JP2005072793A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005072793A
JP2005072793A JP2003297728A JP2003297728A JP2005072793A JP 2005072793 A JP2005072793 A JP 2005072793A JP 2003297728 A JP2003297728 A JP 2003297728A JP 2003297728 A JP2003297728 A JP 2003297728A JP 2005072793 A JP2005072793 A JP 2005072793A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
document holder
groove
sub
scanning direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003297728A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4192718B2 (ja
Inventor
Satoshi Oguchi
智 小口
Toshiaki Oshima
利明 大嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2003297728A priority Critical patent/JP4192718B2/ja
Publication of JP2005072793A publication Critical patent/JP2005072793A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4192718B2 publication Critical patent/JP4192718B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Projection-Type Copiers In General (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

【課題】 原稿ホルダを正しい姿勢で搬送する画像読取装置を提供する。
【解決手段】 原稿を保持する原稿ホルダと、直線状に配列された画素群を有するリニアイメージセンサと、主走査線上の原稿の光学像を前記リニアイメージセンサに入力する光学系と、主走査線に沿って離れて配置された一対のギアを有し、一対のギアを回転駆動することにより主走査線に直交した副走査方向に原稿ホルダを搬送する搬送手段と、を備え、原稿ホルダは、各ギアと噛み合う一対の歯溝群を副走査方向に有しており、一対のギアの一方と噛み合う歯溝群は、原稿ホルダの一方のギアと噛み合いを開始する副走査方向の先端側の歯溝から後端側の歯溝に向け副走査方向の溝幅が徐々に小さくなる可変溝群と、可変溝群に続いて副走査方向の後端側に向けて配置され、可変溝群の前記歯溝よりも副走査方向の溝幅が小さく、かつ溝幅が等しい一定溝群とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像読取装置に関する。
従来、原稿を保持している原稿ホルダを主走査線と直交する副走査方向に搬送しながら、主走査線上の原稿の光学像を光学系でリニアイメージセンサに入力し、原稿の光学像をリニアイメージセンサで走査する画像読取装置が公知である。このような画像読取装置において、原稿ホルダに副走査方向に沿って1列の歯溝を形成し、この歯溝に噛み合う1個のギアを回転駆動することにより、原稿ホルダを副走査方向に搬送するものが知られている。
しかしながら、1個のギアの回転により副走査方向に原稿ホルダを搬送すると、ギアの回転駆動力が原稿ホルダに偏って働くので、主走査線に対し正しい読み取り姿勢では直交すべき原稿ホルダの中心軸線が傾いた状態で原稿ホルダが搬送されることがある。主走査線に対して原稿ホルダが傾くと、原稿の光学像が傾いて読み取られるという問題がある。
そこで、主走査線に沿った方向に離れて配置された一対のギアで原稿ホルダを搬送し、主走査線に沿った方向に離れた2個のギアで原稿ホルダを搬送することにより、読み取り時の原稿ホルダの傾きを防止することが考えられる。しかし、主走査線に沿った方向に離れて配置された一対のギアで原稿ホルダを搬送する場合、画像読取装置の装置本体に原稿ホルダを挿入し読み取りを開始するときに原稿ホルダが傾いていると、両方のギアと原稿ホルダ側の歯溝との噛み合いがずれ、ギアの歯が歯溝から外れて原稿ホルダに乗り上げる恐れがある。
