JP2004242157A - 電波受信装置、電波時計及び中継器 - Google Patents

電波受信装置、電波時計及び中継器 Download PDF

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Abstract

【課題】振幅変調信号を受信する電波受信装置等において、AGC回路の高速化を図ること。
【解決手段】受信された振幅変調信号である長波標準電波は、中間周波数の信号aに変換されて、検波回路620に入力され、信号aのベースバンド信号(再生信号)にほぼ相当する信号c´(信号g)に変換される。そして、AGC回路618において、信号c´が反転増幅され、反転増幅後の信号dと信号aとが積算、即ち、信号aが信号dで変調され、変調後の信号eの信号レベルに応じてRF制御信号f1及びIF制御信号f2が生成される。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電波受信装置、電波時計及び中継器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、各国(例えば、ドイツ、イギリス、スイス、日本等)において、時刻データ即ちタイムコード入りの長波標準電波が送出されている。我が国(日本)では、2つの送信所(福島県及び佐賀県)より、図11に示すようなフォーマットのタイムコードで振幅変調した、40kHz及び60kHzの長波標準電波が送出されている。図11によれば、タイムコードは、正確な時刻の分の桁が更新される毎即ち1分毎に、1周期60秒のフレームで送出されている。
【0003】
ところで、このタイムコードを受信し、これにより計時回路の時刻データを修正する、いわゆる電波時計が知られている。このような電波時計の場合、受信する電波の信号レベルが変動しても内部回路にて正確な時刻に修正できるように、増幅回路による信号増幅語の信号レベルの強弱に従って、当該増幅回路の増幅度を調整するAGC(Auto Gain Control)回路が備えられている。
【0004】
このAGC回路では、増幅された信号にフィルタをかけて増幅回路の利得制御を行っていた。このため、変調信号の周期より十分大きな時定数を持つフィルタが必要であった。つまり、長波標準電波の周期が1秒であることから大きな時定数のフィルタが必要とされ、これがAGC回路の過渡動作が一定となるまでの大きな遅延が生じる原因となっていた。
【0005】
更に、実際に回路全体を構成する段階では、リップルの発生を防ぐために数十秒程度の遅延を考慮して設計しなくてはならない。このことにより、AGC回路に含まれるフィルタの工夫による遅延の低減(即ち、AGC動作の高速化)は困難であった。
【0006】
そこで、高速なAGC動作を実現するために、例えば、スーパーヘテロダイン方式の電波受信装置において、中間周波信号を増幅するIF増幅回路を直列に2段設置し、後段のIF増幅回路から出力される信号のレベルを検出してその検出出力に従って後段のIF増幅回路の利得を制御し、更に検出出力と基準電圧とを比較し、その比較出力に従ってRF増幅回路及び前段のIF増幅回路の利得を制御する技術が知られている(特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−290178号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1の発明の場合、大きな振幅変動と環境変動条件を考えると、高速追従性という面で十分とはいえないものであった。つまり、長波標準電波のような1秒といった長い周期を持つ振幅変調信号を受信する装置、例えば電波時計や中継器等の電波受信装置に特許文献1の発明を適用した場合には、十分に高速なAGC動作を得られるものではなかった。
【0009】
上記問題に鑑み、本発明は、振幅変調信号を受信する電波受信装置等において、AGC動作の高速化を図ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、
振幅変調信号を受信する電波受信手段と、利得制御用信号を出力する利得制御手段と、前記電波受信手段により受信された振幅変調信号を前記利得制御手段より出力された利得制御用信号に応じて増幅する振幅変調信号増幅手段と、所定周波数の信号を出力する発振手段と、前記振幅変調信号増幅手段より出力された信号を前記発振手段より出力された信号と合成して中間周波信号に変換する周波数変換手段と、この周波数変換手段より出力された中間周波信号を前記利得制御手段より出力された利得制御用信号に応じて増幅する中間周波信号増幅手段と、この中間周波信号増幅手段より出力された信号を検波して検波信号を出力する検波手段とを備えた電波受信装置において、
前記利得制御手段は、
前記検波信号を反転する反転手段(例えば、図3の反転増幅器618a)と、
この反転手段による反転後の信号と前記中間周波信号増幅手段より出力された信号とを積算する積算手段(例えば、図3の積算器618b)と、
この積算手段による積算後の信号の信号レベルに応じて前記利得制御用信号を生成する生成手段(例えば、図3のAGC電圧生成回路618e)と、
を有することを特徴としている。
【0011】
