JP2005070070A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の上下扉の構成では装置が大型化する。
【解決手段】画像形成部2000における縦パス搬送路を開放する上扉2500、およびカセット給紙部1000から供給されたシート状記録媒体を画像形成手段に向けて搬送するためのシート材搬送ガイド部材を有し、装置の高さ方向において、シート材搬送ガイド部材の上端が上扉2500の下端よりも上方にある。
【選択図】 図1
【解決手段】画像形成部2000における縦パス搬送路を開放する上扉2500、およびカセット給紙部1000から供給されたシート状記録媒体を画像形成手段に向けて搬送するためのシート材搬送ガイド部材を有し、装置の高さ方向において、シート材搬送ガイド部材の上端が上扉2500の下端よりも上方にある。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート状の記録媒体に画像を形成する画像形成装置のうち、複数のシート状記録媒体を供給する手段を備えた画像形成装置に関するものである。ここで、シート状の記録媒体とは画像形成装置に使用される記録媒体一般を意味するもので、紙、フィルムやプラスチックシート等も含むものとするが、本明細書においては、以下「記録紙」または「用紙」と表現することとする。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機、プリンタまたはファクシミリなどに用いられ、用紙に画像を形成する画像形成装置においては、図7に示すように、複数種類の用紙をそれぞれ収納する複数の記録紙収納手段と該複数の記録紙収納手段のそれぞれに対応して該記録紙を1枚ずつに分離して画像形成部に供給する複数の記録紙供給手段を備え、かつ、いずれかの記録紙収納手段から記録紙供給手段によって供給された記録紙を略垂直方向に搬送しながら画像形成を行う縦パスレイアウトの画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図7において、2000は用紙に画像を形成する画像形成部であり、1000は数百枚程度の用紙を収納し、該収納された用紙を1枚ずつに分離して画像形成部2000に向かって供給するカセット給紙部である。1100はカセット給紙部1000のうち、最も画像形成部に近い1段目のカセット給紙部、1200は同じくカセット給紙部1000のうち、2段目のカセット給紙部である。1300は百枚程度の用紙を適宜、任意にセットすることができ、セットされた用紙を1枚ずつに分離して画像形成部2000に向かって供給する手差し給紙部である。2500は画像形成部を通過する用紙が詰まった場合に取り除いたり、画像形成部の保守点検を行ったりするために開閉可能な上扉であり、前記手差し給紙部1300は該上扉2500に含まれる。1500はカセット給紙部1000から供給される途中の用紙が詰まった場合に取り除いたり、カセット給紙部1000の保守点検を行ったりするために開閉可能な下扉である。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−3059号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例においては、上扉2500と下扉1500がそれぞれ独立して開閉できるように、手差し給紙部1300とカセット給紙部1000とが高さ方向において重ならないように配置されているため、装置の高さが高くなってしまうという欠点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数のシート状の記録媒体を多数枚収納するシート状記録媒体収納手段と、該複数のシート状記録媒体収納手段のそれぞれに対応して、前記シート状記録媒体収納手段に収納されているシート状記録媒体を1枚ずつに分離して搬送する複数のシート状記録媒体供給手段、および該複数のシート状記録媒体供給手段のうちのいずれかによって供給されたシート状記録媒体の表面に可視画像を形成する画像形成手段とを備えた画像形成装置において、前記シート状記録媒体供給手段のいずれかから供給されたシート状記録媒体を略垂直方向に搬送しながら前記画像形成手段によって画像を形成する縦パス搬送路と、画像形成部における縦パス搬送路を開放する上扉、および前記複数のシート状記録媒体供給手段のうちのいずれかによって供給されたシート状記録媒体を前記画像形成手段に向けて搬送するためのシート材搬送ガイド部材を有し、装置の高さ方向において、該シート材搬送ガイド部材の上端が前記上扉の下端よりも上方にあることを特徴とする。
【0007】
本発明は、複数のシート状の記録媒体を多数枚収納するシート状記録媒体収納手段と、該複数のシート状記録媒体収納手段のそれぞれに対応して、前記シート状記録媒体収納手段に収納されているシート状記録媒体を1枚ずつに分離して搬送する複数のシート状記録媒体供給手段、および該複数のシート状記録媒体供給手段のうちのいずれかによって供給されたシート状記録媒体の表面に可視画像を形成する画像形成手段とを備えた画像形成装置において、前記シート状記録媒体供給手段のいずれかから供給されたシート状記録媒体を略垂直方向に搬送しながら前記画像形成手段によって画像を形成する縦パス搬送路と、画像形成部における縦パス搬送路を開放する上扉と、シート状記録媒体供給部における縦パス搬送路を開放する下扉とを有し、該下扉と前記上扉は前記画像形成装置本体の同一側面に縦方向に並んで配置されていて、それぞれ独立して前記画像形成装置の所定の位置に対して開閉可能であり、前記下扉と前記上扉の内側に前記下扉と前記上扉の間にまたがって配置されるシート材搬送ガイド部材を備えたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0009】
