JPH0993574A - 特殊コードの検出方法および装置 - Google Patents

特殊コードの検出方法および装置

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JPH0993574A
JPH0993574A JP7194656A JP19465695A JPH0993574A JP H0993574 A JPH0993574 A JP H0993574A JP 7194656 A JP7194656 A JP 7194656A JP 19465695 A JP19465695 A JP 19465695A JP H0993574 A JPH0993574 A JP H0993574A
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JP
Japan
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data
shift amount
bits
bit
start code
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JP7194656A
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Tomomi Sato
友美 佐藤
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G C TECHNOL KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮された画像データを含んだビットストリ
ーム中からスタートコードを高速で検出可能とする。 【解決手段】 データアライメントユニットの出力バッ
ファ14に設定されたデータを4ビットつづ複数の区分
h7〜h0に分け、それぞれの区分が0か否かを判別し
てシフト量を決定する。例えば、図示したデータがバッ
ファ14にあれば一回の操作で7ビット分シフトするこ
とによってMPEGで規格化されたスタートコードが次
に出力バッファ14に現れるので、スタートコードを検
出するために必要な処理回数を削減でき、検出速度を向
上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データの種類等を
判別するためにビットストリーム中に挿入された特殊な
コードを短時間で検出する方法および装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】圧縮された画像データのように複数種類
のデータが連続して含まれたビットストリームの中に
は、画面などの情報の切れ目や、含まれているデータの
種類を判別するために、特定のビットパターンを持った
特殊なコード、例えばスタートコードが挿入されてい
る。圧縮された画像情報を復号する際は、このスタート
コードを検出し、それに続く情報に基づき復号化処理を
行う。さらに、復号化処理が進む間に、次のスタートコ
ードの探索を進め、続いて復号すべき画像の情報などを
判断して復号化処理がスムーズに行われるようにしてい
る。
【0003】図2にMPEG1(Moving Picture Exper
ts Group 1)あるいはMPEG2で規格化されているス
タートコードのいくつかの例を示してある。この標準に
従った画像データの中では、同じ属性を持つ画面グルー
プの情報を集めたシーケンス層、画面グループ単位の情
報を示すグループオブピクチャー層、1枚の画面に共通
な属性を含んだピクチャー層、1枚の画面を任意の長さ
に分割した小画面に共通の情報を集めたスライス層、画
素ブロックに共通の情報を示すマクロブロック層および
変換係数そのものを示すブロック層が階層構造を成して
いる。従って、これらの画像データの中で、どの層(レ
イヤー)に属するデータなのかを判断したり、次に復号
すべきデータの開始位置を示すなどの機能をスタートコ
ードが果たしており、復号化処理を円滑に行うために
は、スタートコードを迅速に検出することが必要とな
る。
【0004】スタートコードは、他のデータと明確に区
別でき、他のデータには現れないようなビットパターン
が採用されている。例えば、MPEG1あるいは2に規
定されているスタートコードは、図2に示したように3
2ビットを単位としており、先行する23ビットがすべ
て0であり、これに続く1ビットが1となるように定め
られている。そして、これら先行する24ビットによっ
てスタートコードであることが判断され、これらに続く