この請求項1に記載の発明によれば、検波信号を反転した後の信号と中間周波数信号を増幅した後の信号とが積算され、この積算後の信号の信号レベルに応じて利得制御用信号が生成される。つまり、検波信号の反転信号で中間周波信号の増幅された信号が変調され、変調後の信号レベルに応じて利得制御用信号が生成される。また、変調後の信号は、理想的には中間周波数成分のみを持ち、且つ信号レベルが一定の信号となる。このため、増幅手段が行う信号増幅を、受信した振幅変調信号の周波数(即ち、周期)に左右されることなく、中間周波数成分の非変調状態のみに依存して制御することができるため、AGC動作の高速化を図った電波受信装置を実現することができる。
【0012】
また、請求項2に記載の発明は、
振幅変調信号を受信する電波受信手段と、利得制御用信号を出力する利得制御手段と、前記電波受信手段により受信された振幅変調信号を前記利得制御手段より出力された利得制御用信号に応じて増幅する振幅変調信号増幅手段と、所定周波数の信号を出力する発振手段と、前記振幅変調信号増幅手段より出力された信号を前記発振手段より出力された信号と合成して中間周波信号に変換する周波数変換手段と、この周波数変換手段より出力された中間周波信号を前記利得制御手段より出力された利得制御用信号に応じて増幅する中間周波信号増幅手段と、この中間周波信号増幅手段より出力された信号を検波して検波信号を出力する検波手段とを備えた電波受信装置において、
前記検波手段は、前記中間周波信号の周波数と同一且つ同相の一定振幅の基準信号を前記中間周波信号増幅手段より出力された信号に基づいて生成する基準信号生成手段(例えば、図6のキャリア抽出回路621)、を有し、
前記利得制御手段は、
前記検波信号を反転する反転手段(例えば、図6の反転増幅器619a)と、
この反転手段による反転後の信号と前記基準信号とを積算する積算手段(例えば、図6の積算器619b)と、
この積算手段による積算後の信号と前記中間周波信号増幅手段より出力された信号とを加算する加算手段(例えば、図6の加算器619c)と、
この加算手段による加算後の信号の信号レベルに応じて前記利得制御用信号を生成する生成手段(例えば、図6のAGC電圧生成回路618e)と、
を有することを特徴としている。
【0013】
この請求項2に記載の発明によれば、検波信号を反転した後の信号と基準信号とが積算され、更に、この積算後の信号と中間周波信号を増幅した後の信号とが加算される。そして、加算後の信号の信号レベルに応じて利得制御用信号が生成される。つまり、検波信号の反転信号で基準信号が変調され、変調後の信号が中間周波信号の増幅信号に加算される。即ち、加算後の信号は、理想的には中間周波数成分のみを持ち、且つ信号レベルが一定の信号となる。このため、増幅手段が行う信号増幅を、受信した振幅変調信号の周波数(即ち、周期)に左右されることなく、中間周波数成分の非変調状態のみに依存して制御することができるため、AGC動作の高速化を図った電波受信装置を実現することができる。
【0014】
また、請求項3に記載の発明は、
振幅変調信号を受信する電波受信手段と、利得制御用信号を出力する利得制御手段と、前記電波受信手段により受信された振幅変調信号を前記利得制御手段より出力された利得制御用信号に応じて増幅する振幅変調信号増幅手段と、所定周波数の信号を出力する発振手段と、前記振幅変調信号増幅手段より出力された信号を前記発振手段より出力された信号と合成して中間周波信号に変換する周波数変換手段と、この周波数変換手段より出力された中間周波信号を前記利得制御手段より出力された利得制御用信号に応じて増幅する中間周波信号増幅手段と、この中間周波信号増幅手段より出力された信号を検波して検波信号を出力する検波手段とを備えた電波受信装置において、
前記検波手段は、前記中間周波信号の周波数と同一且つ同相の一定振幅の基準信号を前記中間周波信号増幅手段より出力された信号に基づいて生成する基準信号生成手段(例えば、図10のキャリア抽出回路621)、を有し、
前記利得制御手段は、
前記検波信号と前記基準信号とを積算する積算手段(例えば、図10の積算器629a)と、
前記中間周波信号増幅手段より出力された信号から前記積算手段による積算後の信号を減算する減算手段(例えば、図10の減算器629b)と、
この減算手段による減算後の信号の信号レベルに応じて前記利得制御用信号を生成する生成手段(例えば、図10のAGC電圧生成回路618e)と、
を有することを特徴としている。
【0015】
この請求項3に記載の発明によれば、検波信号と基準信号とが積算され、更に、中間周波信号を増幅した後の信号からこの積算後の信号が減算される。そして、減算後の信号の信号レベルに応じて利得制御用信号が生成される。つまり、検波信号の反転信号で基準信号が変調され、中間周波信号の増幅された信号から変調後の信号が減算される。従って、変調後の信号の信号レベルを適当に調整することで、減算後の信号は、理想的には中間周波数成分のみを持ち、且つ信号レベルが一定の信号となる。このため、増幅手段が行う信号増幅を、受信した振幅変調信号の周波数(即ち、周期)に左右されることなく、中間周波数成分の非変調状態のみに依存して制御することができるため、AGC動作の高速化を図った電波受信装置を実現することができる。
【0016】
また、請求項4に記載の発明のように、請求項1〜3の何れか一項に記載の電波受信装置において、
前記検波手段は、
前記中間周波信号の周波数と同一且つ同相の一定振幅の基準信号を前記中間周波信号増幅手段より出力された信号に基づいて生成する基準信号生成手段(例えば、図3のキャリア抽出回路621)と、
