JP2005060791A - 鋼板洗浄装置 - Google Patents

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Kazuyoshi Sato
和良 佐藤
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Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
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Abstract

【課題】
ブラシロールを使用することなく鋼板の表裏面を洗浄液により高能力で洗浄可能とし、かつオイルミストの散逸を抑制し清潔な周辺環境を確保する鋼板洗浄装置を提供する。
【解決手段】
鋼板の表裏面に付着しているスラグ等の異物を洗い落とす鋼板洗浄装置であって、水平面で搬入する鋼板1の表裏を囲む洗浄室2、3、4と、前記洗浄室2、3、4に搬入された鋼板1の表裏面に向けて洗浄液を噴射する洗浄液噴射ノズル6、7と、前記鋼板1の表裏面に噴射した洗浄液を回収する負圧にした洗浄液回収ノズル12、13とを備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プレス等による加工前のコイル又はシート状の鋼板を洗浄する鋼板洗浄装置に関するものである。
圧延により製造されているコイル又はシート状の鋼板の表裏面にはスラグ等の異物が付着しており、これをそのまま加工すると製品の表面にスラグ等の異物による不良品となるため加工前に洗浄している。従来一般的な洗浄装置は図4で示すように、コイル又はシート状の鋼板1をリンガロール20で搬送されるコイル又はシート状の鋼板1の表裏面に、洗浄油タンク24からポンプ25で汲み上げて供給配管26で供給する洗浄油を洗浄油噴射ノズル23から鋼板1の表裏面に噴射し、回転するブラシロール21で鋼板1の表裏面に付着しているスラグ等の異物を掻き落として、オイルカットロール22で鋼板1の表裏面に付着している洗浄油をカットし、このカットした洗浄油とブラシロール21で洗浄した洗浄油を回収配管27より前記洗浄油タンク24に回収する構造である。
この従来装置ではブラシロール21によって鋼板1の表裏面を擦るため、鋼板表裏面にブラシの擦りキズを与え、ブラシの摩耗で新品のブラシロール21との交換の維持管理と、その費用を要すると共に、ブラシの摩耗屑が新たな異物を生じるのでブラシ接触量の適量管理が必要である。
また、オイルカットロール22により鋼板1の表裏面に付着している洗浄油をカットするとはいえ、洗浄によって汚れた油が鋼板1の表裏面に付着したまま装置外に持ち出され十分な洗浄効果が得られていない。さらに、洗浄油圧を高めるとオイルミストが発生して装置外に油が散逸し周辺環境を悪くするという問題がある。
特開2002−180279公報 特開2002−263758公報
本発明は、ブラシロールを使用することなく鋼板の表裏面を洗浄液により高能力で洗浄可能とし、かつオイルミストの散逸を抑制し清潔な周辺環境を確保する鋼板洗浄装置を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明は、請求項1に記載の通り、鋼板の表裏面に付着しているスラグ等の異物を洗い落とす鋼板洗浄装置であって、水平面で搬入する鋼板の表裏を囲む洗浄室と、前記洗浄室に搬入された鋼板の表裏面に向けて洗浄液を噴射する洗浄液噴射ノズルと、前記鋼板の表裏面に噴射した洗浄液を回収する負圧にした洗浄液回収ノズルとを備えたことを特徴とするするものである。
請求項2に記載の通り、前記洗浄室に搬入された鋼板の表裏面に向けて洗浄液を噴射する洗浄液噴射ノズルと、前記鋼板の表裏面に噴射した洗浄液を回収する負圧にした洗浄液回収ノズルは鋼板の幅方向に複数個で配置したことを特徴とするものである。
請求項3に記載の通り、前記水平面で搬入する鋼板の表裏を囲む洗浄室洗浄室を鋼板の搬送方向に複数室の多列で配置したことを特徴とするものである。
本発明によると、鋼板の表裏を囲む洗浄室内において洗浄液噴射ノズルから鋼板の表裏面に向けて高圧に圧縮した洗浄液を噴射することにより鋼板の表裏面に付着しているスラグ等の異物を洗浄液圧で洗浄を行うため、ブラシロールのような鋼板表裏面にブラシの擦りキズを与えることがなくブラシの摩耗屑が新たな異物を生じるのでブラシ接触量の適量管理を不要とし、かつ洗浄室内に噴射された洗浄液を負圧による洗浄液回収ノズルで吸引回収するため、洗浄によって汚れた洗浄液が鋼板に付着したまま装置外に搬出されることがない。また、洗浄液の噴射による洗浄は鋼板の表裏を囲む洗浄室内で行うため、オイルミスト散逸を抑制し清潔な周辺環境を確保するという利点を有している。
