JP2005068835A - パネル連結構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】側端部同士を連結したパネルを、簡単な操作で所望の角度に正確に回動し、回動位置に固定しておくことができるようにする。
【解決手段】端面に円弧状の湾曲部を設けたパネルの側端部同士を、回動補助部材で両パネルの側端部を突き合わせたまま互いの側端部の周りを回動し得るように支持するとともに、前記湾曲部外周よりも側方へ突き出た隆起部を有する多面輪郭形状の角度規制部材を両パネルの側端部に互いに周面を接合させ、パネルの回動が角度規制部材の隆起部とこれと相対する角度規制部材の周面との係合により規制され、当該隆起部を乗り越えるまで回動せしめられたパネルが角度規制部材同士が面接合した回動位置に保持されるように構成する。
【選択図】 図1


Description

本発明は、複数枚のパネルを連接して構成される間仕切りパネルなどの、パネルの側端部同士を回動自在に連結する構造に関する。
空間を仕切る間仕切りパネルとして、パネルの側端部同士をヒンジ部を介して連結し、当該ヒンジ部周りでパネル同士を正逆両方向へ回動自在に設け、図14に示されるように、不使用時はパネルP同士を折り重ねて収納庫S内に格納し、使用時には収納庫Sから必要な枚数のパネルPを床面上に繰り出して使用する構成のものが知られている。
このような間仕切りパネルは、パネルP同士がヒンジ部Hで自由に回動し得るように接続されているため、複数枚のパネルPを面一の真っ直ぐな面となるように設置したり、パネルP同士を直角その他所定の角度に正確に折って設置したりすることは困難であった。
そのため、パネルP同士を所定の連結角度に保持しておく手段として、図15(A)に示されるように、パネルPの端部上面でスライドするかんぬきBを用い、これをヒンジ部Hを挟んで連結した隣接パネルPの端部に差し入れてパネルP同士を面一に固定し(例えば特許文献1参照)、或いは同図(B)に示されるように、真っ直ぐな又は直角に折れたカバー体Cを用い、これをパネルPの上端部間に装着してパネルPの連結角度を規制するようにしていた。
特開2001−262746号公報
前記従来技術の内、かんぬきBを用いたものは、隣接パネルP同士を平行には固定できるが、他の連結角度で固定することはできなかった。また、かんぬきBでパネルPを固定するには、隣接パネルPを平行に支えながらパネル上面まで手を伸ばしてかんぬきBをスライドするという面倒な操作が必要であった。さらに、パネルPが固定されているか否かの確認をパネル上面でしか行うことができないため、かんぬきBにより固定された状態とは気づかずに誤って固定されたパネルPを回動させようと力を加えた場合、てこの原理によりかんぬきBの係合部分に大きな荷重がかかり、かんぬきBが簡単に破損してしまうという問題があった。
また、カバー体Cを用いたものは、各ヒンジ部Hに装着する数のカバー体C、つまり(総パネル数−1)個のカバー体Cを取り揃え、これらカバー体Cの紛失防止のために、パネルPとは別に管理する場所及び手間が必要であった。また、カバー体CでパネルPを固定する操作も前記と同様に、隣接パネルPを支えながらパネル上面まで手を伸ばしてカバー体Cを装着するという面倒な手順により行われ、ワンタッチの操作で固定できる構造のものではなかった。
住宅用の可動式間仕切りパネルは、例えば急な来客があったときにリビングを仕切るように、居住者が様々な生活シーンに応じて室内空間をフレキシブルに仕切るために使用され、日常の生活において頻繁にパネルの折り畳みやパネル面の変形が行われる。パネルの連結角度の設定に手間取ったのでは急に室内を仕切る必要性が生じたときに不便であり、角度が定まらず連接したパネル表面が波打っていたのでは見た目が悪く外観上好ましくない。従って、パネルの回動と連結角度の設定及び固定を、簡単な操作で誰でも迅速且つ正確に行えるようにすることが望ましい。