ビットの配列によりスタートコードの種類が判別され
る。これらのスタートコードは種類が限られているの
で、スタートコードを判別するためにテーブル化され記
憶されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図6に、スタートコー
ドを検出する方法の一例を示してある。圧縮された画像
情報を含んだビットストリームは、コンパクトディスク
等の記録媒体からFIFOなどを介してビットバッファ
に蓄積される。そして、ビットバッファ内の32ビット
のデータが、記憶されたスタートコードの判別テーブル
と比較され(ステップ31)、判別テーブルにあるコー
ドと一致するとスタートコードが検出されたことになる
(ステップ33)。比較されたビットバッファ内の32
ビットのデータが判別テーブルのコードと一致しない場
合は、1ビットシフトした次の32ビットのデータが選
択され(ステップ32)、ステップ31に戻って判別テ
ーブルとの照合を繰り返し行う。
【0006】復号化処理は、まずスタートコードを検出
することから始まるため、スタートコードを確実に、か
つ素早く検出することが重要である。特に、MPEG1
からMPEG2へと画質が向上し、入力ビットレートが
大きくなるにつれてスタートコードを高速に検出するこ
とがますます重要になっている。画像情報に限らず、オ
ーディオ情報においても同様であり、ビットストリーム
から特定の情報をデコードするためには、デコードに必
要なキーとなる特殊なコードを迅速に検出することが望
ましい。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明において
は、n個のビット(nビット)によって構成され、これ
らの内、先行するm個のビット(mビット)が特定の値
に設定された特殊コードをビットストリームから検出す
る際に、ビットストリーム中のnビットのデータを対象
に特殊コードか否かを判別する工程と、この工程と前後
して、nビットのデータを複数ビットからなる複数の区
分に分け、それらの区分の値に基づきシフト量を求め、
このシフト量だけシフトしたビットストリーム中のデー
タを特殊コードか否かの対象とする工程を行うことによ
って、スタートコードなどの特殊コードの検出速度を速
めるようにしている。ビットストリーム中のデータをシ
フトさせるには、バレルシフターなどのようにnビット
のデータを設定でき、所定のビット数だけデータをシフ
ト可能なバッファを用いることができる。
【0008】nビットで構成された特殊コードは、他の
データと区別されるために先行するmビットが特定の
値、例えば、すべて0あるいは1あるいはこれらを他の
データには現れない特定の組み合わせに設定してある。
従って、あるnビットのデータを4ビットなどの複数ビ
ットからなる複数の区分に分けると、それらの値の組み
合わせから次の特殊コードが現れるであろうシフト量を
求めることができる。このため、本発明の検出方法によ
れば、特殊コードを判別する対象となるビットストリー
ム中のnビットのデータを1つ1つシフトさせるのでは
なく、区分の値の組み合わせから求められたシフト量だ
け1回の操作で、例えば1クロックの操作でシフトさせ
ることができる。従って、ビットストリーム中の特殊コ
ードの検出速度を大幅に向上することができる。シフト
量はあらかじめテーブル化しておいても良く、計算で求
めても良い。
【0009】詳しくは後述するが、例えば、nビットの
うち、先行するmビットが連続して0あるいは1に設定
された特殊コードを検出する場合は、ビットストリーム
中のnビットのデータをバッファに設定し、例えば、n
ビットの中の4ビットからなる区分毎の値を判別する。
先行するm個のビットが連続して0である特殊コードで
あれば、先行する区分の値は0となる必要がある。この
ため、連続して0以外の値となった先行の区分はスター
トコードの一部に該当しない。従って、その先行する区
分のビット数分が少なくともシフト量として求まり、こ
のシフト量だけバッファ内のデータを一回の操作、例え
ば1クロックの操作でシフトして良い。
【0010】シフトしたのちにバッファに設定された次
のnビットのデータを特殊コードの判別の対象とするこ
とができる。
【0011】また、先行するmビットが連続して1とな
る特殊コードであれば、4ビット毎の値は16進数のF
が続く必要があるので、連続してF以外の値をとる区分
のビット数からシフト量を求めて、1クロックの操作で
シフトすることができる。さらに、連続して0あるいは
F等の特定の値をとる区分に相当するビット数だけシフ
トして、それらのビットをバッファの先頭まで進めても
