び陽イオン交換体で処理するという極めて煩雑なものである。
GFL-F遺伝子を含む組換えベクターは、公知のベクターに本発明のGFL-F遺伝子を連結(挿入)することによって得ることができる。前記ベクターは宿主中で複製可能なものであれば特に限定されず、例えばプラスミドDNA、ファージDNA等を用いることができる。
GFL-F遺伝子を導入した形質転換体は、上述の組換えベクターをGFL-F遺伝子をが発現しうる態様で宿主中に導入することによって得ることができる。ここで宿主としては、本発明のGFL-F遺伝子を発現できるのもであれば特に限定されず、例えば、エッシェリヒア・コリ(Escherichia coli)等のエッシェリヒア属、バチルス・ズブチリス(Bacillus subtilis)等のバチルス属、シュードモナス・プチダ(Pseudomonas putida)等のシュードモナス属、リゾビウム・メリロテイ(Rhizobium melilotei)等のリゾビウム属に属する細菌、またサッカロミセス・セルビシエ(Saccharomyces cervisiae)、サッカロミセス・ポンベ(S. pombe)等の酵母、サル細胞(COS細胞)、チャイニーズハムスター卵巣細胞(CHO細胞)等の動物細胞、あるいはSf19、Sf21等の昆虫細胞を挙げることができる。
本発明のGFL-Fタンパク質は、前項2)記載の形質転換体を培養し、その培養物から該タンパク質を採取することによって得ることができる。本発明の形質転換体を培養する方法は、宿主の培養に用いられる通常の方法に従って行われる。大腸菌や酵母等の微生物を宿主として得られた形質転換体を培養する培地としては、微生物が資化しうる炭素源、窒素源、無機塩類等を含有し、形質転換体を効率的に培養しうる培地であれば、天然培地、合成培地のいずれを用いても良い。
本発明のGFL-F遺伝子をマイタケに導入することによりGFL-Fを過剰に含む組換えマイタケを作製することができる、あるいはGFL-F遺伝子のアンチセンス核酸をマイタケに導入することによりGFL-Fが少ない組換えマイタケを作製することもできる。これらの組換えマイタケはGFL-Fの生物学的機能の研究等に有用である。
精製したマイタケ由来のレクチンを冷蔵庫で保存していたところ、タンパク分子が2つの断片に切断されていることを発見した。この分解断片と未分解の断片を比較することにより、既知のN末端部分アミノ酸配列(特開2003−73398号)に加えて、分子のほぼ中央部の部分アミノ酸配列(配列番号5)を新たに特定することができた。そこで、この2つの部分アミノ酸配列に基づき、以下の手順でレクチン遺伝子のクローニングを試みた。
マイタケのmRNAは市販のキット、μ MACS mRNA Isolation Kit (Miltenyi Biotec社製)を用いて抽出した。すなわち、-80℃にて保存していた菌床栽培にて得られたマイタケ子実体を液体窒素で冷却しながら粉砕した。粉砕サンプルをキットの説明書に従って処理し、oligo (dT)磁性ビーズ及び磁石を用いてmRNAの精製を行った。
精製したmRNAからのcDNA合成は市販のキット3'-RACE System for Rapid Amplification of cDNA Ends (GIBCO BRL社製)を用いて、付属の説明書に従って行った。すなわち、mRNA溶液8μlとRNase-free H2O 3μlを混合してアダプタープライマー1μlとともに0.5mlのチューブに入れた。その後70℃で10分間静置後、氷上に1分間以上放置した。次いで、そこに表1記載の反応液を添加して42℃で2-5分間インキュベートした。さらにSuper Script II RTを添加して、42℃で50分、70℃で15分反応させて氷上に移した後、RNaseHを1μlを添加して37℃で20分間反応させてRNAを分解し、cDNAを調製した。
(1) 縮重プライマーの設計
調製したcDNAに対して縮重プライマーを用いたPCRを行った。縮重プライマーは既に解明されている該レクチンタンパク質のN末端部分アミノ酸配列(配列番号4)、及び中央部の部分アミノ酸配列(配列番号5)を基に作製した。すなわち、以下に示すように、上流のプライマーとしてGFL N1、GFL N2、下流のプライマーとしてGFL MC1、GFL MC2のそれぞれ二種類を作製した。N2、MC2はそれぞれGFL N1又はGFL MC1の内側の配列を基に作製して、GFL N1とGFL MC1で増幅したDNA断片の内側を増幅するように設計したものである。
GFL N1 (Upper primer):5'-GTIGGIACIACACATHCA-3'(配列番号6)
GFL N2 (Upper primer):5'-ATHCARACIWSIYTIATHGG-3'(配列番号7)
GFL MC1(Lower primer):5'-ACIGCIACIACRTTRTC-3'(配列番号8)
GFL MC2(Lower primer):5'-TTIARIACRTTCATICC-3'(配列番号9)
HはG以外、 Nは任意、RはA又はG、WはA又はT、YはC又はT、Iはイノシン、をそれぞれ表す。
まず、先に得られたcDNAを鋳型として、GFL N1及びGFL MC1を用いて一次PCRを行った。一次PCRによってDNA 断片が増幅されたことをPCR産物のアガロースゲル電気泳動及びエチジウムブロマイド染色にて確認した。結果を図1に示す。
