JP2005057712A - 画像縮小装置及び画像縮小方法 - Google Patents

画像縮小装置及び画像縮小方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 縮小画像の高品質化を図ることができる画像縮小装置及び画像縮小方法を提供する。
【解決手段】 開始画素判定部6によって、連続有効画素の開始画素が確認されるまで、または、画素バッファA11に格納される画素データが連続有効画素の開始画素であると判定された場合には、再度、該開始画素判定部6によって連続有効画素の開始画素であると判定されるまで、画素バッファA11に格納された画素データを選択された1区分に対応する出力画素の画素データとして出力バッファ9に記憶し、一方、開始画素判定部6によって、画素バッファB12に格納される画素データが連続有効画素の開始画素であると判定された場合には、再度、該開始画素判定部6によって連続有効画素の開始画素であると判定されるまで、画素バッファB12に格納された画素データを選択された1区分に対応する出力画素の画素データとして出力バッファ9に記憶する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数ラインの画素データから構成される入力画像を2分の1に縮小する画像縮小装置及び画像縮小方法に関するものである。
従来より、複数ラインの画素データから構成される入力画像を2分の1に縮小する画像縮小装置及び画像縮小方法に関し種々提案されている。
例えば、従来の画像縮小装置では、入力画像のNラインのデータを参照して前記入力画像を2分の1に縮小する画像縮小装置において、間引き処理として、2ライン中の任意の1ラインを選択して出力画像とする第1の画像縮小手段と、間引き処理として、2ライン全てのカラム位置毎の論理和をとって1ライン分の出力画像とする第2の画像縮小手段と、各ライン中の黒画素の数をカウントし、間引き処理として、2ライン中の最も黒画素の多いラインを選択して出力画像とする第3の画像縮小手段と、前記第1、第2及び第3の画像縮小手段の出力画像のいずれか1つを選択する選択制御手段とから構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
そして、このような構成においては、、2ライン中の1ラインを間引き処理する第1の画像縮小手段、2ラインについてOR処理する第2の画像縮小手段の他に、黒画素参照間引き処理を行う第3の画像縮小手段を付加し、間引き処理として、2ライン中の最も黒画素の多いラインを選択して出力画像とする黒画素参照画像縮小モードも選択できるようにしたものである。このモードが選択された場合、黒画素が最も多いラインが間引き対象から除外されるため、単に細線の消失を防止するに留まらず、OR処理により画像が黒くつぶれるまでに至らない状態でその細線を残すことができる。
特開平8−289137号公報(段落(0017)〜(0049)、図1、図3〜図5)
しかしながら、上述した従来の画像縮小装置においては、第1の画像縮小手段(上記特許文献1の図1における、マルチプレクサA)と、第2の画像縮小手段(同、OR処理手段103)と、第3の画像縮小手段(同、黒画素カウンタ106、カウンタ値比較器107、マルチプレクサA)と、選択制御手段(同、マルチプレクサB)とを具備しなければならず、処理回路が大型化するという問題がある。また、第1の画像縮小手段、第2の画像縮小手段、及び第3の画像縮小手段の各々において、1ラインの入力画像を2分の1に縮小する処理を実行し、その後、選択制御手段を介して第1、第2及び第3の画像縮小手段の出力画像のいずれか1つを選択する制御を実行する必要があるため、入力画像を2分の1に縮小する処理時間が長くなるという問題がある。また、入力画像データの各1ライン中に間引き方向にみて、連続する有効画素の画素数の同じ部分が並行して複数箇所ある場合に、OR処理や間引き処理を行うと、該連続する有効画素の画素数が同じ部分、即ち、同じ線幅の部分に対応する出力画像データの各1ライン中の連続する有効画素の画素数が同じにならず、即ち、出力画像の並行する線幅が同じにならず不揃いの線幅になる虞があるという問題がある。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、複数ラインの画素データから構成される入力画像を2分の1に縮小する処理時間を短時間化することができると共に、小規模処理回路で構成することができる画像縮小装置及び画像縮小方法を提供することを目的とする。また、小さな文字や記号を縮小する際に、並行する線幅が不揃いになるのを防止することができ、縮小画像の高品質化を図ることができる画像縮小装置及び画像縮小方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係る画像縮小装置は、複数ラインの画素データから構成される入力画像を2分の1に縮小する画像縮小装置において、前記複数ラインの画素データから順次1ライン分の画素データを選択する画像データ選択手段と、前記画像データ選択手段によって選択された1ライン分の画素データを2画素毎に区分けすると共に、各区分から順次1区分の2画素の画素データを選択する区分データ選択手段と、前記区分データ選択手段によって選択された1区分の画素データの第1番目の画素データと第2番目の画素データとの各々について、前記1ライン分の画素データのうちの有効画素が2画素以上連続する連続有効画素の開始画素であるか否かを判定する開始画素判定手段と、前記画像データ選択手段によって選択された1ライン分の画素データを2画素毎に区分した場合の区分数に等しい画素数を1ライン分の出力画素の画素数とし、該1ライン分の各出力画素の画素データを順次この各区分に対応させて前記複数ライン分記憶して出力画像データとする画像縮小手段と、を備え、前記画像縮小手段は、前記区分データ選択手段によって順次選択される1区分の画素データのそれぞれについて、先ず、前記開始画素判定手段によって判定し、該開始画素判定手段によって前記第1番目の画素データと第2番目の画素データとのうちのいずれかが前記開始画素であると判定されるまで、選択された1区分の第1番目の画素データを、この選択された1区分に対応する前記出力画素の画素データとして記憶し、一方、該開始画素判定手段によって前記第1番目の画素データが前記開始画素であると判定された場合には、この第1番目の画素データを、この選択された1区分に対応する前記出力画素の画素データとして記憶すると共に、再度、該第1判定手段によって前記第1番目の画素データと第2番目の画素データとのうちのいずれかが前記開始画素であると判定されるまで、選択された1区分の第1番目の画素データを、この選択された1区分に対応する前記出力画素の画素データとして記憶し、他方、該開始画素判定手段によって前記第2番目の画素データが前記開始画素であると判定された場合には、この第2番目の画素データを、この選択された1区分に対応する前記出力画素の画素データとして記憶すると共に、再度、該第1判定手段によって前記第1番目の画素データと第2番目の画素データとのうちのいずれかが前記開始画素であると判定されるまで、選択された1区分の第2番目の画素データを、この選択された1区分に対応する前記出力画素の画素データとして記憶することを特徴とする。
上記構成を有する請求項1に係る画像縮小装置によれば、画像データ選択手段によって複数ラインの画素データから順次1ライン分の画素データが選択される。そして、この選択された1ライン分の画素データが区分データ選択手段によって2画素毎に区分けされると共に、各区分から順次1区分の2画素の画素データが選択される。そしてまた、画像縮小手段によって画像データ選択手段を介して選択された1ライン分の画素データを2画素毎に区分した場合の区分数に等しい画素数を1ライン分の出力画素の画素数とし、該1ライン分の各出力画素の画素データを順次この各区分に対応させて複数ライン分記憶され、出力画像データとされる。
また、この画像縮小手段は、区分データ選択手段によって順次選択される1区分の画素データのそれぞれについて、先ず、開始画素判定手段によって、この1区分の画素データの第1番目の画素データと第2番目の画素データとの各々について、前記1ライン分の画素データのうちの有効画素が2画素以上連続する連続有効画素の開始画素であるか否かを判定する。そして、該画像縮小手段は、該開始画素判定手段によって第1番目の画素データと第2番目の画素データとのうちのいずれかが開始画素であると判定されるまで、選択された1区分の第1番目の画素データを、この選択された1区分に対応する出力画素の画素データとして記憶する。
一方、該画像縮小手段は、該開始画素判定手段によって第1番目の画素データが開始画素であると判定された場合には、この第1番目の画素データを、この選択された1区分に対応する出力画素の画素データとして記憶すると共に、再度、該第1判定手段によって第1番目の画素データと第2番目の画素データとのうちのいずれかが開始画素であると判定されるまで、選択された1区分の第1番目の画素データを、この選択された1区分に対応する出力画素の画素データとして記憶する。
他方、該画像縮小手段は、該開始画素判定手段によって第2番目の画素データが開始画素であると判定された場合には、この第2番目の画素データを、この選択された1区分に対応する出力画素の画素データとして記憶すると共に、再度、該第1判定手段によって第1番目の画素データと第2番目の画素データとのうちのいずれかが開始画素であると判定されるまで、選択された1区分の第2番目の画素データを、この選択された1区分に対応する出力画素の画素データとして記憶する。
また、請求項2に係る画像縮小装置は、複数ラインの画素データから構成される入力画像を2分の1に縮小する画像縮小装置において、前記複数ラインの画素データから順次1ライン分の画素データを選択する画像データ選択手段と、前記画像データ選択手段によって選択された1ライン分の画素データを2画素毎に区分けすると共に、各区分を識別する区分手段と、前記画像データ選択手段によって選択された1ライン分の画素データについて順番に1画素ずつ画素データが有効画素であるか否かを判定する第1判定手段と、前記第1判定手段によって、選択された1画素の画素データが有効画素であると判定された場合には、この1ライン分の画素データ内で該有効画素から連続する有効画素が存在するか否かを判定する第2判定手段と、前記第2判定手段によって、該有効画素から連続する有効画素が存在すると判定された場合には、該有効画素の存在する前記区分を有効区分として記憶すると共に、該有効画素から連続する最後の有効画素までの画素の個数をカウントし、該カウント値を2で除して余りを切り上げた数値を有効縮小画素数として記憶すると共に、前記第1判定手段を介して該最後の有効画素の次の画素から再度、順番に有効画素であるか否かの判定を実行する有効縮小画素選択手段と、前記画像データ選択手段によって選択された1ライン分の画素データを2画素毎に区分した場合の区分数に等しい画素数を1ライン分の出力画素の画素数とし、該1ライン分の各出力画素の画素データを順次この各区分に対応させて前記複数ライン分記憶して出力画像データとする画像縮小手段と、を備え、前記画像縮小手段は、前記有効縮小画素選択手段から前記有効区分と前記有効縮小画素数とを順次読み出し、該有効区分に該当する区分に対応する出力画素から該有効縮小画素数の個数の出力画素の画素データを有効画素であるとして記憶し、一方、残りの出力画素の画素データを有効画素でないとして記憶することを特徴とする。
