JP2005058089A - コンバインの穀粒貯留装置 - Google Patents

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Masami Osaki
正美 大崎
Osamu Tomita
冨田  治
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Abstract

【課題】
穀粒を貯留する穀粒貯留タンクの底部に設けた、各流下用底棚板上を流下する穀粒の流下を良好にしようとするものである。
【解決手段】
脱穀機3で脱穀、及び選別済みの穀粒を受けて貯留する穀粒貯留タンク4の底部に設けて、穀粒が流下する流下用底棚板5は、貯留する穀物の種類、又は品種等に応じて、取換え自在に設けた構成である。又、最初は、流れの悪い穀粒に対応した傾斜角度(θ)とし、流れの良好な穀物のときには、安息角度(α)を緩い流れの流下用底棚板5に交換して、貯留容量を増加する。更に穀粒貯留タンク4側へ取付用フランジ4bを設けると共に、流下用底棚板5側にも取付用フランジ5aを設けて、これら両者を接合させて装着する構成である。
【選択図】
図1。

Description

この発明は、脱穀機から脱穀済みで、選別済み穀粒を受けて、貯留する穀粒貯留タンク4の底部に設けて、穀粒が流下する流下用底棚板は、貯留する穀物の種類、又は品種等に応じて、取換え自在に設けた技術であり、コンバインの穀粒貯留装置として利用できる。
コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、このコンバインの刈取りされた穀稈は、脱穀機へ供給され、この脱穀機で脱穀、及び脱穀済み穀粒は選別され、選別済み穀粒は、グレンタンク内へ供給されて、一時貯留される。
前記グレンタンクは、特に、特開平6−276848号公報で示す如くこのグレンタンクの底部には、底部スクリューコンベアが軸支され、この底部スクリューコンベアへ穀粒を流下案内する仕切り板は、グレンタンクの横壁と、底部スクリューコンベアの近傍のグレンタンク底面とにわたって設け、仕切り板の端縁部を常時横壁と密接させながら、仕切り板の横壁と、グレンタンク底面とにわたるその傾斜姿勢を変更する姿勢変更手段を設けて、傾斜姿勢を変更することにより、グレンタンクの穀粒貯留容量を変更できる。
特開平6−276848号公報
穀粒を貯留するグレンタンク内の穀粒が流下する仕切り板は、所定角度の傾斜姿勢から、グレンタンクの底板に密着の平行姿勢状態になるまで姿勢変更手段で変更して、穀粒の貯留容量は変更することができるが、穀物の種類、及び品種等や、又、穀粒の含水率等により、仕切り板上の流下が悪くなったり、この仕切り板上で詰まりが発生したり、グレンタンク内の穀粒を総て排出できないことが発生することがあったが、この発明により、これらの問題点を解決しようとするものである。
このために、この発明は、請求項1に記載の発明においては、穀稈を脱穀する脱穀機3と、脱穀済みで選別済み穀粒の供給を受けて、貯留する穀粒貯留タンク4と、該穀粒貯留タンク4の底部には、穀粒が流下する流下用底棚板5等を設けたコンバインにおいて、前記流下用底棚板5は、貯留する穀物の種類、又は品種等に応じて、取換え自在に設けたことを特徴とするコンバインの穀粒貯留装置としたものである。
コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、このコンバインで刈取りされた穀稈は、脱穀機3へ供給され、この脱穀機3で脱穀、及び脱穀済み穀粒は選別され、選別済み穀粒は、穀粒貯留タンク4内へ供給されて、一時貯留される。
上述の収穫作業の前段で、収穫する穀物の種類、又は品種等により、前記穀粒貯留タンク4の底部に設けている。穀粒が流下する流下用底棚板5を穀物の種類、又は品種等に最適なこの流下用底棚板5に、取り換えてた後に収穫作業開始する。
請求項2に記載の発明においては、前記穀粒貯留タンク4の流下用底棚板5は、最初は流れの悪い穀物の種類、又は品種等に対応した傾斜角度(θ)とし、流れの良好な穀物の種類、又は品種を貯留するときには、安息角度(α)を緩い流れ用の流下用底棚板5に変更して、穀粒貯留タンク4の貯留容量を増加すべく設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの穀粒貯留装置としたものである。
