JP2005068961A - 門柱 - Google Patents
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Abstract
【課題】 鎖が円滑に動作可能であり、信頼性が高く、メインテナンスの容易な門柱を提供する。
【解決手段】 門柱は、単一の角形支柱(2)と、紐体(4)が取り付けられ角形支柱(2)の外側面に沿って昇降するスライダ(6)と、スライダ(6)を昇降させる駆動手段(8)と、を備え、スライダ(6)は、角形支柱(2)の側面を滑動するローラ(10、12、14、16、18、20)を有することを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 門柱は、単一の角形支柱(2)と、紐体(4)が取り付けられ角形支柱(2)の外側面に沿って昇降するスライダ(6)と、スライダ(6)を昇降させる駆動手段(8)と、を備え、スライダ(6)は、角形支柱(2)の側面を滑動するローラ(10、12、14、16、18、20)を有することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、門柱に係り、特に駐車場において鎖を昇降する門柱に関する。
一対の門柱の各々に鎖を保持し、昇降することによって駐車場の入口を開閉することが行われている。
図7は従来の門柱の内部構造を示す分解図であり、図8は外側フレームを示す分解図である。
図7に示すように、従来の門柱は2本の平行な支柱101、102を有し、チェーン107を介し支柱101、101に沿って案内部材103が摺動して昇降されている。案内部材103の昇降に伴い案内部材103に取り付けられるフック105が昇降し、フック105に取り付けられる鎖が昇降する。
また、鎖の上限位置と下限位置を何らかの上下位置検出信号で検出し、上限位置または下限位置で鎖を止める必要があるが、従来は、上下位置検出信号の検出手段として機械的リミットスイッチが用いられている。
特開平11−35859号公報
従来においては、門柱は2本の平行な支柱101、102を有し支柱101、102に沿って案内部材103が摺動する構造を有するので、昇降に伴う摩擦抵抗が大きく、鎖を円滑に昇降させることができないという問題があった。
また、門柱は2本の平行な支柱101、102を有し支柱101、102に沿って案内部材103が案内される構造を有するので、例えば、門柱に自動車が衝突し衝撃によって支柱101、102の平行性がわずかでも損なわれた場合に、摩擦抵抗が大きくなり、案内部材103が昇降できなくなるという問題があった。
また、鎖の昇降回数は100万回を超えることがあり、従来は、上下位置検出信号の検出手段として機械的リミットスイッチが用いられていたため、接触を繰り返すことにより機械的リミットスイッチの寿命に制限があるという問題があった。この場合、例えば赤外線を用いた非接触タイプの検出器を用いることも可能であるが、この場合、ゴミや湿度等の曇りによって誤動作を起こすという問題があり、また太陽光線の影響によって誤動作を起こすという問題もある。
また、従来においては、図9に示すように、外側フレームは4面を覆うように4枚の側板111、112、113、114等を用いていたために、修理作業において手間を要するという問題があった。
そこで、本発明の目的は、上記の従来技術の問題点を解決し、鎖が円滑に動作可能であり、信頼性が高く、メインテナンスの容易な門柱を提供することである。
上述の目的を達成するために、本発明に係る門柱は、単一の角形支柱と、紐体が取り付けられ前記角形支柱の外側面に沿って昇降するスライダと、前記スライダを昇降させる駆動手段と、を備え、前記スライダは、前記角形支柱の側面を滑動するローラを有することを特徴とする。
また、前記スライダは、前記角形支柱の各々の側面を各々滑動する複数のローラを有することを特徴とする。
また、前記角形支柱は四角形支柱であり、前記紐体は、前記角形支柱の前側面に直交する方向に取り付けられ、前記複数のローラは、前記角形支柱の4個の側面の各々に沿って滑動する中心ローラと、前記前側面に対向する後側面を滑動し、前記後側面を滑動する前記中心ローラを間に挟んで両側に位置する一対の支持ローラとからなることを特徴とする。
また、前記スライダの昇降可能な上限位置と下限位置を検出する非接触型マグネット式の制限位置検出手段を備え、前記制限位置検出手段は、前記角形支柱の上部側に取り付けられた第1素子と、前記紐体に取り付けられた第2素子とからなることを特徴とする。
