JP2005071869A - 燃料電池スタック - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単且つ安価な構成で、積層された燃料電池を箱状ケーシング内に確実に保持することができ、各燃料電池においてずれによるガス洩れが発生することを良好に阻止することを可能にする。
【解決手段】燃料電池スタック10は、複数の燃料電池12が矢印A方向に積層された積層体14を備え、前記積層体14が箱状ケーシング22内に収容される。燃料電池スタック10を構成する隙間調整機構60は、側部押圧プレート62と、前記側部押圧プレート62を積層体14に向かって押圧可能な複数の調整ねじ64と、上部押圧プレート66と、前記上部押圧プレート66を前記積層体14に向かって押圧可能な複数の調整ねじ68とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電解質を一対の電極で挟んだ電解質・電極構造体が、一対のセパレータで挟持される燃料電池を有し、複数の前記燃料電池が積層される積層体を箱状ケーシング内に収容する燃料電池スタックに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜(陽イオン交換膜)からなる電解質膜(電解質)の両側に、それぞれアノード側電極及びカソード側電極を対設した電解質膜・電極構造体を、セパレータによって挟持している。この種の燃料電池は、通常、電解質膜・電極構造体及びセパレータを交互に所定の数だけ積層して燃料電池スタックを構成している。
この燃料電池において、アノード側電極に供給された燃料ガス、例えば、主に水素を含有するガス(以下、水素含有ガスともいう)は、電極触媒上で水素がイオン化され、電解質膜を介してカソード側電極側へと移動する。その間に生じた電子は外部回路に取り出され、直流の電気エネルギとして利用される。なお、カソード側電極には、酸化剤ガス、例えば、主に酸素を含有するガスあるいは空気(以下、酸素含有ガスともいう)が供給されているために、このカソード側電極において、水素イオン、電子及び酸素が反応して水が生成される。
ところで、燃料電池スタックは、例えば、車載用として使用される場合、所望の高出力を得るために相当に多数(例えば、数百個程度)の燃料電池を積層して構成する必要がある。その際、燃料電池スタックには、車両の走行状態によって、燃料電池の積層方向及び該積層方向に直交する方向に荷重が作用し易い。このため、燃料電池スタックを積層方向に延在するボルト(タイロッド)により締め付ける構成では、前記燃料電池スタックが、特に積層方向に直交する方向に変形し易いという問題がある。
そこで、例えば、特許文献1に開示されている燃料電池保持装置が知られている。この特許文献1では、図11に示すように、MEAとセパレータとを複数積層したセル積層体1を囲むハウジング2を備えている。ハウジング2は、セル積層体1の上下左右の外周を囲う壁3aと、各セル積層体1同士を仕切る仕切り壁3bとを有している。
ハウジング2の壁3a内には、金属部材からなるテンション部材4が埋め込まれている。このテンション部材4は、積層方向に延在しており、ハウジング2の剛性、強度を向上させて変形を防止するとともに、セル積層体1の締め付け荷重を容易に受けることができる、としている。
特開2003−77501号公報(段落[0010]、[0011]、[0018]、図2)
上記のように、特許文献1では、ハウジング2を構成する壁3aと仕切り壁3bとにより、複数組のセル積層体1を互いに仕切って収容している。しかしながら、セル積層体1は、製作上、寸法のばらつきが発生し易く、このセル積層体1とハウジング2の内壁との間には、隙間が生じてしまう。これにより、セル積層体1には、積層方向に直交する方向にずれが惹起されるおそれがあり、反応ガスが洩れるという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、簡単且つ安価な構成で、積層された燃料電池を箱状ケーシング内に確実に保持することができ、各燃料電池にずれによるガス洩れ等が発生することを良好に阻止することが可能な燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明に係る燃料電池スタックでは、電解質を一対の電極で挟んだ電解質・電極構造体が、一対のセパレータで挟持される燃料電池を有し、複数の前記燃料電池が積層される積層体を箱状ケーシング内に収容している。そして、積層体の積層方向に交差する外周と、箱状ケーシングの内壁との隙間は、隙間調整機構を介して調整される。