前記穀粒貯留タンク4の流下用底棚板5は、作業開始前段の最初は、流れの悪い穀物の種類、又は品種等に対応した傾斜角度(θ)の流下用底棚板5としているが、流れの良好な穀物の種類、又は品種であるときには、安息角度(α)を緩い流れ用の流下用底棚板5に変更して、穀粒貯留タンク4の貯留容量を増加させてた後に、収穫作業を開始する。
請求項3に記載の発明においては、前記流下用底棚板5を装着する穀粒貯留タンク4の本機側4aには、取付用フランジ4bを設けると共に、流下用底棚板5側にも取付用フランジ5aを設け、これら両者の取付用フランジ4b,5a部を接合させて取付すべく設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のコンバインの穀粒貯留装置としたものである。
流下用底棚板5の装着は、穀粒貯留タンク4の本機側4aに設けた取付用フランジ4bと、流下用底棚板5に設けた取付用フランジ5aとを接合させて、穀粒貯留タンク4の本機側4a内へ穀粒を流下させる流下用底棚板5を装着して設け、この流下用底棚板5上を穀粒が流下して、穀粒貯留タンク4内へ順次穀粒が貯留される。
請求項1に記載の発明においては、穀稈を貯留する穀粒貯留タンク4の底部に設けて、穀粒を流下させる流下用底棚板5は、収穫する穀物の種類、又は品種、及び含水率等より、この流下用底棚板5を取換え自在に設けたことにより、流れの悪い穀粒であっても、穀粒の流れを良好にすることができる。又、穀粒は穀粒貯留タンク4から機外へ容易に排出することができる。
請求項2に記載の発明においては、穀粒貯留タンク4の流下用底棚板5は、最初は流れの悪い穀物の種類、又は品種等に対応した傾斜角度(θ)のこの流下用底棚板5とし、流れの良好な穀物の種類、又は品種を貯留するときには、安息角度(α)を緩い流れ用の流下用底棚板5に変更することにより、穀粒の流れは悪くすることなく、穀粒貯留タンク4の穀粒貯留量の増加を図ることができる。
請求項3に記載の発明においては、穀粒貯留タンク4の本機側4aへ設けた取付用フランジ4bと、流下用底棚板5側に設けた取付用フランジ5aとを接合させて、この流下用底棚板5を装着したことにより、この流下用底棚板5の取付部へ局部的な圧力が作用しても、この流下用底棚板5の破損を防止することができる。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
コンバイン1の走行車台2の上側には、刈取機6で刈取りした穀稈を、この刈取機6から供給を受けて、脱穀する脱穀機3と、この脱穀機3で脱穀した脱穀済み穀粒を、選別して選別済み穀粒を、この脱穀機3で揚送して、穀粒貯留タンク4内へ供給し、一時貯留する構成である。この穀粒貯留タンク4の底部には、穀粒が流下する流下用底棚板5を設けた構成である。この流下用底棚板5は、貯留する穀物の種類、又は品種等に応じて、取換え自在に設けた構成である。これら脱穀機3、及び穀粒貯留タンク4等を主に図示して説明する。
前記コンバイン1の走行車台2の下側には、図1、図3、図6、図7、図9及び図10で示す如く土壌面を走行する左右一対の走行クローラ7aを張設した走行装置7を配設し、走行車台2の上側には、脱穀機3を載置した構成である。走行装置7の前方部の刈取機6で立毛穀稈を刈取り、この刈取り穀稈は、この刈取機6の掻込移送ローラ装置8で掻込み移送され、移送コンベア装置9で引継ぎされて、後方上部へ移送され、脱穀機3へ供給され、この脱穀機3内で脱穀される。脱穀済みで選別済み穀粒は、この脱穀機3の横側へ配設した穀粒貯留タンク4内へ供給されて、一時貯留される構成である。
前記走行装置7の前方部には、図1、図9、及び図10で示す如く刈取機6を設け、この刈取機6は、詳細後述する移送コンベア装置9の後方上部を回動支点として、油圧駆動の伸縮シリンダ10の作動により、刈取機6全体を上下に回動自在に設けた構成である。
前記刈取機6は、図1、図9、及び図10で示す如くこの刈取機6の前端部より、刈取りする立毛穀稈を分離する左右両端部には、左・右分草体11a,11bを設け、これら左・右分草体11a,11bの上側には、刈取る立毛穀稈を引起し、及び掻込みする略六角形状で各隅部には、所定間隔に複数個のリール杆12aを回動自在に設けたリール装置12は、支持装置13で上下に昇降自在で、回転自在に軸支して設けた構成である。リール装置12は、油圧駆動の上下シリンダ14の作動により、支持装置13の後端部の回動軸13aを回動中心として、昇降自在な構成である。
