JP2005331231A - 乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】、乾燥効率が高く、装置全体としての熱回収率も高く、乾燥対象物の加熱が効果的に行うことが出来、乾燥対象物から発生する臭気の乾燥機外への漏洩が完全に防止出来る乾燥機の提供。
【解決手段】スクリュー11のスクリュー軸11b及びスクリュー羽根11sは中空に構成されており、スクリュー軸11bの内部空間11aとスクリュー羽根11sの内部空間11cとは連通11dしており、加熱気体供給手段2とスクリュー軸11bの内部空間11aとを連通する配管系51を有し、該配管系51及びスクリュー軸11bの内部空間11aを介してスクリュー羽根11sの内部空間11cへ加熱気体が供給される様に構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、生ゴミや、高含水の汚泥等を乾燥処理するための乾燥機であって、特にスクリュー式の連続乾燥機に関する。
スクリュー式の連続乾燥機は、従来から、種々提案されている(例えば特許文献1参照)。
しかし、従来のスクリュー式連続乾燥機(特許文献1の乾燥機)は、乾燥効率が必ずしも十分でない。
係る乾燥機は、バーナにより燃焼された高温の燃焼ガスを中空軸内部に供給し、中空軸の外表面及び中空軸外表面に形成されたスクリューブレードと接触する被乾燥物を加熱・乾燥させながら、中空軸に形成された多数の通孔を通じてその燃焼ガスを排出させ、高温の燃焼ガスを被乾燥物に直接接触させることにより、乾燥させるように構成されている。
しかし、被乾燥物は、水分の多い状態であり、その水分の多い被乾燥物は、中空軸の外表面に隙間の少ない状態で圧着しているので、そのままであれば、前記多数の通孔は閉塞してしまう。そのため、乾燥効率が向上しない。
また、上述した従来の乾燥機では、中空軸に、スクリューブレードに隣接してスクリューブレードに沿った閉塞防止板を設けている。しかし、その様な閉塞防止板は製造が困難な上、その閉塞防止板とブレードとの隙間に被乾燥物が詰まってしまう恐れも高い。被乾燥物が詰まってしまうと、乾燥効率は低下してしまう。
また、上述した乾燥機は、一旦乾燥に使用した熱を回収して、再度乾燥機内に投入しているが、再投入箇所が、特定箇所に集中しているため、回収した熱を再投入することによる乾燥効率の向上は、全体的には達成されていない。
特開2003−287371号公報
本考案は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、乾燥効率が高く、装置全体としての熱回収率も高く、乾燥対象物の加熱が効果的に行うことが出来る様な乾燥機の提供を目的としている。
本発明の乾燥機(D1)は、内部に形成された空間内にスクリュー(11)を収容した胴部(2重管トラフ23)と、乾燥対象物(例えば、生ゴミや高含水率の汚泥等)が搬送される様に構成されスクリュー(11)と、加熱された気体を発生する加熱気体供給手段(2)とを有し、前記スクリュー(11)のスクリュー軸(11b)及びスクリュー羽根(スクリューブレード11s)は中空に構成されており、スクリュー軸(11b)の内部空間(11a)とスクリュー羽根(11s)の内部空間(11c)とは連通(11d)しており、前記加熱気体供給手段(2)とスクリュー軸(11b)の内部空間(11a)とを連通する配管系(5、51)を有し、該配管系(5、51)及びスクリュー軸(11b)の内部空間(11a)を介してスクリュー羽根(11s)の内部空間(11c)へ加熱気体が供給される様に構成されていることを特徴としている(請求項1)。
前記胴部(2重管トラフ23)は、半径方向に間隔を隔てて配置された2つの円筒状部材(内筒12と外筒13)から構成されており、該2つの円筒状部材(内筒12と外筒13)間の環状空間(123)に前記加熱気体供給手段(2)で生じた加熱気体が供給される様に構成されている(請求項2)。
前記加熱気体供給手段は気体汚染物質を高熱で分解する臭気分解手段(2)であり、該臭気分解手段(2)内には燃焼装置(例えば、バーナー21)が設けられ、前記胴部のスクリュー11が収容された空間(例えば、生ゴミや高含水率の汚泥等の乾燥対象物が搬送される空間;内筒12内)と臭気分解手段(2)を連通する配管系(8、81)が設けられており、該配管系(8、81)を介して前記胴部(2重管トラフ23)のスクリュー(11)が収容された空間(内筒12の内部)で発生した気体汚染物質が燃焼装置(バーナ21)に供給され、気体汚染物質を熱分解した後の排気が前記スクリュー(11)の内部空間(11a)及び胴部(2重管トラフ23)の環状空間(123)へ供給される様に構成されている(請求項3)。
前記胴部(2重管トラフ23)には乾燥対象物の投入口(15)と排出口(16)とが形成されており、当該投入口(15)及び排出口(16)の近傍における前記スクリュー(スクリューブレード11s)のピッチ(P1、P3)は、投入口及び排出口から離隔した領域(L2)のスクリューのピッチ(P2)よりも狭くなる様に構成されている(請求項4)。
臭気分解手段(2)と連通する配管系(8、81)は、前記投入口(15)及び排出口(16)から離隔した箇所で、スクリュー(11)が収納された空間(例えば、生ゴミや高含水率の汚泥等の乾燥対象物が搬送される空間;内筒12内部)に接続しており、スクリュー(11)が収容された空間(内筒12内部)における当該接続箇所(臭気分解手段2と連通する配管系8、81と接続する箇所)近傍の圧力が低圧となる様に構成されている(請求項5)。
上述する構成を具備する本発明の乾燥機(D1)によれば、スクリューブレード(11s)の内部空間(11c)へも加熱気体が供給され、乾燥対象物と接触する面の大部分が加熱体となるため、乾燥対象物への加熱が効果的に行われ、乾燥効率は向上する。
