JP2007288664A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 揮発性メモリの一部エリアをバッテリーでバックアップして揮発性メモリを不揮発性エリアと揮発性エリアに分割して使用するとともに、揮発性メモリの一方のエリアをバッファエリアとして選択し、かつ処理開始時にデータを記憶するエリアを選択して記憶することにより、装置のコストを抑えつつ、バッファエリアの不足によるエラーを防止可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 不揮発性エリア51と揮発性エリア52を有したSDRAM50を具備する画像形成装置100であって、不揮発性エリア51と揮発性エリア52の空き容量を比較する比較手段と、データを書き込むエリアを選択する選択手段と、データを不揮発性エリア51又は揮発性エリア52へ書き込む書き込み手段とを具備し、比較手段が比較した結果に基づいて選択手段が空き容量の大きいエリアを選択し、書き込み手段が空き容量の大きいエリアへデータを書き込む。
【選択図】図2
【解決手段】 不揮発性エリア51と揮発性エリア52を有したSDRAM50を具備する画像形成装置100であって、不揮発性エリア51と揮発性エリア52の空き容量を比較する比較手段と、データを書き込むエリアを選択する選択手段と、データを不揮発性エリア51又は揮発性エリア52へ書き込む書き込み手段とを具備し、比較手段が比較した結果に基づいて選択手段が空き容量の大きいエリアを選択し、書き込み手段が空き容量の大きいエリアへデータを書き込む。
【選択図】図2
Description
本発明は、画像形成装置に関し、詳しくは、不揮発性エリア及び揮発性エリアを有した揮発性メモリを具備する画像形成装置に関する。
スキャナー、コピー機及びこれらの複合機等の画像形成装置においては、特許文献1に示す如く、スキャンデータを記憶する画像メモリとは別に、画像メモリからのスキャンデータを数ライン程度一時的に記憶するバッファメモリを具備する場合が多い。
特開2004−25772号公報
しかしながら、上記画像形成装置の場合、バッファメモリを設けることで、スキャンデータの転送の待ち時間を減らし、さらに画像メモリを設けることで、スキャンデータのあふれを防止するものの、画像メモリとバッファメモリとを別々に設ける必要があるため、装置のコストを下げる点では問題がある。一方で、画像メモリの機能とバッファメモリの機能とを一つの揮発性メモリに集約したものを使用する場合もある。しかし、一つの揮発性メモリにこれら機能を集約すると画像メモリとして機能するエリアとバッファメモリとして機能するエリアに分割することとなり、データ量の大きいデータをバッファメモリとして機能するエリアに書き込む場合、スキャンデータのあふれを防止できない点で問題がある。
本発明は、かかる問題を解決すべくなされたものであり、揮発性メモリの一部エリアをバッテリーでバックアップして揮発性メモリを不揮発性エリアと揮発性エリアに分割して使用するとともに、揮発性メモリの一方のエリアをバッファエリアとして選択し、かつ処理開始時にデータを記憶するエリアを選択して記憶することにより、装置のコストを抑えつつ、バッファエリアの不足によるエラーを防止可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
当該目的を達成するために、請求項1に記載の画像形成装置は、不揮発性エリア及び揮発性エリアを有した揮発性メモリを具備する画像形成装置であって、前記不揮発性エリア及び揮発性エリアの空き容量を比較する比較手段と、データを書き込むエリアを選択する選択手段と、データを前記不揮発性エリア又は揮発性エリアへ書き込む書き込み手段とを具備し、前記比較手段が比較した結果に基づいて前記選択手段が空き容量の大きいエリアを選択し、前記書き込み手段が前記空き容量の大きいエリアへデータを書き込むことを特徴としている。
請求項2に記載の画像形成装置は、請求項1記載の画像形成装置において、前記揮発性メモリにバッファメモリとし、所定のスキャン処理を行うことにより生じるスキャンデータを前記揮発性メモリに書き込む場合に、前記比較手段が前記スキャン処理開始時に比較した結果に基づいて前記選択手段がスキャンデータを書き込むエリアを選択し、前記選択手段が選択した結果に基づいて前記書き込み手段が前記スキャンデータを書き込むことを特徴としている。
