JP2005066553A - 溶液の超音波分離方法とこの方法に使用される超音波分離装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】溶液から発生するミストに含まれる目的物質を効率よく回する。
【解決手段】溶液の超音波分離方法は、表面に移行して表面過剰となる物性の目的物質を含む溶液を、超音波霧化室4で超音波振動させてミストに霧化し、霧化されたミストを回収部5に移送し、回収部5で目的物質を凝集させて回収して、目的物質を溶液から分離する。さらに、超音波分離方法は、回収部5でミストを回収した後、2次回収部36でもって、目的物質の蒸気を吸着剤38に吸着させて回収する。
【選択図】図3

Description

本発明は、速やかに表面に移行して表面過剰となる物性の目的物質、主として酒や酒原料等のアルコール溶液から更に高濃度のアルコールを分離する溶液の超音波分離方法と装置に関する。
本発明者は、表面過剰となる物性を示す目的物質であるアルコールを分離する装置を開発した。(特許文献1参照)
特開2001−314724号公報
この分離装置は、アルコール溶液を閉鎖構造の超音波霧化室に充填し、この超音波霧化室のアルコール溶液を超音波振動子で超音波振動させてミストに霧化し、霧化されたミストを凝集させて回収して高濃度のアルコール溶液を分離する。この分離装置が目的物質として高濃度のアルコールを分離できるのは、以下の動作による。
速やかに表面に移行して表面過剰となる物性を示すアルコールは、表面の濃度が高くなっている。この状態で超音波振動させると、表面の溶液が超音波振動のエネルギーで搬送気体中にミストとなって微細な粒子で放出される。搬送気体中に放出されたミストはアルコール濃度が高くなっている。アルコール濃度の高い表面の溶液がミストとなるからである。したがって、ミストを凝集して回収すると、高濃度のアルコール溶液が分離される。この方法は、溶液を加熱しないで高濃度のアルコール溶液を分離できる。このため、少ないエネルギー消費で高濃度に目的物質を分離できる。また、加熱しないので目的物質を変質させることなく分離できる特長もある。
図1は、溶液を超音波振動させてミストとし、これを回収部で凝集させて回収する装置のブロック図である。この図の超音波分離装置は、超音波霧化室4で発生するミストを回収部5で凝集させて回収する。この装置を使用して高濃度のアルコールを分離する場合、ミストのアルコール濃度は変化する。ミストのアルコールは、超音波霧化室4で発生した直後に高く、その後次第に低下して回収部5に移送される。超音波霧化室4から回収部5に移送される途中で、ミストに含まれるアルコールが気化して蒸気となるからである。ミストからはアルコールと水の両方が気化して蒸気となる。ただ、アルコールは水よりも蒸気になりやすい。このため、ミストが気化されると、水よりもアルコールがより多く気化されて、ミストのアルコール濃度は低下する。したがって、超音波霧化室4で発生したミストは、次第にアルコール濃度が低下しながら回収部5に移送される。
移送されるミストのアルコールは気化されて蒸気となるので、回収部5に供給されるアルコールは 微細な液滴であるミストの状態と、気化された蒸気の状態となる。ミストの状態で供給されるアルコールは、回収部5で凝集して回収され、蒸気のアルコールは、搬送気体を冷却し、結露させて回収される。アルコール蒸気は、結露させて回収できるが、結露させて回収できるアルコール量は制限される。冷却された搬送気体が多少のアルコールと水を気体の状態で含むことができるからである。図2は空気が水を蒸気の状態で含むことができる飽和水蒸気量曲線である。いいかえると湿度100%である飽和状態における空気に含まれる水の総量と温度の関係を示すグラフである。この図は空気に含まれる水の量を示しているが、空気は水とアルコールとをトータルで含むことができる量が、この図に示すように温度によって変化し、温度が高くなると増加し、温度が低くなると減少する。
この図から明らかなように、搬送気体として使用される空気は、温度が低くなると含むことができるの水の量が少なくなるので、空気を冷却すると過飽和な水とアルコールが気体から液体となって結露する。ただ、このグラフから明らかなように、空気温度がたとえ0℃となっても、水を蒸気の状態で含むことができるので、全てのアルコールを結露して回収できない。
とくに困ったことに、ミストから気化されて搬送気体に含まれるアルコールと水は、結露して回収すると、アルコールよりも水が結露して回収されやい。すなわち、ミストからは水よりもアルコールが気化しやすく、気化した後は、水がアルコールよりも結露しやすい。このため、搬送気体に含まれるアルコール濃度は、搬送気体を冷却してアルコールと水を回収した後は、さらに高くなる。アルコールが気化しやすく、結露し難いからである。たとえば、超音波霧化室で発生したミストのアルコールのモル濃度が30モル、回収部に供給されたミストのアルコール濃度が25モルと低下するが、搬送気体に含まれる蒸気のアルコールのモル濃度は、回収部に供給される状態で50モル、回収部から排出される状態では70モルと極めて高くなる。このことから、超音波霧化室で高濃度のアルコールをミストとしながら、これを有効に回収できていないことがわかる。この弊害は、たとえば、搬送気体を冷却する温度を低くして、アルコールと水をさらに効率よく結露させて回収することで解消できる。ただ、搬送気体の温度を低くすると、冷却のために消費するエネルギーが大きくなってランニングコストが高くなる。さらに、超音波霧化室に低温の搬送気体を供給すると、溶液をミストにする効率が著しく低下するので、低温の搬送気体は加温して超音波霧化室に供給する必要がある。このとき、搬送気体の温度が低いほど、加温のために大きなエネルギーを必要とする欠点もある。
