JP2005071104A - データ転送制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 連続して実行されるDMA転送処理において、最後に実行されるDMA転送処理が終了した場合にのみDMA転送処理の終了を中央処理装置に通知するデータ転送制御装置を提供する。
【解決手段】 バス22を介して画像メモリ14にアクセスするDMAコントローラ3において、制御部30が、第1レジスタ群31に格納してある値に基づくDMA転送処理の実行を制御し、このDMA転送処理が終了した場合、第2レジスタ群32に、次に実行すべきDMA転送処理に係る値が格納してあるか否かを判断する。ここで、第2レジスタ群32に値が格納してある場合、この値を第1レジスタ群31に読み出し、同様に、第1レジスタ群31に読み出した値に基づくDMA転送処理の実行を制御する。また、第2レジスタ群32に値が格納していない場合、制御部30は、DMA転送処理の終了を通知する割込信号をCPU10へ入力する。
【選択図】 図1
【解決手段】 バス22を介して画像メモリ14にアクセスするDMAコントローラ3において、制御部30が、第1レジスタ群31に格納してある値に基づくDMA転送処理の実行を制御し、このDMA転送処理が終了した場合、第2レジスタ群32に、次に実行すべきDMA転送処理に係る値が格納してあるか否かを判断する。ここで、第2レジスタ群32に値が格納してある場合、この値を第1レジスタ群31に読み出し、同様に、第1レジスタ群31に読み出した値に基づくDMA転送処理の実行を制御する。また、第2レジスタ群32に値が格納していない場合、制御部30は、DMA転送処理の終了を通知する割込信号をCPU10へ入力する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、バスを介して中央処理装置及びメモリと接続され、メモリに対するDMA転送処理の実行を制御するデータ転送制御装置に関するものである。
公衆電話回線網を介して外部の装置とファクシミリ通信を行なうファクシミリ装置は、原稿画像を読み取り、得られた画像データを一旦メモリに記憶させ、このメモリから読み出した画像データをファックスモデム等を用いて公衆電話回線網を介して外部の装置へ送信する。また、ファクシミリ装置にプリンタ機能を備えた複合機は、読み取った画像データを記録用紙に出力する場合、原稿画像から読み取った画像データを一旦メモリに記憶させて、順次メモリから読み出した画像データに基づく画像をプリンタ部にて記録用紙に印刷する。
このような複合機は、中央処理装置(以下、CPU:Central Processing Unit という)、メモリ、原稿画像を読み取る読取部等の入力部、ファックスモデム及びプリンタ部等の出力部等を備えており、夫々はバスを介して接続されている。このような構成において、CPUが、バスを介して接続される上述したハードウェア各部を制御することにより、ファクシミリ装置又は複合機としての動作を実現している。
また、上述した構成の装置においては、DMA(Direct Memory Access)データ転送方式にてメモリにアクセスするDMAコントローラを備えた装置があり、DMAコントローラを備えることにより、読み取った画像データをメモリに記憶させるために行なうメモリへの転送処理、メモリから読み出した画像データをファクシミリ通信にて外部の装置へ送信するために行なうファックスモデムへの転送処理、メモリから読み出した画像データを記録用紙に記録するために行なうプリンタ部への転送処理等を、CPUからの制御を介することなく実行することが可能となり、高速なデータ転送処理を実行することができる。
このDMAコントローラは、DMA転送処理における転送開始アドレスを格納するアドレスレジスタ、転送回数を格納するカウンタレジスタ等の複数のレジスタを有するDMA転送用レジスタを備えており、CPUからの指示に従って、実行すべきDMA転送処理における転送開始アドレス及び転送回数を示す値を、夫々対応するレジスタに格納してある。従って、バスを介して行なうデータ転送処理の制御権をCPUから獲得したDMAコントローラは、アドレスレジスタに設定された転送開始アドレスを基準として、アドレスレジスタが示すアドレスにアクセスし、データの読出処理、又はデータの書込処理を実行する。
DMAコントローラは、アドレスレジスタが示すアドレスへのアクセスを行なった後、当該アドレスへのアクセスの終了を示す信号をCPUに入力するとともに、アドレスレジスタの値をインクリメントし、カウンタレジスタの値をデクリメントする。また、DMAコントローラは、アドレスへのアクセスの終了を示す信号に対する返信信号としてACK(ACKnowledgement)信号をCPUから受信した場合、インクリメントされたアドレスレジスタが示すアドレスにアクセスして、このアドレスに対してデータの読出処理、又はデータの書込処理を実行する。
