JP2005057710A - 通信端末装置及び基地局装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 統計処理を用いて補正された受信品質情報を報告することにより、精度の高いスケジューリングを行うことができるとともに、システムスループットが低下することを防ぐこと。
【解決手段】 仮CQI選択部108は、測定したSNRを用いて、SNRとCQIとが関係付けられたCQI選択用情報を参照することにより、仮CQIを選択する。統計処理部109は、仮CQIの確率密度分布を生成し、生成した確率密度分布より、仮CQIの統計的中央値及び確率密度が分布する仮CQIの範囲を求める。しきい値決定部110は、確率密度が分布する仮CQIの範囲に応じたしきい値を設定する。CQI決定部111は、仮CQIが入力する毎にしきい値及び中央値と比較し、比較結果に応じて仮CQIを受信品質が良好なCQIまたは受信品質が悪いCQIに補正することにより基地局装置に報告する報告CQIを選択する。
【選択図】 図1
【解決手段】 仮CQI選択部108は、測定したSNRを用いて、SNRとCQIとが関係付けられたCQI選択用情報を参照することにより、仮CQIを選択する。統計処理部109は、仮CQIの確率密度分布を生成し、生成した確率密度分布より、仮CQIの統計的中央値及び確率密度が分布する仮CQIの範囲を求める。しきい値決定部110は、確率密度が分布する仮CQIの範囲に応じたしきい値を設定する。CQI決定部111は、仮CQIが入力する毎にしきい値及び中央値と比較し、比較結果に応じて仮CQIを受信品質が良好なCQIまたは受信品質が悪いCQIに補正することにより基地局装置に報告する報告CQIを選択する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、通信端末装置及び基地局装置に関し、特に適応変調及びスケジューリングにより高速パケット通信を行うための通信端末装置及び基地局装置に関する。
高速パケット通信、例えばHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)に使用される適用変調方式においては、移動機がおかれている伝播路環境を基地局に報告する必要がある。この報告値は、例えばCQI(Channel Quality Indicator)と呼ばれるものが用いられ、移動機は、図19に示すような受信品質に応じた30段階からなるCQIが保存されているテーブルを参照することにより、その時々の受信品質に応じたCQIを選択する。CQIの精度は、報告したCQIに相当する伝送レートで送信を行った場合に、誤り検出の単位であるデータブロックごとの誤り率(BLER:BLock Error Rate)が10%以下となる最大のCQIを報告することになっている。したがって、移動機は、例えば既知信号の信号電力と干渉電力を含む雑音電力との比(以下「SNR」と記載する)を測定し、測定結果よりその時点でBLER10%以下を達成可能と思われるCQIを選択する。
図20は、図19に示す各CQIに相当するレートでパケットをAWGNチャネルで受信した場合において、全コードの合計SNRとPER(Packet Error Rate:パケット誤り率)との関係を示すものである。図20は、合計SNRが約1dB間隔にCQIが設定されており、CQI=1は、−3.6dB以上でかつ−2.7dB未満、CQI=2は、−2.7dB以上でかつ−1.5dB未満、CQI=3は、−1.5dB以上でかつ−0.3dB未満、CQI=4は、−0.3dB以上でかつ0.6dB未満及びCQI=5は、0.6dB以上でかつ1.6dB未満であれば、PERを10%以下にすることができる。例えば、移動機が測定したSNRが−1.8dBである場合、PERを10%以下にするためには最大CQIをCQI=2にする必要がある。したがって、移動機は、推定SNRが−3.6dB以上でかつ−2,7dB未満であればCQI=1を選択し、推定SNRが−2.7dB以上でかつ−1.5dB未満であればCQI=2を選択し、推定SNRが−1.5dB以上でかつ−0.3dB未満であればCQI=3を選択し、推定SNRが−0.3dB以上でかつ0.6dB未満であればCQI=4を選択するとともに、推定SNRが0.6dB以上でかつ1.6dB未満であればCQI=5を選択するようなテーブルを保持している。
一方、この選択されたCQIの精度を試験する手段としては、基地局シミュレータが移動機の報告してくるCQIに関係なく固定のCQIに相当する変調方式、符号化率、トランスポートブロックサイズにてパケットデータを送信し続け、PERとThroughputを測定する方法がある(例えば、非特許文献1。)。この試験によれば、移動機が報告したCQIと基地局シミュレータが送信するCQIが一致した場合のPERの値からその精度を調査することができる。すなわち、あらゆる環境において移動機が精度の良いCQIを選択している場合には、基地局シミュレータの送信する固定のCQIの値によらず、移動機が選択したCQIを報告したときのPERは一定の値をとることになる。
ところで、移動機が受信した信号より伝播環境を推定する際には測定分散が生じるため、伝播環境によっては、報告したCQIによってその信頼度が大きく異なる場合が存在する(例えば、非特許文献2。)。移動機が、ある伝播環境においてCQI=10を報告した際の信頼度(PER)について考える。このときのPERは(1)式で示される。
pr(CQI=10|x):SNRがxdBである時にCQI=10が選ばれ る確率
pr(x):ある伝播環境におけるSNRがxdBとなる確率
(1)式において、PERawgn−GTF10(x)は、受信性能に依存する項であり、pr(CQI=10|x)は、測定の分散に依存する項であり、pr(x)は、伝搬環境に依存する項である。
図21は、全く同じ測定分散及び同じ受信性能を有する2つの移動機が、異なる伝搬環境で測定したSNRと確率密度との関係を示す図であり、確率密度分布P1は移動機Aの確率密度分布を示すものであり、確率密度分布P2は移動機Bの確率密度分布を示すものである。図21において、CQI=10が選択されるSNRの幅をydBとすると、CQI=10が選択される場合は、測定の分散により、
1)実際はydB+αdBであるが、ydBと測定された場合、
2)実際はydB−αdBであるが、ydBと測定された場合、
3)実際にydBであって、ydBと測定された場合
の3通りが考えられる。
1)実際はydB+αdBであるが、ydBと測定された場合、
2)実際はydB−αdBであるが、ydBと測定された場合、
3)実際にydBであって、ydBと測定された場合
の3通りが考えられる。
このとき、両移動機A、Bが同じCQI=10を選択する際のPERを比較すると、測定精度は同じにも関わらず、移動機Bの方の誤り率が移動機Aに比べて高くなってしまう。これは、両受信機A、Bにおいて同じSNR値が測定されている場合に、実際のSNRは測定値ydBに満たないが測定分散によりydBとなったケースは移動機Bの方が多く、一方実際のSNRはydB以上であるが、測定分散によりydBとなったケースは移動機Aの方が多いために生じるものである。すなわち、同じCQI=10であっても、移動機Bの場合は測定したSNRが大きめに算出され、一方移動機Aの場合は測定したSNRが小さめに算出されたことを意味している。一方、分布の中央は、前後のSNRの値から測定分散によって中央値となる確率はほぼ等しいので、CQI=8のPERとCQI=12のPERとはほぼ等しいものとなる。
3GPP, TS25.101 v5.7.0 UE Radio Transmission and Reception (FDD) 3GPP, TSGR4-030232, A note on A-VRC, Sony Ericsson Mobile Communications Inc.