以下本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。図1において、1はコイル又はシート状の鋼板であり、図略のリンがロールによって洗浄装置内に水平面で搬入され、送りローラ5によって移送される。
前記送りローラ5によって移送される鋼板1の移送途上に鋼板1の表裏面を囲む洗浄室2、3、4を配置し、鋼板1は前記洗浄室2、3、4内を順次通過して洗浄室2、3、4内で洗浄液(洗浄油)で洗浄される。
この洗浄液による洗浄手段は、各洗浄室2、3、4を通過する鋼板1の移送方向に向けて鋼板1の表裏面に高圧に圧縮した洗浄液を噴射する洗浄液噴射ノズル6、7が設けられている。この洗浄室2、3、4の洗浄液噴射ノズル6、7には、戻り液回収タンクと真空引き回収タンクから洗浄液をポンプでフィルタユニットに送り、フィルタユニットで不純物を濾過した洗浄液をポンプで供給配管10、11を介して供給するようになっている。尚、前記供給配管10、11には高圧の洗浄液を適宜調整する圧力調整器を取り付けられている。
また、各洗浄室2、3、4に洗浄室内に噴射された洗浄液を洗浄液回収する洗浄液回収手段を備えている。この洗浄液回収手段は、各洗浄室2、3、4を通過する鋼板1の移送方向に対し逆方向で鋼板1の表裏面に向けて配置された負圧の洗浄液回収ノズル8、9である。この洗浄液回収ノズル8、9は回収配管12、13を介して図略の真空引き回収タンクに接続されている。
前記洗浄液噴射ノズル6、7及び洗浄液回収ノズル8、9の鋼板1の表裏面に向けた傾斜角度θは洗浄液噴射ノズル6、7から噴射する洗浄液圧や洗浄液回収ノズル8、9の負圧力、さらには鋼板1の移送速度等の条件により適正な傾斜角度θに設定する。
前記洗浄液噴射ノズル6、7及び洗浄液回収ノズル8、9は図3で示すように各洗浄室2、3、4において、鋼板1の幅方向に複数個で配置することが望ましい。
本発明は上記の通りの構造であるから、送りローラ5によって移送され洗浄室2、3、4内に入った鋼板1の表裏面に洗浄液噴射ノズル6、7から噴射される洗浄液により鋼板1の表裏面に付着しているスラグ等の異物を洗浄液の噴射圧力で洗い落とし、洗浄された鋼板1が装置外に搬出されプレス等の加工装置に送られる。従って、ブラシロールを用いなくても鋼板1の表裏面の洗浄を可能とし、鋼板1の表裏面にブラシの擦りキズを与えたり、ブラシの摩耗で新品のラシロール21との交換の維持管理や、その費用を不要すると共に、ブラシの摩耗屑で新たな異物を生じないようブラシ接触量の適量管理を不要とするものである。
前記洗浄液噴射ノズル6、7から鋼板1の表裏面に噴射されて洗浄室2、3、4内に飛散する洗浄液やミストは洗浄液回収ノズル8、9で負圧吸引し真空引き回収タンクに回収される。従って、洗浄作業の周辺に洗浄液やミストが散逸することが抑制され清潔な作業環境を確保するのである。
また、洗浄液回収ノズル8、9で回収されないスラグ等の異物を含んだ洗浄液は洗浄室2、3、4の下部に設けている排出口14から戻り液回収タンクに回収する。
尚、図例では3列の洗浄室2、3、4の構成で示したが、本発明は3列に限定するものではなく、洗浄能力のアップでは3列以上でもよいし、さほど洗浄能力を必要としない鋼板洗浄では1列の洗浄室であってもよい。
本発明装置を示す構造図 本発明装置を示す拡大図 洗浄液噴射ノズル及び洗浄液回収ノズルの配置を示す平面図 従来の鋼板洗浄装置を示す構造図
符号の説明
1 鋼板
2 洗浄室
3 洗浄室
4 洗浄室
5 送りローラ
6 洗浄液噴射ノズル
7 洗浄液噴射ノズル
8 洗浄液回収ノズル
9 洗浄液回収ノズル
10 供給配管
11 供給配管
12 回収配管
13 回収配管
14 排出口

Claims (3)

  1. 鋼板の表裏面に付着しているスラグ等の異物を洗い落とす鋼板洗浄装置であって、水平面で搬入する鋼板の表裏を囲む洗浄室と、前記洗浄室に搬入された鋼板の表裏面に向けて洗浄液を噴射する洗浄液噴射ノズルと、前記鋼板の表裏面に噴射した洗浄液を回収する負圧にした洗浄液回収ノズルとを備えたことを特徴とする鋼板洗浄装置。
  2. 洗浄室に搬入された鋼板の表裏面に向けて洗浄液を噴射する洗浄液噴射ノズルと、前記鋼板の表裏面に噴射した洗浄液を回収する負圧にした洗浄液回収ノズルは鋼板の幅方向に複数個で配置したことを特徴とする請求項1に記載の鋼板洗浄装置。
  3. 水平面で搬入する鋼板の表裏を囲む洗浄室洗浄室を鋼板の搬送方向に複数室の多列で配置したことを特徴とする請求項1及び2に記載の鋼板洗浄装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102073103B1 (ko) * 2018-11-07 2020-02-04 대홍코스텍 주식회사 코일강판 연속열처리장치의 오일세척기

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