JP2005059659A - 車両用周辺環境提示システム - Google Patents

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悟 広瀬
Takayuki Yagishima
孝幸 柳島
Yoshihiro Nakahama
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Abstract

【課題】 対象物までの距離を容易に把握させ易くすることが可能な車両用周辺環境提示システムを提供する。
【解決手段】 車外ドアミラー11a,11bと車室内ミラー12a,12bとを備え、車外ドアミラー11a,11bは、車外ドア付近に設けられており、車両後側方向の範囲を映すことにより、その範囲内に存する対象物を運転者に視認させる。一方、車室内ミラー12a,12bは、車外ドアミラー11a,11bと隣接して車内に設けられいる。また、車室内ミラー12a,12bは、車外ドアミラー11a,11bが映す範囲と少なくとも一部を異ならせて、車両後側方向の範囲を映すことにより、その異なる範囲の像を運転者に視認させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用周辺環境提示システムに関する。
従来、ドアミラーによる間接視界と運転者による直接視界とでは運転者の感覚が異なってくることから、ドアミラーに映し出される像を視認して、車両後側方向に存する対象物までの距離を把握することが容易ではなかった。特に、ドアミラーに曲率等がついている場合には、対象物までの距離の把握は一層困難なものとなる。
そこで、ドアミラー内に測距用の送信装置と受信装置を内蔵させた車両用周辺環境提示システムが提案されている。このシステムによれば、送信装置と受信装置とにより対象物までの距離を電気的に測定して運転者に提示するので、運転者は、提示される情報により対象物までの距離を知ることができる(特許文献1参照)。
特開2002−1114119号公報
しかし、従来装置では、ドアミラーに距離の情報を提示するので、ドアミラーには車両後側方向の像と、距離の情報とが提示され、認識すべき情報量が増すこととなる。このため、運転者によっては却って対象物までの距離を把握しにくくなる可能性があった。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、対象物までの距離を容易に把握させ易くすることが可能な車両用周辺環境提示システムを提供することにある。
本発明によれば、車外反射手段と車内反射手段とを備え、車外反射手段は、車外ドア付近に設けられており、車両後側方向の範囲を映すことにより、その範囲内に存する対象物を運転者に視認させる。一方、車内反射手段は、車外反射手段と隣接して車内に設けられいる。また、車内反射手段は、車外反射手段が映す範囲と少なくとも一部を異ならせて、車両後側方向の範囲を映すことにより、その異なる範囲の像を運転者に視認させる。
本発明によれば、車内反射手段は、ドア付近に設置される車外反射手段と隣接して設けられている。このため、運転者は、車両後側方向の対象物を視認すべく車外反射手段に視線を向けることで、車内反射手段に映し出される像を視認することとなる。また、車内反射手段が映す範囲は、車外反射手段が映す範囲と同方向であり且つ少なくとも一部が異なっている。このため、運転者は、車内反射手段に映し出される像を視認すると、対象物が存する側に位置し且つ異なる範囲内の像を視認することとなり、対象物までの距離を把握する際の基準物を視認することとなる。よって、運転者は、対象物と基準とを比較することにより、容易に対象物までの距離を把握することができる。
従って、対象物までの距離を容易に把握させる易くすることができる。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る車両用周辺環境提示システム1の構成図であり、(a)は全体構成図を示し、(b)は一部構成図を示している。なお、図1(a)においては、各要素の配置関係を明確にすべく、ルームミラー31、ステアリング32、モニター33について図示するものとする。
図1に示すように、本システム1は、運転者が車両の後側方向を視認する際に当該方向に存する対象物までの距離を容易に把握すべく構成されたものであって、車外ドアミラー(車外反射手段)11a,11b、及び車室内ミラー(車内反射手段)12a,12bを備えている。
車外ドアミラー11a,11bは、運転席側及び助手席側にそれぞれ設けられており、車両後側方向の範囲を映すことにより、当該範囲内に存する対象物を運転者に視認させるものである。具体的に、運転席側車外ドアミラー11aは、車外ドア付近に、特に運転席側Aピラー13a付近に設けられ、車両の右後ろ方向の範囲を映す構成とされている。一方、助手席側車外ドアミラー11bは、車外ドア付近に、特に助手席側Aピラー13b付近に設けられ、車両の左後ろ方向の範囲を映す構成とされている。
車室内ミラー12a,12bは、車外ドアミラー11a,11bと隣接して車内に設けられ、車外ドアミラー11a,11bが映す範囲と少なくとも一部を異ならせて、車両後側方向の範囲を映すものである。また、車室内ミラー12a,12bは、車両後側方向の範囲を映すことにより、その異なる範囲の像を運転者に視認させるものである。
