JP2007007815A - ロボット装置及びアクチュエータ - Google Patents

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Masanori Okazaki
昌紀 岡崎
Yasunori Kawanami
康範 川浪
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Abstract

【課題】
関節装置を駆動するアクチュエータを小型化する。
【解決手段】
関節装置110のフレーム104に結合され当該フレーム104を回動駆動する出力軸102Aと、当該出力軸102Aを支持する第1の軸受け106と、関節装置110のフレーム104をアクチュエータ100に対して回動自在に支持する第2の軸受け105を取り付ける軸受け取付部101Aをアクチュエータ100に設けた。出力軸102Aをアクチュエータ100に対して第1の軸受け106のみで支持するとともに、フレーム104をアクチュエータ100に対して第2の軸受け105で支持するようにしたことにより、アクチュエータ100に内蔵される軸受けの数を削減して当該アクチュエータ100を小型化することができる。
【選択図】 図6

Description

本発明はロボット装置及びアクチュエータに関し、例えばヒューマノイド型のロボットに適用して好適なものである。
近年、2足歩行を行うヒューマノイド型エンタテインメントロボットが多くの企業等において開発され、商品化されている。そして、このようなロボットにおいて、手足等を駆動するためのアクチュエータを、その関節自体に内蔵するようになされたものがある(例えば、特許文献1参照)。
図11は、ロボットにおけるアクチュエータ内蔵型の関節装置210を示し、モータ201及び減速機202で構成されるアクチュエータ200が第1のフレーム203に取り付けられているとともに、第2のフレーム204の一端が減速機202の出力軸202Aに取り付けられている。そして、第1のフレーム203及び第2のフレーム204はそれぞれロボットの対応部位(例えば肘関節の場合、上腕の肘側端部及び前腕の肘側端部)に固定されている。
アクチュエータ200は、モータ201に内蔵されているロータ(図示せず)の回転を減速機202で減速して第2のフレーム204に伝達することにより、第1のフレーム203と第2のフレーム204との相対位置を可変させて関節を駆動するようになされている。
モータ201の内部には、ロータを支持するための2つのロータ軸受け(図示せず)が設けられている。また減速機202の内部には、出力軸202Aを支持するための出力軸受け206が設けられている。
ロータ軸受けは高速回転するロータを支持するため小型の軸受けが、出力軸受け206は低速回転かつ高負荷の出力軸202Aを支持するため大型の軸受けが用いられる。
ここで、このようなアクチュエータ内蔵型の関節装置210では、アクチュエータ200は関節を駆動するともに当該関節に加わる荷重を支える必要がある。
このため関節装置210は、図11に示すように第2のフレーム204を門型に構成し、当該第2のフレーム204の一端を出力軸202Aに結合させるのに加え、その他端をアクチュエータ200の反出力軸側端部201Aに設けられた軸受け205で支持することにより、関節全体の剛性を高めるとともに、第2のフレーム204に対するアクチュエータ100の軸受け間隔(スパン)を大きく取って軸受けに対する負荷を低減するようになされている。
ここで、ロボットの関節装置の軸受けには、要求される許容負荷や回転抵抗等から一般にボールベアリングが用いられるが、かかるボールベアリングの精度や性能を十分に発揮させるためには、当該ボールベアリングの軸方向に予圧を与える必要がある。
このためアクチュエータ200では、減速機202の出力軸202Aを2個の出力軸受け206で支持し、当該2個の出力軸受け206相互で予圧を与えあうことにより、減速機202単体(すなわちアクチュエータ200単体)で完結して精度を確保し得るよう構成されている。
特開2003−191187公報