図1〜図6を参照しながら、本発明を実施した画像形成装置について説明する。
【0010】
図1は本発明を実施した画像形成装置の機械的な内部構成の主要部を表わす断面構成図であり、図2は同じく本発明を実施した画像形成装置の外観斜視図である。図3は前記画像形成装置において、上扉と下扉を開けた状態の外観斜視図であり、図4は同じく前記画像形成装置において、上扉のみを開けた状態の外観斜視図、図5は同じく前記画像形成装置において、下扉のみを開けた状態の外観斜視図である。図6は前記画像形成装置のシステム構成を表わすブロック図である。
【0011】
図1、または図2、図6において、1000は画像を形成される前の記録媒体であるところの用紙を箱状のカセット内に数百枚程度積載状態で収納し、該積載状態の用紙を1枚ずつに分離して送り出すカセット給紙部であり、2000は該カセット給紙部1000から送られてきた用紙に電子写真方式で画像を形成する画像形成部、3000は被読み取り対象物の表面の光学的な性質を電気信号に変換することによって、該光学的な性質を画像として読み取る画像読取部である。
4100は装置各部を電気的に制御する制御部であり、4200は装置各部に電力を供給する電源部である。
【0012】
図1において、カセット給紙部1000においては、サイズなどが異なる2種類の用紙を収納、および供給できるように、上段カセット給紙部1100と、下段カセット給紙部1200が備えられている。
【0013】
上段カセット給紙部1100において、1101は積載状態の用紙、1102は該用紙1101を載置すると共に該用紙1101の量に応じてシート材を所定の高さに持ち上げる中板、1103は用紙1101の後端位置を規制する後端規制板である。1106は前記用紙1101を含む、中板1102、後端規制板1103、および図示していない用紙1101の両側端位置を規制する1対のサイド規制板などが収納されているカセットオケであり、該カセットオケ1106は用紙の補給などの際に装置本体から引き出すことができる。
【0014】
同じく図1において、矢印Aは上段カセット給紙部1100から用紙を供給する場合の用紙搬送方向であり、1121は積載状態で収納されている前記用紙1101の最も上の用紙に圧接し、用紙を矢印A方向に送り出すピックアップローラー、1122は該ピックアップローラー1121によって送り出された用紙を更に矢印A方向へ送るフィードローラー、1123は該フィードローラー1122に対して所定の押圧力で圧接すると共に、用紙を矢印A方向へ送るのとは反対の方向へ所定のトルクを発生するように回転駆動力が与えられているリタードローラー、1124は一方が回転力を与えられている搬送ゴムローラー、1125は該搬送ゴムローラー1124に圧接、および従動回転する搬送コロであり、搬送ゴムローラー1124と搬送コロ1125とで搬送ローラー対を成していて、カセット給紙部1000から供給されるシートを搬送する搬送ガイド部材の上端に位置している。1600は、搬送コロ1125を搬送ゴムローラー1124に対して圧接可能なように支持すると共に、用紙の搬送経路において、搬送コロ1125近傍での用紙の搬送をガイドし、また、紙詰まりなどの場合には図3に示すように、搬送ローラー1124の軸線方向と平行な支点を中心にして、ローラー搬送ゴムローラー1124との圧接を解除する方向へ開閉可能な内扉である。
【0015】
カセットオケ1106内で中板1102の上に積載状態で載置されて収納されている用紙1101は、ピックアップローラー1121が用紙1101の最も上の用紙に圧接、および回転することによって送り出され、送り出された用紙は、リタードローラー1123によって1枚に分離されると共に、フィードローラー1122によって搬送ゴムローラー1124と搬送コロ1125から成る搬送ローラー対へ送られ、該搬送ローラー対は用紙を更に搬送方向下流側の画像形成部2000に向かって搬送する。
【0016】
下段カセット給紙部1200については、上段カセット給紙部1100と同じ構成については省略するが、上段カセット給紙部1100における搬送コロ1125に相当する搬送コロ1225は、搬送ゴムローラー1224に対して圧接可能なように下扉1500に支持されている。下扉1500は用紙の搬送経路において、搬送コロ1225近傍での用紙の搬送をガイドし、また、紙詰まりなどの場合には図3に示すように、搬送ローラー1224の軸線方向と平行な支点を中心にして、搬送ゴムローラー1224との圧接を解除する方向へ開閉可能な扉であるとともに、閉じた状態では、装置本体に対して所定の位置に係合される下扉係合部材1502を有している。
【0017】
図1において、1300は百枚程度の用紙を適宜、任意にセットすることができ、セットされた用紙を1枚ずつに分離して画像形成部2000に向かって供給する手差し給紙部である。
