JP2005068069A - 血流改善作用および心拍数低下作用を有するカモミール抽出エキスとその製造方法 - Google Patents

血流改善作用および心拍数低下作用を有するカモミール抽出エキスとその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 カモミール抽出エキスの末梢皮膚温上昇活性、心拍数低下活性、および血管径拡張活性などを有する画分を明確にし、その抽出方法を明らかにすること。また、カモミール抽出エキスを含む組成物および食材を提供することにより、血流を改善し、もって病気の予防や健康の増進に貢献すること。
【解決手段】 カモミールの花部又は葉部の熱水もしくはアルコール抽出エキスを有効成分として含有する末梢皮膚温上昇作用および心拍数低下作用を有する組成物、カモミールの花部又は葉部を熱水もしくはアルコールで抽出し、濃縮後、凍結乾燥することを特徴とするカモミール抽出エキスの製造方法、および、該エキスを含有するゲル状食材。
【選択図】 なし

Description

本発明は、血流改善作用および心拍数低下作用を有するカモミール抽出エキスの利用、並びにその製造方法に関する。
ジャーマンカモミール(Matricaria Chamomilla)およびローマンカモミール(Anthemis nobilis)は様々な薬理作用を有することが報告されており、そのオイル(精油)には例えば殺菌、抗菌作用や、痛みを和らげる作用、抗けいれん作用、抗炎症作用などがあることが知られている(例えば、特許文献1および非特許文献1参照)。一方、欧州や日本などでは、ドライ(乾燥葉)のジャーマンカモミールやローマンカモミールが家庭の食品としてお茶などに用いられている。このお茶を飲用すると、経験的に身体が温まったり、鎮静作用があるなどと言われている。
近年、発明者らにより、カモミール茶のこれらの作用に関する研究が行われ、末梢皮膚温の上昇とともに、心拍数の減少やリラックスさせる効果があることが報告されている(例えば、非特許文献2−4参照)。
しかし、このカモミールのどの部分に末梢皮膚温上昇作用や心拍数低下作用、さらには血流増大効果をもたらす成分が含まれているのか、その作用成分を含む部分を分離したという報告は未だなされていない。
小林・斎藤著「天然食品・薬品・香粧品の事典」朝倉書店、2002年、第2刷、p.91-94 森谷・角田ら、「カモミール茶による自律神経機能と感情指標の変化−青年男性における検討−」、バイオフィードバック研究、Vol.28、2001、p.62-70 中村・森谷・角田ら、「カモミール茶摂取による自律神経活性と脳波感性スペクトルの変化」、Aroma Research、Vol.3、No.3、2002、p.47-51 角田・矢野・前田・森谷ら、「カモミールのリラックス効果とその応用−機能性を有する温めるゼリー食品−」、Aroma Research、Vol.3、No.2、2002、p.31-36 特開2000-229875号公報
日本の高齢化社会の進行に伴い、自分自身で健康を維持し、病気を予防することが必要とされてきている。そのため、ストレスを和らげたり血流改善効果を持つ食品の摂取は、各種の病気の原因の一つと考えられる血流の改善に有用で、病気の予防や健康の増進に貢献することが可能であるとされ、その開発が望まれている。
本発明の目的は、ジャーマンカモミールやローマンカモミールの血流改善作用および心拍数低下作用を有する成分を明確にするとともに、その抽出法を確立することである。また、該方法により得られた血流改善作用および心拍数低下作用を有する成分を含有する組成物や食材を提供することを目的としている。
請求項1記載の本発明は、カモミールの花部又は葉部の熱水抽出エキスもしくは熱水抽出後のアルコール抽出エキスを有効成分として含有する末梢皮膚温上昇作用を有する組成物である。
請求項2記載の本発明は、カモミールの花部又は葉部の熱水抽出エキスもしくは熱水抽出後のアルコール抽出エキスを有効成分として含有する心拍数低下作用を有する組成物である。