したがって、従来の超音波分離装置は、超音波霧化室でアルコール濃度の高いミストを発生させながら、これを効率よく有効に回収するのが難しい欠点があった。本発明は、このような欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、溶液から発生するミストに含まれる目的物質を効率よく回収できる溶液の超音波分離方法と超音波分離装置を提供することにある。
本発明の溶液の超音波分離方法は、表面に移行して表面過剰となる物性の目的物質を含む溶液を、超音波霧化室4で超音波振動させてミストに霧化し、霧化されたミストを回収部5に移送し、回収部5で目的物質を凝集させて回収して、目的物質を溶液から分離する。さらに、超音波分離方法は、回収部5でミストを回収した後、2次回収部36でもって、目的物質の蒸気を吸着剤38に吸着させて回収する。
本発明の請求項2の超音波分離方法は、霧化されたミストを搬送気体と共に移送し、回収部5でミストが回収された搬送気体を2次回収部36に移送して、搬送気体に含まれる目的物質の蒸気を2次回収部36で回収する。本発明の請求項3の超音波分離方法は、搬送気体を回収部5で冷却して、搬送気体中に含まれる目的物質の蒸気を結露させて回収することができる。さらに、本発明の請求項4の超音波分離方法は、2次回収部36から排出される搬送気体を加温して超音波霧化室4に循環させることができる。
さらに、本発明の請求項5の溶液の超音波分離装置は、表面に移行して表面過剰となる物性の目的物質を含む溶液が供給される超音波霧化室4と、この超音波霧化室4の内部において、溶液を超音波振動でミストに霧化する超音波振動子2と、この超音波振動子2に接続されて超音波振動子2に高周波電力を供給して超音波振動させる超音波電源3と、超音波振動子2で霧化されたミストを移送して、ミストを凝集させて回収する回収部5と、この回収部5から排出される目的物質の蒸気を吸着剤38に吸着させて回収する2次回収部36とを備える。超音波分離装置は、超音波霧化室4で霧化されたミストを回収部5で凝集させて回収し、さらに2次回収部36で目的物質の蒸気を吸着剤38に吸着させて回収する。
本発明の請求項6の超音波分離装置は、超音波霧化室4で霧化されたミストを搬送気体と共に移送して回収部5で凝集させて回収し、回収部5でミストが回収された搬送気体を2次回収部36に移送して、搬送気体に含まれる目的物質の蒸気を2次回収部36で回収する。本発明の請求項7の超音波分離装置は、回収部5が搬送気体を冷却する冷却用熱交換器33を備えており、この冷却用熱交換器33で搬送気体を冷却して搬送気体に含まれる目的物質を分離する。
本発明の請求項8の超音波分離装置は、2次回収部36が回転されるローター39を備えており、このローター39が回転軸の方向に搬送気体を通過できる空隙を有すると共に、この空隙には吸着剤38を設けている。このローター39は、吸着領域39Aと再生領域39Bとに移動するように回転されている。ローター39が吸着領域39Aに移動されると、目的物質の蒸気を含む搬送気体が空隙に通過されて、搬送気体に含まれる目的物質が吸着剤38に吸着され、ローター39が再生流域に移動させると、吸着した目的物質を排出し、排出された目的物質を回収する。
本発明の請求項9の超音波分離装置は、ローター39の吸着領域39Aを通過させた搬送気体を、2次回収部36に通過させて超音波霧化室4に循環させている。
本発明の請求項10の超音波分離装置は、ローター39の再生領域39Bに、吸着剤38に吸着された目的物質を分離する回収経路41を連結しており、この回収経路41には、回収気体を加温する加温器42と、この加温器42で加温された回収気体をローター39再生領域39Bの通路に通過させる送風機構43と、ローター39の再生領域39Bの隙間を通過して、目的物質を含む回収気体を冷却して目的物質を回収する凝結熱交換器44とを連結している。この超音波分離装置は、加温器42で加温された回収気体を再生領域39Bに通過させ、再生領域39Bを通過した回収気体を凝結熱交換器44で冷却して、気体に含まれる目的物質を凝固させて回収する。
本発明の請求項11の超音波分離装置は、搬送気体を冷却する冷却用熱交換器33と、回収経路41に設けられて回収気体を冷却する凝結熱交換器44をひとつの冷却用チラー45で冷却している。さらに、本発明の請求項12の超音波分離装置は、回収部5に設けている冷却用熱交換器33と、回収経路41に設けている凝結熱交換器44とを一体構造の熱交換器としている。
本発明の請求項13の超音波分離装置は、2次回収部36と超音波霧化室4との間に、超音波霧化室4に循環させる搬送気体を加温する加温用熱交換器46を設けている。さらに、本発明の請求項14の超音波分離装置は、搬送気体を加温する加温用熱交換器46を、回収気体を加温する加温器42に併用し、加温用熱交換器46で搬送気体と回収気体の両方を加温している。
本発明の請求項15の超音波分離装置は、2次回収部36と超音波霧化室4との間に、2次回収部36から超音波霧化室4に循環させる搬送気体を加温する加温用熱交換器46を設けると共に、この加温用熱交換器46を凝結熱交換器44に連結し、凝結熱交換器44で吸収した熱を加温用熱交換器46から放熱するようにしている。