DMAコントローラは、カウンタレジスタの値が0となるまで上述した処理を繰り返すことにより、CPUから指示された転送開始アドレス及び転送回数に対応したデータの転送処理を実行し、CPUによる制御を介さずに、高速なデータ転送処理を実行することができる。尚、DMAコントローラを用いて高速にDMA転送処理を行なう構成を備えた装置としては、以下の特許文献1に示すものがある。
また、DMAコントローラは、CPUからの指示に従って制御するDMA転送処理が終了した場合に、DMA転送処理の終了をCPUへ通知すべく割込信号をCPUに入力し、これによりCPUは、複合機に備えるハードウェア各部の制御を続行し、複合機としての動作を実行する。
上述したようなDMAコントローラは、リロード機能と呼ばれる、DMA転送処理を連続して実行する機能を備えており、DMA転送用レジスタに格納された転送開始アドレス及び転送回数に基づくDMA転送処理が終了した後に実行すべきDMA転送処理における転送開始アドレス及び転送回数を夫々格納するリロード用アドレスレジスタ及びリロード用カウンタレジスタ等の複数のレジスタを有するリロード用レジスタを備えている。
従って、リロード機能を有するDMAコントローラは、上述したように、DMA転送用レジスタに格納してある転送開始アドレス及び転送回数に基づく1回目のDMA転送処理が終了した場合に、このDMA転送処理の終了をCPUに通知すべく割込信号をCPUに入力するとともに、リロード用レジスタに、次に実行すべきDMA転送処理における転送開始アドレス及び転送回数が設定されているか否かを判断する。ここで、リロード用レジスタに転送開始アドレス及び転送回数の値が設定されていない場合には、DMAコントローラはDMA転送処理を終了する。
一方、リロード用レジスタに値が格納されている場合には、このリロード用レジスタに格納されている転送開始アドレス及び転送回数の値を、DMA転送用レジスタのアドレスレジスタ及びカウンタレジスタに夫々読み出し、同様に、格納された転送開始アドレスを基準として、アドレスレジスタの値を順次インクリメントしながら、アドレスレジスタが示すアドレスに対してデータの読出処理又は書込処理を行なうことにより、DMA転送処理を連続して実行することができる。尚、DMAコントローラは、DMA転送処理が終了する都度、DMA転送処理の終了をCPUに通知すべく割込信号をCPUに入力する。
特開2002−140286号公報
しかし、上述したように、リロード用レジスタに、次に実行すべきDMA転送処理における転送開始アドレス及び転送回数が設定されており、連続してDMA転送処理を実行すべき場合であっても、DMAコントローラは、DMA転送処理が終了する都度、逐次CPUに割込信号を入力するため、CPUにおける処理負担が増大するという問題がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、連続してDMA転送処理が実行される場合に、最後に実行されるDMA転送処理が終了した場合にのみ、DMA転送処理の終了を中央処理装置に通知することにより、中央処理装置における処理負担を軽減するデータ転送制御装置を提供することを目的とする。また、連続してDMA転送処理が実行される場合であっても、夫々のDMA転送処理が終了する都度、DMA転送処理の終了を中央処理装置に通知することを可能とするデータ転送制御装置を提供することを他の目的とする。更に、DMA転送処理の対象となるメモリが複数ある場合に、夫々のメモリ毎に、DMA転送処理の終了を中央処理装置に通知するタイミングを切り替えることができるデータ転送制御装置を提供することを他の目的とする。
本発明に係るデータ転送制御装置は、バスを介して中央処理装置及びメモリと接続され、前記メモリに対するDMA転送処理に係る情報を記憶する第1記憶手段と、該第1記憶手段に記憶してある情報に基づくDMA転送処理を制御する制御手段と、該制御手段が制御するDMA転送処理が終了した場合に、前記中央処理装置にDMA転送処理の終了を通知する通知手段とを備えるデータ転送制御装置において、前記第1記憶手段に記憶してある情報に基づくDMA転送処理の後に前記制御手段が制御すべきDMA転送処理に係る情報を記憶する第2記憶手段を備え、前記制御手段は、前記第1記憶手段に記憶してある情報に基づくDMA転送処理が終了した場合に、前記第2記憶手段に情報が記憶されているか否かを判断する判断手段と、該判断手段が、前記第2記憶手段に情報が記憶されていると判断した場合に、前記第2記憶手段に記憶してある情報を前記第1記憶手段に記憶させる手段とを備え、前記通知手段は、前記判断手段が、前記第2記憶手段に情報が記憶されていないと判断した場合に、前記中央処理装置にDMA転送処理の終了を通知するように構成してあることを特徴とする。
