JP2005072613A - 固体撮像素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】信号電荷を異なる方向に転送する場合に出力部を電気的特性に差を生じることなく形成できるようにする。
【解決手段】出力部2、4はそれぞれ信号電荷検出部16、18、トランジスター20、22、第1および第2の電荷掃き捨て部24、25を含み、第1および第2の信号電荷検出部16、18、各トランジスターのソース32、ドレイン34、ゲート30、各電荷掃き捨て部24、25のゲート40、ならびに電荷掃き捨て領域38の形状は、位置ずれによる特性差の発生を防止すべく対応するものどうしが、合同に形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は固体撮像素子に関するものである。
図2は従来の固体撮像素子の一例を示す平面図である。
図2に示した固体撮像素子102は、シリコンから成る半導体基板104の受光領域105上に多数の光電変換素子106を相互に間隔をおきマトリクス状に配列して構成されている。そして光電変換素子106の各列ごとにCCD(Charge Coupled Device)構造の垂直電荷転送レジスター108が、光電変換素子106の列方向(矢印V)に延設され、垂直電荷転送レジスター108の一端部側に同じくCCD構造の水平電荷転送レジスター110が、光電変換素子106の行方向(矢印H)に延設されている。水平電荷転送レジスター110の一方の端部には出力部112が形成されている。
このような構成において、各列の各光電変換素子106が光を受けて生成した信号電荷は、光電変換素子106と垂直電荷転送レジスター108との間に介在する不図示の読み出し領域を経て、対応する垂直電荷転送レジスター108に供給され、垂直電荷転送レジスター108はこの電荷を順次、水平電荷転送レジスター110に向けて転送する。水平電荷転送レジスター110はこれらの電荷を各垂直電荷転送レジスター108から受け取って出力部112に転送し、出力部112は転送されてきた信号電荷を電圧信号に変換するとともに増幅して出力する。
ところで、このような固体撮像素子102において、撮影画像の解像度を高めるべく多画素化を図る場合には、より多数の光電変換素子106を半導体基板上に配列すればよい。しかし、光電変換素子106の数が多くなると、信号電荷の転送に要する時間が長くなり、撮影画像を表示する場合に充分なフレーム周波数を確保することが困難となる。
図3は、この問題を解決するために光電変換素子106を2分割して2つの水平電荷転送レジスターにより電荷を転送する構成とした従来の固体撮像素子の一例を示す模式図である。図3に示した固体撮像素子114では、半導体基板上の受光領域105は、第1および第2の受光領域116、118に分割され、マトリクス状に配列された多数の光電変換素子は第1の受光領域116に配列されたグループと、第2の受光領域118に配列されたグループとに分けられている。各受光領域116、118の光電変換素子が生成した信号電荷は、光電変換素子の各列ごとに設けた垂直電荷転送レジスターによりそれぞれ第1および第2の水平電荷転送レジスター120、122に転送される。なお、図3では光電変換素子および垂直電荷転送レジスターは省略されている。
第1および第2の水平電荷転送レジスター120、122は垂直電荷転送レジスターから信号電荷を受け取ると、受け取った信号電荷を同時に、それぞれ反対の方向に向けて転送し、それぞれの端部に形成された第1および第2の出力部124、126に供給する。そして第1および第2の出力部124、126からは、第1および第2の受光領域116、118に配列された光電変換素子による撮影画像の信号が同時に出力される。したがって、この固体撮像素子114では、1つの水平電荷転送レジスターを用いた場合に比べ電荷の転送に要する時間は半分に短縮される。
図4は図3に示した第1および第2の水平電荷転送レジスター120、122の端部にそれぞれ設けられた第1および第2の出力部124、126を詳しく示す平面図である。
第1および第2の出力部124、126は、それぞれ第1および第2の信号電荷検出部128、130、第1および第2のトランジスター132、134、ならびに第1および第2の電荷掃き捨て部136、138により構成されている。