良い。また、連続して特定の値となった区分に続く区分
のビットパターンに基づき最適なシフト量を求め、特殊
コードの検出作業に伴う処理回数をさらに低減して高速
化を図ることも可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に実施例を示した図面を参照
しながら本発明をさらに詳しく説明する。図1に、MP
EG1あるいはMPEG2の標準に従って符号化された
データのビットストリームから、画像データを復号する
装置の入力側の概略構成を示してある。圧縮された画像
データを含んだビットストリームは、データアライメン
トユニット10に入力される。このデータアライメント
ユニット10において、ビットストリームから適当なデ
ータが抽出され、例えば、可変長コードについてはハフ
マンコーディング解析部18において可変長デコードさ
れ、そのデータ長およびデータが出力される。これらの
データは、さらに不図示の復号化部において逆量子化、
逆DCT等の処理が行われ画像データに復号される。デ
ータアライメントユニット10の出力はデフォーマット
コントローラー1にも供給され、スタートコードの検出
や各レイヤーに基づく処理が行われる。データアライメ
ントユニット10の出力は、さらに、次に設定されるデ
ータのシフト量を決定するシフト量決定部8にも供給さ
れる。
【0013】本例のデータアライメントユニット10
は、入力バッファである32ビットのシフトレジスタ1
1と、出力バッファである出力レジスタ14に対し下位
ビットの側を提供する32ビットのレジスタ12と、上
位ビットの側を提供する32ビットのレジスタ13と、
さらにこれらのレジスタ3および4のデータを用いて3
2ビットのシフトが可能な出力レジスタ14を備えてお
り、バレルシフタとして公知のものである。このデータ
アライメントユニット1は、シフト量制御部15に入力
されたシフト量に基づき、レジスタ12および13に格
納されたデータの範囲で、出力レジスタ14のデータを
シフトできるようになっている。したがって、本例のデ
ータアライメントユニット10は、1ビットから32ビ
ットの範囲で出力バッファ14内のデータをシフトする
ことが可能であり、ビットストリーム内のデータを32
ビット以下の適当な量だけシフトしながら次々と出力バ
ッファ14に設定することができる。
【0014】デフォーマットコントローラー1は、MP
EG1あるいはMPEG2によって規格化されたスター
トコードを記憶したスタートコード判別テーブル7と、
データアライメントユニット10に設定されたデータを
判別テーブル7のコードと比較してスタートコードであ
るか否かを判断するスタートコード判別部6を備えてい
る。MPEG1あるいはMPEG2によって規格化され
たスタートコードの構成は、図2に示してあるように、
先行する23ビットがすべて0で、それに続く1ビット
が1であり、さらに、これに続く8ビットが各スタート
コードを判別する部分となっている。このようにスター
トコードの先行する24ビットを、画像データを圧縮し
た際に現れないビットの配列に規定することによって、
スタートコードに基づき上述したシークエンス層やスラ
イス層などの階層構造を取った各レイヤーのデータを判
別して処理できるようにしている。
【0015】デフォーマットコントローラー1は、デー
タアライメントユニット10に対し1ビットづつデータ
をシフトする指示を出力し、また、データアライメント
ユニット10に現れたデータがスタートコードであるか
否かを判別する作業を繰り返す。これに対し、本例の復
号装置は、1回のオペレーションでシフトできる量を最
大にするシフト量決定部8を備えている。このシフト量
決定部8は、最適シフト量制御テーブル9に基づき最適
なシフト量Sを求める。シフト量Sはマルチプレクサ2
に供給され、シフト量Sに従ってデータをシフトする
か、あるいはデフォーマットコントローラー1の出力に
従って1ビットづつシフトするかが選択される。マルチ
プレクサ2における選択はデフォーマットコントローラ
ー1によって制御される。さらに、マルチプレクサ2の
出力はマルチプレクサ3に入力される。マルチプレクサ
3においては、スタートコードをサーチしているときは
デフォーマットコントローラ1あるいはシフト量決定部
8からのシフト量Sが選択され、その他の場合、例え
ば、可変長データの復号を行っているときはハフマンコ
ーディング解析部18によって求められたデータ長がシ
フト量として選択される。このマルチプレクサ3の制御
もデフォーマットコントローラー1によって行われる。
【0016】上述したようにMPEG1あるいはMPE