【0018】
2012は画像形成部2000において、画像を形成する位置の用紙搬送方向上流側に配置され、シート材を画像形成のタイミングに合わせて搬送するレジストローラー対のうち、ゴムローラーであるところのレジストゴムローラー、2013は前記レジストローラー対のうちのもう一方で、ローラー部が金属などの硬度の高い材質で形成されているところのレジストハードローラーである。2011は前記レジストローラー対の搬送方向上流側に配置され、該レジストローラーによる用紙搬送開始タイミングを制御するために、搬送ゴムローラー1124と搬送コロ1125とから成る搬送ローラー対によって送られてきた用紙先端が通過するタイミングを検知するレジ前センサーである。
【0019】
搬送ゴムローラー1124と搬送コロ1125とから成る搬送ローラー対によって搬送されてきた用紙は、レジ前センサー2011によって先端を検知され、該検知タイミングを元にレジストゴムローラー2012とレジストハードローラー2013とから成るレジストローラー対によって画像形成のタイミングに合わせた所定のタイミングで画像形成位置に向けて搬送が行われる。
【0020】
画像形成部2000においては、画像データに応じてレーザーダイオードの発光をON/OFFさせ、発光されたレーザー光を6面体ミラー2101に入射させる。6面体ミラー2101は一定速度で一定の方向に回転しており、6面体ミラー2101から反射されたレーザー光は、6面体ミラー2101の前方に配置された結像レンズ2102a,2102b、および反射ミラー2103a,2103bを経て筒状の感光ドラム2001の表面に焦点を結ぶ。感光ドラム2001は光が照射された部位の電位が変化する性質を持ち、6面体ミラー2101が一定速度で回転すると、感光ドラム2001に照射されたレーザー光は一定速度で感光ドラム2001の表面を感光ドラム2001の軸線方向であるところの主走査方向を走査する。
【0021】
レーザー光で主走査方向への走査を連続的に繰り返しながら、感光ドラム2001をレーザー光による主走査と同期した所定の速度で矢印Kの方向に回転させることによって副走査が行われ、感光ドラム2001の面上に静電潜像が形成される。2100は図示していなレーザーダイオードや6面体ミラー2101、結像レンズ2102a,2102b、反射ミラー2103a,2103bなどの光学系を一体的に構成したレーザースキャナーである。
【0022】
静電潜像が形成された感光ドラム2001の表面の静電潜像部に、静電気に吸着する性質と熱を加えることによって溶融する性質をもった微粒子状の有色熱溶融性トナーが吸着することによってトナー像が現像される。感光ドラム2001の表面上に現像されたトナー像は、前記カセット給紙部1000や前記手差し給紙部1300から送られてきた用紙を感光ドラム2001と転写ローラー2002の間に挟持しながら搬送することによって、該用紙の表面に静電気的に吸着された状態で転写されながら定着器2200へ向かって搬送される。定着器2200においては、用紙表面に静電気的に吸着された状態で転写されているトナー像に、用紙を搬送しながら熱と圧力を加えることによってトナー像を用紙表面に定着させる。定着器2200から送り出された用紙は排出ローラー2004によって、画像形成部2000の上方に配置された排出トレイ2005の上に排出される。
【0023】
図1に示すように、各給紙部から供給した用紙は、略垂直の縦方向に搬送しながら画像を形成するため、縦パスレイアウトと称する。
【0024】
手差し給紙部1300、およびレジストゴムローラー2012、転写ローラー2002と用紙の搬送路の一部は、上扉2500に支持されており、上扉2500は、図3に示すように、紙詰まりなどの場合には装置本体奥側の垂直方向の支点を中心にして、搬送路を開放するように開閉可能であるとともに、閉じた状態では、装置本体に対して所定の位置に係合される上扉係合部材2502を有している。
【0025】
内扉1600は、図1に示すように、装置本体の外周面寄りに配置されている上扉2500、及び下扉1500に対して内側に配置され、用紙の搬送経路において上扉2500と下扉1500との間に配置されている。また、上扉2500に支持されている手差し給紙部1300と高さ方向において少なくとも一部が同じ高さに重なるよう配置されている。
【0026】
上扉2500は、図4に示すように、下扉1500は、図5に示すように、それぞれ独立して開閉が可能であり、内扉1600は、図3に示すように、上扉2500と下扉1500を両方とも開いた状態で開閉可能となる。
【0027】
内扉1600が開いている状態から、上扉2500、または下扉1500を閉じる場合には、上扉2500と下扉1500のどちらを先に閉じても、上扉2500、または下扉1500の当接部が内扉1600に当接して内扉1600が閉じるようになっている。内扉1600は少なくとも、上扉2500と下扉1500の両方が閉じた状態では、装置内における所定の位置に位置決めされている。
【0028】
前記搬送ローラ対1124、1125は本発明のシート材搬送ガイド部材を構成するものであり、搬送ローラ対1124、1125が上扉2500の下端よりも上方に位置している。さらに、搬送ローラ対1124、1125は下扉1500と上扉2500の内側で且つ下扉1500と上扉2500の間にまたがって配置されている。