具体的に、車室内ミラー12a,12bは、運転席側車室内ミラー12aと助手席側車室内ミラー12bとの2つからなっている。運転席側車室内ミラー12aは、フロントサイドガラス14を挟んで運転席側車外ドアミラー11aに隣接して設けられている。また、運転席側車室内ミラー12aは、運転席側車外ドアミラー11aが映す範囲と少なくとも一部を異ならせて、車両の右後ろ方向の範囲を映すものである。
一方、助手席側車室内ミラー12bは、フロントサイドガラス14を挟んで助手席側車外ドアミラー11bに隣接して設けられている。また、助手席側車室内ミラー12bは、助手席側車外ドアミラー11bが映す範囲と少なくとも一部を異ならせて、車両の左後ろ方向の範囲を映すものである。
ここで、車外ドアミラー11a,11bと車室内ミラー12a,12bとは隣接して設けられているが、隣接とは、運転者が車外ドアミラー11a,11bを視認したときに、車室内ミラー12a,12bが視界に入る範囲をいうものとする。すなわち、運転者は、車両後側方向の対象物を視認すべく車外ドアミラー11a,11bとに視線を向けることで、車室内ミラー12a,12bに映し出される像を視認することとなる。
また、車外ドアミラー11a,11bと車室内ミラー12a,12bとは隣接して設けられているが、その間隔はできるだけ小さいことが望ましい。車外ドアミラー11a,11bを視認したときに車室内ミラー12a,12bが運転者の視界に入るとしても、両者の間隔が大きくなるにつれて、運転者は、両者の映し出す像を同時に認識しにくくなる。このため、運転者の認識を素早く行わせるべく、できるだけ小さくするとよい。
例えば、両者の間隔は、車外ドアミラー11a,11bと車室内ミラー12a,12bとを合わせたときの幅方向の大きさに対し、0.2〜0.5倍程度にしておくとよい。さらには、フロントサイドガラス14の厚さに若干の余裕分を持たせた程度にすると、一層望ましい。また、車外ドアミラー11a,11b及び車室内ミラー12a,12bに植毛シート等を用いて、両ミラー11a,11b,12a,12bとフロントサイドガラス14に接するように設けてもよい。
また、好適には、車室内ミラー12a,12bは、上記の異なる範囲の像として、車両の構成物を運転者に視認させることが望ましい。さらに、好適には、車両構成物としては車両内の構成物、例えばCピラー、ヘッドレスト、リアシートであることが望ましい。
さらに、上記車両用周辺環境提示システム1において、車外ドアミラー11a,11bと車室内ミラー12a,12bとは、一枚のミラーを為すように配置することが望ましい。すなわち、一方のミラーを含む平面上に他方のミラーを位置させることとなる。この場合、一方のミラーが映し出す範囲と他方のミラーが映し出す範囲とが連続的になり、映す範囲の重複部分が少なくなる。そして、重複部分が少ないことから、運転者の視認性を向上させることができる。
図2は、両ミラー11a,11b,12a,12bの詳細を示す構成図であり、(a)は外観図であり、(b)は内部構成図である。なお、図2では、運転席側の両ミラー11a,12aを示すものとする。
図2(a)に示すように、運転席側車外ドアミラー11aは、一側面が開放された筐体15aと、その開放側を閉塞するように設けられた平面鏡からなる反射面16aと、車体に固定されると共に筐体15aをねじ止め等して、間接的に筐体15aを車体に固定する固定部17aとを有している。
また、運転席側車室内ミラー12aは、運転席側車外ドアミラー11aと同様に一側面が開放された筐体18aと、その開放側を閉塞するように設けられた平面鏡からなる反射面18aとを有している。この運転席側車室内ミラー12aは、運転席側Aピラー13aに埋め込むようにして固定されている。このため、運転席側車室内ミラー12aは、必要以上にフロントガラス側等に飛び出すことなく、運転者の視野を阻害しないようにされている。
再度、図1を参照する。上記車両用周辺環境提示システム1は、入力部20と、算出部(算出手段)21と、制御部22a,22bと、駆動部(駆動手段)23とを備えている。入力部20は、ミラー角度を変更するためのスイッチであり、例えばジョイスティックなどの多方向入力式のものである。
算出部21は、入力部20からの信号に基づいてミラー変更角度を認識し、現在のミラー角度と変更後のミラー角度との差分等を求め、変更すべき角度量等を算出するものである。ここで、算出部21は、現在のミラー角度を、各ミラー11a,11b,12a,12bの近傍に設置された角度検出センサからの信号に基づいて判断したり、過去の入力部20の操作状況に基づいて判断したりする。
また、上記したように、車外ドアミラー11a,11bと車室内ミラー12a,12bとは、一枚のミラーを為すようにすることが望ましい。このため、車外ドアミラー11a,11bと車室内ミラー12a,12bとのうち一方だけの角度を変更すると、変更前に一枚のミラーを為すようにされていたとしても、変更後にはその関係が崩れてしまう。従って、ミラー角度を変更する際には、両ミラー11a,11b,12a,12bを一体的に動かす必要がある。