さらに、本発明の請求項16の超音波分離装置は、吸着剤38として、ゼオライト、活性炭、酸化リチウム、シリカゲルのいずれか、もしくはこれらの混合物を使用している。
本発明は、溶液から発生するミストに含まれる目的物質を効率よく回収できる特長がある。それは、本発明の超音波分離方法と超音波分離装置が、超音波振動で霧化されたミストを回収部に移送し、回収部で目的物質を凝集させて回収すると共に、目的物質の蒸気を2次回収部で吸着剤に吸着させて回収しているからである。本発明は、超音波振動で霧化されたミストを回収部で凝集して回収することに加えて、蒸気として含まれる目的物質であって、回収部で回収されなかった目的物質を2次回収部で回収する。したがって、超音波霧化室で高濃度に霧化された目的物質を回収部で回収しながら、蒸気として含まれる目的物質をも有効に回収できる。
とくに、本発明は、回収部を冷却する温度を低くして目的物質をより多く結露させるのではなく、回収部とは別回路の2次回収部において、目的物質の蒸気を吸着剤に吸着させて回収することを特徴としている。このため、霧化されたミストを搬送気体と共に移送する請求項2の超音波分離方法と請求項6の超音波分離装置においても、回収部で搬送気体を冷却のために消費するエネルギーを大きくすることなく、また、超音波霧化室で溶液を効率よくミストに霧化するために、搬送気体を加温するエネルギーを大きくすることなく、搬送気体を理想的に循環できる。したがって、本発明では、ランニングコストを低減しながら、搬送気体に含まれる目的物質を極めて効率よく回収できる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための溶液の超音波分離方法とこの方法に使用される超音波分離装置を例示するものであって、本発明は超音波分離方法と超音波分離装置を下記のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
本発明の溶液の超音波分離装置は、表面に移行して表面過剰となる物性を有する目的物質を含む溶液から目的物質を分離する。溶液の溶媒と溶質を特定するものではないが、溶媒は、主として水であるが、水以外にもアルコール等の有機溶媒も使用できる。目的物質を含む溶液は、例えば以下のものである。
(1) 清酒、ビール、ワイン、食酢、みりん、スピリッツ、焼酎、ブランデー、ウイスキー、リキュール
(2) ピネン、リナロール、リモネン、ポリフェノール類などの香料、芳香成分ないし香気成分を含む溶液
(3) 飽和炭化水素であるアルカン、シクロアルカン、不飽和炭化水素であるアルケン、シクロアルケン、アルキン、もしくはエーテル、チオエーテルあるいは芳香族炭化水素のうちいずれかに属する有機化合物、もしくはそれらの結合した物質を含む溶液
(4) 飽和炭化水素であるアルカン、シクロアルカン、不飽和炭化水素であるアルケン、シクロアルケン、アルキン、もしくはエーテル、チオエーテルあるいは芳香族炭化水素のうちいずれかに属する有機化合物、もしくはそれらの結合体の少なくとも一つの水素原子もしくは官能基をハロゲンによって置き換えた物質を含む溶液
(5) 飽和炭化水素であるアルカン、シクロアルカン、不飽和炭化水素であるアルケン、シクロアルケン、アルキン、もしくはエーテル、チオエーテルあるいは芳香族炭化水素のうちいずれかに属する有機化合物、もしくはそれらの結合体の少なくとも一つの水素原子もしくは官能基を水酸基によって置き換えた物質を含む溶液
(6) 飽和炭化水素であるアルカン、シクロアルカン、不飽和炭化水素であるアルケン、シクロアルケン、アルキン、もしくはエーテル、チオエーテルあるいは芳香族炭化水素のうちいずれかに属する有機化合物、もしくはそれらの結合体の少なくとも一つの水素原子もしくは官能基をアミノ基によって置き換えた物質を含む溶液
(7) 飽和炭化水素であるアルカン、シクロアルカン、不飽和炭化水素であるアルケン、シクロアルケン、アルキン、もしくはエーテル、チオエーテルあるいは芳香族炭化水素のうちいずれかに属する有機化合物、もしくはそれらの結合体の少なくとも一つの水素原子もしくは官能基をカルボニル基によって置き換えた物質を含む溶液
(8) 飽和炭化水素であるアルカン、シクロアルカン、不飽和炭化水素であるアルケン、シクロアルケン、アルキン、もしくはエーテル、チオエーテルあるいは芳香族炭化水素のうちいずれかに属する有機化合物、もしくはそれらの結合体の少なくとも一つの水素原子もしくは官能基をカルボキシル基によって置き換えた物質を含む溶液
(9) 飽和炭化水素であるアルカン、シクロアルカン、不飽和炭化水素であるアルケン、シクロアルケン、アルキン、もしくはエーテル、チオエーテルあるいは芳香族炭化水素のうちいずれかに属する有機化合物、もしくはそれらの結合体の少なくとも一つの水素原子もしくは官能基をニトロ基によって置き換えた物質を含む溶液
(10) 飽和炭化水素であるアルカン、シクロアルカン、不飽和炭化水素であるアルケン、シクロアルケン、アルキン、もしくはエーテル、チオエーテルあるいは芳香族炭化水素のうちいずれかに属する有機化合物、もしくはそれらの結合体の少なくとも一つの水素原子もしくは官能基をシアノ基によって置き換えた物質を含む溶液
(11) 飽和炭化水素であるアルカン、シクロアルカン、不飽和炭化水素であるアルケン、シクロアルケン、アルキン、もしくはエーテル、チオエーテルあるいは芳香族炭化水素のうちいずれかに属する有機化合物、もしくはそれらの結合体の少なくとも一つの水素原子もしくは官能基をメルカプト基によって置き換えた物質を含む溶液
(12) 前述の(3)〜(11)の目的物質に含まれるいずれか一つ以上の原子を金属イオンによって置換した物質を含む溶液
