JP2005061808A - 回転乾燥炉 - Google Patents

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JP2005061808A
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Yasunobu Yoshida
康伸 吉田
Haruna Yoshida
春奈 吉田
Munehiro Yoshida
宗弘 吉田
Kiyofumi Yoshida
潔史 吉田
Emi Yoshida
絵未 吉田
Hiroyasu Tsutsuno
広康 筒野
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Abstract

【課題】減容効果が大きく,安全でかつ乾燥効率と良好な乾燥物が得られる回転乾燥炉を提供する。
【解決手段】フレーム上に設置した回転乾燥炉が、二重構造で内側回転乾燥炉とリターン用外側回転乾燥炉内に撹拌兼移送羽根を設けてあり、乾燥しようとしている廃棄物を受け取って回転乾燥炉に送りこむようになっている投入口付火炎除去及び完全燃焼熱風生成室、回転乾燥炉接続器と接続されている火炎除去及び完全燃焼熱風発生炉と回転乾燥炉の末端に接続した乾燥物回収装置と余剰蒸気分離装置を包含する。回転乾燥炉の内部には、撹拌兼移送羽根を設け、含水率の高い廃棄物の乾燥により生じた蒸気は蒸気回収口より集められ、蒸気回収管を通り、蒸気分離器によって蒸気は除去され、蒸気が冷えて水滴になった液体は回収される。余剰蒸気は回転炉末端乾燥物回収装置サイクロン上部より余剰蒸気回収管によって回収される。
【選択図】図2