具体的には、両ミラー11a,11b,12a,12bの角度を同じだけ変更することと、両ミラー11a,11b,12a,12bの少なくとも一方を前後方向に移動させることが必要となる。すなわち、変更前に一枚のミラーを為すように配置されていたとしても、ミラー角度を同じだけ変更した場合、車外ドアミラー11a,11bと車室内ミラー12a,12bとは一枚のミラーを為さず、平行に配置される関係となる。このため、平行関係を補正して一枚のミラーを為すようにすべく、両ミラー11a,11b,12a,12bの少なくとも一方を前後方向に移動させることが必要となる。
これらから、算出部21は、両ミラー11a,11b,12a,12bの変更前の角度状態及び位置状態と、入力部20からの情報に従う変更後の角度状態及び位置状態に基づいて、両ミラー11a,11b,12a,12bが同一平面内に位置するための条件を算出することとなる。
制御部22a,22bは、算出部21により算出された条件に従って、駆動部23を制御するものである。ここで、制御部22a,22bは、運転席側ミラーを制御する運転席側制御部22aと、助手席側ミラーを制御する助手席側制御部22bとからなる。
また、駆動部23は、運転席側駆動モータ23aと、助手席側駆動モータとからなる。さらに、運転席側駆動モータ23aは、図2(b)に示すように、車外ドアミラー用の駆動モータ23a1と、車室内ミラー用の駆動モータ23a2とから構成されている。
運転席側制御部22aは、これら駆動モータ23a1,23a2を制御して、ミラー角度の調整、及び前後方向の位置調整を行う。また、図2においては、図示していないが、助手席側にも同様の構成が設けられ、助手席側制御部22bがそれぞれのモータを制御して、ミラー角度の調整、及び前後方向の位置調整を行う。
ここで、図2(b)では、車外ドアミラー用の駆動モータ23a1と、車室内ミラー用の駆動モータ23a2とは、ぞれぞれ車外ドアミラー11aの筐体16a内、及び車室内ミラー12aの筐体18a内に設けられているが、特に筐体16a,18aの内部に設置される構成に限らず、外部に設けられていてもよい。
このような車両用周辺環境提示システム1において、運転者が車両後側方向の対象物を視認しようとする場合、以下のようにして対象物が認識される。すなわち、運転者が車両後側方向の対象物を視認すべく車外ドアミラー11a,11bに視線を向けると、車外ドアミラー11a,11bに隣接して設けられている車室内ミラー12a,12bが視界に入る。ここで、車室内ミラー12a,12bが映す範囲は、車外ドアミラー11a,11bが映す範囲と同方向であり且つ少なくとも一部が異なっている。
このため、運転者は、車室内ミラー12a,12bに映し出される像を視認すると、対象物が存する側に位置し且つ異なる範囲内の像を視認することとなり、対象物までの距離を把握する際の基準物を視認する。特に、本実施形態において、車室内ミラー12a,12bは、車室内構成物を映し出しており、車両構成物は、車室内ミラー12a,12bから常に一定の距離である。このため、運転者は、常に一定の距離を保つ車両構成物を基準として認識する。
そして、運転者は、対象物と基準とを比較することにより、容易に対象物までの距離を把握することとなる。
図3は、運転者が運転席側のミラーを視認したときの様子を示す説明図であり、(a)は運転席側のミラーとして、運転席側車外ドアミラー11a及び運転席側車室内ミラー12aを用いた場合の様子を示し、(b)は運転席側のミラーとして、運転席側車外ドアミラー11aのみを用いた場合の様子を示している。
図3(a)及び(b)に示すように、運転席側車外ドアミラー11aは、車両右後ろ方向の車両を映し出している。このとき、図3(a)に示す運転席側車室内ミラー12aには、車両内構成物として運転席側Cピラーが映し出されている。このため、運転者はCピラーを基準として後方の車両の距離を把握することとなる。
一方、図3(b)には運転席側車室内ミラー12aが設けられておらず、基準となるものが映し出されていない。ここで、図3(b)には窓枠が映し出されているが、窓枠は前後方向に伸び且つ特徴が少ないものである。このため、同図に示すように、窓枠を基準として後方の車両の距離を把握することは困難である。特に、周辺視ではオプティックフロー上の対象物が遠くにあるほど小さく見える傾向にあるが、基準との比較ができない状況では、周辺視であっても距離を把握することは困難である。
このように、本実施形態では、従来と異なり、対象物と基準とを比較して容易に対象物までの距離を把握することができる。
また、車両用周辺環境提示システム1において、運転者がミラー角度を調整する場合、まず、入力部20が操作されることとなる。その後、算出部21は、入力部20からの信号に基づいて、変更すべき角度条件及び位置条件を算出する。ここで、算出部21は、現在の角度状態及び位置状態をもとに、変更すべき量を算出する。そして、算出した条件を制御部22a,22bに送信する。
その後、制御部22a,22bは受信した条件に従い駆動部23に駆動信号を送信し、これを受けた駆動部23はミラー角度を調整することとなる。また、駆動部23は、車外ドアミラー11a,11bと車室内ミラー12a,12bとの少なくとも一方を前後に移動させて、同一平面内に位置させる。