2重管トラフ(23)の環状空間(123)に加熱気体を供給しており、直接乾燥対象物に加熱気体を吹付けることがないため、加熱気体の滞溜は起こりえず、効率的に乾燥が進行する。
臭気分解手段(2)を連通する配管系(8、81)を介して胴部(2重管トラフ23)のスクリュー(11)が収容された空間(内筒12の内部)で発生した気体汚染物質が臭気分解手段(2)の燃焼装置(バーナ21)に供給され、気体汚染物質を熱分解した後の排気がスクリュー(11)の内部空間(11a)及び胴部(2重管トラフ23)の環状空間(123)へ供給されるため、高熱エネルギの有効活用(再利用)が果たせ、装置全体の熱効率が向上する。
スクリューブレード(11s)のピッチを、乾燥対象物投入口(15)近傍、及び排出口(16)近傍では狭くし、スクリュー11の中央部では広くすることにより、投入口(15)近傍では乾燥を速めることが出来る。
中央部においては、ピッチを広くすることで内筒(12)の上部に空間を出来易くして、乾燥対象物から発生する水蒸気、及び気体汚染物質の臭気分解装置(2)への排気を促す。
また、排出口(16)近傍では、既に水分の大半が除去されていて、水蒸気、及び気体汚染物質の抜気は十分に行われるので、ピッチを狭めることによって乾燥した乾燥対象物を排出し易いようにコンパクトに圧縮出来る。
スクリュー(11)が収容された空間(内筒12内部)における、臭気分解手段(2)と連通する配管系(8、81)と接続する箇所の近傍の圧力が低圧となる様に構成されているので、乾燥機(1)外に悪臭が漏れることもない。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
先ず、図1〜図5を参照して第1実施形態を説明する。
図1において、全体を符号D1で示す乾燥機は、間接加熱スクリュー式連続乾燥装置である乾燥機本体1と、その乾燥機本体1において、乾燥対象物を乾燥させる際に発生した気体汚染物質を、付帯するバーナ21によって加熱して臭気を分解した上で前記乾燥機本体1に高温ガスとして投入する臭気分解装置2と、前記乾燥機本体1で乾燥対象物に熱を与えられた後の排気を大気に排出する第1の吸引用ブロワ3、及び第2の吸引用ブロワ4とを備えている。
尚、図1において、符号500は当該乾燥機1D全体を制御する制御盤を示す。
前記乾燥機本体1は、中空のスクリューシャフト11bの外周に全長に亙って連続するスクリューブレード11sを形成した中空のスクリュー11と、そのスクリュー11を回転自在に挿通させる2重管トラフ23と、スクリュー11を回転駆動させるスクリュー駆動手段14とを備えている。
前記2重管トラフ23は、スクリュー11を挿通させる円筒状の内筒12とその内筒と同一中心軸を有する外筒13とによって円環状の空間123が形成されるように構成されている。
即ち、乾燥機本体1の主要構成である内筒12と外筒13によって2重管構造の胴部が形成されている。
前記スクリュー11の中心軸と、2重管トラフ23の中心軸とは一致しており、それらの中心軸は水平に対して、2重管トラフ23に形成された乾燥対象物の投入口(図示の左端)15が、同じく2重管トラフ23に形成された乾燥対象物の排出口(図示の右端)16に対して低くなるように、図示の例では5度の傾斜がつけられている。
乾燥対象物の投入口15に投入された乾燥対象物は2重管トラフ23の内筒12内に入り、前記スクリュー11の回転によって内筒12内を搬送されて乾燥対象物の排出口16に向って移動し、その排出口16から排出される。
前記内筒12の外周の中央部には2箇所の高温エア吸入口12iと、乾燥対象物から発生する水蒸気を含む気体汚染物質を排出する2箇所の気体汚染物質排出口12oが形成されており、その何れも前記外筒13の外部に突出するように構成されている。尚、高温エア吸入口12iと気体汚染物質排出口12oとは、互いに入れ違いになるように配置されている。
前記外筒13の外周には、前記乾燥対象物の投入口15側の端部に高温ガスの吸入口13iが、それとは反対の前記乾燥対象物の排出口16の近傍に乾燥対象物に熱を投与した後の排気を排出させる排気排出口13oが形成されている。
前記臭気分解装置2には高温ガス配送管5の一端が接続されている。
その高温ガス配送管5は途中で分岐管51に分岐し、その分岐管51は前記スクリュー11の乾燥対象物投入口15側の端部の吸入口11iにロータリ式ジョイントJr(図2参照)を介して接続され、高温ガス配送管5は前記外筒13の高圧ガス吸入口13iに接続されている。
再び図1を参照して、前記高温ガス圧送管5の外周部には熱交換器6が取付けられ、その熱交換器6は外気を取り入れて、その外気は高温ガス配送管5を流過する高温ガスによって熱エネルギを与えられ、高温エアとなって、熱交換器6に接続された高温エア配送管7に送り出される。
その高温エア配送管7は途中で分岐管71に分岐し、その高温エア配送管7および分岐管71は内筒12に形成された前記高温エア吸入口12i、12iに接続され、高温エアを2重管トラフ23の内筒12内に流入させる。
前記内筒12に形成された2箇所の気体汚染物質排出口12oには、気体汚染物質回収管(以降、「気体汚染物質回収管」を回収管と略記する)8の一端、及び回収管8と合流する分岐管81が接続されており、回収管8の他端は前記臭気分解装置2に接続されている。
前記2重管トラフ23の内筒12内に流入した高圧エアは、内筒12内で乾燥対象物を補助的に乾燥させるとともに、内筒12内の内圧を高めて乾燥対象物から発生する水蒸気及び臭気(気体汚染物質)を発生しやすくする。そして発生した水蒸気及び臭気(気体汚染物質)を前記回収管8、81によって臭気分解装置2に送り込む。
