JP2005069172A - 車両の制御装置および車両の制御方法 - Google Patents

車両の制御装置および車両の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 パワーオンアップシフト変速動作時に円滑なトルクのつながりを実現する。
【解決手段】 車両の制御方法は、車両を駆動するエンジンおよびモータジェネレータと、自動変速機とを備え、モータジェネレータによりエンジンがアシストされる車両を制御する。この制御方法は、パワーオンアップシフトが発生すると(S100にてYES)、トルク段差を算出するステップ(S200)と、トルクアシスト量を算出するステップ(S300)と、トルク段差を解消するように、エンジンのトルクを増加させるステップ(S500)と、モータジェネレータによりエンジンをトルクアシストするステップ(S600)とを含む。
【選択図】 図5

Description

本発明は、車両の変速性能を向上させる制御装置および制御方法に関し、特に、複数の動力源を備える車両の変速性能を向上させる制御装置および制御方法に関する。
エンジンと回転電機とを搭載したハイブリッド型とよばれる車両がある。この車両は、運転状況に応じて、エネルギ効率を高めるように、コンピュータがエンジンと回転電機(電動機)とを制御する。このような車両には、エンジンと回転電機の少なくとも一方の出力回転速度を減速または増速して下流に送出する変速機を備える。具体的には、エンジンを備えることによって、高い出力を得て、回転電機を備えることによって、エンジンの効率が悪い運転領域をこれで補うとともに、車両制動時に回転電機を発電機として用いて、運動エネルギを電気エネルギとして回収し、エネルギ効率を高める。
変速機としては、有限の数の変速比を有する変速機を備えたものが知られている。たとえば自動変速機とよばれる、常時噛み合い式または同期噛み合い式の歯車機構を有し、クラッチの解放動作および係合動作を油圧アクチュエータにより行なう。また、このような変速機は、トルクコンバータなどの流体継手を、エンジンと歯車機構との間に備える。
この変速機の場合、変速比は、あらかじめ設定された不連続の値のものの中から選択することになる。これに対して、たとえばベルト式の無段変速機(CVT:Continuously Variable Transmission)は、変速比を連続的な値の中から選ぶことができる。
CVTと異なり、前述の有限の数の変速比しか持たない変速機の場合、選択できる変速比が不連続であるので、変速動作の前後で駆動輪に送り出す動力が不連続となり、変速動作時に円滑にトルクがつながらない場合があるという問題があった。
特開2000−308206号公報(特許文献1)は、このような問題を解決すべく、有限数の変速比を有する変速機を備えたパワートレーンにおいて、変速時の車両駆動力の変動に起因するショックを低減する技術を開示する。この技術は、車両を駆動する車両用パワートレーンに関するものであって、熱機関制御装置によって制御される熱機関と、熱機関の出力回転速度を変速して、駆動輪へと熱機関の動力を伝達する動力伝達軸に、熱機関の動力を送り出す変速機であって、当該変速機の変速比は、複数で有限数が設定され、これらを選択的に使用可能な変速機と、動力伝達軸に対し、さらに動力を付加する回転電機と、回転電機を制御する回転電機制御装置とを有する車両用パワートレーンであって、回転電機制御装置は、変速機の変速比の切り替え動作中における熱機関からの駆動輪へと伝達される動力の低下の少なくとも一部を補うように回転電機の動力を制御する。
この車両用パワートレーンによると、たとえば、エンジンとモータジェネレータのそれぞれの発生する動力により、滑らかに連続する車両駆動力曲線を得ることができる。すなわち、有限数(たとえば、5個)の変速比しか実現できない手動変速機(MT:Manual Transmission)を用いた場合であっても、所望の車両駆動力を得ることができる。特に、運転者の要求する車両駆動力が最大値またはそれに近いときは、変速比が連続的な値を取ることができないために生じる、ギア組の切り替え前後での車両駆動力の不連続性を、モータジェネレータの発生する動力により補うことにより、所望の連続的な車両駆動力特性を得ることができる。
特開2000−308206号公報
しかしながら、上述した公報に開示された車両用パワートレーンでは、以下のような問題点がある。
特許文献1に開示された車両用パワートレーンでは、回転電機であるモータジェネレータにより、変速機の変速比の切り替え動作中における熱機関であるエンジンからの駆動輪へと伝達される動力の低下を補う。このため、モータジェネレータの電力源である二次電池のSOC(States Of Charge)が低いときには、トルクアシストできないので、特許文献1に記載の効果を得ることができない。また、モータジェネレータにより車両を駆動する場合のエネルギ効率は、エンジンで車両を駆動する場合のエネルギ効率よりも良くない場合もあるので、モータジェネレータのみによるトルクアシストではエネルギ効率が悪化する可能性がある。さらに、トルク発生指令からの応答性はモータジェネレータの方が好ましいが、モータジェネレータのみによるトルクアシスト時間が長いと二次電池の電力を多く消費してしまう。