3GPP, TS25.101 v5.7.0 UE Radio Transmission and Reception (FDD) 3GPP, TSGR4-030232, A note on A-VRC, Sony Ericsson Mobile Communications Inc.
しかしながら、従来は、測定したSNR分布全体による影響を考慮してCQIを選択していないので、例えば信頼度が低い範囲のSNR分布に基づいて選択されたCQIは、本来選択されるはずのCQIよりも低めのCQIが選択されてしまう可能性が高い。一方、信頼度が高い範囲のSNR分布に基づいて選択されたCQIは、本来選択されるはずのCQIよりも高めのCQIが選択されてしまう可能性が高い。このような場合、基地局スケジューラは、移動機の下り回線の伝播環境を知らないので、移動機から送信されたCQIを受け取った場合にCQIの信頼度は分からない。したがって、基地局は、精度の高いスケジューリングを行うことができず、その結果、システムスループットの低下を招くという問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、統計処理を用いて補正された受信品質情報を報告することにより、精度の高いスケジューリングを行うことができるとともに、システムスループットが低下することを防ぐことができる通信端末装置及び基地局装置を提供することを目的とする。
本発明の通信端末装置は、受信信号より受信品質を示す受信品質表示値を求める受信品質情報取得手段と、前記受信品質表示値の確率密度分布における確率密度が最大となる前記受信品質表示値である中央値を求める統計処理手段と、前記中央値と前記受信品質情報取得手段にて求められた前記受信品質表示値との差に基づいて前記受信品質情報取得手段にて求められた前記受信品質表示値を補正して受信品質情報とする受信品質情報決定手段と、前記受信品質情報決定手段にて補正された前記受信品質情報を送信する送信手段と、を具備する構成を採る。
この構成によれば、受信品質表示値より確率密度分布を生成するとともに確率密度が最大となる受信品質表示値である中央値と受信品質表示値との差に基づいて受信品質表示値を補正して受信品質情報とするので、正確な受信品質情報を選択することができることにより、精度の高いスケジューリングを行うことができるとともに、システムスループットが低下することを防ぐことができる。
本発明の通信端末装置は、前記構成において、前記受信品質情報取得手段は、受信信号より測定された受信品質を示す測定値が第1しきい値以上の場合と前記測定値が前記第1しきい値未満の場合とで異なる受信品質を示す暫定受信品質情報を前記受信品質表示値として求め、前記統計処理手段は、前記暫定受信品質情報より確率密度分布を求め、前記受信品質情報決定手段は、前記中央値と前記受信品質情報生成手段にて生成された前記暫定受信品質情報との差に基づいて前記受信品質情報取得手段にて求められた前記暫定受信品質情報を補正して前記受信品質情報とする構成を採る。
この構成によれば、前記効果に加えて、例えばSNRに基づいて選択したCQIを統計処理することによりCQIの確率密度分布を生成するとともに、確率密度分布が最大となるCQIである中央値と生成した仮のCQIとの比較結果に応じて仮のCQIを補正することにより、基地局装置へ報告する報告CQIを生成するので、受信品質を精度良く示すCQIを生成することができる。
本発明の通信端末装置は、前記構成において、前記受信品質情報取得手段は、受信信号より受信品質を示す測定値を前記受信品質表示値として求め、前記統計処理手段は、前記測定値より確率密度分布を求め、前記受信品質情報決定手段は、前記中央値と前記測定値との差に基づいて前記受信品質情報取得手段にて求められた前記測定値を補正するとともに、補正された前記測定値が第1しきい値以上の場合と補正された前記測定値が前記第1しきい値未満の場合とで異なる受信品質を示す前記受信品質情報とする構成を採る。
この構成によれば、前記効果に加えて、例えば測定したSNRを統計処理することによりSNRの確率密度分布を生成するとともに、確率密度分布が最大となるSNRである中央値と測定した仮のSNRとの比較結果に応じて仮のSNRを補正し、補正したSNRを用いてCQIを生成することにより、基地局装置へ報告する報告CQIを生成するので、受信品質を精度良く示すSNRを求めることができるとともに、精度良く求めたSNRを用いてCQIを生成することにより受信品質を精度良く示すCQIを生成することができる。
本発明の通信端末装置は、前記構成において、前記受信品質表示値が前記中央値より大きくてかつ前記中央値と前記受信品質表示値との差が第2しきい値以上の場合には、前記受信品質表示値が前記中央値より大きくてかつ前記中央値と前記受信品質表示値との差が前記第2しきい値未満の場合に比べて、受信信号の電力及び雑音電力を測定する平均化時間を長くする平均化長制御手段を具備し、前記受信品質情報取得手段は、所定の測定区間内の前記平均化時間毎に測定した信号電力と雑音電力を平均することにより前記測定値を求める構成を採る。
この構成によれば、前記効果に加えて、中央値と受信品質表示値との差が第2しきい値以上の場合には、受信品質表示値が高めに選択されている可能性が高いとともに、測定された受信品質を示す測定値が大きいことを意味し、さらに信号電力の変動は緩やかであると予想できるので、平均化時間を長くすることにより雑音成分を抑圧して測定分散を抑えることができる。
本発明の通信端末装置は、前記構成において、前記受信品質情報決定手段は、前記受信品質表示値が前記中央値よりも大きい場合でかつ前記中央値と前記受信品質表示値との差が第3しきい値以上の場合に、前記受信品質情報取得手段にて求められた前記受信品質表示値よりも受信品質が悪い受信品質表示値に補正して前記受信品質情報とする構成を採る。
この構成によれば、前記効果に加えて、受信品質表示値が中央値よりも大きい場合でかつ中央値と受信品質表示値との差が第3しきい値以上の信頼度が低い受信品質情報を選択した場合には、誤って高い受信品質の受信品質情報を選択している可能性が高いので、低い受信品質情報に補正することにより、受信品質が低い場合において誤って高い受信品質情報を報告してしまうことを防ぐことができる。
本発明の通信端末装置は、前記構成において、前記受信品質情報決定手段は、前記受信品質表示値が前記中央値よりも小さい場合でかつ前記中央値と前記受信品質表示値との差が第4しきい値以上の場合に、前記受信品質情報取得手段にて求められた前記受信品質表示値よりも受信品質が良好な受信品質表示値に補正して前記受信品質情報とする構成を採る。