G2によって規格化されたスタートコードの構成は32
ビットであり、先行する23ビットをすべて0とし、さ
らに続く1ビットを1としている。従って、本例のシフ
ト量決定部8は、データアライメントユニット10の出
力バッファ14に設定されたデータに対しその全てのビ
ット毎の値を判別するのではなく、図3に示すように、
4ビットに区切った8つの区分h7〜h0の値を求め、
それらの値の組み合わせによって最適シフト量制御テー
ブル9からシフト量Sを決定している。これによって、
データアライメントユニット10にスタートコードが出
現するであろう最適なシフト量を供給し、できる限り少
ない操作で、さらに、読み飛ばしなくスタートコードが
検出できるようにしている。
【0017】図4に、本例の最適シフト量制御テーブル
の一部を示してある。例えば、出力バッファ14の区分
h7〜h0のすべてが0である場合は、区分h5の下位
3ビットと区分h4〜h0のビットがスタートコード内
の先行する23ビット(すべて0)を構成する可能性が
高い。従って、データアライメントユニット10に提供
するシフト量Sを9として、出力バッファ14のデータ
を9ビットだけ1クロックでシフトする。また、9ビッ
トを一回でシフトしても、その間にスタートコードに相
当するビットパターンが現れることはないので、スター
トコードを読み飛ばすこともない。
【0018】h7〜h1のすべてが0の場合は、同様に
考えて5ビット分シフトさせても良い。しかし、本例で
は、シフト量決定部8あるいはスタートコード判別部6
の処理回数を削減してスタートコードの検出速度をアッ
プするために区分h0のビットパターンによって、さら
に最適なシフト量Sを決定できるようにしている。この
場合、h0が「0001」であれば、h0の最下位のビ
ットがスタートコードの24ビット目に相当する可能性
が高いのでシフト量Sを8にしている。また、h0が
「001?」のときはシフト量Sを7とし、h0が「0
1??」のときはシフト量Sを6として最適化を図って
いる。なお、スタートコードの25ビット目以降はスタ
ートコードの種類によって変化するためシフト量を判断
するために用いておらず、図面上では「?」で示してあ
る。
【0019】図3に示したケースでは、シフト量決定部
8において、図4の最適シフト量制御テーブル9に基づ
きシフト量Sが7となる。マルチプレクサ2および3に
おいてこのシフト量Sが選択され、データアライメント
ユニット10に供給される。
【0020】これによって出力バッファ14のデータが
1回で7ビットシフトされると、図2に示したシークエ
ンスヘッダーコードに相当するビット配列が現れる。こ
のビット配列がデフォーマットコントローラー1に供給
されると、スタートコード判別部6で照合され、スター
トコード、この場合は、シークエンスヘッダーコードが
検出される。これに対し、図6に基づき説明した検出方
法であれば、シフト動作とスタートコード判別部の処理
を7回繰り返したのちでなければ、このシークエンスヘ
ッダーコードは出力バッファに現れず、スタートコード
判別部において検出されない。しかしながら、本例の装
置および検出方法あればシフト量決定部8により求めら
れたシフト量Sによるシフト動作を1回行うだけでシー
クエンスヘッダーコードを検出できる。従って、検出速
度は大幅に向上する。特に、本例のような画像データの
復号化を行う装置においては、復号化処理とスタートコ
ードを検出する処理は並列して動いているので、スター
トコードを検出するために必要な処理回数を削減するこ
とによって検出速度は大幅に速くなる。
【0021】次に、例えば、区分h7〜h0がすべて0
でないときは(図4の最適シフト量制御テーブルには
「*」を用いて示してある)、出力バッファ14に設定
されたデータのうちスタートコードに係わる部分はない
ので出力バッファ14のデータを刷新しても良い。すな
わち、このケースではシフト量を32ビットとして次の
データ、すなわち下位側のレジスタ12のデータを出力
バッファ14に設定することができ、一回に32ビット
分をシフトして、この間のスタートコードの判別を行う
処理時間を節約できる。また、区分h7〜h1のすべて
が0でないときは、28ビット分シフトして、再びシフ
ト量決定部8における処理を行っても良い。しかし、本
例では、図4に示すように、さらに効率を向上すべく処
理回数をできるかぎり削減した最適シフト量制御テーブ
ルを設けてあり、区分h7〜h1がすべて0でないとき
は、区分h0のビットの状態によってシフトする値Sを
決定している。このように、本例の最適シフト量制御テ
ーブルは、一回の処理でシフトする量をできるかぎり大