さらに、特許文献1に開示された車両用パワートレーンでは、手動変速機(MT)を搭載した車両を前提にしたものであって、エンジンからの出力トルクを増幅できるトルクコンバータと歯車式の有段変速機構とから構成される自動変速機を搭載した車両における、トルク増幅機能を考慮したものではない。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、自動変速機の変速動作時に円滑なトルクのつながりを保証する車両の制御装置および車両の制御方法を提供することである。
第1の発明に係る制御装置は、車両を駆動する第1の動力源および第2の動力源と、有段変速機とを備え、第2の動力源により第1の動力源をアシストするように動力源が制御される車両を制御する。この制御装置は、変速機のアップシフト変速後におけるトルク段差を算出するための算出手段と、トルク段差を解消するように、第1の動力源の駆動力および第2の動力源の駆動力を制御するための制御手段とを含む。
第1の発明によると、制御手段により、たとえば、第1の動力源であるエンジンを第2の動力源であるモータジェネレータでアシストする車両において、パワーオンアップシフトが実行されると、有段の自動変速機において変速後に生じるトルク段差を、エンジンとモータジェネレータとの双方を用いてトルク段差を解消することができる。このため、たとえばモータジェネレータに電力を供給する電池のSOCが低く従来はアシスト不能であっても、エンジンによるトルク増加を行なうことができる。その結果、変速動作時に円滑なトルクのつながりを保証する車両の制御装置を提供することができる。
第2の発明に係る制御装置においては、第1の発明の構成に加えて、第1の動力源は熱機関であって、第2の動力源は回転電機であって、制御手段は、第1の動力源の駆動力によりトルク段差を解消することを、第2の動力源の駆動力によりトルク段差を解消することよりも優先させて実行するように制御するための手段を含む。
第2の発明によると、制御手段により、回転電機よりもエネルギ効率がより好ましい熱機関によりトルク段差を解消するように制御できる。このため、エネルギ効率を考慮して、変速動作時に円滑なトルクのつながりを保証することができる。
第3の発明に係る制御装置においては、第1の発明の構成に加えて、第1の動力源は熱機関であって、第2の動力源は回転電機であって、制御手段は、第1の動力源の駆動力と第2の動力源の駆動力とに基づいて、トルク段差を解消するように制御するための手段を含む。
第3の発明によると、制御手段により、熱機関(エンジン)による駆動力(トルク)上昇分と回転電機(モータジェネレータ)による駆動力(トルク)上昇分とにより、トルク段差を解消するように制御される。このため、トルク段差を解消するために必要なトルクを、エンジンとモータジェネレータとに分担させて、トルク段差を発生させているトルク不足量を、双方のトルク上昇分の合計により実現する。これにより、変速動作時に円滑なトルクのつながりを保証することができる。
第4の発明に係る制御装置においては、第1の発明の構成に加えて、第1の動力源は熱機関であって、第2の動力源は回転電機であって、制御手段は、第1の動力源の応答性と第2の動力源の応答性とに基づいて、トルク段差を解消するように制御するための手段を含む。
第4の発明によると、制御手段により、駆動力の上昇について、持続性は良好であるが応答性が良好でない熱機関(エンジン)と、持続性は良好でないが応答性が良好である回転電機(モータジェネレータ)とにより、トルク段差をタイミング良く解消するように駆動力(トルク)をそれぞれ上昇させるように制御される。このため、トルク段差を解消するために必要なトルクを、エンジンとモータジェネレータとに分担させて、タイミング良くトルク段差を解消する。これにより、変速動作時に円滑なトルクのつながりを保証することができる。
第5の発明に係る制御装置は、車両を駆動する第1の動力源および第2の動力源と、有段変速機とを備え、第2の動力源により第1の動力源をアシストするように動力源を制御する車両を制御する。第1の動力源は熱機関であって、第2の動力源は回転電機である。変速機は、歯車式変速機構と、動力源からの駆動力を歯車式変速機構に伝達するトルク増幅機能を有する流体継手とを有する。この制御装置は、変速機のアップシフト変速後におけるトルク段差を算出するための算出手段と、変速機のアップシフト変速前後の変速比とトルク増幅機能による増幅比とに基づいて、トルク段差を解消するように、熱機関または回転電機を制御するための制御手段とを含む。