臭気分解装置2に戻された水蒸気及び臭気(気体汚染物質)は、上述したように、臭気分解装置2に付帯するバーナ21によって高温(650℃以上)に昇温され、昇温されることで臭気の原因物質を燃焼させて臭気を分離する。臭気を分離した後、高温ガスは、前記高温ガス配送管5を介して重管トラフ23の内筒12と外筒13とで形成される環状空間123、およびスクリューシャフト11b内に送り込まれ、乾燥用の熱エネルギとして使用される。
前記2重管トラフ23の外筒13の後端に形成された排気排出口13oには、途中に第1の吸引用ブロワ3を介装した第1の排気管31が接続されている。
従って、高温ガス吸入口13iから内筒12と外筒13とで形成された前記環状空間123内に送り込まれた高温ガスは、内筒12の外周を介して内筒12内の乾燥対象物に熱エネルギを与えることで乾燥対象物を乾燥させた後、降温(凡そ200℃まで降下)し、第1の吸引用ブロワ3の吸引力を借りて第1の排気管31から大気に排出される。
スクリュー11の乾燥対象物排出口16側の端部(の排気口)11oは、前記第2の吸引用ブロワ4に連通するようにロータリジョイントJr(図2参照)を介して接続され、その第2の吸引用ブロワ4は第2の排気管41に接続されている。
スクリュー11の詳細な構成、及び吸入口11iからスクリューシャフト11b内に流入する高温ガスの流れについては後述する。
ここで、内筒12内及びスクリュー11内からの排気は、合流管でひとまとめにし、1台の吸引用ブロワによって吸引しても良い。
図2は、図1に対して、第1、第2の吸引用ブロワ3、4及び第1の排気管31、を省略して描いた乾燥機D1の外観形状を示した図であり、図1とは左右勝手違いに描かれている。
図3〜図6を参照して、スクリュー11及び乾燥機本体1に関して更に詳しく説明する。
図3はスクリュー11の外観図であり、図4はスクリュー11の断面図、図5はスクリューブレード11sのピッチ間隔を説明するための、スクリュー11を挿通させた内筒12の断面を示す断面図である。
更に図6は2重管トラフ23の内筒12の外周に形成された熱エネルギをより多く取り込むためのフィン23fと、内筒12の外周と外管13の内周とで囲まれた環状空間123に形成された熱エネルギを効果的に滞留させるための隔壁23wを説明するための部分断面図である。
図3及び図4において、スクリュー11のシャフト部(スクリューシャフト)11bは筒状体(中空管;内部には符号11aを付す)であり、その外周にはスクリューシャフト11bの略全長に渡って連続して巻き付いたスクリュー翼(スクリューブレード)11sが形成されている。
そのスクリューブレード11sは厚み部分が空間11cになっている。即ち、スクリューブレード11sの内部(空間11c)を、螺旋を描くように流体が移動可能に形成されている。
スクリューシャフト11bの乾燥対象物投入側端部には吸入口11iが、乾燥対象物排出側には排気口11oが形成されている。
一方、スクリューシャフト11bのスクリューブレード11sが接合している領域には、複数の通気孔11dが形成しており、スクリューシャフト内部11aとスクリューブレード11sの空間11cとを連通するように構成されている。
スクリューシャフトの内部11aの長手方向の所定位置には、スクリューシャフト内部11aを2分するように流体の流れを阻止するプラグ11pが挿入してある。
従って、スクリューシャフト11の吸入口11iから流入した高温ガス(凡そ500℃)は、一部はスクリューシャフト内11aを流過し、残りは前記通気孔11dからブレード11s内の空間11cに流れ込み、その空間11c内を、螺旋を描きつつ流過する。
ここで、前記プラグ11pが挿入されていなければ高温ガスの大半は、通気抵抗の低いスクリューシャフト内11aを流過する。即ち、通気抵抗の大きな通気孔11dを通過してブレード11sの空間11c内を流過する量は微量である。
しかし、本実施形態では、スクリューシャフト内11aの所定位置にプラグ11pが嵌入され、スクリューシャフト11bが一部閉塞されているため、スクリューシャフト内11aを流過してきた高温ガスは行き場を求めてプラグ11pの上流側の通気孔11dからブレード11sの空間11c内に流入して空間11c内を流過する。
ブレード11sの終了点11eでは空間11cを閉塞させているため、ブレード11sの空間11cを流過してきた高温ガスはやがて通気孔11dを介してスクリューシャフト内11aに戻り、降温して(凡そ200℃)、排気口11oから第2の吸引用ブロワ4(図1参照)によって第2の排気管41(図1参照)に吸い出される。
そして、200℃以下に降温した排気は第2の排気管41(図1参照)から大気に排出される。
尚、排気温度が200℃まで降温していない場合は、前記第1及び第2の排気管31、41(図1参照)において、図示しない外気導入機構によって、外気を取り入れ、高温排気を希釈した後に大気に排出される。
上述したように、ブレード11sに形成した空間11c内をも高温ガスが流過するように構成したことによって、乾燥対象物に接触する高温の表面積が大幅に増加するため、乾燥速度が飛躍的に速くなる。したがって、スクリュー11の回転速度を速くすることが出来、乾燥処理時間の大幅な短縮が可能となる。
更に、熱効率が飛躍的に向上するので、投与する熱エネルギは最小で済む。
図4において、矢印は高温ガスの流過方向を示す。
図5を参照して、スクリューブレード11sのピッチについて説明する。本実施形態では、スクリューブレード11sは吸入口11i側の領域L1、長手方向中央の領域L2、排出口11o側の領域L3によって、ブレードピッチを変えている。
吸入口11i側の領域L1では、水分の多い乾燥対象物を投入した直後であるので、乾燥を速めるためピッチP1は小さくしている。