前記リール装置12の下側で、左右両側の左・右分草体11a,11b間で、後述する掻込移送ローラ装置8の前側には、左右移動自在な刈刃15aと、固定した受刃15b等よりなり、穀稈を刈取る刈刃装置15を設けた構成である。
前記刈刃装置15の後側には、掻込移送ローラ装置8を設け、この掻込移送ローラ装置8は、左・右側板16a,16bと、底板16cと、天井板16dと、後板16e等とにより、箱形状に形成して、掻込室16fを設け、この掻込室16fの前側は、全面開放状態に成形した構成である。又、この掻込室16f内には、掻込ローラ17を回転自在に軸支して設け、この掻込ローラ17の外周部には、刈取り穀稈を掻込みすると共に、横移送する各螺旋プレート17aを設けると共に、後板16eに設けた供給口16h部が位置する箇所には、掻込ローラ17の外周部より、大きく突出して、刈取り穀稈を掻込みする掻込杆17bを左右方向に所定間隔に複数個を設けて、ロータリカム回転駆動する構成である。
前記掻込移送ローラ装置8の後板16eの後側には、図1、図9、及び図10で示す如く移送コンベア装置9を前方下部から後方上部へ向け、傾斜させて設けた構成である。この移送コンベア装置9は、箱形状に上・下移送ケース18a,18bで形成すると共に、移送ラグ18dを所定間隔に装着した平ベルト方式の移送ベルト18cを回転自在に内装配設した構成である。
前記掻込移送ローラ装置8の掻込室16f内へ軸支して設けた、掻込ローラ17の各螺旋プレート17aと、各掻込杆17bとにより、後板16eの供給口16h部へ掻込み移送された穀稈は、移送コンベア装置9へ供給され、この移送コンベア装置9の移送ベルト18cの各移送ラグ18dで引継ぎされ、後方上部へ移送されて、脱穀機3内へ供給される構成である。
前記脱穀機3内へ供給された穀稈は、この脱穀機3内脱穀室19aへ軸支した扱胴19bで脱穀され、脱穀室網19cより、漏下して揺動選別装置20aへ供給されて揺動選別、及び送風機20bで風選別され、選別済み穀粒は、脱穀機3の右横側で、走行車台2の上側へ載置した穀粒貯留タンク4内へ揚穀装置20cで揚送されて供給され、一時貯留される。又、排塵処理物である藁屑等は、脱穀機3の後部より、機外の圃場へ排出する構成である。
前記穀粒貯留タンク4の本機側4aは、図1、及び図2で示す如く前後に長い長方形状に、前・後壁板21a,21bと、左・右壁板21c,21dと、天井板21eと、底部の前後両側に、穀粒が流下する流下用底棚板5,5等により、箱形状に形成した構成である。
前記穀粒貯留タンク4の流下用底棚板5,5の下端部の下側には、図1で示す如く穀粒貯留タンク4内へ貯留された穀粒を繰り出しする繰出装置22を設けた構成である。この繰出装置22には、穀粒を繰出す繰出ロール22aを回転自在に軸支すると共に、この繰出ロール22の下側には、繰出した穀粒を集める集穀室22bを設けた構成である。
前記穀粒貯留タンク4内で、繰出装置22の前側には、集穀室22b内の穀粒を空気移送する。送風機23を設け、この送風機23から発生する起風を集穀室22b内へ送風して、集穀室22b内の穀粒を空気移送する構成である。又、繰出装置22の後側には、移送筒24を設け、この移送筒24の下移送筒24aは、集穀室22bと接続させた構成である。集穀室22bから空気移送される穀粒は、移送筒24の下移送筒24a、継手移送筒24b、縦移送筒24c、継手移送筒24b、上移送筒24dを経て空気移送されて、機外へ排出される構成である。
前記穀粒貯留タンク4の底部には、図1、及び図2で示す如く穀粒を流下させる流下用底棚板5,5を前・後壁板21a,21bの内側面より、内側へ向けて所定の角度で傾斜させて設けた構成である。これら流下用底棚板5,5は、貯留する穀粒の種類、又は品種、更に含水率等により、取換え自在に設けた構成である。例えば、流下の悪い大麦、及び小麦等で高水値のとき等には、傾斜の急な該流下用底棚板5,5を取換えする構成である。
前記穀粒貯留タンク4の前後両側へ傾斜させて設け、穀粒を流下させる各流下用底棚板5は、収穫する穀粒の種類、又は品種、及び含水率等により、この各流下用底棚板5を取り換え自在に設けたことにより、流れの悪い穀粒であっても、穀粒の流れを良好にすることができる。又、穀粒は穀粒貯留タンク4から機外へ容易に排出することができる。