第5の発明によると、制御手段により、トルク段差を発生させているトルク不足分(トルク補正量)は、変速前の変速比と、変速後の変速比と、トルク増幅機能を有する流体継手(トルクコンバータ)のトルク比とに基づいて算出して、トルク段差を解消できる。特に、トルクコンバータのトルク増幅機能を考慮して、トルク段差を解消する。これにより、トルクコンバータを備えた自動変速機における、変速動作時に円滑なトルクのつながりを保証することができる。
第6の発明に係る制御方法は、車両を駆動する第1の動力源および第2の動力源と、有段変速機とを備え、第2の動力源により第1の動力源をアシストするように動力源が制御される車両を制御する。この制御方法は、変速機のアップシフト変速後におけるトルク段差を算出する算出ステップと、トルク段差を解消するように、第1の動力源の駆動力および第2の動力源の駆動力を制御する制御ステップとを含む。
第6の発明によると、制御ステップにて、たとえば、第1の動力源であるエンジンを第2の動力源であるモータジェネレータでアシストする車両において、パワーオンアップシフトが実行されると、有段の自動変速機において変速後に生じるトルク段差を、エンジンとモータジェネレータとの双方を用いてトルク段差を解消することができる。このため、たとえばモータジェネレータに電力を供給する電池のSOCが低く従来はアシスト不能であっても、エンジンによるトルク増加を行なうことができる。その結果、変速動作時に円滑なトルクのつながりを保証する車両の制御方法を提供することができる。
第7の発明に係る制御方法においては、第6の発明の構成に加えて、第1の動力源は熱機関であって、第2の動力源は回転電機であって、制御ステップは、第1の動力源の駆動力によりトルク段差を解消することを、第2の動力源の駆動力によりトルク段差を解消することよりも優先させて実行するように制御するステップを含む。
第7の発明によると、制御ステップにて、回転電機よりもエネルギ効率がより好ましい熱機関によりトルク段差を解消するように制御できる。このため、エネルギ効率を考慮して、変速動作時に円滑なトルクのつながりを保証することができる。
第8の発明に係る制御方法においては、第6の発明の構成に加えて、第1の動力源は熱機関であって、第2の動力源は回転電機であって、制御ステップは、第1の動力源の駆動力と第2の動力源の駆動力とに基づいて、トルク段差を解消するように制御するステップを含む。
第8の発明によると、制御ステップにて、熱機関(エンジン)による駆動力(トルク)上昇分と回転電機(モータジェネレータ)による駆動力(トルク)上昇分とにより、トルク段差を解消するように制御する。このため、トルク段差を解消するために必要なトルクを、エンジンとモータジェネレータとに分担させて、トルク段差を発生させているトルク不足量を、双方のトルク上昇分の合計により実現する。これにより、変速動作時に円滑なトルクのつながりを保証することができる。
第9の発明に係る制御方法においては、第6の発明の構成に加えて、第1の動力源は熱機関であって、第2の動力源は回転電機であって、制御ステップは、第1の動力源の応答性と第2の動力源の応答性とに基づいて、トルク段差を解消するように制御するステップを含む。
第9の発明によると、制御ステップにて、駆動力の上昇について、持続性は良好であるが応答性が良好でない熱機関(エンジン)と、持続性は良好でないが応答性が良好である回転電機(モータジェネレータ)とにより、トルク段差をタイミング良く解消するように駆動力(トルク)をそれぞれ上昇させるように制御する。このため、トルク段差を解消するために必要なトルクを、エンジンとモータジェネレータとに分担させて、タイミング良くトルク段差を解消する。これにより、変速動作時に円滑なトルクのつながりを保証することができる。
第10の発明に係る制御方法は、車両を駆動する第1の動力源および第2の動力源と、有段変速機とを備え、第2の動力源により第1の動力源をアシストするように動力源を制御する。第1の動力源は熱機関であって、第2の動力源は回転電機である。変速機は、歯車式変速機構と、動力源からの駆動力を歯車式変速機構に伝達するトルク増幅機能を有する流体継手とを有する。この制御装置は、変速機のアップシフト変速後におけるトルク段差を算出する算出ステップと、変速機のアップシフト変速前後の変速比とトルク増幅機能による増幅比とに基づいて、トルク段差を解消するように、熱機関または回転電機を制御する制御ステップとを含む。
第10の発明によると、制御ステップにおいて、トルク段差を発生させているトルク不足分(トルク補正量)は、変速前の変速比と、変速後の変速比と、トルク増幅機能を有する流体継手(トルクコンバータ)のトルク比とに基づいて算出して、トルク段差を解消できる。特に、トルクコンバータのトルク増幅機能を考慮して、トルク段差を解消する。これにより、トルクコンバータを備えた自動変速機における、変速動作時に円滑なトルクのつながりを保証することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