ここで、2重管トラフ23の内筒12内が水分の多い乾燥対象物Mで満杯の状態では、水蒸気が上手く抜けない。従って、中央の領域L2ではスクリューブレード11sのピッチP2を大きく採り、内筒12の上部に水蒸気が抜ける程度の空間12fを形成し易いようにしている。
排出口11o側の領域L3では、乾燥対象物Mはかなり脱水されており、しかも乾燥度は高まっている。そのためスクリューブレード11sのピッチP3を小さくしても水蒸気は容易に抜ける。
図示の例では、領域L1のピッチP1と領域L3のピッチP3とは等しく構成している。
ここで、内筒12内の温度は平均すれば、凡そ300℃である。
図6に示すように、内筒12の外周部には、熱エネルギをより多く取り込むための複数のフィン23fが所定のピッチ(例えば100mm)で形成されている。図7はそのフィン23fを正面から見た図であり、2点差線が外筒13の内壁面を示す。
また、図6に示すように、内筒12の外周と外筒13の内周とで囲まれた環状空間123には、内筒12の外周と外筒13の内周とに当接するように熱エネルギを効果的に滞留させるために複数の隔壁23wが所定のピッチ(例えば100mm)で形成されている。
その複数の隔壁23wには切欠き23v(図8,9参照)が形成され、隣り合う隔壁23wは、図8と図9に示すように、その切欠き23vの向きがスクリュー11の軸線方向で上下交互に配置されている。
従って、高温ガス吸入口13iから環状空間123に流入した高温ガスは図6の太線の矢印Yで示すように、半周づつ波を描くように下流側の隔壁23wで囲まれた環状空間123に順次移動しつつ、各隔壁23wに高熱のエネルギを与えながら流過していく。
高温ガスが、流過の過程で、複数の隔壁23w及びフィン23fに高温の熱エネルギを与える(高温ガスが接触する面積を増やす)ことで、内筒12を高温に維持することが可能となる。
尚、隔壁に形成する切欠き23yは、図10に示すように、環状の隔壁23qを完全に切断するように形成しても良い。
内筒12には、前述したように中央近傍で互いに近くではない距離に、乾燥対象物に含まれる水蒸気やガス成分を排出させる気体汚染物質排出口12oが2箇所形成され(図5参照)、その気体汚染物質排出口12oは、分岐管81及び回収管8(図1参照)を介して臭気分解装置2(図1参照)に連通している。
再び図1を参照して、内筒12から臭気分解装置2に送り込まれる気体汚染物質は、加熱手段であるバーナ21によって650℃以上に加熱される。
650℃以上に加熱されることで、臭気の元になる気体汚染物質は焼却除去される。
臭気分解装置2に付帯する排気ガスの加熱手段として、従来は、例えば2台の電気ヒータを用いていた。しかし、電気ヒータは2台使用しても650℃以上に加熱することは困難である。
さらに電気消費が大きく、ランニングコストを圧迫してしまう。本実施形態では、石油系燃料を使用するバーナ21を用いることにより、650℃以上の加熱を可能としている。
臭気分解装置2は、図2に示すように、高温化させる対象ガスの流れを遅延させて、十分の温度(例えば、650℃)まで高めるため、その内部に、図示の例では3枚のバッフルプレート22を設けている。
そのバッフルプレート22には、ガスバーナ21で加熱された高温の水蒸気の流れを妨げないように多数の小孔22aが穿孔されている。
650度の高温ガスをそのままスクリューシャフト内11a、及び2重管トラフ23の内筒12と外筒13で形成される環状空間123内に送り込んでしまうのはもったいない。
そこで、図1及び図2に示すように、高温ガス配送管5に熱交換器6を取り付ける。
外気(エア)はその熱交換機6内を通過することによって、高温ガス配送管5を流過する650℃の高温ガスから熱を受け、昇温し、その昇温され高温になった空気を高温エア配送管7および分岐管71によって内筒12内に送り込むことで高熱の再利用を図っている。
図5において、内筒12内の水蒸気やガス成分が抜ける気体汚染物質排出口12oよりも乾燥対象物の排出口16側の領域、すなわち、図示のL3の領域、及びL2の領域の一部は、水蒸気は抜けており、且つ空気も入ってこないので、その領域は略真空状態となっている。
しかし、上述したように、吸入口12iから高温エアを内筒12内に送り込むことにより、水蒸気の発生や、気体汚染物質の蒸散を促すとともに、内圧の上昇もあって、水蒸気を含む気体汚染物質は容易に臭気分解装置2に送り込まれる。
また、図2において、高温エア配送管7及び分岐管71と、内筒12の高温エア吸入口12iとの接続部に、図示しないリリース弁を介装することにより、当該真空状態の領域、即ち、スクリューブレード11sで搬送する部分(内筒12)内の真空度が所定値を超えた場合に、当該リリース弁を開き、外気を導入することも可能である。
上述する構成を具備する第1実施形態によれば、スクリューブレード11sの内部空間11cへも加熱気体が供給され、乾燥対象物と接触する面の大部分が加熱体となるため、乾燥対象物への加熱が効果的に行われ、乾燥効率は向上する。
2重管トラフ23の環状空間123に加熱気体を供給しており、直接乾燥対象物に加熱気体を吹付けることがないため、加熱気体の滞溜は起こりえず、効率的に乾燥が進行する。
臭気分解手段2を連通する配管系(気体汚染物質回収管及び分岐管)8、81を介して2重管トラフ23のスクリュー11が収容された空間(内筒12の内部)で発生した気体汚染物質が臭気分解手段2のバーナ21に供給され、気体汚染物質を熱分解した後の排気がスクリューの内部空間11a及び2重管トラフ23の環状空間123へ供給されるため、高熱エネルギの有効活用(再利用)が果たせ、装置全体の熱効率が向上する。
スクリューブレード11sのピッチを、乾燥対象物投入口15及び排出口16では狭くし、スクリュー11の中央部では広くすることにより、投入口15近傍では乾燥を速めることが出来る。