上記構成を有する請求項2に係る画像縮小装置では、画像データ選択手段によって複数ラインの画素データから順次1ライン分の画素データが選択される。そして、この選択された1ライン分の画素データが、区分手段によって2画素毎に区分けされると共に、各区分が識別される。また、第1判定手段によってこの選択された1ライン分の画素データについて順番に1画素ずつ画素データが有効画素であるか否かが判定され、該第1判定手段によって、選択された1画素の画素データが有効画素であると判定された場合には、第2判定手段によって、この1ライン分の画素データ内で該有効画素から連続する有効画素が存在するか否かが判定される。そして、該第2判定手段によって、該有効画素から連続する有効画素が存在すると判定された場合には、有効縮小画素選択手段によって、該有効画素の存在する区分が有効区分として記憶されると共に、該有効画素から連続する最後の有効画素までの画素の個数がカウントされ、該カウント値を2で除して余りを切り上げた数値を有効縮小画素数として記憶される。そしてまた、画像縮小手段は、画像データ選択手段を介して選択された1ライン分の画素データを2画素毎に区分した場合の区分数に等しい画素数を1ライン分の出力画素の画素数とし、該1ライン分の各出力画素の画素データを順次この各区分に対応させて複数ライン分記憶され、出力画像データとされる。
また、この画像縮小手段は、有効縮小画素選択手段から有効区分と有効縮小画素数とを順次読み出し、該有効区分に該当する区分に対応する出力画素から該有効縮小画素数の個数の出力画素の画素データを有効画素であるとして記憶し、一方、残りの出力画素の画素データを有効画素でないとして記憶する。
また、請求項3に係る画像縮小方法は、複数ラインの画素データから構成される入力画像を2分の1に縮小する画像縮小方法において、前記複数ラインの画素データから順次1ライン分の画素データを選択する第1選択工程と、前記第1選択工程にて選択された1ライン分の画素データを2画素毎に区分けすると共に、各区分から順次1区分の2画素の画素データを選択する第2選択工程と、前記第2選択工程にて選択された1区分の画素データの第1番目の画素データと第2番目の画素データとの各々について、前記1ライン分の画素データのうちの有効画素が2画素以上連続する連続有効画素の開始画素であるか否かを判定する開始画素判定工程と、前記第1選択工程にて選択された1ライン分の画素データを2画素毎に区分した場合の区分数に等しい画素数を1ライン分の出力画素の画素数とし、該1ライン分の各出力画素の画素データを順次この各区分に対応させて前記複数ライン分記憶して出力画像データとする画像縮小工程と、を備え、前記画像縮小工程において、前記第2選択工程にて順次選択される1区分の画素データのそれぞれについて、先ず、前記開始画素判定工程にて判定し、該開始画素判定工程にて前記第1番目の画素データと第2番目の画素データとのうちのいずれかが前記開始画素であると判定されるまで、選択された1区分の第1番目の画素データを、この選択された1区分に対応する前記出力画素の画素データとして記憶し、一方、該開始画素判定工程にて前記第1番目の画素データが前記開始画素であると判定された場合には、この第1番目の画素データを、この選択された1区分に対応する前記出力画素の画素データとして記憶すると共に、再度、該開始画素判定工程にて前記第1番目の画素データと第2番目の画素データとのうちのいずれかが前記開始画素であると判定されるまで、選択された1区分の第1番目の画素データを、この選択された1区分に対応する前記出力画素の画素データとして記憶し、他方、該開始画素判定工程にて前記第2番目の画素データが前記開始画素であると判定された場合には、この第2番目の画素データを、この選択された1区分に対応する前記出力画素の画素データとして記憶すると共に、再度、該開始画素判定工程にて前記第1番目の画素データと第2番目の画素データとのうちのいずれかが前記開始画素であると判定されるまで、選択された1区分の第2番目の画素データを、この選択された1区分に対応する前記出力画素の画素データとして記憶することを特徴とする。
上記構成を有する請求項3に係る画像縮小方法によれば、第1選択工程において、複数ラインの画素データから順次1ライン分の画素データが選択される。そして、第2選択工程において、第1選択工程にて選択された1ライン分の画素データが2画素毎に区分けされると共に、各区分から順次1区分の2画素の画素データが選択される。そしてまた、画像縮小工程において、第1選択工程にて選択された1ライン分の画素データを2画素毎に区分した場合の区分数に等しい画素数を1ライン分の出力画素の画素数とし、該1ライン分の各出力画素の画素データを順次この各区分に対応させて複数ライン分記憶して出力画像データとする。また、この画像縮小工程において、第2選択工程にて順次選択される1区分の画素データのそれぞれについて、先ず、開始画素判定工程にて、この1区分の画素データの第1番目の画素データと第2番目の画素データとの各々について、1ライン分の画素データのうちの有効画素が2画素以上連続する連続有効画素の開始画素であるか否かが判定される。
そして、この画像縮小工程において、該開始画素判定工程にて第1番目の画素データと第2番目の画素データとのうちのいずれかが開始画素であると判定されるまで、選択された1区分の第1番目の画素データが、この選択された1区分に対応する出力画素の画素データとして記憶される。
一方、この画像縮小工程において、該開始画素判定工程にて第1番目の画素データが開始画素であると判定された場合には、この第1番目の画素データが、この選択された1区分に対応する出力画素の画素データとして記憶されると共に、再度、該開始画素判定工程にて第1番目の画素データと第2番目の画素データとのうちのいずれかが開始画素であると判定されるまで、選択された1区分の第1番目の画素データが、この選択された1区分に対応する出力画素の画素データとして記憶される。
他方、この画像縮小工程において、該開始画素判定工程にて第2番目の画素データが開始画素であると判定された場合には、この第2番目の画素データが、この選択された1区分に対応する出力画素の画素データとして記憶されると共に、再度、該開始画素判定工程にて第1番目の画素データと第2番目の画素データとのうちのいずれかが開始画素であると判定されるまで、選択された1区分の第2番目の画素データが、この選択された1区分に対応する出力画素の画素データとして記憶される。
更に、請求項4に係る画像縮小方法は、複数ラインの画素データから構成される入力画像を2分の1に縮小する画像縮小方法において、前記複数ラインの画素データから順次1ライン分の画素データを選択する第1選択工程と、前記第1選択工程にて選択された1ライン分の画素データを2画素毎に区分けすると共に、各区分を識別する第1区分工程と、前記第1選択工程にて選択された1ライン分の画素データについて順番に1画素ずつ画素データが有効画素であるか否かを判定する第1判定工程と、前記第1判定工程にて、選択された1画素の画素データが有効画素であると判定された場合には、この1ライン分の画素データ内で該有効画素から連続する有効画素が存在するか否かを判定する第2判定工程と、前記第2判定工程にて、該有効画素から連続する有効画素が存在すると判定された場合には、該有効画素の存在する前記区分を有効区分として記憶すると共に、該有効画素から連続する最後の有効画素までの画素の個数をカウントし、該カウント値を2で除して余りを切り上げた数値を有効縮小画素数として記憶後、前記第1判定工程にて該最後の有効画素の次の画素から再度、順番に有効画素であるか否かの判定を実行する第1格納工程と、前記第1選択工程にて選択された1ライン分の画素データを2画素毎に区分した場合の区分数に等しい画素数を1ライン分の出力画素の画素数とし、該1ライン分の各出力画素の画素データを順次この各区分に対応させて前記複数ライン分記憶して出力画像データとする画像縮小工程と、を備え、前記画像縮小工程において、前記第1格納工程にて記憶した前記有効区分と前記有効縮小画素数とを順次読み出し、該有効区分に該当する区分に対応する出力画素から該有効縮小画素数の個数の出力画素の画素データを有効画素であるとして記憶し、一方、残りの出力画素の画素データを有効画素でないとして記憶することを特徴とする。
上記構成を有する請求項4に係る画像縮小方法では、第1選択工程において、複数ラインの画素データから順次1ライン分の画素データが選択される。そして、第1区分工程において、第1選択工程にて選択された1ライン分の画素データを2画素毎に区分けされると共に、各区分が識別される。また、第1判定工程において、第1選択工程にて選択された1ライン分の画素データについて順番に1画素ずつ画素データが有効画素であるか否かが判定される。そして、第2判定工程において、第1判定工程にて、選択された1画素の画素データが有効画素であると判定された場合には、この1ライン分の画素データ内で該有効画素から連続する有効画素が存在するか否かが判定される。また、第1格納工程において、第2判定工程にて、該有効画素から連続する有効画素が存在すると判定された場合には、該有効画素の存在する区分を有効区分として記憶すると共に、該有効画素から連続する最後の有効画素までの画素の個数をカウントし、該カウント値を2で除して余りを切り上げた数値を有効縮小画素数として記憶後、第1判定工程にて該最後の有効画素の次の画素から再度、順番に有効画素であるか否かの判定が実行される。
そしてまた、画像縮小工程において、第1選択工程にて選択された1ライン分の画素データを2画素毎に区分した場合の区分数に等しい画素数を1ライン分の出力画素の画素数とし、該1ライン分の各出力画素の画素データを順次この各区分に対応させて前記複数ライン分記憶して出力画像データとする。また、この画像縮小工程において、第1格納工程にて記憶した有効区分と有効縮小画素数とを順次読み出し、該有効区分に該当する区分に対応する出力画素から該有効縮小画素数の個数の出力画素の画素データが有効画素であるとして記憶され、一方、残りの出力画素の画素データが有効画素でないとして記憶される。
請求項1に係る画像縮小装置では、開始画素判定手段によって、第1番目の画素データと第2番目の画素データとのうちのいずれかが開始画素であると判定されるまで、選択された1区分の第1番目の画素データを、この選択された1区分に対応する出力画素の画素データとして記憶し、一方、該開始画素判定手段によって第1番目の画素データが開始画素であると判定された場合には、この第1番目の画素データを、この選択された1区分に対応する出力画素の画素データとして記憶すると共に、再度、該第1判定手段によって第1番目の画素データと第2番目の画素データとのうちのいずれかが開始画素であると判定されるまで、選択された1区分の第1番目の画素データを、この選択された1区分に対応する出力画素の画素データとして記憶し、他方、該開始画素判定手段によって第2番目の画素データが開始画素であると判定された場合には、この第2番目の画素データを、この選択された1区分に対応する出力画素の画素データとして記憶すると共に、再度、該第1判定手段によって第1番目の画素データと第2番目の画素データとのうちのいずれかが開始画素であると判定されるまで、選択された1区分の第2番目の画素データを、この選択された1区分に対応する出力画素の画素データとして記憶することにより、入力画像データの1ライン分を2画素毎に区分して半分の画素数の1ライン分の出力画像データとする場合に、この入力画像データの間引き方向に見て、入力画像データの連続する有効画素が同じ個数、即ち同じ線幅であれば、位置によらず対応する出力画像データの連続する有効画素も同じ個数になるように縮小され、同じ線幅にすることができる。従って、小さな文字や記号を縮小する際に、並行する線幅が不揃いになるのを防止することができ、縮小画像の高品質化を図ることができる。