また、隙間調整機構は、積層体の外周と箱状ケーシングの内壁との隙間に、所定数の燃料電池に跨って配置される押圧プレートと、前記押圧プレートを前記積層体の外周に向かって押圧可能な調整部材とを備えることが好ましい。さらに、押圧プレートと積層体の外周との間には、緩衝部材が介装されることが好ましい。
さらにまた、隙間調整機構は、積層体の外周と箱状ケーシングの内壁との隙間に充填される樹脂部材を備えることが好ましい。
本発明に係る燃料電池スタックでは、積層体の外周と箱状ケーシングの内壁との隙間が調整されるため、前記積層体が前記箱状ケーシング内で積層方向に直交する方向にずれることがない。これにより、特に、燃料電池スタックを車載用として使用する際に、振動等によって積層体にずれが発生することを阻止し、ガス漏れ等を可及的に防止することができる。
また、隙間調整機構は、押圧プレートと調整部材(例えば、ねじ)とを用いるだけでよい。このため、隙間調整機構の構成が有効に簡素化し、前記隙間調整機構を経済的に構成することが可能になる。さらに、押圧プレートと積層体の外周との間に、緩衝部材が介装されるため、各燃料電池の外周寸法のばらつきを良好に吸収することができる。
さらにまた、積層体の外周と箱状ケーシングの内壁との隙間に、樹脂部材が充填されるため、一層簡単な構成で、前記積層体のずれを確実に阻止することが可能になる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタック10の概略全体斜視図であり、図2は、前記燃料電池スタック10の一部断面側面図である。
燃料電池スタック10は、複数の燃料電池12が矢印A方向に積層された積層体14を備え、前記積層体14の積層方向両端には、ターミナルプレート16a、16bと、インシュレータ板18a、18bと、エンドプレート20a、20bとが外方に向かって、順次、配設される。
エンドプレート20a、20bは、箱状ケーシング22の端板を構成しており、積層体14が前記箱状ケーシング22内に収容される。箱状ケーシング22は、下板24a、上板24b及び側板24c、24dを備えており、これらがボルト25を介してエンドプレート20a、20bに固定される。
図3に示すように、燃料電池12は、電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)30と、前記電解質膜・電極構造体30を挟持する薄板波形状の第1及び第2金属セパレータ32、34とを備える。
燃料電池12の長辺方向(図3中、矢印B方向)の一端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス供給連通孔36a、冷却媒体を供給するための冷却媒体供給連通孔38a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出するための燃料ガス排出連通孔40bが設けられる。
燃料電池12の長辺方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを供給するための燃料ガス供給連通孔40a、冷却媒体を排出するための冷却媒体排出連通孔38b、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔36bが設けられる。
電解質膜・電極構造体30は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜42と、前記固体高分子電解質膜42を挟持するアノード側電極44及びカソード側電極46とを備える。
アノード側電極44及びカソード側電極46は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布された電極触媒層とを有する。電極触媒層は、互いに固体高分子電解質膜42を介装して対向するように、前記固体高分子電解質膜42の両面に接合される。
第1金属セパレータ32の電解質膜・電極構造体30に向かう面32aには、燃料ガス供給連通孔40aと燃料ガス排出連通孔40bとを連通する燃料ガス流路48が形成される。この燃料ガス流路48は、例えば、矢印B方向に延在する複数本の溝部により構成される。第1金属セパレータ32の面32bには、冷却媒体供給連通孔38aと冷却媒体排出連通孔38bとを連通する冷却媒体流路50が形成される。この冷却媒体流路50は、矢印B方向に延在する複数本の溝部により構成される。