中央部においては、ピッチを広くすることで内筒12の上部に空間を出来やすくして、乾燥対象物から発生する水蒸気、及び気体汚染物質の臭気分解装置2への排気を促す。
また、排出口16近傍では、既に水分の大半が除去されていて、水蒸気、及び気体汚染物質の抜気は十分に行われるので、ピッチを狭めることによって乾燥した乾燥対象物を排出し易いようにコンパクトに圧縮出来る。
スクリュー11が収容された空間(内筒12内部)における、臭気分解手段2と連通する配管系(回収管および分岐管)8、81と接続する箇所の近傍の圧力が低圧となる様に構成されているので、乾燥機1D外に悪臭が漏れることもない。
次に、図11を参照して第2実施形態を説明する。
図11の第2実施形態は、図1〜図10の第1実施形態に対して、乾燥装置本体1に乾燥対象物を投入する前に、予備加熱定量供給装置9を追加した実施形態である。
専ら、図1〜図10の第1実施形態と異なる構成について以下に説明する。
予備加熱定量供給装置9は、内筒92と外筒93とからなる2重管97と、前記内筒92内の略全長に渡って延在し、回転自在に配置されたスクリュー91と、そのスクリュー91を回転駆動させるスクリュー駆動手段94とを備えている。
前記スクリュー91の中心軸と、内筒92の中心軸と、外筒93の中心軸とは一致しており、それらの中心軸は水平に配置されている。
内筒92の一端(図示では左端部)には、乾燥対象物の投入口92iが形成され、他端(図示の右端)には乾燥対象物の排出口92oが形成されている。
前記外筒93の外周には、乾燥対象物の排出口92o側に高温エアの吸入口93iが、一方、乾燥対象物の投入口92i側にはエアの排出口93oが形成されている。
臭気分解装置2に接続された高温ガス配送管5における熱交換器6の上流側には、第2の熱交換器62が介装されている。
その第2の熱交換器62と前記高温エアの吸入口93iは高温エア供給管63によって連通している。
前記エアの排出口93oは、第3の吸引用ブロワ100を介装した排気ライン120の一端が接続され、その排気ライン120の他端は、煙突150に接続されている。
また、その煙突150には、第1の吸引用ブロワ3を介装した第1の排気管31及び第2の吸引用ブロワ4を介装した第2の排気管41も接続され、全ての排気がその煙突150の上端から大気に排出されるように構成されている。
そのように構成された第2実施形態では、先ず、乾燥対象物は予備加熱定量供給装置9の投入口92iに投入される。投入口92iに投入された乾燥対象物は内筒92内に入り、前記スクリュー91の回転によって内筒92内を搬送されて乾燥対象物の排出口92oに向って移動し、その排出口92oから排出されて、乾燥機本体1の乾燥対象物投入口15に投入される。以降の乾燥対象物の流れは第1実施形態と概略同様である。
予備加熱定量供給装置9において、予備乾燥のために投じられる高温エアの流れを以下に説明する。
先ず、前記第2の熱交換器62では、外気(エア)を吸い込み、吸込んだエアは高温ガス配送管5を流過する高温ガス(500℃)によって、熱エネルギを受け取り、凡そ150℃まで昇温する。
150℃まで昇温されたエアは、前記高温エア供給管63から高温エアの吸入口93iを経由して、内筒92、外筒93によって形成された環状空間923内を通過する。高温エアが環状空間923内を通過する際には、内筒92に熱が投与されるため、内筒92内をスクリューシャフト91で移動させられる乾燥対象物が余熱される。
上述以外の熱源流体及び乾燥物の流れは、概略第1実施形態を同様であるので、以降の説明を省略する。
上述した構成の第2実施形態によれば、乾燥対象物を予備加熱定量供給装置9で予熱することにより、更に乾燥効率を高めることが出来る。
次に、図12を参照して第3実施形態の一実施例を説明する。図12の第3実施形態の一実施例は、図11の第2実施形態に対して、気体汚染物質回収管8の途中に除塵用のサイクロン170を介装したことのみが異なる。
回収管8の途中に除塵用のサイクロン170を介装することによって、乾燥対象物からの排気中に含まれる粒子状、或いは固形の塵芥が完全に除去される。
次に、図13を参照して第3実施形態の他の実施例について説明する。
スクリュー式連続乾燥装置、すなわち乾燥機本体1内で、乾留ガス(燃料ガスとして高カロリーを包含するガス)が発生すれば、当該乾留ガスが臭気分解装置2内で燃焼して、乾留ガスが保有するカロリー分だけ排気は高温化(例えば乾留ガスが発生しない場合に650℃であったものが850℃まで高温化)する。
図13の第3実施形態の他の実施例は、そのような事態に対応させて、臭気分解装置2の耐熱温度を850℃以上とした実施形態である。
その結果、スクリュー式連続乾燥装置、すなわち乾燥機本体1内に流入する排気ガス(高熱のガス)の温度も上昇(例えば500℃が750℃に上昇)する。したがって、設備全般にわたっての耐熱度は向上させている。
そのように構成された第3実施形態の他の実施例によれば、臭気分解装置2における加熱温度を、通常の650℃から、例えば850℃まで上げることにより、乾燥機内(内筒12内)で乾留ガス(燃料ガスとして高カロリーを包含するガス)が発生した場合、その乾留ガスが、臭気分解装置2で燃焼して、乾留ガスが保有するカロリー分だけ排気は高温化する(例えば、通常の650℃から850℃まで上昇)。
その結果、内筒12と外筒13とで形成される環状空間123内、及び、スクリュー内部11aに送り込むガス温度も、例えば750℃と高く出来る。
乾燥温度をそのように上げることで、乾燥対象物である、例えば生ごみを、完全に炭化させることが出来る。即ち、排出される乾燥後の生ごみは、炭Mf、すなわち燃料としての再利用が可能となる。
次に、図14を参照して第4実施形態を説明する。
図14の第4実施形態は、図12の第3実施形態に対して、第4の吸引用ブロワを省略して、第4の排気管42を第3の排気管31に合流したことのみが異なる。それ以外の構成に関しては図12の第3実施形態と概略同様である。