この前後方向の移動については、例えば、以下のようになる。図2(b)を参照して説明する。同図に示すように、運転席側車外ドアミラー11a及び運転席側車室内ミラー12aのミラー角度をθ°だけ動かす場合、変更前には一枚のミラーを為すようにされていたとしても、変更後にはその関係が崩れてしまう。
ここで、運転席側車外ドアミラー11aの回転中心と運転席側車室内ミラー12aの回転中心との距離をLとすると、角度変更後に一枚のミラーを為すように配置するためには、前後方向の移動量をLHとした場合、LH=L×tanθだけ動かす必要がある。具体的に、L=150(mm)とし、θ=10(度)とした場合、LHは、26(mm)となる。このため、例えば、両ミラー11a,12aを13(mm)ずつ、互いに近づくように移動させることにより、一枚のミラーを為すように配置することができる。
次に、本実施形態に係る車両用周辺環境提示システム1の変形例を説明する。図4は、車両用周辺環境提示システム1の変形例を示す構成図であり、(a)は変形例に係る運転席側車外ドアミラー11a及び運転席側車室内ミラー12aを側方から見たときの様子を示しており、(b)は変形例に係る運転席側車外ドアミラー11a及び運転席側車室内ミラー12aを車両上方から見たときの様子を示している。
なお、図4(a)においては、運転席側車外ドアミラー11a及び運転席側車室内ミラー12aの内部の様子についても一部示している。また、図4(b)において運転席側車室内ミラー12aは車室内に設けられているが、便宜上車外から見えるように図示している。さらに、図4において破線は運転者の視認可能な範囲を示している。
まず、図4(a)に示すように、変形例では運転席側車室内ミラー12aが運転席側車外ドアミラー11aよりも上方に設けられている。他の構成については、図1及び図2に示したものと同様である。このように、運転席側車室内ミラー12aを運転席側車外ドアミラー11aよりも上方に設けることで、車両前方を視認している運転者にとっては、前方視認位置と運転席側車室内ミラー12aと運転席側車外ドアミラー11aとが直線上等に並ぶ。このため、運転者は、運転席側車外ドアミラー11aを視認する際の視線移動中において、運転席側車室内ミラー12aを自然と見ることとなる。
また、図4(b)に示すように、変形例では双方のミラー11a,12aが従来のドアミラーが設置される位置よりも上方に設けられている。このため、車体形状に沿って、双方のミラー11a,12aの設置位置が車両内側に近づくこととなる。これにより、運転者の視線の移動距離が短くなり、運転者は一層容易に対象物までの距離を把握することとなる。なお、図4では助手席側について図示していないが、助手席側であっても運転席側と同様である。
このようにして、第1実施形態に係る車両用周辺環境提示システム1によれば、車室内ミラー12a,12bは、ドア付近に設置される車外ドアミラー11a,11bと隣接して設けられている。このため、運転者は、車両後側方向の対象物を視認すべく車外ドアミラー11a,11bに視線を向けることで、車室内ミラー12a,12bに映し出される像を視認することとなる。
また、車室内ミラー12a,12bが映す範囲は、車外ドアミラー11a,11bが映す範囲と同方向であり且つ少なくとも一部が異なっている。このため、運転者は、車室内ミラー12a,12bに映し出される像を視認すると、対象物が存する側に位置し且つ異なる範囲内の像を視認することとなり、対象物までの距離を把握する際の基準物を視認することとなる。
よって、運転者は、対象物と基準とを比較することにより、容易に対象物までの距離を把握することとなる。
従って、対象物までの距離を容易に把握させる易くすることができる。
また、車両後側方向の対象物までの距離を運転者に把握させるために、電子機器を用いておらず、コストの低減を図ることができる。
また、車室内ミラー12a,12bは、車両の構成物を運転者に視認させる。ここで、車両構成物は車両の一部であって、車室内ミラー12a,12bから車両構成物までの距離は、常に一定である。このため、車両の走行に併せて距離が変動する基準物よりも常に一定の距離を保つ車両構成物を基準とすることにより、一層容易に対象物までの距離を把握することができる。
また、両ミラー11a,11b,12a,12bを同一平面内に位置させると、一方のミラーが映し出す範囲と他方のミラーが映し出す範囲とが連続的になり、映す範囲の重複部分が少なくなる。ここで、本実施形態では両ミラー11a,11b,12a,12bの角度調整を行う際には、これらが同一平面内に位置するように調整する。このため、角度調整を行っても、上記同一平面内に位置するという関係が保たれ、映す範囲の重複部分は少ないままである。このように、重複部分が少ないことから、本実施形態では、運転者の視認性を向上させることができる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態に係る車両用周辺環境提示システム2は、第1実施形態のものと同様であるが、種々の点で第1実施形態のものと異なっている。