以下、本発明の実施の形態に係る制御装置を搭載した車両のパワートレインについて説明する。以下の説明においては、自動変速機を、トルク増幅機能を有するトルクコンバータと、歯車式変速機構とを備える変速機として説明する。
また、本実施の形態に係るECT_ECU(Electronic Controlled Automatic Transmission_Electronic Control Unit)400が制御する車両には、エンジンと、そのエンジンをトルクアシストするモータジェネレータとが搭載される。ECT_ECU400は、パワーオンアップシフト時のトルク段差の状態に応じて、エンジンのトルクを増加させるか、モータジェネレータによりエンジンをトルクアシストさせて、トルク段差を解消する。しかしながら、本発明はこれに限定されない。たとえば、モータジェネレータの代わりに、電気エネルギや回転エネルギのうちの余剰分を一旦貯蔵しておいて、必要に応じてその貯蔵されたエネルギを供給するフライホイール装置からエネルギを取出して、エンジンをトルクアシストするものであってもよい。
図1を参照して、本実施の形態に係る制御装置を含む車両のパワートレインについて説明する。本実施の形態に係る制御装置は、図1に示すECT_ECU(Electronic Controlled Automatic Transmission_Electronic Control Unit)400により実現される。
図1に示すように、この車両は、エンジン100と、トルクコンバータ200と、自動変速機300と、エンジン100をアシストするモータジェネレータ500と、モータジェネレータ500を制御するインバータ600とから構成される。エンジン100の出力軸は、模式的に表現されたエンジンイナーシャ110を介してトルクコンバータ200の入力軸に接続される。エンジン100とトルクコンバータ200とは回転軸150により連結されている。したがって、エンジン100の出力軸回転数N(E)とトルクコンバータ200の入力軸回転数N(P)とは同じである。また、エンジン100の出力トルクをT(E)と、トルクコンバータ200への入力トルクをT(P)として表わす。
モータジェネレータ500は、エンジン100とトルクコンバータ200とを接続する回転軸150にトルクを伝達するように構成される。このモータジェネレータ500は、車両の発進時に所望の加速度を得るためにモータとして作動してエンジン100をアシストする。また、回生制動時にはジェネレータとして作動して運動エネルギーを電気エネルギーに変換して回収する。
トルクコンバータ200は、ロックアップクラッチ210を含み、ポンプ羽根車220とタービン羽根車230とから構成される。トルクコンバータ200と自動変速機300とは、回転軸250により接続される。トルクコンバータ200の出力軸回転数をN(T)と、トルクコンバータ200の出力トルクをT(T)として表わす。
これらのパワートレインを制御するECT_ECU400には、ポンプ回転数N(P)、タービン回転数N(T)、アクセル開度、車速、車両加速度、スロットル開度、AT信号およびシフトポジション信号が入力される。また、ECT_ECU400から、トルクコンバータ200のロックアップクラッチ210に対してロックアップクラッチ制御信号が出力される。ECT_ECU400から、自動変速機300に対してAT制御信号が出力される。ECT_ECU400から、インバータ600に対してアシスト量指示信号が出力される。
図1において、エンジン100またはエンジン100およびモータジェネレータ500の動力は、ロックアップクラッチ付きトルクコンバータ200を備えた自動変速機300を介して連結される駆動輪に伝達される。トルクコンバータ200は、エンジン100のクランク軸(トルクコンバータ200の入力軸)に固定されたポンプ羽根車220と、自動変速機300の入力軸(トルクコンバータ200の出力軸)に連結されたタービン羽根車230と、それらポンプ羽根車220および入力軸を直結するロックアップクラッチ210と、ステータ222とを備えている。
また、上述した以外の検知信号および制御信号が、図1に示すように、ECT_ECU400に入力されたり、ECT_ECU400から出力されたりする。
図2に自動変速機300のスケルトン図を、図3に自動変速機300の作動表を示す。図2に示すスケルトン図および図3に示す作動表によると、摩擦要素であるクラッチ要素(図中のC(0)〜C(2))や、ブレーキ要素(B(0)〜B(4))、ワンウェイクラッチ要素(F(0)〜F(2))が、どのギヤ段の場合に係合および解放されるかを示している。車両の発進時に使用される1速時には、クラッチ要素(C(0)、C(1))、ブレーキ要素(B(4))、ワンウェイクラッチ要素(F(0)、F(2))が係合する。