請求項3記載の本発明は、カモミールの花部又は葉部を熱水で抽出して得たエキス、もしくは該熱水抽出エキスをアルコールで抽出して得たエキスを、濃縮後、凍結乾燥することを特徴とするカモミール抽出エキスの製造方法である。
請求項4記載の本発明は、請求項3記載の方法で得られたカモミール抽出エキスを含有するゲル状食材である。
本発明に係るジャーマンカモミールやローマンカモミールの抽出エキスを含有する組成物は、血流改善に伴う末梢皮膚温上昇作用、心拍数低下作用の他、血管径拡張と血流増大作用を有しており、さらには当該組成物を摂取することにより快い心理状態がもたらされる。
したがって、当該組成物は、食品素材や健康食品原料および医薬品原料などとして利用することができ、有用性が高い。また、本発明により、カモミール抽出エキスの効果的な製造法が提供される。
本発明に用いられるカモミールは、ジャーマンカモミールおよびローマンカモミールであり、これらの使用部位は地上部であり、花部、葉部、茎部、芽部等を例示できるが、これらの部位に限定されるものではない。中でも花部および葉部の使用が好ましく、花部の使用が最も適している。また、ジャーマンカモミールやローマンカモミールは特に前処理を必要としないが、あらかじめ乾燥させておくことが好ましい。
本発明におけるカモミール抽出エキスの製造方法を、ジャーマンカモミールを使用する場合を例として以下に説明する。ローマンカモミールも同様に適用できる。
ジャーマンカモミールからエキスを抽出する方法としては、熱水による抽出方法や該抽出後にアルコール等の有機溶媒による抽出方法が挙げられる。抽出エキスを食品に用いるには、残留による危険性の問題が懸念されないアルコールや、その他の限られた有機溶媒あるいは熱水を用いることが望ましいが、それらに限定されるものではない。中でも熱水による抽出法がもっとも安全で、簡易であるため好ましい。熱水は、温度100〜10℃のものが適当であり、100〜70℃のものが好適である。
ジャーマンカモミールの熱水抽出は、例えば熱水1Lあたり1〜100g、望ましくは10〜50gの割合の乾燥ジャーマンカモミールおよび熱水を同時に容器、例えばガラス製または磁器製容器、好ましくは密閉可能な容器に入れて、10秒〜30分間、好ましくは30秒〜10分間、より望ましくは1〜3分間抽出することにより行う。抽出される成分は、揮発性および/または水溶性のエキスである。
上記のように抽出して得たエキスは、そのまま本発明に使用できるが、所望により、当該エキスをエバポレーターなどを用いて濃縮後、真空凍結乾燥機などにより凍結乾燥を行い、エキス粉末を得ることができる。
さらに、得られたエキス粉末を水に溶解し、あるいは前記の抽出液を、DIAION(HP-20、三菱化学株式会社製)などのイオン交換樹脂に吸着させた後、水で溶出し、100%水溶出画分としたり、50%エタノール水溶液で溶出し、有機溶媒画分として、分画することができる。
このようにして得られたエキスは、変質を避けるため、-30℃程度の低温下で保存し、必要に応じ水に溶かして用いることができる。
人体において、本発明のカモミール抽出エキス含有組成物によって血流改善効果や心拍数低下効果を発揮するためには、有効成分である該抽出エキスの所定量を摂取する必要がある。例えば、成人の場合の該抽出エキス摂取量は、1.5〜50mg/kg体重/日、好ましくは5〜15mg/kg体重/日が適当である。摂取量が下限値未満であると、十分な効果が得られないことがある。なお、抽出エキスは、1回で全量を摂取してもよいが、1日に数回に分けて摂取するとよい。本発明に係るカモミール抽出エキスは、天然物由来であるので、長期間にわたって摂取しても、人体への危険性は少ない。
カモミール抽出エキスを含む組成物中には、必要に応じて、例えば増量剤、賦形剤、甘味料、香料などの常用成分を適宜含有させることができる。組成物の形状についても、液状、固形状、粉状、顆粒状など任意である。
