JP2005066742A - 脚式歩行ロボット - Google Patents

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Abstract

【課題】 脚式歩行ロボットの所望の位置にボード群を配置しやすくする。
【解決手段】 脚式歩行ロボットは、1つ以上のデバイスを各々が有する複数のデバイス部(122)、(138、148、156、162)等と、複数のデバイス部に関する処理を行う主処理部(106)と、デバイス部毎に設けられ、対応するデバイス部に関する処理を行う副処理部(116)、(134、144、150、158)等と、デバイス部毎に設けられ、対応するデバイス部の副処理部と主処理部の間の通信を仲介するインターフェース部(114)、(142)等を備えている。例えはデバイス部(122)には1つのボード(108)が対応付けられており、デバイス部(122)の副処理部(116)とインターフェース部(114)は、そのデバイス部(122)に対応する前記1つのボード(108)に設けられている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、脚式歩行ロボットに関する。
脚式歩行ロボットの研究開発が進められている。この種のロボットの中には、ロボットを歩行させるため等に使用されるアクチュエータや、各種のセンサや、各部のスイッチ等のデバイスを1以上有する複数のデバイス部を備えたものがある。また、この種のロボットの中には、デバイス部の処理装置(デバイス処理装置)として、主処理部と、副処理部と、インターフェース部を備えたものがある。主処理部は、複数のデバイス部に関する処理を行う。副処理部は、デバイス部毎に設けられ、対応するデバイス部に関する処理を行う。インターフェース部は、デバイス部毎に設けられ、対応するデバイス部の副処理部と主処理部の間の通信を仲介する。ここでいう「処理」には、アクチュエータを制御することや、センサの出力を入力して状態を識別する処理等が含まれる。
従来の脚式歩行ロボットのデバイス処理技術では、複数のデバイス部の副処理部を1つのボードに設けていた。また、複数のデバイス部のインターフェース部を1つのボードに設けていた。この結果、これらの副処理部群を設けたボードとインターフェース部群を設けたボードが大型化していた。このため、これらのボード群を脚式歩行ロボットの所望の位置に配置しにくかった。この結果、脚式歩行ロボットの体幹位置や重心位置等を所望の位置に設定することが難しかった。このことが、脚式歩行ロボットを理想的な姿勢でバランス良く歩行させることを難しくさせる要因となっていた。
また、従来の構成によると、副処理部群を設けたボードと、インターフェース部群を設けたボードを接続するのに、おびただしい本数のケーブルを介在させる必要があった。この結果、これらのケーブル群を脚式歩行ロボット内にすっきりと収容することが難しく、また、脚式歩行ロボットのメンテナンスも大変であった。
本発明の1つの態様の脚式歩行ロボットは、1つ以上のデバイスを各々が有する複数のデバイス部と、複数のデバイス部に関する処理を行う主処理部と、デバイス部毎に設けられ、対応するデバイス部に関する処理を行う副処理部と、デバイス部毎に設けられ、対応するデバイス部の副処理部と主処理部の間の通信を仲介するインターフェース部を備えている。各デバイス部には、1つのボードが対応付けられている。各デバイス部の副処理部とインターフェース部は、そのデバイス部に対応する前記1つのボードに設けられている。
従来は、複数のデバイス部の副処理部を1つのボードに設け、複数のデバイス部のインターフェース部を1つのボードに設けていたのに対し、本発明の上記態様では、1つのデバイス部の副処理部とインターフェース部を1つのボードに設けたことを特徴の1つとする。
上記態様によると、各デバイス部に1つのボードが対応付けられているので、従来の構成に比べて、ボードの数は増加し得るが、その反面、各ボードを小型化することが可能となる。このため、上記態様によると、従来に比べて、ボード群を脚式歩行ロボットの所望の位置に配置しやすくすることができる。
また、上記態様によると、副処理部とインターフェース部が1つのボードに設けられているので、従来の構成に比べて、脚式歩行ロボット内へのケーブルの収容や脚式歩行ロボットのメンテナンスも容易化できる。
前記複数のデバイス部は、電圧調整が必要なデバイス群を有するデバイス部と、電圧調整が不要なデバイス群を有するデバイス部に区分されていることが好ましい。
上記態様によると、ボード群の構成を簡素化しやすい。
前記複数のデバイス部は、所定値以上の電圧を使用するデバイス群を有するデバイス部と、前記所定値よりも小さい電圧を使用するデバイス群を有するデバイス部に区分されていることが好ましい。