本実施の形態に係る制御装置であるECT_ECU400は、たとえば、2ndから3rdへのパワーオンアップシフト時に、アウトプットトルクにおける変速前後のトルク段差を解消するように、エンジン100のみ、またはエンジン100とモータジェネレータ500とを用いて、トルクを増加させるトルク補正制御を実行する。
図4を参照して、トルク段差について説明する。図4の点線が、トルクアシストされない場合のアウトプットトルクである。図4の太い実線がトルクアシストされた場合のアウトプットトルクである。斜線部分が、たとえば1stから2ndへの変速時におけるトルクアシスト量に対応する部分である。
図4に示すように、有段変速機においては、アップシフトで変速比が小さくなる分、アウトプットトルクが低下する。これは、CVTにおけるドライブフィーリングに対して、有段変速機が劣る点である。これを解消するために、ECT_ECU400は、アップシフト変速後またはアップシフト変速終了直前から駆動力源(エンジン100およびモータジェネレータ500)のトルクを調整して増加させて、見掛け上太い実線で示すようにトルクの変化を滑らかにするものである。
なお、図4には、完全に連続的に接続するようにした場合についてのアウトプットトルクを記載しているが、本発明はこれに限定されない。完全に連続的ではなく、部分的(たとえば半分)にトルク段差を解消するものであればよい。また、図4においては、スロットル開度がほぼ全開の状態(WOT:Wide Open Throttle)の場合を記載したが、本発明は中間のスロットル開度においても同様に適用が可能である。
本発明においては、特許文献1に開示されたような手動変速機(MT)ではなく、トルク増幅機能を有するトルクコンバータ200を備える自動変速機300における変速動作時の円滑なトルクのつながりを保証することが目的である。
トルクコンバータ200は、前述の説明の通り、ロックアップクラッチ210を備える。ロックアップクラッチ210がオフ状態であると、特許文献1には開示されていないトルクコンバータ200によるトルク増幅機能があるので、この増幅比によりアシストされるトルク量が異なる。すなわち、トルクコンバータ210のトルク比(増幅比)tが、アシストされるトルク量に関連がある。一方、ロックアップクラッチ210がオン状態であると、トルクコンバータ200の伝達ロスがなくなり、高車速側での伝達トルクが大きくなりトルク段差が大きくなるので、これに基づいてアシストされるトルク量もロックアップクラッチ210がオフの場合に比べて異なる。
このように、本発明においては、アシストするトルク量が、トルクコンバータ210のトルクコンバータ200のトルク比(増幅比)tに関連する点が、特許文献1のようなトルクコンバータ200を有さない手動変速機と、本質的に異なる点である。
図5を参照して、本実施の形態に係る制御装置を実現するECT_ECU400で実行されるプログラムの制御構造について説明する。
ステップ(以下、ステップをSと略す。)100にて、ECT_ECU400は、予め定められた変速線図(車速とスロットル開度とにより、アップシフト線を規定したマップ)に基づいて、パワーオンアップシフトが発生したか否かを判断する。なお、運転者がECTスイッチに「パワーモード」を設定している場合にのみ、以下に示す制御を行なうようにしてもよい。パワーオンアップシフトが発生すると(S100にてYES)、処理はS200へ移される。もしそうでないと(S200にてNO)、この処理は終了する。
S200にて、ECT_ECU400は、トルク段差を算出する。このとき、たとえば、変速前における、{エンジントルクT(E)×トルクコンバータ200のトルク比t×変速前ギヤ比}によりアウトプットトルクTOUT(1)を算出して、変速後における、{エンジントルクT(E)×トルクコンバータ200のトルク比t×変速後ギヤ比}によりアウトプットトルクTOUT(2)を算出して、トルク段差を、差分トルクΔT=TOUT(1)−TOUT(2)として算出する。なお、トルクコンバータ200のトルク比tは、トルクコンバータ200の速度比e(=N(T)/N(E))の関数である。さらに、この数式における、エンジントルクT(E)もトルクコンバータ200のトルク比tも、変速前後において同じ値ではない。また、ロックアップクラッチ210がオフ状態であるときにトルク比tが影響する。
S300にて、ECT_ECU400は、S200にて算出したトルク段差に基づいて、たとえば図4に示す駆動トルク線上で定義された曲線に従ってトルクアシスト量を算出する。詳しくは、図4に示す駆動トルク線上で定義された曲線は、トルクコンバータ200のトルク比tの影響や、ロックアップクラッチ210の状態を考慮して作成されているので、変速前後の変速比とトルクコンバータ200のトルク比tやロックアップクラッチ210の状態とに基づいて、トルクアシスト量が算出されることになる。
S400にて、ECT_ECU400は、エンジン100で可能なトルク増加量を算出する。エンジン100は、変速中においては、イナーシャトルク低減のためにエンジントルクT(E)を低下させる制御を、たとえば点火遅角やスロットル開度を絞ることにより行なっている。このエンジントルクT(E)の低下分や現在のスロットル開度等に基づいて、エンジン100で可能なトルク増加量を算出する。