また、請求項4記載のカモミール抽出エキスを含有するゲル状食材は、上記のカモミール抽出エキスを水などに溶解したものに、カラギーナン、ジェランガム等のゲル化剤等を加えてゲル状とした食材である。
以下に、本発明を実施例により詳しく説明するが、本発明はこれらにより限定されるものではない。
〔カモミール抽出エキスの製造〕
熱水抽出による揮発性および水溶性のエキスの製造は、50gのジャーマンカモミール乾燥花部および1Lの沸騰水(100℃)を同時にガラス製容器に入れ、3分間抽出した後、固−液分離することにより行った。
一方、熱水抽出による揮発性エキスの製造は、50gのジャーマンカモミール乾燥花部および1Lの沸騰水(100℃)を密閉可能な構造のガラス製容器に入れ、3分間抽出を行い、ジャーマンカモミール抽出残渣を除いて、該容器に封入した揮発性の香り画分のエキスを得た。
上記のようにして得た熱水抽出エキスを、エバポレーターを用いて濃縮後、真空凍結乾燥機により凍結乾燥を行い、13.2gのエキス粉末を得た。得られたエキス粉末13.2gを0.5Lの水に溶解し、DIAION(HP-20)(三菱化学株式会社製)に吸着させた後、100%水500mlで溶出を行い、画分(1)を得た。画分(1)の収量は10.2gであった。
次に、100%水の代わりに50%エタノール水溶液500mlを用いて溶出を行い、画分(2)を得た。画分(2)の収量は2.4gであった。また、100%エタノールによる溶出で画分(3)を得た。画分(3)の収量は0.4gであった。画分(1)および(2)のエキスは-30℃で保存し、必要に応じて、解凍し水に溶かして用いることとした。
〔カモミール抽出エキスによる末梢皮膚温の上昇効果〕
実施例1で得た揮発性の抽出エキスと該エキスからの画分(1)および(2)を被験者に吸引・摂取(香りを嗅ぐ)させ、人体への影響を調べるため、図1に示すようなタイムスケジュールで実験を行い、摂取前および摂取後における末梢皮膚温の経時変化を測定した。なお、被験者は、女性パネル10名(年齢30〜40歳、平均年齢39.4歳、平均体重51.3kg、平均身長158.4cm)である。
まず、専用実験室(温度25℃、湿度50%)に入室後、被験者を室内環境に慣れさせたのち、皮膚温のセンサーや心拍数を測定する電極を、被験者に貼り付けた。約30分後から実験を開始し、開眼と閉眼を繰り返し、橋本と徳永によって開発された主観テスト(Mood Check List Short Form 1:MCL-S.1、「運動中の感情を測定する尺度作成の試み」、健康科学、18、109-114、1996)を実施した。同テストでは7段階の標準化された質問を行い、快感情、リラックス感、不安感を数値化し、評価した。
実施例1で得た揮発性の香り画分である抽出エキスを被験者に1分間吸引・摂取(香りを嗅ぐ)させ、摂取前および摂取後にわたり31分間(1分間毎)測定を行った。測定は、精密皮膚温度計(K-210、テクノセブン社製)を用い、左手の第5指付け根部分にサーミスターセンサーを貼り付けて行った。対照(ブランク)として、白湯を被験者に同条件で吸引・摂取させ、同様の測定を実施した。
揮発性の画分の香りを嗅ぐ前の皮膚温の平均値を基準とし、香りを嗅いだ後の皮膚温との差を求め、各グループについて、その吸引前と閉眼時(吸引後4分後、同11分後、同19分後)の末梢皮膚温の経時変化を測定した。結果を図2に示した。
その結果、白湯の香りとカモミールの揮発性抽出エキスの香りを嗅いだ後の末梢皮膚温(左手第5指の付け根における平均値、N=10)の二群間の変動には差があることが示された(二元配置分散分析、p<2.32X10−7)。
さらに、図2に示すように、閉眼時の末梢皮膚温について比較すると、カモミールの抽出エキスの香りを嗅いだグループが時間の経過とともにより高くなっており、対照よりも最大0.36℃高かった。この皮膚温上昇傾向は、香りを嗅いだ後21分間程度までその効果が持続することも明らかとなった。