本発明は、上記問題に鑑みて創作されたものであって、原稿ホルダを正しい姿勢で搬送する画像読取装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明に係る画像読取装置は、原稿を保持する原稿ホルダと、直線状に配列された画素群を有するリニアイメージセンサと、主走査線上の前記原稿の光学像を前記リニアイメージセンサに入力する光学系と、前記主走査線に沿った方向に離れて配置された一対のギアを有し、前記一対のギアを回転駆動することにより前記主走査線に直交した副走査方向に前記原稿ホルダを搬送する搬送手段と、を備え、前記原稿ホルダは、各ギアと噛み合う一対の歯溝群を前記副走査方向に有しており、前記一対のギアの一方と噛み合う前記歯溝群は、前記原稿ホルダの前記一方のギアと噛み合いを開始する前記副走査方向の先端側の歯溝から後端側の歯溝に向け前記副走査方向の溝幅が徐々に小さくなる可変溝群と、前記可変溝群に続いて前記副走査方向の後端側に向けて配置され、前記可変溝群の前記歯溝よりも前記副走査方向の溝幅が小さく、かつ溝幅が等しい一定溝群とを有することを特徴とする。画像読み取り装置の装置本体に原稿ホルダを挿入し原稿の読み取りを開始するとき原稿ホルダがどちらかに傾いていても、一方のギアと噛み合う歯溝群の副走査方向の先端側に一定溝群の歯溝よりも溝幅の大きい可変溝群を設けているので、他方のギアが歯溝群と噛み合いを開始するときに一方のギアは溝幅の大きい可変溝群の歯溝と噛み合い原稿ホルダに乗り上げない。また、一方のギアと噛み合う歯溝群において副走査方向の先端側に形成された可変溝群は可変溝群に続く一定溝群よりも溝幅が大きいので、一方のギアのギア歯と可変溝群の歯溝との間に形成されるバックラッシュは大きい。したがって、両方のギアが原稿ホルダの各歯溝群と噛み合いを開始するとき、他方のギアと噛み合う歯溝側に他方のギアから加わる駆動力に比べ、一方のギアと噛み合う可変溝群側に一方のギアから加わる駆動力は小さい。したがって、他方のギアと歯溝とが噛み合っている箇所を中心として原稿ホルダの先端はどちらかのギア側に傾く。しかし、一方のギアのギア歯と可変溝群の歯溝との間に形成されるバックラッシュが大きいので、一方のギアのギア歯が可変溝群の歯溝から外れギアが原稿ホルダに乗り上げることを防止できる。そして、可変溝群の先端側の歯溝から後端側の歯溝に向けて副走査方向の溝幅が徐々に小さくなっているので、可変溝群との噛み合いが進むにしたがい一方のギアの駆動力が徐々に可変溝群に加わり原稿ホルダの傾きが矯正される。したがって、両方のギアと歯溝群とが噛み合いを開始したときに傾いていた原稿ホルダの姿勢が徐々に矯正され、原稿ホルダに保持されている原稿を正しい向きで読み取ることができる。
また本発明に係る画像読取装置は、前記可変溝群よりも前記副走査方向の先端側に、前記一方のギアと噛み合わない逃げ部を形成していることを特徴とする。画像読み取り装置の装置本体に原稿ホルダを挿入し原稿の読み取りを開始するときに原稿ホルダの先端がどちらかのギア側に大きく傾いていても、可変溝群の先端側に逃げ部が形成されているので、他方のギアが歯溝群と噛み合いを開始するときに一方のギアは逃げ部内にあり原稿ホルダに乗り上げない。その後他方のギアと歯溝群との噛み合いにより原稿ホルダが所定の向きに傾いてから、一方のギアと可変溝群との噛み合いが開始される。
また本発明に係る画像読取装置は、等ピッチで配置される前記一定溝群の歯溝の前記副走査方向の中心位置を前記等ピッチで前記可変溝群側に延長した基準位置に対し、前記可変溝群の各歯溝において、前記副走査方向の先端側の溝幅は後端側の溝幅よりも大きいことを特徴とする。両方のギアと原稿ホルダの歯溝群とが噛み合いを開始するとき、前述したように、他方のギアと噛み合う歯溝側に他方のギアから加わる駆動力に比べ、一方のギアと噛み合う可変溝群側に一方のギアから加わる駆動力は小さい。この状態では、正しい読み取り姿勢において主走査線と直交する原稿ホルダの中心軸線は、その副走査方向の先端側が一方のギア側に傾きやすい。つまり、一方のギアと噛み合う歯溝群の位置は他方のギアと噛み合う歯溝群よりも副走査方向の後方にずれる。このように原稿ホルダが傾いても、一方のギアのギア歯が可変溝群の歯溝から副走査方向の先端側に抜け出さないように、等ピッチ位置を基準位置とし、可変溝群の各歯溝の先端側の溝幅を後端側の溝幅よりも大きくしている。
また本発明に係る画像読取装置は、原稿を保持する原稿ホルダと、直線状に配列された画素群を有するリニアイメージセンサと、主走査線上の前記原稿の光学像を前記リニアイメージセンサに入力する光学系と、前記主走査線に沿った方向に離れて配置された一対のギアを有し、前記一対のギアを回転駆動することにより前記主走査線に直交した副走査方向に前記原稿ホルダを搬送する搬送手段と、を備え、前記原稿ホルダは、各ギアと噛み合う歯溝群を前記副走査方向に有しており、前記一対のギアの一方と噛み合う前記歯溝群よりも前記原稿ホルダの前記一方のギアと噛み合いを開始する前記副走査方向の先端側に、前記一方のギアと噛み合わない逃げ部を形成し、前記一方のギアよりも先に前記一対のギアの他方が前記歯溝群と噛み合いを開始している状態で、前記逃げ部に続く前記歯溝群と前記一方のギアとが噛み合いを開始する前に、正しい読み取り姿勢において前記主走査線と直交する前記原稿ホルダの中心軸線を前記主走査線と直交するように前記原稿ホルダの傾きを矯正する矯正手段を備えることを特徴とする。画像読み取り装置の装置本体に原稿ホルダを挿入するとき原稿ホルダがどちらかに大きく傾いていても、可変溝群の先端側に逃げ部が形成されているので、他方のギアが歯溝群と噛み合いを開始するときに一方のギアは逃げ部内にあり原稿ホルダに乗り上げない。また、その後他方のギアと歯溝群との噛み合いにより原稿ホルダは所定の向きに傾く。つまり、正しい読み取り姿勢において主走査線と直交する原稿ホルダの中心軸線は、その先端側を両方のギアのどちらか一方に傾ける。しかし、一方のギアと逃げ部に続く歯溝群とが噛み合いを開始する前に、矯正手段が原稿ホルダの中心軸線が主走査線と直交するように原稿ホルダの傾きを矯正するので、原稿ホルダの姿勢が正しい向きに矯正された状態で、逃げ部に続く歯溝群が一方のギアと噛み合うようになる。したがって、原稿ホルダに保持されている原稿を正しい向きで読み取ることができる。