また、画像データ選択手段によって選択される1ライン分の画素データを区分データ選択手段によって2画素毎に区分けして順次1区分ずつ選択し、この順次選択される1区分の2画素の画素データを、画像縮小手段を介して開始画素判定手段による判定結果に基づいて、該1ライン分の画素データの区分数に等しい画素数を1ライン分の出力画素の画素数とする1ライン分の各出力画素の画素データを作成し、これを複数ライン分記憶して出力画像データとするため、1つの画像縮小手段で複数ラインの画素データから構成される入力画像を2分の1に縮小することができ、処理回路の小型化及び処理時間の短縮化を図ることができる。
また、請求項2に係る画像縮小装置では、画像縮小手段は、有効縮小画素選択手段から有効区分と有効縮小画素数とを順次読み出し、該有効区分に該当する区分に対応する出力画素から該有効縮小画素数の個数の出力画素の画素データを有効画素であるとして記憶し、一方、残りの出力画素の画素データを有効画素でないとして記憶することにより、入力画像データの1ライン分を2画素毎に区分して半分の画素数の1ライン分の出力画像データとする場合に、この入力画像データの間引き方向に見て、入力画像データの連続する有効画素が同じ個数、即ち同じ線幅であれば、位置によらず対応する出力画像データの連続する有効画素も同じ個数になるように縮小され、同じ線幅にすることができる。従って、小さな文字や記号を縮小する際に、並行する線幅が不揃いになるのを防止することができ、縮小画像の高品質化を図ることができる。
また、画像データ選択手段によって選択される1ライン分の画素データ毎に、有効縮小画素選択手段を介して有効区分と有効縮小画素数とを記憶後、画像縮小手段を介して1ライン分の画素データを2画素毎に区分した場合の区分数に等しい画素数を1ライン分の出力画素の画素数とし、該1ライン分の各出力画素の画素データを有効区分に該当する区分に対応する出力画素から該有効縮小画素数の個数の出力画素の画素データを有効画素であるとし、一方、残りの出力画素の画素データを有効画素でないとするため、1つの画像縮小手段で複数ラインの画素データから構成される入力画像を2分の1に縮小することができ、処理回路の小型化及び処理時間の短縮化を図ることができる。
また、請求項3に係る画像縮小方法では、画像縮小工程において、先ず、開始画素判定工程にて第1番目の画素データと第2番目の画素データとのうちのいずれかが開始画素であると判定されるまで、選択された1区分の第1番目の画素データが、この選択された1区分に対応する出力画素の画素データとして記憶され、一方、該開始画素判定工程にて第1番目の画素データが開始画素であると判定された場合には、この第1番目の画素データが、この選択された1区分に対応する出力画素の画素データとして記憶されると共に、再度、該開始画素判定工程にて第1番目の画素データと第2番目の画素データとのうちのいずれかが開始画素であると判定されるまで、選択された1区分の第1番目の画素データが、この選択された1区分に対応する出力画素の画素データとして記憶され、他方、該開始画素判定工程にて第2番目の画素データが開始画素であると判定された場合には、この第2番目の画素データが、この選択された1区分に対応する出力画素の画素データとして記憶されると共に、再度、該開始画素判定工程にて第1番目の画素データと第2番目の画素データとのうちのいずれかが開始画素であると判定されるまで、選択された1区分の第2番目の画素データが、この選択された1区分に対応する出力画素の画素データとして記憶されるため、入力画像データの1ライン分を2画素毎に区分して半分の画素数の1ライン分の出力画像データとする場合に、この入力画像データの間引き方向に見て、入力画像データの連続する有効画素が同じ個数、即ち同じ線幅であれば、位置によらず対応する出力画像データの連続する有効画素も同じ個数になるように縮小され、同じ線幅にすることができる。従って、小さな文字や記号を縮小する際に、並行する線幅が不揃いになるのを防止することができ、縮小画像の高品質化を図ることができる。
また、第1選択工程にて選択される1ライン分の画素データ毎に、第2選択工程にて2画素毎に区分けして順次1区分ずつ選択し、この順次選択される1区分の2画素の画素データを、画像縮小工程において、該1ライン分の画素データの区分数に等しい画素数を1ライン分の出力画素の画素数とし、開始画素判定工程による判定結果に基づいて1ライン分の各出力画素の画素データを作成し、これを複数ライン分記憶して出力画像データとするため、1つの画像縮小工程で複数ラインの画素データから構成される入力画像を2分の1に縮小することができ、処理回路の小型化及び処理時間の短縮化を図ることができる。
更に、請求項4に係る画像縮小方法では、画像縮小工程において、第1格納工程にて記憶した有効区分と有効縮小画素数とを順次読み出し、該有効区分に該当する区分に対応する出力画素から該有効縮小画素数の個数の出力画素の画素データを有効画素であるとして記憶し、一方、残りの出力画素の画素データを有効画素でないとして記憶することにより、入力画像データの1ライン分を2画素毎に区分して半分の画素数の1ライン分の出力画像データとする場合に、この入力画像データの間引き方向に見て、入力画像データの連続する有効画素が同じ個数、即ち同じ線幅であれば、位置によらず対応する出力画像データの連続する有効画素も同じ個数になるように縮小され、同じ線幅にすることができる。従って、小さな文字や記号を縮小する際に、並行する線幅が不揃いになるのを防止することができ、縮小画像の高品質化を図ることができる。
また、第1選択工程において、選択される1ライン分の画素データ毎に、第1格納工程を介して有効区分と有効縮小画素数とを記憶後、画像縮小工程を介して1ライン分の画素データを2画素毎に区分した場合の区分数に等しい画素数を1ライン分の出力画素の画素数とし、該1ライン分の各出力画素の画素データを有効区分に該当する区分に対応する出力画素から該有効縮小画素数の個数の出力画素の画素データを有効画素であるとし、一方、残りの出力画素の画素データを有効画素でないとするため、1つの画像縮小工程で複数ラインの画素データから構成される入力画像を2分の1に縮小することができ、処理回路の小型化及び処理時間の短縮化を図ることができる。
以下、本発明に係る画像縮小装置及び画像縮小方法について、具体化した第1実施形態及び第2実施形態に基づいて図面を参照しつつ詳細に説明する。
先ず、第1実施形態に係る画像縮小装置の機能構成について図1に基づき説明する。
図1に示すように、第1実施形態に係る画像縮小装置1は、画像入力に接続される出力バッファ初期化部2、画像入力に接続される入力バッファ3、該入力バッファ3に接続されるライン選択部4、該ライン選択部4に接続される区切り選択部5、該区切り選択部5に接続される開始画素判定部6、該開始画素判定部6に接続される採用画素位置決定部7、該開始画素判定部6と採用画素位置決定部7とに接続される画素選択部8、及び出力バッファ初期化部2と画素選択部8に接続されると共に画像出力に接続される出力バッファ9から構成されている。
また、出力バッファ初期化部2は、画像入力から複数ラインの画素データから構成される入力画像が入力された場合に、出力バッファ9に対してこの複数ラインの画素データから構成される入力画像の1ライン分の画素データを2画素毎に区分した場合の区分数に等しい画素数を1ライン分の出力画素の画素数とし、該1ライン分の出力画素を複数ライン分格納する、即ち、入力画像を2分の1に縮小して格納するためのメモリ領域を初期化する初期化手段としての機能を有する。
また、入力バッファ3は、画像入力から入力された複数ラインの画素データから構成される入力画像を格納するための記憶手段としての機能を有する。
また、ライン選択部4は、入力バッファ3に格納された複数ラインの画素データから1ライン分の画素データを順次読み出して、格納する記憶手段としての機能を有する。
また、区切り選択部5は、ライン選択部4に格納された1ライン分の画素データを2画素毎に区分し、各区分から順次1区分の2画素の画素データと、次の1区分の第1番目の画素データとを選択して開始画素判定部6に出力する実行手段としての機能を有する。尚、区切り選択部5は、最後の1区分の2画素の画素データを選択した場合には、開始画素判定部6に対して次の1区分の第1番目の画素データを出力しない。
また、開始画素判定部6は、区切り選択部5から順次入力される各1区分の画素データの第1番目の画素データと第2番目の画素データとの各々について、前記1ライン分の画素データのうちの有効画素が2画素以上連続する連続有効画素の開始画素であるか否かを判定する実行手段としての機能を有する。
また、採用画素位置決定部7は、開始画素判定部6から各1区分毎に順次入力される各1区分の2画素のうちいずれかの画素が開始画素であるか否かの判定結果に基づいて、各1区分毎に開始画素判定部6から出力される1区分の2画素の画素データのうち第1番目の画素データを出力画素データとして採用するか、第2番目の画素データを出力画素データとして採用するかを決定し、該採用する画素位置データを出力する実行手段としての機能を有する。この第1実施形態では、開始画素判定部6から第1番面の画素データまたは第2番目の画素データのいずれかが開始画素である旨の入力があるまでは、第1番目の画素データを出力画素データとして採用する画素位置として決定する。一方、開始画素判定部6から第1番面の画素データが開始画素である旨の入力があった場合には、第1番目の画素データを出力画素データとして採用する画素位置として決定し、再度、開始画素判定部6から第1番面の画素データまたは第2番目の画素データのいずれかが開始画素である旨の入力があるまで、該第1番目の画素データを採用する画素位置とする。他方、開始画素判定部6から第2番面の画素データが開始画素である旨の入力があった場合には、第2番目の画素データを出力画素データとして採用する画素位置として決定し、再度、開始画素判定部6から第1番面の画素データまたは第2番目の画素データのいずれかが開始画素である旨の入力があるまで、該第2番目の画素データを採用する画素位置とする。
また、画素選択部8は、開始画素判定部6から入力される各1区分の2画素の画素データうち採用画素位置決定部7から入力される画素位置データに基づいて1画素の画素データを選択して、現にライン選択部4に格納されている1ライン分の入力画素データの当該区分に対応する出力画素の画素データとして、出力バッファ9に出力する実行手段としての機能を有する。
更に、出力バッファ9は、画素選択部8から入力される出力画素データを入力画像データの各ラインの1区分に対応する出力画素の画素データとして複数ライン分格納する。即ち、入力画像を2分の1に縮小した出力画像を格納し、画像出力とする実行手段としての機能を有する。
また、開始画素判定部6は、区切り選択部5に接続されると共に画像選択部8に接続される画素バッファA11と画素バッファB12、該画素バッファB12に接続される画素バッファBの保存バッファ13、区切り選択部5に接続される画素バッファC14、画素バッファA11と画素バッファB12と画素バッファBの保存バッファ13と画素バッファC14とに接続されると共に採用画素位置決定部7に接続される連続画素の先頭検出部15から構成されている。