この構成によれば、前記効果に加えて、頻度の差が第4しきい値以上の場合に悪い受信品質を示す受信品質情報に補正するので、誤って高い受信品質の暫定受信品質情報をそのまま報告してしまうことを防ぐことができる。
本発明の通信端末装置は、前記構成において、受信信号より信号電力の分散を求める信号電力分散測定手段を具備し、前記受信品質情報決定手段は、前記受信品質表示値が前記中央値より小さくてかつ前記中央値と前記受信品質表示値との差が第5しきい値よりも大きいとともに、前記信号電力分散測定手段にて測定された信号電力の分散が第6しきい値以上の場合に、前記受信品質情報取得手段にて求められた前記受信品質表示値よりも受信品質が良好な受信品質表示値に補正して前記受信品質情報とする構成を採る。
この構成によれば、前記効果に加えて、受信品質表示値が中央値よりも小さい場合において、信号電力の分散に応じて受信品質表示値を受信品質の良好な方向へ補正するので、フェージングによる信号電力の変動が雑音成分であると見なされることにより、低めの受信品質の受信品質表示値を補正により高めの受信品質の受信品質表示値に補正することができる。
本発明の通信端末装置は、受信信号より受信品質を測定する受信品質情報取得手段と、前記受信品質情報取得手段にて測定された受信品質を示す測定値が第1しきい値以上の場合と前記測定値が前記第1しきい値未満の場合とで異なる受信品質を示す暫定受信品質情報を生成する受信品質情報生成手段と、前記受信品質情報生成手段にて同一の受信品質を示す前記暫定受信品質情報が生成される頻度を前記第1しきい値にて区切られた区間毎に求める統計処理手段と、前記受信品質情報生成手段により生成された前記暫定受信品質情報と異なる受信品質を示すとともに前記暫定受信品質情報の受信品質に近いものから順に選択した2つの選択受信品質情報間の前記頻度の差に基づいて、前記受信品質情報生成手段にて生成された前記暫定受信品質情報を補正して受信品質情報とする受信品質決定手段と、前記受信品質情報決定手段にて補正された前記受信品質情報を送信する送信手段と、を具備する構成を採る。
この構成によれば、暫定受信品質情報の生成頻度を用いて、暫定受信品質情報を補正することができるので、正確な受信品質情報を生成することができることにより、精度の高いスケジューリングを行うことができるとともに、システムスループットが低下することを防ぐことができる。また、各受信品質における暫定受信品質情報の生成される回数を数えるだけの簡単な統計処理により暫定受信品質情報を補正することができるので、補正の処理を高速にすることができるとともに補正処理の回路を簡単にすることができる。
本発明の基地局装置は、受信信号より抽出した受信品質表示値の確率密度分布における確率密度が最大となる前記受信品質表示値である中央値を求める統計処理手段と、前記中央値と前記受信品質表示値との差に基づいて前記受信品質表示値を補正して受信品質情報とする受信品質情報決定手段と、前記受信品質情報決定手段にて補正された前記受信品質情報より所定数の通信相手を選択してパケットデータを割り当てるスケジューリング手段と、を具備する構成を採る。
この構成によれば、受信品質表示値より確率密度分布を生成するとともに確率密度が最大となる受信品質表示値である中央値と受信品質表示値との差に基づいて受信品質表示値を補正して受信品質情報とするので、正確な受信品質情報を生成することができることにより、精度の高いスケジューリングを行うことができるとともに、システムスループットが低下することを防ぐことができる。
本発明の基地局装置は、前記構成において、前記受信品質情報決定手段は、前記受信品質表示値が前記中央値よりも大きい場合でかつ前記中央値と前記受信品質表示値との差が第2しきい値以上の場合に、前記受信品質情報取得手段にて求められた前記受信品質表示値よりも受信品質が悪い受信品質表示値に補正して前記受信品質情報とする構成を採る。
この構成によれば、前記効果に加えて、受信品質表示値が中央値よりも大きい場合でかつ中央値と受信品質表示値との差が第2しきい値以上の信頼度が低い受信品質情報を選択した場合には、誤って高い受信品質の受信品質情報を選択している可能性が高いので、低い受信品質情報に補正することにより、受信品質が低い場合において誤って高い受信品質情報を用いてスケジューリングすることを防ぐことができる。
本発明の基地局装置は、前記構成において、前記受信品質情報決定手段は、前記受信品質表示値が前記中央値よりも小さい場合でかつ前記中央値と前記受信品質表示値との差が第3しきい値以上の場合に、前記受信品質情報取得手段にて求められた前記受信品質表示値よりも受信品質が良好な受信品質表示値に補正して前記受信品質情報とする構成を採る。
この構成によれば、前記効果に加えて、頻度の差が第3しきい値以上の場合に悪い受信品質を示す受信品質情報に補正するので、誤って高い受信品質の暫定受信品質情報をそのまま用いてスケジューリングすることを防ぐことができる。
本発明の基地局装置は、同一の受信品質を示す暫定受信品質情報が受信信号より抽出される頻度を受信品質毎に求める統計処理手段と、前記暫定受信品質情報と異なる受信品質を示すとともに前記暫定受信品質情報の受信品質に近いものから順に選択した2つの選択受信品質情報間の前記頻度の差に基づいて、前記暫定受信品質情報を補正して受信品質情報とする受信品質情報決定手段と、前記受信品質情報決定手段にて補正された前記受信品質情報より所定数の通信相手を選択してパケットデータを割り当てるスケジューリング手段と、を具備する構成を採る。
この構成によれば、暫定受信品質情報の報告頻度を用いて、暫定受信品質情報を補正することができるので、正確な受信品質情報を生成することができることにより、精度の高いスケジューリングを行うことができるとともに、システムスループットが低下することを防ぐことができる。また、各受信品質における暫定受信品質情報の報告される回数を数えるだけの簡単な統計処理により暫定受信品質情報を補正することができるので、補正の処理を高速にすることができるとともに補正処理の回路を簡単にすることができる。
本発明の受信品質補正方法は、受信信号より受信品質を示す受信品質表示値を求めるステップと、前記受信品質表示値の確率密度分布における確率密度が最大となる前記受信品質表示値である中央値を求めるステップと、前記中央値と測定された前記受信品質表示値との差に基づいて当該受信品質表示値を補正して受信品質情報とするステップと、を具備するようにした。