また本発明に係る画像読取装置は、前記一方のギアよりも先に前記他方のギアが前記歯溝群と噛み合いを開始している状態で、前記逃げ部に続く前記歯溝群と前記一方のギアとが噛み合いを開始する前に、前記矯正手段は、前記一方のギア側に前記中心軸線の前記副走査方向の先端側が傾いている前記原稿ホルダを、前記中心軸線が前記主走査線と直交する位置に戻すことを特徴とする。他方のギアが歯溝群とが噛み合いを開始するとき、一方のギアは逃がし部内にある。したがって、他方のギアと噛み合う歯溝側の原稿ホルダに他方のギアの駆動力は加わるが、一方のギアと噛み合う歯溝側の原稿ホルダに一方のギアの駆動力は加わらない。この状態では、正しい読み取り姿勢において主走査線と直交する原稿ホルダの中心軸線は、その副走査方向の先端側が一方のギア側に傾く。そこで、矯正手段が原稿ホルダの中心軸線を主走査線と直交する位置に戻すことにより、原稿ホルダに保持されている原稿を正しい向きで読み取ることができる。
また本発明に係る画像読取装置では、前記矯正手段は、前記他方のギアと噛み合う前記歯溝群側の前記原稿ホルダの側壁に形成された第1突部と、前記搬送手段を支持する前記画像読取装置の装置本体に形成され前記第1突部と摺接可能な第2突部とで構成され、前記一方のギアよりも先に前記他方のギアが前記歯溝群と噛み合いを開始している状態で、前記他方のギアと前記歯溝群との噛み合い箇所よりも前記副走査方向の後端側で前記第1突部と前記第2突部とが摺接することにより、前記一方のギア側に前記中心軸線の前記副走査方向の先端側が傾いている前記原稿ホルダを、前記中心軸線が前記主走査線と直交する位置に戻すことを特徴とする。原稿ホルダと装置本体とにそれぞれ突部を形成し、突部同士を摺接させるという簡単な構成で原稿ホルダの向きを容易に矯正できる。
また本発明に係る画像読取装置では、前記逃げ部に続いて形成され前記一方のギアと噛み合う前記歯溝群は、前記副走査方向の先端側から後端側に向け前記歯溝の前記副走査方向の溝幅が徐々に小さくなる可変溝群と、前記可変溝群に続いて前記副走査方向の後端側に向けて配置され、前記可変溝群の前記歯溝よりも前記副走査方向の溝幅が小さく、かつ溝幅が等しい一定溝群とを有することを特徴とする。矯正手段で原稿ホルダの姿勢を正しい位置にまで矯正できなくても、逃げ部に続く可変溝部と一方のギアとが噛み合いを進めることにより、原稿ホルダの向きを徐々に矯正できる。
また本発明に係る画像読取装置は、等ピッチで配置される前記一定溝群の歯溝の前記副走査方向の中心位置を前記等ピッチで前記可変溝群側に延長した基準位置に対し、前記可変溝群の各歯溝において、前記副走査方向の先端側の溝幅は後端側の溝幅よりも大きいことを特徴とする。他方のギアと歯溝群とが噛み合いを開始するとき、一方のギアは逃げ部内にあるので、他方のギアの駆動力は他方ギアと噛み合う歯溝側の原稿ホルダに加わるが、一方のギアの駆動力は一方のギアと噛み合う歯溝側の原稿ホルダに加わらない。この状態では、正しい読み取り姿勢において主走査線と直交する原稿ホルダの中心軸線は、その副走査方向の先端側が一方のギア側に傾くことが多い。つまり、一方のギアと噛み合う歯溝群の位置が他方のギアと噛み合う歯溝群よりも副走査方向の後方にずれる。そして、一方のギアが可変溝群と噛み合う前に、矯正手段で原稿ホルダの姿勢を正しい位置にまで矯正できなくても、一方のギアが可変溝群の歯溝から抜け出さないように、等ピッチ位置を基準位置とし、可変溝群の各歯溝の先端側の溝幅を後端側の溝幅よりも大きくしている。
また本発明に係る画像読取装置は、前記副走査方向に沿って前記原稿ホルダを案内する案内部材と、前記主走査線に平行な主走査方向に前記原稿ホルダを付勢して前記案内部材に前記原稿ホルダを押し当てる付勢手段と、をさらに備えることを特徴とする。原稿ホルダを主走査方向に付勢して案内部材に押し当てるので、原稿ホルダは主走査方向への変位を規制されつつ副走査方向に案内される。これにより、原稿ホルダにおいてイメージセンサで走査される領域(走査領域)が主走査方向に変動することを防止できるので、原稿の読み取りが一層正確となる。
また本発明に係る画像読取装置は、前記付勢手段は、前記主走査線の近傍において前記原稿ホルダを付勢して前記案内部材に前記原稿ホルダを押し当てることを特徴とする。付勢手段が主走査線の近傍で原稿ホルダを付勢するので、原稿ホルダの主走査方向への変位を主走査線の近傍で確実に規制できる。したがって、原稿ホルダにおける走査領域の変動防止効果が向上する。
以下、本発明の実施の形態を示す実施例を図に基づいて説明する。
(第1実施例)
図3は、本発明の第1実施例による画像読取装置としてのイメージスキャナ1を示す模式図である。図3では、ローラ34と同軸のギア32、33を省略している。
原稿ホルダ10は原稿の種類に応じて複数用意されている。複数の原稿ホルダ10のうち35mmストリップフィルム用の原稿ホルダ10をイメージスキャナ1の装置本体としてのスキャナ本体70(図7、図8参照)にローディングした状態を図3に代表的に示している。
リニアイメージセンサ30は、原稿ホルダ10において原稿200が露出する領域を図3の紙面に垂直な主走査線100(図5参照)に沿って走査する。リニアイメージセンサ30は、主走査線に平行な主走査方向に直線状に配列された画素群(図示しない)を備えている。画素群は例えばフォトダイオード等で構成される。リニアイメージセンサ30は、可視光、赤外光、紫外光等の所定波長領域の光を各画素で光電変換して得た電荷を一定時間蓄積し、各画素について受光量に相関する出力信号をCCD(Charge Coupled Device)、MOSトランジスタスイッチ等を用いて出力する。