前記中間周波信号増幅手段より出力された信号と前記基準信号とを積算する第2積算手段(例えば、図3の積算器622a)と、
を有し、
前記第2積算手段による積算後の信号を前記検波信号として出力することとしても良い。
【0017】
この請求項4に記載の発明によれば、中間周波信号の周波数と同一且つ同相の一定振幅の基準信号と、中間周波数信号を増幅した後の信号とを積算し、積算後の信号を検波信号として出力することができる。
【0018】
また、請求項5に記載の発明は、電波時計であって、
請求項1〜4の何れか一項に記載の電波受信装置と、
この電波受信装置の電波受信手段により受信された振幅変調信号に含まれる標準電波信号に基づいて標準タイムコードを生成するタイムコード生成手段と、
現在時刻を計時する時刻計時手段と、
前記タイムコード生成手段によって生成された標準タイムコードに基づいて、前記時刻計時手段により計時されている現在時刻を修正する修正手段と、
を備えることを特徴としている。
【0019】
この請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明と同様の効果を奏する電波時計を実現できる。
【0020】
また、請求項6に記載の発明は、中継器であって、
請求項1〜4の何れか一項に記載の電波受信装置と、
この電波受信装置の電波受信手段により受信された振幅変調信号に含まれる標準電波信号に基づいて標準タイムコードを生成するタイムコード生成手段と、
このタイムコード生成手段によって生成された標準タイムコードを送信する送信手段と、
を備えることを特徴としている。
【0021】
この請求項6に記載の発明によれば、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明と同様の効果を奏する中継器を実現できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示例とともに説明する。また、以下の実施の形態においては、本発明を適用した電波時計及び中継器を例にとって説明するが、その他、電波を受信するための装置であれば、これに限らない。
【0023】
〔第1の実施の形態〕
先ず、図1〜図5を参照して、第1の実施の形態を説明する。
図1は、本実施の形態における電波時計1の回路構成の一例を示すブロック図である。同図によれば、電波時計1は、CPU(Central Processing Unit)10、入力部20、表示部30、RAM(Random Access Memory)40、ROM(Read Only Memory)50、受信制御部60、計時回路部80、発振回路部81及びタイムコード変換部70を備えて構成されており、発振回路部81を除く各部はバスBによって接続されている。また、計時回路部80には発振回路部81が接続される。
【0024】
CPU10は、所定のタイミング或いは入力部20から入力された操作信号に応じて、ROM50内に格納された各種プログラムを読み出してRAM40内に展開し、当該プログラムに基づいて各機能部への指示やデータの転送等を行う。特に、CPU10は、例えば所定時間毎に受信制御部60を制御して標準電波の受信処理を実行し、タイムコード変換部70から入力された標準タイムコードに基づいて計時回路部80で計数される現在時刻データを修正するとともに、当該修正したタイムコードに基づく表示信号を表示部30に出力して表示時刻を更新させる等の各種制御を行う。
【0025】
入力部20は、電波時計1に各種機能を実行させるためのスイッチ等で構成される。そして、これらのスイッチが操作された時には、対応するスイッチの操作信号がCPU10に出力される。
【0026】
表示部30は、小型液晶ディスプレイ等により構成され、CPU10からのデータ、例えば計時回路部80による現在時刻データ等をデジタル表示する。
【0027】
RAM40は、CPU10の制御の下、CPU10で処理されたデータを記憶するとともに、記憶しているデータをCPU10に出力するために用いられる。ROM50は、主に、電波時計1に係るシステムプログラムやアプリケーションプログラム等を記憶する。
【0028】
受信制御部60は電波受信装置61を備える。電波受信装置61は、アンテナで受信した長波標準電波の不要な周波数成分をカットして該当する周波数信号を取り出し、周波数信号を対応する信号に変換して出力する。
【0029】
計時回路部80は、発振回路部81から入力される信号を計数して、現在時刻データ等を得る。そして当該現在時刻データをCPU10に出力する。発振回路部81は、常時一定周波数の信号を出力する回路である。
【0030】
タイムコード変換部70は、電波受信装置61から出力された信号に基づいて、標準時刻コード、積算日コード及び曜日コード等の時計機能に必要なデータを含む標準タイムコードを生成して、CPU10に出力する。
【0031】
図2は、本実施の形態における、例えば、スーパーへテロダイン方式を用いた電波受信装置61の回路構成の一例を示すブロック図である。同図によれば、電波受信装置61は、アンテナANT、RF増幅回路611、フィルタ回路612、615、617、周波数変換回路613、局部発振回路614、IF増幅回路616、AGC(Auto Gain Control)、回路618及び検波回路620を備えて構成される。
【0032】