きくしてあり、スタートコードを検出するために必要な
処理回数を削減している。
【0022】また、本例のスタートコードサーチテーブ
ルは、先行する上位のいくつかの区分が0でなく、下位
のいくつかの区分が0のときは、下位の0となった区分
を出力バッファ14の先頭にセットするシフトも行って
いる。例えば、h7およびh6が0でなく、h4〜h0
が0の場合は、h5のビットの状態によって図示したよ
うにシフト量Sを決定している。これによって、次に出
力バッファ14に設定されたデータでは、先行する区分
が0となり、スタートコードに相当するデータである確
立が高くなる。図4には最適シフト量制御テーブルの一
部を図示してあるが、区分h7〜h0の他の組み合わせ
についても同様にシフト量が決定される。
【0023】さらに、図2に示したMPEGのスタート
コードでは、区分h2が必ず1となる。従って、区分h
2が1、すなわち「0001」のときはスタートコート
判別部6においてスタートコード判別テーブル7との照
合を行っても良い。このような処理を設けることによっ
て、スタートコードの読み飛ばしをより確実に防止する
ことができる。
【0024】図5に示したフローチャートに基づき、本
例の復号装置におけるスタートコード検出時の処理を説
明する。まず、ステップ21において出力バッファ14
の各区分h7〜h0の値を判別する。本例においては、
まず、h7〜h0が0か否かの判別を行えば良い。ま
た、上記のような「0001」を判断する処理も行うの
であれば、各区分の値が0、1あるいはそれ以外である
かを判別すれば良い。そして、ステップ22において各
区分h7〜h0の値(0あるいはそれ以外)の組み合わ
せが最適シフト量制御テーブル9にあるか否かを判断
し、必要であればシフト量を最適にするために所定の区
分のビットの状態も比較する。本例の検索方法では、シ
フト量を決めるときに各々のビットの値を判断するので
はなく、8つの区分の値で判断でき、その際にそれぞれ
の区分の値が0かそれ以外かという組み合わせを判断す
れば良い。従って、最適シフト量制御テーブルに用意し
ておくパターンの数を少なくすることができ、シフト量
を決定するために必要な時間も短くて済む。
【0025】最適シフト量制御テーブル9にh7〜h0
と同じパターンがあれば、ステップ23においてそのパ
ターンに対応したシフト量だけ出力バッファ14のデー
タをシフトし、ステップ21に戻って処理を繰り返す。
一方、最適シフト量制御テーブル9に同じパターンがな
ければ、ステップ24においてスタートコード判別テー
ブル7と出力バッファ14に設定されたデータの照合を
行う。スタートコード判別テーブル7に一致するコード
があればスタートコードが検出されたことになる(ステ
ップ25)。一致しない場合は、ステップ26において
マルチプレクサ2を切り替えて出力バッファ14のデー
タを1ビット分シフトし、ステップ21に戻って処理を
繰り返す。本例においては、最適シフト量制御テーブル
との照合を先に行うようにしているが、スタートコード
との照合を先に行ってももちろん良い。
【0026】このような方法でスタートコードの検出を
行うことによって、ビットストリーム中のデータを1ビ
ットづつ照合するのではなく、スタートコードに成りえ
ない部分は読み飛ばすことができ、このため、処理回数
を削減することが可能となる。従って、スタートコード
の検出速度は大幅に向上されるので、入力ビットレート
が大きくなってもスムーズに復号化処理を行うことがで
きる。また、このような方法を採用することによってC
PU等の処理速度は同じでもスタートコードの検出速度
を向上できる。従って、コストや消費電力は増加させず
に安価で処理速度が速く復号化が確実に行える復号装置
を提供することが可能となる。
【0027】本例においては、MPEG1および2の規
格化されたスタートコードの検出に基づき説明している
が、この他の特殊コードの検索も同様の方法で高速化で
きる。例えば、先行するビットがすべて1のような特殊
コードであれば、上記のような4ビットで区分に分け
て、それぞれの区分が16進数のFか否かを判別すれば
良い。また、上記の例ではデータアライメントユニット
に設定されたデータを4ビットに区分けしているが、4
ビットに限らず、8ビット(1バイト)などで区分けし
て、それらの値の組み合わせに基づきシフト量を決定し
ても良い。また、特殊コードのビット長も32ビットに
限定されるものではない。区分けするビット長や、それ
らの値の組み合わせは、特殊コードとして規格化された
ビット配列などに基づき最適なものを採用すれば良い。