図5に示すように、原稿ホルダ10を主走査線100に直交する副走査方向に搬送する搬送手段は、主走査線100に沿った方向に離れて配置された一対をなすギア32、33、ギア32、33の内側にそれぞれ設置された一対のローラ34、ローラ34とともに原稿ホルダ10を挟持する一対のローラ35(図6参照)、主走査線100を挟んでギア32、33およびローラ34と反対側に設置され主走査線100に沿った方向に離れている一対のローラ37、ローラ37とともに原稿ホルダ10を挟持する一対のローラ38、ギア32、33およびローラ34の回転軸であるシャフト36を回転駆動するモータ、モータのトルクをシャフト36に伝達する歯車列、モータを制御する駆動回路等を備えている。一対をなすギア32、33およびローラ34はシャフト36を回転軸として回転し、一対のローラ35、37、38はそれぞれシャフト39を回転軸として回転する。シャフト39はモータにより回転駆動されない。ギア32、33およびローラ34の回転により原稿ホルダ10が副走査方向に移動することで原稿ホルダ10に対する主走査線100の相対位置が変化するので、二次元画像の走査が可能となる。
光学系は、原稿ホルダ10が保持している原稿の光学像を図3に示すリニアイメージセンサ30に入力する。即ち光学系は、主走査線100上の原稿の光学像をリニアイメージセンサ30の画素群に焦点をほぼ合わせて結像する。光学系は反射原稿用光源40、透過原稿用光源42、ミラー44、レンズ46を備えている。反射原稿用光源40および透過原稿用光源42はキセノンランプ等の管照明装置から構成され、両光源の長手方向軸線が主走査線100と平行に延びている。透過原稿を保持した原稿ホルダ10を透過原稿用光源42が照射するとき、ミラー44およびレンズ46は原稿200を透過した透過光学像をリニアイメージセンサ30に到達させる。また一方、図示はしないが、反射原稿を保持した原稿ホルダ10を反射原稿用光源40が照射するとき、ミラー44およびレンズ46は原稿ホルダ10についての反射光学像をリニアイメージセンサ30に到達させる。
図4は、イメージスキャナ1を示すブロック図である。副走査駆動部31はギア32、33およびローラ34の回転軸であるシャフト36を駆動するモータの駆動回路であり、主走査駆動部50は、リニアイメージセンサ30を駆動するために必要な駆動パルスをリニアイメージセンサ30に出力する駆動回路である。主走査駆動部50は、例えば同期信号発生器、駆動用タイミングジェネレータ等で構成される。
アナログフロントエンド(AFE)部52はアナログ信号処理部、A/D変換器等で構成される。アナログ信号処理部は、リニアイメージセンサ30から出力された出力信号に増幅、雑音低減処理等を施して出力する。A/D変換器は、アナログ信号処理部から出力された出力信号を量子化して所定ビット長のディジタル表現の画素値を画素毎に出力する。
ディジタル画像処理部54は、AFE部52から出力された画素値に対し画質の補正処理を施して、ディジタル画像を生成する。画質の補正処理としては、画像データの画質を向上するための処理、例えばガンマ補正、鮮鋭化処理、モアレの除去処理、シェーディング補正、画素補間法による欠陥画素の補間、ホワイトバランスの補正等を実施する。
制御部56はCPU57、ROM58およびRAM59を備えている。CPU57は、ROM58に記憶されたコンピュータプログラムを実行してイメージスキャナ1の各部を制御する。ROM58は各種のプログラムおよびデータを記憶するメモリであり、RAM59はプログラムやデータを一時的に記憶するメモリである。
図1は、35mmストリップフィルム用の原稿ホルダ10を示す模式図である。原稿ホルダ10は、白基準窓12および原稿窓13を有している。原稿ホルダ10は、中心軸線110を挟みほぼ左右対称である。原稿ホルダ10が主走査線100に対して正しい読み取り位置にあるとき、中心軸線110は副走査方向に沿っており主走査線100と直交している。板状に形成されている原稿ホルダ10をスキャナ本体70にマウントしたときに裏側になる原稿ホルダ10の板厚方向の一方側に、主走査線100に沿った方向に離れている歯溝14、20、21、22からなる歯溝群がそれぞれ副走査方向に形成されている。主走査方向に離れた両方の歯溝14に対し、スキャナ本体70に挿入する側の原稿ホルダ10の先端10a側に、歯溝14よりも副走査方向の溝幅の大きい逃がし部としての逃がし溝16、18がそれぞれ形成されている。ギア32、33のうち一方のギアであるギア33側の逃がし溝18の副走査方向の溝幅は、他方のギアであるギア32側の逃がし溝16の溝幅よりも大きい。逃がし溝16側に形成されている歯溝14は、全て同じ溝幅であり、歯溝14同士のピッチは等しい。図2に示すように、逃がし溝18と逃がし溝18側の歯溝14との間には、歯溝14よりも副走査方向の溝幅が大きく、原稿ホルダ10の先端10a側から徐々に副走査方向の溝幅の短くなる歯溝20、21、22がこの順に形成されている。逃がし溝16側の歯溝14はギア32と噛み合い、逃がし溝18側の歯溝20、21、22、14はギア33と噛み合う。逃がし溝16側の歯溝14、ならびに逃がし溝18側の歯溝20、21、22、14はそれぞれ特許請求の範囲の歯溝群を構成している。また、逃がし溝18側の歯溝20、21、22は可変溝群を構成し、逃がし溝18側の複数の歯溝14は一定溝群を構成している。