請求項3に記載の画像形成装置は、請求項1乃至2記載の画像形成装置において、前記不揮発性エリアの空き容量を表示する表示手段を具備することを特徴としている。
請求項1に記載の画像形成装置によれば、不揮発性エリア及び揮発性エリアを有したメモリの両エリアの空き容量を比較する比較手段が比較した比較結果に基づいて、空き容量の大きいエリアを選択し、選択したエリアにデータを書き込むことから、揮発性メモリの空き容量の少ない一方のエリアにデータが書き込まれることがなく、また揮発性メモリの空き容量不足によるエラーを防止可能な画像形成装置を提供することができる。
請求項2に記載の画像形成装置によれば、前記揮発性メモリをバッファメモリとし、所定のスキャン処理を行うことにより生じるスキャンデータを前記揮発性メモリに書き込む場合において、比較手段がスキャン処理開始時に比較した結果に基づいて選択手段がスキャンデータを書き込むエリアを選択し、選択手段が選択した結果に基づいて書き込み手段がスキャンデータを書き込むことから、画像メモリの機能を有する揮発性メモリにバッファメモリの機能を付加することで装置の低コスト化を可能とする画像形成装置を提供することができる。さらに、揮発性メモリの空き容量の少ない一方のエリアにデータ量の多いスキャンデータが書き込まれないことでバッファエリアの空き容量不足によるエラーを防止可能な画像形成装置を提供することができる。
請求項3に記載の画像形成装置によれば、請求項1乃至2記載の画像形成装置において、不揮発性エリアの空き容量を表示する表示手段を具備することから、データを記憶するエリアが不揮発性エリアから揮発性エリアに切り替わっても急激に空き容量の割合値が変動することがなく、ユーザの混乱を防止することができる画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る画像形成装置100について図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置100についての電気的構成を示したブロック図である。以下に述べる画像形成装置100の例としては、スキャナー、コピー機及びこれらの複合機が挙げられる。画像形成装置100は、不揮発性エリア51及び揮発性エリア52を有したSDRAM(Synchronous DRAM)50を具備する装置であって、不揮発性エリア51及び揮発性エリア52の空き容量を比較する比較手段と、データをSDRAM50のどのエリアに書き込むかを選択する選択手段と、データを不揮発性エリア51又は揮発性エリア52へ書き込む書き込み手段とを備えたものである。画像形成装置100を構成するCPU10、画像読取部20、画像処理部21、画像形成部22、操作部30、Flash ROM40及びSDRAM50はバス60によって通信可能に接続されている。上記比較手段、選択手段、書き込み手段は、SDRAM50に格納されたプログラムに基づいて動作処理するCPU10からの制御信号に従って動作する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置100についての電気的構成を示したブロック図である。以下に述べる画像形成装置100の例としては、スキャナー、コピー機及びこれらの複合機が挙げられる。画像形成装置100は、不揮発性エリア51及び揮発性エリア52を有したSDRAM(Synchronous DRAM)50を具備する装置であって、不揮発性エリア51及び揮発性エリア52の空き容量を比較する比較手段と、データをSDRAM50のどのエリアに書き込むかを選択する選択手段と、データを不揮発性エリア51又は揮発性エリア52へ書き込む書き込み手段とを備えたものである。画像形成装置100を構成するCPU10、画像読取部20、画像処理部21、画像形成部22、操作部30、Flash ROM40及びSDRAM50はバス60によって通信可能に接続されている。上記比較手段、選択手段、書き込み手段は、SDRAM50に格納されたプログラムに基づいて動作処理するCPU10からの制御信号に従って動作する。
CPU10は、バス60を介して画像形成装置100を構成する各部と接続されており、これら各部の処理動作をSDRAM50に格納されたプログラムに基づいて制御する制御部として機能する。