以下、第2実施形態に係る車両用周辺環境提示システム2について説明する。図5及び図6は、本発明の第2実施形態に係る車両用周辺環境提示システム2の構成図であり、図5は全体構成を示し、図6は一部構成を示している。なお、図5及び図6において図1〜図3と同様の要素については、同一の符号を付し、説明を省略する。
まず、図5に示すように、第2実施形態に係る車両用周辺環境提示システム2は、第1実施形態の構成に加え、車両情報取得部(車両情報取得手段)41と、表示制御部(切替手段、反射率変更手段)42a,42bと、開閉スイッチ44とを備えている。また、第2実施形態に係る車両用周辺環境提示システム2は、車室内のミラー構成及び算出部21の処理内容等が第1実施形態のものと一部異なっている。
第2実施形態では算出部21とモニター33とが接続されており、これらの間には、車両情報取得部41が介在されている。この車両情報取得部41は、車両の走行情報として、速度等を取得するほか、例えば、ナビゲーションシステムのように車両の経路誘導や、テレビ放送の受信や、メール受信等についても行える構成となっている。
また、車両情報取得部41は、運転席側及び助手席側の表示制御部42a,42bに接続されている。また、これら制御部42a,42bはそれぞれ車室内ミラー43a,43bに接続されている。ここで、第2実施形態の車室内ミラー43a,43bは、車両後側方向を映し出す機能と画像表示する機能とが切替可能とされている。なお、上記切替は、それぞれの表示制御部42a,42bにより行われるようにされている。
また、車室内ミラー43a,43bは、携帯電話等で使用されている表面反射率可変型液晶ディスプレイを想定している。画像表示する場合の光には指向性(液晶自身やルーバーフィルター挿入などによるもの)がある。その指向性は、運転者の眼球方向には強い光で、サイドガラス14で反射されて運転者の眼球に到達する方向は弱い光となっている。
さらに、算出部21には、開閉スイッチ44が接続されている。開閉スイッチ44は、フロントサイドガラス14を開閉するためのものである。具体的に、開閉スイッチ44は、車室内のドア部付近に設置され、操作されるとモータ(図示せず)に対して駆動信号を送信するものである。モータは、駆動信号に応じてフロントサイドガラス14を上下動させて、開閉を行うものである。また、開閉スイッチ44は、駆動信号を算出部21に送信するようになっている。
算出部21は、駆動信号を受信すると、この信号に基づきフロントサイドガラス14の開閉動作及び開閉状態の少なくとも一方を検出する構成とされている。なお、フロントサイドガラス14の開閉動作について、算出部21は、駆動信号がモータの正転、逆転のいずれを示すものか判断することにより認識することができる。しかし、開閉状態については、フロントサイドガラス14の位置を把握していなければ、認識することができない。このため、第2実施形態の算出部21は、フロントサイドガラス14の位置を把握するべく、例えば過去の操作状況等を記憶する機能を有している。
さらに、算出部21は、フロントサイドガラス14の開閉動作及び開閉状態の少なくとも一方を検出した後には、検出結果を表示制御部42a,42bに与える構成とされている。また、表示制御部42a,42bは、上記検出結果を受信すると、この結果に基づき車室内ミラー43a,43bを制御する。ここで、本実施形態の車室内ミラー43a,43bは、その反射率が可変とされている。このため、表示制御部42a,42bは、車室内ミラー43a,43bの制御として、反射率を変更することとなる。
ここで、反射率を変更する理由は、以下の通りである。車室内ミラー43a,43bと車両外部との間には、フロントサイドガラス14が設けられている。従って、運転者は、車両後側方向を視認すべく、車室内ミラー43a,43bを見た場合、フロントサイドガラス14を介して当該方向を視認していることとなる。
ここで、フロントサイドガラス14は所定の反射率を有している。このため、フロントサイドガラス14には、車両後側方向以外の景色などが映り込んでしまう。よって、運転者は、車両後側方向を視認しようとした場合、車室内ミラー43a,43bを介して車両後側方向以外の景色などを視認してしまうこととなる。そこで、車室内ミラー43a,43bの反射率を変更することで、反射像を視認しにくくしている。なお、反射率の変更制御は、車室内ミラー43a,43bに限らず、車外ドアミラー11a,11bに対して行ってもよい。
また、さらに、算出部21は、フロントサイドガラス14の開状態を検出した場合には、開状態であることを制御部22a,22bに伝え、制御部22a,22bは、両ミラー11a,11b,43a,43bの位置を近づけるように、駆動部23に対して指令する構成となっている。このため、駆動部23は、両ミラー11a,11b,43a,43bの少なくとも一方を移動させて、両者を近づけることとなる。
両者を近づける理由は以下の通りである。第1実施形態に係る車両用周辺環境提示システム1では、両ミラー11a,11b,12a,12bは、フロントサイドガラス14を挟んで設置されていた。また、運転者にとっては、両ミラー11a,11b,43a,43bをできるだけ近づけておくと、両者の映し出す像を同時に認識し易くなる。