そのように、第4の吸引用ブロワを省略することにより、ブロワへの消費電力が削減できるとともに排気管のメンテナンスも軽減出来る。
次に図15及び図16を参照して、第5実施形態を説明する。図15及び図16の第5実施形態は、図1〜図10の第1実施形態に対して、スクリューシャフト11Bの排出口側の端部近傍に、乾燥した乾燥対象物を排出口近傍で細かく破砕するための機構(破砕機構)200を設けたことのみが異なる。
当該破砕機構200は、図16に拡大して詳細に示すように、肉厚が薄く、表面が部分球状であって、中心部をスクリューシャフト11Bに摺動可能に貫通された押圧部材210と、スクリューシャフト11Bに摺動可能に巻きつけられたコイルスプリング220と、スクリューシャフト11Bの排出口16側の端部に形成された図示しない雄ねじに螺合し、前記コイルスプリング220の図16におけるA矢印方向への付勢力を調節するための一組の調節ナットN,Nとによって構成されている。
そのように、破砕機構200をスクリューシャフト11Bの端部に設けることにより、スクリューシャフト11Bの回転によって排出口側に移動させられた乾燥した乾燥対象物は、押圧部材210の凸側の表面でコイルスプリングの負勢力(矢印A方向の力)と、スクリューブレード11sによる乾燥物への押圧力(矢印B方向の力)が拮抗する際に押圧される。
乾燥対象物は既に殆ど水分を含まない状態まで乾燥しきっているので、容易に細かな粒子状に破砕される。
次に、主として図17を参照して、本発明の第6実施形態について説明する。
上述した各実施形態において、乾燥対象物が加熱されることにより、水蒸気やガス成分が気体汚染物質排出口12oを介して内筒12から排出されて、臭気分解装置2(図1参照)へ送られる。
その際に、スクリュー11及びスクリューブレード11sと内筒12の内壁面とで包囲された領域では、乾燥対象物が圧縮、充填されている。
ここで、乾燥対象物が高密度で圧縮、充填されている場合には、加熱により発生した水蒸気やガス成分が流れる流路となるスペースが存在しない恐れがある。
水蒸気やガス成分が流れる流路となるスペースが存在しない程度まで圧縮、充填されている場合には、水蒸気やガス成分が気体汚染物質排出口12oを介して内筒12から排出される効率が低下して、いわゆる「抜けが悪い」状態となってしまう。そして、「抜けが悪い」状態で図示の実施形態に係る乾燥機を作動させると、乾燥対象物が十分に乾燥されず、処理されるべき汚染物質が乾燥対象物から除去されない恐れも存在する。
本発明の第6実施形態では、乾燥対象物が高密度に圧縮、充填された場合にも、加熱により発生する水蒸気やガス成分の流路を確保して、「抜けの悪い」状態となることを防止するため、スクリュー11の横断面である図17で示す様に、スクリューブレード11sに、複数(図17の例では、各ピッチについて5個)の貫通孔11hを形成している。
係る貫通孔11hがあれば、スクリュー11及びスクリューブレード11sと内筒12の内壁面とで包囲された領域で、乾燥対象物が高密度にて圧縮、充填されても、そこで発生した水蒸気やその他のガス成分は、スクリューブレード11sに形成された貫通孔11hを経由して、気体汚染物質排出口12oまで到達することが可能となる。
明確には図示されていないが、貫通孔11hは、投入口15から離隔した箇所より気体汚染物質排出口12o近傍の位置までのスクリューブレード11sに形成されている。
ここで、貫通孔11hを投入口15近傍の位置のスクリューブレード11sに形成してしまうと、投入口15から気体汚染物質排出口12oまでの流路が形成されてしまう。その結果、投入口15から大気が吸引されて、気体汚染物質排出口12oを介して臭気分解装置2(図1参照)へ送られてしまう。そのため、上述した貫通孔11hは、投入口15近傍の位置のスクリューブレード11sに形成しないのである。
換言すれば、上記貫通孔11hは、投入口15から大気が吸入されない程度まで投入口15から離隔した位置から、気体汚染物質排出口12o近傍の位置までのスクリューブレード11sに形成されているのである。
次に、図18〜図20を参照して、第7実施形態を説明する。
図18〜図20の第7実施形態は、スクリューシャフト11bに掻き上げバーを設けた実施形態である。
2重管トラフを構成する内筒23内では、スクリューブレード11s、スクリューシャフト11b、内筒12壁面から伝達される熱により、ゴミの固まりの表面のみが乾燥しても、固まり内部のゴミから水分が除去されない恐れがある。
本発明者は、各種実験を重ねる内に、「スクリューシャフト11b及びスクリューブレード11sに掻き上げバーを設けることにより、係る掻き上げバーによりゴミの塊を上方に掻き上げ、掻き上げられたゴミの塊がその自重により下方へ落下し、塊が砕けて、塊内部のゴミから水分が蒸発し易くなる。」との知見を得た。
図18〜図20の第7実施形態は、係る知見を基に確立した乾燥機のゴミ搬送用スクリュー11Aである。
図18〜図20の第7実施形態において、「掻き上げバー」として、シャフト11bから半径方向へ突設している半径方向掻き上げバー11rと、シャフト11bと平行に延在する軸方向掻き上げバー11tとの2種類を設けた。
図20の正面図に示すように、半径方向掻き上げバー11r、軸方向掻き上げバー11t共、軸周り全周を4等分するように、1ピッチ内に4個の掻き上げバー11r、11tが形成されている。すなわち、半径方向掻き上げバー11rも、軸方向掻き上げバー11tも、1ピッチについて、例えば90°ずつ、円周方向取り付け位置をずらしている。(円周方向取り付け位置の「ずれ角」については、90°に限定されない)。これは、スクリューシャフト全体として、均一に掻き上げるためである。