Description

発明の詳細な説明
産業上の利用分野
本発明は、乾燥炉の改良に関する。
従来、乾燥炉は種々なものが知られており、実際使用されているが、焼却炉の延長線上にあって乾燥物が焦げたり、或いは高速回転による真空乾燥器では麦茶や玄米茶等、外殻と実が分離され、澱粉質の実が露出して固まり、お供え餅の様になったりして、殻と実を剥落させずに元の形に綺麗に乾燥し、任意の含水率に仕上げる乾燥機など皆無に等しかった。
近年廃棄物を焼却するとダイオキシンの発生等により、小型焼却炉は殆ど使用禁止になり、これに替わる溶融炉が、要望されているが、大型化と高温処理の為、中小企業では製作が困難であり、炭酸ガスの発生量も上昇し、地球温暖化対策と逆行するようになっている。
発明が解決しようとする課題
バーナーの炎が被乾燥物に直接に接触する燃焼酸化方法ではない為、塩素化合物等のダイオキシン類は発生しない。含水率90%の廃棄物を10%以下に乾燥することで減容効果が大きい。真空乾燥器でも不可能だった麦茶、玄米茶等の乾燥が容易に可能になった。
茶粕、麦茶、玄米茶等は乾燥させれば動物飼料として有効利用され、コーヒー粕も乾燥させれば樹木や果樹等の土壌改良材として有効利用される方法が考えられ、天然資源の乏しい我邦にとって願ってもない方法と云える。リサイクルを真摯に願う方々の為、乾燥の効率が期待される乾燥炉が望まれている。
課題を解決するための手段
本発明は、上記の課題を解決するものであり、フレーム上に設置した回転乾燥炉と、この回転乾燥炉に隣接して設けてある任意の大きさの熱風生成室で制御された熱風発生炉と、回転乾燥炉の内部を2重構造にし、内側を緩慢移送羽根で乾燥し、末端に送られた乾燥物はリターン用外側回転炉内に送り込まれ、外側回転炉の移送羽根は早く送られる角度を持ち、乾燥物が滞留することなく送られるよう設計し、回転炉内側と外側を往復することによって熱エネルギーを有効利用し、ランニングコストの低廉化を包含することを特徴とする乾燥炉を提供する。
前記熱風発生炉はバーナーの炎に多量の空気を送り回転乾燥炉の中間に火炎除去及び完全燃焼用遮蔽ブロックでバリアーし、熱風が回転乾燥炉の円筒内へ強制的に火炎を除いた状態で送風し、回転乾燥炉内側円筒の中心の気流は下流方向に送られ、内壁の乾燥物は長い回転乾燥炉の余熱を利用し、穏やかな回転ながら、乾燥物の原型を毀すことなく乾燥し、更にリターン用外側回転乾燥炉に再び送られ、移送羽根の形状工夫で乾燥物の進行と乾燥を効果的に行うことを包含することを特徴とする回転乾燥炉を提供する。
本発明は、回転乾燥炉の円筒内が二重構造になっており、回転乾燥炉の乾燥しようとする被乾燥物の投入口の反対側の末端部でリターン用外側回転乾燥炉内に送られた被乾燥物の送り込みを制御し、内側回転乾燥炉のみで回収、或いは内、外側回転乾燥炉の往復使用等、任意の含水率を得られるようにし、尚且つ生産調整の可能な回転乾燥炉を提供する。
実施例の説明
以下、本発明による回転乾燥炉を実施例によって説明する。
図1を参照して、本発明による任意の大きさの火炎除去及び完全燃焼生成室付熱風発生炉1は火炎除去熱風発生炉架台17上に設けられ、制御された熱風とその回転乾燥炉の2実施例は、フレーム11上に設置した回転乾燥炉2と、この回転乾燥炉2の一端に隣接して設けてあり、乾燥しようとしている廃棄物を受け取って回転乾燥炉2に送り込むようになっている被乾燥物投入口8とロータリーバルブ18を固定し、火炎除去及び完全燃焼用遮蔽ブロック4付き熱風発生炉1と回転乾燥炉2を接続する投入口付火炎除去生成室熱風回転乾燥炉接続器7は投入口付火炎除去生成室熱風回転炉接続器架台15上に設置されている。
回転乾燥炉2はその長手方向に被乾燥物を乾燥しながら移送できる形式のものであればテーパー型でも円筒形でもよい。乾燥が目的の為、バーナー3の炎が直接被乾燥物に接触して焦げることを避け、回転乾燥炉2の間に距離を置き、回転式焼却炉より長尺にして余熱を利用し易い形状にする。バーナー3で熱せられた火炎は、火炎除去及び完全燃焼用遮蔽ブロック4で遮られ火炎除去と高温室形成により完全燃焼を目的としている。横置円筒の場合直径の10倍以上の長さを採る。回転乾燥炉2、の内部には被乾燥物が回転しながら後方へ送られ易い様に螺旋状のガイド即ち撹拌兼移送羽根が取付けられていることを包含する。
回転乾燥炉2はスチール等の金属の他、耐熱レンガ及びキャスタブル等によって構成する。形状は円錐筒又は円筒状の形態である。回転乾燥炉2の内部は2重構造になっており、被乾燥物投入口8から投入され、ロータリーバルブ18を経て、回転乾燥炉内部の内側回転乾燥炉撹拌兼移送羽根21で後方へ送りながら熱風乾燥を行い回転乾燥炉2の末端でリターン用外側回転炉6に導入される。乾燥物によってはリターンせずそのまま回収される。乾燥度を高めなければ不可ないものはリターン用外側回転乾燥炉6を使用し回転乾燥炉内の輻射熱を利用し、リターン用外側回転乾燥炉撹拌兼移送羽根16によって逆送し、回転乾燥炉内を往復して乾燥度を上げ、乾燥物回収口12で回収される。
回転乾燥炉2に接続する投入口付、火炎除去生成室熱風、回転乾燥炉接続器7の、被乾燥物投入口8にロータリーバルブ18を設け投入量を制御する。被乾燥物投入口8に隣接して、蒸気回収口9を設け、被乾燥物投入口8より投入する被乾燥物が熱風と接することにより発する蒸気を蒸気回収口9より回収し蒸気回収管19内を通り蒸気分離器20によって蒸気除去を行う、たとえば、本出願人の特願平9−24494を参照されたい。除去しきれなかった蒸気は回転乾燥炉の最下流のサイクロン10により気固分離をし、余剰蒸気回収管17で回収除去する。
コロ台13は駆動装置14に接続してあり、この駆動装置14によって回転乾燥炉2が回転し、バーナー3に隣接して安定燃焼する為の空気量制御用ブロアー5により充分な空気が送られ、燃焼温度上昇からの火炎より発する熱風により乾燥される。図に示す様に熱風乾燥炉2の内面には内側回転炉撹拌兼移送羽根21が設けてあり、末端に向かって移送するようになっている。
図2に投入口付、火炎除去生成室熱風、回転乾燥炉接続器7に隣接する回転乾燥炉2の内部構造を示すが、ここに示す通り回転乾燥炉2の被乾燥物の乾燥効率を高め、バーナー3より発生する熱風の火炎を除去し乾燥物の焦げを防止し、燃料の完全燃焼を促進する為、火炎除去及び完全燃焼用遮蔽ブロック4付火炎除去及び完全燃焼生成室付、熱風発生炉1を設け、火炎を出来るだけ除いた状態で回転乾燥炉2方向に送風すると、熱せられた風は、回転乾燥炉2の内壁にある被乾燥物に対して奔流の如く流れ込み乾燥を促進する。更にリターン用外側回転乾燥炉6の二層構造が乾燥度を一層促進する。中心噴射バーナー3と空気量制御用ブロアー5の空気補給使用による中心高温ながら長尺回転炉の使用により焙烙で炒る現象が見られ、質の高い乾燥物が得られる。
回転乾燥炉2の内壁は通常耐火物で裏打ちされているが、実施例においては、金属製を用いている。火炎除去及び完全燃焼生成室付熱風発生炉1は金属に接して、断熱材および金属の三層構造となっている。しかも両金属間で熱膨張と熱伝導が為されないようにするため、内側の金属と外側の金属とは接続されていない。材質は特定せず、過熱する危険性がないように総てキャスタブル製にしてもよく、或いは耐火レンガ又は、金属製でもよい。
廃棄物を熱処理する場合は必ず悪臭が発生し、問題になるが、回転乾燥炉2に接続する蒸気回収口9より回収された蒸気は蒸気回収管19内を通り蒸気分離器20によって蒸気は除去され、被乾燥物と共に回転乾燥炉末端まで送られた蒸気はサイクロン10によって固気分離され余剰蒸気回収管17から吸引ブロアを接続し回収する。長尺回転炉の末端回収で冷えた蒸気は気液分離され、液体で回収する。臭気を含んだ気体は脱臭装置によって処理される。また球形サイクロン脱臭装置も知られている。たとえば、本出願人特許2065021号を参照されたい。
発明の効果
本発明によれば、乾燥の目的によって、含水率を一定にしたり、毀れ易い穀物の殻を毀さずに乾燥させたり、回転乾燥炉内に直接バーナーの火が入らないよう工夫されている為、乾燥物が焦げる等の問題が少なくなり、回転乾燥炉の長さを大きくすることによって余熱の有効利用となり、さらに火炎除去及び完全燃焼生成室付熱風発生炉の採用により乾燥効率を上げることができる。
本発明による火炎除去及び完全燃焼生成室付熱風発生炉を設けた回転乾燥炉の概略配置図である。 本発明による火炎除去及び完全燃焼生成室付熱風発生炉を設けた回転乾燥炉の概略配置図の一部断面図である。
符号の説明
1…火炎除去及び完全燃焼生成室付熱風発生炉
2…回転乾燥炉
3…バーナー
4…火炎除去及び完全燃焼用遮蔽ブロック
5…空気量制御用ブロアー
6…リターン用外側回転乾燥炉
7…投入口付、火炎除去生成室熱風、回転乾燥炉接続器
8…被乾燥物投入口
9…蒸気回収口
10…サイクロン
11…フレーム
12…乾燥物回収口
13…コロ台
14…駆動装置
15…投入口付、火炎除去熱風生成室、回転乾燥炉接続器架台
16…リターン用外側回転乾燥炉撹拌兼移送羽根
17…余剰蒸気回収管
18…ロータリーバルブ
19…蒸気回収管
20…蒸気分離器
21…内側回転乾燥炉撹拌兼移送羽根