(13) 先述の(3)〜(11)の目的物質に含まれる分子のうち任意の水素原子、炭素原子もしくは官能基を(3)〜(11)の分子のうち任意の分子で置き換えた物質を含む溶液
以上の溶液に含まれる目的物質は、表面に移行して表面過剰となる物性がある。この目的物質は、表面濃度が高くなるので、これを超音波振動させて表面の溶液をミストにして霧化させると、ミストは目的物質の濃度が高くなる。したがって、このミストを凝集して回収すると、目的物質の濃度を高くできる。すなわち、溶液から高濃度の目的物質を含むものを分離できる。
以下、目的物質をアルコールとする溶液から高濃度にアルコールを分離する装置と方法を示す。ただし、本発明は目的物質をアルコールに特定せず、表面に移行して表面過剰となる全ての目的物質を分離できる。
図3ないし図6に示す超音波分離装置は、溶液を供給する閉鎖構造の超音波霧化室4と、この超音波霧化室4の溶液を超音波振動させてミストに霧化する、1個または複数の超音波振動子2と超音波電源3を備える超音波霧化機1と、超音波霧化機1で霧化されたミストを凝集させて回収する回収部5と、この回収部5に連結している2次回収部36と、回収部5と2次回収部36と超音波霧化室4とにミストと搬送気体を循環させるブロア37とを備える。これらの図に示す装置は、超音波霧化室4で霧化されたミストを、ブロアで37もって搬送気体と共に回収部5と2次回収部36に循環させている。ただ、超音波分離装置は、図示しないが、静電場や超音波を利用してミストを移送する構造とすることもできる。
図3ないし図6に示す超音波分離装置は、超音波霧化室4で霧化された溶液のミストを、閉鎖構造の回収部5に流入させる。回収部5は微細なミストを凝集させ、さらにミストから気化した蒸気を結露させて高濃度のアルコール溶液として回収する。
溶液はポンプ10で超音波霧化室4に供給される。超音波霧化室4は、供給される全ての溶液をミストとして霧化させない。全ての溶液を霧化して回収部5で回収すると、超音波霧化室4に供給する溶液と、回収部5で回収される溶液のアルコール等の目的物質濃度が同じになるからである。超音波霧化室4に供給された溶液は、ミストとして霧化して容量が少なくなるにしたがって、目的物質の濃度が低下する。このため、ミストに含まれる目的物質の濃度も次第に低下する。超音波霧化室4の溶液は、目的物質濃度が低下すると新しいものに入れ換えられる。
超音波霧化室4は、たとえば、目的物質の濃度が10〜50重量%である溶液を霧化して、目的物質の濃度が低下した後、溶液を新しいものに入れ換える。一定の時間経過すると溶液を新しいものに入れ換える方法、すなわちバッチ式に溶液を交換する。ただ、超音波霧化室4に、ポンプ10を介して溶液を蓄えている原液槽11を連結し、原液槽11から連続的に溶液を供給することもできる。この装置は、超音波霧化室4の溶液を排出しながら、原液槽11から溶液を供給して、超音波霧化室4の溶液のアルコール等の目的物質濃度が低下するのを防止する。
超音波霧化室4の溶液は、超音波霧化機1でミストに霧化される。超音波霧化機1で霧化されたミストは、溶液よりも目的物質の濃度が高くなる。したがって、超音波霧化機1で溶液をミストに霧化し、ミストを凝集して回収し、さらにミストから気化した蒸気を回収して、高濃度な溶液を効率よく分離できる。
超音波霧化室4の溶液は、超音波振動されて、超音波霧化室4の溶液よりも高濃度なミストとなって溶液面Wから飛散する。溶液を超音波振動させると、溶液面Wに液柱Pができ、この液柱Pの表面からミストが発生する。図7に示す超音波霧化機1は、溶液を充填している超音波霧化室4の底に、超音波霧化機1の超音波振動子2を上向きに配設している。超音波振動子2は、底から溶液面Wに向かって上向きに超音波を放射して、溶液面Wを超音波振動させて、液柱Pを発生させる。超音波振動子2は、垂直方向に超音波を放射する。
図の超音波霧化機1は、複数の超音波振動子2と、これ等の超音波振動子2を超音波振動させる超音波電源3とを備える。超音波振動子2は超音波霧化室4の底に水密構造に固定される。複数の超音波振動子2が溶液を超音波振動させる装置は、より効率よく溶液をミストに霧化する。
複数の超音波振動子2は、図8と図9に示すように、防水構造で脱着プレート12に固定される。複数の超音波振動子2を固定している脱着プレート12は、図10と図11に示すように、防水構造で脱着できるように超音波霧化室4のケーシング13に装着される。この脱着プレート12が超音波霧化室4のケーシング13に装着されて、各々の超音波振動子2は超音波霧化室4の溶液を超音波振動する。
図8と図9に示す脱着プレート12は、表面プレート12Aと裏面プレート12Bを備えており、表面プレート12Aと裏面プレート12Bを積層して、表面プレート12Aと裏面プレート12Bの間に超音波振動子2を防水構造で挟着している。表面プレート12Aは貫通孔12aを開口しており、この貫通孔12aに振動面2Aを位置させて超音波振動子2を表面プレート12Aと裏面プレート12Bに挟着して固定している。裏面プレート12Bは、超音波振動子2を嵌入する凹部12bを設けて、この凹部12bに超音波振動子2を嵌入している。図8の脱着プレート12は、裏面プレート12Bに凹部12bを設けているが、表面プレートに凹部を設けて、この凹部に超音波振動子を嵌入することもできる。