次に、増幅されたDNA断片を鋳型としてGFL N2とGFL MC2を用いて一次PCRで得られたDNA断片の内側のDNA断片を増幅した(nested-PCR)。nested-PCRによってDNA断片が増幅されたことを一次PCRと同様に確認した。図2に示すとおり、約245bpのDNA断片が得られたことが確認された。そこでこのDNA断片の塩基配列を決定するために以下の手順でサブクローニングを行った。
得られた約245bpのDNA断片は常法に従い、エタノール沈殿にて精製した。該DNA断片の二本鎖それぞれの3'端にはEx-Taqのターミナルトランスフェラーゼ活性によりアデニン(A)が付加されている。そこでマルチクローニングサイトにチミン(T)が一塩基突出しているベクター、pGEM-T Easy vectorを用いてTAクローニングを行った。ライゲーションはT4 DNA Ligaseを用いて添付された手順に従って行った。
M13 forward primer:5'-GTAAACGACGGCCA-3'(配列番号17)
M13 reverse primer:5'-CAGGAAACAGCTATGAC-3'(配列番号18)
こうして精製されたプラスミドクローンを用いてプラスミドに導入されたDNA断片の塩基配列を決定した。塩基配列の決定には二種類のDNAシークエンサーを用いた。すなわち、dideoxy法によるA.F.L DNA sequencerII(アマシャムバイオサイエンス社製)とDye Terminater法、キャピラリーシークエンスによるABI PRISM 3100 Genetic Analyzer(ABI社製)である。初めにA.F.L DNA sequencerIIでプライマー領域の確認を行った後、ABI PRISM 3100 Genetic Analyzerでキャピラリーシークエンスを行った。
SP6 primer:5'-TAATACGACTCACTATAGGG-3'(配列番号19)
T7 primer:5'-ATTTAGGTGACACTATAGAAT-3'(配列番号20)
縮重PCRによって得られたDNA断片の塩基配列にはストップコドンが含まれていなかった。そこで、DNA断片の下流領域に存在するマイタケ由来レクチンタンパク質のC末端側アミノ酸配列をコードする塩基配列を3'-RACE法を用いて解析した。
先に決定したマイタケ由来レクチンタンパク質アミノ酸配列の一部をコードするDNA断片の塩基配列から、できるだけN末端よりでGC含量が適度であるよう、以下に示す二種類の縮重を持たないGSP:GFL N3、GFL N4を作製した。作製したプライマーは一つのプライマーだけでPCR及び電気泳動を行うことにより、プライマーダイマーを作らないことを確認した。
GFL N3(Upper primer):5'-ATGATGATAGACCTCAAGCAC-3'(配列番号10)
GFL N4(Upper primer):5'-CCTATTGTGGAGATGAGATTTCGG-3'(配列番号11)
AUAP(Lower primer):5'-GGCCACGCGTCGACTAGTAC-3'(配列番号14)
縮重PCRと同様、まず先に調製したcDNAを鋳型としてGFL N3とAUAPのプライマーセットで一次PCRを行い、その一次PCR産物を鋳型としてGFL N4とAUAPのプライマーセットでnested-PCRを行い、その内部のDNA断片を増幅した。それぞれのPCR産物は前述の方法でアガロースゲル電気泳動を行い、DNA断片の増幅を確認した。結果を図5、図6に示す。
サブクローニング及びDNA断片の塩基配列の決定は縮重PCRと同様にして行った。ただし、本PCRではターミナルトランスフェラーゼ活性を持たないKoDを耐熱性DNAポリメラーゼとして用いたため、TAクローニングのライゲーションを行う前にPCR産物にAを付加した。A付加は表14に示す反応液を作製し、72℃にて2時間インキュベートすることにより行った。
次にマイタケ由来レクチンタンパク質のN末端側アミノ酸配列をコードする塩基配列を5'-RACE法を用いて解析した。
(1) プライマー設計
5'-RACEは、市販のキット5'RACE System for Rapid Amplification of cDNA Ends, Verion 2.0(GIBCO BRL社製)を用いて、付属の説明書に従って実施した。プライマーは、3'RACEと同様に二種類の縮重を持たないGSP:GFL MC3、GFL MC4を作製し、アダプタープライマーAUAP、Abridged Anchor Primerとともに用いた。プライマーの配列を以下に示す。
GFL MC3(Lower primer):5'-ATGCCGGTAGTGTCCGTAGA-3'(配列番号12)
GFL MC4(Lower primer):5'-AGCGCTGCCATGGACCTTCAC-3'(配列番号13)
AUAP(Upper primer):5'-GGCCACGCGTCGACTAGTAC-3'(配列番号15)
Abridged Anchor Primer:5'-GGCCACGCGTCGACTAGTACGGGIIGGGIIGGGIIG-3'(配列番号16)