第2金属セパレータ34の電解質膜・電極構造体30に向かう面34aには、例えば、矢印B方向に延在する複数本の溝部からなる酸化剤ガス流路52が設けられるとともに、この酸化剤ガス流路52は、酸化剤ガス供給連通孔36aと酸化剤ガス排出連通孔36bとに連通する。第2金属セパレータ34の面34bには、第1金属セパレータ32の面32bと重なり合って冷却媒体流路50が一体的に形成される。
第1金属セパレータ32の面32a、32bには、第1シール部材54が一体成形される。第1シール部材54は、面32aで燃料ガス供給連通孔40a、燃料ガス排出連通孔40b及び燃料ガス流路48を囲繞してこれらを連通させる一方、面32bで冷却媒体供給連通孔38a、冷却媒体排出連通孔38b及び冷却媒体流路50を囲繞してこれらを連通させる。
第2金属セパレータ34の面34a、34bには、第2シール部材56が一体成形される。第2シール部材56は、面34aで酸化剤ガス供給連通孔36a、酸化剤ガス排出連通孔36b及び酸化剤ガス流路52を囲繞してこれらを連通させる一方、面34bで冷却媒体供給連通孔38a、冷却媒体排出連通孔38b及び冷却媒体流路50を囲繞してこれらを連通させる。
図1に示すように、燃料電池スタック10は、積層体14の積層方向(矢印A方向)に交差する外周と、箱状ケーシング22の内壁との隙間を調整するための隙間調整機構60を備える。
隙間調整機構60は、箱状ケーシング22を構成する側板24cの内壁と積層体14の外周側面との隙間に配置される複数の側部押圧プレート62と、前記側板24cに螺合して前記側部押圧プレート62を前記積層体14に向かって押圧可能な複数の調整ねじ(調整部材)64と、前記箱状ケーシング22を構成する上板24bの内壁と積層体14の外周上面との隙間に配置される複数の上部押圧プレート66と、前記上板24bに螺合して前記上部押圧プレート66を前記積層体14に向かって押圧可能な複数の調整ねじ(調整部材)68とを備える。
図4に示すように、側部押圧プレート62は、金属、例えば、SUS材で形成されており、所定数の燃料電池12に跨って且つ前記燃料電池12の高さ方向(図1中、矢印C方向)略中間部に対応して配置される。側部押圧プレート62は、積層体14を箱状ケーシング22内で矢印B方向に保持する機能を有する。
この側部押圧プレート62には、樹脂プレート70が固着される一方、各燃料電池12には、外周を覆って枠状の樹脂ガイド72が設けられ、前記樹脂プレート70と前記樹脂ガイド72とが接触する。側板24cには、調整ねじ64を螺合するねじ孔74と、側部押圧プレート62及び樹脂プレート70を収容する開口部76とが形成される。
上部押圧プレート66は、所定数の燃料電池12に跨って且つ前記燃料電池12の水平方向(図1中、矢印B方向)略中間部に対応して配置され、積層体14を箱状ケーシング22内で矢印C方向に保持する機能を有する。なお、上部押圧プレート66及び調整ねじ68は、上記の側部押圧プレート62及び調整ねじ64と同様に構成されており、その詳細な説明は省略する。
このように構成される燃料電池スタック10の動作について、以下に説明する。
先ず、図1に示すように、燃料電池スタック10内には、エンドプレート20aの燃料ガス供給連通孔40aから水素含有ガス等の燃料ガスが供給されるとともに、酸化剤ガス供給連通孔36aから酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給される。さらに、冷却媒体供給連通孔38aから純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。このため、積層体14では、矢印A方向に重ね合わされた複数の燃料電池12に対し、燃料ガス、酸化剤ガス及び冷却媒体が矢印A1方向に供給される。
このため、図3に示すように、燃料ガスは、燃料ガス供給連通孔40aから第1金属セパレータ32の燃料ガス流路48に導入され、電解質膜・電極構造体30のアノード側電極44に沿って移動する。一方、酸化剤ガスは、酸化剤ガス供給連通孔36aから第2金属セパレータ34の酸化剤ガス流路52に導入され、電解質膜・電極構造体30のカソード側電極46に沿って移動する。
従って、各電解質膜・電極構造体26では、アノード側電極44に供給される燃料ガスと、カソード側電極46に供給される酸化剤ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