前記穀粒貯留タンク4の底部に設けて、穀粒を流下させる各流下用底棚板5は、図1で示す如く当初は、流れの悪い穀物の種類、又は品種、及び高含水率に対応した急傾斜の傾斜角度(θ)の流下用底棚板5を設けた構成である。流れの良好な穀物の種類、又は品種、及び低含水率の穀粒を貯留するときには、安息角度(α)を緩い流れ用の流下用底棚板5,5に交換して変更すると共に、これにより、穀粒貯留タンク4の貯留容量を増加させる構成である。
前記穀粒貯留タンク4の各流下用底棚板5は、最初は流れの悪い穀物の種類、又は品種、及び含水率等に対応した急傾斜角度(θ)とし、流れの良好な穀物の種類、又は品種、及び低含水率のときには、安息角度(α)を緩い流れ用の各流下用底棚板5に変更することより、穀粒の流れを悪くすることなく、穀粒貯留タンク4の穀粒貯留量の増加を図ることができる。
前記各流下用底棚板5の装着は、図3〜図5で示す如く穀粒貯留タンク4の本機側4aの左・右壁板21c,21dの前後両側には、各取付用フランジ4bを設けると共に、各流下用底棚板5の左右両側には、取付用フランジ5bを設けて、漏斗形状に形成して、これら各取付用フランジ4bと、各取付用フランジ5bとを接合(重合)させて、ボルト、及びナット等により、取換え自在に装着して設けた構成である。
前記穀粒貯留タンク4の本機側4aへ設けた各取付用フランジ4bと、流下用底棚板5に設けた各取付用フランジ5bとを接合させて、流下用底棚板5を装着したことにより、この流下用底棚板5の取付部へ局部的な圧力が作用しても、この流下用底棚板5の破損を防止することができる。又、穀粒貯留タンク4全体の強度アップを図ることができる。
前記穀粒貯留タンク26の前側には、図6で示す如く流下用底棚板5を装着して設けると共に、後側には、大豆用の安息角度(α1)の流下用底棚板27を装着して設けた構成であり、大豆を収穫する大豆用のコンバイン25と、大豆用の穀粒貯留タンク26とを形成した構成である。これら大豆用のコンバイン25と、穀粒貯留タンク26とを、そば用、及び麦用に変更するときは、図7、及び図8で示す如く大豆用の安息角度(α1)の流下用底棚板27の上部へそば用・麦用の安息角度(α2)の流下用底棚板28を取換え自在に設けた構成である。又は、流下用底棚板27を取り外すことなく、流下用底棚板28の下部を重合状態に装着して設けた構成とするもよい。
これにより、大豆は流れ込みが良く、緩い傾斜角度の大豆用の安息角度(α1)にすることができて、このために、大豆収穫時は、穀粒貯留タンク26の容量アップを図ることができる。又、大豆用の穀粒貯留タンク26へ、そば用・麦用の安息角度(α2)の流下用底棚板28に取換えすることにより、そば、及び麦の流れ込みを良好して、そば、及び麦の収穫作業ができる。
前記穀粒貯留タンク4側の前部には、図1、図9、及び図10で示す如く操作室ケース33bで操作室33cを形成した構成である。この操作室33c内には、コンバイン1を始動、停止、及び各部の調節等を行う操作装置33を設けると共に、これらの操作を行う作業者が搭乗する操縦席33aを内装して設けた構成である。
前記操作室ケース33bの下側で、走行車台2の上側面には、エンジン33dを載置した構成である。これら走行装置7と、刈取機6と、脱穀機3と、穀粒貯留タンク4と、エンジン33d等により、コンバイン1の機体1aを形成した構成である。
前記走行車台2の前端部に装架した。図9で示す如く走行用のミッションケース36内の伝動機構36aの伝動経路中には、その出力に基づいて、走行車速を検出するポテンションメータ方式の車速センサ36bを設けた構成である。
前記穀粒貯留タンク4内に貯留した穀粒を機外へ排出するこの穀粒貯留タンク4の後側には、縦移送螺旋37aを内装した排出支持筒37を略垂直姿勢で旋回自在に装着して設け、この排出支持筒37の上端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒を排出する排出螺旋38aを伸縮自在に内装した排出オーガ38を伸縮自在、上下回動自在、及び左右旋回自在に前後方向に配設した構成である。
前記脱穀機29の揺動選別装置20aの下側前部には、図11〜図13で示す如く送風機20bを設けると共に、送風機20bの前側には、前送風機29aを設け、この前送風機29aから発生する起風は、揺動選別装置20aの上側へ送風する構成である。
