JP2005066158A - 洗濯システム - Google Patents

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Wataru Uchiyama
亘 内山
Yosuke Aida
洋介 会田
Yoshiaki Sakida
義明 崎田
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Abstract

【課題】 布量を自動判定し洗濯水位を決定する洗濯機おいて、布量に応じて決定した洗濯水位に対して、使用者が適切な範囲で好みの水位補正を可能にしつつ、十分な洗浄性能の確保を可能にする洗濯システムを提供すること。
【解決手段】 洗濯乾燥装置と、洗濯乾燥装置を遠隔操作する情報端末装置37と、洗濯乾燥装置と情報端末装置は両者間でデータを送受信するデータ通信手段27a、27bを、洗濯乾燥装置は布量に応じた洗濯水位を決定する水位決定手段を、情報端末装置は水位決定手段にて決定した水位を補正する水位補正設定手段33を備え、情報端末装置は、水位決定手段にて決定した水位より高い水位のみ補正可能にすることにより、布からみによる布傷みを抑えつつ洗浄性能を確保することが可能となる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、情報端末装置にて使用者が設定した好みの運転コース内容を、情報端末装置にネットワーク接続された洗濯装置に対して転送し実行するシステムに関するものである。
近年、通信回線を利用して(予めサービス契約をした企業の)センターサーバとの間で、宅内機器の状態データをセンターサーバに送信し、センターサーバから宅内機器の拡張機能用データをダウンロードし、一方、宅内機器との間で、宅内機器から機器状態データを受信して閲覧し、宅内機器へ運転コースなどの機器制御データを送信して機器の運転コース内容を自由に設定したり、機器の電源入り切りなど機器制御を行う情報端末装置が普及し始めている(例えば特許文献1参照)。
さらに、最近では、情報端末装置と(本特許文献の宅内機器である)洗濯乾燥装置からなる洗濯乾燥システムにおいて、使用者が通信回線(インターネットなど)を利用して(洗濯乾燥装置の製造元である)企業のセンターサーバから好みの運転コースを情報端末装置に「ダウンロード」し、ダウンロードした運転コースを洗濯乾燥装置に「転送」して実行する構成も提案されており(例えば特許文献2参照)、以下、その構成について説明する。なお、本発明は洗濯機と洗濯システムに関するものであるが、ここではそれに衣類乾燥機能を備えた洗濯乾燥機と洗濯乾燥システムで説明する。
図13は従来この種の洗濯乾燥システムのシステムブロック図であり、1は洗濯乾燥装置、2は情報端末装置である。これら洗濯乾燥装置1と情報端末装置2との間は、後述する無線による通信手段によって通信が行われる。
図14は洗濯乾燥装置1の縦断面図である。図に示すように、筐体3は、内部に、複数のサスペンション4によって外槽5を弾性的に吊支し、運転時の振動をサスペンション4によって吸収する構成としている。外槽6の内部には、回転中心軸を鉛直方向に有し洗濯物および乾燥対象物(以下、衣類という)を収容する内槽6を回転自在に支持し、内槽6の内底部に衣類を攪拌する回転翼7を回転自在に設けている。回転翼7は、外周が傾斜面形状の鍋型に形成している。
内槽6の内部周壁には多数の小孔(図示せず)を設け、その上方には流体バランサ8を設けている。そして、外槽5および内槽6の底部中心付近には、中空で二軸構造をしている洗濯・脱水軸9と、洗濯または脱水時により回転力の伝達を洗濯・脱水軸9に切り換えるクラッチ10を設けている。モータ(駆動手段)11は、外槽5に設け、クラッチ10を介して内槽6または回転翼7を駆動するようにしている。
外槽5の下部から、伸縮自在の下部蛇腹状ホース12を介して循環ダクト13へと通路を構成し、循環ダクト13の出口は乾燥用送風機(送風手段)14の入口に連結している。乾燥用送風機14の出口は通路13aに連結し、この通路13a内に加熱手段であるヒータ15を設け、通路13aに伸縮自在の上部蛇腹状ホース16を連結している。上部蛇腹ホース16は、内槽6へ向けて開口しており、内槽6は、内部周壁の小孔を通して外槽5に通じているので、これら通路は循環する経路を構成している。
内槽6の上部には開閉自在の内蓋17を設けており、開閉検知手段18は内蓋17の開閉状態を常に把握している。また、内蓋17の近傍には、伸縮自在の上部蛇腹状ホース16からつづく温風噴出孔19を開けている。冷却用送風機(冷却送風手段)20は、筐体3の側面に取り付け、筐体3の内部に外気を導入できるように構成している。排水弁21は外槽5内の水を排水するものであり、切換弁22は循環路を切り換えるものである。
給水弁23は内槽6内に給水するものであり、水位検知手段24は外槽5内の水位を検知するものである。
洗濯乾燥制御手段25は、マイクロコンピュータなどで構成し、水位検知手段24、開閉検知手段18の出力を入力し、操作手段26により設定された設定内容に基づき、クラッチ10、モータ11、乾燥用送風機14、ヒータ15、冷却用送風機20、排水弁21、切換弁22、給水弁23などの動作を制御して洗濯および乾燥行程を制御する。
図15は洗濯乾燥装置1の内部ブロック図であり、27aはデータ通信手段で洗濯乾燥制御手段25が把握している洗濯機乾燥装置1の運転状態および機器制御に関するデータを情報端末装置2との間で無線にて送受信するものであり、28は洗濯乾燥制御手段25がモータ11を駆動するなどして判定した衣類の重量(以下、布量と言う)に応じて洗濯の際に内槽6に給水する水量(以下、給水量という)、および、給水量から求めた洗濯水位を決定するものである。なお、洗濯乾燥制御手段25は、クラッチ10、モータ11、乾燥用送風機14、ヒータ15、冷却用送風機20、排水弁21、切換弁22、給水弁23などの外部負荷を制御するが図への表記を省略する。
図16は情報端末装置2の内部ブロック図、図17は情報端末装置2の正面図、図18は後述する表示手段(液晶画面)に表示する画面内容の一例であり、29はカラー画像も表示可能な液晶画面(表示手段)、30は表示手段29の画面上に設けた透明フィルム状のタッチパネル(入力設定手段)であり、図18に示すように、例えば表示手段29にて表示した表示内容29aにて、使用者が「スタートボタン(画像)」29bを押下した場合、画面上に設けられたタッチパネル(入力設定手段)30は(あたかも)ボタンを押下したかように出力を行う。31はスピーカ(音声出力手段)であり確認音や警告音などのブザー音を吹鳴するものである。32は通信回線接続手段であり通信回線(インターネットなど)を介して(洗濯乾燥装置の製造元である)企業のセンターサーバなどに常時接続している。
33は洗濯乾燥装置1の水位決定手段28が決定した洗濯水位を使用者の好みによって水位を高めに、あるいは、水位を低めに補正するものである。34は情報端末装置2の制御手段であり通信回路接続手段32からの運転コースデータなどを入力し、入力設定手段30からの出力を入力し、洗濯乾燥装置1の制御データをデータ通信手段27bへ出力することにより洗濯乾燥装置1へ運転コースデータを転送する。また、データ通信手段27bにて洗濯乾燥装置1から(アンテナ部27cを経由して)受け取った洗濯乾燥装置1の運転状態を表示手段29にて表示し、音声出力手段31にてブザー音を吹鳴させる。
上記構成において動作を説明する。
まず、洗い行程、すすぎ行程、脱水行程の3つの行程からなる洗濯行程と乾燥行程について、図14を参照しながら説明する。内槽6に衣類35を投入して操作部26にて運転を開始すると、洗い行程では、(給水をする前に)制御装置25によりモータ11を短時間(例えば、1秒間)通電をして回転翼7を動作させた後に回転翼7が惰性回転から停止に至るまでの時間を計測して布量を判定する(つまり、布があまり入っていない場合には回転翼7の惰性回転時間は長く、一方、布が多く入っている場合には惰性回転の時間は短い)。その後、水位決定手段28にて布量に応じて給水量および洗濯水位を決定する(洗濯水位は節水の観点から必要最低限の水位が設定されることは言うまでもない)。洗濯水位を決定した後、給水弁23を駆動し、水位検知手段24により検知した水位が上記で決定した洗濯水位になるまで給水し、モータ11を駆動して回転翼7を動作させ衣類35を洗浄する。このとき、排水弁21と切換弁22は閉じている。
その後、排水弁21を開いて排水し、再度給水し洗い行程と同様にして衣類を濯ぐすすぎ行程を経て、脱水行程では、衣類35が入った内槽6を高速で回転させることによって生じる遠心力により、衣類35が内槽6の内壁に押しつけられることになり、この遠心力で水分が衣類35から分離されて脱水される。
洗濯行程を終え衣類35を乾燥する乾燥行程では、切換弁22を開いた状態で、乾燥用送風機14の送風とヒータ15の発熱により、上部蛇腹状ホース16、温風噴出孔19を通して内槽6へ乾いた温風が送り込まれる。
このとき、衣類35、回転翼7の左右回転により跳ね上げられたり、その後落下したりしている状態であり、内槽6へ送り込まれた温風は、これら衣類の動きの隙間を通るときに衣類から水分を奪い、湿った状態で、内槽6から外槽5の内側へと出た後、下部蛇腹状ホース12を通過し、切換弁22を通過して循環ダクト13へ至る。この流れを、図では矢線で示している。
湿気を含んだ温風が、外槽5の内壁や循環ダクト13内を通過しているとき、冷却用送風機20による外部空気の流入で、外槽5や循環ダクト13の外壁は冷却されることになり、湿った空気の水分はその内壁に結露し、湿った温風は除湿されて、乾燥用送風機14へと戻る。外槽5の内壁に結露した水分は、切換弁22を通過して、循環ダクト13の内壁に結露した水分とともに排水口36より適宜排出される。
次に、使用者が運転コースの内容を使用者の好みに応じて変更し洗濯乾燥装置1に転送する一連の流れを図19から図21を参照しながら説明する(なお、図21は制御手段34の要部動作を示すフローチャートである)。
図19は、使用者が洗濯乾燥装置1の運転コースの内容を好みの設定に変更する画面の一例である。図に示すように、洗濯時の水位や、水流の強弱、洗い時間、すすぎ回数、脱水時間、乾燥内容を個別に変更可能であり、例えば、水位の設定を変更する場合、水位設定内容変更ボタン29dを押下することにより図20に示すように水位設定の変更画面29fが表示され、上記した布量判定により求めた布量に応じた洗濯水位に対して、さらに(ボタン29g、29hを押下することにより各々)水位を高めに、あるいは、水位を低めに設定するわけである(この段階では、水位補正設定手段33の補正度合い(以下、補正度という)を「自動高め」または「自動低め」に設定するだけであり、実際には、運転コースを開始直後に行う布量判定の際に、この補正度は反映されて洗濯水位を決定するのである)。
ここで給水における水位と水量について若干補足するが、この種の洗濯乾燥装置は、上記したように運転開始後に布量を自動判定して布量に応じた給水量を決定するが、従来から洗濯乾燥装置1の操作部26には「何リットル」給水すると言うような「水量表示」を行うよりも、直感的にわかりやすいように「高水位」「中水位」「低水位」などのように「水位表示」を行い、水量の調整を行う場合でも水位ボタンを設けて「水位を高くする・水位を上げる」など水位の調整として使用者に示してきた。しかしながら、ここ数年では、コンパクト洗剤に代表されるように粉末洗剤の凝縮性が高まり、洗剤の溶け残りを防ぐ意味からも、給水量に応じた洗剤量を内槽6へ投入すべく、上記した水位表示に併記するかたちで「何リットル」など給水量を表示する、あるいは、給水量のみをデジタル表示して水量ボタンにて切り替えるタイプも増えてきており、給水量を表現する手段として水位表示と水量表示が混在しているのが実態である。
次に、布量の自動判定から給水の水量を決定するまでの流れを図21のフローチャートを用いて説明すると、使用者が洗濯乾燥装置1の操作部26から運転コースを開始すると、S1にて洗濯乾燥装置1側で布量判定処理が行われ決定した布量判定の結果はデータ通信手段27aおよび27bを介して情報端末装置2の制御手段34に送信され、S2a〜S2bおよびS3a〜S3cにて制御手段34は布量に応じた給水量を決定し、S4にて(図20の29fに示したように)あらかじめ水位補正設定手段に設定した補正度を呼び出し、S5にて補正度が高めに設定している場合には、S6にてS3a〜S3cにて決定した給水量にさらに少量の水量(図21の例では5リットル)を加え、一方、S7にて補正度が低めに設定している場合には、S8にてS3a〜S3cにて決定した給水量から少量の水量(図21の例では5リットル)を差し引き最終的な給水量を決定する(この例では、最大洗濯容量8kgの全自動洗濯乾燥機において、わかりやすいように、布量に応じて3段階の水量ランクを決定する処理をあげた)。
特開2002−186057号公報 特開2003−47074号公報
しかしながら、前記従来の構成では、布量判定の結果に応じて決定した洗濯水量(図21のフローチャートにおけるS3a〜S3c)は節水の観点から必要最低限の水量であるにも関わらず、使用者は水位補正設定手段33にて更に少ない水量を設定可能としているため、(端的に言えば少ない水量にて多くの衣類を洗うわけだから)給水後に撹拌翼7を動作させても洗濯水中の衣類は循環しないため、洗浄性能が著しく低下するばかりか、衣類が絡み合うなどして布傷みが発生すると言う課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、布量判定の結果に応じて決定した洗濯水位(あるいは給水量)に対して適切な範囲で使用者の好みの水位補正を可能にしつつ、十分な洗浄性能の確保を可能にする洗濯システムを提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯システムは、使用者が水位補正設定手段により水位補正を設定する場合、水位を高め方向のみ補正可能としたものである。
これによって、布量判定の結果に応じて決定した洗濯水位(あるいは給水量)に対して、更に少ない水量で洗濯するケースがなくなり、洗濯水中の衣類を十分に循環させて洗浄性能を確保することができる。
本発明の洗濯システムは、使用者が水位補正設定手段により水位補正を設定する場合、水位を高め方向のみ補正可能としたため、布量判定の結果に応じて決定した洗濯水位(あるいは給水量)に対して、更に少ない水量で洗濯するケースがなくなり、つまり、洗濯水中の衣類を十分に循環させることができるので、布傷みを抑えながら洗浄性能を確保することができる。
第1の発明は、洗濯の制御を行う洗濯装置と、前記洗濯装置を遠隔操作する情報端末装置とを備えた洗濯システムであり、前記洗濯装置は、布量に応じて洗濯水位を決定する水位決定手段と、前記水位決定手段や運転コースの内容などのデータを送信または受信するデータ通信手段とを備え、前記情報端末装置は、前記水位決定手段や運転コースの内容などのデータを送信または受信するデータ通信手段と、前記水位決定手段にて決定した水位を補正する水位補正設定手段とを備えて、前記水位決定手段にて決定した水位より高い水位のみ補正可能としているため、布量判定の結果に応じて決定した洗濯水位(あるいは給水量)に対して、更に少ない水量で洗濯するケースがなくなり、つまり、洗濯水中の衣類を十分に循環させることができるので、布傷みを抑えながら洗浄性能を確保することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の洗濯システムにて、情報端末装置は水流の強さを設定する水流設定手段を備え、情報端末装置は、前記水流設定手段により弱い水流を設定した場合、水位決定手段にて決定した水位より低い水位へ補正可能にすることにより、弱水流にて洗濯する場合、水位補正設定手段により水位を低めに設定可能にしつつ、布量判定の結果に応じて決定した洗濯水位(あるいは給水量)より少ない水量にて洗濯しても(弱水流なので)布傷みを抑えて洗浄性能を確保することができる。
第3の発明は、特に、第1の発明の洗濯システムにて、情報端末装置は水位決定手段にて決定した水位より低い水位への補正を許可するか否かを設定する補正可否設定手段を備え、情報端末装置は、前記補正可否設定手段により補正の許可を設定した場合、水位決定手段にて決定した水位より低い水位への補正を可能とすることにより、たとえば初めからジーンズのように布傷みに強い衣類を洗うことがわかっている場合、補正可否設定手段の設定を行うことによって、水位補正設定手段により水位を低めに設定可能にしつつ、布量判定の結果に応じて決定した洗濯水位(あるいは給水量)より少ない水量にて洗濯しても布傷みも抑えて洗浄性能を確保することができる。
第4の発明は、特に、第3の発明の洗濯システムにて、情報端末装置は洗濯装置の運転状態などを表示する表示手段を備え、情報端末装置は、前記補正可否設定手段により補正の許可を設定した場合、水位決定手段にて決定した水位より低い水位への補正が可能である旨を前記表示手段に表示することにより、補正可否設定手段の設定を行い水位補正設定手段により水位を低めに設定したことを使用者に知らせることにより、水位補正設定手段により水位を低めに設定したことを忘れ、誤って少ない水量にて洗濯することを防止できる。
第5の発明は、特に、第1の発明の洗濯システムにて、情報端末装置は、前記水位補正設定手段により高めの水位へ補正する設定を行い、かつ、水位決定手段により決定した水位が所定の水位を超える場合、水位の補正をしないことにより、水位決定手段にて決定した水位が内槽の上限に近い水位であった場合においても、さらに高い水位まで給水することがなく溢水を防止できる。
第6の発明は、特に、第1〜5のいずれか1つの発明の洗濯システムの機能の少なくとも一つをコンピュータに実現させるためのプログラムである。この構成によれば、洗濯システムは、水位補正設定手段により水位補正を設定する場合に水位を高め方向のみ設定可能にさせ、布量判定の結果に応じて決定した洗濯水位(あるいは給水量)に対して、より少ない水量で洗濯するケースを廃することで、必要最低限の洗濯水量を確保し、布傷みを抑えながら洗浄性能を確保することができる。また、プログラムであるのでマイコンなどを用いて本発明の洗濯システムの一部あるいは全てを容易に実現することができる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布が簡単にできる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。なお、前記背景技術と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
なお、実施の形態では洗濯装置に乾燥機能を備えた洗濯乾燥装置とそのシステム(洗濯乾燥システム)について説明するが、本発明は洗濯の水位に関するものなので洗濯装置とそのシステム(洗濯システム)であればよい。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態における洗濯乾燥システムのシステムブロック図、図2は情報端末装置の内部ブロック図、図3は情報端末装置の表示手段に表示する一例である水位補正設定画面、図4は情報端末装置における制御手段の要部動作を示すフローチャートである。図1および図2において、情報端末装置37、制御手段38と表記している以外は従来の構成と同じ構成である。
以上のように構成された洗濯乾燥システムについて、以下その動作、作用を説明する。
使用者が(従来例と同様に)洗濯乾燥装置1の運転コースの内容の中で、布量判定により求めた布量に応じた洗濯水位に対して補正を行う場合、図3に示すように水位補正設定画面29jにて水位補正設定手段33の補正度を設定するが、この画面には、従来例のそれとは異なり、水位補正は高め方向のみ設定可能としている。
水位補正の設定後、洗濯乾燥装置1の操作部26から運転コースを開始すると、情報端末装置37の制御手段38は、図4のフローチャートに示すように、S1にて洗濯乾燥装置1側で布量判定処理が行われ決定した布量判定の結果はデータ通信手段27aおよび27bを介して情報端末装置2の制御手段34に送信され、S2a〜S2bおよびS3a〜S3cにて制御手段34は布量に応じた給水量を決定し、S4にて(図20の29fに示したように)あらかじめ水位補正設定手段に設定した補正度を呼び出し、S5にて補正度が高めに設定している場合には、S6にてS3a〜S3cにて決定した給水量にさらに少量の水量(この例では5リットル)を加えて最終的な給水量を決定する。
以上のように、本実施例では、使用者が水位補正設定手段により水位補正を設定する場合、水位を高め方向にのみ補正可能としているため、布量判定の結果に応じて決定した洗濯水位(あるいは給水量)に対して、更に少ない水量で洗濯するケースがなくなり、つまり、洗濯水中の衣類を十分に循環させることができるので、布傷みを抑えながら洗浄性能を確保することができる。
なお、本実施の形態では、通信媒体として無線を用いているが、専用線による有線通信、電灯線搬送通信、赤外線通信、光ファイバ通信など、いずれの通信媒体を用いても同様の効果を有するものである。
(実施の形態2)
図5は本発明の第2の実施の形態における情報端末装置の内部ブロック図、図6は情報端末装置の表示手段に表示する一例である水流設定画面、図7は制御手段38の要部動作を示すフローチャートである。図5の内部ブロック図の水流設定手段39は水流の強さを設定するものであり、その他は、実施の形態1と同じ構成である。
以上のように構成された洗濯乾燥システムについて、以下その動作、作用を説明する。
使用者が洗濯乾燥装置1の運転コースの内容の中で水流の強さを変更する場合、図19の水流設定内容変更ボタンを押下すると図6に示す水流設定の変更画面29kが表示され、弱めの水流を設定するのであれば「弱め水流」設定ボタン29Lを押して(同画面の決定ボタンを押すことにより)水流設定手段39に水流の強さ設定を保存する。
水位補正および水流の強弱を設定後、洗濯乾燥装置1の操作部26から運転コースを開始すると、情報端末装置37の制御手段38は、図5のフローチャートに示すように、S1〜S6までの説明は省略するが、S9にて水流設定手段39より(上記操作によりあらかじめ保存した)水流の強さを呼び出し、S10にて水流の強さが「弱め水流」の場合のみ、S7にて補正度が低めに設定している場合には、S8にてS3a〜S3cにて決定した給水量から少量の水量(この例では5リットル)を差し引き最終的な給水量を決定する。
以上のように、本実施の形態では、弱水流にて洗濯する場合、水位補正設定手段により水位を低めに設定可能にしつつ、布量判定の結果に応じて決定した洗濯水位(あるいは給水量)より少ない水量にて洗濯しても(弱水流なので)布傷みを抑えて洗浄性能を確保することができる。
(実施の形態3)
図8は本発明の第3の実施の形態における情報端末装置の内部ブロック図、図9は制御手段38の要部動作を示すフローチャートである。図8の内部ブロック図の補正可否設定手段40は水位決定手段にて決定した水位より低い方向への水位補正を許可するか否かを設定するものであり、運転コースの開始前に補正をするか否かを設定しておく。その他は、実施の形態1と同じ構成である。
以上のように構成された洗濯乾燥システムについて、以下その動作、作用を説明する。
使用者が上記の水位補正および補正可否を設定後、洗濯乾燥装置1の操作部26から運転コースを開始すると、情報端末装置37の制御手段38は、図9のフローチャートに示すように、S1〜S6までの説明は省略するが、S11にて補正可否設定手段40の設定値を呼び出し、S12にて補正可否の設定が「補正を許可する」である場合で、かつ、S7にて補正度が低めに設定している場合には、S8にてS3a〜S3cにて決定した給水量から少量の水量(この例では5リットル)を差し引き最終的な給水量を決定する。
以上のように、本実施の形態では、初めからジーンズのように布傷みに強い衣類を洗うことがわかっている場合、補正可否設定手段の設定を行うことによって、水位補正設定手段により水位を低めに設定可能にしつつ、布量判定の結果に応じて決定した洗濯水位(あるいは給水量)より少ない水量にて洗濯しても布傷みも抑えて洗浄性能を確保することができる。
(実施の形態4)
図10は本発明の第4の実施の形態における制御手段38の要部動作を示すフローチャート、図11は情報端末装置の表示手段に表示する一例である報知画面であり、情報端末装置37の内部ブロックは実施の形態3と同じ構成である。
以上のように構成された洗濯乾燥システムについて、以下その動作、作用を説明する。
使用者が(実施の形態3と同様に)上記の水位補正および補正可否を設定後、洗濯乾燥装置1の操作部26から運転コースを開始すると、情報端末装置37の制御手段38は、図10のフローチャートに示すように、S1〜S6までの説明は省略するが、S11にて補正可否設定手段40の設定値を呼び出し、S12にて補正可否の設定が「補正を許可する」である場合に、S13にて図11に示すように表示手段29に報知画面29mを表示する。
以上のように、本実施の形態では、補正可否設定手段の設定を行い水位補正設定手段により水位を低めに設定したことを使用者に知らせることにより、水位補正設定手段により水位を低めに設定したことを忘れ、誤って少ない水量にて洗濯することを防止できる。
(実施の形態5)
図12は本発明の第5の実施の形態における制御手段38の要部動作を示すフローチャートであり、情報端末装置37の内部ブロックは実施の形態1と同じ構成である。
以上のように構成された洗濯乾燥システムについて、以下その動作、作用を説明する。
使用者が(実施の形態1と同様に)洗濯乾燥装置1の運転コースの内容の中で、布量判定により求めた布量に応じた洗濯水位に対して高め方向の水位を設定した後、洗濯乾燥装置1の操作部26から運転コースを開始すると、情報端末装置37の制御手段38は、図12のフローチャートに示すように、S1〜S4までの説明は省略するが、S14にて布量が所定の値(この例では、布量が7kg)を超える場合、一義的に高め方向の水位補正を行わない。
具体的には、最大洗濯容量8kgの全自動洗濯乾燥機において、布量が7kgを超える衣類を布量判定すると、S2a、S3aにて水量は67Lに決定され、この水量を実際に内槽6へ給水すると、(図14に示すように)流体バランサ8部分にかかる高い水位となり、さらに水位補正により5Lも給水した場合、内蓋17が開いている場合には機外に水が溢れ出す恐れもあるため、布量に応じて水位補正に制限を設けようというものである。
以上のように、本実施の形態では、水位決定手段にて決定した水位が内槽の上限に近い水位であった場合においても、さらに高い水位まで給水することがなく溢水を防止できる。
以上のように、本発明にかかる洗濯システムは、使用者が水位補正設定手段により水位補正を設定する場合、水位を高め方向のみ補正可能としたため、布量判定の結果に応じて決定した洗濯水位(あるいは給水量)に対して、更に少ない水量で洗濯するケースがなくなり、つまり、洗濯水中の衣類を十分に循環させることができるので、布傷みを抑えながら洗浄性能を確保することが可能となる。
本発明の実施の形態1の洗濯乾燥システムのシステムブロック図 本発明の実施の形態1の情報端末装置37の内部ブロック図 本発明の実施の形態1の表示手段29に表示する水位補正設定画面の一例図 本発明の実施の形態1の制御手段38の動作フローチャート 本発明の実施の形態2の情報端末装置37の内部ブロック図 本発明の実施の形態2の表示手段29に表示する水流設定画面の一例図 本発明の実施の形態2の制御手段38の動作フローチャート 本発明の実施の形態3の情報端末装置37の内部ブロック図 本発明の実施の形態3の制御手段38の動作フローチャート 本発明の実施の形態4の制御手段38の動作フローチャート 本発明の実施の形態4の表示手段29に表示する報知画面の一例図 本発明の実施の形態5の制御手段38の動作フローチャート 従来の洗濯乾燥システムのシステムブロック図 従来の洗濯乾燥装置1の縦断面図 従来の洗濯乾燥装置1の内部ブロック図 従来の情報端末装置2の内部ブロック図 従来の情報端末装置2の正面図 従来の表示手段29に表示する機器状態表示画面の一例図 従来の表示手段29に表示する運転コース内容の変更画面の一例図 従来の表示手段29に表示する水位補正設定画面の一例図 従来の洗濯乾燥システムの制御手段34の動作フローチャート
符号の説明
1 洗濯乾燥装置
25 洗濯乾燥制御手段
27a 洗濯乾燥装置のデータ通信手段
27b 情報端末装置のデータ通信手段
28 水位決定手段
29 表示手段
30 入力設定手段
31 音声出力手段
32 通信回線接続手段
33 水位補正設定手段
37 情報端末装置
38 制御手段
39 水流設定手段
40 補正可否設定手段

Claims (6)

  1. 洗濯の制御を行う洗濯装置と、前記洗濯装置を遠隔操作する情報端末装置とを備えた洗濯システムであり、前記洗濯装置は、布量に応じて洗濯水位を決定する水位決定手段と、前記水位決定手段や運転コースの内容などのデータを送信または受信するデータ通信手段とを備え、前記情報端末装置は、前記水位決定手段や運転コースの内容などのデータを送信または受信するデータ通信手段と、前記水位決定手段にて決定した水位を補正する水位補正設定手段とを備えて、前記水位決定手段にて決定した水位より高い水位のみ補正可能とした洗濯システム。
  2. 情報端末装置は水流の強さを設定する水流設定手段を備えて、前記水流設定手段により弱い水流を設定した場合、水位決定手段にて決定した水位より低い水位へ補正可能とした請求項1記載の洗濯システム。
  3. 情報端末装置は水位決定手段にて決定した水位より低い水位への補正を許可するか否かを設定する補正可否設定手段を備えて、前記補正可否設定手段により補正の許可を設定した場合、水位決定手段にて決定した水位より低い水位へ補正可能とした請求項1記載の洗濯システム。
  4. 情報端末装置は洗濯装置の運転状態などを表示する表示手段を備えて、補正可否設定手段により補正の許可を設定した場合、水位決定手段にて決定した水位より低い水位への補正が可能である旨を前記表示手段に表示する請求項3記載の洗濯システム。
  5. 情報端末装置は、水位補正設定手段により高めの水位へ補正する設定を行い、かつ、水位決定手段により決定した水位が所定の水位を超える場合、水位の補正をしない請求項1記載の洗濯システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか記載の洗濯システムにて少なくとも一つの機能をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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