また、主観テスト(MCL-S.1)の結果、カモミールの香りを嗅がせた女性のグループ(N=10)の快感情が、吸引前と比べて吸引直後から吸引8分後まで有意に増加(p<0.05)する効果があることが明らかになった。また、不安感が有意に減少する傾向があり、リラックス感については、有意とは言えないが、やや高かった。
〔カモミール抽出エキス画分(1)の飲用摂取による末梢皮膚温の変化〕
実施例1で得たカモミール抽出エキス画分(1)の飲用摂取による人体への影響を調べるため、女性パネル6名(年齢30〜40歳、平均年齢37.4歳、平均体重52.6kg、平均身長158.5cm)を被験者として、図1に示したタイムスケジュールで実験を行った。
なお、実験は基本的に実施例2と同様に行った。その結果、液温を55℃とした白湯(対照)またはカモミール抽出エキス画分(1)の各100mlを飲用した後の末梢皮膚温(左手第5指の付け根における平均値、N=6)の二群間の変動には差があることが示された(二元配置分散分析、p<0.0044)。
さらに、図3に示すように、閉眼時の末梢皮膚温について比較すると、抽出エキスを飲用したグループは、時間の経過とともにより高くなり、対照と比較して最大0.36℃高くなる効果が明らかになった。また、飲用直後(4分後)から皮膚温上昇傾向が示され、11分後から19分後においても対照と比較して有意(p<0.05)にその効果が持続することも明らかとなった。
一方、白湯(対照)を飲用した場合には、飲用前から飲用後19分間までの間の末梢皮膚温に有意な上昇効果は認められなかった。
また、主観テスト(MCL-S.1)の実施の結果、抽出エキスを飲用したグループ(N=6)の快感情が、吸引前と比べて吸引後に有意に増加(P<0.05)することが明らかになった。さらに、有意とは言えはないが、不安感が減少し、リラックス感が高くなることが認められた。
〔カモミール抽出エキスによる心拍数の低下効果〕
実施例1で得たカモミール抽出エキスの香り画分の人体への影響を調べるため、女性パネル11名(年齢30〜40歳、平均年齢37.4歳、平均体重52.6kg、平均身長158.5cm)を被験者として、図1に示したタイムスケジュールで実験を行った。
この例では、主に抽出エキスによる心拍数の低下効果に着目し、アクティブトレーサーを用いて被験者の心拍数を記録し、心拍数や心電図のR波のピーク間隔の変動解析を行った。得られた結果に基づき、交感神経と副交感神経のバランスについて、HF(高周波帯域:0.15〜0.50Hz)を心臓副交感神経活動の活動指標として、LF/HF(HFと低周波帯域:0.04〜0.12Hzの比)を心臓交感神経活動の指標として検討した。
(I)カモミール抽出エキスの香り画分の吸引・摂取による心拍数の変化
カモミール抽出エキスの香り画分の吸引前の閉眼時の心拍数を100%とし、吸引19分後の閉眼時の変化を、対照(白湯)の場合と比較した結果を図4に示す(N=11)。
各グループにおける吸引前と吸引19分後の心拍数平均値について、対応のあるt検定により比較すると、対照(白湯)の香りを嗅いだグループでは有意ではなく、カモミールの香りを嗅いだグループでは有意(p<0.05)に減少することが明らかになった。なお、交感神経と副交感神経のバランスについてHFやLF/HFについて検討したが、経時変化に大きな差は認められなかった。
(II)カモミール抽出エキス画分(1)の飲用後の心拍数の変化
カモミール抽出エキス画分(1)の飲用前の閉眼時の心拍数を100%とし、飲用19分後の閉眼時の変化を、対照(白湯)の場合と比較した結果を図5に示す(N=10)。
飲用前と飲用19分後の心拍数平均値について、対応のあるt検定により比較すると、対照(白湯)を飲用したグループとカモミール抽出エキス画分(1)を飲用したグループの間には、preと比べると有意な減少が認められなかったが、対照(ブランク)よりもカモミールの抽出エキスを飲用した方が心拍数が低下していた。なお、交感神経と副交感神経のバランスについて、上記(I)と同様にHFやLF/HFを検討したが、有意な差は認められなかった。