本発明は従来技術の有するこのような問題点に鑑み、パネル同士を回動自在に連結した場合に、簡単な操作で連結したパネルを所望の角度に正確に回動し、回動位置に固定しておくことができるようにすることを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明のパネル連結構造は、端面に円弧状の湾曲部を設けたパネルの側端部同士を、回動補助部材で両パネルの側端部を突き合わせたまま互いの側端部の周りを回動し得るように支持してなるパネル連結構造であって、前記湾曲部外周よりも側方へ突き出た隆起部を有する多面輪郭形状の角度規制部材を両パネルの側端部に互いに周面を接合させて設けることにより、パネルの回動が角度規制部材の隆起部とこれと相対する角度規制部材の周面との係合により規制され、当該隆起部を乗り越えるまで回動せしめられたパネルが角度規制部材同士が面接合した回動位置に保持されるように設けたことを特徴とする。
前記回動補助部材は、湾曲部外周の曲率半径の中心間に架け渡されてパネル側端部同士を回転自在に支持する連結部材と、両側端部の湾曲した外周に沿って互いに噛み合うように凹凸筋を配した歯車部材とにより構成することができる。
また、角度規制部材の隆起部を乗り越えるパネル回動操作を容易に行えるように、角度規制部材の少なくとも隆起部を弾性変形可能に設けたり、連結部材の少なくとも軸受け部を弾性変形可能に設けたりしてもよい。
前記構成において、パネルの側端部に設ける円弧状の湾曲部は、一側がパネル側端面に面接合する平面、他側がパネルの厚みの略1/2の曲率半径で円弧状に湾曲する曲面形状とした半円柱形の端材を、平坦に加工されたパネル側端面に一体に取り付けて形成することができる。
パネルの側端面自体を、パネルの厚みの略1/2の曲率半径で円弧状に湾曲した曲面形状に加工して湾曲部としてもよい。
連結されるパネルは同じ厚みのものが用いられ、側端部はともにパネルの厚みの略1/2の曲率半径で側方へ膨出した湾曲面に設けられる。
回動補助部材は、側端部を突き合わせたパネルを、両側端部周面を接合させて連結するとともに、互いに連結した相手方パネルの側端部の周りを、側端部を接合させたまま鉛直軸周りで正逆両方向へ回動自在に支持するように設けられる。
回動補助部材は、例えば連結される両パネル側端部の湾曲部外周の曲率半径中心部に円柱形軸部をそれぞれ設けておき、小判形の板材に前記曲率半径の略二倍の配置間隔で一対の円形孔が形成されてなる連結部材を、両円形孔に前記両軸部を嵌め入れて両軸部間に架け渡し、両軸部で連結部材を相互に回転自在に支持し、さらに両パネルの側端部に、湾曲部外周に沿って凹凸筋を配した歯車部材を固着し、両歯車部材の凹凸筋を噛み合わせて側端部同士を接合して構成することができる。
パネルを回動したときに、一方のパネル側端部と他方のパネル側端部が平行にずれて食い違いが起こらないように機能するものであれば、回動補助部材は上記以外の部材を用いて適宜に構成される。
角度規制部材は、周面に隆起部と接合面部を複数連ねた多面輪郭形状に形成され、前記歯車部材と同様に、連接される両パネル側端部に互いに周面を接合させて一体に固着される。
詳しくは、隆起部は接合面部と接合面部の境界に設けられ、また、それぞれ角度規制部材をパネル側端部に取り付けた状態で、隆起部がパネル側端部の湾曲部外周円弧よりも若干膨らんで外方へ突出した位置、接合面部がパネル側端部の湾曲部外周円弧に沿った位置にそれぞれ配置される。両パネル側端部に取り付けられた角度規制部材の接合面部同士はパネル連結部にストレスを与えることなく面接合するように設けられる。
そして、接合面部同士が面接合している状態でパネルを回動すると、隆起部が相対する角度規制部材の周面に衝突して係合するためパネルの回動が規制され、接合面部が面接合した位置に両パネルを保持するようになっている。
さらに力を加えてパネルを回動すれば、連結部を構成する部材の撓みと弾性により隆起部を乗り越え、隆起部と連なった隣の接合面部同士が面接合する位置までパネルが回動するが、このとき隆起部を乗り越えるクリック感でパネルの回動状態をパネル操作者が知ることができるようになっている。