上記態様によると、ボード群の構成を簡素化しやすい。
前記ボード群が重ねられた状態で配置されていることが好ましい。
上記態様によると、ボード群の全体としてのサイズを小型化できる。
前記ボード群は、シリアル通信用ケーブルを介して前記主処理部に直接に接続されたボードと、シリアル通信用ケーブル及び他のボードを介して前記主処理部に接続された複数のボードを有することが好ましい。
上記態様によると、主処理部と副処理部を結ぶ通信線をバス化することができ、少ない本数のケーブルで接続することができる。
前記ボード群は、ボード同士がケーブルを介さずにコネクタによって接続されて各ボードと主処理部の間の通信が可能とされた複数のボードを有することが好ましい。
上記態様によると、ボード群の接続構成を簡素化できる。
本発明によると、ボード群を所望の位置に配置しやすくすることができる。このため、脚式歩行ロボットの体幹位置や重心位置等を所望の位置とすることの困難性を緩和できる。従って、脚式歩行ロボットを理想的な姿勢でバランス良く歩行させることの困難性を緩和できる。
このように、本発明によると、脚式歩行ロボットの性能を向上させることができる。
まず、後述する本発明の実施例から把握される技術的思想の一部を列挙する。
(形態1) 1つのボードに設けられた副処理部とインターフェース部はケーブルを介さずに一体化されている。
これによると、副処理部とインターフェース部の接続構成が非常に簡単化される。
(形態2) 前記複数のデバイス部は、アクチュエータを含むデバイス部と、センサ及び/又はスイッチを含むデバイス部と、音響装置を含むデバイス部に区分されている。
(形態3) 重ねられた前記ボード群はそれぞれ、デバイス部と接続するためのコネクタを有し、これらのコネクタは、重ねられたボード群の同じ側の側面に設けられている。
これによると、デバイスの接続作業を容易化できるとともに、接続後の構成も簡単化しやすい。
(第1実施例) 次に、本発明の第1実施例について説明する。図1に示すように、第1実施例に係るロボット10は2脚歩行型である。このロボット10は、右脚32、左脚20、胴体19、右腕70、左腕60、頭部80と、収容部81を備えている。収容部81は、後述するデバイス処理装置102(図3参照)を収容するための部位である。収容部81は、ロボット10の胴体19の背中側に装着されている。
図2は、ロボット10の各関節の機械的接続状態を示す。図2では、説明の便宜上、x、y、zの3軸からなる座標系を設定している。x軸(ロール軸)は、ロボット10の前後方向に延びている。y軸(ピッチ軸)は、ロボット10の左右方向に延びている。z軸(ヨー軸)は、ロボット10の上下方向に延びている。
なお、以下では、図示および説明の明瞭化を目的として、関節と、その関節の関節角を変化させるモータに同一の参照番号を付している。例えば、左膝関節24と記載することもあるし、その関節の関節角を変化させるモータに参照番号24を付すこともある。
左脚20は、左上腿22、左膝関節24、左下腿26、左足首関節28、左6軸力センサ29、左足先30を備えている。左膝関節24は、y軸回りの関節角が可変である。左足首関節28は、y軸回りの関節角と、x軸回りの関節角が可変である。
左6軸力センサ29は、左足首関節28と左足先30との間に介装されており、それらとの間に作用する6軸力を検出する。具体的には、x軸方向の力と、y軸方向の力と、z軸方向の力と、x軸回りのモーメントと、y軸回りのモーメントと、z軸回りのモーメントを検出する。
右脚32は、右上腿33、右膝関節34、右下腿35、右足首関節36、右6軸力センサ38、右足先39を備えている。右膝関節34は、y軸回りの関節角が可変である。右足首関節36は、y軸回りの関節角と、x軸回りの関節角が可変である。右6軸力センサ38は、右足首関節36と右足先39との間に作用する6軸力を検出する。
左脚20は、左股関節42によって腰40と接続されている。左股関節42は、z軸回りの関節角を変化させるモータ43と、y軸回りの関節角を変化させるモータ44と、x軸回りの関節角を変化させるモータ46を備えている。
右脚32は、右股関節50によって腰40と接続されている。右股関節50は、z軸回りの関節角を変化させるモータ52と、y軸回りの関節角を変化させるモータ53と、x軸回りの関節角を変化させるモータ54を備えている。
左腕60は、左上腕61、左肘関節62、左前腕63、左掌64を備えている。左肘関節62は、y軸回りの関節角が可変である。右腕70は、右上腕71、右肘関節72、右前腕73、右掌74を備えている。右肘関節72は、y軸回りの関節角が可変である。
左腕60は、左肩関節66によって肩59と接続されている。左肩関節66は、x軸回りとy軸回りの関節角が可変である。右腕70は、右肩関節76によって肩59と接続されている。右肩関節76は、x軸回りとy軸回りの関節角が可変である