ここで、スクリューブレードのピッチPは、図示の例では、投入側の領域L1では150mm、中央の領域L2では200mm、排出側の領域L3では150mmに構成されている。
そして、半径方向掻き上げバー11rは投入側の領域L1の投入側の一部分(図の左端側)に、軸方向掻き上げバー11tは中央の領域L2の投入側の一部分に設けられている。
投入口近傍の領域では、投入されたゴミの水気が多い。また、澱粉が多いゴミだと、粘性がある。そのため、シャフト11bと平行に延在する軸方向掻き上げバー11tと内筒12(図5参照)の壁面との間の隙間を閉塞させてしまうことがある。従って、投入口近傍の領域L1では、軸方向掻き上げバーであって、隣接するスクリューを接続する様なもの(図18、図19の)11tは設けられていない。
投入口から離れてゴミの水分が除去されれば、ゴミは粘着しなくなるので、半径方向掻き上げバー11rと、軸方向掻き上げバー11tとの双方を設置可能である。
半径方向掻き上げバー11rは、その半径方向寸法は、内筒12との間に隙間が存在する様に設定されている。
すなわち、内筒12と半径方向掻き上げバー11rとの間に隙間が存在しないと、掻き上げられたゴミが自重で落下しなくなってしまい、掻き上げバー11rにより掻き上げられたゴミの塊は、内筒12とスクリュー11との間の空間を回りながら移動するだけで、固まりの表面のみが乾燥して、内部の水分が蒸発しない。こうした事態を回避するために係る隙間が必要となる。
軸方向掻き上げバー11tは、隣接するスクリューブレード11s同士を接続する様に延在するもの(図18、図19)と、図21(第7実施形態における軸方向掻き上げバーの別の実施例)に示すようにスクリューブレード11s表面から軸方向へ単に突設しているだけのもの11ttとが存在する。図21の例では、隣接の掻き上げバー11ttは互いに対向する方向に形成されているが、同一方向のみに設けることも出来る。
半径方向掻き上げバーと、軸方向掻き上げバーとの何れにおいても、その内部に高温ガスが供給され、その表面が高温となる様に構成されているのが好ましい。図22(第7実施形態における軸方向掻き上げバーの更に別の実施例)は軸方向掻き上げバー110tの内部を空洞110vにして、スクリューブレード11s側から高温ガスを流入可能とした実施例を示したものである。
次に、図23〜図25を参照して、第7実施形態の変形例(ゴミ搬送用スクリューとしての符号は11C)を説明する。図18〜図20の第7実施形態は、半径方向掻き上げバー11rは投入側の領域L1の投入側の一部分に、軸方向掻き上げバー11tは中央の領域L2の投入側の一部分に設けた実施形態である。
それに対して、図23〜図25の第7実施形態の変形例では、半径方向掻き上げバー11rを投入側の領域L1の全域に、軸方向掻き上げバー11tを中央の領域L2及び排出口側の領域L3の全域に設けた実施形態である。それ以外は、図18〜図22の第7実施形態と同様である。
次に、図26及び図27を参照して、第8実施形態(ゴミ搬送用スクリューとしての符号は11D)を説明する。
図18〜図22の第7実施形態では、スクリューブレード11sのピッチは、投入口の領域L1で狭く(150mm)、投入口から離れた中央領域L2で広く(200mm)、排出口近傍の領域L3では再び狭く(150mm)なっている。
それに対して、図26及び図27の第8実施形態では、スクリューブレード11sのピッチを、投入口から排出口に向けて、例えば
L1=150mm、L2=175mm、L3=200mm
と、前方に進むに従って領域毎にピッチが増加する様に構成している。
その様に構成した理由として、
野菜クズや無機土壌は、乾燥しても減容しないので、排出口近傍でスクリューブレード11sのピッチを狭くすると、排出口近傍で詰まって閉塞しまう。その上、スクリュー11には勾配がついているので、スクリューで搬送されるゴミに「戻り」があり、そのため、スクリューブレード11sのピッチが狭くなった部分で搬送されてくるゴミと、戻りのゴミとが詰まってしまう。
したがって、乾燥しても減容しない搬送物(例えば、野菜クズや無機土壌等)の場合は、第8実施形態のように、排出口に向けてピッチを増加させて、ゴミの詰まりに対処している。
上記以外は、図18〜図22の第7実施形態と同様である。
ピッチの増加のパターンとして、投入口側から排出口側に向って、150mm、175mm、200mmと領域毎に段階的に増加しても良いし(図26、図27参照)、徐々にピッチが増加するように構成しても良い(図示せず)。
次に、図28〜図30を参照して、第8実施形態の変形例(ゴミ搬送用スクリューとしての符号は11E)を説明する。
図23〜図25の第7実施形態の変形例では、スクリューブレード11sのピッチは、投入口の領域L1で狭く(150mm)、投入口から離れた中央領域L2で広く(200mm)、排出口近傍の領域L3では狭く(150mm)なっている。
それに対して、図28〜図30の第8実施形態の変形例では、構成そのものは図23〜図25の第7実施形態の変形例と近似している(半径方向掻き上げバー11rを投入側の領域L1の全域に、軸方向掻き上げバー11tを中央の領域L2及び排出口側の領域L3の全域に設けた)が、スクリューブレード11sのピッチは、図26、図27の第8実施形態と同様に、投入口から排出口に向けて、例えば、
L1=150mm、L2=175mm、L3=200mm
と、領域毎に段階的に増加するように構成している。
次に、図31を参照して、第9実施形態を説明する。
気体汚染物質回収管8(図11参照)は、内筒12からの排気中の水分の凝縮により、吸引力が弱くなる。
そこで、図31の第9実施形態では、図11の第2実施形態に対して、気体汚染物質回収管8及び分岐管81の途中に強制搬送手段である、例えば、ブロワ8B(或いはエジェクタ)を介装して吸引力不足に対応している。