以上の結果から、カモミール抽出エキスの香りの画分および抽出エキス画分(1)には心拍数を抑制し、対照よりも心拍数を低下させる効果があることが明らかにされた。
〔血管径測定法によるカモミール抽出エキスによる血管径拡張効果〕
実施例2と同様に、カモミール抽出エキスの香りの画分を被験者(女性、40代)に吸引・摂取(香りを嗅がせる)させて、被験者の左手第3指の第2関節部の細静脈の血管径の変化を測定した。
測定は、シスメックス社製のアストリムを用いて近赤外画像から血管径を計測することにより行った。測定は5回繰り返して行い、その平均値を求めた。
図6にカモミールの香りを摂取させた時の血管径の変化を示す。摂取前(平均血管径:0.786mm)と摂取直後(4分後、平均血管径:0.864mm)、および摂取8分後(平均血管径:0.928mm)の血管径を比較すると、時間の経過とともに有意に(p<0.01)増加しており、顕著な血管径拡張効果が明らかにされた。
〔カモミール抽出エキスを用いたゲル状食材〕
カモミールの揮発性の香り画分と水溶性の画分を分離せず両者を含有したカモミールの水抽出エキスを作製し、これにゲル化剤や糖類などの物質を加えて、以下の組成のゲル状食材を試作した。なお、pHを約4.0に調整した75mLのゲル状食材(ゼリー)をプラスチック製容器に充填し、製品とした。
カモミールの水抽出エキス 0.25g
カラギーナン 0.2g
ジェランガム 0.1g
果糖およびショ糖 7g
レモン水 適量
水を加えて合計 100g
このゲル状食材の摂取による人体への影響を調べる実験は、実施例2と同様の方法で行った。すなわち、専用実験室に入室させた被験者(女性、40代)を室内環境に慣れさせた後、皮膚温のセンサーを貼り付け、約30分後から末梢皮膚温の計測と血管径の測定実験を開始した。被験者にゲル状食材(ゼリー)を55℃で飲食させ、左手第5指付け根の末梢皮膚温の変化を実施例2と同様に測定するとともに、左手第3指の第2関節部の細静脈の血管径の変化を実施例5と同様にシスメックス社製のアストリムを用いて測定した。測定は5回繰り返して行い、その平均値を求めた。
その結果、飲食36分後の末梢皮膚温は、飲食前と比較して0.61℃上昇した。また、血管径は、図7に示すように、飲食直後から時間の経過に伴い拡張し、飲食36分後には約24%の拡張効果が示された。
主観テストの試験方法を示す。 揮発性の香り画分抽出エキスを吸引摂取させたときの吸引前と吸引後の閉眼時の末梢皮膚温の経時変化を示す。 カモミール抽出エキス画分(1)を飲用摂取させたときの飲用前と飲用後の閉眼時の末梢皮膚温の経時変化を示す。 カモミール抽出エキスの香り画分を吸引摂取させたときの吸引前と吸引19分後の閉眼時の心拍数の変化を示す。 カモミール抽出エキス画分(1)を吸引摂取させたときの吸引前と吸引19分後の閉眼時の心拍数の変化を示す。 カモミール抽出エキスの香りの画分を吸引摂取させたときの血管径の経時変化を示す。 カモミールの水抽出エキスを含むゲル状食材を飲食させたときの血管径の経時変化を示す。

Claims (4)

  1. カモミールの花部又は葉部の熱水抽出エキスもしくは熱水抽出後のアルコール抽出エキスを有効成分として含有する血流改善作用を有する組成物。
  2. カモミールの花部又は葉部の熱水抽出エキスもしくは熱水抽出後のアルコール抽出エキスを有効成分として含有する心拍数低下作用を有する組成物。
  3. カモミールの花部又は葉部を熱水で抽出して得たエキス、もしくは該熱水抽出エキスをアルコールで抽出して得たエキスを、濃縮後、凍結乾燥することを特徴とするカモミール抽出エキスの製造方法。
  4. 請求項3記載の方法で得られたカモミール抽出エキスを含有するゲル状食材。


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