JP2005059917A

JP2005059917A - 梱包装置

Info

Publication number: JP2005059917A
Application number: JP2003294308A
Authority: JP
Inventors: Toru Honda; 透本田
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 2003-08-18
Filing date: 2003-08-18
Publication date: 2005-03-10
Anticipated expiration: 2023-08-18
Also published as: JP4003716B2

Abstract

【課題】梱包に使用する材料を削減し容易な加工方法にて商品保護と荷役性に優れた梱包装置を提供するものである。
【解決手段】４辺の周辺部のうち３辺を折り曲げ立上がり部とし、この立上がり部同士を連結することにより３辺の立上がり部と残り１辺が開口部となったトレイ状の外箱を設け、この外箱の内側両端に被梱包物を支持する緩衝材を挿入し、この緩衝材のうち片側の緩衝材が前記外箱の開口部を閉塞することによって、前記課題である材料使用量の削減と外箱加工時の作業性が容易な梱包装置である。
【選択図】図１

Description

本発明は、空気調和機室外機などの被梱包物の梱包に使用する梱包装置に関するものである。

従来の梱包装置は、図４に示すように４辺を折り曲げ立上がり部とし、立上がり部同士を連結することによりトレイ状を形成した外箱ａの中に被梱包物を支持する緩衝材ｂ・ｃを挿入したものである。そして、緩衝材を挿入した外箱を被梱包物に被せ梱包する梱包装置であった（例えば特許文献１参照）。
特開平６−８０１８３号公報

しかしながら、上記従来の構成では被梱包物を荷扱い時の外力より保護し、荷役時の作業性を考慮する必要がる。さらに、緩衝材を外箱内で容易に固定するため外箱の４辺を折り曲げ立上がり部とし全周を囲んだトレイ状にする必要があった。そのため、外箱を構成する材料使用量が増加し外箱加工時の作業性も低下するなどの課題を有していた。

また、被梱包物の大きさに合わせ外箱の大きさを全て変更し別々の部品を新規に作成する必要があり、部品の種類も増加し生産性の低下を招き加工費も高くなる。

また、空気調和機室外機においては空気調和機室外機に搭載される圧縮機が室外機の片側に搭載されるため非常に変重心になった構成であり、梱包された状態でも片側だけが非常に重く持ち運びも不便で、持ち運ぶための手掛け部分も強度も高い構成にする必要があるなどの課題を有していた。

本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、３辺の立上がり部を連結し残り１辺を開口したトレイ状の外箱を設け、外箱内に設けた緩衝材で開口部を閉塞し、なおかつ被梱包物を支持し梱包させることにより、被梱包物の大きさに関係なく梱包が可能になると共に、少ない材料使用量で安価な梱包装置を提供することを目的とする。

上記課題を解決するために本発明は、４辺の周辺部のうち３辺を折り曲げ立上がり部とし、この立上がり部同士を連結することにより３辺の立上がり部と残り１辺が開口部となったトレイ状の外箱を設け、この外箱の内側両端に被梱包物を支持する緩衝材を挿入し、この緩衝材のうち片側の緩衝材が前記外箱の開口部を閉塞する梱包装置である。

上記の様に外箱開口部を緩衝材により閉塞することによって、トレイ状を形成しながら片側の立上がり部を削減し外箱を形成する材料使用量を削減することが可能となり、安価で加工性に優れた梱包装置が得られる。

上記から明らかなように、本発明は片側１辺の立上がり部を削減し開口部とした外箱に緩衝材を挿入し、挿入された緩衝材により外箱の開口部を閉塞するもので、この構成によれば、外箱を形成するのに必要とされる材料使用量を削減することができ、安価な材料費で加工時の作業性も向上するという効果を奏する。

また、本発明は外箱に挿入した緩衝材を外箱内で移動させることにより被梱包物を収納する寸法が変化し、大きさの異なる被梱包物でも梱包することが可能となるもので、この構成によれば、梱包に使用する外箱、緩衝材の共用化が可能となり部品標準化や在庫管理の容易化が可能となるという効果を奏する。