第1および第2の水平電荷転送レジスター120、122は、たとえばp型の半導体基板の表面部に形成されたたとえばn型の領域から成る転送路140と、その上に、電荷転送方向に配列された転送電極(図示せず)とを含んで構成され、転送路140は、図4に示したように、端部においてしだいに幅が狭くなるように形成されている。第1および第2の信号電荷検出部128、130はこの転送路140の先端部に近接して、半導体基板表面部のたとえばn型領域として形成されている。
第1および第2のトランジスター132、134は、それぞれゲート142、ソース144、ならびにドレイン146を含み、ゲート142は、たとえばポリシリコンから成り、その一端部が第1および第2の信号電荷検出部128、130の上に重なるように配置され、本例では、第1のトランジスター132のゲート142は、図4において、左上方向に延在し、一方、第2のトランジスター134のゲート142は右上方向に延在している。第1および第2のトランジスター132、134のソース144およびドレイン146はゲート142を挟んで上下に、半導体基板表面部のたとえばn型領域として形成されている。
第1および第2の電荷掃き捨て部136、138は、図4に示したように、電荷掃き捨て領域150と電荷掃き捨てゲート152とを含み、電荷掃き捨てゲート152は第1および第2のトランジスター132、134のゲート142に近接して配置され、電荷掃き捨て領域150は電荷掃き捨てゲート152を挟みゲート142と反対側の箇所に、半導体基板表面部のたとえばn型領域として形成されている。
そして、第1および第2の信号電荷検出部128、130、第1および第2のトランジスター132、134の各構成要素、ならびに第1および第2の電荷掃き捨て部136、138の各構成要素の形状は、図4に示したように、第1および第2の水平電荷転送レジスター120、122の間に、水平電荷転送レジスター110の延在方向に直交して引いた仮想直線154に関して、線対称となっている。
このような構成において、第1および第2の水平電荷転送レジスター120、122を転送されてきた信号電荷はそれぞれ第1および第2の信号電荷検出部128、130により電荷量に応じた大きさの電圧信号に変換され、第1および第2のトランジスター132、134はこの電圧信号をそれぞれ増幅してドレイン146より出力する。
また、電荷掃き捨てゲート152は、第1および第2の水平電荷転送レジスター120、122における電荷転送に同期して制御され、不要となった第1および第2の信号電荷検出部128、130の信号電荷が、電荷掃き捨てゲート152を通じて電荷掃き捨て領域150へと破棄される。
上述した第1および第2の出力部124、126を構成する第1および第2のトランジスター132、134や第1および第2の電荷掃き捨て部136、138は、周知の半導体プロセスにより複数の工程を経て半導体基板上に形成される。その際、フォトレジストやシリコン窒化膜などの複数のマスクが各工程で、たとえばフォトリソグラフィーによって形成され、ソース144、ドレイン146、ゲート142などが半導体基板上の決められた位置に決められた形状で構成される。
ところで、たとえばフォトリソグラフィーによりたとえばフォトレジストによるマスクを形成する場合、レチクルを通じて半導体基板上のフォトレジスト膜を露光し、その後、現像によりパターン化してマスクとするが、このように形成されるマスクの位置はマスク面上で、通常、一定の許容誤差範囲内で上下左右にわずかにずれている。
したがって、たとえば第1および第2のトランジスター132、134のゲート142を形成するためのマスクの位置が、第1および第2のトランジスター132、134のソース144およびドレイン146を形成するためのマスクの位置より若干ずれたとすると、第1および第2のトランジスター132、134のゲート142はともに第1および第2のトランジスター132、134のソース144およびドレイン146に対して本来の位置からずれた位置に形成さることになる。このようにゲート142の位置が変化すると、第1および第2のトランジスター132、134の特性は当然影響を受け、各トランジスターのたとえば増幅度が変化する。
図5の(A)および(B)はそれぞれマスクのずれによって第1および第2のトランジスター132、134のゲート142が本来の位置よりともに若干右側に形成された場合を強調して示す部分平面図である。