前記送風機20bの後側には、図11で示す如く一番移送螺旋32bを内装軸支した一番選別室32aを設けると共に、一番選別室32aの後側には、二番移送螺旋32dを内装した二番選別室32cを設けた構成である。該二番選別室32cの前側には、二番送風機30を設け、この二番送風機30から発生する起風は、二番選別室32cへ送風する構成である。
前記揺動選別装置20aの移送終端部の上側で全巾に渡っては、図11で示す如く横断流吸引ファン31を設けると共に、この横断流吸引ファン31の下側と、揺動選別装置20aの移送終端部との間には、ファンガイド31aを開閉モータ31cで開閉自在に設けた構成である。又、脱穀室19aの移送終端部と、揺動選別装置20aの移送終端部との各排出口19dから排出される排塵物、及び横断流吸引ファン31から排出される藁屑等を切断するチョッパー31bは、各排塵口19dの下方部に回転自在に軸支した構成である。これにより、ファンガイド31aにより、揺動選別装置20aの移送終端部を塞ぐ構成としたことにより、送風機20aよりの選別風による三番飛散粒の防止ができる。又、この選別風と、横断流吸引ファン31とにより、揺動選別装置20a上の藁屑等を機外へ排出できる。
前記送風機20bは、及び二番送風機30は、図11、及び図12で示す如く直流インバータモータ20dと、直流インバータモータ30aとにより、個別に回転駆動する構成である。これにより、構成が簡単である。
前記揺動選別装置20aの移送始端部には、この揺動選別装置20aの上側面を移送される脱穀処理物の移送量を検出する流量センサ20eを設けた構成である。
前記流量センサ20eが検出する脱穀処理物の移送量(流量)が、操作装置33へ内装した制御装置34aのCPU34bへ入力されて、所定量以下である判定されると、この判定より、送風機20bと、二番送風機30とは、直流インバータモータ20d,30aにより、個別に送風機20bの回転数は、所定回転増速回転制御され、二番送風機30の回転数は、所定回転減速回転制御される構成である。又、ファンガイド31aは、開閉モータ31cで閉状態に制御される構成である。
35は二番処理胴を示し、又、35aは二番処理爪である。二番物は、二番揚送装置35bで揚送されて、二番処理室35cへ供給され、二番処理胴35の二番処理爪35aによって、再脱穀処理される構成である。
これにより、低流量時には、前記ファンガイド31aが閉じて、排塵口19dを塞ぐことにより、二番処理胴35で還元された、二番還元量の枝梗の処理が可能となり、一番選別が向上する。又、ファンガイド31aが閉状態になることにより、三番飛散粒が減少する。
図11〜図13で示す前記脱穀機29において、流量センサ20eが検出する脱穀処理物の移送量(流量)が、制御装置34aのCPU34bへ入力され、所定量以下であると判定されると、この判定により、二番送風機30は、直流インバータモータ30aで回転駆動制御されない構成である。又、所定量以上であると判定されると、この判定により、二番送風機30は、直流インバータモータ30aで所定回転数に回転制御される構成である。更に、検出量の増加に基づいて、順次二番送風機30の回転数は、直流インバータモータ30aで順次増速回転制御される構成である。
これにより、低移送量(低流量)時に、前記二番送風機30は、回転駆動制御されないことにより、三番飛散粒の減少を図ることができる。又、高移送量(高流量)に伴って、増速回転駆動することにより、三番飛散、及び選別性能の向上を図ることができる。
図11〜図13で示す前記脱穀機29において、流量センサ20eが検出する脱穀処理物の移送量(流量)が、制御装置34aのCPU34bへ入力され、所定量以下であると判定されると、ファンガイド31aは、開閉用モータ31cにより、閉状態に制御されると共に、送風機20bの回転数は、直流インバータモータ20dにより、所定回転減速側へ制御され、又、二番送風機30の回転数は、直流インバータモータ30aにより、所定回転数増速側へ制御される構成である。
これにより、低移送量(低流量)時には、前記ファンガイド31aは閉ざされると共に、送風機20aの回転は、低速回転に制御されることにより、三番飛散粒の防止ができる。又、二番送風機30の回転は、高速回転に制御されることにより、青葉の藁屑のみを、横断流吸引ファン31で吸引して機外へ排出することができる。