逃がし溝16、18側にそれぞれ設けられた歯溝14は副走査方向の溝幅が等しく、副走査方向に等ピッチで配置されている。図2に示すように、逃がし溝18側に配置されている歯溝20、21、22、14の副走査方向の溝幅をd1、d2、d3、d4とすると、d1>d2>d3>d4である。等ピッチで配置されている逃がし溝18側の歯溝14の副走査方向の中心位置を等ピッチで可変溝群側に延長した基準位置120に対し、歯溝20、21、22の先端10a側の溝幅は、後端側の溝幅よりも大きい。
図1に示すように、逃がし溝16側の歯溝14の原稿窓13側には、副走査方向に延びる案内溝24が形成されている。案内溝24の幅はスキャナ本体70に設置されているレール74(図5参照)の幅より僅かに大きい。案内溝24がスキャナ本体70に設置されたレール74と嵌合しレール74に案内されることにより、原稿ホルダ10は副走査方向に移動する。逃がし溝16側の原稿ホルダ10の側壁11に、白基準窓12と副走査方向のほぼ同じ位置に滑らかな第1突部としての突部26が形成されている。
また、原稿ホルダ10に対し歯溝14と反対の板厚方向側に、逃がし溝16、18と重なるように先端10a側の角部に四角形状の薄肉部28が形成されている。
図5に示す圧縮コイルスプリングであるプランジャばね60の一端は、イメージスキャナ1のスキャナ本体70(図7参照)に支持されている。プランジャ62はプランジャばね60の他端に係止されている。プランジャばね60およびプランジャ62は付勢手段を構成している。プランジャ62の半球状の頭部は、レール74に案内される原稿ホルダ10の側壁11と主走査線100とほぼ同じ位置で摺接し、その側壁11の摺接箇所にプランジャばね60の付勢力を伝達する。原稿ホルダ10はプランジャばね60の付勢方向に押圧されるので、案内溝24の一方の内側面が副走査方向のほぼ全域でレール74に押し当てられる。プランジャばね60の付勢力は、ギア32、33およびローラ34による原稿ホルダ10の搬送を妨げない大きさに設定されている。
プランジャばね60の付勢方向は主走査線100と平行な主走査方向と同一方向なので、プランジャばね60の付勢力によりレール74に押し当てられた原稿ホルダ10は主走査方向への変位を規制される。したがって、原稿ホルダ10の走査領域は主走査方向に変動することを防止できる。さらに本実施例では、プランジャ62が原稿ホルダ10の側壁11を付勢している位置と、主走査線100とがほぼ一致し、主走査線100の近傍において原稿ホルダ10の主走査方向への変位が規制されるため、走査領域の変動防止効果が高められている。
一対をなすギア32、33と一対のローラ37とは主走査線100を挟んで反対側に、主走査線100に沿った方向に離れて配置されている。図7に示すように、ギア32、33はローラ37よりも原稿ホルダ10を挿入するスキャナ本体70の入口側に位置している。ギア32は、原稿ホルダ10に形成された逃がし溝16側の歯溝14と噛み合い、ギア33は、原稿ホルダ10に形成された逃がし溝18側の歯溝20、21、22、14と噛み合う。ギア32、33は、同一の金型を用いた樹脂成形により形成され、ギア32、33のギア歯同士の周方向位置が一致するようにシャフト36に装着されている。
一対のローラ35は原稿ホルダ10を挟んでローラ34およびギア32、33の板厚方向の反対側に配置され、一対のローラ38は原稿ホルダ10を挟んでローラ37の板厚方向の反対側に配置されている。ローラ35およびローラ38の回転軸であるシャフト39は図示しない付勢手段により原稿ホルダ10に向けて付勢されている。この付勢力により、ローラ34とローラ35、ならびにローラ37とローラ38とは原稿ホルダ10を挟持している。
図7に示すように、シャフト36、39はスキャナ本体70に回転自在に支持されている。ギア32、33よりも原稿ホルダ10を挿入するスキャナ本体70の入口側に、原稿ホルダ10側に向けて突出する第2突部としての突部72が形成されている。
次に、原稿ホルダ10の搬送について説明する。
図7の(A)および図9の(A)に示すように、原稿を保持した原稿ホルダ10をスキャナ本体70に挿入すると、スキャナ本体70の入口に設置された赤外センサ80が原稿ホルダ10を検出し(図10のa参照)、シャフト36が副走査駆動部31により回転駆動される。原稿ホルダ10がスキャナ本体70に挿入されていない状態で、原稿ホルダ10の板厚方向のローラ34とローラ35との間隔、ならびにローラ37とローラ38との間隔は薄肉部28の厚みよりも小さい。
図7の(A)および図9の(A)から図7の(B)および図9の(B)に示すように、案内溝24にレール74を嵌合しスキャナ本体70にさらに原稿ホルダ10を挿入すると、薄肉部28にローラ35が乗り上げる(図10のb参照)。そして、まず逃がし溝16側の歯溝14とギア32とが噛み合う。このとき、ギア33は逃がし溝18内に位置しており、歯溝20、21、22、14と噛み合っていない。そして、逃がし溝16側の歯溝14とギア32との噛み合いにより、原稿ホルダ10は副走査方向に沿ってスキャナ本体70内に搬送される。逃がし溝16側の歯溝14とギア32とが噛み合い、逃がし溝18側の歯溝20とギア33とが噛み合っていない状態では、逃がし溝16側にだけギア32の回転駆動力が伝わる。そのため、原稿ホルダ10の逃がし溝16側が先にすすみ、逃がし溝18側は逃がし溝16側よりも遅れる。したがって、逃がし溝16側の歯溝14とギア32との噛み合い箇所を中心として原稿ホルダ10の先端10a側はギア33側に傾く。つまり、原稿ホルダ10の中心軸線110の先端側はギア33側に傾く。原稿ホルダ10がさらにスキャナ本体70内に搬送されると、図9の(C)に示すように、ローラ35は薄肉部28を通過し原稿ホルダ10の肉厚部に乗り上げる(図10のc参照)。