頭部80は、首関節82を介して肩59と接続されている。首関節82は、y軸回りの関節角を変化させるモータ84と、z軸回りの関節角を変化させるモータ83を備えている。
図3は、本発明の第1実施例に係るデバイス処理装置102と、これによって処理が行われるデバイス群のブロック図を示す。上記したデバイスとは、本実施例では、モータ122群、LED138群、スイッチ148群、センサ156群、無線機162、ソレノイド184群、ポンプ192、スピーカ216、ライン入力部222である。本実施例では、1つのモータ122によって1つのデバイス部が構成されている。LED138群と、スイッチ148群と、センサ156群と、無線機162によって1つのデバイス部が構成されている。ソレノイド184群と、ポンプ192によって1つのデバイス部が構成されている。スピーカ216と、ライン入力部222によって1つのデバイス部が構成されている。このように、デバイス群は複数のデバイス部に分けられている。
デバイス処理装置102は、主処理部106と、ボード部104を有する。主処理部(この例ではCPU)106は、複数のデバイス部に関する処理を統括して行う。主処理部106は、各種の情報(指令信号等を含む)をボード部104に送る。また、主処理部106は、各種の情報をボード部104から受ける。ボード部104は、複数のモータ用小型ボード108(108aを含む)と、第1小型ボード132と、第2小型ボード170と、第3小型ボード200を有する。
各モータ用小型ボード108は、モータ用副処理部(モータ用コントローラ116によって構成される)を有する。モータ用副処理部は、対応するデバイス部(1つのモータ122によって構成される)に関する処理を行う。また、各モータ用小型ボード108は、入出力インターフェース部(以下では「入出力」を略して「インターフェース部」という)114を有する。インターフェース部114は、上記モータ用副処理部116と主処理部106の間の通信を仲介する。
インターフェース部114とモータ用コントローラ116は1枚のボード上に一体的に形成されている。両者114、116の間はボード108内で電気的に接続され、通信可能な状態となっている。両者114、116の間には、ケーブルが介在していない。各インターフェース部114には、電源部110からの電源電圧を入力可能となっている。電源部110からの電源電圧は、後述する第1小型ボード132等の電源部140の電源電圧よりも高く設定されている。各モータ用コントローラ116は、モータ122の駆動回路118を有する。駆動回路118は、電源部140からの電源電圧をモータ駆動用の電圧に変換する役割も持つ。各モータ用コントローラ116には、コネクタ120が設けられている。各コネクタ120には、モータ122が接続されている。各モータ122は、ロボット10の各関節角を変化させるものであり、図2を参照して説明したモータ(例えば符号24、28等)に対応するものである。但し、図3では、これらのモータをまとめて符号122で表している。各モータ122には、エンコーダが内蔵されている。エンコーダは、各関節のモータ122の回転角度(関節角度)を検出する。モータ用コントローラ116は、エンコーダから出力されるモータ122の回転速度に関する信号を処理して主処理部106に送る処理も行う。モータ用コントローラ116はさらに、モータ122が出力する各種状態信号を処理して主処理部106に送る処理も行う。
モータ用小型ボード108の1つ(図3の左上のボード108a)には、コネクタ112が設けられている。そのコネクタ122には、シリアル通信用ケーブル107を介して主処理部106が接続されている。これにより、主処理部106とモータ用小型ボード108aの間で各種情報をパケット通信する。シリアル通信用ケーブル107を介してパケット通信を行うことにより、主処理部106とモータ用小型ボード108aの間の接続構成が簡素化されている。各モータ用小型ボード108には、コネクタ124が設けられている。隣合うモータ用小型ボード108のコネクタ124同士は、シリアル通信用ケーブル121を介して接続されている。このように、モータ用小型ボード108群は、シリアル通信用ケーブル121を介して直列に接続されている。これにより、各モータ用小型ボード108と主処理部106の間でシリアル通信が可能とされている。
また、モータ用小型ボード108aのうち、主処理部106を接続するコネクタ112を配置する部分を窪ませている。これにより、モータ122を接続するコネクタ120よりも大きいコネクタ112だけが大きく突出することを防いでいる。
モータ用小型ボード108は、電源部110からの電源電圧の変換が必要なデバイス(モータ122)に関する処理を行うものである。