また、前記紐体を外部へ取り出し可能に前記角形支柱と前記スライダを覆う外枠フレームを有し、前記外枠フレームは、底部フランジと、上部フランジと、前記底部フランジと前記上部フランジの間に取り付けられる一対の半割状の側フレームとを備えることを特徴とする。
また、前記底部フランジは、前記側フレームの下端部を案内し支持するガイド部と有し、前記上部フランジは、前記側フレームの合わせ目を内方へ引き付ける一対のクランプ手段を有することを特徴とする。
上述の発明において、スライダは単一の角形支柱に沿ってローラを介して昇降するので、スライダの昇降の摩擦抵抗を小さくでき、安定した姿勢で昇降することができる。
本発明の構成によれば、鎖が円滑に動作可能であり、信頼性が高く、メインテナンスの容易な門柱を提供することができる。
以下に、図面を参照して、本発明の門柱1の実施の形態について説明する。図6は、乗用車に対し、一対の門柱1によって鎖24が昇降する使用状態を示す図である。
本実施形態に係る門柱1は、例えば断面が正方形の角筒からなる直立した単一の角形支柱2と、紐体としてのローラチェーン4と、ローラチェーン4が取り付けられ角形支柱2の外側面に沿って昇降するスライダ6と、スライダ6を昇降させる駆動手段としてのモータ8とを備えている。
スライダ6は、角形支柱2の4個の側面を各々平行に囲う4個の側面を有する角筒からなり、この角筒の4個の面には角形支柱2の4個の側面を滑動する複数のローラ10、12、14、16及び中心ローラ18、20が設けられている。
スライダ6の前面側にはフック22が取り付けられ、フック22に鎖24の一端が取り外し可能に取り付けられている。ここで、スライダ6の前面側とはフック22を介して鎖24が取り付けられる側をいい、背面側とは前面側に対向する側をいい、側面側とは前面側及び背面側に直交する側をいう。
ローラ10はスライダ6の前面側に上下に間隔をおいて2個設けられており、ローラ12はスライダ6の背面側に上下に間隔をおいて2個設けられており、ローラ14、16はスライダ6の各々の側面側に上下に間隔をおいて2個設けられている。ローラ10、12、14、16は、角形支柱2の各々の側面の中央部を上下方向に滑動する。また、中心ローラ18、20は、スライダ6の背面側に設けられた2個のローラ12の上下方向に中心であってローラ12を中心にした両側に間隔をおいて2個設けられている。
ローラ10、12、14、16及び中心ローラ18、20の各々の回転軸は、角形支柱2の各々の側面に平行な方向にある。ローラ12及び中心ローラ18、20とローラ10とは、角形支柱2を前面側及び背面側から挟むように密接に接触しながら滑動し、ローラ14とローラ16とは角形支柱2を両側面側から挟むように密接に接触しながら滑動する。
スライダ6は単一の角形支柱2に沿ってローラ10、12、14、16及び中心ローラ18、20を介して昇降するので、スライダ6の昇降の摩擦抵抗を小さくでき、安定した姿勢で鎖24を昇降させることができる。
鎖24が昇降する場合に、ローラ10、12、14、16が角形支柱2の4面に向かって押し付けるように滑動するので、スライダ6の各々の面と角形支柱2の各々の面とはほぼ平行に関係を維持してスライダ6が昇降し、スライダ6が角形支柱2に対し不安定に揺れることがない。
また、ローラ10、12、14、16の各々は、上下に間隔をおいて2個設けられているので、スライダ6が上下方向に揺動することがなく角形支柱2の側面に沿って昇降することができる。
また、スライダ6の背面側に設けられた中心ローラ18、20は、ローラ12を中心にした両側に間隔をおいて設けられているので、鎖24が揺動して上下しその重量によってスライダ6が鎖24の方向に引っ張られる場合においても、スライダ6は揺動することなく安定した姿勢で昇降することができる。
ローラチェーン4は、モータ8の駆動軸8aに結合された主スプロケット26と従スプロケット28の間を移動する。
図2に示すように、角形支柱2の上端に取り付けられた上部フランジ52には左右に並んでスライダ6の上限位置を設定する上限用マグネットスイッチ30とスライダ6の下限位置を設定する下限用マグネットスイッチ32が取り付けられている。一方、ローラチェーン4には、上限用マグネット付きブラケット34と下限用マグネット付きブラケット36がローラチェーン4の長さを半分にする位置に取り付けられている。上限用マグネットスイッチ30と上限用マグネット付きブラケット34及び下限用マグネットスイッチ32と下限用マグネット付きブラケット36は各々、非接触型マグネット式の制限位置検出手段を構成する。