【0029】
再び図1において、画像読取部3000においては、原稿台ガラス3101の上に載置した原稿などの被読み取り対象物の原稿台ガラスと接触する側の面を光源3102で照らしながらミラーやレンズなどからなる光学系を通して走査することで、原稿表面の光学的画像をCCD3103などの光電変換素子によって電気信号に変換することによって読み取りを行うフラットベッドスキャナー部3100と、該フラットベッドスキャナー部3100の光学系および光電変換素子部等を用いて、複数枚の原稿を1枚ずつに分離搬送して読み取りを行う自動原稿給送部3200が備えられている。
【0030】
制御部4100においては、電源部4200から供給される電力を利用し、予めプログラムされた制御手順に従って、装置各部に配置されている電力で動作するデバイスの制御を行ったり、電気信号に変換された画像データの処理を行ったりする。また、制御部4100は、装置外との通信を行う通信部4400,4500(図6)や、装置の操作者が入力を行う操作部4300(図2)とも接続しており、各種の電気信号を処理している。
【0031】
このように構成された画像形成装置においては、画像読取部3000で読み取った原稿の画像や通信によって装置外から送られてきた画像情報などを、カセット給紙部1000や手差し給紙部1300から給紙された用紙に、画像形成部2000で画像を形成し、可視化することができる。
【0032】
なお、本実施の形態においては、画像読取部と画像形成部とが一体的に構成された画像形成装置について説明したが、画像形成部と画像形成部との関係については、この形態に限定されるものではなく、独立した形態であってもかまわない。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、縦パスレイアウトの画像形成装置において、手差し給紙部を含む画像形成部の保守点検用扉とカセット給紙部の保守点検用扉を装置の同一面に有し、最上段のカセット給紙部から給紙されたシート材を搬送する搬送ローラー対のコロを支持するガイド部材の少なくとも一部を、画像形成部の保守点検用扉の少なくとも一部と、装置の高さ方向において同じ高さに配置することにより、装置全体の高さを低くすることができ、装置の小型化による物流時の効率アップや、排紙空間を広く取ったり、あるいは操作部や読取部の高さ位置を低く設定したりすることによって操作性の向上を図ることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した画像形成装置の機械的な内部構成の主要部を表わす断面構成図。
【図2】同じく本発明を実施した画像形成装置の外観斜視図。
【図3】同じく本発明を実施した画像形成装置において、上扉と下扉を開けた状態の外観斜視図。
【図4】同じく本発明を実施した画像形成装置において、上扉のみを開けた状態の外観斜視図。
【図5】同じく本発明を実施した画像形成装置において、下扉のみを開けた状態の外観斜視図。
【図6】画像形成装置のシステム構成を表わすブロック図。
【図7】従来例の画像形成装置の機械的な内部構成の主要部を表わす断面構成図。
【符号の説明】
A 用紙搬送方向
K 感光ドラム回転方向
1000 カセット給紙部
1100 1段目カセット給紙部
1101 用紙
1102 載置台
1103 後端規制板
1121 ピックアップローラー
1122 フィードローラー
1123 リタードローラー
1124 搬送ゴムローラー
1125 搬送コロ
1200 2段目カセット給紙部
1300 手差し給紙部
1500 下扉
1502 下扉係合部材
1600 内扉
2000 画像形成部
2500 上扉
2502 上扉係合部材
3000 画像読取部
3100 フラットベッドスキャナー部
3200 自動原稿給送部
4100 制御部
4200 電源部
4300 操作部
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート状の記録媒体に画像を形成する画像形成装置のうち、複数のシート状記録媒体を供給する手段を備えた画像形成装置に関するものである。ここで、シート状の記録媒体とは画像形成装置に使用される記録媒体一般を意味するもので、紙、フィルムやプラスチックシート等も含むものとするが、本明細書においては、以下「記録紙」または「用紙」と表現することとする。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機、プリンタまたはファクシミリなどに用いられ、用紙に画像を形成する画像形成装置においては、図7に示すように、複数種類の用紙をそれぞれ収納する複数の記録紙収納手段と該複数の記録紙収納手段のそれぞれに対応して該記録紙を1枚ずつに分離して画像形成部に供給する複数の記録紙供給手段を備え、かつ、いずれかの記録紙収納手段から記録紙供給手段によって供給された記録紙を略垂直方向に搬送しながら画像形成を行う縦パスレイアウトの画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図7において、2000は用紙に画像を形成する画像形成部であり、1000は数百枚程度の用紙を収納し、該収納された用紙を1枚ずつに分離して画像形成部2000に向かって供給するカセット給紙部である。