超音波振動子2と表面プレート12Aとの間を防水構造とするために、表面プレート12Aと超音波振動子2との間にパッキン16を挟着している。図8に示す超音波霧化機1は、超音波振動子2と裏面プレート12Bとの間にもパッキン16を挟着して防水構造としている。ただし、超音波霧化機は、必ずしも超音波振動子と裏面プレートとの間を防水構造とする必要はない。それは、超音波振動子と表面プレートとの間を防水構造とする脱着プレートを超音波霧化室のケーシングの下面に固定して、超音波霧化室の溶液が漏れるのを阻止できるからである。パッキン16は、ゴム状弾性体のOリングである。Oリングのパッキン16は、超音波振動子2の振動面2Aの外周縁と表面プレート12Aとの対向面に配設されて、超音波振動子2の振動面2Aと表面プレート12Aとの間を防水構造として、この間から水が漏れるの阻止する。さらに、超音波振動子2の外周と裏面プレート12Bとの間を防水構造で連結する。
パッキン16は、テフロン(登録商標)、シリコン、天然または合成ゴム等のゴム状弾性体である。このパッキン16は、超音波振動子2と表面プレート12Aとの間、超音波振動子2と裏面プレート12Bとの間に、弾性変形して押しつぶされる状態で挟着されて、超音波振動子2と表面プレート12A及び裏面プレート12Bの表面に隙間なく密着して連結部分を防水構造とする。ただし、パッキン16には、銅、シンチュウ、アルミニウム、ステンレス等の金属をリング状に加工した金属パッキンも使用できる。
図8と図9に示す脱着プレート12は、表面プレート12Aと裏面プレート12Bの片側縁を蝶番17で連結している。この脱着プレート12は、裏面プレート12Bと表面プレート12Aとを開いて、超音波振動子2を簡単に脱着できる。超音波振動子2を交換するとき、裏面プレート12Bと表面プレート12Aが開かれる。この状態で、古い超音波振動子を取り出して新しい超音波振動子2とパッキン16を所定の位置に入れる。その後、裏面プレート12Bと表面プレート12Aを閉じて、超音波振動子2が交換される。閉じられた裏面プレート12Bと表面プレート12Aは、蝶番17の反対側を止ネジ(図示せず)で連結し、あるいは超音波霧化室4のケーシング13に固定して連結される。
以上の超音波霧化機1は、パッキン16を使用して防水構造としているが、パッキンの位置にコーキング材を充填して防水構造とすることもできる。さらに、図8に示す超音波霧化機1は、脱着プレート12を表面プレート12Aと裏面プレート12Bからなる2枚の金属プレート、あるいは非金属の硬質プレートで構成しているが、脱着プレート12は図12ないし図14に示すように1枚のプレートとすることもできる。この脱着プレート12は、金属プレートあるいは非金属硬質プレートで、超音波振動子2を配設する凹部12bを上方に、あるいは貫通孔12aを開口して設けている。
図12の超音波霧化機1は、脱着プレート12の凹部12bに超音波振動子2を入れて、超音波振動子2の外周部分の上下にパッキン16を配置している。さらに、脱着プレート12の開口部にリングプレート18を固定している。リングプレート18は、超音波振動子2の上面に配置しているパッキン16を押圧して、超音波振動子2を凹部12bに防水構造で固定する。凹部12bは底に貫通孔12cを設けて、リード線19を外部に引き出している。
図13の超音波霧化機1は、パッキンとリングプレートを使用することなく、脱着プレート12の凹部12bに入れた超音波振動子2をコーキング材20で接着して防水構造で固定している。この超音波振動子2もリード線19を凹部12bの底部に開口している貫通孔12cから外部に引き出している。貫通孔12cとリード線19との間にもコーキング材20を充填して、水漏れしない防水構造としている。
図14の超音波霧化機1は、脱着プレート12に貫通孔12aを開口しており、この貫通孔12aに振動面2Aを位置させて、超音波振動子2を脱着プレート12の下面に固定している。超音波振動子2を脱着プレート12に固定するために、脱着プレート12の底面には固定具21を固定している。超音波振動子2は、外周部分の上下に配置したパッキン16を介して防水構造で脱着プレート12に固定している。固定具21は段差凹部を有するリング状で、外周縁部を貫通する固定ネジ22が脱着プレート12にねじ込まれて脱着プレート12に固定されている。固定具21は、段差凹部の底面で超音波振動子2の下面に配置しているパッキン16を押圧して、超音波振動子2を脱着プレート12に防水構造で固定する。固定具21は、段差凹部の底面に貫通孔21Aを設けており、ここからリード線19を外部に引き出している。
図10と図11は、超音波霧化機1を固定する超音波霧化室4を示す。これ等の図に示す超音波霧化室4は、ケーシング13の底面に開口部13Aを設けて、この開口部13Aを防水構造で閉塞するように脱着プレート12を固定している。脱着プレート12は、パッキン23を介して防水構造でケーシング13に固定される。脱着プレート12を固定するために、ケーシング13の底面には固定金具24を固定している。固定金具24はL字状で、これを貫通する止ネジ25で脱着プレート12を押圧して超音波霧化室4のケーシング13に固定する。この構造で超音波霧化室4に固定される複数の超音波振動子2は、ケーシング13の底面から上面に向かって溶液を超音波振動させる。この脱着プレート12は、超音波霧化室4のケーシング13の底面に、開口部13Aを閉塞するように、しかも脱着できるように装着される。
脱着プレート12は、図15に示すように、超音波霧化室4の溶液中に浸漬して、溶液を超音波振動させることもできる。この構造は、簡単に脱着プレート12を超音波霧化室4に脱着できるように配置できる。溶液中に浸漬される超音波霧化機1は、たとえば図13に示す構造として、超音波振動子2の振動面2Aを除く部分を防水構造として脱着プレート12に固定している。