また、本発明は被梱包物が空気調和機室外機において、室外機の圧縮機の搭載された重量側に外箱の立上がり部を形成した側を向け、軽量側に外箱の開口部を形成した側を向くように外箱を被せるもので、この構成によれば、重量の重たい室外機の圧縮機側に強度のある外箱立上がり部を形成した側を向けることで梱包された商品を荷扱いするときの荷扱い性が安定するという効果を奏する。

以下本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。

（実施の形態１）
図１において、１は段ボールなどで構成された外箱で長方形の周辺部のうち、３辺を折り曲げ立上がり部２・３・４とし、この立上がり部２・３・４を連結することにより片側１面を開口部５した状態のトレイ状を形成させる。６・７は外箱１内に挿入される緩衝材で段ボールなどにより構成されており、外箱１内に挿入される緩衝材６・７の一方の緩衝材６が外箱１の開口部５を閉塞するように設けられている。上記記載の如く、外箱１の片側に開口部５を設け緩衝材６にて閉塞することにより、外箱１を構成する材料の使用量を削減することが可能となり、外箱加工時の作業性も向上する。

（実施の形態２）
図２は、緩衝材６・７を挿入した外箱１を被梱包物８に被せた状態を示すもので、横幅寸法Wが異なる被梱包物８であっても、外箱１内に挿入した緩衝材６を移動させることにより外箱１の被梱包物収納寸法が変化し被梱包物８を梱包することが可能である。

そして、この実施の形態によれば、横幅寸法Ｗの異なる被梱包物８であっても外箱１内の緩衝材６の移動のみで被梱包物挿入寸法が変化し、被梱包物８の梱包が可能となり梱包部材の共用化が可能となり部品加工時の作業効率が向上し、部品在庫の削減や管理が容易になる。

（実施の形態３）
さらに、図３に示すように外箱１を被梱包物８に被せたときに、被梱包物８である空気調和機室外機の圧縮機が搭載された重量側９に外箱１の立上がり部２を形成した側を被せるようする。さらに、被梱包物８の圧縮機搭載反対側の軽量側１０に外箱１の開口部５を形成した側を被せるようにする。

そして、この実施の形態によれば、被梱包物８の重量側９に外箱の立上がり部２を形成した側を被せることにより、重量の重たい側に外箱強度の強い立上がり部の付いた側を被せることにより、梱包された商品を荷扱いするときの荷扱いが安定し作業性が向上すると共に、軽量側には簡素な梱包材で構成することが可能となる。

本発明の第１の実施形態を示す梱包装置の分解斜視図本発明の第２の実施形態を示す分解正面図本発明の第３の実施形態を示す分解正面図、及び要部断面図従来の梱包装置の分解斜視図

符号の説明

１外箱
２、３、４立上がり部
５開口部
６、７緩衝材
８被梱包物
９被梱包物の重量側
１０被梱包物の軽量側

Claims

略長方形の４辺の周辺部のうち３辺を折り曲げ立上がり部とし、これらの立上がり部同士を連結することにより３辺の立上がり部と残り１辺が開口部となったトレイ状の外箱を設け、この外箱の内側両端に被梱包物を支持する緩衝材を挿入し、この緩衝材のうち片側の緩衝材が前記外箱の開口部を閉塞する梱包装置。
外箱内に挿入された緩衝材のうち、外箱開口部を閉塞する位置に設けられた緩衝材を外箱外側に移動させることにより、外箱内の被梱包物挿入寸法が変化し大きさが異なる被梱包物においても梱包することが可能となる請求項１記載の梱包装置。
被梱包物が空気調和機室外機において、圧縮機を搭載した重量側に外箱の立上がり部を形成した側を向け、被梱包物の圧縮機搭載反対側の軽量側に外箱を開口した側を向けるように外箱を被梱包物に被せたことを特長する請求項１記載の梱包装置。