【0028】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、ビットストリーム内のデータを複数ビットつづシフ
トしながら特殊コードの検出を行えるので、検出速度を
大幅に向上できる。また、特殊コードを検出するために
必要な処理回数を削減できるので、画像データの復号装
置のように特殊コードの検出と他の処理を並列して行う
装置における検出速度を速くする際に有効である。ま
た、このような装置においては、スタートコードの検出
に係るCPU等の負担を軽減できるので、他の処理の速
度も向上され、装置全体の処理速度の向上も期待でき
る。さらに、ハードウェアの処理速度に係わらず検出速
度を向上できるので、消費電力の上昇等もなく、安価で
高性能の装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る復号装置のスタートコー
ドを検出する部分の概略構成を示すブロック図である。
【図2】MPEGで規格化されたスタートコードを含ん
だスタートコード判別テーブルの一部を示す図である。
【図3】データアライメントユニットの出力バッファ内
のデータをシフトする様子を示す図である。
【図4】本例の最適シフト量制御テーブルの一部を示す
図である。
【図5】本例の復号装置におけるスタートコードを検出
する処理の概略を示すフローチャートである。
【図6】従来のスタートコードの検出方法を例示するフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1・・デフォーマットコントローラー 2、3・・マルチプレクサ 6・・スタートコード判別部 7・・スタートコード判別テーブル 8・・シフト量決定部 9・・最適シフト量制御テーブル 10・・データアライメントユニット 14・・出力バッファ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 nビットによって構成され、これらの
    内、先行するmビットが特定の値に設定された特殊コー
    ドをビットストリームから検出する方法であって、 前記ビットストリーム中のnビットのデータを対象に前
    記特殊コードか否かを判別する工程と、 この工程と前後して、前記nビットのデータを複数ビッ
    トからなる複数の区分に分け、それらの区分の値に基づ
    きシフト量を求め、そのシフト量だけシフトした前記ビ
    ットストリーム中のnビットのデータを前記特殊コード
    の判別の対象とする工程とを有することを特徴とする特
    殊コードの検出方法。
  2. 【請求項2】 nビットによって構成され、これらの
    内、先行するmビットが特定の値に設定された特殊コー
    ドをビットストリームから検出する装置であって、 ビットストリーム中のnビットのデータを設定可能なバ
    ッファと、 このバッファ内のデータを前記特殊コードと比較する手
    段と、 前記バッファ内のデータを複数ビットからなる複数の区
    分に分け、それらの値からシフト量を求める手段と、 前記シフト量だけシフトした前記ビットストリーム中の
    データを前記バッファに設定する手段とを有することを
    特徴とする特殊コードの検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記複数の区分の値
    および前記シフト量があらかじめリストアップされたテ
    ーブルを有することを特徴とする特殊コードの検出装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6373898B1 (en) * 1999-04-06 2002-04-16 Ravisent Technologies, Inc. High-speed start code scanner for MPEG-2 data streams
WO2002080566A1 (fr) * 2001-03-29 2002-10-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif et procede de traitement de donnees, dispositif et procede de reproduction de donnees, dispositif et procede de transmission de donnees et support d'enregistrement

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