超音波振動子2や超音波電源3が超音波霧化室4の溶液を加熱すると、溶液の品質が低下する。この弊害は、超音波振動子2を強制的に冷却して解消できる。さらに、好ましくは超音波電源3も冷却する。超音波電源3は直接には溶液を加熱することはないが、周囲を加熱して間接的に溶液を加熱する。超音波振動子2や超音波電源3は、図7に示すように、これ等に冷却パイプ14を熱結合する状態で配設、すなわち、冷却パイプ14を接触させる状態で配設して冷却できる。冷却パイプ14は、冷却機で冷却した液体や冷媒、あるいは地下水や水道水等の冷却水を流して超音波振動子2と超音波電源3を冷却する。
超音波霧化室4で霧化された溶液のミストは、回収部5に流入される。ミストを回収部5に流入させるために、回収部5を循環ダクト30で超音波霧化室4に連結している。
回収部5は、ミストを冷却して凝集させる冷却用熱交換器33を内蔵している。冷却用熱交換器33は、熱交換パイプ34にフィン(図示せず)を固定している。熱交換パイプ34に冷却用の冷媒や冷却水を循環させて、冷却用熱交換器33は冷却される。超音波霧化室4で霧化されたミストは、一部が気化して蒸気となって搬送気体に含まれる。搬送気体が回収部5の冷却用熱交換器33で冷却されると、搬送気体に含まれる蒸気は結露、凝集されて回収される。回収部5に搬送気体と共に流入されるミストは、冷却用熱交換器33に衝突し、あるいは互いに衝突して大きく凝集し、または冷却用熱交換器33のフィン等に衝突して大きく凝集して溶液として回収される。ミストと蒸気を冷却用熱交換器33で凝集して回収した搬送気体は、2次回収部36に移送される。搬送気体は、2次回収部36を介して再び超音波霧化室4に循環される。
回収部は、内部に複数枚の邪魔板(図示せず)を配設することができる。邪魔板は、隣接するものとの間にミストを通過できる隙間を設けて、垂直の姿勢で配設される。垂直の邪魔板は、ミストを表面に衝突させて付着する溶液を自然に流下させて回収できる。邪魔板は、表面を凹凸面として、ミストをより効率よく接触させて回収できるようにできる。
さらに、回収部は、搬送気体を強制送風して撹拌するファン(図示せず)を設けることができる。ファンは、回収部の搬送気体を送風して、ミストと蒸気を撹拌する。撹拌されるミストは、互いに衝突して凝集し、あるいは、邪魔板の表面に衝突して凝集される。凝集するミストは、速やかに落下して回収される。
さらに、回収部は、ミストを振動させて衝突する確率を高くするミスト振動器(図示せず)を設けることもできる。ミスト振動器は、回収部の搬送気体を振動させる電気振動−機械振動変換器と、この電気振動−機械振動変換器を駆動する振動電源とを備える。電気振動−機械振動変換器は、可聴周波数の音を放射するスピーカーや、可聴周波数よりも高い超音波を放射する超音波振動子等である。電気振動−機械振動変換器が、ミストを効率よく振動させるために、電気振動−機械振動変換器から放射される振動を回収部で共振させる。このことを実現するために、電気振動−機械振動変換器は、回収部で共振する周波数で振動させる。いいかえると、回収部を電気振動−機械振動変換器から放射される振動に共振する形状に設計する。
超音波は人間の可聴周波数を越える高い周波数であるので、耳には聞こえない。このため、超音波を放射するミスト振動器は、回収部の気体を激しく振動させて、いいかえると、電気振動−機械振動変換器の出力を極めて大きくして、人間に音の害を与えることがない。このため、超音波はミストを激しく振動して、効率よく衝突させて、速やかに回収できる特長がある。
以上の超音波分離装置は、回収部5に、ミストを効率よく凝集させる装置を配設するので、ミストをより速やかに凝集させて高濃度の溶液とすることができる。さらに、図示しないが、本発明の超音波分離装置は、回収部に、溶液を噴霧するノズルと、ミストを撹拌するファンと、ミストを振動させる振動器の全てを内蔵させて、最も効率よくミストを凝集できる。また、ミストを凝集させるふたつの装置を内蔵して、ミストを効率よく凝集させることもできる。
超音波霧化室4と回収部5は、好ましくは搬送気体として不活性ガスを充填する。この装置は、不活性ガスによって、超音波霧化室4や回収部5における溶液の変質が防止される。このため、より高品質な状態で高濃度の溶液を得ることができる。ただし、搬送気体には空気も使用できる。
2次回収部36は、搬送気体に含まれる目的物質であるアルコール等の蒸気を吸着剤38に吸着させて回収する。2次回収部36は、加熱された回収気体で吸着剤38に吸着されたアルコールを排出し、回収気体を冷却して排出されたアルコールを結露させて回収する。
図3ないし図6の2次回収部36は、回転されるローター39と、このローター39を回転させる回転駆動機構40とを備える。回転駆動機構40は、ローター39を所定の速度で回転させる減速モーターやサーボモーターである。ローター39は、回転軸の方向に搬送気体を通過できる空隙を有するハニカムローターである。このローター39は、空隙に吸着剤38を設けている。吸着剤38には、たとえば、ゼオライト、活性炭、酸化リチウム、シリカゲルのいずれか、もしくはこれらの混合物が使用できる。さらに、ローター39は、蒸気を吸着させる吸着領域39Aと、吸着した蒸気を排出する再生領域39Bとに移動するように回転される。図のローター39は、上部を吸着領域39Aとして、下部を再生領域39Bとしている。