図8の(A)に示すように、原稿ホルダ10がさらにスキャナ本体70内に搬送されると、原稿ホルダ10の側壁11に形成した突部26がスキャナ本体70の突部72と摺接する。このとき、逃がし溝16側の歯溝14とギア32とは噛み合っており、逃がし溝18側の歯溝20とギア32とはまだ噛み合っていない。突部26と突部72とが摺接すると、逃がし溝16側の歯溝14とギア32との噛み合い箇所を中心として、図8の(A)の矢印Xで示すように、原稿ホルダ10の後端側はギア33側に押される。これにより、原稿ホルダ10の中心軸線110は主走査線100と直交する正しい読み取り位置に戻され、原稿ホルダ10の傾きが矯正される。
図8の(A)および図9の(B)から図8の(B)および図9の(C)に示す位置まで原稿ホルダ10が搬送され傾きが矯正された状態で、逃がし溝18側の歯溝20とギア33とが噛み合う(図10のd参照)。しかし、歯溝20、21、22の副走査方向の溝幅は歯溝14よりも大きくなっているので、歯溝20、21、22とギア33とは完全に噛み合っていない。しかし、歯溝20から歯溝22に向けて、基準位置120よりも先端10a側の溝幅が徐々に小さくなっているので、原稿ホルダ10がスキャナ本体70内に搬送されるにつれてギア33と歯溝20、21、22とは徐々に噛み合うようになる。原稿ホルダ10の突部26とスキャナ本体70に形成された突部72とが摺接しても原稿ホルダ10の傾きが正しく矯正されない場合、ギア33と歯溝20、21、22とが徐々に噛み合うことにより、中心軸線110が主走査線100と直交する正しい読み取り位置に原稿ホルダ10の傾きを矯正できる。
原稿ホルダ10がさらに搬送され、図8の(C)に示すように逃がし溝18側の歯溝14とギア33とが噛み合いを開始すると、主走査線100に白基準窓12が達する。これ以後、原稿ホルダ10に保持された原稿は正しい向きでイメージスキャナ1に光学像を読み取られる。
(第2実施例)
本発明の第2実施例を図11に示す。第1実施例と実質的に同一構成部分に同一符号を付す。
第2実施例では、第1実施例の逃がし溝18に代えて、逃がし溝16を形成している。そして、第2実施例では、原稿ホルダ130に突部26を形成せず、スキャナ本体70にも突部72を形成しない。
スキャナ本体70に原稿ホルダ130を挿入すると、ギア32と歯溝14とが噛み合い、ギア33と歯溝20、21、22とが噛み合う。しかし、歯溝20、21、22の副走査方向の溝幅は歯溝14よりも大きくなっているので、歯溝20、21、22とギア33とは完全に噛み合っていない。そのため、逃がし溝16側の歯溝14にだけギア32の回転駆動力が伝わるので、原稿ホルダ10の逃がし溝16側が先にすすみ、逃がし溝18側は逃がし溝16側よりも遅れる。しかし、基準位置120に対し、歯溝20、21、22の副走査方向の先端側の溝幅は後端側よりも大きくなっているので、ギア33のギア歯は歯溝20、21、22から外れない。そして、歯溝20から歯溝22に向けて、基準位置120よりも先端10a側の大きさが徐々に小さくなっているので、ギア33と歯溝20、21、22とは徐々に噛み合うようになる。これにより、原稿ホルダ130の中心軸線110は主走査線100と直交する正しい読み取り位置に戻され、原稿ホルダ10の傾きが矯正される。
第2実施例において、原稿ホルダ130の両側に形成する歯溝群の位置を入れ替えてもよい。
(他の実施例)
上記複数の実施例では、ローラ34とローラ35とで原稿ホルダを挟持することに加え、主走査線100を挟んで、ローラ34と反対側にローラ37を設置し、このローラ37とローラ38とによっても原稿ホルダ10を挟持した。これに対し、本発明では、ローラ34とローラ35とだけで原稿ホルダを挟持し、原稿ホルダを搬送してもよい。
また本発明では、ローラを設けずギア32、33の回転駆動力だけで原稿ホルダを搬送してもよい。この場合、ギア32、33と原稿ホルダに形成した歯溝との噛み合いを保持するために、ギア32、33から原稿ホルダが離れることを規制する規制手段を設けることが望ましい。
本発明の第1実施例による原稿ホルダの裏面を示す模式図。 図1のII−II線断面図。 第1実施例の画像読取装置を示す模式図。 第1実施例の画像読取装置を示すブロック図。 (A)は第1実施例の画像読取装置の搬送構造を示す模式図、(B)は(A)のB−B線断面図、(C)は(A)のC−C線断面図。 図5のVI−VI線断面図。 第1実施例の原稿ホルダの搬送過程を示す説明図。 第1実施例の原稿ホルダの搬送過程を示す説明図。 第1実施例の原稿ホルダの搬送過程を示す説明図。 センサ、ローラ位置、ギアの噛合を示すタイムチャート。 本発明の第2実施例による原稿ホルダの裏面を示す模式図。
符号の説明
1 イメージスキャナ(画像読取装置)、10、130 原稿ホルダ、10a 先端、14 歯溝(一定溝群)、20、21、22 歯溝(可変溝群)、24 案内溝、30 リニアイメージセンサ、32 ギア(他方のギア、搬送手段)、33 ギア(一方のギア、搬送手段)、34、35、37、38 ローラ(搬送手段)、36、39 シャフト(回転軸)、40 反射原稿用光源(光学系)、42 透過原稿用光源(光学系)、44 ミラー(光学系)、46 レンズ(光学系)、60 プランジャばね(付勢手段)、62 プランジャ(付勢手段)、74 レール(案内部材)、100 主走査線、110 中心軸線、120 基準位置、200 原稿