画素バッファA11は、区切り選択部5から順次入力される1区分の2画素の画素データのうち第1番目の画素データを格納する記憶手段としての機能を有する。また、画素バッファB12は、区切り選択部5から順次入力される1区分の2画素の画素データのうち第2番目の画素データを格納する記憶手段としての機能を有する。また、画素バッファBの保存バッファ13は、直前に画素バッファB12に格納されていた、即ち、直前に入力された1区分の2画素の画素データのうち第2番目の画素データを格納する記憶手段としての機能を有する。また、画像バッファC14は、区切り選択部5から順次入力される次の1区分の第1番目の画素データを格納する記憶手段としての機能を有する。
また、連続画素の先頭検出部15は、画素バッファA11と画素バッファB12と画素バッファBの保存バッファ13と画素バッファC14とに格納されている画素データに基づいて、該画素バッファA11または画素バッファB12に格納されている画素データのうちのいずれかが、有効画素(第1実施形態では、黒画素である。)が2画素以上連続する連続有効画素の開始画素であるか否かを判定する機能を有する。そして、連続画素の先頭検出部15は、この画素バッファA11に格納されている画素データが連続有効画素の開始画素である場合には、該1区分の2画素の画素データのうち第1番目の画素データが連続画素の先頭画素である旨を採用画素位置決定部7に出力する機能を有する。また、連続画素の先頭検出部15は、この画素バッファB12に格納されている画素データが連続有効画素の開始画素である場合には、該1区分の2画素の画素データのうち第2番目の画素データが連続画素の先頭画素である旨を採用画素位置決定部7に出力する機能を有する。一方、連続画素の先頭検出部15は、該1区分の2画素の画素データのいずれも連続有効画素の開始画素でない場合には、該1区分の2画素の画素データのいずれも連続有効画素の開始画素でない旨を採用画素位置決定部7に出力する機能を有する。
次に、上記のように構成された画像縮小装置1に複数ラインの画素データから構成される画像データが入力された場合に、この入力画像データを2分の1に縮小する画像縮小処理について図2に基づいて説明する。
図2に示すように、先ず、ステップ(以下、Sと略記する)1において、複数ラインの画素データから構成される画像データが入力された場合には、出力バッファ初期化部2を介して、この複数ラインの画素データから構成される入力画像の1ライン分の画素データを2画素毎に区分した場合の区分数に等しい画素数を1ライン分の出力画素の画素数とする。
そして、S2において、出力バッファ初期化部2を介して、該1ライン分の出力画素を複数ライン分格納する、即ち、入力画像を2分の1に縮小して格納するためのメモリ領域を出力バッファ9に確保し、該メモリ領域に有効画素でない旨を表す有効値でない値(第1実施形態では、白画素を表す値である。)を格納する。また、同時に、この複数ラインの画素データから構成される入力画像データが入力バッファ3に格納される。
続いて、S3において、ライン選択部4を介して、入力バッファ3に格納された入力画像データの最も上の横1ラインの画素データ、即ち、第1ラインの1ライン分の画素データが読み出されて、格納される。
そしてまた、S4において、区切り選択部5を介して、ライン選択部4に格納された1ライン分の画素データを2画素毎に区分し、最も左の1区分の2画素の画素データと次の1区分の第1番目の画素データとを選択し、該1区分の左側の画素の画素データを画素バッファA11に格納する。また、該1区分の右側の画素の画素データを画素バッファB12に格納する。また、次の1区分の第1番目の画素データを画素バッファC14に格納する。
また、S5において、採用画素位置決定部7を介して、各1区分の画素データのうちの採用する画素の位置を該区切り内の最も左側の画素、即ち、画素バッファA11に格納されている画素データを該1区分に対応する出力画素の画素データとする。具体的には、採用画素位置決定部7は、採用画素位置代数kに「1」を代入して記憶する。
次に、S6において、連続画素の先頭検出部15を介して、2ドット以上連続する有効画素(第1実施形態では、黒画素である。)の開始画素があるか否かを判定する判定処理を実行する。即ち、画素バッファA11と画素バッファB12に格納されている画素のいずれかが、2ドット以上連続する有効画素(第1実施形態では、黒画素である。)の開始画素であるか否かを判定する判定処理を実行する。
例えば、画素バッファA11に最も左の1区分の第1番目の画素データが格納されており、その画素データが黒画素であり、且つ、画素バッファB12の画素データが黒画素である場合には、画素バッファA11に格納されている画素は、2ドット以上連続する有効画素の開始画素であると判定する。
また、画素バッファA11の画素データが白画素であり、画素バッファB12の画素データが黒画素であり、且つ、画素バッファC14の画素データが黒画素である場合には、画素バッファB12に格納されている画素は、2ドット以上連続する有効画素の開始画素であると判定する。
また、画素バッファBの保存バッファ13の画素データが白画素であり、画素バッファA11の画素データが黒画素であり、且つ、画素バッファB12の画素データが黒画素である場合には、画素バッファA11に格納されている画素は、2ドット以上連続する有効画素の開始画素であると判定する。
一方、画素バッファBの保存バッファ13の画素データが黒画素であり、画素バッファA11の画素データが黒画素であり、且つ、画素バッファB12の画素データが黒画素である場合には、画素バッファA11及び画素バッファB12に格納されている画素は、ともに2ドット以上連続する有効画素の開始画素でないと判定する。
また、画素バッファA11及び画素バッファB12に格納されている画素が、白画素の場合には、画素バッファA11及び画素バッファB12に格納されている画素は、ともに2ドット以上連続する有効画素の開始画素でないと判定する。
また、画素バッファA11の画素データが白画素であり、画素バッファB12の画素データが黒画素であり、且つ、画素バッファC14の画素データが白画素である場合には、画素バッファA11及び画素バッファB12に格納されている画素は、ともに2ドット以上連続する有効画素の開始画素でないと判定する。
また、画素バッファA11の画素データが黒画素であり、画素バッファB12の画素データが白画素である場合には、画素バッファA11及び画素バッファB12に格納されている画素は、ともに2ドット以上連続する有効画素の開始画素でないと判定する。
そして、画素バッファA11と画素バッファB12に格納されている画素のいずれかが、2ドット以上連続する有効画素の開始画素である場合には(S6:YES)、S7において、連続画素の先頭検出部15は、当該開始画素が画素バッファA11に格納されている画素である場合には、採用画素位置決定部7に対して第1番目の画素データが開始画素である旨を出力する。また、連続画素の先頭検出部15は、当該開始画素が画素バッファB12に格納されている画素である場合には、採用画素位置決定部7に対して第2番目の画素データが開始画素である旨を出力する。
また、採用画素位置決定部7は、連続画素の先頭検出部15から当該開始画素が画素バッファA11に格納されている画素である旨の入力があった場合には、採用画素位置代数kを読み出し、該採用画素位置代数kに「1」を代入して、記憶する。一方、採用画素位置決定部7は、連続画素の先頭検出部15から当該開始画素が画素バッファB12に格納されている画素である旨の入力があった場合には、採用画素位置代数kを読み出し、該採用画素位置代数kに「2」を代入して、記憶する。
一方、画素バッファA11と画素バッファB12に格納されている画素のいずれも、2ドット以上連続する有効画素の開始画素でない場合には(S6:NO)、連続画素の先頭検出部15から採用画素位置決定部7に対して該1区分の2画素の画素データのいずれも連続有効画素の開始画素でない旨が出力される。また、採用画素位置決定部7は、連続画素の先頭検出部15から画素バッファA11と画素バッファB12に格納されている画素のいずれも、2ドット以上連続する有効画素の開始画素でない旨の入力があった場合には、採用画素位置代数kの値を変更しない。即ち、採用画素位置代数kは変更されない。
続いて、S8において、採用画素位置決定部7は、再度、採用画素位置代数kを読み出し、該採用画素位置代数kが「1」である場合には、画素選択部8に対して、画素バッファA11に格納されている画素データを当該区分に対応する出力画素の画素データとするように指示する。また、採用画素位置決定部7は、再度、採用画素位置代数kを読み出し、該採用画素位置代数kが「2」である場合には、画素選択部8に対して、画素バッファB12に格納されている画素データを当該区分に対応する出力画素の画素データとするように指示する。
これにより、画素選択部8は、採用画素位置決定部7から画素バッファA11に格納されている画素データを当該区分に対応する出力画素の画素データとするように指示された場合には、該画素バッファA11に格納されている画素データを当該区分に対応する出力画素の画素データとして、出力バッファ9に出力する。そして、出力バッファ9は、画素選択部8から入力された画素バッファA11に格納されている画素データを当該区分に対応する出力画素の画素データとして格納する。
また、画素選択部8は、採用画素位置決定部7から画素バッファB12に格納されている画素データを当該区分に対応する出力画素の画素データとするように指示された場合には、該画素バッファB12に格納されている画素データを当該区分に対応する出力画素の画素データとして、出力バッファ9に出力する。そして、出力バッファ9は、画素選択部8から入力された画素バッファB12に格納されている画素データを当該区分に対応する出力画素の画素データとして格納する。
次に、S9において、区切り選択部5は、、開始画素判定部6に出力した1区分の画素データがライン選択部4に格納されている1ライン分の画素データの最後の1区分のデータか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、区切り選択部5を介して、開始画素判定部6に出力した1区分の画素データがライン選択部4に格納されている1ライン分の画素データの最後の1区分のデータでないと判定された場合には(S9:NO)、S10において、ライン選択部4に格納されている1ライン分の次の1区分の画素データとその次の1区分の第1番目の画素データが読み出され、再度、S6以降の処理が実行される。
一方、区切り選択部5を介して、開始画素判定部6に出力した1区分の画素データがライン選択部4に格納されている1ライン分の画素データの最後の1区分のデータであると判定された場合には(S9:YES)、S11において、ライン選択部4に格納されている1ライン分の画素データが入力バッファ3に格納されている複数ラインの画素データから構成される入力画像データの最後の1ライン分の画素データであるか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、ライン選択部4に格納されている1ライン分の画素データが入力バッファ3に格納されている複数ラインの画素データから構成される入力画像データの最後の1ライン分の画素データでないと判定された場合には(S11:NO)、S12において、入力バッファ3から次の1ライン分の画素データが読み出されて、ライン選択部4に格納され、再度、S4以降の処理が実行される。
他方、ライン選択部4に格納されている1ライン分の画素データが入力バッファ3に格納されている複数ラインの画素データから構成される入力画像データの最後の1ライン分の画素データであると判定された場合には(S11:YES)、当該処理を終了する。これにより、複数ラインの画素データから構成される入力画像が2分の1に縮小され、出力バッファ9に格納され、画像出力される。