スライダ6が下限位置38にあった状態ではローラチェーン4に取り付けられた下限用マグネット付きブラケット36が上部フランジ52上の下限用マグネットスイッチ32と対面し、それ以上スライダ6が下方に下降しないように停止信号が生成され、この停止信号によって制御部を介してローラチェーン4が停止し、スライダ6が下限位置38に停止する。また、下限位置38にあるスライダ6を上限位置40に移動させる場合には、ローラチェーン4が反対方向に回転し、上限用マグネット付きブラケット34が上限用マグネットスイッチ30に対面したときに停止信号が生成され、この停止信号によって制御部を介してローラチェーン4が停止し、スライダ6が上限位置40に停止する。
上述のように、非接触型マグネット式の制限位置検出手段によってスライダ6の上限位置40及び下限位置38を検出するようにしているので、鎖の昇降回数は100万回を超える場合においても、従来のように機械的リミットスイッチのような寿命の制限を受けることがなく、また、赤外線を用いた非接触タイプの検出器を用いる場合のように、ゴミや湿度等の曇りによって誤動作を起こすという問題や太陽光線の影響によって誤動作を起こすという問題を解消させることができる。
また、上限用マグネットスイッチ30及び下限用マグネットスイッチ32は、角形支柱2の上部側に設けられているので、角形支柱2の下部側が雨水で浸水された場合においても浸水されることがなく誤動作する恐れを解消させることができる。ここで、上限用マグネット付きブラケット34及び下限用マグネット付きブラケット36は、角形支柱2の下部側に移動することがあるが、浸水しても何等問題を生じさせない部材である。に
次に、図3乃至図5を参照して、鎖24を外部へ取り出し可能に角形支柱2とスライダ6を覆う門柱1の外側フレーム50について説明する。
次に、図3乃至図5を参照して、鎖24を外部へ取り出し可能に角形支柱2とスライダ6を覆う門柱1の外側フレーム50について説明する。
外側フレーム50は、平板状の上部フランジ52と、平板状の底部フランジ54と、上部フランジ52と底部フランジ54の間に取り付けられる薄板金属材あるいは樹脂材からなる一対の半円半割状の側フレーム65、58とを備えている。上部フランジ52と底部フランジ54との間に角形支柱2が立設されている。なお、上部フランジ52にはモータ8等が取り付けられているが、図では省略してある。
底部フランジ54には、側フレーム56、58の下端部を案内し支持する3個ずつの2組の上方に開口したコの字状のガイド部60、62が設けられている。上部フランジ52には、側フレーム56、58の合わせ目を内方へ引き付けるクランプ鍵64が設けられている。側フレーム56、58の上端部には鍵溝56a、58aが形成されている。クランプ鍵64の先端部を鍵溝56a、58aに架け込むことによって側フレーム56、58は内方へ引き付けられる。
外側フレーム50の組立手順としては、まず図4に示すように、側フレーム58の下端部をガイド部62に嵌め込む。次に、図5に示すように、側フレーム56の下端部をガイド部60に嵌め込み、側フレーム56、58の合わせ目を合わせた後、側フレーム56、58の鍵溝56a、58aにクランプ鍵64を回転させ架け込む。次に、クランプボルト66でクランプ鍵60を先端部をクランプ鍵本体に固定する。
修理保守等を行うために、外側フレーム50を分解する場合には、上記の手順と逆に行えばよい。
上述の外側フレーム50によれば、側フレーム56、58を簡単に組み付け組み外しを行うことができるので、従来において修理作業において手間を要するという問題を解消させることができる。
1 門柱
2 角形支柱
4 ローラチェーン
6 スライダ
8 モータ
10、12、14、16 ローラ
18、20 中心ローラ
24 鎖
30 上限用マグネットスイッチ
32 下限用マグネットスイッチ
36 上限用マグネット付きブラケット
38 下限用マグネット付きブラケット
上部フランジ 52
54 底部フランジ
56、58 側フレーム
60、62 ガイド部
64 クランプ鍵
2 角形支柱
4 ローラチェーン
6 スライダ
8 モータ
10、12、14、16 ローラ