Claims (10)

  1. 原稿を保持する原稿ホルダと、
    直線状に配列された画素群を有するリニアイメージセンサと、
    主走査線上の前記原稿の光学像を前記リニアイメージセンサに入力する光学系と、
    前記主走査線に沿って離れて配置された一対のギアを有し、前記一対のギアを回転駆動することにより前記主走査線に直交した副走査方向に前記原稿ホルダを搬送する搬送手段と、
    を備え、
    前記原稿ホルダは、各ギアと噛み合う一対の歯溝群を前記副走査方向に有しており、
    前記一対のギアの一方と噛み合う前記歯溝群は、前記原稿ホルダの前記一方のギアと噛み合いを開始する前記副走査方向の先端側の歯溝から後端側の歯溝に向け前記副走査方向の溝幅が徐々に小さくなる可変溝群と、前記可変溝群に続いて前記副走査方向の後端側に向けて配置され、前記可変溝群の前記歯溝よりも前記副走査方向の溝幅が小さく、かつ溝幅が等しい一定溝群とを有することを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記可変溝群よりも前記副走査方向の先端側に、前記一方のギアと噛み合わない逃げ部を形成していることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 等ピッチで配置される前記一定溝群の歯溝の前記副走査方向の中心位置を前記等ピッチで前記可変溝群側に延長した基準位置に対し、前記可変溝群の各歯溝において、前記副走査方向の先端側の溝幅は後端側の溝幅よりも大きいことを特徴とする請求項1または2記載の画像読取装置。
  4. 原稿を保持する原稿ホルダと、
    直線状に配列された画素群を有するリニアイメージセンサと、
    主走査線上の前記原稿の光学像を前記リニアイメージセンサに入力する光学系と、
    前記主走査線に沿って離れて配置された一対のギアを有し、前記一対のギアを回転駆動することにより前記主走査線に直交した副走査方向に前記原稿ホルダを搬送する搬送手段と、
    を備え、
    前記原稿ホルダは、各ギアと噛み合う歯溝群を前記副走査方向に有しており、
    前記一対のギアの一方と噛み合う前記歯溝群よりも前記原稿ホルダの前記一方のギアと噛み合いを開始する前記副走査方向の先端側に、前記一方のギアと噛み合わない逃げ部を形成し、
    前記一方のギアよりも先に前記一対のギアの他方が前記歯溝群と噛み合いを開始している状態で、前記逃げ部に続く前記歯溝群と前記一方のギアとが噛み合いを開始する前に、正しい読み取り姿勢において前記主走査線と直交する前記原稿ホルダの中心軸線を前記主走査線と直交するように前記原稿ホルダの傾きを矯正する矯正手段を備えることを特徴とする画像読取装置。
  5. 前記一方のギアよりも先に前記他方のギアが前記歯溝群と噛み合いを開始している状態で、前記逃げ部に続く前記歯溝群と前記一方のギアとが噛み合いを開始する前に、前記矯正手段は、前記一方のギア側に前記中心軸線の前記副走査方向の先端側が傾いている前記原稿ホルダを、前記中心軸線が前記主走査線と直交する位置に戻すことを特徴とする請求項4記載の画像読取装置。
  6. 前記矯正手段は、前記他方のギアと噛み合う前記歯溝群側の前記原稿ホルダの側壁に形成された第1突部と、前記搬送手段を支持する前記画像読取装置の装置本体に形成され前記第1突部と摺接可能な第2突部とで構成され、前記一方のギアよりも先に前記他方のギアが前記歯溝群と噛み合いを開始している状態で、前記他方のギアと前記歯溝群との噛み合い箇所よりも前記副走査方向の後端側で前記第1突部と前記第2突部とが摺接することにより、前記一方のギア側に前記中心軸線の前記副走査方向の先端側が傾いている前記原稿ホルダを、前記中心軸線が前記主走査線と直交する位置に戻すことを特徴とする請求項5記載の画像読取装置。
  7. 前記逃げ部に続いて形成され前記一方のギアと噛み合う前記歯溝群は、前記副走査方向の先端側から後端側に向け前記歯溝の前記副走査方向の溝幅が徐々に小さくなる可変溝群と、前記可変溝群に続いて前記副走査方向の後端側に向けて配置され、前記可変溝群の前記歯溝よりも前記副走査方向の溝幅が小さく、かつ溝幅が等しい一定溝群とを有することを特徴とする請求項4から6のいずれか一項記載の画像読取装置。
  8. 等ピッチで配置される前記一定溝群の歯溝の前記副走査方向の中心位置を前記等ピッチで前記可変溝群側に延長した基準位置に対し、前記可変溝群の各歯溝において、前記副走査方向の先端側の溝幅は後端側の溝幅よりも大きいことを特徴とする請求項7に記載の画像読取装置。
  9. 前記副走査方向に沿って前記原稿ホルダを案内する案内部材と、前記主走査線に平行な主走査方向に前記原稿ホルダを付勢して前記案内部材に前記原稿ホルダを押し当てる付勢手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項記載の画像読取装置。
  10. 前記付勢手段は、前記主走査線の近傍において前記原稿ホルダを付勢して前記案内部材に前記原稿ホルダを押し当てることを特徴とする請求項9記載の画像読取装置。
JP2003297728A 2003-08-21 2003-08-21 画像読取装置 Expired - Fee Related JP4192718B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003297728A JP4192718B2 (ja) 2003-08-21 2003-08-21 画像読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003297728A JP4192718B2 (ja) 2003-08-21 2003-08-21 画像読取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005072793A true JP2005072793A (ja) 2005-03-17
JP4192718B2 JP4192718B2 (ja) 2008-12-10