図5の(A)に示したように、ゲート142を形成するためのマスクが右にずれた場合、第1のトランジスター132のゲート142も右に変位して形成され、その結果、第1のトランジスター132のドレイン146は面積が狭くなり、一方、第1のトランジスター132のソース144は面積が広くなる。
これに対して、図5の(B)に示したように、第2のトランジスター134では、ゲート142が右に変位する結果、第2のトランジスター134のドレイン146は面積が広くなり、一方、第2のトランジスター134のソース144は面積が狭くなる。
したがって、形成されるマスクのずれによって第1および第2のトランジスター132、134の特性はともに変化するが、その変化の仕方は第1および第2のトランジスター132、134で異なっており、たとえば一方のトランジスターの増幅度が高くなれば、もう一方のトランジスターでは増幅度は低くなるといった現象が起こる。
第1および第2のトランジスター132、134の増幅度がこのように相互に異なると、各トランジスターから出力される信号のレベルも異なり、そのため、これらの信号にもとづいて撮影画像を表示した場合には、たとえば画面の左側と右側とで画像の明るさやコントラストに差が生じてしまう。
そして、第1および第2の信号電荷検出部128、130、ならびに第1および第2の電荷掃き捨て部136、138に関してもマスクのずれによって同様の現象が発生し、第1および第2の出力部124、126から出力される信号レベルに差が生じる。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、その目的は、光電変換素子が生成した信号電荷を複数の電荷転送レジスターにより異なる方向に転送する場合に、電荷転送レジスターごとに設ける出力部を、電気的特性に差を生じることなく形成できるようにした固体撮像素子を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため、行列状に配列された光電変換素子と、前記光電変換素子から信号電荷を受け取り、電圧を出力する第1及び第2の出力部とを有し、前記第1の出力部は第1方向に転送されてきた信号電荷を受け取り、前記第2の出力部は前記第1方向と異なる第2方向に転送されてきた信号電荷を受け取り、前記第1の出力部は前記信号電荷を増幅して出力する第1のトランジスターを含み、前記第2の出力部は前記信号電荷を増幅して出力する第2のトランジスターを含み、前記第1のトランジスターのソース、ドレイン、ならびにゲートと、前記第2のトランジスターのソース、ドレイン、ならびにゲートとは対応するものどうしの形状が平面視において合同に形成され、かつ、前記第1のトランジスターのソース、ドレイン、ならびにゲートの位置関係と、前記第2のトランジスターのソース、ドレイン、ならびにゲートの位置関係とが同一となるように形成されていることを特徴とする。
本発明の固体撮像素子では、上述のように第1の信号電荷検出部、および第1のトランジスターのソース、ドレイン、ならびにゲートと、第2の信号電荷検出部、および第2のトランジスターのソース、ドレイン、ならびにゲートとは、対応するものどうしの形状が平面視において合同に形成され、かつ、第1の信号電荷検出部および第1のトランジスターのソース、ドレイン、ならびにゲートの位置関係と、前記第2の信号電荷検出部および第2のトランジスターのソース、ドレイン、ならびにゲートの位置関係とが同一となるように形成されている。したがって、第1および第2の信号電荷検出部ならびに第1および第2のトランジスターを半導体基板上に形成する際にマスクにずれが生じ、第1および第2の信号電荷検出部、あるいは第1および第2のトランジスターのソース、ドレイン、またはゲートの位置が変位したとしても、第1の信号電荷検出部および第1のトランジスターの位置関係と、第2の信号電荷検出部および第2のトランジスターの位置関係とは同一であり、また第1のトランジスターにおけるソース、ドレイン、ならびにゲートの形状および位置関係と、第2のトランジスターにおけるソース、ドレイン、ならびにゲートの形状および位置関係とは同一である。
そのため、マスクのずれによって第1および第2の信号電荷検出部ならびに第1および第2のトランジスターの特性が変化したとしても、第1および第2の信号電荷検出部の特性は同じように変化し、また第1および第2のトランジスターの特性も同じように変化する。よって、第1および第2のトランジスターから出力される信号のレベルに差は生じない。
次に本発明の実施の形態例について図面を参照して説明する。