18、20 中心ローラ
24 鎖
30 上限用マグネットスイッチ
32 下限用マグネットスイッチ
36 上限用マグネット付きブラケット
38 下限用マグネット付きブラケット
上部フランジ 52
54 底部フランジ
56、58 側フレーム
60、62 ガイド部
64 クランプ鍵
Claims (6)
- 単一の角形支柱と、
紐体が取り付けられ前記角形支柱の外側面に沿って昇降するスライダと、
前記スライダを昇降させる駆動手段と、
を備え、
前記スライダは、前記角形支柱の側面を滑動するローラを有する
ことを特徴とする門柱。 - 前記スライダは、前記角形支柱の各々の側面を各々滑動する複数のローラを有する
ことを特徴とする請求項1に記載の門柱。 - 前記角形支柱は四角形支柱であり、
前記紐体は、前記角形支柱の前側面に直交する方向に取り付けられ、
前記複数のローラは、
前記角形支柱の4個の側面の各々に沿って滑動する中心ローラと、
前記前側面に対向する後側面を滑動し、前記後側面を滑動する前記中心ローラを間に挟んで両側に位置する一対の支持ローラと
からなる
ことを特徴とする請求項2に記載の門柱。 - 前記スライダの昇降可能な上限位置と下限位置を検出する非接触型マグネット式の制限位置検出手段を備え、
前記制限位置検出手段は、
前記角形支柱の上部側に取り付けられた第1素子と、
前記紐体に取り付けられた第2素子とからなる
ことを特徴とする請求項1に記載の門柱。 - 前記紐体を外部へ取り出し可能に前記角形支柱と前記スライダを覆う外枠フレームを有し、
前記外枠フレームは、
底部フランジと、
上部フランジと、
前記底部フランジと前記上部フランジの間に取り付けられる一対の半割状の側フレームとを備える
ことを特徴とする請求項1に記載の門柱。 - 前記底部フランジは、前記側フレームの下端部を案内し支持するガイド部と有し、
前記上部フランジは、前記側フレームの合わせ目を内方へ引き付ける一対のクランプ手段を有する
ことを特徴とする請求項5に記載の門柱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003304168A JP2005068961A (ja) | 2003-08-28 | 2003-08-28 | 門柱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003304168A JP2005068961A (ja) | 2003-08-28 | 2003-08-28 | 門柱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005068961A true JP2005068961A (ja) | 2005-03-17 |
Family
ID=34407929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003304168A Pending JP2005068961A (ja) | 2003-08-28 | 2003-08-28 | 門柱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005068961A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009108655A (ja) * | 2007-11-01 | 2009-05-21 | Mori Engineering:Kk | ゲート |
JP2012121395A (ja) * | 2010-12-07 | 2012-06-28 | Omron Corp | ゲート装置 |
CN111719921A (zh) * | 2020-06-24 | 2020-09-29 | 山西华鑫电气有限公司 | 一种用于机械式立体车库的钢丝绳松断检测机构 |
-
2003
- 2003-08-28 JP JP2003304168A patent/JP2005068961A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070306 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20070309 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070629 |