この方法によれば、受信品質表示値より確率密度分布を生成するとともに確率密度が最大となる受信品質表示値である中央値と受信品質表示値との差に基づいて受信品質表示値を補正して受信品質情報とするので、正確な受信品質情報を選択することができることにより、精度の高いスケジューリングを行うことができるとともに、システムスループットが低下することを防ぐことができる。
本発明の受信品質補正方法は、受信信号より受信品質を測定するステップと、測定された受信品質を示す測定値がしきい値以上の場合と前記測定値が前記しきい値未満の場合とで異なる受信品質を示す暫定受信品質情報を生成するステップと、同一の受信品質を示す前記暫定受信品質情報が生成される頻度を前記しきい値にて区切られた区間毎に求めるステップと、生成された前記暫定受信品質情報と異なる受信品質を示すとともに前記暫定受信品質情報の受信品質に近いものから順に選択した2つの選択受信品質情報間の前記頻度の差に基づいて、当該暫定受信品質情報を補正して受信品質情報とするステップと、を具備するようにした。
この方法によれば、暫定受信品質情報の生成頻度を用いて、暫定受信品質情報を補正することができるので、正確な受信品質情報を生成することができることにより、精度の高いスケジューリングを行うことができるとともに、システムスループットが低下することを防ぐことができる。また、各受信品質における暫定受信品質情報の生成される回数を数えるだけの簡単な統計処理により暫定受信品質情報を補正することができるので、補正の処理を高速にすることができるとともに補正処理の回路を簡単にすることができる。
本発明によれば、統計処理を用いて補正された受信品質情報を報告することにより、精度の高いスケジューリングを行うことができるとともに、システムスループットが低下することを防ぐことができる。
本発明の骨子は、受信信号より測定した受信品質を示す測定値(SNR)がしきい値以上の場合としきい値未満の場合とで異なる受信品質を示す受信品質情報(仮CQI)を生成し、生成した受信品質情報を用いて受信品質情報の確率密度分布を生成するとともに生成した確率密度分布における確率密度の最大値の受信品質情報である中央値を算出し、算出した中央値と受信品質情報との差に基づいて受信品質情報を補正することにより基地局装置へ報告する受信品質情報(報告CQI)を決定することである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る通信端末装置100の構成を示すブロック図である。
図1は、本発明の実施の形態1に係る通信端末装置100の構成を示すブロック図である。
アンテナ共用部102は、アンテナ101にて受信した受信信号を受信無線部103へ出力するとともに、送信無線部115から入力した送信信号をアンテナ101より送信する。
受信無線部103は、アンテナ共用部102から入力した受信信号を無線周波数からベースバンド周波数にダウンコンバート等して逆拡散部104へ出力する。
逆拡散部104は、受信無線部103から入力した受信信号を逆拡散して復調部105及びSNR測定部107へ出力する。
復調部105は、逆拡散部104から入力した受信信号を復調して復号部106へ出力する。
復号部106は、復調部105から入力した受信信号を復号化して受信データを得る。
受信品質情報取得手段であるSNR測定部107は、逆拡散部104から入力した逆拡散後の受信信号より、平均信号電力と平均雑音電力を測定してSNRを求め、そのSNRにを受信品質を示す測定値として仮CQI選択部108へ出力する。
受信品質情報取得手段である仮CQI選択部108は、SNRの所定範囲と受信品質情報であるCQIとが関係付けられたCQI選択用情報を保存する参照テーブルを有しており、SNR測定部107から入力したSNRを用いてCQIを選択し、選択したCQIを暫定受信品質情報である仮CQIとして統計処理部109及びCQI決定部111へ出力する。CQI選択用情報は、SNRの所定範囲毎にしきい値(第1しきい値)で区切られており、仮CQI選択部108は、しきい値とSNR測定部107から入力したSNRとを比較することにより仮CQIを選択することができる。
統計処理部109は、仮CQI選択部108から入力した仮CQIを統計処理することによりCQIの確率密度分布を生成する。そして、統計処理部109は、生成した確率密度分布より、確率密度が最大となる仮CQIである中央値を算出して中央値情報としてCQI決定部111へ出力する。さらに、統計処理部109は、生成した確率密度分布より、確率密度が分布する仮CQIの範囲を求めて、求めた確率密度が分布する範囲情報をしきい値決定部110へ出力する。
しきい値決定部110は、統計処理部109から入力した確率密度が分布する範囲情報に基づいて、上位しきい値と下位しきい値とを決定する。即ち、しきい値決定部110は、CQIの確率密度分布の広がりがしきい値以上である場合には、CQIの確率密度分布の広がりがしきい値未満である場合に比べて、CQIが大きくなる方向へ上位しきい値を所定量移動して補正するとともに、CQIが小さくなる方向へ下位しきい値を所定量移動して補正することを決定する。そして、しきい値決定部110は、決定した上位しきい値情報と下位しきい値情報とをCQI決定部111へ出力する。ここで、上位しきい値は、CQIの確率密度分布における確率密度が最大のCQIである中央値よりもCQIが大きい方に設定されるものであり、下位しきい値は、CQIの確率密度分布における確率密度が最大のCQIである中央値よりもCQIが小さい方に設定されるものである。なお、しきい値の設定方法については、後述する。
受信品質情報決定手段であるCQI決定部111は、仮CQI選択部108から仮CQIが入力する度に、統計処理部109から入力した中央値情報より、仮CQIが中央値よりも大きいかまたは中央値よりも小さいかを判定する。さらに、CQI決定部111は、しきい値決定部110から入力した上位しきい値情報及び下位しきい値情報より、仮CQIが上位しきい値以上であるかまたは上位しきい値未満であるかを判定するとともに、仮CQIが下位しきい値以下であるかまたは下位しきい値より大きいかを判定する。そして、CQI決定部111は、仮CQIが上位しきい値以上である場合には、仮CQIよりも1つだけ受信品質が悪いCQIを報告CQIとして選択して送信フレーム作成部112へ出力する。一方、CQI決定部111は、仮CQIが下位しきい値以下である場合には、仮CQIよりも1つだけ受信品質が良好なCQIを報告CQIとして選択して送信フレーム作成部112へ出力する。また、CQI決定部111は、仮CQIが上位しきい値未満でかつ下位しきい値よりも大きい場合、及び仮CQIが中央値と同じである場合には、仮CQIを報告CQIとして送信フレーム作成部112へ出力する。