S500にて、ECT_ECU400は、エンジン100によるトルク増加を実行する。このとき、S300で算出された、必要なトルクアシスト量を越えてトルク増加させることはない。
S600にて、ECT_ECU400は、エンジン100のみでのトルク増加が、量的にもタイミング的にも、十分であるか否かを判断する。エンジン100の変速中のトルクを低下させていることやスロットル開度はWOT以上に開けられないこと等に基づいてエンジン100のみにより可能なトルク増加分で、S300にて算出したトルクアシスト分を量的に十分に満足しているか否かが判断される。また、エンジン100のみによるトルク増加では、トルク増加指令信号の出力からエンジン100のトルクが増加するまでの時間が長い(応答性が良好でない)ので、十分な応答性を確保できないときには、トルク増加分が量的に十分であっても、エンジン100のみでのトルク増加では十分ではないと判断されて、モータジェネレータ500によるトルクアシストが行なわれる。このように、このS600では、トルクアシストに対する量的な面とタイミングの面とで、エンジン100のみでのトルク増加で十分であるか否かが判断される。エンジン100のみでのトルク増加で十分であると(S600にてYES)、この処理は終了する。もしそうでないと(S600にてNO)、処理はS700に移される。
S700にて、ECT_ECU400は、モータジェネレータ500で可能なトルクアシスト量を算出する。このとき、たとえば、モータジェネレータ500に電力を供給する二次電池のSOC等からモータジェネレータ500で可能なトルクアシスト量が、エンジン100によるトルク増加量を考慮して算出される。
S800にて、ECT_ECU400は、モータジェネレータ500でのトルクアシストが可能か否かを判断する。このとき、たとえば、モータジェネレータ500から作動不か信号や、インバータ600から作動不良信号が出力されていないか否かに基づいて判断される。モータジェネレータ500でのトルクアシストが可能であると(S800にてYES)、処理はS900へ移される。もしそうでないと(S800にてNO)、処理はS1000へ移される。
S900にて、ECT_ECU400は、モータジェネレータ500によるトルクアシストを実行させる。インバータ600に適切なタイミングでアシスト量を指示する。このアシスト量は時間的に変化するようにすると、応答遅れ時間を有して上昇してくるエンジン100によりトルクアシストを補完できるので好ましい。
S900にて、ECT_ECU400は、トルクアシスト処理を中止する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る制御装置を実現するECT_ECU400を含む車両の動作について説明する。
<エンジンのみでトルク増加>
車両が走行中に、パワーオンアップシフトを検知すると(S100にてYES)、トルク段差が算出され(S200)、必要なトルクアシスト量が算出される(S300)。エンジン100で可能なトルク増加量が算出され(S400)、エンジン100によるトルク増加が行なわれる。このエンジン100によるトルク増加のみで十分である場合には(S600にてYES)、モータジェネレータ500によるトルクアシストが行なわれることなく変速時におけるトルクアシスト補正処理が終了する。
図6に示すように、変速中には、点火遅角やスロットル開度を絞ることによりエンジントルクT(E)が低下されている。WOTでない場合等においては、回転数変化やタイマ等で変速終期が近づいて来たときを検知して(変速終期が近づいて来たときとは、図6に示す変速終了判断よりも前の点線で表わされるとき)、エンジン100のトルクを徐々に増加させる。最終的には、アップシフト後の変速段においてアシストなしのエンジントルクT(E)とする。
これにより、よりエネルギ効率の高いエンジン100のみでトルクを増加させて、パワーオン時のアップシフトにおけるトルク段差を解消できる。
<エンジンとモータジェネレータ(一時的)でトルクアシスト>
車両が走行中に、パワーオンアップシフトを検知すると(S100にてYES)、トルク段差が算出され(S200)、必要なトルクアシスト量が算出される(S300)。エンジン100で可能なトルクアシスト量が算出され(S400)、エンジン100によるトルク増加が行なわれる。このエンジン100によるトルク増加のみではトルク上昇のタイミングが遅い場合には、エンジン100によるトルク増加のみでは十分でないと判断される(S600にてNO)。このような場合には、エンジン100によるトルク増加を優先させるが、併せてモータジェネレータ500によるトルクアシストが行なわれる。