アンテナANTは、長波標準電波を受信することができ、例えばバーアンテナ等によって構成される。受信した電波は、電気信号に変換されて出力される。
【0033】
RF増幅回路611には、アンテナANTから出力された電気信号とAGC回路618から出力されたRF制御信号f1とが入力される。そして、RF増幅回路611は、RF制御信号f1に応じて、アンテナANTから入力された信号を増幅して出力する。
【0034】
フィルタ回路612には、RF増幅回路611から出力された信号が入力される。そして、フィルタ回路612は、入力された信号に対して所定の範囲の周波数を通過させ、範囲外の周波数成分を遮断して出力する。
【0035】
周波数変換回路613には、フィルタ回路612から出力された信号と局部発振回路614から出力された信号とが入力される。そして、周波数変換回路613は、入力された2つの信号を合成して中間周波信号として出力する。また、局部発振回路614は、局部発振周波数の信号を生成して出力する。
【0036】
フィルタ回路615には、周波数変換回路613から出力された中間周波信号が入力される。そして、フィルタ回路615は、中間周波信号に対して中間周波数を中心として所定の範囲の周波数を通過させ、範囲外の周波数成分を遮断して出力する。
【0037】
IF増幅回路616には、フィルタ回路615から出力された信号とAGC回路618から出力されたIF制御信号f2とが入力される。そして、IF増幅回路616は、IF制御信号f2に応じてフィルタ回路615から入力された信号を増幅して出力する。
【0038】
フィルタ回路617には、IF増幅回路616から出力された信号が入力される。そして、フィルタ回路617は、入力された信号に対して所定の範囲の周波数を通過させ、範囲外の周波数成分を遮断して、信号aとして出力する。
【0039】
検波回路620は、キャリア抽出回路621及び信号再生回路622を有する。
キャリア抽出回路621は、例えばPLL(Phase Locked Loop)回路等によって構成される。キャリア抽出回路621には、フィルタ回路617から出力された信号aが入力される。そして、信号aの周波数と同一且つ同相の、信号レベルが一定の基準信号である信号bを出力する。
【0040】
信号再生回路622には、フィルタ回路617から出力された信号aとキャリア抽出回路621から出力された信号bとが入力される。そして、信号再生回路622は、信号aのベースバンド信号(即ち、信号aを再生した信号)に相当する信号c´、及び信号gを出力する。
【0041】
AGC回路618には、フィルタ回路617から出力された信号aと信号再生回路622から出力された信号c´とが入力される。そして、AGC回路618は、信号aの強弱(信号レベルの大きさ)に従ってRF増幅回路611及びIF増幅回路616それぞれの増幅度を調整する利得制御用信号としてRF制御信号f1及びIF制御信号f2を生成して出力する。
【0042】
図3は、本実施の形態におけるキャリア抽出回路621、信号再生回路622及びAGC回路618の回路構成の一例を示す回路ブロック図である。同図によれば、キャリア抽出回路621は、PD(Phase Detector)621a、LPF(Low Pass Filter)621b及び発振器621cを有する。
【0043】
PD621aには、フィルタ回路617から出力された信号aと発振器621cから出力された信号とが入力される。そして、PD621aは、入力された2つの信号それぞれの位相を比較し、比較結果に基づいた信号を出力する。
【0044】
LPF621bには、PD621aから出力された信号(位相比較の結果に基づいた信号)が入力される。そして、LPF621bは、入力された信号に対して所定の範囲(低域)の周波数を通過させ、範囲外の周波数成分を遮断した信号を出力する。
【0045】
発振器621cには、LPF621bから出力された信号が入力される。そして、発振器621cは、発振する信号の位相が信号bの搬送波の位相と同期するように、発振する信号の位相差を入力された信号に基づいて調整して、調整後の信号を信号bとして出力する。
【0046】
信号再生回路622は、積算器622a、LPF622b、622cを有する。
積算器622aには、フィルタ回路617から出力された信号aと発振器621cから出力された信号bとが入力される。そして、積算器622aは、信号aと信号bとを積算して、積算後の信号を信号cとして出力する。
【0047】
LPF622bには、積算器622aから出力された信号cが入力される。そして、LPF622bは、信号cに対して所定の範囲(低域)の周波数を通過させ、範囲外の周波数成分を遮断した信号c´を出力する。このLPF622bによって信号aの高周波成分が遮断され、信号aのベースバンド信号にほぼ相当する信号(再生信号)が得られる。
【0048】
LPF622cには、LPF622bから出力された信号c´が入力される。そして、LPF622cは、信号c´に対して所定の範囲(低域)の周波数を通過させ、範囲外の周波数成分を遮断した信号gを出力する。この信号gが、電波受信装置61によって得られる、長波標準電波のデータ信号(再生信号)に相当する。
【0049】
また、AGC回路618は、反転増幅器618a、積算器618b、AGC検波回路618c、LPF618d及びAGC電圧生成回路618eを有する。