送信フレーム作成部112は、CQI決定部111から入力した報告CQIと送信データとを多重した送信信号を変調部113へ出力する。
変調部113は、送信フレーム作成部112から入力した送信信号を変調して拡散部114へ出力する。
拡散部114は、変調部113から入力した送信信号を拡散して送信無線部115へ出力する。
送信無線部115は、拡散部114から入力した送信信号をベースバンド周波数から無線周波数にアップコンバート等してアンテナ共用部102へ出力する。
次に、通信端末装置100の動作について、図2を用いて説明する。図2は、通信端末装置100の動作を示すフロー図である。
最初に、仮CQI選択部108は、仮CQIを生成する(ステップST201)。
次に、統計処理部109は、仮CQIを用いて統計処理することによりCQIの確率密度分布を生成する(ステップST202)。
次に、統計処理部109は、生成したCQIの確率密度分布を用いて確率密度が最大となるCQIである中央値を算出する(ステップST203)。
次に、しきい値決定部110は、確率密度が分布する仮CQIの幅(CQI幅)がしきい値α以上であるか否かを判定する(ステップST204)。確率密度が分布する仮CQIの幅は、図3に示すように、移動機Aの確率密度分布P1についてはH1になり、移動機Bの確率密度分布P2についてはH2になる。したがって、図3の場合においては、しきい値決定部110は、H1及びH2がしきい値α以上であるか否かを判定する。
CQI幅がしきい値α以上である場合には、しきい値決定部110は、上位しきい値としてβを決定するとともに下位しきい値としてγを決定する(ステップST205)。
一方、ステップST204において、確率密度が分布する仮CQIの幅がしきい値α以上でない場合には、しきい値決定部110は、上位しきい値としてδを決定するとともに下位しきい値としてεを決定する(ステップST206)。このようにして決定された上位しきい値β及び上位しきい値δは、図3に示すように、上位しきい値βと移動機Bの確率密度分布P2の中央値S2との幅が、上位しきい値δと移動機Aの確率密度分布P1の中央値S1との幅よりも大きくなるように設定される。また、下位しきい値γ及び下位しきい値εは、下位しきい値γと移動機Bの確率密度分布P2の中央値S2との幅が、下位しきい値εと移動機Aの確率密度分布P1の中央値S1との幅よりも大きくなるように設定される。
確率密度分布に応じてしきい値を可変にて設定する他の方法として、CQIの確率密度分布の最大値を検出して、最大値がしきい値α1以上であるか否かを判定し、最大値がしきい値α1以上であれば、上位しきい値としてδ1を選択するとともに下位しきい値としてε1を選択し、最大値がしきい値α1以上でない場合には、上位しきい値としてβ1を選択するとともに下位しきい値としてγ1を選択する。また、確率密度分布に応じてしきい値を可変にて設定する他の方法として、確率密度分布に使用したSNRの値より分散を計算し、求めた分散がしきい値α2以上であるか否かを判定し、分散がしきい値α2以上であれば、上位しきい値としてβ2を選択するとともに下位しきい値としてγ2を選択し、分散がしきい値α2以上でない場合には、上位しきい値としてδ2を選択するとともに下位しきい値としてε2を選択する。
次に、CQI決定部111は、仮CQIが中央値よりも大きいか否かを判定する(ステップST207)。
仮CQIが中央値よりも大きい場合には、CQI決定部111は、仮CQIが上位しきい値βまたは上位しきい値δよりも大きいか否かを判定する(ステップST208)。
そして、仮CQIが上位しきい値βまたは上位しきい値δよりも大きい場合には、CQI決定部111は、仮CQIよりも1つだけ受信品質が悪いCQIを選択して報告CQIとする(ステップST209)。例えば、仮CQIが図19に示すレベル25の場合には、CQI決定部111は、レベル24のCQIを報告CQIとして選択する。
ステップST208において、仮CQIが上位しきい値βまたは上位しきい値δよりも大きくない場合には、CQI決定部111は、仮CQIを報告CQIとして選択する(ステップST210)。
一方、ステップST207において、仮CQIが中央値よりも大きくない場合には、CQI決定部111は、仮CQIが中央値よりも小さいか否かを判定する(ステップST211)。
仮CQIが中央値よりも小さくない場合には、CQI決定部111は、仮CQIを報告CQIとして選択する(ステップST210)。この場合、仮CQIと中央値としてのCQIとは同じである。
仮CQIが中央値よりも小さい場合には、CQI決定部111は、仮CQIが下位しきい値γまたは下位しきい値εよりも大きいか否かを判定する(ステップST212)。
そして、仮CQIが下位しきい値γまたは下位しきい値εよりも大きい場合には、CQI決定部111は、仮CQIを報告CQIとして選択する(ステップST210)。
また、仮CQIが下位しきい値γまたは下位しきい値εよりも大きくない場合には、CQI決定部111は、仮CQIよりも1つだけ受信品質が良好なCQIを選択して報告CQIとする(ステップST213)。例えば、仮CQIが図19に示すレベル25の場合には、CQI決定部111は、レベル26のCQIを報告CQIとして選択する。
次に、通信端末装置100は、選択した報告CQIを基地局装置へ送信する(ステップST214)。そして、CQIを受信した基地局装置は、CQIを用いてスケジューリング及び適応変調等の処理を行う。
上位しきい値と下位しきい値とを確率密度分布の広がりに応じて可変にする理由は、図4に示すように、例えばCQI=10のSNRの範囲がW1である場合に、W1の最大値におけるSNRとW1の最小値におけるSNRとの確率密度の差が、移動機Aの確率密度分布P1についてはH1であるのに対して、移動機Bの確率密度分布P2についてはH2(H1>H2)となる。これより、移動機Aの確率密度分布P1は、移動機Bの確率密度分布P2よりも、SNRの測定精度が同じであるとした場合においては確率密度の変動幅は大きくなる。したがって、精度の良いCQIを選択するためには、移動機Aの確率密度分布P1に設定する上位しきい値及び下位しきい値は、移動機Bの確率密度分布P2に設定する上位しきい値及び下位しきい値よりも、確率密度分布が最大となる確率密度のSNRである中央値に近い位置に設定される。