隆起部を乗り越える回動操作をする際、隆起部と相対する角度規制部材周面との干渉を吸収するため、角度規制部材の隆起部を弾性変形可能な部材で形成し、或いは前記回動補助部材の連結部材を弾性変形可能な部材で形成しておけば、隆起部を乗り越えるときに接触面にかかる水平方向のストレスがこれら部材が弾性変形して吸収し、クリック感を損なわずにスムーズな回動操作を得ることができる。
前記角度規制部材の接合面部は、パネル同士が面一に接合する位置(0°)、直角に折れ曲がった位置(90°)など、パネルの回動角度に対応した位置に適宜に設けることができる。例えば角度規制部材の周面に、前記面一に接合する位置の両側へ30°毎に位置をずらして複数設ければ、パネルを鉛直軸周りに正逆両方向に30°づつ回動させた位置でパネルを固定しておくことができる。また、接合面部は鉛直な平面、湾曲面など適宜な形状で形成することができる。一方の角度規制部材の接合面部が湾曲凹面の場合は、相対する他方の角度規制部材の接合面部は湾曲凸面となる。
本発明のパネル連結構造によれば、連結した相手方パネルの側端部の周りで側端部を接合させたまま鉛直軸周りでパネルを正逆両方向へ回動することができるとともに、角度規制部材の隆起部が相対する角度規制部材の周面に係合することで、角度規制部材の接合面部同士が互いに面接合する位置でパネルを固定しておくことができる。パネルを固定するための別部材を使用したり特別な操作を行ったりすることは一切不要である。そして、隆起部を乗り越えるだけの力を加えてパネルを回動すれば、隆起部に連なる隣の接合面部が面接合する位置まで簡易な操作でパネルを回動することができるとともに、当該回動した位置の連結角度にパネルを保持することができる。
本発明の好適な実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明のパネル連結構造の一実施形態の構成部材を展開した拡大斜視図、図2は図1の構成部材を取り付けた状態のパネル連結部分の斜視図、図3は連結したパネルの回動補助部材装着部分の拡大断面図、図4は回動補助部材装着部分におけるパネルの回動の様子を示した図、図5は連結したパネルの角度規制部材装着部分の端面図、図6は角度規制部材装着部分におけるパネルの回動の様子を示した図、図7は干渉代が大きい隆起部を有する角度規制部材(A)と干渉代が小さい隆起部を有する角度規制部材(B)のそれぞれ隆起部の係合の様子を示した図、図8は角度規制部材の他の実施形態の端面図(A)と隆起部の係合状態を示した図、図9は連結部材(A)と角度規制部材(B)の他の実施形態を示した図、図10及び図11はさらに他の実施形態の角度規制部材を装着したパネルの回動の様子を示した図、図12は回動補助部材の他の実施形態の部材展開斜視図(A)とパネルの回動の様子を示した図(B)、図13はパネル連結部における回動補助部材と角度規制部材の取り付け位置を示した図である。
図1〜図6に示されるように、本発明のパネル連結構造は、パネルPの側端部同士を回動自在に連結するものであり、パネル側端部1、1に、端材2、2、回動補助部材3、角度規制部材4、4をそれぞれ配して構成してある。
端材2、2は、図1に示されるように、パネルPと略同じ厚みであって一側がパネルPの側端面に面接合する平面、他側がパネルPの厚み(D)の略1/2の曲率半径(R)で円弧状に湾曲した湾曲面に形成されてなる半円柱形の板材であり、パネルP、Pの側端面にそれぞれ一体に固着され、両側端部1、1に円弧状の湾曲面を形成している。端材2、2はそれぞれパネル側端部1の上部側で上下に分割されており、その間に回動補助部材の歯車部材31、31が一体に装着してある。
回動補助部材3は、端材2、2の上下に分割された間隙に装着される歯車部材31、31と両歯車部材間に架け渡されて端材2、2を連結する連結部材32により構成されている。