ところで近年、エンタテインメントロボットについて、その扱いやすさや親しみやすさを向上する等の目的から、ロボット全体の小型化や四肢のスマート化が求められており、このため、上述したアクチュエータ内蔵型の関節装置についても小型化が要求されている。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、従来に比して小型化されたアクチュエータ及びこれを用いたロボット装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、アクチュエータによって駆動される関節装置を有するロボット装置において、関節装置のフレームに結合され当該フレームを回動駆動する出力軸と、出力軸を支持する第1の軸受けとをアクチュエータに設け、フレームと、当該フレームをアクチュエータに対して回動自在に支持する第2の軸受けとを関節装置に設けた。
出力軸をアクチュエータに対して第1の軸受けのみで支持するとともに、フレームをアクチュエータに対して第2の軸受けで支持するようにしたことにより、アクチュエータに内蔵される軸受けの数を削減して、アクチュエータ及び関節装置を小型化することができる。
また本発明においては、関節装置のフレームに結合され当該フレームを回動駆動する出力軸と、出力軸を支持する第1の軸受けと、関節装置のフレームをアクチュエータに対して回動自在に支持する第2の軸受けを取り付ける軸受け取付部とをアクチュエータに設けた。
出力軸をアクチュエータに対して第1の軸受けのみで支持するとともに、フレームをアクチュエータに対して第2の軸受けで支持するようにしたことにより、アクチュエータに内蔵される軸受けの数を削減して、アクチュエータを小型化することができる。
本発明によれば、関節装置のフレームに結合され当該フレームを回動駆動する出力軸と、出力軸を支持する第1の軸受けと、関節装置のフレームをアクチュエータに対して回動自在に支持する第2の軸受けを取り付ける軸受け取付部とをアクチュエータに設け、出力軸をアクチュエータに対して第1の軸受けのみで支持するとともに、フレームをアクチュエータに対して第2の軸受けで支持するようにしたことにより、アクチュエータに内蔵される軸受けの数を削減して、従来に比してアクチュエータを小型化することができる。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)ロボットの全体構成
図1及び図2において、1は全体として本実施の形態によるロボットを示し、胴体部ユニット2の上部に首部3を介して頭部ユニット4が連結されると共に、当該胴体部ユニット2の上部左右両側面にそれぞれ腕部ユニット5L、5Rが連結され、かつ当該胴体部ユニット2の下部に一対の脚部ユニット6L、6Rが連結されることにより構成されている。
この場合、首部3は、図3に示すように、首関節ピッチ軸10回り、首関節ヨー軸11回り及び首関節ピッチ軸12回りの自由度を有する首関節機構部13により保持されている。また頭部ユニット4は、この首部3の先端部に図3のように首部ロール軸14回りの自由度をもって取り付けられている。これによりこのロボット1においては、頭部ユニット4を前後、左右及び斜めの所望方向に向かせることができるようになされている。
また腕部ユニット5L及び5Rは、図1及び図2において明らかなように、上腕部ブロック15、前腕部ブロック16及び手先部ブロック17の3つのブロックから構成され、上腕部ブロック15の上端部が図3のように肩ピッチ軸18回り及び肩ロール軸19回りの自由度を有する肩関節機構部20を介して胴体部ユニット2に連結されている。
このとき前腕部ブロック16は、図3のように上腕部ブロック15に上腕ヨー軸21回りの自由度をもって連結されている。また手先部ブロック17は、図3のように前腕部ブロック16に手首ヨー軸22回り及び手首ロール軸23回りの自由度をもって連結されている。さらに前腕部ブロック16には、肘ピッチ軸24回りの自由度を有する肘関節機構部25が設けられている。
これによりロボット1においては、これら腕部ユニット5L、5Rを全体としてほぼ人間の腕部と同様の自由度をもって動かすことができ、かくして片手を上げた挨拶や腕部ユニット5L、5Rを振り回すダンスなどの当該腕部ユニット5L、5Rを用いた各種行動を行い得るようになされている。
さらに手先部ブロック17の先端部には、5本の指部26がそれぞれ屈曲及び伸長自在に取り付けられており、これによりこれら指部を使って物を摘んだり、把持することができるようになされている。