気体汚染物質回収管8及び分岐管81の途中にブロワ8B(図示の例では、合計2台)を介装した以外は、図11の第2実施形態と同様である。
尚、ブロワ8Bは、気体汚染物質回収管8側のみに介装することも出来る。
また、第9実施形態は、図1〜図11の第1実施形態にも適用可能である。
次に、図32を参照して、第10実施形態を説明する。
図32の第10実施形態は、気体汚染物質回収管8内の凝縮水により、バーナ21への吸引力が弱くなるのを防止するために、ドレン抜き8Dを、図示の例では3箇所(気体汚染物質回収管8に2箇所、分岐管81に1箇所)に設けた実施形態である。
気体汚染物質回収管8及び分岐管81の途中にドレン8Dを設けた以外は、図11の第2実施形態と同様である。
また、第10実施形態は、図1〜図11の第1実施形態にも適用可能である。
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではない。
例えば、第3実施形態の他の実施例は、第3実施形態の一例の派生として説明したが、第1、第2、第4、第5実施形態の何れでも、乾留ガスをスクリュー式連続乾燥機(乾燥機本体)1内で発生させることが可能であれば、高温化、及び乾燥後の排出物を燃料として再利用することは可能である。
本発明の第1実施形態の構成を示すブロック図。 本発明の第1実施形態に係る乾燥機本体周辺の外観を示す側面図。 本発明の第1実施形態におけるスクリューの外観を示す側面図。 本発明の第1実施形態におけるスクリューの断面図。 本発明の第1実施形態における内筒内部の断面を示した断面図。 本発明の第1実施形態における乾燥機本体内部の構造を説明するための部分断面図。 乾燥機本体内部に設けたフィンの正面図。 乾燥機本体内部に設けた郭壁の正面図で切欠きが上方に配置された図。 乾燥機本体内部に設けた郭壁の正面図で切欠きが下方に配置された図。 乾燥機本体内部に設けられ、切欠きによって不連続とされた環状隔壁の正面図。 本発明の第2実施形態の構成を示すブロック図。 本発明の第3実施形態の一実施例の構成を示すブロック図。 本発明の第3実施形態の他の実施例の構成を示すブロック図。 本発明の第4実施形態の構成を示すブロック図。 本発明の第5実施形態における乾燥機本体内部の構造を説明するための部分断面図。 図15のZ部の拡大図。 本発明の第6実施形態の主要部を示す部分断面図。 本発明の第7実施形態のスクリューを示す上面図。 図18に対応する側面図。 図19に対応する正面図。 第7実施形態における掻き上げバーの一例を示した部分詳細図。 第7実施形態における掻き上げバーの断面の一例を示した部分断面図。 第7実施形態の変形例のスクリューを示す場面図。 図23に対応する側面図。 図23、図24に対応する斜視図。 本発明の第8実施形態のスクリューを示す上面図。 図26に対応する側面図。 第8実施形態の変形例のスクリューを示す上面図。 図28に対応する側面図。 図28、図29に対応する斜視図。 本発明の第9実施形態の構成を示すブロック図。 本発明の第10実施形態の構成を示すブロック図。
符号の説明
D1・・・乾燥機
1・・・乾燥機本体/間接加熱スクリュー式連続乾燥装置
2・・・臭気分解装置
3・・・第1の吸引用ブロワ
4・・・第2の吸引用ブロワ
5・・・高温ガス配送管
6・・・熱交換器
7・・・高温エア配送管
8・・・気体汚染物質回収管
9・・・予備加熱定量供給装置
11・・・スクリュー
12・・・内筒
13・・・外筒
14・・・スクリュー駆動手段
15・・・投入口
16・・・排出口
21・・・バーナ
23・・・2重管トラフ
31・・・第1の排気管
41・・・第2の排気管
51・・・分岐管
62・・・第2の熱交換器

Claims (5)

  1. 内部に形成された空間内にスクリューを収容した胴部と、乾燥対象物が搬送される様に構成されたスクリューと、加熱された気体を発生する加熱気体供給手段とを有し、前記スクリューのスクリュー軸及びスクリュー羽根は中空に構成されており、スクリュー軸の内部空間とスクリュー羽根の内部空間とは連通しており、前記加熱気体供給手段とスクリュー軸の内部空間とを連通する配管系を有し、該配管系及びスクリュー軸の内部空間を介してスクリュー羽根の内部空間へ加熱気体が供給される様に構成されていることを特徴とする乾燥機。
  2. 前記胴部は、半径方向に間隔を隔てて配置された2つの円筒状部材から構成されており、該2つの円筒状部材間の環状空間に前記加熱気体供給手段で生じた加熱気体が供給される様に構成されている請求項1の乾燥機。
  3. 前記加熱気体供給手段は気体汚染物質を高熱で分解する臭気分解手段であり、該臭気分解手段内には燃焼装置が設けられ、前記胴部のスクリューが収容された空間と臭気分解手段とを連通する配管系が設けられており、該配管系を介して前記胴部のスクリューが収容された空間で発生した気体汚染物質が燃焼装置に供給され、気体汚染物質を熱分解した後の排気が前記スクリューの内部空間及び胴部の環状空間へ供給される様に構成されている請求項2の乾燥機。
  4. 前記胴部には乾燥対象物の投入口と排出口とが形成されており、当該投入口及び排出口の近傍における前記スクリューのピッチは、投入口及び排出口から離隔した領域のスクリューのピッチよりも狭くなる様に構成されている請求項1〜3の何れか1項の乾燥機。
  5. 臭気分解手段と連通する配管系は、前記投入口及び排出口から離隔した箇所で、スクリューが収納された空間に接続しており、スクリューが収容された空間における当該接続箇所近傍の圧力が低圧となる様に構成されている請求項1〜4の何れか1項の乾燥機。
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