このように、本実施の形態1によれば、通信端末装置において、仮CQIを用いて統計処理することによりCQIの確率密度分布を生成し、生成したCQIの確率密度分布の中央値と仮CQIとの差がしきい値以上である場合には、仮CQIよりも受信品質が良好なCQIまたは仮CQIよりも受信品質が悪いCQIを報告CQIとして選択するので、基地局装置において精度の高いスケジューリングを行うことができるとともに、システムスループットが低下することを防ぐことができる。
また、本実施の形態1によれば、仮CQIと比較する上位しきい値及び下位しきい値を、CQIの確率密度分布の広がりに応じて可変にするので、CQI選択時の測定分散により実際の受信品質と異なる受信品質のCQIを選択してしまうことを防ぐことができる。
なお、本実施の形態1において、CQIの確率密度分布の広がり、CQIの確率密度分布の最大値または分散としきい値αとを比較して上位しきい値及び下位しきい値を設定することとしたが、これに限らず、CQIの確率密度分布が広がるほど、CQIの確率密度分布の最大値が小さくなるほど、または、分散が大きくなるほど、上位しきい値、下位しきい値を中央値から離して設定するようにしても良い。また、本実施の形態1において、仮CQIと上位しきい値及び仮CQIと下位しきい値を比較することとしたが、これに限らず、複数の上位しきい値及び複数の下位しきい値を設定して、仮CQIと比較するようにしても良い。また、本実施の形態1において、仮CQIと上位しきい値及び下位しきい値との比較結果に応じて仮CQIよりも1つだけ受信品質が良好なCQIまたは仮CQIよりも1つだけ受信品質が悪いCQIを選択することとしたが、これに限らず、仮CQIよりも2つ以上受信品質が良好な何れかのCQIまたは仮CQIよりも2つ以上受信品質が悪い何れかのCQIを選択しても良い。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2に係る基地局装置500の構成を示すブロック図である。
図5は、本発明の実施の形態2に係る基地局装置500の構成を示すブロック図である。
アンテナ共用部502は、アンテナ501にて受信した受信信号を受信無線部503へ出力するとともに、送信無線部514から入力した送信信号をアンテナ501より送信する。
受信無線部503は、アンテナ共用部502から入力した受信信号を無線周波数からベースバンド周波数にダウンコンバート等して逆拡散部504へ出力する。
逆拡散部504は、受信無線部503から入力した受信信号を逆拡散して復調部505へ出力する。
復調部505は、逆拡散部504から入力した受信信号を復調して復号部506へ出力する。
復号部506は、復調部505から入力した受信信号を復号化して統計処理部507及び無線品質推定部509へ出力するとともに受信データを得る。
統計処理部507は、復号部506から入力した受信信号よりCQIを抽出し、抽出したCQIを統計処理することによりCQIの確率密度分布を生成する。そして、統計処理部507は、生成した確率密度分布より、確率密度が最大となるCQIである中央値を算出して中央値情報として無線品質推定部509へ出力する。さらに、統計処理部507は、生成した確率密度分布より、確率密度が分布するCQIの範囲を求めて、求めた確率密度が分布する範囲情報をしきい値決定部508へ出力する。
しきい値決定部部508は、統計処理部507から入力したCQIの確率密度が分布する範囲情報に基づいて、上位しきい値と下位しきい値とを決定する。即ち、しきい値決定部508は、CQIの確率密度分布の広がりがしきい値以上である場合は、CQIの確率密度分布の広がりがしきい値未満である場合に比べて、上位しきい値をCQIが大きくなる方向へ所定量移動して補正することを決定するとともに、下位しきい値をCQIが小さくなる方向へ所定量移動して補正することを決定する。そして、しきい値決定部508は、決定した上位しきい値情報と下位しきい値情報とを無線品質推定部509へ出力する。ここで、上位しきい値は、CQIの確率密度分布における確率密度が最大のCQIである中央値よりもCQIが大きい方に設定されるものであり、下位しきい値は、CQIの確率密度分布における確率密度が最大のCQIである中央値よりもCQIが小さい方に設定されるものである。なお、しきい値設定方法については、後述する。
無線品質推定部509は、復号部506から入力した受信信号よりCQIを抽出し、CQIを抽出する度に、しきい値決定部508から入力した上位しきい値情報及び下位しきい値情報と統計処理部507から入力した中央値情報とより、抽出したCQIが上位しきい値以上であるか否かを判定するとともに抽出したCQIが下位しきい値以下であるか否かを判定する。そして、無線品質推定部509は、抽出したCQIが上位しきい値以上である場合には、抽出したCQIよりも1つだけ受信品質が悪いCQIを選択してスケジューラ部510へ出力する。一方、無線品質推定部509は、抽出したCQIが下位しきい値以下である場合には、抽出したCQIよりも1つだけ受信品質が良好なCQIを選択してスケズジューラ部510へ出力する。また、無線品質推定部509は、抽出したCQIが上位しきい値未満でかつ下位しきい値よりも大きい場合、及び抽出したCQIが中央値と同じである場合には、抽出したCQIをそのままスケジューラ部510へ出力する。
スケジューラ部510は、無線品質推定部509から入力したCQIより、各通信端末装置の受信品質を推定し、推定した受信品質を用いて受信品質が良好な順番、またはパワーリソース若しくはコードリソースを考慮した順番にて所定数の通信端末装置を選択して、選択した通信端末装置に優先的にパケットデータを割り当てる等のスケジューリングを行う。そして、スケジューラ部510は、スケジューリングした結果に基づいて、送信フレーム作成部511を制御する。
送信フレーム作成部511は、スケジューラ部510の制御により、各ユーザの通信端末装置へ送信するパケットデータを生成して変調部512へ出力する。
変調部512は、送信フレーム作成部511から入力した送信信号を変調して拡散部513へ出力する。
拡散部513は、変調部512から入力した送信信号を拡散して送信無線部514へ出力する。