次に、画像縮小装置に入力された1ライン分の14ドットの入力画素データから1ライン分の7ドットの出力画素データに変換する画像縮小処理の一例を図3に基づき説明する。
(バッファクリア)
図3に示すように、先ず、1ライン分の14ドットの入力画素を2ドットずつ区分した7区分に対応する7画素を1ライン分の出力画素とする出力バッファ9のメモリ領域(丸付き数字1〜丸付き数字7の出力画素データ)に白画素の画素データを格納する(S1、S2)。また、採用画素位置決定部7は、採用画素位置代数kを読み出し、該採用画素位置代数kに「1」を代入して、記憶する(S3〜S5)。
(第1区分処理)
続いて、入力画素の第1区分(図3中、入力画素データの丸付き数字1の区分)の画素データと第2区分(図3中、入力画素データの丸付き数字2の区分)の第1番目の画素データとが読み出され、開始画素判定部6を介して、第2番目の画素データが2ドット以上連続する黒画素(第1実施形態では、黒画素を有効画素とする。)の開始画素であると判定され(S6)、採用画素位置決定部7に第2番目の画素データが開始画素である旨が出力される(S6:YES)。また、採用画素位置決定部7は、開始画素判定部6から当該開始画素が第2番目の画素データである旨の入力があった場合には、採用画素位置代数kを読み出し、該採用画素位置代数kに「2」を代入して、記憶する(S7)。そして、採用画素位置決定部7は、再度、採用画素位置代数kを読み出し、該採用画素位置代数kが「2」である場合には、画素選択部8に対して、画素バッファB12に格納されている画素データを当該区分に対応する出力画素の画素データとするように指示する。これにより、画素選択部8は、採用画素位置決定部7から画素バッファB12に格納されている画素データを当該区分に対応する出力画素の画素データとするように指示された場合には、該画素バッファB12に格納されている画素データを当該区分に対応する出力画素の画素データとして、出力バッファ9に出力する。そして、出力バッファ9は、画素選択部8から入力された画素バッファB12に格納されている黒画素の画素データを当該第1区分に対応する丸付き数字1の出力画素の画素データとして格納する(S8)。
(第2区分処理)
そして、入力画素の第2区分(図3中、入力画素データの丸付き数字2の区分)の画素データと第3区分(図3中、入力画素データの丸付き数字3の区分)の第1番目の画素データとが読み出され(S9:NO、S10)、開始画素判定部6を介して、この第2区分の画素データは共に2ドット以上連続する黒画素の開始画素でないと判定され(S6)、採用画素位置決定部7に第2区分の画素データは当該開始画素でない旨が出力される(S6:NO)。また、採用画素位置決定部7は、開始画素判定部6から開始画素でない旨の入力があった場合には、採用画素位置代数kを読み出し、該採用画素位置代数kが「2」である場合には、画素選択部8に対して、画素バッファB12に格納されている画素データを当該区分に対応する出力画素の画素データとするように指示する。これにより、画素選択部8は、採用画素位置決定部7から画素バッファB12に格納されている画素データを当該第2区分に対応する出力画素の画素データとするように指示された場合には、該画素バッファB12に格納されている画素データを当該第2区分に対応する出力画素の画素データとして、出力バッファ9に出力する。そして、出力バッファ9は、画素選択部8から入力された画素バッファB12に格納されている黒画素の画素データを当該第2区分に対応する丸付き数字2の出力画素の画素データとして格納する(S8)。
(第3区分処理)
そしてまた、入力画素の第3区分(図3中、入力画素データの丸付き数字3の区分)の画素データと第4区分(図3中、入力画素データの丸付き数字4の区分)の第1番目の画素データとが読み出され(S9:NO、S10)、開始画素判定部6を介して、この第3区分の画素データは共に2ドット以上連続する黒画素の開始画素でないと判定され(S6)、採用画素位置決定部7に第3区分の画素データは当該開始画素でない旨が出力される(S6:NO)。また、採用画素位置決定部7は、開始画素判定部6から開始画素でない旨の入力があった場合には、採用画素位置代数kを読み出し、該採用画素位置代数kが「2」である場合には、画素選択部8に対して、画素バッファB12に格納されている画素データを当該区分に対応する出力画素の画素データとするように指示する。これにより、画素選択部8は、採用画素位置決定部7から画素バッファB12に格納されている画素データを当該第3区分に対応する出力画素の画素データとするように指示された場合には、該画素バッファB12に格納されている画素データを当該第3区分に対応する出力画素の画素データとして、出力バッファ9に出力する。そして、出力バッファ9は、画素選択部8から入力された画素バッファB12に格納されている白画素の画素データを当該第3区分に対応する丸付き数字3の出力画素の画素データとして格納する(S8)。
(第4区分処理)
そしてまた、入力画素の第4区分(図3中、入力画素データの丸付き数字4の区分)の画素データと第5区分(図3中、入力画素データの丸付き数字5の区分)の第1番目の画素データとが読み出され(S9:NO、S10)、開始画素判定部6を介して、この第4区分の画素データは共に2ドット以上連続する黒画素の開始画素でないと判定され(S6)、採用画素位置決定部7に第4区分の画素データは当該開始画素でない旨が出力される(S6:NO)。また、採用画素位置決定部7は、開始画素判定部6から開始画素でない旨の入力があった場合には、採用画素位置代数kを読み出し、該採用画素位置代数kが「2」である場合には、画素選択部8に対して、画素バッファB12に格納されている画素データを当該区分に対応する出力画素の画素データとするように指示する。これにより、画素選択部8は、採用画素位置決定部7から画素バッファB12に格納されている画素データを当該第4区分に対応する出力画素の画素データとするように指示された場合には、該画素バッファB12に格納されている画素データを当該第4区分に対応する出力画素の画素データとして、出力バッファ9に出力する。そして、出力バッファ9は、画素選択部8から入力された画素バッファB12に格納されている白画素の画素データを当該第4区分に対応する丸付き数字4の出力画素の画素データとして格納する(S8)。
(第5区分処理)
続いて、入力画素の第5区分(図3中、入力画素データの丸付き数字5の区分)の画素データと第6区分(図3中、入力画素データの丸付き数字6の区分)の第1番目の画素データとが読み出され(S9:NO、S10)、開始画素判定部6を介して、第1番目の画素データが2ドット以上連続する黒画素(第1実施形態では、黒画素を有効画素とする。)の開始画素であると判定され(S6)、採用画素位置決定部7に第1番目の画素データが開始画素である旨が出力される(S6:YES)。また、採用画素位置決定部7は、開始画素判定部6から当該開始画素が第1番目の画素データである旨の入力があった場合には、採用画素位置代数kを読み出し、該採用画素位置代数kに「1」を代入して、記憶する(S7)。そして、採用画素位置決定部7は、再度、採用画素位置代数kを読み出し、該採用画素位置代数kが「1」である場合には、画素選択部8に対して、画素バッファA11に格納されている画素データを当該区分に対応する出力画素の画素データとするように指示する。これにより、画素選択部8は、採用画素位置決定部7から画素バッファA11に格納されている画素データを当該第5区分に対応する出力画素の画素データとするように指示された場合には、該画素バッファA11に格納されている画素データを当該第5区分に対応する出力画素の画素データとして、出力バッファ9に出力する。そして、出力バッファ9は、画素選択部8から入力された画素バッファA11に格納されている黒画素の画素データを当該第5区分に対応する丸付き数字5の出力画素の画素データとして格納する(S8)。
(第6区分処理)
そして、入力画素の第6区分(図3中、入力画素データの丸付き数字6の区分)の画素データと第7区分(図3中、入力画素データの丸付き数字7の区分)の第1番目の画素データとが読み出され(S9:NO、S10)、開始画素判定部6を介して、この第6区分の画素データは共に2ドット以上連続する黒画素の開始画素でないと判定され(S6)、採用画素位置決定部7に第6区分の画素データは当該開始画素でない旨が出力される(S6:NO)。また、採用画素位置決定部7は、開始画素判定部6から開始画素でない旨の入力があった場合には、採用画素位置代数kを読み出し、該採用画素位置代数kが「1」である場合には、画素選択部8に対して、画素バッファA11に格納されている画素データを当該第6区分に対応する出力画素の画素データとするように指示する。これにより、画素選択部8は、採用画素位置決定部7から画素バッファA11に格納されている画素データを当該第6区分に対応する出力画素の画素データとするように指示された場合には、該画素バッファA11に格納されている画素データを当該第6区分に対応する出力画素の画素データとして、出力バッファ9に出力する。そして、出力バッファ9は、画素選択部8から入力された画素バッファA11に格納されている黒画素の画素データを当該第6区分に対応する丸付き数字6の出力画素の画素データとして格納する(S8)。
(第7区分処理)
更に、入力画素の第7区分(図3中、入力画素データの丸付き数字7の区分)の画素データだけが読み出され(S9:NO、S10)、開始画素判定部6を介して、この第7区分の画素データは共に2ドット以上連続する黒画素の開始画素でないと判定され(S6)、採用画素位置決定部7に第7区分の画素データは当該開始画素でない旨が出力される(S6:NO)。また、採用画素位置決定部7は、開始画素判定部6から開始画素でない旨の入力があった場合には、採用画素位置代数kを読み出し、該採用画素位置代数kが「1」である場合には、画素選択部8に対して、画素バッファA11に格納されている画素データを当該第7区分に対応する出力画素の画素データとするように指示する。これにより、画素選択部8は、採用画素位置決定部7から画素バッファA11に格納されている画素データを当該第7区分に対応する出力画素の画素データとするように指示された場合には、該画素バッファA11に格納されている画素データを当該第7区分に対応する出力画素の画素データとして、出力バッファ9に出力する。そして、出力バッファ9は、画素選択部8から入力された画素バッファA11に格納されている白画素の画素データを当該第7区分に対応する丸付き数字7の出力画素の画素データとして格納する(S8)。
これにより、1ライン分の14ドットの画素データから構成される入力画像が2分の1に縮小され、出力バッファ9に格納され、画像出力される。また、入力画素データの第1区分乃至第7区分の各連続する黒画素は、4ドットずつで同じ線幅であり、一方、出力画素データの第1番目の画素から第7番目の画素の各連続する黒画素は、2ドットずつで同じ線幅であることから、2分の1に縮小後も同じ線幅の比率にすることができる。
次に、画像縮小装置に入力された1ライン分16ドットで8ラインの入力画像データから1ライン分8ドットで8ラインの出力画像データに変換する画像縮小処理の一例を図4に基づき説明する。
図4に示すように、入力バッファ3に1ライン分16ドットで第1ライン乃至第8ラインから構成される入力画像データが格納される。また、出力バッファ9には、出力バッファ初期化部2を介して、1ライン分8ドットで第1ライン乃至第8ラインのメモリ領域が確保され、各出力画素に白画素の画素データが格納される。