本発明による場合は、バスを介して接続されるメモリに対するDMA転送処理に係る情報を記憶する第1記憶手段と、この第1記憶手段に記憶してある情報に基づくDMA転送処理の後に行なうべきDMA転送処理に係る情報を記憶する第2記憶手段とを備え、第1記憶手段に記憶してある情報に基づくDMA転送処理が終了した場合に、第2記憶手段に情報が記憶されていれば、第2記憶手段に記憶してある情報を第1記憶手段に記憶させ、第1記憶手段に記憶させた情報に基づくDMA転送処理を実行する。また、第2記憶手段に情報が記憶されておらず、全てのDMA転送処理が終了した場合には、DMA転送処理の終了を中央処理装置に通知する。
本発明に係るデータ転送制御装置は、第1条件又は第2条件を選択する選択手段を備え、前記通知手段は、前記選択手段が第1条件を選択した場合、前記第2記憶手段に情報が記憶されているか否かに関わらず、前記制御手段が制御するDMA転送処理が終了した場合に、前記中央処理装置にDMA転送処理の終了を通知するように構成してあり、前記選択手段が第2条件を選択した場合、前記判断手段が前記第2記憶手段に情報が記憶されていないと判断した場合に、前記中央処理装置にDMA転送処理の終了を通知するように構成してあることを特徴とする。
本発明による場合は、第1条件が選択された場合、第2記憶手段に情報が記憶されているか否かに関わらず、DMA転送処理が終了する都度DMA転送処理の終了を中央処理装置に通知し、第2条件が選択された場合、第2記憶手段に情報が記憶されていないと判断した場合にのみDMA転送処理の終了を中央処理装置に通知する。
本発明に係る画像処理装置は、前記メモリを複数備え、前記選択手段は、夫々のメモリに対応して第1条件又は第2条件を選択するように構成してあることを特徴とする。
本発明による場合は、複数のメモリを備えた場合に、夫々のメモリ毎に第1条件又は第2条件を設定することにより、DMA転送処理の対象となるメモリ毎に、DMA転送処理の終了を中央処理装置へ通知するタイミングを設定することができる。
本発明によれば、バスを介して接続されるメモリに対するDMA転送処理において、連続して実行すべきDMA転送処理がある場合に、全てのDMA転送処理が終了した場合にのみDMA転送処理の終了を中央処理装置に通知することにより、DMA転送処理の終了を通知される中央処理装置における処理負担を軽減することができる。従って、特に、テストパターン等のように1ページ分の画像データのデータ量が予め分かっており、リロード処理の回数が分かっている場合には効果的である。
また、複数のDMA転送処理を連続して実行する場合であっても、DMA転送処理の終了を中央処理装置に通知するタイミングを、夫々のDMA転送処理の終了時、又は全てのDMA転送処理の終了時に設定できることにより、例えば、1ページ分の画像データを複数の領域に分割し、夫々の領域毎にDMA転送処理を行なう場合であって、分割された領域の数が不明であるため、リロードの回数が分からない場合には、夫々のDMA転送処理が終了する都度中央処理装置に通知することで、中央処理装置は、DMA転送処理の終了が通知される都度、更に次のDMA転送処理の実行が必要であるか否かを判断することができる。従って、DMA転送処理を行なうべき画像データが無く、更に実行すべきDMA転送処理がないと判断した場合には、DMA転送処理を終了することができる。更に、複数のメモリを備える場合に、夫々のメモリ毎にDMA転送処理の終了を中央処理装置に通知するタイミングを設定できることにより、中央処理装置は、効率よくDMA転送処理の終了を把握することができる。
以下に、本発明に係るデータ転送制御装置を備えた複合機による実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は本発明に係るデータ転送制御装置を備えた複合機の構成例を示すブロック図であり、図中1は本発明のデータ転送制御装置を備えた複合機を示している。この複合機1は、装置全体としての動作を制御する中央処理装置としてのCPU10、ROM11、RAM12、CODEC13、画像メモリ(メモリ)14、NCU(Network Control Unit)15、モデム16、表示部17、操作部18、読取部19、記録部20、外部のコンピュータ等と接続するためのUSBインタフェース21等を備えており、夫々はバス22を介して相互に接続されている。