ローター39は吸着領域39Aに移動されると、目的物質であるアルコールの蒸気を含む搬送気体が空隙に通過されて、搬送気体に含まれる目的物質のアルコールが吸着剤38に吸着される。ローター39が回転して再生領域39Bに移動されると、吸着した目的物質のアルコールを排出する。排出された目的物質のアルコールは、回収気体を冷却して回収される。ローター39の吸着領域39Aを通過した搬送気体は、再び超音波霧化室4に移動される。
ローター39の吸着剤38に吸着された目的物質のアルコールを吸着剤38から回収するために、ローター39の再生領域39Bには、目的物質のアルコールを分離する回収経路41を連結している。この回収経路41には、加温器42と送風機構43と凝結熱交換器44を連結している。加温器42は、ローター39に供給する回収気体を加温する。送風機構43は、加温器42で加温された回収気体をローター39の再生領域39Bの通路に通過させる。凝結熱交換器44は、ローター39の再生領域39Bを通過して、目的物質のアルコールを含むようなった回収気体を冷却して、目的物質のアルコールを結露させて回収する。
回収気体は、加温器42で加温されてローター39の再生領域39Bを通過するときに、吸着剤38に吸着されている目的物質のアルコールを吸着剤38から分離する。再生領域39Bを通過して目的物質のアルコール蒸気を含むようになった回収気体は、凝結熱交換器44で冷却される。冷却される回収気体は、含有できる目的物質が少なくなり、過飽和になった目的物質のアルコールを結露させる。すなわち、凝結熱交換器44は、回収気体に含まれる目的物質のアルコールを蒸気から液体とし、あるいは蒸気から固体として回収する。
図4の超音波分離装置は、回収気体を冷却する凝結熱交換器44と、回収部5にあって搬送気体を冷却する冷却用熱交換器33をひとつの冷却用チラー45で冷却している。この構造は、一つの冷却用チラー45でふたつの熱交換器を冷却できるので、全体の構造を簡単にできる。
さらに、図5と図6の超音波分離装置は、回収部5に設けられて搬送気体を冷却する冷却用熱交換器33と、回収経路41の回収気体を冷却する凝結熱交換器44とを一体構造の熱交換器33としている。すなわち、ひとつの熱交換器で、搬送気体と回収気体とを冷却している。搬送気体と回収気体とは混合しないように、互いに区画された領域を通過する。
さらに、図6の超音波分離装置は、2次回収部36と超音波霧化室4との間に、2次回収部36から超音波霧化室4に循環させる搬送気体を加温する加温用熱交換器46を設けている。この超音波分離装置は、超音波霧化室4に供給する搬送気体を加温できるので、超音波霧化室4で能率よくミストを発生できる。超音波霧化室4において溶液がミストに霧化される程度は、溶液と搬送気体の温度によって変化し、搬送気体と溶液の温度が高くなるとミストの発生量が増加するからである。加温用熱交換器46は、搬送気体を25〜30℃に加温する。ただし、加温用熱交換器46は、搬送気体を15〜40℃に加温して超音波霧化室4に供給することもできる。超音波霧化室4に供給される搬送気体の温度が高くなるとミストの発生量は多くなるが、温度が高すぎると、アルコール等の目的物質を変質させる。反対に温度が低いと目的物質をミストにする効率が低下する傾向がある。
図6の超音波分離装置は、搬送気体を加温するための加温用熱交換器46を回収気体を加温する加温器42に併用して、搬送気体の加温用熱交換器46で回収気体を加温する。この構造の装置は、ひとつの加温用熱交換器46で搬送気体と回収気体の両方を加温できる。この加温用熱交換器46は、搬送気体と回収気体を分離して、混合しないように加温する。
溶液が超音波振動されて溶液面に液柱ができる状態を示す概略断面図である。 空気が含むことができる飽和水蒸気量曲線を示すグラフである。 本発明の一実施例にかかる超音波分離装置を示す概略構成図である。 本発明の他の実施例にかかる超音波分離装置を示す概略構成図である。 本発明の他の実施例にかかる超音波分離装置を示す概略構成図である。 本発明の他の実施例にかかる超音波分離装置を示す概略構成図である。 超音波霧化室と超音波霧化機の一例を示す概略断面図である。 超音波振動子と脱着プレートの連結構造の一例を示す拡大断面図である。 図8に示す脱着プレートの平面図である。 脱着プレートを超音波霧化室に装着した状態を示す断面図である。 図10に示す脱着プレートと超音波霧化室の連結構造を示す拡大断面図である。 超音波振動子と脱着プレートの連結構造の他の一例を示す拡大断面斜視図である。 超音波振動子と脱着プレートの連結構造の他の一例を示す拡大断面図である。 超音波振動子と脱着プレートの連結構造の他の一例を示す拡大断面図である。 脱着プレートを超音波霧化室に配置する他の一例を示す断面図である。
符号の説明
1…超音波霧化機
2…超音波振動子 2A…振動面
3…超音波電源
4…超音波霧化室
5…回収部
10…ポンプ
11…原液槽
12…脱着プレート 12A…表面プレート 12B…裏面プレート
12a…貫通孔 12b…凹部
12c…貫通孔
13…ケーシング 13A…開口部
14…冷却パイプ
16…パッキン
17…蝶番
18…リングプレート
19…リード線
20…コーキング材
21…固定具 21A…貫通孔
22…固定ネジ
23…パッキン
24…固定金具
25…止ネジ
30…循環ダクト
33…冷却用熱交換器
34…熱交換パイプ
36…2次回収部
37…ブロア
38…吸着剤
39…ローター 39A…吸着領域 39B…再生領域
40…回転駆動機構
41…回収経路
42…加温器
43…送風機構
44…凝結熱交換器
45…冷却用チラー
46…加温用熱交換器
W…溶液面