他方、各脚部ユニット6L、6Rは、図1及び図2において明らかなように、大腿部ブロック30、脛部ブロック31及び足平部ブロック32の3つのブロックから構成され、大腿部ブロック30の上端部が図3のように股関節ヨー軸33回り、股関節ロール軸34回り及び股関節ピッチ軸35回りの自由度を有する股関節機構部36を介して胴体部ユニット2に連結されている。
このとき大腿部ブロック30及び脛部ブロック31は、図3のように脛ピッチ軸37回りの自由度を有する膝関節機構部38を介して連結されると共に、脛ブロック31及び足平ブロック32は、図3のように足首ピッチ軸39回り及び足首ロール軸40回りの自由度を有する足首関節機構部41を介して連結されている。
これによりロボット1においては、これら脚部ユニット6L、6Rを人間の脚部とほぼ同様の自由度をもって動かすことができ、かくして歩行やボールを蹴るなどの脚部ユニット6L、6Rを用いた各種行動を行い得るようになされている。
なおこのロボット1の場合、各股関節機構部36は、図3のように体幹ロール軸42回り及び体幹ピッチ軸43回りの自由度を有する腰関節機構部44により支持されており、これにより胴体部ユニット2を前後、左右方向に自在に傾かせることもできるようになされている。
ここでロボット1においては、上述のように頭部ユニット4、各腕部ユニット5A、5B、各脚部ユニット6L、6R及び胴体部ユニット2を動かすための動力源として、図4に示すように、首関節機構部13及び肩関節機構部20等の各関節機構部を含む各自由度を有する部位に、それぞれその自由度数分のアクチュエータA〜A18が配設されている。
一方胴体部ユニット2には、当該ロボット1全体の動作制御を司るメイン制御部50と、電源回路及び通信回路などの周辺回路51と、バッテリ52(図5)となどが収納されると共に、各構成ユニット(胴体部ユニット2、頭部ユニット4、各腕部ユニット5L、5R及び各脚部ユニット6L、6R)内には、それぞれメイン制御部50と電気的に接続されたサブ制御部53A〜53Dが収納されている。
さらに頭部ユニット4には、図5に示すように、このロボット1の「目」として機能する一対のCCD(Charge Coupled Device)カメラ60A、60B及び「耳」として機能するマイクロホン61などの各種外部センサと、発声装置として機能するスピーカ62となどがそれぞれ所定位置に配設されている。
また各脚部ユニット6L、6Rにおける足平部ブロック32の裏面等の各所定部位には外部センサとしてのタッチセンサ63が配設されている。
さらに胴体部ユニット2内には、バッテリセンサ64及び加速度センサ65などの各種内部センサが配設されると共に、各構成ユニット内には、それぞれ各アクチュエータA〜A18にそれぞれ対応させて、対応するアクチュエータA〜A18の出力軸の回転角度を検出する内部センサとしてのポテンショメータP〜P18が設けられている。
そして各CCDカメラ60A、60Bは、周囲の状況を撮像し、得られた画像信号S1Aをサブ制御部53B(図5において図示せず)を介してメイン制御部50に送出する一方、マイクロホン61は、各種外部音を集音し、かくして得られた音声信号S1Bをサブ制御部53Bを介してメイン制御部50に送出する。また各タッチセンサ63は、ユーザからの物理的な働きかけや、外部との物理的な接触を検出し、検出結果を圧力検出信号S1Cとして対応するサブ制御部53A〜53D(図5において図示せず)を介してメイン制御部50に送出する。
さらにバッテリセンサ64は、バッテリ52のエネルギ残量を所定周期で検出し、検出結果をバッテリ残量信号S2Aとしてメイン制御部50に送出する一方、加速度センサ65は、3軸(x軸、y軸及びz軸)の加速度を所定周期で検出し、検出結果を加速度検出信号S2Bとしてメイン制御部50に送出する。また各ポテンショメータP〜P18は、対応するアクチュエータA〜A18の出力軸の回転角度を検出し、検出結果を所定周期で角度検出信号S2C〜S2C18として対応するサブ制御部53A〜53Dを介してメイン制御部50に送出する。