送信無線部514は、拡散部513から入力した送信信号をベースバンド周波数から無線周波数にアップコンバート等してアンテナ共用部502へ出力する。
次に、基地局装置500の動作について、図6を用いて説明する。図6は、基地局装置500の動作を示すフロー図である。
最初に、統計処理部507は、受信信号よりCQIを抽出する(ステップST601)。
次に、統計処理部507は、抽出したCQIを用いて統計処理することによりCQIの確率密度分布を生成する(ステップST602)。
次に、統計処理部507は、抽出したCQIの確率密度分布を用いて確率密度が最大となるCQIである中央値を算出する(ステップST603)。
次に、しきい値決定部508は、確率密度が分布するCQIの幅(CQI幅)がしきい値α以上であるか否かを判定する(ステップST604)。
CQI幅がしきい値α以上である場合には、しきい値決定部508は、上位しきい値としてβを決定するとともに下位しきい値としてγを決定する(ステップST605)。
一方、ステップST604において、CQI幅がしきい値α以上でない場合には、しきい値決定部508は、上位しきい値としてδを決定するとともに下位しきい値としてεを決定する(ステップST606)。なお、上位しきい値β、δ及び下位しきい値γ、εは、上記実施の形態1における通信端末装置と同一の方法により設定される。
次に、無線品質推定部509は、抽出したCQIが中央値よりも大きいか否かを判定する(ステップST607)。
抽出したCQIが中央値よりも大きい場合には、無線品質推定部509は、抽出したCQIが上位しきい値βまたは上位しきい値δよりも大きいか否かを判定する(ステップST608)。
そして、抽出したCQIが上位しきい値βまたは上位しきい値δよりも大きい場合には、無線品質推定部509は、抽出したCQIよりも1つだけ受信品質が悪いCQIを選択して報告CQIとする(ステップST609)。例えば、抽出したCQIが図19に示すレベル25の場合には、CQI決定部111は、レベル24のCQIを報告CQIとして選択する。
ステップST608において、抽出したCQIが上位しきい値βまたは上位しきい値δよりも大きくない場合には、無線品質推定部509は、抽出したCQIを報告CQIとして選択する(ステップST610)。
一方、ステップST607において、抽出したCQIが中央値よりも大きくない場合には、無線品質推定部509は、抽出したCQIが中央値よりも小さいか否かを判定する(ステップST611)。
抽出したCQIが中央値よりも小さくない場合には、無線品質推定部509は、抽出したCQIを報告CQIとして選択する(ステップST610)。
抽出したCQIが中央値よりも小さい場合には、無線品質推定部509は、抽出したCQIが下位しきい値γまたは下位しきい値εよりも大きいか否かを判定する(ステップST612)。
そして、抽出したCQIが下位しきい値γまたは下位しきい値εよりも大きい場合には、無線品質推定部509は、抽出したCQIを報告CQIとして選択する(ステップST610)。
また、抽出したCQIが下位しきい値γまたは下位しきい値εよりも大きくない場合には、無線品質推定部509は、抽出したCQIよりも1つだけ受信品質が良好なCQIを選択して報告CQIとする(ステップST613)。例えば、抽出したCQIが図19に示すレベル25の場合には、無線品質推定部509は、レベル26のCQIを報告CQIとして選択する。
次に、スケジューラ部510は、選択した報告CQIを用いてスケジューリングを行う(ステップST614)。
このように、本実施の形態2によれば、基地局装置において、受信信号より抽出したCQIを用いて統計処理することにより、CQIの確率密度分布を生成し、CQIの確率密度分布の中央値と抽出したCQIとの差がしきい値以上である場合には、抽出したCQIよりも受信品質が良好なCQIまたは抽出したCQIよりも受信品質が悪いCQIを報告CQIとして選択するので、精度の高いスケジューリングを行うことができるとともに、システムスループットが低下することを防ぐことができる。
また、本実施の形態2によれば、抽出したCQIと比較する上位しきい値及び下位しきい値を、CQIの確率密度分布の広がりに応じて可変にするので、CQI選択時の測定分散により実際の受信品質と異なる受信品質のCQIを選択してしまうことを防ぐことができる。
なお、本実施の形態2において、CQIの確率密度分布の広がり、CQIの確率密度分布の最大値または分散としきい値αとを比較して上位しきい値及び下位しきい値を設定することとしたが、これに限らず、CQIの確率密度分布が広がるほど、CQIの確率密度分布の最大値が小さくなるほど、または、分散が大きくなるほど、上位しきい値、下位しきい値を中央値から離して設定するようにしても良い。また、本実施の形態2において、抽出したCQIと上位しきい値及び抽出したCQIと下位しきい値を比較することとしたが、これに限らず、複数の上位しきい値及び複数の下位しきい値を設定して、抽出したCQIと比較するようにしても良い。また、本実施の形態1において、抽出されたCQIと上位しきい値及び下位しきい値との比較結果に応じて抽出されたCQIよりも1つだけ受信品質が良好なCQIまたは抽出されたCQIよりも1つだけ受信品質が悪いCQIを選択することとしたが、これに限らず、抽出されたCQIよりも2つ以上受信品質が良好な何れかのCQIまたは抽出されたCQIよりも2つ以上受信品質が悪い何れかのCQIを選択しても良い。
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3に係る通信端末装置700の構成を示すブロック図である。
図7は、本発明の実施の形態3に係る通信端末装置700の構成を示すブロック図である。
本実施の形態3に係る通信端末装置700は、図1に示す実施の形態1に係る通信端末装置100において、図7に示すように、仮CQI選択部108を除き、SNR決定部703を追加し、統計処理部109、しきい値決定部110及びCQI決定部111の代わりに統計処理部701、しきい値決定部702及びCQI決定部704を有する。なお、図7においては、図1と同一構成である部分には同一の符号を付してその説明は省略する。
統計処理部701は、SNR測定部107から入力したSNRを統計処理することによりSNRの確率密度分布を生成する。そして、統計処理部701は、生成した確率密度分布より、確率密度が最大となるSNRである中央値を算出して中央値情報としてSNR決定部703へ出力する。さらに、統計処理部701は、生成した確率密度分布より、確率密度が分布するSNRの範囲を求めて、求めた確率密度が分布する範囲情報をしきい値決定部702へ出力する。