反転増幅器618aには、LPF622bから出力された信号c´が入力される。そして、反転増幅器618aは、信号c´を反転増幅して、反転増幅後の信号を信号dとして出力する。
【0050】
積算器618bには、フィルタ回路617から出力された信号aと反転増幅器618aから出力された信号dとが入力される。そして、積算器618bは、信号aと信号dとを積算して、積算後の信号を信号eとして出力する。
【0051】
AGC検波回路618cには、積算器618bから出力された信号eが入力される。そして、AGC検波回路618cは、入力された信号eを検波(例えば、ピーク検波)して、検波後の信号を出力する。
【0052】
LPF618dには、AGC検波回路618cから出力された信号が入力される。そして、LPF618dは、入力された信号に対して所定の範囲(低域)の周波数を通過させ、範囲外の周波数を遮断した信号を出力する。
【0053】
AGC電圧生成回路618eには、LPF618dから出力された信号が入力される。そして、AGC電圧生成回路618eは、入力された信号のレベルに応じて、RF増幅回路611及びIF増幅回路616それぞれの増幅度を制御するためのRF制御信号f1及びIF制御信号f2を出力する。
【0054】
次に、電波受信装置61の動作を説明する。図4は、本実施の形態における電波受信装置61の処理の流れを示したフローチャートであり、図5は、電波受信装置61を流れる各信号の概略波形を示す図である。
【0055】
図4によれば、先ず、アンテナANTによって受信された長波標準電波が電気信号に変換されてRF増幅回路611に出力される。RF増幅回路611は、入力された電気信号をAGC回路618から入力されたRF制御信号f1に応じて増幅(或いは減衰)し、増幅(或いは減衰)後の信号を、フィルタ回路612を介して周波数変換回路613に出力する。
【0056】
次に、周波数変換回路613は、入力された信号を所定の中間周波数の信号に変換し、フィルタ回路615を介してIF増幅回路616に出力する。IF増幅回路616は、入力された信号をAGC回路618から入力されたIF制御信号f2に応じて増幅(或いは減衰)し、増幅(或いは減衰)後の信号を、フィルタ回路617を介して、信号aとして検波回路620に出力する(ステップS11)。ここで、信号aは、図5に示すように、10%の振幅変調度と100%の振幅変調度とを持つ信号である。
【0057】
そして、検波回路620において、キャリア抽出回路621は、信号aの搬送波の位相に同期した信号bを出力する。そして、信号再生回路622の積算器622aは、信号aと信号bとを積算し、積算後の信号を信号cとして出力する。信号cは、LPF622bによって高調波成分が遮断され、図5に示すように、信号aのベースバンド信号にほぼ相当する信号c´として出力される(ステップS12)。
【0058】
次いで、AGC回路618の反転増幅器618aは、信号c´を反転増幅し、信号dとして出力する(ステップS13)。その後、積算器618bは、信号aと信号dとを積算し、積算後の信号を信号eとして出力する(ステップS14)。即ち、信号eは、図5に示すように、信号aの最大振幅をほぼ一定とした信号として出力される。
【0059】
続いて、AGC検波回路618cは、信号eを検波(例えば、ピーク検波)し、検波後の信号はLPF618dに出力され、高周波成分が遮断されて、AGC電圧生成回路618eに出力される(ステップS15)。
【0060】
そして、AGC電圧生成回路618eは、入力された信号の信号レベルに応じて、RF増幅回路611の増幅度を制御するためのRF制御信号f1、及びIF増幅回路616の増幅度を制御するためのIF制御信号f2を生成して出力する(ステップS16)。
【0061】
このように、電波受信装置61は、中間周波信号である信号aと、信号再生回路622によって再生された信号c´(より正確には、信号gが再生信号であるが、信号c´も再生信号とほぼ等価である。)を反転増幅した信号dとを積算、つまり、信号aを信号c´で変調(逆変調)し、変調後の信号eの信号レベルに応じてRF増幅回路611の増幅度を制御するRF制御信号f1、及びIF増幅回路616の増幅度を制御するIF制御信号f2を生成することができる。即ち、AGC検波回路618cは、理想的には、中間周波数成分のみを持つ信号eを検波するため、AGC動作を行うために受信した振幅変調信号の周期以上に大きな時定数を持つフィルタを設置する必要がなく、振幅変調信号の周期に依存しない高速なAGC動作を実現できる。
【0062】
〔第2の実施の形態〕
次に、図6〜図8を参照して、第2の実施の形態を説明する。
本実施の形態における電波時計の構成は、図1の電波時計1における電波受信装置61のAGC回路618を、図6のAGC回路619に置き換えた構成と同様である。このため、以下においては、第1の実施の形態と同一要素については同符合を付し、詳細な説明を省略する。
【0063】
図6は、本実施の形態におけるキャリア抽出回路621、信号再生回路622及びAGC回路619の回路構成の一例を示すブロック図である。同図によれば、AGC回路619は、反転増幅器619a、積算器619b、加算器619c、AGC検波回路618c、LPF618d及びAGC電圧生成回路618eを有する。
【0064】
反転増幅器619aには、LPF622bから出力された信号c´が入力される。そして、反転増幅器619aは、信号c´を反転増幅して、反転増幅後の信号d1を出力する。
【0065】