メイン制御部50は、CCDカメラ60A、60B、マイクロホン61及び各タッチセンサ63等の各種外部センサからそれぞれ供給される画像信号S1A、音声信号S1B及び圧力検出信号S1C等の外部センサ信号S1と、バッテリセンサ64、加速度センサ65及び各ポテンショメータP〜P18等の各種内部センサからそれぞれ供給されるエネルギ残量信号S2A、加速度検出信号S2B及び各角度検出信号S2C〜S2C18等の内部センサ信号S2とに基づいて、ロボット1の外部及び内部の状況や、ユーザの物理的な働きかけの有無等を判断する。
そしてメイン制御部50は、この判断結果と、予め内部メモリ50Aに格納されている制御プログラムと、そのとき装填されている外部メモリ66に格納されている各種制御パラメータとなどに基づいて続くロボット1の行動を決定し、当該決定結果に基づく制御コマンドを対応するサブ制御部53A〜53D(図4)に送出する。
この結果、この制御コマンドに基づき、そのサブ制御部53A〜53Dの制御のもとに、対応するアクチュエータA〜A18が駆動され、かくして頭部ユニット4を上下左右に揺動させたり、腕部ユニット5A、5Bを上に上げたり、歩行するなどの各種行動がロボット1により発現される。
このようにしてこのロボット1は、外部及び内部の状況等に基づいて自律的に行動することができるようになされている。
(2)アクチュエータ及び関節機構部の構成
次に、本発明によるアクチュエータ及びこれを用いた関節機構部の構成を説明する。
すなわち図6は本発明のアクチュエータ100を用いた関節機構部110を示し、モータ101及び減速機102で構成されるアクチュエータ100が第1のフレーム103に取り付けられているとともに、第2のフレーム104の一端が減速機102の出力軸102Aに取り付けられている。そして、第1のフレーム103及び門型の第2のフレーム104はそれぞれロボットの対応部位(例えば肘関節の場合、上腕の肘側端部及び前腕の肘側端部)に固定されている。
実際上、この門型フレームを有する両持ち構造の関節装置110は 図3に示す肩関節機構部20の肩ロール軸19、肘関節機構部25の肘ピッチ軸24、手首ロール軸23、股関節機構部36の股関節ロール軸34、膝関節機構部38の脛ピッチ軸37などの関節として用いられている。
アクチュエータ100は、モータ101に内蔵されているロータの回転を減速機102で減速して出力軸102Aから出力する。第2のフレーム104の一端は、出力軸102Aに結合され、第2のフレーム104の他端は、アクチュエータ100の反出力軸側の軸受け取付部101Aに取り付けられた軸受け105を介して支持される。
ここで、図11に示した従来のアクチュエータ200では、減速機202の出力軸202Aを支持する出力軸受け206を2個設けて予圧をかけ、当該減速機202単体で出力軸202Aの精度を得るようにしていた。
これに対して本発明のアクチュエータ100では、減速機102の出力軸102Aを支持する出力軸受け106を1個のみ設け、当該減速機102の軸方向の長さを約軸受け1個分だけ削減している。このためアクチュエータ100全体の長さも削減され、これにより関節装置110の軸方向長(すなわち関節の幅)を削減することができる。
ここで、出力軸受け106には従来のアクチュエータ200と同様にボールベアリングが用いられており、当該出力軸受け106に予圧を与える必要がある。
このため本発明のアクチュエータ100では、門型の第2のフレーム104と組み合わせて両持ち構造の関節装置110として用いる場合、当該第2のフレーム104を反出力軸側端部101A側で支持している軸受け105と、減速機102内部の出力軸受け106との間で予圧を与えあうようにする。
これにより本発明のアクチュエータ100を用いた両持ち構造の関節装置110では、その精度や剛性を従来のアクチュエータ210と同等に保ったまま、関節幅を削減することができる。
次に、このアクチュエータ100を用いた関節装置110の詳細な構造を、図7を用いて説明する。
モータ101は、例えばマグネシウム合金でなるモータケース111の内部に、ロータ112がロータ軸受け113及び114によって回転自在に支持されているとともに、当該ロータ112を取り囲むようにしてステーターコア巻線115が固定された状態で、側板116によって全体が封止されて構成される。
一方減速機102は、例えばアルミニウム合金でなる減速機ケース120の内部に、2段の遊星歯車機構が内蔵されている。
すなわち、減速機102の入力段側太陽歯車121がロータ112の減速機側端部にはめこまれているとともに、当該入力段側太陽歯車121には3個の入力段側遊星歯車12