ここで、フロントサイドガラス14が開状態となると、フロントサイドガラス14の厚み分だけ、両者間に隙間が生じることとなる。すなわち、両者の間隔を短くすることが可能な状態となっている。そこで、更なる視認性の向上を図るべく、フロントサイドガラス14の開状態時においては、両者の間隔を短くするようにしている。
また、車室内ミラー43a,43bは、特定方向に偏光する光のみを反射する構成とされている。図7は、車室内ミラー43aが反射する光についての説明図であり、(a)は車室内ミラー43aを上方向から見たとき様子を示し、(b)は車室内ミラー43aを横方向から見たとき様子を示し、(c)は反射率特性を示している。なお、図7(a)及び(b)においては、運転席側を図示するものとする。
図7(a)及び(b)に示すように、運転者の眼球位置をeとすると、eに到達する光は、光路C1を通り、フロントサイドガラス14を透過し、その後、光路C2を通り、車室内ミラー43aにて反射して、光路C3を通るものがある。
また、運転者の眼球位置eに到達する光は、上記の他に、図7(a)に示すように、光路C4を通り、フロントサイドガラス14にて反射し、その後、光路C2を通り、車室内ミラー43aにて反射して、光路C3を通るものがある。
ここで、運転者の眼球位置eと車室内ミラー43aの中心位置oとを結ぶ直線eo、及び直線eoを通る光が車室内ミラー43aにより反射された場合における反射光路上C1の直線oqの双方を含む平面をfする。そして、平面fの法線方向からフロントサイドガラス14を見たときに、フロントサイドガラス14に平行な方向を縦方向(p波)とし、フロントサイドガラス14に垂直な方向を横方向(s波)とする。このとき、車室内ミラー43aは、縦方向(p波)に偏光する光を反射し、横方向(s波)に偏光する光を反射しないようにされている。
このように、車室内ミラー43aを設定することにより、運転者は、反射光が少ない状態で車両後側方向を視認することができる。具体的に、図7(c)を参照して説明する。まず、光路C1,C4を通る光がフロントサイドガラス14にブリュースター角にて入射したとする。このとき、光路C1の光うち、縦方向(p波)に偏光する光は、反射率がほぼ「0%」であることから、「100%」近くがフロントサイドガラス14を透過して光路C2に至る。これに対し、横方向(s波)に偏光する光は、約「20%」が反射して、残りの「80%」だけが光路C2に至る。
また、光路C4の光のうち、縦方向(p波)に偏光する光は、反射率がほぼ「0%」であることから、「100%」近くが透過して、光路C2に至ることはない。これに対し、横方向(s波)に偏光する光は、約「20%」が反射して光路C2に至る。
すなわち、反射光は横方向(s波)に偏光する光が殆どであり、車室内ミラー43aは、横方向(s波)に偏光する光をカットし、縦方向(p波)に偏光する光を反射すれば、反射光を好適に除去して、運転者に車両後側方向の視認を行わせることができる。そこで、車室内ミラー43aを上記のように構成することとしている。
次に、運転者が開閉スイッチ44を操作して、フロントサイドガラス14を開状態にするとする場合の動作について説明する。開状態とする場合、まず、運転者が開閉スイッチ44を操作する。これにより、開閉スイッチ44は、フロントサイドガラス14を上下動させるモータに対して駆動信号を送出する。また、その一方で、開閉スイッチ44は、駆動信号を算出部21に送信する。
その後、算出部21は、駆動信号に基づきフロントサイドガラス14の開動作及び開状態の少なくとも一方を検出する。そして、算出部21は、フロントサイドガラス14の開動作及び開状態の少なくとも一方を検出した後、検出結果を表示制御部42a,42bに送信する。上記検出結果を受信すると、表示制御部42a,42bは、この結果に基づき車室内ミラー43a,43bの反射率を変更する。そして、再度、開閉スイッチ44が操作されて、開閉状態等に変化があるまで反射率を維持する。
また、上記のように開閉スイッチ44が操作されて、フロントサイドガラス14の開状態となった場合、算出部21は、開状態であることを制御部22a,22bに伝える。そして、制御部22a,22bは、両ミラー11a,11b,43a,43bの位置を近づけるように、駆動部23に対して指令する。この指令があると、駆動部23は、両ミラー11a,11b,43a,43bの少なくとも一方を移動させて、両者を近づける。
なお、フロントサイドガラス14が完全に開いておらず、両者を近づけると両ミラー11a,11b,43a,43bの一部がフロントサイドガラス14に接してしまう場合には、フロントサイドガラス14に接しない程度に近づけるとよい。
次に、フロントサイドガラス14を閉状態にする場合の動作を説明する。閉状態とする場合、開状態とするときと同様に、運転者が開閉スイッチ44を操作する。これにより、開閉スイッチ44は、フロントサイドガラス14を上下動させるモータに対して駆動信号を送出する。また、その一方で、開閉スイッチ44は、駆動信号を算出部21に送信する。