次いで、アノード側電極44に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス排出連通孔40bに排出されて矢印A2方向に流動し、エンドプレート20aから外部に排出される。同様に、カソード側電極46に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出連通孔36bに沿って矢印A2方向に流動した後、エンドプレート20aから外部に排出される。
また、冷却媒体は、冷却媒体供給連通孔38aから第1及び第2金属セパレータ32、34間の冷却媒体流路50に導入された後、矢印B方向に沿って流動する。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体30を冷却した後、冷却媒体排出連通孔38bを矢印A2方向に移動してエンドプレート20aから排出される。
この場合、第1の実施形態では、図1に示すように、積層体14の積層方向に交差する外周と、箱状ケーシング22の内壁との隙間を調整するために、隙間調整機構60が設けられている。
そこで、図4に示すように、側板24cのねじ孔74に調整ねじ64をねじ込むと、前記調整ねじ64の先端が側部押圧プレート62を箱状ケーシング22の内方(矢印B1方向)に押し出す。このため、側部押圧プレート62は、樹脂プレート70を介して樹脂ガイド72を押圧し、所定数の燃料電池12が一体的に矢印B1方向に押圧される(図5参照)。従って、積層体14は、矢印B1方向に移動して側板24dに押し付けられ、前記側板24dと側部押圧プレート62とにより外周両側面が保持される(図1参照)。
同様に、図1に示すように、上板24bに螺合する調整ねじ68をねじ込むことにより、上部押圧プレート66が積層体14の外周上面を鉛直下方向に押圧される。このため、積層体14は、下板24aに押し付けられ、前記下板24aと上部押圧プレート66とにより外周上下両面が保持される。
これにより、積層体14は、箱状ケーシング22内で積層方向に直交する方向に容易且つ確実に保持され、前記積層体14が矢印B方向や矢印C方向にずれることがない。従って、特に、燃料電池スタック10を車載用として使用する際に、振動等によって積層体14にずれが発生することを阻止し、燃料ガスや酸化剤ガスのガス漏れを可及的に防止することができるという効果が得られる。
しかも、隙間調整機構60は、側部押圧プレート62及び調整ねじ64と、上部押圧プレート66及び調整ねじ68とを用いるだけでよい。このため、隙間調整機構60の構成が有効に簡素化し、該隙間調整機構60を経済的に構成することが可能になる。
さらに、図4及び図5に示すように、側部押圧プレート62には、樹脂プレート70が固着される一方、各燃料電池12には、外周を覆って枠状の樹脂ガイド72が設けられ、前記樹脂プレート70と前記樹脂ガイド72とが接触している。これにより、各燃料電池12の外周寸法にばらつきが存在していても、樹脂プレート70及び樹脂ガイド72の弾性を介して前記ばらつきを吸収することができる。
その際、図6に示すように、樹脂プレート70と樹脂ガイド72との間にゴム等の緩衝部材80を介装すれば、各燃料電池12の外周寸法のばらつきが、一層確実に吸収される。従って、積層体14のずれを可及的に阻止することが可能になるという利点がある。
なお、第1の実施形態では、側板24c及び上板24bに、側部押圧プレート62及び上部押圧プレート66を配設しているが、これに追加して、側板24d及び下板24aにも、前記側部押圧プレート62及び前記上部押圧プレート66を配設してもよい。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタック90の一部拡大断面図である。なお、第1の実施形態に係る燃料電池スタック10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第3及び第4の実施形態においても同様に、その詳細な説明は省略する。
燃料電池スタック90を構成する隙間調整機構92は、積層体14の外周と箱状ケーシング22を構成する側板24c(及び図示しない上板)の内壁との隙間、すなわち、開口部76に充填される樹脂部材94を備える。側板24cには、開口部76に連通する樹脂充填口96と、ピン挿入口98とが形成されるとともに、前記ピン挿入口98には、側部押圧プレート62を積層体14に向かって押圧するためのピン100が挿入可能である。
このように構成される第2の実施形態では、図8に示すように、ピン100がピン挿入口98に挿入されて、側部押圧プレート62が積層体14の外周に押し付けられた状態で、樹脂充填口96から開口部76に樹脂が充填される。この樹脂が硬化することにより、開口部76に樹脂部材94が形成され、積層体14が積層方向に直交する方向に移動不能に保持される(図7参照)。