2が噛み合わされている。この3個の入力段側遊星歯車122は、それぞれ入力段側遊星軸123を介して入力段側取付板124に回転自在に取り付けられているとともに、減速機ケース120の内周に設けられている内歯歯車に対しても噛み合わされており、これにより入力段側太陽歯車121の回転を減速して入力段側取付板124を駆動する。
さらに、入力段側取付板124には出力段側太陽歯車125が圧入されているとともに、当該出力段側太陽歯車125には3個の出力段側遊星歯車126が噛み合わされている。この3個の出力段側遊星歯車126は、それぞれ出力段側遊星軸127を介して出力軸102Aに回転自在に取り付けられているとともに、減速機ケース120の内歯歯車に対しても噛み合わされており、これにより出力段側太陽歯車126の回転を減速して出力軸102Aを駆動する。この出力軸102Aは、上述したように減速機ケース120に対し出力軸受け106を介して支持されている。出力軸受け106は、そのアウターレースを固定バネ128によって減速機ケース120に固定されている。
第2のフレーム104の一端は、固定ボルト129及び位置決めピン130を介して出力軸102Aに固定されており、これにより当該出力軸102Aの回転が第2のフレーム104に伝達される。また第2のフレームの他端は、モータケース111に対し軸受け105を介して回動自在に支持される。
図8(A)は、本発明による出力軸受け106を1個のみ用いた減速機110の構成を示し、図8(B)に示す従来の出力軸受け206を2個用いた減速機210に比べ、その軸方向の長さが軸受け1個分ほど短くなっていることがわかる。
(3)アクチュエータの検査方法
上述したように本発明のアクチュエータ100では、減速機102の出力軸102Aを支持するための出力軸受け106を1個に削減し、第2のフレーム104と組み合わせた状態において当該出力軸受け106及び軸受け105相互で予圧を与えるようにした。
従ってアクチュエータ100単体(及び減速機102単体)では出力軸受け106に予圧を与えることができず、これにより、当該アクチュエータ100単体では性能検査(軸のガタや回転数、トルク等)を正常に行い得ないという問題がある。
このため本発明のアクチュエータ100では、その製造時における性能検査の際、図9に示すように出力軸102Aを支えるための補助冶具140を減速機102に接続し、当該補助冶具140に内蔵されている補助軸受け141と、減速機102に内蔵されている出力軸受け106とで出力軸102Aを2点支持するとともに、補助軸受け141及び減速機102相互で予圧を与えるようにする。
図10に示すように補助冶具140は、その冶具ケース142内に補助出力軸143が補助軸受け141を介して回転自在に支持されている。そして、アクチュエータ100の検査時において、冶具ケース142は図示しない取付ボルトを介して減速機の減速機ケース120に固定され、補助出力軸143は取付ボルト144を介して減速機102の出力軸102Aに固定される。
これにより、出力軸102A及び補助出力軸143は一体となり、補助冶具140の補助軸受け141及び減速機102の出力軸受け106によってアクチュエータ100の使用時と同等の状態で支持される。これによりアクチュエータ100は、第2のフレーム104に組み込まれた使用状態と同等の条件で性能検査を行うことができる。
また、この補助冶具140は、減速機102単体での性能検査においても、上述したアクチュエータ100の性能検査と同様に使用することができる。
(4)補助冶具を用いた片持ち型アクチュエータ
上述したように本発明のアクチュエータ100は、補助冶具140を減速機102に接続することにより、一体となった出力軸102A及び補助出力軸143を出力軸受け106及び補助軸受け141で2点支持する状態となる。そして、この状態において補助軸受け141にロボットのフレームを接続すれば、当該アクチュエータ100を片持ち型アクチュエータとして使用することもできる。このような片持ち型アクチュエータは、例えば図5に示す上腕部ブロック15の上腕ヨー軸21や前腕部ブロック16の手首ヨー軸22等に用いることができる。
(5)動作及び効果
以上の構成においてアクチュエータ100は、モータ101の出力を減速するための減速機102において、その出力軸102Aを1個の出力軸受け106のみで支持することにより、アクチュエータ100の軸方向長を削減した。