積算器619bには、発振器621cから出力された信号bと反転増幅器619aから出力された信号d1とが入力される。そして、積算器619bは、信号bと信号d1とを積算して、積算後の信号d2を出力する。
【0066】
加算器619cには、フィルタ回路617から出力された信号aと積算器619bから出力された信号d2とが入力される。そして、加算器619cは、信号aと信号d2とを加算して、加算後の信号eを出力する。
【0067】
次に、本実施の形態における電波受信装置61の動作を説明する。図7は、本実施の形態における電波受信装置61の処理の流れを示すフローチャートであり、図8は、電波受信装置61を流れる各信号の概略波形を示す図である。尚、本実施の形態における電波受信装置61の動作は、上述した第1の実施の形態とAGC回路619の動作のみが異なる。このため、以下では、図7において図4と同一のステップには同一ステップ番号を付し、異なる部分を中心に説明する。
【0068】
即ち、LPF622bから信号c´が出力されると(ステップS11〜S12)、AGC回路619において、反転増幅器619aは、信号c´を反転増幅して、反転増幅後の信号d1を出力する(ステップS21)。信号d1は、図8に示すように、信号aのベースバンド信号にほぼ相当する信号を反転した信号となる。
【0069】
次いで、積算器619bは、信号bと信号d1とを積算し、積算後の信号d2を出力する(ステップS22)。続いて、加算器619cは、信号aと信号d2とを加算し、加算後の信号eを出力する(ステップS23)。即ち、信号eは、図8に示すように、信号aと周波数が同一且つ同相の、信号レベルが一定の信号として出力される。
【0070】
その後、AGC検波回路618は信号eを検波して、検波後の信号がLPF618dを介してAGC電圧生成回路618eに出力され、AGC電圧生成回路618eは、RF制御信号f1及びIF制御信号f2を生成して出力する(ステップS15〜S16)。
【0071】
このように、電波受信装置61は、基準信号である信号bと、信号再生回路622によって再生された信号c´を反転増幅した信号d1とを積算、つまり、信号bを信号d1で変調し、変調後の信号d1を中間周波信号である信号aに加算して、この加算後の信号eの信号レベルに応じてRF増幅回路611の増幅度を制御するRF制御信号f1、及びIF増幅回路616の増幅度を制御するIF制御信号f2を生成することができる。即ち、AGC検波回路618cは、理想的には、中間周波数成分のみを持つ信号eを検波するため、AGC動作を行うために受信した振幅変調信号の周期以上に大きな時定数を持つフィルタを設置する必要がなく、振幅変調信号の周期に依存しない高速なAGC動作を実現できる。
【0072】
〔第3の実施の形態〕
次に、図9を参照して、第3の実施の形態を説明する。
上述した第1及び第2の実施の形態においては、本発明を適用した電波時計について説明したが、本実施の形態では、中継器について説明する。中継器は、例えば内部に電波が届き難い鉄骨住宅等の建物の窓際に設置され、長波標準電波を受信して正確な時刻情報を得て、この時刻情報を送信する。そして、室内等に設置された電波時計は、中継器から送信された時刻情報を受信して、時刻修正を行う。
【0073】
図9は、本発明を適用した中継器2の回路構成の一例を示すブロック図である。尚、中継器2の構成は、図1の電波時計1に送信部90を加えたものと同一構成である。このため、以下においては、図1と同一要素については同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
【0074】
即ち、送信部90は、CPU10から入力される標準タイムコードを所定の搬送波によって、中継電波としてアンテナ等を介して送信する。この時の搬送波は、受信する長波標準電波と同一であっても良いし、中継電波として専用の電波であっても良い。長波標準電波と同一である場合には、室内等に設置される電波時計は通常の電波時計であって良い。また、中継電波として専用の電波である場合には、電波時計には当該電波を受信する手段が必要となる。
【0075】
以上、本発明を適用した3つの実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態についてのみ限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0076】
例えば、図3のAGC回路618、図6のAGC回路619に代えて、図10に示すAGC回路629を備えても良い。即ち、図10によれば、AGC回路629は、積算器629a、減算器629b、AGC検波回路618c、LPF618d及びAGC電圧発生回路618eを有する。
【0077】
積算器629aには、発振器621cから出力された信号bとLPF622bから出力された信号c´とが入力される。そして、積算器629aは、信号bと信号c´とを積算して、積算後の信号d3を出力する。
【0078】
減算器629bには、フィルタ回路617から出力された信号aと積算器629aから出力された信号d3とが入力される。そして、減算器629bは、信号aから信号d3を減算して、減算後の信号eを出力する。
【0079】
ここで、信号aと信号d3とは、理想的には一致する波形となる。このため、信号d3の信号レベルを適当に調整する(例えば、所定の増幅度で増幅する。)ことで、図5に示した信号eと同様に、最大振幅をほぼ一定とした信号eを得ることができる。