従って、第2の実施形態では、積層体14のずれを確実に阻止することが可能になる等、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
図9は、本発明の第3の実施形態に係る燃料電池スタック110の一部拡大断面図である。
燃料電池スタック110を構成する隙間調整機構112は、積層体14の外周と側板24cの開口部76との間に充填される樹脂部材114を備える。これにより、第3の実施形態では、一層簡単な構成で、積層体14のずれを確実に阻止することができるという効果が得られる。
図10は、本発明の第4の実施形態に係る燃料電池スタック120の一部拡大断面図である。
燃料電池スタック120を構成する隙間調整機構122は、積層体14の外周と箱状ケーシング22を構成する側板24cの開口部76との間に充填される樹脂部材124を備える。この樹脂ガイド72は、端部に鋸刃状の凹凸部126を設けており、樹脂部材124は、前記凹凸部126に噛合する形状に成形される。
従って、第3の実施形態では、樹脂部材124が樹脂ガイド72の凹凸部126に噛合するため、各燃料電池12が積層方向にずれることを一層確実に阻止することが可能になるという効果が得られる。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタックの概略全体斜視図である。 前記燃料電池スタックの一部断面側面図である。 前記燃料電池スタックを構成する燃料電池の分解斜視図である。 前記燃料電池スタックを構成する隙間調整機構の要部断面説明図である。 前記隙間調整機構の動作説明図である。 前記隙間調整機構に緩衝部材が介装された状態の断面説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタックの一部拡大断面図である。 前記燃料電池スタックを構成する隙間調整機構の動作説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る燃料電池スタックの一部拡大断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る燃料電池スタックの一部拡大断面図である。 特許文献1に係る燃料電池保持装置の構成説明図である。
符号の説明
10、90、110、120…燃料電池スタック
12…燃料電池 14…積層体
20a、20b…エンドプレート 22…箱状ケーシング
24a…下板 24b…上板
24c、24d…側板 26、30…電解質膜・電極構造体
32、34…金属セパレータ 42…固体高分子電解質膜
44…アノード側電極 46…カソード側電極
48…燃料ガス流路 50…冷却媒体流路
52…酸化剤ガス流路 60、92、112、122…隙間調整機構
62…側部押圧プレート 64、68…調整ねじ
66…上部押圧プレート 70…樹脂プレート
72…樹脂ガイド 74…ねじ孔
76…開口部 94、114、124…樹脂部材
96…樹脂充填口 98…ピン挿入口
100…ピン 126…凹凸部

Claims (4)

  1. 電解質を一対の電極で挟んだ電解質・電極構造体が、一対のセパレータで挟持される燃料電池を有し、複数の前記燃料電池が積層される積層体を箱状ケーシング内に収容する燃料電池スタックであって、
    前記積層体の積層方向に交差する外周と、前記箱状ケーシングの内壁との隙間を調整するための隙間調整機構を備えることを特徴とする燃料電池スタック。
  2. 請求項1記載の燃料電池スタックにおいて、前記隙間調整機構は、前記積層体の外周と前記箱状ケーシングの内壁との隙間に、所定数の前記燃料電池に跨って配置される押圧プレートと、
    前記押圧プレートを前記積層体の外周に向かって押圧可能な調整部材と、
    を備えることを特徴とする燃料電池スタック。
  3. 請求項2記載の燃料電池スタックにおいて、前記押圧プレートと前記積層体の外周との間には、緩衝部材が介装されることを特徴とする燃料電池スタック。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の燃料電池スタックにおいて、前記隙間調整機構は、前記積層体の外周と前記箱状ケーシングの内壁との隙間に充填される樹脂部材を備えることを特徴とする燃料電池スタック。

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