図7に示すように、変速中には、点火遅角やスロットル開度を絞ることによりエンジントルクT(E)が低下されている。WOTでない場合等においては、エンジン100自体でトルクを増大させるものの、その応答性が良好でないので、一時的にモータジェネレータ500でトルクアシストを行なう。回転数変化やタイマ等で変速終期が近づいて来たときを検知して(変速終期が近づいて来たときとは、図6に示す変速終了判断よりも前の点線で表わされるとき)、エンジン100のトルクを徐々に増加させるとともに、モータジェネレータ500によりトルクアシストする。その後、モータジェネレータ500のトルクアシストは、変速終了判断時から徐々に低下して、最終的にはモータジェネレータ500によるトルクアシストはなくなる。
これにより、よりエネルギ効率の高いエンジン100によるトルク増加を優先させるが、時間的にトルク増加が遅れ、十分に早くトルク段差を解消できない場合であって、エネルギ効率的にも大きな問題がない場合には、モータジェネレータ500によりトルクアシストして、パワーオン時のアップシフトにおけるトルク段差をタイミング良く解消できる。
<エンジンとモータジェネレータ(継続的)でトルクアシスト>
車両が走行中(このときWOTに近い状態)、パワーオンアップシフトを検知すると(S100にてYES)、トルク段差が算出され(S200)、必要なトルクアシスト量が算出される(S300)。エンジン100で可能なトルクアシスト量が算出され(S400)、エンジン100によるトルク増加が行なわれる。このエンジン100によるトルク増加のみではトルク上昇のタイミングが遅くかつWOTに近い状態であるので、エンジン100によるトルク増加のみでは十分でないと判断される(S600にてNO)。このような場合には、エンジン100によるトルク増加を優先させるが、併せてモータジェネレータ500によるトルクアシストが行なわれる。
図8に示すように、変速中には、点火遅角やスロットル開度を絞ることによりエンジントルクT(E)が低下されている。WOTに近い場合等においては、エンジン100自体でトルクを増大させるものの、その応答性が良好でないことに加えて、エンジン100によるトルク増加量では不足するので、一時的ではなくさらに継続的にモータジェネレータ500でトルクアシストを行なう。回転数変化やタイマ等で変速終期が近づいて来たときを検知して(変速終期が近づいて来たときとは、図6に示す変速終了判断よりも前の点線で表わされるとき)、エンジン100のトルクを徐々に増加させるとともに、モータジェネレータ500によりトルクアシストする。その後、モータジェネレータ500のトルクアシストは、変速終了判断時から徐々に低下するが、モータジェネレータ500によるトルクアシストはなくなることはなく、継続して行なわれる。
これにより、よりエネルギ効率の高いエンジン100によるトルク増加を優先させるが、時間的にトルク増加が遅れ、かつ量的にもトルク増加が不足して十分にトルク段差を解消できない場合であって、エネルギ効率的にも大きな問題がない場合には、モータジェネレータ500により継続的にトルクアシストして、パワーオン時のアップシフトにおけるトルク段差をタイミング良く解消できる。
以上のようにして、本実施の形態に係る制御装置であるECT_ECUによると、パワーオンアップシフト時に発生するトルク段差を、エンジンによるトルク増加を優先させて、それでも時間的に満足できない場合や量的に満足できない場合には、モータジェネレータによりトルクアシストする。その結果、変速動作時に円滑なトルクのつながりを保証することができる。
なお、図9に示すように、アップシフト後にモータジェネレータ500のみでトルク増幅するようにしてもよい。この場合、変速中は、イナーシャトルク低減のためにエンジントルクT(E)を低下させるが、変速後は、変速前のエンジントルクT(E)の状態にする。このように、モータジェネレータ500のみによるトルク増加で、変速前後のトルク段差をなくするようにしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係る制御装置が搭載された車両のパワートレインの構成を示す図である。 図1に示す自動変速機のスケルトン図である。 図1に示す自動変速機の作動係合状態を表わす図である。 速度に対するアウトプットトルク特性(駆動トルク線)を示す図である。 本発明の実施の形態に係るECT_ECUで実行される処理の制御構造を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るECT_ECUで実行された結果を示すタイミングチャート(その1)である。 本発明の実施の形態に係るECT_ECUで実行された結果を示すタイミングチャート(その2)である。 本発明の実施の形態に係るECT_ECUで実行された結果を示すタイミングチャート(その3)である。 本発明の実施の形態に係るECT_ECUで実行された結果を示すタイミングチャート(その4)である。
符号の説明