画像読取部20は、CPU10からの制御信号に基づいて原稿の画像データを読み取り出力する。画像処理部21は、画像読取部20で出力された原稿の画像データに対して、ずれ/ライン補正等の画像処理を行う。画像形成部22は、画像処理部21で処理された画像データを用紙に印字し出力する。
操作部30は、ユーザーが画像形成装置100に対して各種の設定や指示などを行う際に用いられる部分であり、各種設定機能等を選択するためのカーソルキー、選択した機能等を決定するためのセットボタンなどを備えている。また、操作部30には、SDRAM50の不揮発性エリア51の空き容量を割合値(%)で表示するためのLCD(Liquid Crystal Display)31を備えており、不揮発性エリア51の残りのメモリ容量を報知する。なお、バッファエリアとして揮発性エリア52を使用する場合であっても、LCD31には不揮発性エリア51の空き容量の割合値(%)を表示する。ここで割合値の表示を不揮発性エリア51の空き容量に限ったのは、バッファエリアとして使用するエリアを対象として割合値を表示すると、バッファエリアとして使用するエリアが切り替わるごとに割合値の表示が切り替わることで表示される割合値が急激に変化してしまう場合があり、それによってユーザに混乱等を引き起こすからである。
Flash ROM40は、複数回のデータ書き込み及び読み出しが可能で、装置電源が遮断されても記憶内容を記憶する不揮発性メモリであり、SDRAM50に保持されている画像形成装置100の制御プログラムの複製及び各種データの複製を記憶することでSDRAM50のバックアップメモリとして機能する。なお、Flash ROM40は特に限定されるものではなく、その他に例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)やNVRAM(Nonvolatile RAM)であってもよい。
SDRAM50は、複数回のデータ書き込み及び読み出しが可能で、装置電源が遮断されると記憶内容が保持できなくなる揮発性メモリであり、画像形成装置100の制御プログラムを記憶するプログラムメモリ、スキャンデータを記憶する画像メモリ及びバッファメモリとして機能する。SDRAM50は、一部のエリアをバッテリでバックアップすることにより、不揮発性エリア51及び揮発性エリア52に分割して使用する。通常、揮発性エリア52はスキャンデータを記憶するバッファエリアとして使用する。なお、SDRAM50は特に限定されるものではなく、その他に例えば、DR DRAM(Direct Rambus DRAM)やDDR SDRAM(Double Data Rate SDRAM)等であってもよい。
図1に示した画像形成装置100におけるスキャン処理の処理動作について、図2及び図3に示すフローチャートに基づいて説明する。
図2は、画像形成装置100におけるスキャン処理のうちソートコピーについての処理動作を示すフローチャートである。ソートコピーとはコピーした後の原稿を原稿のページ順、コピー部ごと、原稿ごとに予め仕分けして出力するコピーのことであり、ソートコピーを行なう場合には複数枚の原稿を連続してスキャン処理をし、それにより生じるすべてのスキャンデータを一括して保持する必要があるため、大量のスキャンデータが発生する。また、ソートコピーを行なう場合には、予め処理を行なう原稿の枚数を画像形成装置100に設定するわけではないため、画像形成装置100はスキャン処理により発生するスキャンデータのデータ量を予測することができない。従って、画像形成装置100のソートコピーでスキャン処理を行なう場合には、以下のような処理動作が行われる。なお当該処理動作は、SDRAM50に格納されたプログラムに基づいて動作処理するCPU10からの制御信号に従って行われる。
ユーザーにより操作部30のカーソルキーが操作されることでソートの項目が選択され、セットボタンが押されることでソートコピーが設定される。この際ユーザーにより出力される用紙の仕分け方法が設定される。ユーザーによりソートの項目が選択され、セットボタンが押されることで、ソートコピーを実行するジョブが発生したという信号が送られる。ソートコピーを実行するジョブが発生したという信号を受けると(S1:YES)、比較手段が不揮発性エリア51及び揮発性エリア52の空き容量を比較する(S2)。比較手段が不揮発性エリア51及び揮発性エリア52の空き容量を比較した結果(S2)、不揮発性エリア51の空き容量の方が多い場合(S3:YES)、選択手段はスキャンバッファとして不揮発性エリア51を選択し、不揮発性エリア51のポインタを確保する(S4)。揮発性エリア52の空き容量の方が多い場合(S3:NO)、選択手段はスキャンバッファとして揮発性エリア52を選択し、揮発性エリア52のポインタを確保する(S5)。選択手段により選択されたエリアのポインタを確保すると(S4又はS5)、スキャン処理を開始する(S6)。このようにスキャン処理開始時に不揮発性エリア51の空き容量が揮発性エリア52の空き容量より大きい場合は不揮発性エリア51をスキャンバッファとして使用する。