まずGFL MC3をGSP1としてcDNA合成を行った。次いで、GFL MC4とAbridged Anchor Primerのプライマーセットで一次PCRを行ってdC tailed cDNAを増幅した。さらに、一次PCR産物(dC tailed cDNA)を鋳型としてGFL MC5とAUAPのプライマーセットでnested-PCRを行い、その内部のDNA断片を増幅した。一次PCR及びnested PCRの反応液、反応条件は3'RACEに従った。それぞれのPCR産物は前述の方法でアガロースゲル電気泳動を行い、DNA断片の増幅を確認した。nested-PCR産物の電気泳動結果を図9に示す。
次いで、3'-RACEと同様に、サブクローニングを行い、塩基配列を決定した。
3'-RACE及び5'-RACEの結果得られた配列から、マイタケ由来レクチンcDNAの全長配列(配列番号1)が決定された。該配列は、開始コドン(Met)からストップコドンまで、181アミノ酸残基をコードする塩基配列を含んでいた。得られたアミノ酸配列(181aa)は、先に精製したマイタケ由来レクチンタンパク質のアミノ酸分析結果(178aa)のアミノ酸組成を比較したところ、両者はほぼ一致することが確認された。また、配列番号3に非翻訳領域を含むcDNA配列を記載するが、3'-RACEで得られたクローンのなかには、翻訳領域は完全に一致しているが、3'非翻訳領域の配列がやや短い別なクローンもあった(図8)。
i(イノシン)
配列番号7−人工配列の説明:プライマー(GFL-N2)
i(イノシン)
配列番号8−人工配列の説明:プライマー(GFL-MC1)
i(イノシン)
配列番号9−人工配列の説明:プライマー(GFL-MC2)
i(イノシン)
配列番号10−人工配列の説明:プライマー(GFL-N3)
配列番号11−人工配列の説明:プライマー(GFL-N4)
配列番号12−人工配列の説明:プライマー(GFL-MC3)
配列番号13−人工配列の説明:プライマー(GFL-MC4)
配列番号14−人工配列の説明:プライマー(AUAP 3'RACE)
配列番号15−人工配列の説明:プライマー(AUAP 5'RACE)
配列番号16−人工配列の説明:プライマー(Abridged Anchor Primer)
i(イノシン)
配列番号17−人工配列の説明:プライマー(M13 forward)
配列番号18−人工配列の説明:プライマー(M13 reverse)
配列番号19−人工配列の説明:プライマー(SP6)
配列番号20−人工配列の説明:プライマー(T7)
Claims (6)
- 以下の(a)又は(b)のタンパク質をコードする遺伝子。
(a)配列番号2で表されるアミノ酸配列からなるタンパク質
(b)配列番号2で表されるアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が欠失、置換もしくは付加されたアミノ酸配列からなり、かつレクチン活性を有するタンパク質 - 以下の(c)又は(d)のDNAからなる遺伝子。
(c)配列番号1で表される塩基配列からなるDNA
(d)配列番号1で表される塩基配列からなるDNAと相補的な塩基配列からなるDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつレクチン活性を有するタンパク質をコードするマイタケ由来のDNA - 以下の(a)又は(b)の組換えタンパク質。
(a)配列番号2で表されるアミノ酸配列からなるタンパク質
(b)配列番号2で表されるアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が欠失、置換もしくは付加されたアミノ酸配列からなり、かつレクチン活性を有するタンパク質 - 請求項1又は2記載の遺伝子を含有する組換えベクター。
- 請求項1又は2記載の遺伝子を宿主に導入して得られる形質転換体。
- 請求項5記載の形質転換体を培養し、得られる培養物からレクチンタンパク質を採取する、レクチンタンパク質の製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003308519A JP2005073592A (ja) | 2003-09-01 | 2003-09-01 | マイタケ由来のレクチンをコードする遺伝子 |
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JPH05199879A (ja) * | 1989-09-15 | 1993-08-10 | Max Planck Ges Foerderung Wissenschaft Ev | 毛様体神経栄養因子 |
WO2001058943A1 (fr) * | 2000-02-14 | 2001-08-16 | Bf Research Institute, Inc. | Nouvelle proteine clac du type collagene, precurseur de ladite proteine, et genes codant pour cette proteine |
JP2003073398A (ja) * | 2001-09-03 | 2003-03-12 | Yukiguni Maitake Co Ltd | マイタケ由来のレクチン及びその精製方法 |
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2003
- 2003-09-01 JP JP2003308519A patent/JP2005073592A/ja active Pending
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