CPU10は、バス22を介して接続されるハードウェア各部を制御するとともに、ROM11に記憶してある制御プログラムを順次実行する。ROM11は、本実施の形態に係る複合機1としての動作に必要な種々の制御プログラムを予め記憶している。また、RAM12は、SRAM又はフラッシュメモリ等で構成され、CPU10による制御プログラムの実行時に発生するデータを一時的に記憶する。
モデム16は、ファクシミリ通信が可能なファックスモデムで構成されており、NCU15と直接的にも接続されている。NCU15は、公衆電話回線網Lと接続されており、必要に応じてモデム16を公衆電話回線網Lと接続し、公衆電話回線網Lを介して外部の装置との間でのファクシミリ通信を可能としている。表示部17は、液晶ディスプレイ(LCD)等で構成されており、複合機1の動作状況、ユーザへ報知すべきデータ、及び操作部18から入力された文字等を表示する。操作部18は、複合機1を操作するために必要なテンキー及び各種のファンクションキー等を備えている。尚、表示部17をタッチパネル方式のものとすることにより、操作部18の各種のキーのうちの一部又は全部を代用することも可能である。
読取部19は、CCD(Charge Coupled Device)等を利用したスキャナで原稿を読み取ることにより画像データを取得し、取得した画像データをCODEC13又は画像メモリ14に入力する。CODEC13は、読取部19から入力された画像データを符号化して画像メモリ14に記憶させ、また、画像メモリ14に記憶してある符号化された画像データを記録部20にて記録用紙に記録する際に復号する。画像メモリ14は、DRAM等により構成されており、読取部19にて読み取った画像データ、及びCODEC13にて符号化された画像データを記憶する。
記録部20は、電子写真方式のプリンタ装置であって、画像メモリ14に記憶してある画像データを、ハードコピーとしてA3縦,B4縦,A4縦,B5横及びA5横等の各サイズの普通紙、厚紙又はOHP(Over Head Projector) シート等の記録シートから、指定された用紙サイズ及び紙種の記録シートを選択して記録する。USBインタフェース21は、図示しないネットワークを介して接続される外部のコンピュータ等との間で画像データ等の各種のデータを送受信する。
また、本実施の形態の複合機1は、バス22を介して画像メモリ14に行なうDMA(Direct Memory Access)転送処理を制御するデータ転送制御装置としてのDMAコントローラ3を備えており、DMAコントローラ3をバス22に接続してある。このDMAコントローラ3は、DMA転送処理の実行を制御する制御部(制御手段)30、制御部30が制御するDMA転送処理に係る情報を記憶する第1レジスタ群(第1記憶手段)31、第1レジスタ群31に記憶してある情報に基づくDMA転送処理の後に実行すべきDMA転送処理に係る情報を記憶する第2レジスタ群(第2記憶手段)32等を備えている。
また、第1レジスタ群31には、制御部30が制御するDMA転送処理における転送開始アドレスを格納するアドレスレジスタ31aと、転送回数を格納するカウンタレジスタ31bとが備えてあり、第2レジスタ群32には、第1レジスタ群31に格納してある情報に基づくDMA転送処理の後に実行すべきDMA転送処理における転送開始アドレスを格納するアドレスレジスタ32aと、転送回数を格納するカウンタレジスタ32bとが備えてある。DMAコントローラ3の制御部30は、CPU10からの指示に従って、第1レジスタ群31のアドレスレジスタ31a及びカウンタレジスタ31bに値を格納し、また、CPU10からの指示に従って、次に実行すべきDMA転送処理がある場合には、第2レジスタ群32のアドレスレジスタ32a及びカウンタレジスタ32bに夫々値を格納する。
DMAコントローラ3は、バス22を介して、画像メモリ14に対するDMA転送処理の実行を制御する場合、制御部30が、第1レジスタ群31のアドレスレジスタ31aに格納してある値が示すアドレスにアクセスし、このアドレスに対してデータの読出処理又は書込処理を実行する。また制御部30は、アドレスレジスタ31aの値が示すアドレスへのアクセスを行なった後、当該アドレスへのアクセスの終了を示す信号をCPU10に入力するとともに、アドレスレジスタ31aの値をインクリメントし、カウンタレジスタ31bの値をデクリメントする。制御部30は、当該アドレスへのアクセスの終了を示す信号に対する返信信号としてACK信号をCPU10から取得した場合、インクリメントされたアドレスレジスタ31aの値が示すアドレスにアクセスする。尚、制御部30は、上述した処理を、カウンタレジスタ31bの値が0になるまで繰り返すことにより、逐次インクリメントするアドレスレジスタ31aの値が示すアドレスにアクセスして、データの読出処理又は書込処理を実行する。