図1は本発明による固体撮像素子の一例の要部を示す部分平面図である。
ここで説明する実施の形態例としての固体撮像素子は、光電変換素子や電荷転送レジスターの配列などの点で図3に示した固体撮像素子とおおむね同様の構成を有している。すなわち、本実施の形態例の固体撮像素子は、シリコンから成る半導体基板上に多数の光電変換素子を相互に間隔をおきマトリクス状に配列して構成され、光電変換素子の各列ごとに垂直電荷転送レジスターが、光電変換素子の列方向に延設され、垂直電荷転送レジスターの一端部側に水平電荷転送レジスターが配置されている。
光電変換素子が配列された受光領域は第1および第2の領域から成り、各受光領域に対応して第1および第2の水平電荷転送レジスターが設けられている。そして第1および第2の水平電荷転送レジスターは、各受光領域の光電変換素子(本発明に係わる第1および第2のグループの光電変換素子)が生成した信号電荷を、各受光領域の垂直電荷転送レジスターを通じて受け取り、それぞれ対応する第1および第2の出力部に転送する。
実施の形態例の固体撮像素子は、上記第1および第2の出力部の構成の点で従来の固体撮像素子と異なっており、図1はこの点を説明すべく第1および第2の出力部の周辺を詳しく示している。
図1に示したように、本実施の形態例の固体撮像素子6は、第1および第2の水平電荷転送レジスター8、10を含み、第1および第2の水平電荷転送レジスター8、10は半導体基板12上の同一仮想直線上に、電荷転送方向を同直線に一致させるとともに一端部を対向させて延設されている。
そして、第1および第2の水平電荷転送レジスター8、10の対向端部14と反対側の端部側に、それぞれ第1および第2の信号電荷検出部16、18、第1および第2のトランジスター20、22、ならびに第1および第2の電荷掃き捨て部24、25を含む第1および第2の出力部2、4が形成され、不図示の垂直電荷転送レジスターから第1および第2の水平電荷転送レジスター8、10にそれぞれ供給された信号電荷は第1および第2の水平電荷転送レジスター8、10上を第1および第2の出力部2、4の方向、すなわち逆方向に転送される。
第1および第2の水平電荷転送レジスター8、10は、たとえばp型の半導体基板12の表面部に形成された、たとえばn型の領域から成る転送路26と、同転送路の上に電荷転送方向に配列された複数の転送電極(図示せず)とを含んでいる。この転送路26は本実施の形態例では、図1に示したように、第1および第2の信号電荷検出部16、18側の端部が、平面視において、転送路26全体を電荷転送方向に対し斜めに横断して切断した形状に形成されており、第1および第2の信号電荷検出部16、18はそれぞれ対応する第1および第2の電荷転送レジスターの先端部28に近接して形成されている。なお、第1および第2の信号電荷検出部16、18は半導体基板表面部のたとえばn型の領域として形成されている。
第1および第2の出力部2、4を構成する第1および第2のトランジスター20、22は本実施の形態例ではMOS型トランジスターであり、それぞれゲート30、ソース32、ならびにドレイン34を含んで構成されている。第1および第2のトランジスター20、22のゲート30はたとえばポリシリコンから成り、その一端部は第1および第2の信号電荷検出部16、18の上にそれぞれ重なるように配置され、本例では、第1および第2のトランジスター20、22のゲート30は同じ傾斜角で、図1における右下方向に延在し、第1および第2のトランジスター20、22のゲート30の平面視における形状は互いに合同となっている。したがって、たとえば第1のトランジスター20のゲート30の形状は、仮に平行移動させたとすると第2のトランジスター22のゲート30の形状に一致させることができる。
また、第1および第2のトランジスター20、22のソース32およびドレイン34はゲート30を挟んで上下に、半導体基板表面部のたとえばn型領域として形成されており、第1のトランジスター20のソース32およびドレイン34の形状も、第2のトランジスター22のソース32およびドレイン34の形状と平面視において互いに合同となっている。
第1および第2の電荷掃き捨て部24、25は、図1に示したように、電荷掃き捨て領域38と、たとえばポリシリコンから成る電荷掃き捨てゲート40とを含み、電荷掃き捨てゲート40は第1および第2のトランジスター20、22のゲート30に近接して配置され、電荷掃き捨て領域38は電荷掃き捨てゲート40を挟みゲート30と反対側の箇所に、半導体基板表面部のたとえばn型領域として形成されている。