そして、当該アクチュエータ100と第2のフレーム104とを組み合わせて両持ち構造の関節装置110として用いる場合は、当該第2のフレーム104を反出力軸側端部101A側で支持している軸受け105と、減速機102内部の出力軸受け106との間で予圧を与えるようにした。
これによりアクチュエータ100は、関節装置110全体としての精度や剛性を損なうことなく、関節装置110の関節幅を削減することができる。
またアクチュエータ100は、その製造時等における性能検査において補助冶具140を減速機102に接続することにより、一体となった出力軸102A及び補助出力軸143を出力軸受け106及び補助軸受け141で2点支持し、これにより、当該アクチュエータ100をその使用時と同等の状態で性能検査することができる。
さらにアクチュエータ100は、補助冶具140を減速機102に接続することにより片持ち型アクチュエータとして使用することもできる。
以上の構成によれば、アクチュエータ100内部の出力軸受け106と、当該アクチュエータ100に接続される第2のフレーム104の軸受け105とによって関節装置110を支持するようにしたことにより、当該アクチュエータ100の小型化を実現し、さらには当該アクチュエータ100を用いる関節装置110を小型化することができる。
本発明は、ヒューマノイド型ロボット装置等、種々のロボット装置で利用できる。
ロボットの外観構成を示す斜視図である。 ロボットの外観構成を示す斜視図である。 ロボットの外観構成を示す概念図である。 ロボットの内部構成を示すブロック図である。 ロボットの内部構成を示すブロック図である。 本発明によるアクチュエータ及び関節装置の構成を示す略線図である。 関節装置の内部構造を示す略線図である。 従来及び本発明の減速機の内部構造を示す略線図である。 補助冶具の取付状態を示す略線図である。 補助冶具の取付状態を示す略線図である。 アクチュエータ内蔵型の関節構造を示す略線図である。
符号の説明
1……ロボット、2……胴体部ユニット、3……首部、4……頭部ユニット、5L、5R……腕部ユニット、6L、6R……脚部ユニット、13……首関節機構部、20……肩関節機構部、24……肘関節機構部、32……足平部ブロック、36……股関節機構部、38……膝関節機構部、41……足首関節機構部、50……メイン制御部、60……CCDカメラ、100……アクチュエータ、101……モータ、102……減速機、102A……出力軸、103……第1のフレーム、104……第2のフレーム、105……軸受け、106……出力軸受け、110……関節装置、140……補助冶具、141……補助軸受け、143……補助出力軸。

Claims (5)

  1. アクチュエータによって駆動される関節装置を有するロボット装置において
    上記アクチュエータは、
    上記関節装置のフレームに結合され当該フレームを回動駆動する出力軸と、
    上記出力軸を支持する第1の軸受けと
    を具え、
    上記関節装置は、
    上記フレームと、
    当該フレームを上記アクチュエータに対して回動自在に支持する第2の軸受けと
    を具えることを特徴とするロボット装置。
  2. 関節装置を駆動するアクチュエータにおいて、
    上記関節装置のフレームに結合され当該フレームを回動駆動する出力軸と、
    上記出力軸を支持する第1の軸受けと、
    上記関節装置のフレームを上記アクチュエータに対して回動自在に支持する第2の軸受けを取り付ける軸受け取付部と
    を具えることを特徴とするアクチュエータ。
  3. 上記第2の軸受けは、上記アクチュエータにおける上記回転軸の反対側に設けられる
    ことを特徴とする請求項2に記載のアクチュエータ。
  4. 上記第2の軸受けは、上記アクチュエータにおける上記回転軸の側に設けられる
    ことを特徴とする請求項2に記載のアクチュエータ。
  5. 上記フレーム及び第2の軸受けは、上記アクチュエータを検査する際の冶具として用いられる
    ことを特徴とする請求項4に記載のアクチュエータ。
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