そして、ライン選択部4を介して、入力バッファ3から順次1ライン分の画素データが選択され、続いて、該1ライン分の画素データから区切り選択部5を介して順次1区分の2画素の画素データと次の1区分の第1番目の画素データが選択される。そして、開始画素判定部6及び採用画素位置決定部7を介して、上記S4〜S9の処理が実行され、画像選択部8を介して各1ライン毎に各1区分に対応する出力画素の画素データが決定され、出力バッファ9に格納され、1ライン分8ドットで第1ライン乃至第8ラインの2分の1に縮小された画像が出力される。
これにより、入力画像データの第3ライン乃至第6ラインの第1区分乃至第8区分の各横方向に連続する黒画素は、4ドットずつで同じ線幅であり、一方、出力画像データの第3ライン乃至第6ラインの第1番目の画素から第7番目の画素の各横方向に連続する黒画素は、2ドットずつで同じ線幅であることから、2分の1に縮小後も同じ線幅の比率にすることができる。
ここで、入力バッファ3及びライン選択部4は、請求項1に記載の画像データ選択手段を構成する。また、区切り選択部5は、請求項1に記載の区分データ選択手段として機能する。また、開始画素判定部6は、請求項1に記載の開始画素判定手段として機能する。また、出力バッファ初期化部2、採用画素位置決定部7、画素選択部8及び出力バッファ9は、請求項1に記載の画像縮小手段を構成する。
また、S1〜S3の処理は、請求項3に記載の第1選択工程に相当する。また、S4〜S5の処理は、請求項3に記載の第2選択工程に相当する。また、S6〜S7の処理は、請求項3に記載の開始画素判定工程に相当する。また、S8〜S12の処理は、請求項3に記載の画像縮小工程に相当する。
以上詳細に説明した通り、第1実施形態に係る画像縮小装置1では、開始画素判定部6によって、画素バッファA11と画素バッファB12とに格納される画素データのうちのいずれかが連続有効画素の開始画素であると判定されるまで、画素バッファA11に格納された画素データを選択された1区分に対応する出力画素の画素データとして出力バッファ9に記憶し、一方、開始画素判定部6によって、画素バッファA11に格納される画素データが連続有効画素の開始画素であると判定された場合には、再度、該開始画素判定部6によって画素バッファA11と画素バッファB12とに格納される画素データのうちのいずれかが連続有効画素の開始画素であると判定されるまで、画素バッファA11に格納された画素データを選択された1区分に対応する出力画素の画素データとして出力バッファ9に記憶し、他方、開始画素判定部6によって、画素バッファB12に格納される画素データが連続有効画素の開始画素であると判定された場合には、再度、該開始画素判定部6によって画素バッファA11と画素バッファB12とに格納される画素データのうちのいずれかが連続有効画素の開始画素であると判定されるまで、画素バッファB12に格納された画素データを選択された1区分に対応する出力画素の画素データとして出力バッファ9に記憶することにより、入力画素データの1ライン分を2画素毎に区分して半分の画素数の1ライン分の出力画素データとする場合に、この入力画素データの間引き方向、即ち横方向に見て、入力画素データの連続する有効画素(第1実施形態では、黒画素である。)が同じ個数、即ち同じ線幅であれば、位置によらず対応する出力画素データの連続する有効画素も同じ個数になるように縮小され、同じ線幅にすることができる。従って、小さな文字や記号を縮小する際に、並行する線幅が不揃いになるのを防止することができ、縮小画像の高品質化を図ることができる。
また、ライン選択部4によって選択される1ライン分の画素データを区切り選択部5によって2画素毎に区分けして順次1区分の2画素の画素データと次の1区分の第1番目の画素データを選択し、この順次選択される1区分の2画素の画素データのうちいずれかを、開始画素判定6による判定結果に基づいて、採用画素位置決定部7及び画素選択部8を介して、該1ライン分の画素データの区分数に等しい画素数を1ライン分の出力画素の画素数とする1ライン分の各出力画素の画素データとし、これを出力バッファ9に複数ライン分記憶して出力画像データとするため、1種類の画像縮小処理(S1〜S12の処理)で複数ラインの画素データから構成される入力画像を2分の1に縮小することができ、処理回路の小型化及び処理時間の短縮化を図ることができる。
次に、第2実施形態に係る画像縮小装置の機能構成について図5に基づき説明する。
図5に示すように、第2実施形態に係る画像縮小装置21は、画像入力に接続される出力バッファ初期化部22、画像入力に接続される入力バッファ23、該入力バッファ23に接続されるライン選択部24、該ライン選択部4に接続される画素選択部25、該画素選択部25に接続される有効画素判定部26、ライン選択部24と画素選択部25と有効画素判定部26に接続されるライン縮小部27、及び出力バッファ初期化部22とライン縮小部27に接続されると共に画像出力に接続される出力バッファ28から構成されている。
また、出力バッファ初期化部22は、画像入力から複数ラインの画素データから構成される入力画像が入力された場合に、出力バッファ28に対してこの複数ラインの画素データから構成される入力画像の1ライン分の画素データを2画素毎に区分した場合の区分数に等しい画素数を1ライン分の出力画素の画素数とし、該1ライン分の出力画素を複数ライン分格納する、即ち、入力画像を2分の1に縮小して格納するためのメモリ領域を初期化する初期化手段としての機能を有する。
また、入力バッファ23は、画像入力から入力された複数ラインの画素データから構成される入力画像を格納するための記憶手段としての機能を有する。
また、ライン選択部24は、入力バッファ23に格納された複数ラインの画素データから1ライン分の画素データを順次読み出して、格納する記憶手段としての機能を有する。
また、画素選択部25は、ライン選択部24に格納された1ライン分の画素データを2画素毎に区分して各区分を識別すると共に、該1ライン分の画素データから順次1画素の画素データを選択して有効画素判定部26に出力する実行手段としての機能を有する。
また、有効画素判定部26は、画素選択部25から順次入力される1画素の画素データが有効画素(第2実施形態では、黒画素である。)であるか否かを判定し、この判定結果をライン縮小部27に出力する実行手段としての機能を有する。
また、ライン縮小部27は、ライン選択部24、画素選択部25及び有効画素判定部26からの情報に基づき、後述のように1ライン分の入力画素データの連続する有効画素の最初の有効画素が属する区分に対応する出力画素を特定すると共に、この出力画素から連続する有効画素数を算出し、これらの情報に基づいて連続する有効画素を特定して出力画素データとして出力する実行手段としての機能を有する。
更に、出力バッファ28は、ライン縮小部27から入力される連続する有効画素として特定された出力画素データを複数ライン分格納する。即ち、入力画像を2分の1に縮小した出力画像を格納し、画像出力とする実行手段としての機能を有する。
また、ライン縮小部27は、画素選択部25と有効画素判定部26に接続される出力開始位置決定部31、ライン選択部24と画素選択部25と有効画素判定部26に接続される出力連続画素数決定部32、及び出力開始位置決定部31と出力連続画素数決定部32に接続されると共に出力バッファ28に接続される出力制御部33から構成されている。
出力開始位置決定部31は、有効画素判定部26から有効画素である旨の判定結果が入力された場合に、ライン選択部24に格納される1ライン分の入力画素データにおける、この有効画素が属する区分の情報を画素選択部25を介して読み込み、当該区分に対応する1ライン分の出力画素の画素位置を特定し、該画素位置を出力する機能を有する。
また、出力連続画素数決定部32は、有効画素判定部26から有効画素であるか否かの判定結果が入力されて、有効画素である旨の判定結果が入力された場合には、該有効画素から連続する最後の有効画素までの画素の個数をカウントし、該カウント値を出力制御部33に出力する機能を有する。また、この出力連続画素数決定部32は、画素選択部25を介して最後の有効画素が1ライン分の入力画素の最後の画素か否かを判定し、この判定結果を出力制御部33に出力する機能を有する。また、この出力画素数決定部32は、ライン選択部24に格納されている1ライン分の画素データが最後の1ライン分の入力画素か否かを判定し、この判定結果を出力制御部33に出力する機能を有する。
また、出力制御部33は、出力開始位置決定部31と出力連続画素数決定部32とから入力される情報に基づいて、ライン選択部24に格納されている1ライン分の画素データに対応する出力画素の連続有効画素の先頭の画素位置と該連続有効画素の画素数を決定して、これらの情報に基づいて連続する有効画素を特定して出力画素データとして出力する機能を有する。
次に、上記のように構成された画像縮小装置21に複数ラインの画素データから構成される画像データが入力された場合に、この入力画像データを2分の1に縮小する画像縮小処理について図6に基づいて説明する。
図6に示すように、先ず、S21において、複数ラインの画素データから構成される画像データが入力された場合には、出力バッファ初期化部22を介して、この複数ラインの画素データから構成される入力画像の1ライン分の画素データを2画素毎に区分した場合の区分数に等しい画素数を1ライン分の出力画素の画素数とする。そして、該出力バッファ初期化部22を介して、該1ライン分の出力画素を複数ライン分格納する、即ち、入力画像を2分の1に縮小して格納するためのメモリ領域を出力バッファ28に確保し、該メモリ領域に有効画素でない旨を表す有効値でない値(第2実施形態では、白画素を表す値である。)を格納する。また、同時に、この複数ラインの画素データから構成される入力画像データが入力バッファ23に格納される。
続いて、S22において、ライン選択部24を介して、入力バッファ23に格納された入力画像データの最も上の横1ラインの画素データ、即ち、第1ラインの1ライン分の画素データが読み出されて、格納される。
そして、S23において、画素選択部25を介して、ライン選択部24に格納されている1ライン分の画素データのうち最も左側の1画素の画素データが読み込まれる。また、この画素選択部25を介して、ライン選択部24に格納されている1ライン分の画素データを2画素毎に区分し、各区分が識別される。(例えば、各区分に区分識別番号を付して記憶する。)
そしてまた、S24において、有効画素判定部26において、画素選択部25に読み込まれた画素データが読み出され、該画素データが有効画素であるか否かを判定する判定処理が実行される。
そして、有効画素判定部26によって、画素選択部25に読み込まれた画素データが有効画素であると判定された場合には(S24:YES)、S25において、出力開始位置決定部31と出力連続画素数決定部32に、画素選択部25に読み込まれた画素データが有効画素である旨の情報が入力される。
また、出力開始位置決定部31は、有効画素判定部26から、この画素選択部25に読み込まれた画素データが有効画素である旨の情報が入力された場合には、画素選択部25を介して、ライン選択部24に格納される1ライン分の入力画素データにおける、この有効画素が属する区分の情報を画素選択部25を介して読み込み、当該区分に対応する1ライン分の出力画素の画素位置を特定し、該画素位置の情報を出力制御部33に出力する。
また、出力連続画素数決定部32は、有効画素判定部26から、この画素選択部25に読み込まれた画素データが有効画素である旨の情報が入力された場合には、この有効画素判定部26から連続して入力される有効画素である旨の情報の入力回数をカウントし、このカウント値を該有効画素から連続する最後の有効画素までの画素の個数として出力制御部33に出力する。