詳しくは、図1及び図2に示されるように、歯車部材31、31は、端材2の分割端面を覆う頂面31aと、前記曲率半径(R)で湾曲していて端材2の外周面を覆う側面31bとを有して同形に形成された上歯車311と下歯車312からなり、それぞれ端材2の上下分割間隙部分に上下両歯車を互いに頂面31aを向かい合わせて配して端材2に一体に固着されている。前記頂面31a上の曲率半径(R)の中心部には半円形の突起31cを設けてあり、上下両歯車を一体に突き合わせた状態で連結部材32を回転自在に支持する円柱形の軸部31dを構成するようになっている。また、側面31bには上下に延びた凹凸筋31eを列設してある。
連結部材32は、小判形の板材の両端に前記曲率半径(R)の略二倍の配置間隔で円形孔32a、32aを設けて形成してある。連結部材32は、端材2、2に一体に固着された歯車部材31、31間に架け渡し、上下歯車311、312の間に嵌め入れた円形孔32a、32aに軸部31d、31dを挿通させて、両端を歯車部材31、31の軸部31d、31dで回転自在に支持させて取り付けてある。
このように構成された回動補助部材3は、図3に示されるように、パネル側端部1、1にそれぞれ固着された歯車部材31、31の側面凹凸筋31e、31e同士を噛み合わせ、連結部材32の両端を歯車部材31、31の軸部31d、31dで回転自在に支持して設置され、これによりパネル側端部1、1は互いに突き合わせた周面を接合させた状態で回転自在に連結する。
両パネル側端部1、1は、互いに軸部1d、1d周りで回転自在となっており、しかも周面が隙間を開けずに凹凸筋31e、31e同士を噛み合わせて接合しているので、図4に示されるように、周面を接合させたまま、相手方パネルPの側端部1の周りを鉛直軸周りに、正逆両方向へパネルP、Pを互いに回動させることができるようになっている。
角度規制部材4、4は、端材2の上端部を覆う頂面4aから多面輪郭形状の側面4bをスカート状に下方へ突出させて同形に形成されており、それぞれ端材2、2の上端に一体に固着されている。
詳しくは、図5に示されるように、角度規制部材4の側面4bは、縦に伸びた平面形の接合面部41を、端材2の湾曲部外周円弧に沿って互いに120°の折れ角を以って複数連接するとともに、当該接合面部間の折れ角の部分に、湾曲部外周円弧よりも若干膨らんで側方へ突出した隆起部42を配して、上から見たときに輪郭が正八角形を略半割りした周面形状となるように形成されている。また、側面4bの片半面に配された隆起部42には、それぞれ先端の張り出し部分に凹部42aを設けてある。
角度規制部材4、4は、端材2、2の上端に互いに周面を接合させて一体に固着されおり、図5に示されるように、側面4bの外周先端の接合面部41、41を面接合させた状態では、パネル側端部1、1同士が真っ直ぐに突き合わさってパネルP、Pを面一に並置して支持し、この状態からパネルPを回動しようとすると、接合面部41両側の隆起部42、42が相対する隆起部42、42と衝突して係合するためパネルPの回動が規制され、接合面部41、41が面接合した当該位置に両パネルP、Pを固定せしめるようにあっている。
そして、力を増してパネルPを回動すると、図6(A)に示されるように、相対する一側の隆起部42が他側の隆起部42の凹部42aに没入して隆起部42を乗り越え且つ連結部を構成する部材の撓みと弾性によって軸部31d、31d間に作用するストレスを吸収して、同図(B)に示されるように、隣接した接合面部41、41同士が面接合する位置までパネルP、Pが回動し、これによりパネルP、Pが90°の連結角度に保持される。この連結角度においても、パネルPを回動しようとすると、接合面部41両側の隆起部42、42が相対する隆起部42、42と衝突して係合するためパネルPの回動が規制され、接合面部41、41が面接合した当該位置に両パネルP、Pを固定せしめるようになっている。
さらに力を増してパネルPを回動すると、同図(C)に示されるように、前記と同様にして相対する一側の隆起部42が他側の隆起部42の凹部42aに没入して隆起部42を乗り越え、同図(D)に示す、接合面部41、41同士が面接合してパネルP、Pが平行に折り重なる位置までパネルP、Pが回動し、これにより両パネルP、Pは180°の連結角度に保持されるようになっている。
かかる一連の回動操作において、互いの外周面を圧接する隆起部42、42同士が入れ違って隆起部42を乗り越えたときにクリック感が得られ、回動操作の状態をパネル操作者が知ることができる。