1100はカセット給紙部1000のうち、最も画像形成部に近い1段目のカセット給紙部、1200は同じくカセット給紙部1000のうち、2段目のカセット給紙部である。1300は百枚程度の用紙を適宜、任意にセットすることができ、セットされた用紙を1枚ずつに分離して画像形成部2000に向かって供給する手差し給紙部である。2500は画像形成部を通過する用紙が詰まった場合に取り除いたり、画像形成部の保守点検を行ったりするために開閉可能な上扉であり、前記手差し給紙部1300は該上扉2500に含まれる。1500はカセット給紙部1000から供給される途中の用紙が詰まった場合に取り除いたり、カセット給紙部1000の保守点検を行ったりするために開閉可能な下扉である。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−3059号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例においては、上扉2500と下扉1500がそれぞれ独立して開閉できるように、手差し給紙部1300とカセット給紙部1000とが高さ方向において重ならないように配置されているため、装置の高さが高くなってしまうという欠点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数のシート状の記録媒体を多数枚収納するシート状記録媒体収納手段と、該複数のシート状記録媒体収納手段のそれぞれに対応して、前記シート状記録媒体収納手段に収納されているシート状記録媒体を1枚ずつに分離して搬送する複数のシート状記録媒体供給手段、および該複数のシート状記録媒体供給手段のうちのいずれかによって供給されたシート状記録媒体の表面に可視画像を形成する画像形成手段とを備えた画像形成装置において、前記シート状記録媒体供給手段のいずれかから供給されたシート状記録媒体を略垂直方向に搬送しながら前記画像形成手段によって画像を形成する縦パス搬送路と、画像形成部における縦パス搬送路を開放する上扉、および前記複数のシート状記録媒体供給手段のうちのいずれかによって供給されたシート状記録媒体を前記画像形成手段に向けて搬送するためのシート材搬送ガイド部材を有し、装置の高さ方向において、該シート材搬送ガイド部材の上端が前記上扉の下端よりも上方にあることを特徴とする。
【0007】
本発明は、複数のシート状の記録媒体を多数枚収納するシート状記録媒体収納手段と、該複数のシート状記録媒体収納手段のそれぞれに対応して、前記シート状記録媒体収納手段に収納されているシート状記録媒体を1枚ずつに分離して搬送する複数のシート状記録媒体供給手段、および該複数のシート状記録媒体供給手段のうちのいずれかによって供給されたシート状記録媒体の表面に可視画像を形成する画像形成手段とを備えた画像形成装置において、前記シート状記録媒体供給手段のいずれかから供給されたシート状記録媒体を略垂直方向に搬送しながら前記画像形成手段によって画像を形成する縦パス搬送路と、画像形成部における縦パス搬送路を開放する上扉と、シート状記録媒体供給部における縦パス搬送路を開放する下扉とを有し、該下扉と前記上扉は前記画像形成装置本体の同一側面に縦方向に並んで配置されていて、それぞれ独立して前記画像形成装置の所定の位置に対して開閉可能であり、前記下扉と前記上扉の内側に前記下扉と前記上扉の間にまたがって配置されるシート材搬送ガイド部材を備えたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0009】
図1〜図6を参照しながら、本発明を実施した画像形成装置について説明する。
【0010】
図1は本発明を実施した画像形成装置の機械的な内部構成の主要部を表わす断面構成図であり、図2は同じく本発明を実施した画像形成装置の外観斜視図である。図3は前記画像形成装置において、上扉と下扉を開けた状態の外観斜視図であり、図4は同じく前記画像形成装置において、上扉のみを開けた状態の外観斜視図、図5は同じく前記画像形成装置において、下扉のみを開けた状態の外観斜視図である。図6は前記画像形成装置のシステム構成を表わすブロック図である。
【0011】
図1、または図2、図6において、1000は画像を形成される前の記録媒体であるところの用紙を箱状のカセット内に数百枚程度積載状態で収納し、該積載状態の用紙を1枚ずつに分離して送り出すカセット給紙部であり、2000は該カセット給紙部1000から送られてきた用紙に電子写真方式で画像を形成する画像形成部、3000は被読み取り対象物の表面の光学的な性質を電気信号に変換することによって、該光学的な性質を画像として読み取る画像読取部である。
4100は装置各部を電気的に制御する制御部であり、4200は装置各部に電力を供給する電源部である。
【0012】
図1において、カセット給紙部1000においては、サイズなどが異なる2種類の用紙を収納、および供給できるように、上段カセット給紙部1100と、下段カセット給紙部1200が備えられている。
【0013】
上段カセット給紙部1100において、1101は積載状態の用紙、1102は該用紙1101を載置すると共に該用紙1101の量に応じてシート材を所定の高さに持ち上げる中板、1103は用紙1101の後端位置を規制する後端規制板である。1106は前記用紙1101を含む、中板1102、後端規制板1103、および図示していない用紙1101の両側端位置を規制する1対のサイド規制板などが収納されているカセットオケであり、該カセットオケ1106は用紙の補給などの際に装置本体から引き出すことができる。