図11〜図13で示す前記脱穀機29において、流量センサ20eが検出する脱穀処理物の移送量(流量)が、制御装置34aのCPU34bへ入力され、所定量以下であると判定されると、二番送風機30の回転駆動は、停止される構成である。又、所定量以上であると判定されると、この二番送風機30は、直流インバータモータ30aにより、所定回転数で回転駆動制御する構成である。
これにより、低流量時には、前記二番送風機30は回転駆動されていないことにより、三番飛散粒が減少する。又、高流量時には、この二番送風機30が回転駆動されることにより、選別性能が向上する。
図11〜図13で示す前記脱穀機29において、流量センサ20eで検出する脱穀処理物の移送量(流量)が、制御装置34aのCPU34bへ入力され、所定量以下であると判定されると、ファンガイド31aは、開閉モータ31cにより、閉状態に制御されて、揺動選別装置20aの移送終端部上側の排塵口19dが、塞ぎ状態に制御される構成である。又、所定量以上であると判定されると、ファンガイド31aは、開閉モータ31cにより、開状態に制御されて、揺動選別装置20aの移送終端部上側の排塵口19dが、開状態に制御される構成である。
これにより、低流量時には、前記ファンガイド31aにより、塞ぎ状態に制御されることにより、三番飛散粒の防止ができる。又、高流量時には、開状態に制御されることにより、揺動選別装置20aに詰まりの発生を防止することができる。
図11〜図13で示す前記脱穀機29において、刈取機6のリール装置12が上下シリンダ14により、昇降自在な構成において、このリール装置12の下降を検出後所定時間経過後に、ファンガイド31aを開閉モータ31cにより、揺動選別装置20の移送終端部上側の排塵口19dを塞ぎ状態に制御する構成である。又、リール装置12の上昇を検出後所定時間経過後に、ファンガイド31aを開閉モータ31cにより、開き状態に制御する構成である。
これにより、旋回時の低流量時には、前記ファンガイド31aで排塵口19dを塞ぐことにより、送風機20bの選別風による三番飛散粒の防止ができる。又、高流量時には、排塵口19dが開き状態になることにより、揺動選別装置20aに詰まりが発生することがない。
コンバインの右側部の全体側面図 穀粒貯留タンクへ装着する流下用底棚板の正面斜視図 コンバインの右側部の全体側面図 穀粒貯留タンクへ装着する流下用底棚板取付部の拡大側面斜視図 流下用底棚板の正面斜視図 コンバインの右側部の大豆用の流下用底棚板装着時の側面図 コンバインの右側部のそば、及び麦用の流下用底棚板装着時の側面図 そば、及び麦用の流下用底棚板の正面斜視図 コンバインの左側部の全体側断面図 コンバインの全体平面図 他の実施例を示す図で、脱穀機の全体側断面図 他の実施例を示す図で、脱穀機の正断面図 他の実施例を示す図で、ブロック図
符号の説明
3 脱穀機
4 穀粒貯留タンク
4a 本機側
4b 取付用フランジ
5 流下用底棚板
5a 取付用フランジ
θ 傾斜角度
α 安息角度

Claims (3)

  1. 穀稈を脱穀する脱穀機3と、脱穀済みで選別済み穀粒の供給を受けて、貯留する穀粒貯留タンク4と、該穀粒貯留タンク4の底部には、穀粒が流下する流下用底棚板5等を設けたコンバインにおいて、前記流下用底棚板5は、貯留する穀物の種類、又は品種等に応じて、取換え自在に設けたことを特徴とするコンバインの穀粒貯留装置。
  2. 前記穀粒貯留タンク4の流下用底棚板5は、最初は流れの悪い穀物の種類、又は品種等に対応した傾斜角度(θ)とし、流れの良好な穀物の種類、又は品種を貯留するときには、安息角度(α)を緩い流れ用の流下用底棚板5に変更して、穀粒貯留タンク4の貯留容量を増加すべく設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの穀粒貯留装置。
  3. 前記流下用底棚板5を装着する穀粒貯留タンク4の本機側4aには、取付用フランジ4bを設けると共に、流下用底棚板5側にも取付用フランジ5aを設け、これら両者の取付用フランジ4b,5a部を接合させて取付すべく設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のコンバインの穀粒貯留装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018134050A (ja) * 2017-02-23 2018-08-30 井関農機株式会社 コンバイン

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