なお、通常のスキャン処理を実行するジョブが発生したという信号を受けた場合は(S1:NO)は、揮発性エリア52のポインタを確保する(S5)。通常、不揮発性エリア51には、停電時等で装置電源が遮断された場合に記憶すべきデータを優先して記憶するために記憶容量を確保しなければならず、通常のスキャン処理により発生するスキャンデータを不揮発性エリア51へ記憶することは避ける必要がある。従って、通常のスキャン処理の場合、常に選択手段は揮発性エリア52をスキャンバッファとして選択する。
以下、不揮発性エリア51の空き容量が揮発性エリア52の空き容量より大きい場合(S3:YES)について説明する。スキャン処理を開始する(S6)。画像読取部20は原稿の画像を読み取り、読み取った原稿の画像データを画像処理部21へ提供する。画像処理部21は提供された原稿の画像データを処理しスキャンデータとして書き込み手段へ提供する。書き込み手段はスキャンデータを不揮発性エリア51に随時蓄積していく(S7)。スキャンデータの蓄積状況を監視しながら(S8)、スキャンデータの蓄積が終了するまで引き続きスキャンデータの蓄積を行なう(S8:NO)。スキャンデータの蓄積が終了すると(S8:YES)、スキャン処理は終了する(S9)。画像形成部22は、不揮発性エリア51に蓄積したスキャンデータを読み出し、読み出したスキャンデータを基に印字を開始する(S10)。この際、ユーザーにより設定された用紙の仕分け方法により用紙が出力される(図示せず)。スキャンデータの印字処理の状況を監視しながら(S11)、印字処理が終了するまで引き続き印字処理を行なう(S11:NO)。印字処理が終了すると(S11:YES)、不揮発性エリアに蓄積したスキャンデータを消去する(S12)。なお、不揮発性エリア51の空き容量が揮発性エリア52の空き容量より小さい場合(S3:NO)は、上記と同様にスキャンデータの蓄積、スキャンデータの印字等(S6乃至S12)を揮発性エリア52において行なう。
図2に示す処理動作では、ソートコピーのスキャン処理を開始する前に予めSDRAM50の不揮発性エリア51及び揮発性エリア52の空き容量を比較することから、空き容量の少ない一方のエリアに、1つのジョブを処理するために必要なデータ量のスキャンデータが書き込まれることがなく、バッファエリアの不足によるエラーの防止が可能となる。また、この処理動作はソートコピーのように大量のスキャンデータが発生するスキャン処理について選択的に行なうことから、スキャンデータのデータ量が少ない通常のスキャン処理において不揮発性エリア51の記憶容量が消費されることはない。
図3は、画像形成装置100におけるスキャン処理のうちグレイスケール読みのスキャン処理についての処理動作及び画像形成装置100とLAN接続されたコンピュータ(PC)へスキャンデータを送信する処理動作を示すフローチャートである。グレイスケール読みのスキャン処理とは、取り込んだ原稿を白から黒までの明暗だけで表現し、色の情報は含まないモノクロでスキャン処理を行なうことであり、8ビットであれば256階調、16ビットなら65536階調の灰色で取り込んだ原稿の画像を表現するため、グレイスケール読みのスキャン処理を行うと、スキャンデータが大きくなるため大容量のバッファエリアが必要となる。また、画像形成装置100は、ネットワークスキャナーとして複数のコンピュータ(PC)と接続され、グレイスケール読みのスキャン処理を行ったスキャンデータを複数のコンピュータ(PC)へ転送する場合がある。従って、以下のような処理動作が行われる。なお当該処理動作は、SDRAM50に格納されたプログラムに基づいて動作処理するCPU10からの制御信号に従って行われる。