【0014】
同じく図1において、矢印Aは上段カセット給紙部1100から用紙を供給する場合の用紙搬送方向であり、1121は積載状態で収納されている前記用紙1101の最も上の用紙に圧接し、用紙を矢印A方向に送り出すピックアップローラー、1122は該ピックアップローラー1121によって送り出された用紙を更に矢印A方向へ送るフィードローラー、1123は該フィードローラー1122に対して所定の押圧力で圧接すると共に、用紙を矢印A方向へ送るのとは反対の方向へ所定のトルクを発生するように回転駆動力が与えられているリタードローラー、1124は一方が回転力を与えられている搬送ゴムローラー、1125は該搬送ゴムローラー1124に圧接、および従動回転する搬送コロであり、搬送ゴムローラー1124と搬送コロ1125とで搬送ローラー対を成していて、カセット給紙部1000から供給されるシートを搬送する搬送ガイド部材の上端に位置している。1600は、搬送コロ1125を搬送ゴムローラー1124に対して圧接可能なように支持すると共に、用紙の搬送経路において、搬送コロ1125近傍での用紙の搬送をガイドし、また、紙詰まりなどの場合には図3に示すように、搬送ローラー1124の軸線方向と平行な支点を中心にして、ローラー搬送ゴムローラー1124との圧接を解除する方向へ開閉可能な内扉である。
【0015】
カセットオケ1106内で中板1102の上に積載状態で載置されて収納されている用紙1101は、ピックアップローラー1121が用紙1101の最も上の用紙に圧接、および回転することによって送り出され、送り出された用紙は、リタードローラー1123によって1枚に分離されると共に、フィードローラー1122によって搬送ゴムローラー1124と搬送コロ1125から成る搬送ローラー対へ送られ、該搬送ローラー対は用紙を更に搬送方向下流側の画像形成部2000に向かって搬送する。
【0016】
下段カセット給紙部1200については、上段カセット給紙部1100と同じ構成については省略するが、上段カセット給紙部1100における搬送コロ1125に相当する搬送コロ1225は、搬送ゴムローラー1224に対して圧接可能なように下扉1500に支持されている。下扉1500は用紙の搬送経路において、搬送コロ1225近傍での用紙の搬送をガイドし、また、紙詰まりなどの場合には図3に示すように、搬送ローラー1224の軸線方向と平行な支点を中心にして、搬送ゴムローラー1224との圧接を解除する方向へ開閉可能な扉であるとともに、閉じた状態では、装置本体に対して所定の位置に係合される下扉係合部材1502を有している。
【0017】
図1において、1300は百枚程度の用紙を適宜、任意にセットすることができ、セットされた用紙を1枚ずつに分離して画像形成部2000に向かって供給する手差し給紙部である。
【0018】
2012は画像形成部2000において、画像を形成する位置の用紙搬送方向上流側に配置され、シート材を画像形成のタイミングに合わせて搬送するレジストローラー対のうち、ゴムローラーであるところのレジストゴムローラー、2013は前記レジストローラー対のうちのもう一方で、ローラー部が金属などの硬度の高い材質で形成されているところのレジストハードローラーである。2011は前記レジストローラー対の搬送方向上流側に配置され、該レジストローラーによる用紙搬送開始タイミングを制御するために、搬送ゴムローラー1124と搬送コロ1125とから成る搬送ローラー対によって送られてきた用紙先端が通過するタイミングを検知するレジ前センサーである。
【0019】
搬送ゴムローラー1124と搬送コロ1125とから成る搬送ローラー対によって搬送されてきた用紙は、レジ前センサー2011によって先端を検知され、該検知タイミングを元にレジストゴムローラー2012とレジストハードローラー2013とから成るレジストローラー対によって画像形成のタイミングに合わせた所定のタイミングで画像形成位置に向けて搬送が行われる。
【0020】
画像形成部2000においては、画像データに応じてレーザーダイオードの発光をON/OFFさせ、発光されたレーザー光を6面体ミラー2101に入射させる。6面体ミラー2101は一定速度で一定の方向に回転しており、6面体ミラー2101から反射されたレーザー光は、6面体ミラー2101の前方に配置された結像レンズ2102a,2102b、および反射ミラー2103a,2103bを経て筒状の感光ドラム2001の表面に焦点を結ぶ。感光ドラム2001は光が照射された部位の電位が変化する性質を持ち、6面体ミラー2101が一定速度で回転すると、感光ドラム2001に照射されたレーザー光は一定速度で感光ドラム2001の表面を感光ドラム2001の軸線方向であるところの主走査方向を走査する。
【0021】
レーザー光で主走査方向への走査を連続的に繰り返しながら、感光ドラム2001をレーザー光による主走査と同期した所定の速度で矢印Kの方向に回転させることによって副走査が行われ、感光ドラム2001の面上に静電潜像が形成される。2100は図示していなレーザーダイオードや6面体ミラー2101、結像レンズ2102a,2102b、反射ミラー2103a,2103bなどの光学系を一体的に構成したレーザースキャナーである。