100 エンジン、110 エンジンイナーシャ、200 トルクコンバータ、210 ロックアップクラッチ、220 ポンプ羽根車、230 タービン羽根車、300 自動変速機、400 ECT_ECU、500 モータジェネレータ、600 インバータ。

Claims (10)

  1. 車両の制御装置であって、前記車両は、車両を駆動する第1の動力源および第2の動力源と、有段変速機とを備え、前記第2の動力源により前記第1の動力源をアシストするように前記動力源を制御する車両の制御装置であって、
    前記変速機のアップシフト変速後におけるトルク段差を算出するための算出手段と、
    前記トルク段差を解消するように、前記第1の動力源の駆動力および前記第2の動力源の駆動力を制御するための制御手段とを含む、制御装置。
  2. 前記第1の動力源は熱機関であって、前記第2の動力源は回転電機であって、
    前記制御手段は、前記第1の動力源の駆動力によりトルク段差を解消することを、前記第2の動力源の駆動力によりトルク段差を解消することよりも優先させて実行するように制御するための手段を含む、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記第1の動力源は熱機関であって、前記第2の動力源は回転電機であって、
    前記制御手段は、前記第1の動力源の駆動力と前記第2の動力源の駆動力とに基づいて、トルク段差を解消するように制御するための手段を含む、請求項1に記載の制御装置。
  4. 前記第1の動力源は熱機関であって、前記第2の動力源は回転電機であって、
    前記制御手段は、前記第1の動力源の応答性と前記第2の動力源の応答性とに基づいて、トルク段差を解消するように制御するための手段を含む、請求項1に記載の制御装置。
  5. 車両の制御装置であって、前記車両は、車両を駆動する第1の動力源および第2の動力源と、有段変速機とを備え、前記第2の動力源により前記第1の動力源をアシストするように前記動力源を制御する車両の制御装置であって、
    前記第1の動力源は熱機関であって、前記第2の動力源は回転電機であって、
    前記変速機は、歯車式変速機構と、前記動力源からの駆動力を前記歯車式変速機構に伝達するトルク増幅機能を有する流体継手とを有し、
    前記変速機のアップシフト変速後におけるトルク段差を算出するための算出手段と、
    前記変速機のアップシフト変速前後の変速比と前記トルク増幅機能による増幅比とに基づいて、前記トルク段差を解消するように、前記熱機関または前記回転電機を制御するための制御手段とを含む、制御装置。
  6. 車両の制御方法であって、前記車両は、車両を駆動する第1の動力源および第2の動力源と、有段変速機とを備え、前記第2の動力源により前記第1の動力源をアシストするように前記動力源を制御する車両の制御方法であって、
    前記変速機のアップシフト変速後におけるトルク段差を算出する算出ステップと、
    前記トルク段差を解消するように、前記第1の動力源の駆動力および前記第2の動力源の駆動力を制御する制御ステップとを含む、制御方法。
  7. 前記第1の動力源は熱機関であって、前記第2の動力源は回転電機であって、
    前記制御ステップは、前記第1の動力源の駆動力によりトルク段差を解消することを、前記第2の動力源の駆動力によりトルク段差を解消することよりも優先させて実行するように制御するステップを含む、請求項6に記載の制御方法。
  8. 前記第1の動力源は熱機関であって、前記第2の動力源は回転電機であって、
    前記制御ステップは、前記第1の動力源の駆動力と前記第2の動力源の駆動力とに基づいて、トルク段差を解消するように制御するステップを含む、請求項6に記載の制御方法。
  9. 前記第1の動力源は熱機関であって、前記第2の動力源は回転電機であって、
    前記制御ステップは、前記第1の動力源の応答性と前記第2の動力源の応答性とに基づいて、トルク段差を解消するように制御するステップを含む、請求項6に記載の制御方法。
  10. 車両の制御方法であって、前記車両は、車両を駆動する第1の動力源および第2の動力源と、有段変速機とを備え、前記第2の動力源により前記第1の動力源をアシストするように前記動力源を制御する車両の制御方法であって、
    前記第1の動力源は熱機関であって、前記第2の動力源は回転電機であって、
    前記変速機は、歯車式変速機構と、前記動力源からの駆動力を前記歯車式変速機構に伝達するトルク増幅機能を有する流体継手とを有し、
    前記変速機のアップシフト変速後におけるトルク段差を算出する算出ステップと、
    前記変速機のアップシフト変速前後の変速比と前記トルク増幅機能による増幅比とに基づいて、前記トルク段差を解消するように、前記熱機関または前記回転電機を制御する制御ステップとを含む、制御方法。
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