そして、第1の電荷掃き捨て部24の電荷掃き捨てゲート40および電荷掃き捨て領域38の形状もそれぞれ、第2の電荷掃き捨て部25の電荷掃き捨てゲート40および電荷掃き捨て領域38の形状と平面視において合同となっている。
このような構成において、第1および第2の水平電荷転送レジスター8、10を転送されてきた信号電荷はそれぞれ第1および第2の信号電荷検出部16、18により電荷量に応じた大きさの電圧信号に変換され、第1および第2のトランジスター20、22はこの電圧信号を増幅してドレイン34より出力する。
また、電荷掃き捨てゲート40は、第1および第2の水平電荷転送レジスター8、10における電荷転送に同期してオン・オフ制御され、不要となった第1および第2の信号電荷検出部16、18の信号電荷は、電荷掃き捨てゲート30を通じて電荷掃き捨て領域38へと破棄される。
そして、本実施の形態例の固体撮像素子6では、上述のように第1の信号電荷検出部16、第1のトランジスター20のソース32、ドレイン34、ゲート30、ならびに第1の電荷掃き捨て部24と、第2の信号電荷検出部18、第2のトランジスター22のソース32、ドレイン34、ゲート30、ならびに第2の電荷掃き捨て部25とは、対応するものどうしの形状が合同に形成されているので、製造時に各部を形成するためのマスクが若干ずれたとしても、第1および第2のトランジスター20、22から出力される信号のレベルに差は生じない。
これについて、第1および第2のトランジスター20、22の場合を例に詳しく説明する。第1および第2のトランジスター20、22のソース32およびドレイン34の位置おおよび形状は、ソース32およびドレイン34の周囲に形成するたとえばフィールド酸化膜の位置および形状により決まる。一方、ゲート30は、たとえばゲート30の箇所で開口するフォトレジストによるマスクを形成し、ポリシリコンを堆積させることで形成される。したがって、たとえばゲート30を形成するためのマスクが、フィールド酸化膜を形成するための上記マスクに対して位置が若干ずれたとすると、ゲート30は、ソース32およびドレイン34に対して本来の位置から若干ずれた位置に形成される。
このゲート30の位置ずれがたとえば図1において右方向のずれであったとすると、ドレイン34の面積は若干狭くなり、逆にソース32の面積は若干広くなる。しかし、第1および第2のトランジスター20、22のゲート30、ソース32、ならびにドレイン34は、形状がたがいに合同に形成されているので、第1および第2のトランジスター20、22の両方でドレイン34の面積は同程度に狭くなり、ソース32は同程度に広くなる。
したがって、第1および第2のトランジスター20、22の特性は、ゲート30の位置ずれにより変化はするものの、その変化の仕方は第1および第2のトランジスター20、22においてほぼ同じであり、したがって、第1および第2のトランジスター20、22から出力される信号のレベルに差は生じない。
第1および第2の信号電荷検出部16、18、ならびに第1および第2の電荷掃き捨て部24、25に関しても同様であり、各要素の形状が互いに合同に形成されているため、製造時にマスクのずれが生じても、電気的特性に差は発生せず、したがって出力信号にレベル差が生じることがない。
よって、第1および第2のトランジスター20、22の出力信号により、固体撮像素子6による撮影画像をたとえば表示装置に表示させた場合、2つの水平電荷転送レジスター110を用いているにもかかわらず、従来のように画面のたとえば左側と右側とで画像の明るさやコントラストに差が生じるといった問題は発生しない。
なお、本実施の形態例では、図1において第1および第2の水平電荷転送レジスター8、10の下側に第1および第2の出力部2、4を形成したが、第1および第2の出力部2、4の位置は任意であり、それらの構成要素の形状が合同に形成されている限り、同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態例では光電変換素子はマトリクス状に配列されているとしたが、本発明は、リニアイメージセンサーなどのように光電変換素子が直線的に配列されおり、光電変換素子が生成した信号電荷を2つ、あるいは2つ以上の電荷転送レジスターにより転送する場合にも適用可能である。