【0022】
静電潜像が形成された感光ドラム2001の表面の静電潜像部に、静電気に吸着する性質と熱を加えることによって溶融する性質をもった微粒子状の有色熱溶融性トナーが吸着することによってトナー像が現像される。感光ドラム2001の表面上に現像されたトナー像は、前記カセット給紙部1000や前記手差し給紙部1300から送られてきた用紙を感光ドラム2001と転写ローラー2002の間に挟持しながら搬送することによって、該用紙の表面に静電気的に吸着された状態で転写されながら定着器2200へ向かって搬送される。定着器2200においては、用紙表面に静電気的に吸着された状態で転写されているトナー像に、用紙を搬送しながら熱と圧力を加えることによってトナー像を用紙表面に定着させる。定着器2200から送り出された用紙は排出ローラー2004によって、画像形成部2000の上方に配置された排出トレイ2005の上に排出される。
【0023】
図1に示すように、各給紙部から供給した用紙は、略垂直の縦方向に搬送しながら画像を形成するため、縦パスレイアウトと称する。
【0024】
手差し給紙部1300、およびレジストゴムローラー2012、転写ローラー2002と用紙の搬送路の一部は、上扉2500に支持されており、上扉2500は、図3に示すように、紙詰まりなどの場合には装置本体奥側の垂直方向の支点を中心にして、搬送路を開放するように開閉可能であるとともに、閉じた状態では、装置本体に対して所定の位置に係合される上扉係合部材2502を有している。
【0025】
内扉1600は、図1に示すように、装置本体の外周面寄りに配置されている上扉2500、及び下扉1500に対して内側に配置され、用紙の搬送経路において上扉2500と下扉1500との間に配置されている。また、上扉2500に支持されている手差し給紙部1300と高さ方向において少なくとも一部が同じ高さに重なるよう配置されている。
【0026】
上扉2500は、図4に示すように、下扉1500は、図5に示すように、それぞれ独立して開閉が可能であり、内扉1600は、図3に示すように、上扉2500と下扉1500を両方とも開いた状態で開閉可能となる。
【0027】
内扉1600が開いている状態から、上扉2500、または下扉1500を閉じる場合には、上扉2500と下扉1500のどちらを先に閉じても、上扉2500、または下扉1500の当接部が内扉1600に当接して内扉1600が閉じるようになっている。内扉1600は少なくとも、上扉2500と下扉1500の両方が閉じた状態では、装置内における所定の位置に位置決めされている。
【0028】
前記搬送ローラ対1124、1125は本発明のシート材搬送ガイド部材を構成するものであり、搬送ローラ対1124、1125が上扉2500の下端よりも上方に位置している。さらに、搬送ローラ対1124、1125は下扉1500と上扉2500の内側で且つ下扉1500と上扉2500の間にまたがって配置されている。
【0029】
再び図1において、画像読取部3000においては、原稿台ガラス3101の上に載置した原稿などの被読み取り対象物の原稿台ガラスと接触する側の面を光源3102で照らしながらミラーやレンズなどからなる光学系を通して走査することで、原稿表面の光学的画像をCCD3103などの光電変換素子によって電気信号に変換することによって読み取りを行うフラットベッドスキャナー部3100と、該フラットベッドスキャナー部3100の光学系および光電変換素子部等を用いて、複数枚の原稿を1枚ずつに分離搬送して読み取りを行う自動原稿給送部3200が備えられている。
【0030】
制御部4100においては、電源部4200から供給される電力を利用し、予めプログラムされた制御手順に従って、装置各部に配置されている電力で動作するデバイスの制御を行ったり、電気信号に変換された画像データの処理を行ったりする。また、制御部4100は、装置外との通信を行う通信部4400,4500(図6)や、装置の操作者が入力を行う操作部4300(図2)とも接続しており、各種の電気信号を処理している。
【0031】
このように構成された画像形成装置においては、画像読取部3000で読み取った原稿の画像や通信によって装置外から送られてきた画像情報などを、カセット給紙部1000や手差し給紙部1300から給紙された用紙に、画像形成部2000で画像を形成し、可視化することができる。
【0032】
なお、本実施の形態においては、画像読取部と画像形成部とが一体的に構成された画像形成装置について説明したが、画像形成部と画像形成部との関係については、この形態に限定されるものではなく、独立した形態であってもかまわない。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、縦パスレイアウトの画像形成装置において、手差し給紙部を含む画像形成部の保守点検用扉とカセット給紙部の保守点検用扉を装置の同一面に有し、最上段のカセット給紙部から給紙されたシート材を搬送する搬送ローラー対のコロを支持するガイド部材の少なくとも一部を、画像形成部の保守点検用扉の少なくとも一部と、装置の高さ方向において同じ高さに配置することにより、装置全体の高さを低くすることができ、装置の小型化による物流時の効率アップや、排紙空間を広く取ったり、あるいは操作部や読取部の高さ位置を低く設定したりすることによって操作性の向上を図ることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した画像形成装置の機械的な内部構成の主要部を表わす断面構成図。