【0080】
この場合、電波受信装置61は、基準信号bと信号再生回路622によって再生された信号c´とを積算、つまり、信号bを信号c´で変調し、変調後の信号d3を中間周波信号である信号aに加算し、加算した後の信号eの信号レベルに応じてRF増幅回路611の増幅度を制御するRF制御信号f1、及びIF増幅回路616の増幅度を制御するIF制御信号f2を生成することができる。即ち、AGC検波回路618cは、理想的には、中間周波数成分のみを持つ信号eを検波するため、AGC動作を行うために受信した振幅変調信号の周期以上に大きな時定数を持つフィルタを設置する必要がなく、振幅変調信号の周期に依存しない高速なAGC動作を実現できる。
【0081】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、検波信号を反転した後の信号と中間周波数信号を増幅した後の信号とが積算され、この積算後の信号の信号レベルに応じて利得制御用信号が生成される。つまり、検波信号の反転信号で中間周波信号の増幅された信号が変調され、変調後の信号レベルに応じて利得制御用信号が生成される。また、変調後の信号は、理想的には中間周波数成分のみを持ち、且つ信号レベルが一定の信号となる。このため、増幅手段が行う信号増幅を、受信した振幅変調信号の周波数(即ち、周期)に左右されることなく、中間周波数成分の非変調状態のみに依存して制御することができるため、AGC動作の高速化を図った電波受信装置を実現することができる。
【0082】
また、請求項2に記載の発明によれば、検波信号を反転した後の信号と基準信号とが積算され、更に、この積算後の信号と中間周波信号を増幅した後の信号とが加算される。そして、加算後の信号の信号レベルに応じて利得制御用信号が生成される。つまり、検波信号の反転信号で基準信号が変調され、変調後の信号が中間周波信号の増幅信号に加算される。即ち、加算後の信号は、理想的には中間周波数成分のみを持ち、且つ信号レベルが一定の信号となる。このため、増幅手段が行う信号増幅を、受信した振幅変調信号の周波数(即ち、周期)に左右されることなく、中間周波数成分の非変調状態のみに依存して制御することができるため、AGC動作の高速化を図った電波受信装置を実現することができる。
【0083】
また、請求項3に記載の発明によれば、検波信号と基準信号とが積算され、更に、中間周波信号を増幅した後の信号からこの積算後の信号が減算される。そして、減算後の信号の信号レベルに応じて利得制御用信号が生成される。つまり、検波信号の反転信号で基準信号が変調され、中間周波信号の増幅された信号から変調後の信号が減算される。従って、変調後の信号の信号レベルを適当に調整することで、減算後の信号は、理想的には中間周波数成分のみを持ち、且つ信号レベルが一定の信号となる。このため、増幅手段が行う信号増幅を、受信した振幅変調信号の周波数(即ち、周期)に左右されることなく、中間周波数成分の非変調状態のみに依存して制御することができるため、AGC動作の高速化を図った電波受信装置を実現することができる。
【0084】
また、請求項4に記載の発明によれば、中間周波信号の周波数と同一且つ同相の一定振幅の基準信号と、中間周波数信号を増幅した後の信号とを積算し、積算後の信号を検波信号として出力することができる。
【0085】
更に、請求項5に記載の発明によれば、上述の電波受信装置と同様の効果を奏する電波時計を実現することができるとともに、請求項6に記載の発明によれば、上述の電波受信装置と同様の効果を奏する中継機を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における電波時計の回路構成の一例を示す図。
【図2】電波受信装置の回路構成の一例を示すブロック図。
【図3】キャリア抽出回路、信号再生回路及びAGC回路の回路構成の一例を示すブロック図。
【図4】電波受信装置の処理の流れを示すフローチャート。
【図5】電波受信装置を流れる各信号の概略波形を示す図。
【図6】第2の実施の形態におけるキャリア抽出回路、信号再生回路及びAGC回路の回路構成の一例を示すブロック図。
【図7】電波受信装置の処理の流れを示すフローチャート。
【図8】電波受信装置を流れる各信号の概略波形を示す図。
【図9】第3の実施の形態における中継器の回路構成の一例を示すブロック図。
【図10】AGC回路の回路構成の変形例を示す図。
【図11】長波標準電波のタイムコードを示す図。
【符号の説明】
1 電波時計
10 CPU
20 入力部
30 表示部
40 RAM
50 ROM
60 受信制御部
61 受信装置
ANT アンテナ
611 RF増幅回路
612、615、617 フィルタ回路
613 周波数変換回路
614 局部発振回路
616 IF増幅回路
618、619 AGC回路
618a、619a 反転増幅器
618b、619b 積算器
618c AGC検波回路
618d LPF
618e AGC電圧生成回路
619c 加算器
620 検波回路
621 キャリア抽出回路
621a PD
621b LPF
621c 発振器
622 信号再生回路
622a 積算器
622b、622c LPF
70 タイムコード変換部
80 計時回路部
81 発振回路部
2 中継器

Claims (6)