例えば、有効画素判定部26から画素データが有効画素である旨の情報が入力され、次に、画素データが有効画素でない旨の情報が入力された場合には、このカウント値は「1」となり、連続する有効画素の画素の個数として、カウント値「1」が出力制御部33に出力される。
また、有効画素判定部26から画素データが有効画素である旨の情報が入力され、次に、画素データが有効画素である旨の情報が入力され、更に、画素データが有効画素でない旨の情報が入力された場合には、このカウント値は「2」となり、連続する有効画素の画素の個数として、カウント値「2」が出力制御部33に出力される。
また、有効画素判定部26から画素データが有効画素である旨の情報が入力され、次に、画素データが有効画素である旨の情報が入力され、その次に、画素データが有効画素である旨の情報が入力され、更に、画素データが有効画素でない旨の情報が入力された場合には、このカウント値は「3」となり、連続する有効画素の画素の個数として、カウント値「3」が出力制御部33に出力される。
そして、出力制御部33は、出力連続画素数決定部32から入力されたカウント値を2で除して余りを切り上げた数値を有効縮小画素数として記憶する。例えば、この入力されたカウント値が「1」の場合には、有効縮小画素数として、数値「1」が記憶される。また、入力されたカウント値が「2」の場合には、有効縮小画素数として、数値「1」が記憶される。更に、入力されたカウント値が「3」の場合には、有効縮小画素数として、数値「2」が記憶される。
また、出力開始位置決定部31から入力された画素位置の情報を記憶する。
その後、該出力制御部33は、再度、この画素位置の情報と有効縮小画素数とを読み出し、該画素位置を1ライン分の出力画素における連続有効画素の先頭の画素位置の位置情報とし、有効縮小画素数を連続する有効画素の個数情報として出力バッファ28に出力する。そして、出力バッファ28は、出力制御部28から出力されたこの位置情報で特定される出力画素の画素位置から該個数情報の個数の出力画素に有効画素の値(第2実施形態では、黒画素を表す値である。)を格納する。
続いて、S26において、出力連続画素数決定部32を介して、有効画素判定部26によって最後に有効画素であると判定された画素を特定する。
そしてまた、S27において、出力連続画素数決定部32を介して、この画素がライン選択部24に格納されている1ライン分の入力画素の最後の画素であるか否かを判定する判定処理が実行される。
そして、この画素が1ライン分の入力画素の最後の画素でない場合には(S27:NO)、S28において、画素選択部25は、次の画素の画素データを読み出し、有効画素判定部26に該画素データが出力され、再度、S24以降の処理が実行される。
一方、上記S24において、有効画素判定部26によって、画素選択部25に読み込まれた画素データが有効画素でないと判定された場合には(S24:NO)、S27において、該画素がライン選択部24に格納されている1ライン分の入力画素の最後の画素であるか否かを判定する判定処理が実行される。
そして、この画素が1ライン分の入力画素の最後の画素でない場合には(S27:NO)、S28以降の処理が再度実行される。
他方、S27において、画素選択部25によって選択された画素がライン選択部24に格納されている1ライン分の入力画素の最後の画素であると判定された場合には(S27:YES)、S29において、ライン選択部24に格納されている1ライン分の入力画素が入力バッファ23に格納されている入力画像データの最も下側の横1ラインの画素データ、即ち、最後の1ラインの1ライン分の入力画素であるか否かを判定する判定処理が実行される。
そして、ライン選択部24に格納されている1ライン分の入力画素が入力バッファ23に格納されている入力画像データの最後の1ライン分の画素データでないと判定された場合には(S29:NO)、S30において、ライン選択部24に次の1ライン分の入力画素の画素データが読み込まれ、再度S23以降の処理が実行される。
一方、ライン選択部24に格納されている1ライン分の入力画素が入力バッファ23に格納されている入力画像データの最後の1ライン分の画素データであると判定された場合には(S29:YES)、当該処理を終了する。これにより、複数ラインの画素データから構成される入力画像が2分の1に縮小され、出力バッファ28に格納され、画像出力される。
次に、画像縮小装置に入力された1ライン分の14ドットの入力画素データから1ライン分の7ドットの出力画素データに変換する画像縮小処理の一例を図7に基づき説明する。
(バッファクリア)
図7に示すように、先ず、1ライン分の14ドットの入力画素を2ドットずつ区分した7区分に対応する7画素を1ライン分の出力画素とする出力バッファ28のメモリ領域(丸付き数字1〜丸付き数字7の出力画素データ)に白画素の画素データが格納される(S21)。
(第1有効縮小画素)
続いて、入力画素の画素データが画素選択部25を介して順次読み出され、有効画素判定部26によって第2番目に読み出された画素(図7中、入力画素データの丸付き数字1の区分の第2番目の画素)が有効画素であると判定され(S23、S24:NO、S27:NO、S28、S24:YES)、出力開始位置決定部31によって、該有効画素が属する区分(図7中、入力画素データの丸付き数字1の区分)に対応する出力画像データの出力画素の画素位置が丸付き数字1の出力画素であると記憶される。また、出力連続画素数決定部32を介して、入力画像データの連続する有効画素数が4個であるとカウントされ、該カウント値が記憶される。そして、出力制御部28を介して、丸付き数字1の出力画素から連続する2個の出力画素が有効画素(黒画素)である旨が出力バッファ28に出力され、該出力バッファ28に格納されている1ライン分の丸付き数字1と丸付き数字2の出力画素に黒画素の画素データが格納される(S25)。
(第2有効縮小画素)
そして、続けて入力画素の画素データが画素選択部25を介して順次読み出され(S27:NO、S28)、有効画素判定部26によって第9番目に読み出された画素(図7中、入力画素データの丸付き数字5の区分の第1番目の画素)が有効画素であると判定され(S24:YES)、出力開始位置決定部31によって、該有効画素が属する区分(図7中、入力画素データの丸付き数字5の区分)に対応する出力画像データの出力画素の画素位置が丸付き数字5の出力画素であると記憶される。また、出力連続画素数決定部32を介して、入力画像データの連続する有効画素数が4個であるとカウントされ、該カウント値が記憶される。そして、出力制御部28を介して、丸付き数字5の出力画素から連続する2個の出力画素が有効画素(黒画素)である旨が出力バッファ28に出力され、該出力バッファ28に格納されている1ライン分の丸付き数字5と丸付き数字6との出力画素に黒画素の画素データが格納される(S25)。
また、続けて入力画素の画素データが画素選択部25を介して順次読み出され、1ライン分の入力画素データの最後の画素データが読み出されたと判定され(S27:YES)、当該処理を終了する。
これにより、1ライン分の14ドットの画素データから構成される入力画像が2分の1に縮小され、出力バッファ28に格納され、画像出力される。また、入力画素データの各連続する黒画素は、4ドットずつで同じ線幅であり、一方、出力画素データの各連続する黒画素は、2ドットずつで同じ線幅であることから、2分の1に縮小後も同じ線幅の比率にすることができる。
次に、画像縮小装置に入力された1ライン分16ドットで8ラインの入力画像データから1ライン分8ドットで8ラインの出力画像データに変換する画像縮小処理の一例を図8に基づき説明する。
図8に示すように、入力バッファ23に1ライン分16ドットで第1ライン乃至第8ラインから構成される入力画像データが格納される。また、出力バッファ28には、出力バッファ初期化部22を介して、1ライン分8ドットで第1ライン乃至第8ラインのメモリ領域が確保され、各出力画素に白画素の画素データが格納される。
そして、ライン選択部24を介して、入力バッファ23から順次1ライン分の画素データが選択され、続いて、該1ライン分の画素データから画素選択部25を介して順次1画素ずつ選択される。そして、有効画素判定部26及びライン縮小部27を介して、上記S23〜S30の処理が実行され、出力バッファ28の第1ライン乃至第8ラインの出力画素の画素データが1ライン毎に順次決定され、出力バッファ28に格納され、1ライン分8ドットで第1ライン乃至第8ラインの2分の1に縮小された画像が出力される。
これにより、入力画像データの第3ライン乃至第6ラインの各横方向に連続する黒画素は、4ドットずつで同じ線幅であり、一方、出力画像データの第3ライン乃至第6ラインの各横方向に連続する黒画素は、2ドットずつで同じ線幅であることから、2分の1に縮小後も同じ線幅の比率にすることができる。
ここで、入力バッファ23及びライン選択部24は、請求項2に記載の画像データ選択手段を構成する。また、画素選択部25は、請求項2に記載の区分手段として機能する。また、有効画素判定部26は、請求項2に記載の第1判定手段として機能する。また、出力連続画素数決定部32は、請求項2に記載の第2判定手段として機能する。また、ライン縮小部27は、請求項2に記載の有効縮小画素選択手段として機能する。また、出力バッファ初期化部22、ライン縮小部27及び出力バッファ28は、請求項2に記載の画像縮小手段を構成する。
また、S21〜S23の処理は、請求項4に記載の第1選択工程に相当する。また、S23の処理は、請求項4に記載の第1区分工程に相当する。また、S23〜S24の処理、及びS28〜S24の処理は、請求項4に記載の第1判定工程に相当する。また、S25〜S27の処理は、請求項4に記載の第2判定工程及び第1格納工程に相当する。また、S23〜S30の処理は、請求項4に記載の画像縮小工程に相当する。
以上詳細に説明した通り、第2実施形態に係る画像縮小装置21では、出力制御部33は、出力連続画素数決定部32から入力されたカウント値を2で除して余りを切り上げた数値を有効縮小画素数として記憶する。また、出力開始位置決定部31から入力された画素位置の情報を記憶する。その後、該出力制御部33は、再度、この画素位置の情報と有効縮小画素数とを読み出し、該画素位置を1ライン分の出力画素における連続有効画素の先頭の画素位置の位置情報とし、有効縮小画素数を連続する有効画素の個数情報として出力バッファ28に出力する。そして、出力バッファ28は、出力制御部28から出力されたこの位置情報で特定される出力画素の画素位置から該個数情報の個数の出力画素に有効画素の値(第2実施形態では、黒画素を表す値である。)を格納する。一方、出力バッファ28に格納される残りの出力画素には、有効画素でない値(第2実施形態では、白画素を表す値である。)が格納される。
これにより、入力画素データの1ライン分を2画素毎に区分して半分の画素数の1ライン分の出力画素データとする場合に、この入力画素データの間引き方向、即ち横方向に見て、入力画素データの連続する有効画素(第2実施形態では、黒画素である。)が同じ個数、即ち同じ線幅であれば、位置によらず対応する出力画素データの連続する有効画素も同じ個数になるように縮小され、同じ線幅にすることができる。従って、小さな文字や記号を縮小する際に、並行する線幅が不揃いになるのを防止することができ、縮小画像の高品質化を図ることができる。
また、ライン選択部24によって選択される1ライン分の画素データ毎に、画素選択部25、有効画素判定部26及びライン縮小部27を介して、該1ライン分の画素データの区分数に等しい画素数を1ライン分の出力画素の画素数とする1ライン分の各出力画素の画素データを作成し、これを出力バッファ28に複数ライン分記憶して出力画像データとするため、1種類の画像縮小処理(S21〜S30の処理)で複数ラインの画素データから構成される入力画像を2分の1に縮小することができ、処理回路の小型化及び処理時間の短縮化を図ることができる。