その後、算出部21は、駆動信号に基づきフロントサイドガラス14の閉動作及び閉状態の少なくとも一方を検出する。そして、算出部21は、フロントサイドガラス14の閉動作及び閉状態の少なくとも一方を検出した後、検出結果を表示制御部42a,42bに送信する。上記検出結果を受信すると、表示制御部42a,42bは、この結果に基づき車室内ミラー43a,43bの反射率を変更する。そして、再度、開閉スイッチ44が操作されて、開閉状態等に変化があるまで反射率を維持する。
また、上記のように開閉スイッチ44が操作されて、フロントサイドガラス14の閉状態となった場合、算出部21は、閉状態となりつつあることを制御部22a,22bに伝える。そして、制御部22a,22bは、両ミラー11a,11b,43a,43bの位置を遠ざけるように、駆動部23に対して指令する。この指令があると、駆動部23は、両ミラー11a,11b,43a,43bの少なくとも一方を移動させて、両者を遠ざけることとなる。
なお、閉状態において、両ミラー11a,11b,43a,43bがフロントサイドガラス14に隙間無く接した状態にしたい場合には、上記動作、すなわち両者の間隔を広げた後に、再度両者をフロントサイドガラス14方向に移動させるとよい。
また、本実施形態の車両用周辺環境提示システム2では、車両情報取得部41が車両情報を取得し、この情報により運転者が車両後側方向を視認する必要がないと判断される場合、以下の動作が行われる。
例えば、従来の車両では、車両後側方向を映し出す必要がない場合、例えば駐車状態や車庫入れ状況などでドアミラーを自動的に下方に向けるものがある。このような場合、本実施形態ではドアミラーを下方に向けずに、車両周囲を撮影しているカメラからの画像を車室内ミラー43a,43bにより、運転者に提供する。
具体的には、まず、車両情報取得部41が車両情報を取得する。そして、車両情報取得部41は、車両情報に基づいて、車両後側方向を映し出す必要性が少ないことを判断する。そして、車両情報取得部41は、判断結果を表示制御部42a,42bに送信する。
表示制御部42a,42bは、上記情報を受信すると、車室内ミラー43a,43bが車両後側方向を映し出している状態から、画像表示可能な状態に切り換える。このとき、車室内ミラー43a,43bは、車両周囲を撮影しているカメラからの画像を表示する。すなわち、表示制御部42a,42bは、車両後側方向を映し出している状態から、画像表示可能な状態に切り換えて、カメラ等からの画像信号を車室内ミラー43a,43bに表示させる。
なお、表示させる情報としては、カメラ等に撮像された画像に限らず、ナビゲーション情報、テレビ放送、メール、車両状態に関するテキスト、アイコン表示等の他の画像等であってもよい。
このようにして、第2実施形態に係る車両用周辺環境提示システム2によれば、第1実施形態と同様に、対象物までの距離を容易に把握させる易くすることができ、一層容易に対象物までの距離を把握することができ、運転者の視認性を向上させることができる。
また、フロントサイドガラス14の開閉動作及び開閉状態の少なくとも一方を検出して、車室内ミラー43a,43bの反射率を変更するため、運転者が車両後側方向を視認しようとした場合に、フロントサイドガラス14に車両後側方向以外の景色などが映り込んでしまい、視認性が低下してしまうという事態を防止することができる。従って、一層の視認性の向上を図ることができる。
また、フロントサイドガラス14の開状態を検出した場合には、両ミラー11a,11b,43a,43bの少なくとも一方を移動させて両者の間隔を短くするので、両者の映し出す像を同時に認識し易くなり、運転者に車両後側方向の認識を素早く行わせることができる。
また、運転者の眼球位置eと車室内ミラー43aの中心位置oとを結ぶ直線eo、及び直線eoを通る光が車室内ミラー43aにより反射された場合における反射光路上C1の直線oqの双方を含む平面をfする。そして、平面fの法線方向からフロントサイドガラス14を見たときに、フロントサイドガラス14に平行な方向を縦方向(p波)とし、フロントサイドガラス14に垂直な方向を横方向(s波)とする。このとき、車室内ミラー43aは、縦方向(p波)に偏光する光を反射し、横方向(s波)に偏光する光を反射しないようにされている。
運転者は、反射光が少ない状態で車両後側方向を視認するためには、光路C4の光のうち横方向(s波)に偏光する光が約「20%」が反射して光路C2に至ることから、横方向(s波)に偏光する光をカットするようにすればよい。ここで、本実施形態の車室内ミラー43a,43bは、縦方向(p波)に偏光する光を反射し、横方向(s波)に偏光する光を反射しないようにされているので、反射光を好適に除去して、運転者に車両後側方向の視認を行わせることができる。
また、車両情報に基づいて、車室内ミラー43a,43bの状態を、車両後側方向を映し出す状態から、画像表示可能な状態に切り換えるため、運転者が車両後側方向を視認する必要がないと判断される場合、例えば、車庫入れがほぼ完了して、車両後方と車両後方側の対象物(壁など)との距離を正確に知る必要がある場合において、その情報を車室内ミラー43a,43bにて提示することが可能となり、一層の利便性の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、以下のものと比較しても優れている。例えば本実施形態と同様の効果を得るために、従来のミラー構成のままで、車両のボディに基準となるものを取り付け、対象物までの距離を把握させやすくする方法がある。しかし、この場合では、車両ボディに不要な構成を付加することとなり、美観を損ねることとなる。また、デザイン的な制約から構成を付加することすらできない場合もある。本実施形態では、このような問題が無く、対象物までの距離を把握させやすくすることができ、上記方法よりも優れているといえる。