また、DMAコントローラ3は、リロード機能を備えており、第1レジスタ群31のアドレスレジスタ31a及びカウンタレジスタ31bに格納された値に基づくDMA転送処理が終了した場合、制御部30は、第2レジスタ群32に、次に実行すべきDMA転送における転送開始アドレス及び転送回数が格納してあるか否かを判断する判断手段として動作し、格納してあると判断した場合、第2レジスタ群32のアドレスレジスタ32a及びカウンタレジスタ32bに格納してある各値を、第1レジスタ群31のアドレスレジスタ31a及びカウンタレジスタ31bに記憶させる。また、制御部30は、上述したように、カウンタレジスタ31bの値が0になるまで、順次インクリメントされるアドレスレジスタ31aの値が示すアドレスへのアクセスを行なう。
DMAコントローラ3の制御部30は、第1レジスタ群31に格納された各値に基づくDMA転送処理が終了した場合に、このDMA転送処理の終了をCPU10へ通知する通知手段として動作しており、DMA転送処理の終了を示す割込信号を入力する。ここで、制御部30は、第1レジスタ群31に格納された値に基づくDMA転送処理が終了する都度、CPU10に割込信号を入力する第1モード(第1条件)と、リロード用の第2レジスタ群32に格納された値に基づくDMA転送処理が全て終了した際に、CPU10に割込信号を入力する第2モード(第2条件)とを選択する選択手段として動作しており、CPU10からの指示に従って選択したモードに応じたタイミングにて、CPU10に割込信号を入力する。尚、CPU10からの指示により選択される第1モード又は第2モードは、DMAコントローラ3が備える図示しないレジスタに設定してある。また、複数のメモリを備えた装置においては、このようなモードの設定を、夫々のメモリ毎に行なうようにすることもできる。
以下に、上述した構成の複合機1においてDMAコントローラ3による画像メモリ14へのアクセス処理について説明する。図2は本発明に係る複合機1における画像メモリ14へのアクセス処理手順を示すフローチャートである。複合機1において、バス22を介したデータ転送処理の制御権をCPU10から獲得したDMAコントローラ3の制御部30は、画像メモリ14に対して、第1レジスタ群31のアドレスレジスタ31aに記憶してある値が示すアドレスにアクセスし(S1)、CPU10からの指示に従って、このアドレスに記憶してあるデータの読出処理、又はこのアドレスへのデータの書込処理を実行する。また、制御部30は、アドレスレジスタ31aが示すアドレスへのアクセスの終了を示す信号をCPU10に入力するとともに、第1レジスタ群31のアドレスレジスタ31aの値をインクリメントし、カウンタレジスタ31bの値をデクリメントする(S2)。更に、制御部30は、カウンタレジスタ31bの値が0であるか否かを判断する(S3)。
ここで、カウンタレジスタ31bの値が0でない場合は(S3:NO)、第1レジスタ群31に記憶してある値に基づくDMA転送が終了していないため、制御部30は、ステップS1に戻り、アドレスレジスタ31aの値が示すアドレスにアクセスする(S1)。一方、カウンタレジスタ31bの値が0である場合は(S3:YES)、第1レジスタ群31に記憶してある値に基づくDMA転送が終了しているため、制御部30は、第2レジスタ群32に値が格納してあるか否かを判断する(S4)。
ここで、第2レジスタ群32に値が格納してある場合(S4:YES)、即ち、次に実行すべきDMA転送処理に係る値が格納してある場合、制御部30は、所定のレジスタの値に従って、第1モードが設定してあるか否かを判断し(S5)、第1モードが設定してある場合(S5:YES)、CPU10に、DMA転送処理の終了を示す割込信号を入力する(S6)。一方、第1モードが設定していない場合(S5:NO)、即ち、第2モードが設定してある場合、制御部30は、ステップS6の処理をスキップし、第2レジスタ群32のアドレスレジスタ32a及びカウンタレジスタ32bに記憶してある値を夫々、第1レジスタ群31のアドレスレジスタ31a及びカウンタレジスタ31bに記憶し(S7)、ステップS1の処理に戻る。