また、隆起部42に凹部42aを設けてあることにより、パネルPの回動を規制する機能を損なうことなく、必要最小限の力をパネルPに加えて回動させることが可能である。すなわち、図7(A)に示されるように隆起部42が大きな角であると、パネルPを回動しようとしたときに隆起部42、42同士の干渉代(図中矢符A)が大きくなり、干渉により生じるストレスを吸収するために隆起部42を乗り越える回動操作に大きな力が必要となる。他方、同図(B)に示されるように、凹部42aを設けた隆起部42では、凹部42aの両側が小さな角となり、隆起部42、42同士の干渉代(図中矢符B)は小さくなって隆起部42を乗り越える回動操作は小さな力で済むとともに、小さな干渉代であっても接合面部41の端部に配置されていることでパネルPが任意の方向へ回動することが規制される。
このように、本発明のパネル連結構造によれば、回動補助部材3によってパネル側端部1、1同士を連結し、且つ連結した相手方パネルPの側端部1の周りでパネル側端部1、1を互いに接合させたまま鉛直軸周りでパネルPを回動自在に支持し、また、パネルPを固定するための別部材を使用したり特別な操作を行ったりすることなく、周面に隆起部42を有する角度規制部材4、4同士の接合状態に応じてパネルP、Pを所定の連結角度に固定しておくことが可能である。
上記構成のパネル連結構造において、図8に示されるように、角度規制部材4を、側面4aの片側半面の隆起部42に凹部42a、他側半面の隆起部42に凸部42bを設け、相対する隆起部42、42同士の凹凸部が互いに接合するように設ければ、回動角度を規制する一方、隆起部42、42同士の干渉が小さくなって、より小さな力で安定した回動操作を得ることができる。
また、前記図7(A)に示したように、角度規制部材4の隆起部42が大きな角であると、隆起部42、42同士の干渉により生じるストレスを吸収するため、隆起部42を乗り越える回動操作に大きな力が必要となる。
このような場合に、回動補助部材3の連結部材32をゴムや合成樹脂などの弾性素材で成形して弾性を持たせれば、隆起部同士が干渉することによるストレスを軸部32d、32d間で連結部材32が弾性変形することにより吸収することができ、確実な角度の規制と小さな力での回動操作が可能となる。連結部材32全体が弾性素材で成形されていなくても、図9(A)に示されるように、円形孔32a、32aの軸受け部にゴムなどの弾性素材のパッキン33を装着すれば、パッキン33でストレスを吸収することができる。
また、角度規制部材4全体をゴムや合成樹脂などの弾性素材で成形し、或いは同図(B)に示されるように、角度規制部材4の隆起部42の部分を弾性素材で成形して、角度規制部材4自体の弾性変形によりストレスが吸収されるように設けてもよい。
また、対向配置する角度規制部材4、4は、必ずしも同一形状のものでなくてもよい。例えば図10に示されるように、一側の角度規制部材4を各隆起部42に凹部42aを設けて形成し、他側の角度規制部材4を各隆起部42に凸部42bを設けて形成し、パネルPを回動したときに、相対する隆起部42、42の凹部42aと凸部42bが互いに接合するように設けてもよい。
さらに、角度規制部材4の接合面部41は、必ずしも平面によって形成されていなくてもよい。例えば図11に示されるように、一側の角度規制部材4の各接合面部41を凹面41a、他側の角度規制部材4の各接合面部41を凸面41bで形成し、パネルPを回動したときに、両凹凸面が面接合することによりパネルPが連結角度に保持されるように設けてもよい。
また、回動補助部材3は、歯車部材31、31と連結部材32で構成される他、例えば図12に示されるように、可撓性を有する4本のベルト34を端材2、2の間にたすき掛け状に架け渡して両端材を回動自在に連結し、各ベルト34の交差部を支点として、端材2、2同士が湾曲した先端部を突き合わせたまま鉛直軸周りに回動し得るように構成してもよい。