ユーザーにより操作部30のカーソルキーが操作されることでグレースケール読みの項目が選択され、セットボタンを押されることでグレースケール読みのスキャン処理が設定される。この時、スキャンデータを送信するコンピュータ(PC)が合わせて設定される。ユーザーによりグレースケール読みの項目が選択され、セットボタンが押されることで、グレースケール読みのスキャン処理をするジョブが発生したという信号が送られる。この信号を受けて、画像形成部22が起動中であるか否かを判断する(S20)。グレースケール読みのスキャン処理の場合、大きなバッファエリアを必要とするため、画像形成部22が起動しているとグレースケール読みに必要な容量のバッファエリアを確保するのが難しいからである。画像形成部22が起動中である場合は(S20:YES)、引き続き画像形成部22の起動状況を監視する。画像形成部22が起動中でない場合(S20:NO)、比較手段は不揮発性エリア51と揮発性エリア52の空き容量を比較する(S21)。不揮発性エリア51の空き容量が揮発性エリア52の空き容量より小さい場合(S22:NO)、選択手段はスキャンバッファとして揮発性エリア52を選択し、揮発性エリア52のポインタを確保する(S23)。不揮発性エリア51の空き容量が揮発性エリア52の空き容量より大きい場合(S22:YES)、選択手段はスキャンバッファとして不揮発性エリア51を選択し、不揮発性エリア51のポインタを確保する(S24)。選択手段が選択したエリアのポインタが確保できると(S23又はS24)、スキャン処理を開始する(S25)。このようにスキャン処理開始時に不揮発性エリア51の空き容量が揮発性エリア52の空き容量より大きい場合は不揮発性エリア51をスキャンバッファとして使用する。
以下、不揮発性エリア51の空き容量が揮発性エリア52の空き容量より大きい場合について説明する。なお、スキャン処理を開始すると、スキャン処理が終了するまで画像形成部22の処理を開始しない。スキャン処理を開始する(S25)。画像読取部20は原稿の画像を読み取り、読み取った原稿の画像データを画像処理部21へ提供する。画像処理部21は提供された原稿の画像データを処理しスキャンデータとして書き込み手段へ提供する。書き込む手段はスキャンデータを不揮発性エリア51に随時蓄積していく。スキャンデータが不揮発性エリア51に一定容量蓄積されると、ユーザーにより指定されたコンピュータ(PC)へスキャンデータの送信を行なう(図示せず)。不揮発性エリア51の空き容量が設定値K1以下になると(S26:YES)、スキャン処理を一時停止する(S27)。スキャン処理を一時停止することで、ユーザーにより指定されたコンピュータ(PC)へのスキャンデータの送信のみを行い、不揮発性エリア51の空き容量を確保する。ここで設定値K1とは予め設定された不揮発性エリア51の記憶容量の空き容量の値であり、不揮発性エリア51に蓄積するスキャンデータのデータ量とコンピュータ(PC)へ送信するスキャンデータのデータ量との関係を考慮して設定される。
不揮発性エリア51の空き容量は操作部30のLCD31に表示することで、ユーザーに報知する。揮発性エリア52の空き容量についてはLCD31に表示しない。不揮発性エリア51の空き容量のみ表示したのは、スキャンデータを記憶しているエリアの空き容量を表示するとスキャンデータを記憶するエリアが切り替わった際、急激に空き容量の割合値が変動し、ユーザに混乱を生じさせるおそれがあるからである。
不揮発性エリア51の空き容量が設定値K2以上になると(S28:YES)、スキャン処理の一時停止を解除し(S29)、再びスキャン処理を開始する。ここで設定値K2とは予め設定された不揮発性エリア51の記憶容量の空き容量の値であり、設定値K1よりも小さい値である。不揮発性エリア51の空き容量が設定値K2より小さい場合は(S28:NO)、引き続き不揮発性エリア51の空き容量を監視する。不揮発性エリア51の空き容量が設定値K1より大きい場合(S26:NO)、一ページ分のスキャン処理が終了する(S30)まで、スキャン処理を続ける。