【図2】同じく本発明を実施した画像形成装置の外観斜視図。
【図3】同じく本発明を実施した画像形成装置において、上扉と下扉を開けた状態の外観斜視図。
【図4】同じく本発明を実施した画像形成装置において、上扉のみを開けた状態の外観斜視図。
【図5】同じく本発明を実施した画像形成装置において、下扉のみを開けた状態の外観斜視図。
【図6】画像形成装置のシステム構成を表わすブロック図。
【図7】従来例の画像形成装置の機械的な内部構成の主要部を表わす断面構成図。
【符号の説明】
A 用紙搬送方向
K 感光ドラム回転方向
1000 カセット給紙部
1100 1段目カセット給紙部
1101 用紙
1102 載置台
1103 後端規制板
1121 ピックアップローラー
1122 フィードローラー
1123 リタードローラー
1124 搬送ゴムローラー
1125 搬送コロ
1200 2段目カセット給紙部
1300 手差し給紙部
1500 下扉
1502 下扉係合部材
1600 内扉
2000 画像形成部
2500 上扉
2502 上扉係合部材
3000 画像読取部
3100 フラットベッドスキャナー部
3200 自動原稿給送部
4100 制御部
4200 電源部
4300 操作部
Claims (6)
- 複数のシート状の記録媒体を多数枚収納するシート状記録媒体収納手段と、該複数のシート状記録媒体収納手段のそれぞれに対応して、前記シート状記録媒体収納手段に収納されているシート状記録媒体を1枚ずつに分離して搬送する複数のシート状記録媒体供給手段、および該複数のシート状記録媒体供給手段のうちのいずれかによって供給されたシート状記録媒体の表面に可視画像を形成する画像形成手段とを備えた画像形成装置において、
前記シート状記録媒体供給手段のいずれかから供給されたシート状記録媒体を略垂直方向に搬送しながら前記画像形成手段によって画像を形成する縦パス搬送路と、画像形成部における縦パス搬送路を開放する上扉、および前記複数のシート状記録媒体供給手段のうちのいずれかによって供給されたシート状記録媒体を前記画像形成手段に向けて搬送するためのシート材搬送ガイド部材を有し、装置の高さ方向において、該シート材搬送ガイド部材の上端が前記上扉の下端よりも上方にあることを特徴とする画像形成装置。 - 複数のシート状の記録媒体を多数枚収納するシート状記録媒体収納手段と、該複数のシート状記録媒体収納手段のそれぞれに対応して、前記シート状記録媒体収納手段に収納されているシート状記録媒体を1枚ずつに分離して搬送する複数のシート状記録媒体供給手段、および該複数のシート状記録媒体供給手段のうちのいずれかによって供給されたシート状記録媒体の表面に可視画像を形成する画像形成手段とを備えた画像形成装置において、
前記シート状記録媒体供給手段のいずれかから供給されたシート状記録媒体を略垂直方向に搬送しながら前記画像形成手段によって画像を形成する縦パス搬送路と、画像形成部における縦パス搬送路を開放する上扉と、シート状記録媒体供給部における縦パス搬送路を開放する下扉とを有し、該下扉と前記上扉は前記画像形成装置本体の同一側面に縦方向に並んで配置されていて、それぞれ独立して前記画像形成装置の所定の位置に対して開閉可能であり、前記下扉と前記上扉の内側に前記下扉と前記上扉の間にまたがって配置されるシート材搬送ガイド部材を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記上扉の一部として、前記複数のシート状記録媒体収納手段とシート状記録媒体供給手段の組み合わせのうちの少なくとも1つを備えていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形成装置。
- 前記シート材搬送ガイド部材が、前記シート状記録媒体供給手段から供給されたシート状記録媒体の搬送を行う搬送ローラー対のうちの一方であるコロを備えていることを特徴とする請求項1または請求項2、または請求項3記載の画像形成装置。
- 前記シート材搬送ガイド部材は、前記上扉と前記下扉の両方が開いた状態で開閉可能であり、前記上扉と前記下扉のいずれか先に閉じる動作に連動して閉じる手段を備えていることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
- 前記上扉は画像形成装置本体に対して垂直方向の軸線を支点として開閉し、前記下扉は画像形成装置本体に対して水平方向の軸線を支点として開閉する扉であることを特徴とする請求項2または請求項4記載の画像形成装置。
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-
2003
- 2003-08-21 JP JP2003208155A patent/JP2005070070A/ja not_active Withdrawn
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