主処理部106は必要に応じて、モータ用小型ボード108のインターフェース部114を介してモータ用コントローラ116に動作指令信号を出力する。モータ用コントローラ116は、その動作指令信号が入力されると、モータ駆動回路118によって、電源部110からの電源電圧をモータ駆動用の電圧に変換するとともに、その変換電圧によってモータ122を所定角度回転させる。
第1小型ボード132は、第1副処理部(LED用処理部134と、スイッチ用処理部144と、センサ用処理部150と、無線機用処理部158によって構成される)を有する。この第1副処理部は、第1デバイス部(LED138群と、スイッチ148群と、センサ156群と、無線機162によって構成される)に関する処理を行う。また、第1小型ボード132は、インターフェース部142を有する。インターフェース部142は、上記第1副処理部134、144、150、158と主処理部106の間の通信を仲介する。
インターフェース部142とLED用処理部134は1枚のボード上に一体的に形成されている。両者142、134の間はボード132内で電気的に接続され、通信可能な状態となっている。両者142、134の間には、ケーブルが介在していない。インターフェース部142とスイッチ用処理部144、及びインターフェース部142とセンサ用処理部150についても同様である。
インターフェース部142には、電源部140からの電源電圧を入力可能となっている。インターフェース部142には、コネクタ144が設けられている。そのコネクタ144には、主処理部106がシリアル通信用ケーブル131を介して接続されている。これにより、主処理部106と第1小型ボード132の間で各種情報をパケット通信する。また、インターフェース部142には、第2小型ボード170との接続用のコネクタ143が設けられている。
LED用処理部134には、コネクタ136群が設けられている。各コネクタ136には、LED138が接続されている。LED138群は、ロボットの各部に設けられている。LED138群はロボットから出力される情報を外部に伝達するため等に使用される。また、LED138群は装飾的な役割でも使用される。
スイッチ用処理部144には、コネクタ146群が設けられている。各コネクタ146には、スイッチ148が接続されている。スイッチ148群は、ロボットに使用される各種デバイスのオン/オフを行うため等に使用される。
センサ用処理部150は、センサ出力の増幅回路152を有する。センサ用処理部150には、コネクタ154群が設けられている。各コネクタ154には、センサ156が接続されている。センサ156は、図2を参照して説明した力センサ29、38の他、ロボットの姿勢変化を検出するジャイロや、外部の状態を撮影するCCDカメラ等が含まれる。但し、図3では、これらのセンサをまとめて符号156で表している。
無線機用処理部158は、無線信号の受信機(アンテナ160を含む)を有する。無線機用処理部158は、無線機162からの無線信号を受信し、必要な信号処理を行う。無線機162は、オペレータがロボットの動作を指示する等の役割で使用される。
第1小型ボード132は、電源部140からの電源電圧の変換が不要なデバイス群(LED138、スイッチ148、センサ156、無線機162)に関する処理を行うものである。
また、第1小型ボード132は、モータ用小型ボード108aと同様に、主処理部106が接続されるコネクタ144を配置する部分が窪んでいる。
主処理部106は必要に応じて、第1小型ボード132のインターフェース部142を介してLED処理部134に表示指令信号を出力する。LED処理部134は、表示指令信号が入力されると、表示が要求されたLED138を点灯させる。
主処理部106は必要に応じて、第1小型ボード132のインターフェース部142を介して、スイッチ用処理部144にオン又はオフ指令信号を出力する。スイッチ用処理部144は、オン又はオフ指令信号が入力されると、オン又はオフが指令されたスイッチ148をオン又はオフする。
センサ156が所定の物理量等を検出し、センサ信号を出力すると、そのセンサ信号はセンサ用処理部150に入力される。センサ用処理部150では、増幅回路152でセンサ信号を増幅し、さらにセンサ信号の前処理(例えば波形整形)を行う。このようにセンサ用処理部150で処理されたセンサ信号は、インターフェース部142を介して主処理部106へ入力される。主処理部106は、入力されたセンサ信号に基づいて新たな処理を行う。
第2小型ボード170は、第2副処理部(ソレノイド用コントローラ178と、ポンプ用コントローラ186によって構成される)を有する。この第2副処理部は、第2デバイス部(ソレノイド184群と、ポンプ192によって構成される)に関する処理を行う。第2小型ボード170は、インターフェース部174を有する。インターフェース部174は、上記第2副処理部178、186と主処理部106の間の通信を仲介する。