P…液柱

Claims (16)

  1. 表面に移行して表面過剰となる物性の目的物質を含む溶液を、超音波霧化室(4)で超音波振動させてミストに霧化し、霧化されたミストを回収部(5)に移送し、回収部(5)で目的物質を凝集させて回収して、目的物質を溶液から分離する方法において、
    回収部(5)でミストを回収した後、2次回収部(36)でもって、目的物質の蒸気を吸着剤(38)に吸着させて回収することを特徴とする溶液の超音波分離方法。
  2. 霧化されたミストを搬送気体と共に移送し、回収部(5)でミストが回収された搬送気体を2次回収部(36)に移送して、搬送気体に含まれる目的物質の蒸気を2次回収部(36)で回収する請求項1に記載される溶液の超音波分離方法。
  3. 搬送気体を回収部(5)で冷却して、搬送気体中に含まれる目的物質の蒸気を結露させて回収する請求項2に記載される溶液の超音波分離方法。
  4. 2次回収部(36)から排出される搬送気体を加温して超音波霧化室(4)に循環させる請求項3に記載される溶液の超音波分離方法。
  5. 表面に移行して表面過剰となる物性の目的物質を含む溶液が供給される超音波霧化室(4)と、この超音波霧化室(4)の内部において、溶液を超音波振動でミストに霧化する超音波振動子(2)と、この超音波振動子(2)に接続されて超音波振動子(2)に高周波電力を供給して超音波振動させる超音波電源(3)と、超音波振動子(2)で霧化されて移送されるミストを凝集させて回収する回収部(5)と、この回収部(5)から排出される目的物質の蒸気を吸着剤(38)に吸着させて回収する2次回収部(36)とを備え、
    超音波霧化室(4)で霧化されたミストを回収部(5)で凝集させて回収し、さらに2次回収部(36)で目的物質の蒸気を吸着剤(38)に吸着させて回収する溶液の超音波分離装置。
  6. 超音波霧化室(4)で霧化されたミストを搬送気体と共に移送して回収部(5)で凝集させて回収し、回収部(5)でミストが回収された搬送気体に含まれる目的物質の蒸気を2次回収部(36)で回収する請求項5に記載される溶液の超音波分離装置。
  7. 回収部(5)が搬送気体を冷却する冷却用熱交換器(33)を備えており、冷却用熱交換器(33)で搬送気体を冷却して搬送気体に含まれる目的物質を分離する請求項6に記載される溶液の超音波分離装置。
  8. 2次回収部(36)が回転されるローター(39)を備え、このローター(39)は回転軸の方向に搬送気体を通過できる空隙を有すると共に、この空隙には吸着剤(38)を設けており、ローター(39)は吸着領域(39A)と再生領域(39B)とに移動するように回転され、ローター(39)が吸着領域(39A)に移動されると、目的物質の蒸気を含む搬送気体が空隙に通過されて、搬送気体に含まれる目的物質が吸着剤(38)に吸着され、ローター(39)が再生領域(39B)に移動されると、吸着した目的物質を排出し、排出された目的物質を回収するようにしてなる請求項6に記載される超音波分離装置。
  9. ローター(39)の吸着領域(39A)を通過させた搬送気体を、2次回収部(36)に通過させて超音波霧化室(4)に循環させる請求項8に記載される超音波分離装置。
  10. ローター(39)の再生領域(39B)に、吸着剤(38)に吸着された目的物質を分離する回収経路(41)を連結しており、この回収経路(41)には、回収気体を加温する加温器(42)と、この加温器(42)で加温された回収気体をローター(39)の再生領域(39B)の通路に通過させる送風機構(43)と、ローター(39)の再生領域(39B)の隙間を通過して、目的物質を含む回収気体を冷却して目的物質を回収する凝結熱交換器(44)とを連結しており、加温器(42)で加温された回収気体を再生領域(39B)に通過させ、再生領域(39B)を通過した回収気体を凝結熱交換器(44)で冷却して、気体に含まれる目的物質を凝固させて回収する請求項8に記載される超音波分離装置。
  11. 搬送気体を冷却する冷却用熱交換器(33)と、回収経路(41)に設けられて回収気体を冷却する凝結熱交換器(44)をひとつの冷却用チラー(45)で冷却する請求項7と10に記載される超音波分離装置。
  12. 回収部(5)に設けている冷却用熱交換器(33)と、回収経路(41)に設けている凝結熱交換器(44)とが一体構造の熱交換器である請求項7と10に記載される超音波分離装置。
  13. 2次回収部(36)と超音波霧化室(4)との間に、超音波霧化室(4)に循環させる搬送気体を加温する加温用熱交換器(46)を設けている請求項6に記載される超音波分離装置。
  14. 搬送気体を加温する加温用熱交換器(46)を、回収気体を加温する加温器(42)に併用し、加温用熱交換器(46)で搬送気体と回収気体の両方を加温する請求項13に記載される超音波分離装置。
  15. 2次回収部(36)と超音波霧化室(4)との間に、2次回収部(36)から超音波霧化室(4)に循環させる搬送気体を加温する加温用熱交換器(46)を設けると共に、この加温用熱交換器(46)を凝結熱交換器(44)に連結し、凝結熱交換器(44)で吸収した熱を加温用熱交換器(46)から放熱するようにしてなる請求項10に記載される超音波分離装置。
  16. 吸着剤(38)がゼオライト、活性炭、酸化リチウム、シリカゲルのいずれか、もしくはこれらの混合物であることを特徴とする請求項5に記載される超音波分離装置。
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