尚、本発明は前記第1実施形態及び第2実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、前記第1実施形態及び第2実施形態では、有効画素であるか否かの判定は、黒画素の場合は有効画素であると判定し、白画素の場合は有効画素でないと判定する、いわゆる2値判定であったが、各画素のデータを0〜255等の多値で表し、任意の閾値を基準に有効画素あるか否かの判定を行ってもよい。
本発明は、長尺状のテープに印字するテープ印字装置、携帯型印字装置など各種小型印字装置に適用できる。
第1実施形態に係る画像縮小装置の機能構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る画像縮小装置の画像縮小処理の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る画像縮小装置に入力された1ライン分の14ドットの入力画像データから1ライン分の7ドットの出力画像データに変換する画像縮小処理の一例を模式的に示す図である。 第1実施形態に係る画像縮小装置に入力された1ライン分16ドットで8ラインの入力画像データから1ライン分8ドットで8ラインの出力画像データに変換する画像縮小処理の一例を模式的に示す図である。 第2実施形態に係る画像縮小装置の機能構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る画像縮小装置の画像縮小処理の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る画像縮小装置に入力された1ライン分の14ドットの入力画像データから1ライン分の7ドットの出力画像データに変換する画像縮小処理の一例を模式的に示す図である。 第2実施形態に係る画像縮小装置に入力された1ライン分16ドットで8ラインの入力画像データから1ライン分8ドットで8ラインの出力画像データに変換する画像縮小処理の一例を模式的に示す図である。
符号の説明
1、21 画像縮小装置、3、23 入力バッファ、4、24 ライン選択部、5 区切り選択部、6 開始画素判定部、7 採用画素位置決定部、8 画素選択部、9、28 出力バッファ、25 画素選択部、26 有効画素判定部、27 ライン縮小部

Claims (4)

  1. 複数ラインの画素データから構成される入力画像を2分の1に縮小する画像縮小装置において、
    前記複数ラインの画素データから順次1ライン分の画素データを選択する画像データ選択手段と、
    前記画像データ選択手段によって選択された1ライン分の画素データを2画素毎に区分けすると共に、各区分から順次1区分の2画素の画素データを選択する区分データ選択手段と、
    前記区分データ選択手段によって選択された1区分の画素データの第1番目の画素データと第2番目の画素データとの各々について、前記1ライン分の画素データのうちの有効画素が2画素以上連続する連続有効画素の開始画素であるか否かを判定する開始画素判定手段と、
    前記画像データ選択手段によって選択された1ライン分の画素データを2画素毎に区分した場合の区分数に等しい画素数を1ライン分の出力画素の画素数とし、該1ライン分の各出力画素の画素データを順次この各区分に対応させて前記複数ライン分記憶して出力画像データとする画像縮小手段と、
    を備え、
    前記画像縮小手段は、前記区分データ選択手段によって順次選択される1区分の画素データのそれぞれについて、先ず、前記開始画素判定手段によって判定し、
    該開始画素判定手段によって前記第1番目の画素データと第2番目の画素データとのうちのいずれかが前記開始画素であると判定されるまで、選択された1区分の第1番目の画素データを、この選択された1区分に対応する前記出力画素の画素データとして記憶し、
    一方、該開始画素判定手段によって前記第1番目の画素データが前記開始画素であると判定された場合には、この第1番目の画素データを、この選択された1区分に対応する前記出力画素の画素データとして記憶すると共に、再度、該第1判定手段によって前記第1番目の画素データと第2番目の画素データとのうちのいずれかが前記開始画素であると判定されるまで、選択された1区分の第1番目の画素データを、この選択された1区分に対応する前記出力画素の画素データとして記憶し、
    他方、該開始画素判定手段によって前記第2番目の画素データが前記開始画素であると判定された場合には、この第2番目の画素データを、この選択された1区分に対応する前記出力画素の画素データとして記憶すると共に、再度、該第1判定手段によって前記第1番目の画素データと第2番目の画素データとのうちのいずれかが前記開始画素であると判定されるまで、選択された1区分の第2番目の画素データを、この選択された1区分に対応する前記出力画素の画素データとして記憶することを特徴とする画像縮小装置。
  2. 複数ラインの画素データから構成される入力画像を2分の1に縮小する画像縮小装置において、
    前記複数ラインの画素データから順次1ライン分の画素データを選択する画像データ選択手段と、
    前記画像データ選択手段によって選択された1ライン分の画素データを2画素毎に区分けすると共に、各区分を識別する区分手段と、
    前記画像データ選択手段によって選択された1ライン分の画素データについて順番に1画素ずつ画素データが有効画素であるか否かを判定する第1判定手段と、
    前記第1判定手段によって、選択された1画素の画素データが有効画素であると判定された場合には、この1ライン分の画素データ内で該有効画素から連続する有効画素が存在するか否かを判定する第2判定手段と、
    前記第2判定手段によって、該有効画素から連続する有効画素が存在すると判定された場合には、該有効画素の存在する前記区分を有効区分として記憶すると共に、該有効画素から連続する最後の有効画素までの画素の個数をカウントし、該カウント値を2で除して余りを切り上げた数値を有効縮小画素数として記憶すると共に、前記第1判定手段を介して該最後の有効画素の次の画素から再度、順番に有効画素であるか否かの判定を実行する有効縮小画素選択手段と、
    前記画像データ選択手段によって選択された1ライン分の画素データを2画素毎に区分した場合の区分数に等しい画素数を1ライン分の出力画素の画素数とし、該1ライン分の各出力画素の画素データを順次この各区分に対応させて前記複数ライン分記憶して出力画像データとする画像縮小手段と、
    を備え、
    前記画像縮小手段は、前記有効縮小画素選択手段から前記有効区分と前記有効縮小画素数とを順次読み出し、該有効区分に該当する区分に対応する出力画素から該有効縮小画素数の個数の出力画素の画素データを有効画素であるとして記憶し、一方、残りの出力画素の画素データを有効画素でないとして記憶することを特徴とする画像縮小装置。
  3. 複数ラインの画素データから構成される入力画像を2分の1に縮小する画像縮小方法において、
    前記複数ラインの画素データから順次1ライン分の画素データを選択する第1選択工程と、
    前記第1選択工程にて選択された1ライン分の画素データを2画素毎に区分けすると共に、各区分から順次1区分の2画素の画素データを選択する第2選択工程と、
    前記第2選択工程にて選択された1区分の画素データの第1番目の画素データと第2番目の画素データとの各々について、前記1ライン分の画素データのうちの有効画素が2画素以上連続する連続有効画素の開始画素であるか否かを判定する開始画素判定工程と、
    前記第1選択工程にて選択された1ライン分の画素データを2画素毎に区分した場合の区分数に等しい画素数を1ライン分の出力画素の画素数とし、該1ライン分の各出力画素の画素データを順次この各区分に対応させて前記複数ライン分記憶して出力画像データとする画像縮小工程と、
    を備え、
    前記画像縮小工程において、前記第2選択工程にて順次選択される1区分の画素データのそれぞれについて、先ず、前記開始画素判定工程にて判定し、
    該開始画素判定工程にて前記第1番目の画素データと第2番目の画素データとのうちのいずれかが前記開始画素であると判定されるまで、選択された1区分の第1番目の画素データを、この選択された1区分に対応する前記出力画素の画素データとして記憶し、
    一方、該開始画素判定工程にて前記第1番目の画素データが前記開始画素であると判定された場合には、この第1番目の画素データを、この選択された1区分に対応する前記出力画素の画素データとして記憶すると共に、再度、該開始画素判定工程にて前記第1番目の画素データと第2番目の画素データとのうちのいずれかが前記開始画素であると判定されるまで、選択された1区分の第1番目の画素データを、この選択された1区分に対応する前記出力画素の画素データとして記憶し、
    他方、該開始画素判定工程にて前記第2番目の画素データが前記開始画素であると判定された場合には、この第2番目の画素データを、この選択された1区分に対応する前記出力画素の画素データとして記憶すると共に、再度、該開始画素判定工程にて前記第1番目の画素データと第2番目の画素データとのうちのいずれかが前記開始画素であると判定されるまで、選択された1区分の第2番目の画素データを、この選択された1区分に対応する前記出力画素の画素データとして記憶することを特徴とする画像縮小方法。
  4. 複数ラインの画素データから構成される入力画像を2分の1に縮小する画像縮小方法において、
    前記複数ラインの画素データから順次1ライン分の画素データを選択する第1選択工程と、
    前記第1選択工程にて選択された1ライン分の画素データを2画素毎に区分けすると共に、各区分を識別する第1区分工程と、
    前記第1選択工程にて選択された1ライン分の画素データについて順番に1画素ずつ画素データが有効画素であるか否かを判定する第1判定工程と、
    前記第1判定工程にて、選択された1画素の画素データが有効画素であると判定された場合には、この1ライン分の画素データ内で該有効画素から連続する有効画素が存在するか否かを判定する第2判定工程と、
    前記第2判定工程にて、該有効画素から連続する有効画素が存在すると判定された場合には、該有効画素の存在する前記区分を有効区分として記憶すると共に、該有効画素から連続する最後の有効画素までの画素の個数をカウントし、該カウント値を2で除して余りを切り上げた数値を有効縮小画素数として記憶後、前記第1判定工程にて該最後の有効画素の次の画素から再度、順番に有効画素であるか否かの判定を実行する第1格納工程と、
    前記第1選択工程にて選択された1ライン分の画素データを2画素毎に区分した場合の区分数に等しい画素数を1ライン分の出力画素の画素数とし、該1ライン分の各出力画素の画素データを順次この各区分に対応させて前記複数ライン分記憶して出力画像データとする画像縮小工程と、
    を備え、
    前記画像縮小工程において、前記第1格納工程にて記憶した前記有効区分と前記有効縮小画素数とを順次読み出し、該有効区分に該当する区分に対応する出力画素から該有効縮小画素数の個数の出力画素の画素データを有効画素であるとして記憶し、一方、残りの出力画素の画素データを有効画素でないとして記憶することを特徴とする画像縮小方法。
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