Claims (2)

  1. フレーム上に設置した回転乾燥炉と、この回転乾燥炉の一端に接続して設けてあり、バーナーによる熱風を回転乾燥炉に直接火炎を投入せず又、完全燃焼するように設けられた遮蔽ブロックをバーナーと回転炉の中間に取付け、被乾燥物に中高温熱風を送り込むように取り付けられた、任意の大きさの熱風生成室で制御された熱風発生装置と回転乾燥炉の内部を二重構造にし、内側と外側の炉内を往復することで効率的に乾燥が出来ることを、包含することを特徴とする回転乾燥炉。
  2. 請求項1記載の回転乾燥炉において、90%以上の含水率を持つ茶粕・コーヒー粕・麦茶・玄米茶等を任意の乾燥度に仕上げる為、主乾燥炉本体の内側回転乾燥炉内撹拌移送羽根の角度を鋭角にして移送を緩慢にし、横置の回転体の末端で二重構造のリターン用外側回転乾燥炉内に送り込み、外側回転乾燥炉内撹拌兼移送羽根の傾斜角を緩やかにして、乾燥物が速やかに送れ、内側と外側の回転乾燥炉内に滞留することなく、熱せられた炉の内側と外側を往復することによって、エネルギーの有効利用することを包含することを特徴とする回転乾燥炉。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101490857B1 (ko) 2014-04-30 2015-02-09 주식회사 포스벨 열풍 건조장치
CN110030793B (zh) * 2019-05-13 2024-03-29 连云港市福源德邦科技发展有限公司 一种纯碱生产过程中氯化铵节能干燥装置及其方法

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