Family

ID=34403478

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003297728A Expired - Fee Related JP4192718B2 (ja) 2003-08-21 2003-08-21 画像読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4192718B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007088616A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Seiko Epson Corp 画像読み取り装置及びその原稿ホルダ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007088616A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Seiko Epson Corp 画像読み取り装置及びその原稿ホルダ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4192718B2 (ja) 2008-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5907413A (en) Contact image sensor flat bed scanner
JP2010148061A (ja) 画像読取装置、等倍度調整方法
JP4393424B2 (ja) 両面原稿読取装置及び両面原稿読取方法
JP4192718B2 (ja) 画像読取装置
JP2004023276A (ja) 画像読取装置及び制御プログラム
EP1793578A2 (en) Image reading method and image reading apparatus
JPH10319305A (ja) 原稿読取装置およびそのフォーカス調整方法
JP2867944B2 (ja) イメージスキャナ
US20100245940A1 (en) U-shape optical path image scanning method and scanning module thereof
JP2004048697A (ja) 画像読取装置及びその制御方法及びプログラム
JP2008312033A (ja) 画像読取装置
JP2004214834A (ja) 画像読取装置
JP2007195009A (ja) 画像読み取り装置
JP2005045457A (ja) 画像読取装置
JP2005039452A (ja) 画像読み取り装置
US7477430B2 (en) Transparency conveying apparatus and image reading apparatus
US7167289B2 (en) Focusing module
JP2009164869A (ja) 画像読取装置
JP2004135214A (ja) スキャナ装置
JP2009253877A (ja) 原稿自動読み取り装置
JP2024031558A (ja) 画像読取装置およびその制御方法、プログラム、記憶媒体
JP2003037712A (ja) 画像読取装置
JPH06205173A (ja) 画像読取装置
JP2004214769A (ja) 画像読取装置
JP2005067822A (ja) 原稿搬送装置及び画像読取装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060811

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060821

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20060821

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20061222

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20061226

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070403

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080818

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080826

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080908

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111003

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees