JP2005062077A - 電波受信装置、電波時計及び中継器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 受信信号の周波数近傍のノイズを除去し、標準電波の受信感度を高めること。
【解決手段】第2フィルタ回路68は、第1検波信号bを平滑化した第2検波信号cを振幅調整回路69及び検波信号差分検出回路70へ出力する。振幅調整回路69は、第2検波信号cを元に同期信号を振幅変調し、振幅調整信号eを差分検出回路60へ出力する。差分検出回路60は、中間周波信号aと振幅調整信号eとの差分である差分信号fを出力する。差分信号fは反転回路61によって反転され、検波信号差分検出回路70によって出力される制御パルス信号gに基づいて、加算回路64へ出力される。加算回路64は、反転された反転差分信号qと中間周波信号aとを加算して補正信号hを出力する。同期検波回路65は、補正信号hを検波して、同期検波信号iを出力する。
【選択図】 図3
【解決手段】第2フィルタ回路68は、第1検波信号bを平滑化した第2検波信号cを振幅調整回路69及び検波信号差分検出回路70へ出力する。振幅調整回路69は、第2検波信号cを元に同期信号を振幅変調し、振幅調整信号eを差分検出回路60へ出力する。差分検出回路60は、中間周波信号aと振幅調整信号eとの差分である差分信号fを出力する。差分信号fは反転回路61によって反転され、検波信号差分検出回路70によって出力される制御パルス信号gに基づいて、加算回路64へ出力される。加算回路64は、反転された反転差分信号qと中間周波信号aとを加算して補正信号hを出力する。同期検波回路65は、補正信号hを検波して、同期検波信号iを出力する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、電波受信装置、電波時計及び中継器に関する。
現在、各国(例えば日本、アメリカ、ドイツ等)では、時刻コード即ちタイムコード入り長波標準電波が送出されている。我が国(日本)では、2つの送信所(福島県及び佐賀県)より、図15に示すようなフォーマットのタイムコードで振幅変調した40kHz及び60kHzの長波標準電波が送出されている。図15によれば、タイムコードは、正確な時刻の分の桁が更新される毎、即ち1周期60秒のフレームで送出されている。
ところで、このような標準電波を受信し、計時回路の日時データを修正する、いわゆる電波時計が実用化されている。この電波時計が実際に受信する受信信号には、送信所から電波時計までの伝送過程において、標準電波には種々の信号(ノイズ)が混入・重畳してしまう。そのため、一般的には、バンドパスフィルタやローパスフィルタ等のフィルタを使用することで、標準電波以外の信号を除去している。
また、受信信号を一定周期でサンプリングし、そのサンプリング値の平均値から秒信号に対応する特定パターンを検出する際に、特定パターン以外のパターンが検出されるか否かにより、受信した標準電波に信号(ノイズ)が混入しているか否かを判定する手法が考案されている(特許文献1参照)。
特開2002−48883号公報
しかし、特許文献1の手法は、信号(ノイズ)の混入有無の判定であるため、装置内部の回路へは信号(ノイズ)が伝搬されてしまう。
また、広く普及しているフィルタは一定の通過帯域を有している為、本来通過させたい標準電波の周波数の近傍にあるノイズ成分も通過させてしまう。
具体的には、標準電波の近傍にノイズが存在すると、短い時間では受信信号の位相が変化したものとみなされるため、標準電波fd及びノイズ信号fuは、
と表される。従って、標準電波fdにノイズ信号fuが混入した受信信号fd+fuは、A>Bとすると、
となる。この受信信号fd+fuは、標準電波fdにノイズや妨害で振幅変動を生じた信号として表され、図14のAM波のような波形となる。
一方、標準電波の周波数の近傍にあるノイズ成分を除去するためには、非常に狭小な帯域のみを通過させるフィルタを用いればよいとも考えられる。しかし、スカート特性の優れた、非常に狭小な帯域を通過させるフィルタを用いて電波時計を実現することは困難である。
本発明は、上述した課題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、受信信号の周波数近傍のノイズを除去し、標準電波の受信感度を高めることである。
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
アンテナで受信した受信信号を増幅した信号を所定の発振信号と合成して中間周波信号(例えば、図6の中間周波信号a)に変換し、この変換された中間周波信号に基づく検波信号(例えば、図6の第1検波信号c)を出力する電波受信装置において、
前記中間周波信号と同一周波数の信号を前記検波信号で振幅変調し、振幅調整信号(例えば、図6の振幅調整信号e)として出力する振幅調整手段(例えば、図3の振幅調整回路69)と、
前記中間周波信号と前記振幅調整信号との差分を検出し、検出した差分(例えば、図7の差分信号f)で当該中間周波信号を補正する補正手段(例えば、図3の差分検出回路60、加算回路64)と、
この補正手段により補正された中間周波信号(例えば、図7の補正信号h)を検波することにより得た信号(例えば、図7の同期検波信号i)を前記検波信号として出力する検波手段(例えば、図3の同期検波回路65)と、
を備えることを特徴としている。
アンテナで受信した受信信号を増幅した信号を所定の発振信号と合成して中間周波信号(例えば、図6の中間周波信号a)に変換し、この変換された中間周波信号に基づく検波信号(例えば、図6の第1検波信号c)を出力する電波受信装置において、
前記中間周波信号と同一周波数の信号を前記検波信号で振幅変調し、振幅調整信号(例えば、図6の振幅調整信号e)として出力する振幅調整手段(例えば、図3の振幅調整回路69)と、
前記中間周波信号と前記振幅調整信号との差分を検出し、検出した差分(例えば、図7の差分信号f)で当該中間周波信号を補正する補正手段(例えば、図3の差分検出回路60、加算回路64)と、
この補正手段により補正された中間周波信号(例えば、図7の補正信号h)を検波することにより得た信号(例えば、図7の同期検波信号i)を前記検波信号として出力する検波手段(例えば、図3の同期検波回路65)と、
を備えることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、検波信号で振幅変調された振幅調整信号と、中間周波信号との差分で中間周波信号が補正され、補正後の信号を検波した信号が検波信号になるというフィードバックが形成される。このため、ノイズ信号が混入・重畳された受信信号を検波すると、そのノイズ部分の信号波形の変化によって中間周波信号が補正されることとなる。このため、当該ノイズを除去することができる。すなわち、非常に狭い帯域のフィルタを用いることなく、受信信号の周波数近傍のノイズを除去し、標準電波の受信感度を高めることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電波受信装置であって、
前記検波信号のエッジ部分を検出する検出手段(例えば、図3の検波信号差分検出回路70)を更に備え、
前記補正手段は、前記検出手段によりエッジ部分が検出されている期間(例えば、図4の時刻t1〜t2)は前記中間周波信号の補正を行わず、検出されていない期間に前記中間周波信号の補正を行う補正切替手段(例えば、図3のスイッチ回路63)を有することを特徴としている。
前記検波信号のエッジ部分を検出する検出手段(例えば、図3の検波信号差分検出回路70)を更に備え、
前記補正手段は、前記検出手段によりエッジ部分が検出されている期間(例えば、図4の時刻t1〜t2)は前記中間周波信号の補正を行わず、検出されていない期間に前記中間周波信号の補正を行う補正切替手段(例えば、図3のスイッチ回路63)を有することを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、検波信号のエッジ部分が検出されていない期間のみに中間周波信号の補正が行われる。従って、検波信号に含まれる急激な変化(エッジ部分)が補正手段の補正によって減殺されることを防止できる。
請求項3に記載の発明は、
アンテナで受信した受信信号を増幅した信号を所定の発振信号と合成して中間周波信号(例えば、図10の中間周波信号a)に変換し、この変換された中間周波信号に基づく検波信号(例えば、図10の第1検波信号b)を出力する電波受信装置において、
前記検波信号のエッジ部分を検出する検出手段(例えば、図8の検波信号差分検出回路70)と、
この検出手段によりエッジ部分が検出されている期間(例えば、図11の時刻t6〜t7)は前記中間周波信号を振幅変調せず、検出されていない期間に前記中間周波信号の振幅変調を行うことで前記中間周波数を補正した補正信号(例えば、図11の振幅調整信号s)を生成して出力する振幅調整手段(例えば、図8の振幅調整回路69)と、
前記補正信号を検波することにより得た信号(例えば、図11の同期検波信号i)として出力する検波手段(例えば、図8の同期検波回路65)と、
を備えることを特徴としている。
アンテナで受信した受信信号を増幅した信号を所定の発振信号と合成して中間周波信号(例えば、図10の中間周波信号a)に変換し、この変換された中間周波信号に基づく検波信号(例えば、図10の第1検波信号b)を出力する電波受信装置において、
前記検波信号のエッジ部分を検出する検出手段(例えば、図8の検波信号差分検出回路70)と、
この検出手段によりエッジ部分が検出されている期間(例えば、図11の時刻t6〜t7)は前記中間周波信号を振幅変調せず、検出されていない期間に前記中間周波信号の振幅変調を行うことで前記中間周波数を補正した補正信号(例えば、図11の振幅調整信号s)を生成して出力する振幅調整手段(例えば、図8の振幅調整回路69)と、
前記補正信号を検波することにより得た信号(例えば、図11の同期検波信号i)として出力する検波手段(例えば、図8の同期検波回路65)と、
を備えることを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、検波信号のエッジ部分が検出されている期間は中間周波信号を検波した信号が検波信号となり、エッジ部分が検出されていない期間は中間周波信号が振幅変調された後の補正信号を検波した信号が検波信号となってフィードバックが形成される。従って、検波信号のエッジ部分に対応する中間周波信号の部分はそのまま検波され、検波信号のエッジ部分以外に対応する中間周波信号の部分に対して補正が施される。また、補正手段による補正は、中間周波信号の振幅変調であるため、受信信号の周波数近傍のノイズが受信信号に混入・重畳された場合であっても、非常に狭小な帯域のフィルタを用いずに、当該ノイズを除去することが可能である。
請求項4に記載の電波時計は、
請求項1〜3の何れか一項に記載の電波受信装置と、
この電波受信装置から出力される信号に含まれる標準電波信号に基づいて標準タイムコードを生成するタイムコード生成手段(例えば、図1のタイムコード変換部109)と、
現在時刻を計数する時刻計数手段(例えば、図1の計時回路部105)と、
前記タイムコード生成手段によって生成された標準タイムコードに基づいて前記時刻計数手段で計数される現在時刻データを修正する修正手段(例えば、図1のCPU102)と、
を備えることを特徴としている。
請求項1〜3の何れか一項に記載の電波受信装置と、
この電波受信装置から出力される信号に含まれる標準電波信号に基づいて標準タイムコードを生成するタイムコード生成手段(例えば、図1のタイムコード変換部109)と、
現在時刻を計数する時刻計数手段(例えば、図1の計時回路部105)と、
前記タイムコード生成手段によって生成された標準タイムコードに基づいて前記時刻計数手段で計数される現在時刻データを修正する修正手段(例えば、図1のCPU102)と、
を備えることを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られる電波時計を実現できる。
請求項5に記載の中継器は、
請求項1〜3の何れか一項に記載の電波受信装置と、
この電波受信装置から出力される信号に含まれる標準電波信号に基づいて標準タイムコードを生成するタイムコード生成手段(例えば、図12のタイムコード変換部109)と、
このタイムコード生成手段によって生成された標準タイムコードを送信する送信手段(例えば、図12の送信部124)と、
を備えることを特徴としている。
請求項1〜3の何れか一項に記載の電波受信装置と、
この電波受信装置から出力される信号に含まれる標準電波信号に基づいて標準タイムコードを生成するタイムコード生成手段(例えば、図12のタイムコード変換部109)と、
このタイムコード生成手段によって生成された標準タイムコードを送信する送信手段(例えば、図12の送信部124)と、
を備えることを特徴としている。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られる中継器を実現できる。
請求項1に記載の発明によれば、検波信号で振幅変調された振幅調整信号と、中間周波信号との差分で中間周波信号が補正され、補正後の信号を検波した信号が検波信号になるというフィードバックが形成される。このため、ノイズ信号が混入・重畳された受信信号を検波すると、そのノイズ部分の信号波形の変化によって中間周波信号が補正されることとなる。このため、当該ノイズを除去することができる。すなわち、非常に狭い帯域のフィルタを用いることなく、受信信号の周波数近傍のノイズを除去し、標準電波の受信感度を高めることができる。
請求項2に記載の発明によれば、検波信号のエッジ部分が検出されていない期間のみに中間周波信号の補正が行われる。従って、検波信号に含まれる急激な変化(エッジ部分)が補正手段の補正によって減殺されることを防止できる。
請求項3に記載の発明によれば、検波信号のエッジ部分が検出されている期間は中間周波信号を検波した信号が検波信号となり、エッジ部分が検出されていない期間は中間周波信号が振幅変調された後の補正信号を検波した信号が検波信号となってフィードバックが形成される。従って、検波信号のエッジ部分に対応する中間周波信号の部分はそのまま検波され、検波信号のエッジ部分以外に対応する中間周波信号の部分に対して補正が施される。また、補正手段による補正は、中間周波信号の振幅変調であるため、受信信号の周波数近傍のノイズが受信信号に混入・重畳された場合であっても、非常に狭小な帯域のフィルタを用いずに、当該ノイズを除去することが可能である。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られる電波時計を実現できる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られる中継器を実現できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図1〜図13を用いて説明する。また、以下の実施形態においては、本発明を適用した電波時計及び中継器を例にとって説明するが、その他、電波を受信するための装置であれば、本発明を適宜適用可能である。
図1は、本発明を適用した電波時計100の回路構成の一例を示すブロック図である。同図によれば、電波時計100は、CPU(Central Processing Unit)102、RAM(Random Access Memory)104、ROM(Read Only Memory)106、入力部108、計時回路部110、発振回路部112、受信制御部114、タイムコード変換部118及び表示部120を備えて構成されており、発振回路部112を除く各部はバス122によって接続されている。
CPU102は、所定のタイミング或いは入力部108から入力された操作信号に応じて、ROM106内に格納された各種プログラムを読み出してRAM104内に展開し、当該プログラムに基づいて各機能部への指示やデータの転送等を行う。特に、CPU102は、例えば所定時間毎に受信制御部114を制御して標準電波の受信処理を実行し、タイムコード変換部118から入力された標準タイムコードに基づいて計時回路部110で計数される現在時刻データを修正するとともに、当該修正したタイムコードに基づく表示情報を表示部120に出力し表示時刻を更新させる等の各種制御を行う。
RAM104は、CPU102の制御の下、CPU102で処理されたデータを記憶するとともに、記憶しているデータをCPU102に出力するために用いられる。ROM106は、主に、電波時計100に係るシステムプログラムやアプリケーションプログラム等を記憶する。
入力部108は、電波時計100に各種機能を実行させるためのスイッチ等で構成される。そして、これらのスイッチが操作された時には、対応するスイッチの操作信号がCPU102に出力される。
計時回路部110は、発振回路部112から入力される信号を計数して現在時刻データ等を得る。そして、当該現在時刻データをCPU102に出力する。発振回路部112は水晶発振器等で構成され、常時一定周波数の信号を出力する回路である。
受信制御部114は電波受信装置116を備える。電波受信装置116は、アンテナで受信した標準電波の不要な周波数成分をカットして該当する周波数信号を取り出し、周波数信号を対応する信号に変換して第2検波信号cとしてタイムコード変換部118に出力する。
タイムコード変換部118は、電波受信装置116が出力する第2検波信号cに基づいて、標準時刻コード、積算日コード及び曜日コード等の時計機能に必要なデータを含む標準タイムコードを生成して、CPU102に出力する。
表示部120は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等で構成された表示装置であり、CPU102から入力される表示信号に基づいて、現在日時をデジタル表示する。
図2は、スーパーへテロダイン方式を用いた電波受信装置116の回路構成の一例を示すブロック図である。同図によれば、電波受信装置116は、アンテナANT、RF増幅回路1、周波数変換回路2、局部発振回路3、フィルタ回路4、IF増幅回路5及び検波回路6を備えて構成される。
アンテナANTは、バーアンテナ等によって構成される。アンテナANTは、標準電波を受信して、受信した電波を電気信号に変換して、RF増幅回路1へ出力する。
RF増幅回路1は、アンテナANTから入力された受信信号を増幅して、周波数変換回路2へ出力する。
周波数変換回路2には、RF増幅回路1が出力する信号と局部発振回路3が出力する局部発振周波数の信号とが入力される。そして、周波数変換回路2は、入力された2つの信号を合成することで、RF増幅回路1が出力した信号を中間周波数に変換して出力する。
フィルタ回路4は、バンドパスフィルタ等によって構成される。フィルタ回路4は、周波数変換回路2から入力された信号に対して中間周波数を中心として所定の範囲の周波数を通過させ、範囲外の周波数成分を遮断して出力する。
IF増幅回路5は、フィルタ回路4から入力された信号を増幅し、中間周波信号aとして検波回路6に出力する。
検波回路6は、例えばPLL(Phase Locked Loop)回路等によって構成される同期検波、若しくは、包絡線検波やピーク検波等の検波方法によって検波を行う。検波回路6には、IF増幅回路5が出力する中間周波信号aが入力され、当該中間周波信号aを検波して第2検波信号cをタイムコード変換部118へ出力する。
〔実施形態1〕
次に、電波時計100の実施形態1について説明する。
図3は、実施形態1における検波回路6の回路構成の一例を示すブロック図である。同図によれば、検波回路6は、差分検出回路60、反転回路61、コンデンサ62、スイッチ回路63、加算回路64、同期検波回路65、発振器66、第1フィルタ回路67、第2フィルタ回路68、振幅調整回路69及び検波信号差分検出回路70を備えて構成される。
次に、電波時計100の実施形態1について説明する。
図3は、実施形態1における検波回路6の回路構成の一例を示すブロック図である。同図によれば、検波回路6は、差分検出回路60、反転回路61、コンデンサ62、スイッチ回路63、加算回路64、同期検波回路65、発振器66、第1フィルタ回路67、第2フィルタ回路68、振幅調整回路69及び検波信号差分検出回路70を備えて構成される。
差分検出回路60には、IF増幅回路5が出力する中間周波信号aと、振幅調整回路69が出力する振幅調整信号eとが、(+)側端子及び(−)側端子にそれぞれ入力される。差分検出回路60は、中間周波信号aと振幅調整信号eとの差分を算出し、差分信号fとして反転回路61へ出力する。
反転回路61には、差分検出回路60が出力する差分信号fが入力される。反転回路61は、差分信号fを反転して反転差分信号qとしてコンデンサ62へ出力する。
コンデンサ62には、反転回路61が出力する反転差分信号qが入力される。コンデンサ62は、当該信号の直流成分を除去した反転差分信号qをスイッチ回路63の入力端子inへ出力する。
スイッチ回路63には、コンデンサ62が出力する反転差分信号qと、検波信号差分検出回路70が出力する制御パルス信号gとが、入力端子inとクロック端子clkとにそれぞれ入力される。スイッチ回路63は、制御パルス信号gがHighである期間は反転差分信号qを加算回路64へ出力し、Lowである期間は出力動作を停止する。
加算回路64には、IF増幅回路5が出力する中間周波信号aと、スイッチ回路63が出力する反転差分信号qとが入力される。加算回路64は、中間周波信号aと反転差分信号qとを加算し、補正信号hとして同期検波回路65へ出力する。
同期検波回路65には、発振器66が出力する同期信号と、加算回路64が出力する補正信号hとが入力される。同期検波回路65は、補正信号hに同期信号を乗算することで補正信号hを検波し、検波した信号を同期検波信号iとして第1フィルタ回路67へ出力する。発振器66は、中間周波信号aと同一周波数の同期信号を、同期検波回路65と振幅調整回路69とに出力する回路であり、水晶発振器等を備えて構成される。
第1フィルタ回路67には、同期検波回路65が出力する同期検波信号iが入力される。第1フィルタ回路67は、ローパスフィルタ等によって構成され、同期検波信号iに対して所定の範囲の周波数を通過させ、高調波信号を遮断して第1検波信号bを第2フィルタ回路68と検波信号差分検出回路70とに出力する。
第2フィルタ回路68には、第1フィルタ回路67が出力する第1検波信号bが入力される。第2フィルタ回路68は、時定数の十分大きなローパスフィルタ等によって構成され、第1検波信号bを平滑化して、第2検波信号cとしてタイムコード変換部118、振幅調整回路69及び検波信号差分検出回路70へ出力する。
振幅調整回路69は、発振器66が出力する同期信号と、第2フィルタ回路68が出力する第2検波信号cとが入力される。振幅調整回路69は、第2検波信号cの振幅に基づいて同期信号を振幅変調し、振幅調整信号eとして差分検出回路60へ出力する。
検波信号差分検出回路70は、第1検波信号bと第2検波信号cとのエッジ部分を検出し、当該エッジ部分に同期した制御パルス信号gを生成し、スイッチ回路63へ出力する回路である。具体的には、図3に示すように、電源71、コンパレータ73、コンパレータ75、XOR回路77及び反転回路79を備えて構成される。
電源71は所定の電圧信号j(例えば、第1検波信号bのピーク値の63.2%)をコンパレータ73及びコンパレータ75の(−)側端子へ出力する。
コンパレータ73とコンパレータ75との(+)側端子には、第2検波信号cと第1検波信号bとがそれぞれ入力される。コンパレータ73は、第2検波信号cと電圧信号jとを比較し、第2検波信号cの方が大きければHigh信号、小さければLow信号を出力する。コンパレータ75は、第1検波信号bと電圧信号jとを比較し、第1検波信号bの方が大きければHigh信号、小さければLow信号を出力する。
XOR回路77は、コンパレータ73及びコンパレータ75が出力する信号の排他的論理和を演算して、演算結果をエッジ検出信号kとして反転回路79へ出力する。
反転回路79はXOR回路77から入力されるエッジ検出信号kを反転し、制御パルス信号gとしてスイッチ回路63へ出力する。
図4は、検波信号差分検出回路70が、第1検波信号b及び第2検波信号cに基づいて生成したエッジ検出信号kの概略波形を示す図である。同図によれば、時刻t1以前においては、第1検波信号b及び第2検波信号cは、両方とも電圧信号j以下であるので、エッジ検出信号kはLowである。時刻t1〜t2においては、第1検波信号bのみが電圧信号j以上となっているので、エッジ検出信号kはHighとなる。また、時刻t2以降においては、第1検波信号b及び第2検波信号の両方ともに電圧信号j以上となるから、エッジ検出信号kはLowとなる。
次に、具体的な検波回路6の動作を、図5に示すフローチャートと、図6〜図7の各信号の概略波形とを用いて説明する。尚、検波回路6は、出力信号である第2検波信号cが入力部へフィードバックされる帰還回路であるので、回路駆動後、十分な時間が経過した理想状態となっているものとして説明する。また、説明の都合上、第1フィルタ回路67の回路動作から説明する。
先ず、第1フィルタ回路67は、第1検波信号b(図6参照)を第2フィルタ回路68と検波信号差分検出回路70のコンパレータ75とへ出力する(ステップS7)。第2フィルタ回路68は、第1検波信号bを平滑化し、第2検波信号c(図6参照)をタイムコード変換部118、振幅調整回路69及び検波信号差分検出回路70のコンパレータ73へ出力する(ステップS9)。
振幅調整回路69は、第2検波信号cの振幅に基づいて、同期信号を振幅変調し、振幅調整信号eを差分検出回路60へ出力する(ステップS11)。
差分検出回路60は、中間周波信号aが入力されると(ステップS1)、振幅調整信号eとの差分を算出して、差分信号f(図7参照)を反転回路61へ出力する(ステップS13)。具体的には、中間周波信号aと振幅調整信号eとが重ならない部分(図6の「差分信号fの算出」の網掛け部分)が差分信号fとして抽出される。また、時刻t5において、中間周波信号aと振幅調整信号eの正負が反転するため、差分信号fの位相は反転する(図7の「差分信号fの拡大波形f1」参照)。
反転回路61は、差分信号fを反転し、コンデンサ62へ出力する。コンデンサ62は反転された差分信号fから直流成分を除去して、反転差分信号qとしてスイッチ回路63へ出力する。
スイッチ回路63は、制御パルス信号g(図7参照)に基づいて、反転差分信号qを加算回路64へ出力する。具体的には、制御パルス信号gがHighのとき、反転差分信号qを加算回路64へ出力し(ステップS15)、Lowのときは、出力動作を一時停止する。
ここで、制御パルス信号gは、検波信号差分検出回路70によって、第1検波信号b及び第2検波信号cを元に生成される(ステップS17)。具体的には、検波信号差分検出回路70は、第1検波信号bの立ち上がり時点から第2検波信号cの電圧信号jへの到達時点までの期間である時刻t1〜t2と、第1検波信号bの立下り時点から第2検波信号cの電圧信号jへの到達時点までの期間である時刻t3〜t4の期間との間、Lowとなるパルス信号を生成し、制御パルス信号gとして出力する。
加算回路64は、中間周波信号a及び反転差分信号qを加算し補正信号h(図7参照)として同期検波回路65へ出力する(ステップS3)。但し、時刻t1〜t2及び時刻t3〜t4の期間は、反転差分信号qは出力されないため、当該期間の補正信号hは中間周波信号aと同一となる。
同期検波回路65は、発振器66が出力する同期信号を元に、補正信号hを検波し、同期検波信号i(図7参照)として第1フィルタ回路67へ出力する(ステップS5)。
第1フィルタ回路67は、同期検波信号iの高調波信号等を除去して、第1検波信号bとして第2フィルタ回路68へ出力する(ステップS7)。その後、検波回路6はステップS1〜S17の処理を繰り返す。
以上、実施形態1によれば、第1フィルタ回路67が出力する第1検波信号bは、第2フィルタ回路68によって平滑化され、振幅調整回路69を介して、検波回路6の入力段に設けられた差分検出回路60へ入力される。そして、中間周波信号aとの差分である差分信号fによって、中間周波信号aは補正され、更に同期検波回路65によって検波されて第1フィルタ回路67に入力されるというフィードバックが形成される。このため、ノイズ信号が混入・重畳された受信信号を検波すると、差分信号f(ノイズ部分の信号波形の変化)によって中間周波信号aが補正されるため、ノイズを除去することができる。従って、受信信号の周波数近傍のノイズを除去し、受信感度を高めることができる。
また、第1検波信号b及び第2検波信号cのエッジ部分が検出された間は、差分信号fによる中間周波信号aの補正が行われない。これにより、中間周波信号aのエッジ部分を取り逃がすことがないため、中間周波信号aを過剰補正することなく、ベースバンド信号を確実に検出できる。
尚、実施形態1では、反転回路61によって差分信号fが反転され、加算回路64によって反転差分信号qが中間周波信号aに加算されることとして説明した。しかし、加算回路64を減算回路とし、この減算回路が中間周波信号aから差分信号fを減算するように回路を構成してもよい。具体的には、差分検出回路60がスイッチ回路63に差分信号fを出力し、減算回路がスイッチ回路63から出力される差分信号fを中間周波信号aから減算することで補正信号hを生成して出力する。
〔実施形態2〕
次に、本発明を適用した電波時計100の実施形態2について説明する。実施形態2における電波時計100は、図2に示した実施形態1の検波回路6を検波回路6aに置き換えた構成である。尚、実施形態1において図2に示して説明した検波回路6と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、本発明を適用した電波時計100の実施形態2について説明する。実施形態2における電波時計100は、図2に示した実施形態1の検波回路6を検波回路6aに置き換えた構成である。尚、実施形態1において図2に示して説明した検波回路6と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
図8は、実施形態2における検波回路6aの回路構成の一例を示すブロック図である。検波回路6aは、差分レベル検出回路80、スイッチ回路63、同期検波回路65、発振器66、第1フィルタ回路67、第2フィルタ回路68、振幅調整回路69及び検波信号差分検出回路70を備えて構成される。
差分レベル検出回路80には、第1フィルタ回路67が出力する第1検波信号bと、第2フィルタ回路68が出力する第2検波信号cとが、(+)側端子及び(−)側端子にそれぞれ入力される。差分レベル検出回路80は、第1検波信号bと第2検波信号cとの信号レベルの差分を算出し、差分信号tとしてスイッチ回路63へ出力する。
次に、具体的な検波回路6aの動作を、図9に示すフローチャートと、図10〜図11の各信号の概略波形とを用いて説明する。尚、検波回路6aは、第2検波信号cがフィードバックされる帰還回路であるので、回路駆動後、十分な時間が経過した理想状態となっているものとして説明する。また、説明の都合上、第1フィルタ回路67の回路動作から説明する。
先ず、第1フィルタ回路67は、第1検波信号b(図10参照)を差分レベル検出回路80と、第2フィルタ回路68と、検波信号差分検出回路70のコンパレータ75とへ出力する(ステップS107)。第2フィルタ回路68は、第1検波信号bを平滑化し、第2検波信号c(図10参照)をタイムコード変換部118と、差分レベル検出回路80と、検波信号差分検出回路70のコンパレータ73とへ出力する(ステップS109)。
差分レベル検出回路80は、第1検波信号bと第2検波信号cとの信号レベルの差分を算出して、差分信号t(図10参照)としてスイッチ回路63へ出力する(ステップS111)。
スイッチ回路63は、制御パルス信号g(図11参照)に基づいて、差分信号tを振幅調整回路69へ出力する。具体的には、スイッチ回路63は、制御パルス信号gがHighのとき、差分信号tを加算回路64へ出力し(ステップS113)、Lowのときは、出力動作を一時停止する。即ち、差分信号tの時刻t6〜t7、及び時刻t8〜t9の間が無信号となる切替差分信号t1(図11参照)を振幅調整回路69へ出力する。
ここで、制御パルス信号gは、実施形態1と同様に、検波信号差分検出回路70によって、第1検波信号b及び第2検波信号cを元に生成される。(ステップS115)。
振幅調整回路69は、中間周波信号aが入力されると(ステップS101)、切替差分信号t1の振幅に基づいて、中間周波信号aを振幅変調し、振幅調整信号s(図11参照)として同期検波回路65へ出力する(ステップS103)。
同期検波回路65は、発振器66が出力する同期信号を元に、振幅調整信号sを検波し、同期検波信号i(図11参照)として第1フィルタ回路67へ出力する(ステップS105)。
第1フィルタ回路67は、同期検波信号iの高調波信号等を除去して、第1検波信号bとして第2フィルタ回路68へ出力する(ステップS107)。その後、検波回路6aはステップS101〜S115の処理を繰り返す。
以上、実施形態2によれば、第1フィルタ回路67が出力する第1検波信号bと、第2フィルタ回路68が第1検波信号bを平滑化して出力する第2検波信号cとの差分によって、中間周波信号aは補正され、更に同期検波回路65によって検波されて第1フィルタ回路67に入力されるというフィードバックが形成される。このため、ノイズ信号が混入・重畳された受信信号を検波すると、切替差分信号t1によって中間周波信号aが補正されるため、ノイズを除去することができ、実施形態1と同様の効果を得ることができる。
尚、検波回路6aの入力信号である中間周波信号aと、中間周波信号aを振幅変調し検波することで得られる同期検波信号iには、時刻t7−t6のズレが生ずる。このズレは、時定数の大きい第2フィルタ回路68によって平滑化され、更に検波回路6aの入力段へフィードバックされることにより、一定レベルに収束する。従って、タイムコード変換部118における、日時データの再生への影響はない。
〔実施形態3〕
次に、図12を参照して、実施形態3を説明する。
上述した実施形態1及び2では、本発明を電波時計に適用した場合について説明したが、実施形態3では、本発明を中継器に適用した場合について説明する。中継器とは、例えば内部に電波が届き難い鉄骨住宅等の建物の窓際に設置され、長波標準電波を受信して正確な時刻情報を得て、この時刻情報を送信する装置である。そして、室内に設置された電波時計は、中継器から送信された時刻情報を受信して時刻修正を行う。
次に、図12を参照して、実施形態3を説明する。
上述した実施形態1及び2では、本発明を電波時計に適用した場合について説明したが、実施形態3では、本発明を中継器に適用した場合について説明する。中継器とは、例えば内部に電波が届き難い鉄骨住宅等の建物の窓際に設置され、長波標準電波を受信して正確な時刻情報を得て、この時刻情報を送信する装置である。そして、室内に設置された電波時計は、中継器から送信された時刻情報を受信して時刻修正を行う。
図12は、本発明を適用した中継器200の回路構成の一例を示すブロック図である。尚、中継器200の構成は、図1の電波時計100に送信部124を加えたものと同一構成である。このため、以下においては、図1と同一要素については同一符号を付し、その説明を省略する。
送信部124は、CPU102から入力される標準タイムコードを所定の搬送波によって、中継電波としてアンテナ等を介して送信する。この時の搬送波は、受信する長波標準電波と同一であっても良いし、中継電波として専用の電波であっても良い。長波標準電波と同一である場合には、室内等に設置される電波時計は通常の電波時計であって良い。また、中継電波として専用の電波である場合には、電波時計には当該電波を受信する手段が必要となる。
以上、実施形態3によれば、中継器200は、実施形態1及び2に示した電波時計1を構成要素として持つ。従って、実施形態1及び2と同様の効果を得られる中継器を実現することができる。
以上、3つの実施形態によれば、検波回路の出力信号を検波回路の入力部にフィードバックし、検波の過程における各信号の差を、中間周波信号と合成する。従って、標準電波のような一定振幅の変調に対して、受信信号近傍のノイズによる振幅変調があったとしても、当該ノイズは補正される。これにより、受信信号近傍のノイズを除去し、標準電波受信の受信感度を高めることができる。
尚、3つの実施形態では、電波受信装置116として、スーパーヘテロダイン方式を用いることとしたが、ストレート方式を用いることとしてもよい。図13は、ストレート方式の電波受信装置116aの回路構成を示す図である。同図によれば、電波受信装置116aは、アンテナANTと、RF増幅回路1と、フィルタ回路8と、検波回路6とを備えて構成される。
6 検波回路
60 差分検出回路
63 スイッチ回路
64 加算回路
65 同期検波回路
67 第1フィルタ回路
68 第2フィルタ回路
69 振幅調整回路
70 検波信号差分検出回路
60 差分検出回路
63 スイッチ回路
64 加算回路
65 同期検波回路
67 第1フィルタ回路
68 第2フィルタ回路
69 振幅調整回路
70 検波信号差分検出回路
Claims (5)
- アンテナで受信した受信信号を増幅した信号を所定の発振信号と合成して中間周波信号に変換し、この変換された中間周波信号に基づく検波信号を出力する電波受信装置において、
前記中間周波信号と同一周波数の信号を前記検波信号で振幅変調し、振幅調整信号として出力する振幅調整手段と、
前記中間周波信号と前記振幅調整信号との差分を検出し、検出した差分で当該中間周波信号を補正する補正手段と、
この補正手段により補正された中間周波信号を検波することにより得た信号を前記検波信号として出力する検波手段と、
を備えることを特徴とする電波受信装置。 - 前記検波信号のエッジ部分を検出する検出手段を更に備え、
前記補正手段は、前記検出手段によりエッジ部分が検出されている期間は前記中間周波信号の補正を行わず、検出されていない期間に前記中間周波信号の補正を行う補正切替手段を有することを特徴とする請求項1に記載の電波受信装置。 - アンテナで受信した受信信号を増幅した信号を所定の発振信号と合成して中間周波信号に変換し、この変換された中間周波信号に基づく検波信号を出力する電波受信装置において、
前記検波信号のエッジ部分を検出する検出手段と、
この検出手段によりエッジ部分が検出されている期間は前記中間周波信号を振幅変調せず、検出されていない期間に前記中間周波信号の振幅変調を行うことで前記中間周波数を補正した補正信号を生成して出力する振幅調整手段と、
前記補正信号を検波することにより得た信号を前記検波信号として出力する検波手段と、
を備えることを特徴とする電波受信装置。 - 請求項1〜3の何れか一項に記載の電波受信装置と、
この電波受信装置から出力される信号に含まれる標準電波信号に基づいて標準タイムコードを生成するタイムコード生成手段と、
現在時刻を計数する時刻計数手段と、
前記タイムコード生成手段によって生成された標準タイムコードに基づいて前記時刻計数手段で計数される現在時刻データを修正する修正手段と、
を備えることを特徴とする電波時計。 - 請求項1〜3の何れか一項に記載の電波受信装置と、
この電波受信装置から出力される信号に含まれる標準電波信号に基づいて標準タイムコードを生成するタイムコード生成手段と、
このタイムコード生成手段によって生成された標準タイムコードを送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする中継器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003294893A JP2005062077A (ja) | 2003-08-19 | 2003-08-19 | 電波受信装置、電波時計及び中継器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003294893A JP2005062077A (ja) | 2003-08-19 | 2003-08-19 | 電波受信装置、電波時計及び中継器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005062077A true JP2005062077A (ja) | 2005-03-10 |
Family
ID=34371292
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003294893A Pending JP2005062077A (ja) | 2003-08-19 | 2003-08-19 | 電波受信装置、電波時計及び中継器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005062077A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008165327A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Seiko Precision Inc | 緊急地震情報によって警告を発するシステム、装置、方法、およびプログラム |
JP2009192276A (ja) * | 2008-02-12 | 2009-08-27 | Softbank Mobile Corp | 高精度時刻同期装置、高精度時刻同期方法、およびプログラム |
-
2003
- 2003-08-19 JP JP2003294893A patent/JP2005062077A/ja active Pending
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