以上説明したように本発明の固体撮像素子では、第1の信号電荷検出部、および第1のトランジスターのソース、ドレイン、ならびにゲートと、第2の信号電荷検出部、および第2のトランジスターのソース、ドレイン、ならびにゲートとは、対応するものどうしの形状が平面視において合同に形成されている。したがって、第1および第2の信号電荷検出部ならびに第1および第2のトランジスターを半導体基板上に形成する際にマスクにずれが生じ、第1および第2の信号電荷検出部、あるいは第1および第2のトランジスターのソース、ドレイン、またはゲートの位置が変位したとしても、第1の信号電荷検出部および第1のトランジスターの位置関係と、第2の信号電荷検出部および第2のトランジスターの位置関係とは同一であり、また第1のトランジスターにおけるソース、ドレイン、ならびにゲートの形状および位置関係と、第2のトランジスターにおけるソース、ドレイン、ならびにゲートの形状および位置関係とは同一である。
そのため、マスクのずれによって第1および第2の信号電荷検出部ならびに第1および第2のトランジスターの特性が変化したとしても、第1および第2の信号電荷検出部の特性は同じように変化し、また第1および第2のトランジスターの特性も同じように変化する。よって、第1および第2のトランジスターから出力される信号のレベルに差は生じない。
本発明による固体撮像素子の一例の要部を示す部分平面図である。 従来の固体撮像素子の一例を示す平面図である。 光電変換素子を2分割して2つの水平電荷転送レジスターにより電荷を転送する構成とした従来の固体撮像素子の一例を示す模式図である。 図3に示した第1および第2の水平電荷転送レジスターの端部にそれぞれ設けられた第1および第2の出力部を詳しく示す平面図である。 (A)および(B)はそれぞれマスクのずれによって第1および第2のトランジスターのゲートが本来の位置よりともに若干右側に形成された場合を強調して示す部分平面図である。
符号の説明
2……第1の出力部、4……第2の出力部、6……固体撮像素子、8……第1の水平電荷転送レジスター、10……第2の水平電荷転送レジスター、12……半導体基板、16……第1の信号電荷検出部、18……第2の信号電荷検出部、20……第1のトランジスター、22……第2のトランジスター、24……第1の電荷掃き捨て部、25……第2の電荷掃き捨て部、26……転送路、30……ゲート、32……ソース、34……ドレイン、38……電荷掃き捨て領域、40……電荷掃き捨てゲート、102……固体撮像素子、104……半導体基板、105……受光領域、106……光電変換素子、108……垂直電荷転送レジスター、110……水平電荷転送レジスター、112……出力部、114……固体撮像素子、116……第1の受光領域、118……第2の受光領域、120……第1の水平電荷転送レジスター、122……第2の水平電荷転送レジスター、124……第1の出力部、126……第2の出力部、128……第1の信号電荷検出部、130……第2の信号電荷検出部、132……第1のトランジスター、134……第2のトランジスター、136……第1の電荷掃き捨て部、138……第2の電荷掃き捨て部、140……転送路、142……ゲート、144……ソース、146……ドレイン、150……電荷掃き捨て領域、152……電荷掃き捨てゲート。

Claims (1)

  1. 行列状に配列された光電変換素子と、
    前記光電変換素子から信号電荷を受け取り、電圧を出力する第1及び第2の出力部とを有し、
    前記第1の出力部は第1方向に転送されてきた信号電荷を受け取り、
    前記第2の出力部は前記第1方向と異なる第2方向に転送されてきた信号電荷を受け取り、
    前記第1の出力部は前記信号電荷を増幅して出力する第1のトランジスターを含み、
    前記第2の出力部は前記信号電荷を増幅して出力する第2のトランジスターを含み、
    前記第1のトランジスターのソース、ドレイン、ならびにゲートと、前記第2のトランジスターのソース、ドレイン、ならびにゲートとは対応するものどうしの形状が平面視において合同に形成され、かつ、前記第1のトランジスターのソース、ドレイン、ならびにゲートの位置関係と、前記第2のトランジスターのソース、ドレイン、ならびにゲートの位置関係とが同一となるように形成されている、
    ことを特徴とする固体撮像素子。
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