インターフェース部174とソレノイド用コントローラ178は1枚のボード上に一体的に形成されている。両者174、178の間はボード170内で電気的に接続され、通信可能な状態となっている。両者174、178の間には、ケーブルが介在していない。インターフェース部174とポンプ用コントローラ186についても同様である。
インターフェース部174には、コネクタ176aが設けられている。そのコネクタ176aと、第1小型ボード132に設けられたコネクタ143は、シリアル通信用ケーブル164を介して接続されている。これにより、第2小型ボード170は、第1小型ボード132を介して主処理部106とのシリアル通信が可能となっている。また、インターフェース部174には、第3小型ボード200との接続用のコネクタ176bが設けられている。インターフェース部174には、電源部140からの電源電圧を入力可能となっている。
ソレノイド用コントローラ178は、駆動回路180を有する。駆動回路180は、電源部140からの電源電圧をソレノイド駆動用の電圧に変換する役割も持つ。ソレノイド用コントローラ178には、ソレノイド184との接続用のコネクタ182群が設けられている。各コネクタ182には、ソレノイド184が接続されている。ソレノイド184は、ロボットの可動部分のうち、モータ122では不適切な部分、あるいはモータ122を使用する必要のない部分等のアクチュエータとして用いられる。
ポンプ用コントローラ186は、駆動回路188を有する。駆動回路188は、電源部140からの電源電圧をポンプ駆動用の特殊な電圧に変換する役割も持つ。ポンプ用コントローラ186には、コネクタ190が設けられている。コネクタ190には、ポンプ192が接続されている。ポンプ192は、ロボットで管楽器を吹奏するための加圧エアを作るため等に使用される。
第2小型ボード170は、電源部140からの電源電圧の変換が必要なデバイス群(ソレノイド184、ポンプ192)に関する処理を行うものである。
主処理部106は必要に応じて、第2小型ボード170のインターフェース部174を介してソレノイド用コントローラ178に動作指令信号を出力する。ソレノイド用コントローラ178は、その動作指令信号が入力されると、駆動回路180によって、電源部140からの電源電圧をソレノイド駆動用の電圧に変換するとともに、その変換電圧によってソレノイド184を駆動する。
主処理部106は必要に応じて、第2小型ボード170のインターフェース部174を介してポンプ用コントローラ186に動作指令信号を出力する。ポンプ用コントローラ186は、その動作指令信号が入力されると、駆動回路188によって、電源部140からの電源電圧をポンプ駆動用の特殊な電圧に変換するとともに、その特殊な電圧によってポンプ192を駆動する。
第3小型ボード200は、第3副処理部(音響用コントローラ208と、ライン入力処理部218によって構成される)を有する。この第3副処理部は、第3デバイス部(スピーカ216と、ライン入力部222によって構成される)に関する処理を行う。第3小型ボード200は、インターフェース部204を有する。インターフェース部204は、上記第3副処理部208、218と主処理部106の間の通信を仲介する。
インターフェース部204と音響用コントローラ208は1枚のボード上に一体的に形成されている。両者204、208の間はボード200内で電気的に接続され、通信可能な状態となっている。両者204、208の間には、ケーブルが介在していない。インターフェース部204とライン入力部222についても同様である。
インターフェース部204は、コネクタ206が設けられている。そのコネクタ206と、第2小型ボード132に設けられたコネクタ176bは、シリアル通信用ケーブル194を介して接続されている。これにより、第3小型ボード200は、第1小型ボード132と第2小型ボード170を介して主処理部106とのシリアル通信が可能となっている。インターフェース部204には、電源部140からの電源電圧を入力可能となっている。
音響用コントローラ208は、音源部212と、増幅回路214を有する。音響用コントローラ208には、コネクタ210が設けられている。そのコネクタ210には、スピーカ216が接続されている。
ライン入力処理部218には、コネクタ220が設けられている。そのコネクタ220には、ライン入力部222が接続されている。
主処理部106は必要に応じて、第3小型ボード200のインターフェース部204を介して音響用コントローラ208に音声発生指令信号を出力する。音響用コントローラ208は、その音声発生指令信号が入力されると、音源部212から音声信号を発生させる。また、その音声信号を増幅回路214で増幅させる。さらに、増幅された音声信号をスピーカ216から出力させる。