なお、上記では、本発明の車両用周辺環境提示システムを各実施形態に基づいて説明したが、他に本発明の要旨を逸脱しない範囲内で変更されてもよい。
本発明の第1実施形態に係る車両用周辺環境提示システムの構成図であり、(a)は全体構成図を示し、(b)は一部構成図を示している。 両ミラーの詳細を示す構成図であり、(a)は外観図であり、(b)は内部構成図である。 運転者が運転席側のミラーを視認したときの様子を示す説明図であり、(a)は運転席側のミラーとして、運転席側車外ドアミラー及び運転席側車室内ミラーを用いた場合の様子を示し、(b)は運転席側のミラーとして、運転席側車外ドアミラーのみを用いた場合の様子を示している。 車両用周辺環境提示システムの変形例を示す構成図であり、(a)は変形例に係る運転席側車外ドアミラー及び運転席側車室内ミラーを側方から見たときの様子を示しており、(b)は変形例に係る運転席側車外ドアミラー及び運転席側車室内ミラーを車両上方から見たときの様子を示している。 本発明の第2実施形態に係る車両用周辺環境提示システムの構成図であり、全体構成を示している。一部構成を示している。 本発明の第2実施形態に係る車両用周辺環境提示システムの構成図であり、一部構成を示している。 車室内ミラーが反射する光についての説明図であり、(a)は車室内ミラーを上方向から見たとき様子を示し、(b)は車室内ミラーを横方向から見たとき様子を示し、(c)は反射率特性を示している。
符号の説明
1,2…車両用周辺環境提示システム
11a,11b…車外ドアミラー(車外反射手段)
12a,12b,43a,43b…車室内ミラー(車内反射手段)
14…フロントサイドガラス
20…入力部
21…算出部(算出手段、開閉検出手段)
22a,22b…制御部
23…駆動部(駆動手段)
31…ルームミラー
32…ステアリング
33…モニター
41…車両情報取得部(車両情報取得手段)
42a,42b…表示制御部(切替手段、反射率変更手段)

Claims (7)

  1. 車外ドア付近に設けられ、車両後側方向の範囲を映すことにより、当該範囲内に存する対象物を運転者に視認させる車外反射手段と、
    前記車外反射手段と隣接して車内に設けられ、前記車外反射手段が映す範囲と少なくとも一部を異ならせて、車両後側方向の範囲を映すことにより、その異なる範囲の像を運転者に視認させる車内反射手段と、
    を備えることを特徴とする車両用周辺環境提示システム。
  2. 前記車内反射手段は、前記異なる範囲の像として、車両の構成物を運転者に視認させることを特徴とする請求項1に記載の車両用周辺環境提示システム。
  3. 前記車外及び車内反射手段の双方の角度状態及び位置状態に基づいて、両反射手段が同一平面内に位置するための条件を算出する算出手段と、
    前記算出手段にて算出された条件に基づいて、前記両反射手段の角度及び位置を調整する駆動手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の車両用周辺環境提示システム。
  4. フロントサイドガラスの開閉動作及び開閉状態の少なくとも一方を検出する開閉検出手段と、
    前記開閉検出手段による検出結果に応じて、前記両反射手段の反射率を変更する反射率変更手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車両用周辺環境提示システム。
  5. 前記駆動手段は、前記開閉検出手段によりフロントサイドガラスの開状態を検出した場合、前記両反射手段の少なくとも一方を移動させて両者の間隔を短くする
    ことを特徴とする請求項4に記載の車両用周辺環境提示システム。
  6. 運転者の眼球位置と前記車内反射手段の中心位置とを結ぶ直線、及び前記直線を通る光が前記車内反射手段により反射された場合における反射光路上の直線の双方を含む平面の法線方向からフロントサイドガラスを見たときに、フロントサイドガラスに平行な方向を縦方向とし、フロントサイドガラスに垂直な方向を横方向とすると、前記車内反射手段は、縦方向に偏光する光を反射し、横方向に偏光する光を反射しないようにされている
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の車両用周辺環境提示システム。
  7. 車両に関する情報を取得する車両情報取得手段と、
    前記車両情報取得手段により取得された車両情報に基づいて、前記車内反射手段が車両後側方向を映し出す状態から、画像表示可能な状態へと切り換える切替手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の車両用周辺環境提示システム。
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