一ページ分のスキャン処理が終了し(S30)、不揮発性エリア51の空き容量が設定値K3より小さい場合(S31:NO)は、不揮発性エリア51に保持していた一ページ目のスキャンデータをユーザーにより指定されたコンピュータ(PC)へ送信し、スキャンデータがコンピュータ(PC)へ移動するのを待つ(S32)。ここで設定値K3とは予め設定された不揮発性エリア51の記憶容量の空き容量の値であり、設定値K1よりも大きい値である。グレースケール読みのスキャン処理の場合、大きなバッファエリアを必要とするため、原稿のページ間での読み取り間隔を一定時間空けることで、ユーザーにより指定されたコンピュータ(PC)へスキャンデータを送信する時間を確保し、スキャンデータのデータ量が不揮発性エリア51のメモリ容量を超えないようにする。その後、不揮発性エリア51の空き容量が設定値4より大きくなると(S33:NO)、次に原稿がある場合は(S34:YES)、引き続きスキャン処理を行なう。原稿が無い場合は(S34:NO)、スキャン処理を終了する。ここで設定値K4とは予め設定された不揮発性エリア51の記憶容量の空き容量の値であり、設定値K3よりも小さい値でかつ設定値K1よりも大きい値である。一ページ分のスキャン処理が終了し(S30)、不揮発性エリア51の空き容量が設定値K3以上の場合(S31:YES)、次に原稿がある場合は(S34:YES)、引き続きスキャン処理を行ない、原稿が無い場合は(S34:NO)、スキャン処理を終了する。なお、不揮発性エリア51の空き容量が揮発性エリア52の空き容量より小さい場合(S22:NO)は、上記と同様のスキャン処理及びスキャンデータの送信等(S25乃至S34)を揮発性エリア52において行なう。
このようにスキャン処理を行ないながら不揮発性エリア51の空き容量を監視し、不揮発性エリア51の空き容量が設定値より少ない場合は、不揮発性エリア51の空き容量が設定値K3より多くなるまで次ページの読み取りを停止する。また、不揮発性エリア51の空き容量が設定値K1以下になった場合はページの読み取り途中であってもそのページ位置でページの読み取りを一時停止し、不揮発性エリア51の空き容量が設定値より大きくなった後、読み取りを停止したページ位置から読み取りを再開する。なお、上記設定値は、読み取り停止の基準値を読み取り開始の基準値よりもより小さくすることで読み取り停止の回数を減らすこともできる。
図3に示す処理動作では、グレースケール読みのスキャン処理を開始する前に予めSDRAM50の不揮発性エリア51及び揮発性エリア52の空き容量を比較することから、空き容量の少ない一方のエリアに、1つのジョブを処理するために必要なデータ量のスキャンデータが書き込まれることがなく、バッファエリアの不足によるエラーの防止が可能となる。また、この処理動作はグレースケール読みのスキャン処理のように大量のスキャンデータが発生するスキャン処理について選択的に行なうことから、スキャンデータのデータ量が少ない通常のスキャン処理において不揮発性エリア51の記憶容量が消費されることはない。
50 SDRAM(揮発性メモリ)
51 不揮発性エリア
52 揮発性エリア
100 画像形成装置
51 不揮発性エリア
52 揮発性エリア
100 画像形成装置
Claims (3)
- 不揮発性エリア及び揮発性エリアを有した揮発性メモリを具備する画像形成装置であって、
前記不揮発性エリア及び揮発性エリアの空き容量を比較する比較手段と、
データを書き込むエリアを選択する選択手段と、
データを前記不揮発性エリア又は揮発性エリアへ書き込む書き込み手段とを具備し、
前記比較手段が比較した結果に基づいて前記選択手段が空き容量の大きいエリアを選択し、
前記書き込み手段が前記空き容量の大きいエリアへデータを書き込むことを特徴とする画像形成装置。 - 前記揮発性メモリをバッファメモリとし、
所定のスキャン処理を行うことにより生じるスキャンデータを前記揮発性メモリに書き込む場合において、
前記比較手段が前記スキャン処理開始時に比較した結果に基づいて前記選択手段がスキャンデータを書き込むエリアを選択し、
前記選択手段が選択した結果に基づいて前記書き込み手段が前記スキャンデータを書き込むことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記不揮発性エリアの空き容量を表示する表示手段を具備することを特徴とする請求項1乃至2記載の画像形成装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011175379A (ja) * | 2010-02-23 | 2011-09-08 | Toshiba Corp | マイクロコンピュータ及び車両 |
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2006
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