ライン入力部222から音声信号が入力された場合、その音声信号はライン入力処理部218で必要な処理(例えば帯域制限処理等)が行われる。ライン入力処理部218は、処理後の信号を音響用コントローラ208に送る。音響用コントローラ208は、その音声信号を増幅回路214で増幅させてスピーカ216から出力させる。
モータ用小型ボード108で処理を行うデバイス(モータ122)で使用される電圧は、第1小型ボード132、第2小型ボード170、第3小型ボード200で処理を行うデバイス群で使用される電圧よりも大きい。
また、第2小型ボード170で処理を行うデバイス群(ソレノイド184、ポンプ190)で使用される電圧は、第1小型ボード132で処理を行うデバイス群(LED138、スイッチ148、センサ156、無線機162)で使用される電圧よりも大きい。
以上のように、本実施例では、ボード108、132、170、200が小型化されているので、従来の構成に比べて、ボードの数が多くなっても、結果としてはボード部(ボード群)104の配置形態のバリエーションを増加させることができる。
即ち、ボードの数が少なくても、個々のボードが大きければ、ボード群の配置形態は限られてしまう。これに対し、ボード群の数がいくらか多くなっても、個々のボードが小さければ、ボード群の配置形態のバリエーションは増加することになる。この結果、従来の構成に比べて、脚式歩行ロボットの所望の位置にボード部104を配置しやすい。
また、従来の構成では、先に述べたように、複数のデバイス部のインターフェース部を1つのボードに設け、複数のデバイス部の副処理部を1つのボードに設けていた。インターフェース部と副処理部の間には一般に、多くの配線を設ける必要があるため、インターフェース部と副処理部を別個のボードに設けると、これらのボード間に多数の配線が介在し、これらのボード間の接続構成が複雑化していた。
これに対し、本実施例では、上記したように、インターフェース部と副処理部を同じボードに設けている。また、1つのボードに設けられたインターフェース部と副処理部はケーブルを介さずに一体化されている。例えば、インターフェース部114と副処理部(モータ用コントローラ)116は同じボード108に設けられ、ケーブルを介さずに一体化されている。このため、インターフェース部と副処理部の接続構成が非常に簡素化されている。
また、ボード群が、シリアル通信用ケーブルを介して直列に接続されている。例えば、モータ用小型ボード108群は、シリアル通信用ケーブル121を介して直列に接続されている。このため、ボード同士の接続構成も簡素化されている。
このように、本実施例のデバイス処理装置102は、接続構成が簡素化されている(配線数が少ない)。
(第2実施例) 図4は、本発明の第2実施例に係るデバイス処理装置のボード部104の概略分解斜視図を示す。第2実施例のデバイス処理装置の構成と機能は、第1実施例と共通する部分が多いため、以下では、第1実施例と異なる点を中心に説明する。
ボード部104の各ボード108、132、170、200の基本的な構成は、第1実施例と同様である。但し、第2実施例では、各ボード108、132、170、200は、図4に示すように、積み重ねられて、積層された状態で配置されている。そして、第1実施例と異なり、上下のボードは、ケーブルを介さずに、コネクタによって接続されている。具体的には、下側のモータ用小型ボード108には、ボード面に対して垂直方向(上向き)に突出するコネクタ125が設けられている。上側のモータ用小型ボード108には、窪み状の端子部127が設けられている。下側のコネクタ125を上側の窪み状の端子部127に嵌め込むことで、上下のモータ用小型ボード108が電気的に接続され、通信が可能な状態となる。
同様に、第2小型ボード170には、ボード面に対して垂直方向(上向き)に突出するコネクタ179が設けられている。第1小型ボード132には、窪み状の端子部177が設けられている。下側のコネクタ179を上側の窪み状の端子部177に嵌め込むことで、第1小型ボード132と第2小型ボード170が電気的に接続され、通信が可能な状態となる。
第3小型ボード200には、ボード面に対して垂直方向(上向き)に突出するコネクタ209が設けられている。第2小型ボード170には、窪み状の端子部207が設けられている。下側のコネクタ209を上側の窪み状の端子部207に嵌め込むことで、第2小型ボード170と第3小型ボード200が電気的に接続され、通信が可能な状態となる。