  1. 振幅変調信号を受信する電波受信手段と、利得制御用信号を出力する利得制御手段と、前記電波受信手段により受信された振幅変調信号を前記利得制御手段より出力された利得制御用信号に応じて増幅する振幅変調信号増幅手段と、所定周波数の信号を出力する発振手段と、前記振幅変調信号増幅手段より出力された信号を前記発振手段より出力された信号と合成して中間周波信号に変換する周波数変換手段と、この周波数変換手段より出力された中間周波信号を前記利得制御手段より出力された利得制御用信号に応じて増幅する中間周波信号増幅手段と、この中間周波信号増幅手段より出力された信号を検波して検波信号を出力する検波手段とを備えた電波受信装置において、
    前記利得制御手段は、
    前記検波信号を反転する反転手段と、
    この反転手段による反転後の信号と前記中間周波信号増幅手段より出力された信号とを積算する積算手段と、
    この積算手段による積算後の信号の信号レベルに応じて前記利得制御用信号を生成する生成手段と、
    を有することを特徴とする電波受信装置。
  2. 振幅変調信号を受信する電波受信手段と、利得制御用信号を出力する利得制御手段と、前記電波受信手段により受信された振幅変調信号を前記利得制御手段より出力された利得制御用信号に応じて増幅する振幅変調信号増幅手段と、所定周波数の信号を出力する発振手段と、前記振幅変調信号増幅手段より出力された信号を前記発振手段より出力された信号と合成して中間周波信号に変換する周波数変換手段と、この周波数変換手段より出力された中間周波信号を前記利得制御手段より出力された利得制御用信号に応じて増幅する中間周波信号増幅手段と、この中間周波信号増幅手段より出力された信号を検波して検波信号を出力する検波手段とを備えた電波受信装置において、
    前記検波手段は、前記中間周波信号の周波数と同一且つ同相の一定振幅の基準信号を前記中間周波信号増幅手段より出力された信号に基づいて生成する基準信号生成手段、を有し、
    前記利得制御手段は、
    前記検波信号を反転する反転手段と、
    この反転手段による反転後の信号と前記基準信号とを積算する積算手段と、
    この積算手段による積算後の信号と前記中間周波信号増幅手段より出力された信号とを加算する加算手段と、
    この加算手段による加算後の信号の信号レベルに応じて前記利得制御用信号を生成する生成手段と、
    を有することを特徴とする電波受信装置。
  3. 振幅変調信号を受信する電波受信手段と、利得制御用信号を出力する利得制御手段と、前記電波受信手段により受信された振幅変調信号を前記利得制御手段より出力された利得制御用信号に応じて増幅する振幅変調信号増幅手段と、所定周波数の信号を出力する発振手段と、前記振幅変調信号増幅手段より出力された信号を前記発振手段より出力された信号と合成して中間周波信号に変換する周波数変換手段と、この周波数変換手段より出力された中間周波信号を前記利得制御手段より出力された利得制御用信号に応じて増幅する中間周波信号増幅手段と、この中間周波信号増幅手段より出力された信号を検波して検波信号を出力する検波手段とを備えた電波受信装置において、
    前記検波手段は、前記中間周波信号の周波数と同一且つ同相の一定振幅の基準信号を前記中間周波信号増幅手段より出力された信号に基づいて生成する基準信号生成手段、を有し、
    前記利得制御手段は、
    前記検波信号と前記基準信号とを積算する積算手段と、
    前記中間周波信号増幅手段より出力された信号から前記積算手段による積算後の信号を減算する減算手段と、
    この減算手段による減算後の信号の信号レベルに応じて前記利得制御用信号を生成する生成手段と、
    を有することを特徴とする電波受信装置。
  4. 前記検波手段は、
    前記中間周波信号の周波数と同一且つ同相の一定振幅の基準信号を前記中間周波信号増幅手段より出力された信号に基づいて生成する基準信号生成手段と、
    前記中間周波信号増幅手段より出力された信号と前記基準信号とを積算する第2積算手段と、
    を有し、
    前記第2積算手段による積算後の信号を前記検波信号として出力することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の電波受信装置。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の電波受信装置と、
    この電波受信装置の電波受信手段により受信された振幅変調信号に含まれる標準電波信号に基づいて標準タイムコードを生成するタイムコード生成手段と、
    現在時刻を計時する時刻計時手段と、
    前記タイムコード生成手段によって生成された標準タイムコードに基づいて、前記時刻計時手段により計時されている現在時刻を修正する修正手段と、
    を備えることを特徴とする電波時計。
  6. 請求項1〜4の何れか一項に記載の電波受信装置と、
    この電波受信装置の電波受信手段により受信された振幅変調信号に含まれる標準電波信号に基づいて標準タイムコードを生成するタイムコード生成手段と、
    このタイムコード生成手段によって生成された標準タイムコードを送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする中継器。
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