また、制御部30は、ステップS1からS3までの処理を繰り返すことにより、第2レジスタ群32から第1レジスタ群31へ読み出した値に基づくDMA転送処理の実行を制御しており、第1レジスタ群31に格納してある値に基づくDMA転送処理が終了し(S3:YES)、更に、第2レジスタ群32に値が格納していない場合(S4:NO)、即ち、第1レジスタ群31にリロードして実行すべきDMA転送処理が全て終了した場合、DMA転送処理の終了を通知する割込信号をCPU10に入力し(S8)、画像メモリ14へのアクセス処理を終了する。
上述したように、第1レジスタ群31の各レジスタに記憶してある値に基づくDMA転送処理の次に実行すべきDMA転送処理に係る各値を第2レジスタ群32に記憶してあり、連続してDMA転送処理を実行する場合に、全てのDMA転送処理の実行が終了した場合にのみCPU10に割込信号を入力することにより、DMA転送処理の終了の都度CPU10へ割込信号を入力する場合と比較してCPU10における処理負担を軽減することができる。また、第1レジスタ群31にリロードして順次実行されるDMA転送のリロード回数が不明である場合を考慮して、DMA転送処理が終了する都度CPU10へ割込信号を入力する場合には、CPU10は、割込信号が入力される都度、DMA転送処理を続行すべきか否かの判断を行なうことができ、リロード処理の実行回数を把握することができる。
上述した実施の形態では、DMAコントローラ3は、画像メモリ14に対するDMA転送処理の実行を制御するように構成されているが、画像メモリ14に限られず、複合機1に備えるシステムメモリ、外部の装置と接続される各種の入出力部(図示せず)に対するDMA転送処理の実行についても制御することができる。
1 複合機
10 CPU(中央処理装置)
14 画像メモリ(メモリ)
22 バス
3 DMAコントローラ(データ転送制御装置)
30 制御部(制御手段、通知手段、判断手段)
31 第1レジスタ群(第1記憶手段)
32 第2レジスタ群(第2記憶手段)
10 CPU(中央処理装置)
14 画像メモリ(メモリ)
22 バス
3 DMAコントローラ(データ転送制御装置)
30 制御部(制御手段、通知手段、判断手段)
31 第1レジスタ群(第1記憶手段)
32 第2レジスタ群(第2記憶手段)
Claims (3)
- バスを介して中央処理装置及びメモリと接続され、前記メモリに対するDMA転送処理に係る情報を記憶する第1記憶手段と、該第1記憶手段に記憶してある情報に基づくDMA転送処理を制御する制御手段と、該制御手段が制御するDMA転送処理が終了した場合に、前記中央処理装置にDMA転送処理の終了を通知する通知手段とを備えるデータ転送制御装置において、
前記第1記憶手段に記憶してある情報に基づくDMA転送処理の後に前記制御手段が制御すべきDMA転送処理に係る情報を記憶する第2記憶手段を備え、
前記制御手段は、
前記第1記憶手段に記憶してある情報に基づくDMA転送処理が終了した場合に、前記第2記憶手段に情報が記憶されているか否かを判断する判断手段と、
該判断手段が、前記第2記憶手段に情報が記憶されていると判断した場合に、前記第2記憶手段に記憶してある情報を前記第1記憶手段に記憶させる手段とを備え、
前記通知手段は、
前記判断手段が、前記第2記憶手段に情報が記憶されていないと判断した場合に、前記中央処理装置にDMA転送処理の終了を通知するように構成してあることを特徴とするデータ転送制御装置。 - 第1条件又は第2条件を選択する選択手段を備え、
前記通知手段は、
前記選択手段が第1条件を選択した場合、前記第2記憶手段に情報が記憶されているか否かに関わらず、前記制御手段が制御するDMA転送処理が終了した場合に、前記中央処理装置にDMA転送処理の終了を通知するように構成してあり、
前記選択手段が第2条件を選択した場合、前記判断手段が前記第2記憶手段に情報が記憶されていないと判断した場合に、前記中央処理装置にDMA転送処理の終了を通知するように構成してあることを特徴とする請求項1に記載のデータ転送制御装置。 - 前記メモリを複数備え、
前記選択手段は、夫々のメモリに対応して第1条件又は第2条件を選択するように構成してあることを特徴とする請求項2に記載のデータ転送制御装置。
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CN100373362C (zh) * | 2005-12-22 | 2008-03-05 | 北京中星微电子有限公司 | 直接存储访问控制器 |
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2003
- 2003-08-25 JP JP2003300385A patent/JP2005071104A/ja active Pending
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