各ボード108、132、170、200とデバイスを接続するためのコネクタ112、120、136、146、154、182、190、210、220は、全てのボードの同じ側の側面に設けられている。また、これらのコネクタは、同じ方向を向いている。これにより、デバイス群の接続が行いやすく、また、デバイスとボードの間に介在するケーブルの整理もしやすい。なお、コネクタ138、148、156、184については、実際は複数存在するが(図3参照)、図4では図示の明瞭化のため、1つだけ示している。
図4に示すように、各ボード108、132、170、200の裏面の4隅には、短い脚部230が設けられている。この結果、ボード群108、132、170、200が重ねられていても、重ねられたボードとボードの間には若干の隙間が形成される。これにより、ボード108、132、170、200で発生した熱が逃げやすくなっている。また、ボードに大きな外力が加わることを回避している。
本実施例では、図4に示すように、各ボード108、132、170、200が積み重ねられて、積層された状態で配置されている。これにより、ボード部104のサイズをコンパクト化できる。この結果、脚式歩行ロボット内に小さなスペースしか空いていない場合でも、そのスペースにボード部104を配置することができる。このように、本実施例によると、ボード部(ボード群)104を所望の位置に配置しやすくすることができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
例えば上記実施例では、モータ用小型ボード108の副処理部が、駆動回路118を有するモータ用コントローラ116によって構成されているが、その副処理部は駆動回路118のみによって構成してもよい。他の副処理部についても同様である。例えば、第2小型ボード170の副処理部は、駆動回路180、188のみによって構成してもよい。要するに、副処理部は、デバイスに関する何らかの処理を行うものであればよい。
また、本明細書又は図面に説明した技術要素は、単独で又は各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書又は図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
本発明は、脚式歩行ロボットの分野において有益に利用されることが期待できる。
本発明の第1実施例に係る脚式歩行ロボットの斜視図を示す。 本発明の第1実施例に係る脚式歩行ロボットの関節の機械的接続状態を示す。 本発明の第1実施例に係るデバイス処理装置と、これによって処理が行われるデバイス群のブロック図を示す。 本発明の第2実施例に係るデバイス処理装置のボード部の概略分解斜視図を示す。
符号の説明
102・・デバイス処理装置
104・・ボード部
108・・モータ用小型ボード
132・・第1小型ボード
170・・第2小型ボード
200・・第3小型ボード

Claims (6)

  1. 1つ以上のデバイスを各々が有する複数のデバイス部と、
    複数のデバイス部に関する処理を行う主処理部と、
    デバイス部毎に設けられ、対応するデバイス部に関する処理を行う副処理部と、
    デバイス部毎に設けられ、対応するデバイス部の副処理部と主処理部の間の通信を仲介するインターフェース部を備え、
    各デバイス部に1つのボードが対応付けられており、
    各デバイス部の副処理部とインターフェース部は、そのデバイス部に対応する前記1つのボードに設けられていることを特徴とする脚式歩行ロボット。
  2. 前記複数のデバイス部は、電圧調整が必要なデバイス群を有するデバイス部と、電圧調整が不要なデバイス群を有するデバイス部に区分されていることを特徴とする請求項1に記載の脚式歩行ロボット。
  3. 前記複数のデバイス部は、所定値以上の電圧を使用するデバイス群を有するデバイス部と、前記所定値よりも小さい電圧を使用するデバイス群を有するデバイス部に区分されていることを特徴とする請求項1に記載の脚式歩行ロボット。
  4. 前記ボード群が重ねられた状態で配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の脚式歩行ロボット。
  5. 前記ボード群は、シリアル通信用ケーブルを介して前記主処理部に直接に接続されたボードと、シリアル通信用ケーブル及び他のボードを介して前記主処理部に接続された複数のボードを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の脚式歩行ロボット。
  6. 前記ボード群は、ボード同士がケーブルを介さずにコネクタによって接続されて各ボードと主処理部の間の通信が可能とされた複数のボードを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の脚式歩行ロボット。
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