回動補助部3と角度規制部材4は、図13(A)に示されるように、パネル側端部1、1内の上部と下部にそれぞれ設置してあれば安定した回動動作が得られるが、それ以外の箇所にも設置してもよい。回動補助部材3を連結部材32を用いて構成する場合、連結部材32は複数箇所に設けることが好ましい。また、同図(B)に示されるように、角度規制部材4は、パネル側端部1、1内の中央一箇所に設け、その上下両端に回動補助部材3、3を設けるようにしてもよい。
なお、図示した形態の角度規制部材4は、接合面部41同士を120°の折れ角を挟んで連接するように設け、パネルPの連結角度が90°づつに規制されるように設けたが、例えば連結角度が30°や45°づつ規制されるように設けるなど回動及び規制の角度は適宜に設定することができる。
本発明のパネル連結構造の一実施形態の構成部材を展開した拡大斜視図である。 図1の構成部材を取り付けた状態のパネル連結部分の斜視図である。 連結したパネルの回動補助部材装着部分の拡大断面図である。 回動補助部材装着部分におけるパネルの回動の様子を示した図である。 連結したパネルの角度規制部材装着部分の端面図である。 角度規制部材装着部分におけるパネルの回動の様子を示した図である。 干渉代が大きい隆起部を有する角度規制部材(A)と干渉代が小さい隆起部を有する角度規制部材(B)のそれぞれ隆起部の係合の様子を示した図 である。 角度規制部材の他の実施形態の端面図(A)と隆起部の係合状態を示した図である。 連結部材(A)と角度規制部材(B)の他の実施形態を示した図である。 他の実施形態の角度規制部材を装着したパネルの回動の様子を示した図である。 さらに他の実施形態の角度規制部材を装着したパネルの回動の様子を示した図である。 回動補助部材の他の実施形態の部材展開斜視図(A)とパネルの回動の様子を示した図(B)である。 (A)、(B)はパネル連結部における回動補助部材と角度規制部材の取り付け位置を示した図である。 従来の間仕切りパネルの不使用時のパネルを折り畳む状態(A)と使用時の状態(B)を示した図である。 (A)、(B)は従来の間仕りパネルにおけるパネル同士を所定の連結角度に保持する一例の手段の外観図である。
符号の説明
P パネル、1 パネル側端部、2 端材、3 回動補助部材、31 歯車部材、32 連結部材、33パッキン、34 ベルト、4 角度規制部材、41 接合面部、42 隆起部

Claims (4)

  1. 端面に円弧状の湾曲部を設けたパネルの側端部同士を、回動補助部材で両パネルの側端部を突き合わせたまま互いの側端部の周りを回動し得るように連結してなるパネル連結構造であって、
    前記湾曲部外周よりも側方へ突き出た隆起部を有する多面輪郭形状の角度規制部材を両パネルの側端部に互いに周面を接合させて設けることにより、
    パネルの回動が角度規制部材の隆起部とこれと相対する角度規制部材の周面との係合により規制され、当該隆起部を乗り越えるまで回動せしめられたパネルが角度規制部材同士が面接合した回動位置に保持されるように設けたことを特徴とするパネル連結構造。
  2. 湾曲部外周の曲率半径の中心間に架け渡されてパネル側端部同士を回転自在に支持する連結部材と、両湾曲部外周に沿って互いに噛み合うように凹凸筋を配した歯車部材とにより回動補助部材が構成された請求項1に記載のパネル連結構造。
  3. 角度規制部材の少なくとも隆起部を弾性変形可能に設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のパネル連結構造。
  4. 連結部材の少なくとも軸受け部を弾性変形可能に設けたことを特徴とする請求項2又は3に記載のパネル連結構造。






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WO2014077467A1 (ko) * 2012-11-19 2014-05-22 Kim Youngzip 힌지 연결 구조체 및 이를 포함하는 접이식 칸막이

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