しきい値決定部702は、統計処理部701から入力したSNRの確率密度の分布の範囲情報に基づいて、上位しきい値と下位しきい値とを決定する。即ち、しきい値決定部702は、SNRの確率密度分布の広がりがしきい値以上である場合は、SNRの確率密度分布の広がりがしきい値未満である場合に比べて、上位しきい値をSNRが大きくなる方向へ所定量移動して補正することを決定するとともに、下位しきい値をSNRが小さくなる方向へ所定量移動して補正することを決定する。そして、しきい値決定部702は、決定した上位しきい値情報と下位しきい値情報とをSNR決定部703へ出力する。ここで、上位しきい値は、SNRの確率密度分布における確率密度が最大のSNRである中央値よりもSNRが大きい方に設定されるものであり、下位しきい値は、SNRの確率密度分布における確率密度が最大のSNRである中央値よりもSNRが小さい方に設定されるものである。なお、しきい値設定方法については、後述する。
受信品質情報決定手段であるSNR決定部703は、SNR測定部107からSNRが入力する度に、統計処理部701から入力した中央値情報より、SNRが中央値よりも大きいかまたは中央値よりも小さいかを判定する。さらに、SNR決定部703は、しきい値決定部702から入力した上位しきい値情報及び下位しきい値情報より、SNRが上位しきい値以上であるかまたは上位しきい値未満であるかを判定するとともに、SNRが下位しきい値以下であるかまたは下位しきい値より大きいかを判定する。そして、SNR決定部703は、SNRが上位しきい値以上である場合には、実際に測定したSNRよりも所定量(例えば0.5dB)だけ受信品質が悪いSNRを選択してCQI決定部704へ出力する。一方、SNR決定部703は、SNRが下位しきい値以下である場合には、実際に測定したSNRよりも所定量(例えば0.5dB)だけ受信品質が良好なSNRを選択してCQI決定部704へ出力する。また、SNR決定部703は、SNRが上位しきい値未満でかつ下位しきい値よりも大きい場合、及びSNRが中央値と同じである場合には、実際に測定したSNRをCQI決定部704へ出力する。
受信品質情報決定手段であるCQI決定部704は、図19に示すようなSNRとCQIとが関係付けられたCQI選択用情報を保存する参照テーブルを有しており、SNR決定部703から入力したSNRを用いてCQIを選択する。そして、CQI決定部704は、選択したCQIを報告CQIとして送信フレーム作成部112へ出力する。
次に、通信端末装置700の動作について、図8を用いて説明する。図8は、通信端末装置700の動作を示すフロー図である。
最初に、SNR測定部107は、SNRを測定する(ステップST801)。
次に、統計処理部701は、SNRを用いて統計処理することによりSNRの確率密度分布を生成する(ステップST802)。
次に、統計処理部701は、生成したSNRの確率密度分布を用いて確率密度が最大となるSNRである中央値を算出する(ステップST803)。
次に、しきい値決定部702は、確率密度分布のSNRの幅(SNR幅)がしきい値α以上であるか否かを判定する(ステップST804)。
SNR幅がしきい値α以上である場合には、しきい値決定部702は、上位しきい値としてβを決定するとともに下位しきい値としてγを決定する(ステップST805)。
一方、ステップST804において、SNR幅がしきい値α以上でない場合には、しきい値決定部702は、上位しきい値としてδを決定するとともに下位しきい値としてεを決定する(ステップST806)。
確率密度分布に応じてしきい値を可変にて設定する他の方法として、SNRの確率密度分布の最大値を検出して、最大値がしきい値α1以上であるか否かを判定し、最大値がしきい値α1以上であれば、上位しきい値としてδ1を選択するとともに下位しきい値としてε1を選択し、最大値がしきい値α1以上でない場合には、上位しきい値としてβ1を選択するとともに下位しきい値としてγ1を選択する。また、確率密度分布に応じてしきい値を可変にて設定する他の方法として、確率密度分布に使用したSNRの値より分散を計算し、求めた分散がしきい値α2以上であるか否かを判定し、分散がしきい値α2以上であれば、上位しきい値としてβ2を選択するとともに下位しきい値としてγ2を選択し、分散がしきい値α2以上でない場合には、上位しきい値としてδ2を選択するとともに下位しきい値としてε2を選択する。
次に、SNR決定部703は、SNRが中央値よりも大きいか否かを判定する(ステップST807)。
SNRが中央値よりも大きい場合には、SNR決定部703は、SNRが上位しきい値βまたは上位しきい値δよりも大きいか否かを判定する(ステップST808)。
そして、SNRが上位しきい値βまたは上位しきい値δよりも大きい場合には、SNR決定部703は、測定したSNRよりもadBだけ受信品質が悪いSNRを選択する(ステップST809)。例えば、測定したSNRが2.5dBである場合には、SNR決定部703は、SNRが(2.5−a)dBである情報をCQI決定部704へ出力する。
ステップST808において、SNRが上位しきい値βまたは上位しきい値δよりも大きくない場合には、SNR決定部703は、測定したSNRの情報をそのままCQI決定部704へ出力する(ステップST810)。
一方、ステップST807において、測定したSNRが中央値よりも大きくない場合には、SNR決定部703は、測定したSNRが中央値よりも小さいか否かを判定する(ステップST811)。
測定したSNRが中央値よりも小さくない場合には、SNR決定部703は、測定したSNRの情報をそのままCQI決定部704へ出力する(ステップST810)。
測定したSNRが中央値よりも小さい場合には、SNR決定部703は、測定したSNRが下位しきい値γまたは下位しきい値εよりも大きいか否かを判定する(ステップST812)。
そして、測定したSNRが下位しきい値γまたは下位しきい値εよりも大きい場合には、SNR決定部703は、測定したSNRの情報をそのままCQI決定部704へ出力する(ステップST810)。
また、測定したSNRが下位しきい値γまたは下位しきい値εよりも大きくない場合には、SNR決定部703は、測定したSNRよりもadBだけ受信品質が良好なSNRを選択する(ステップST813)。例えば、測定したSNRが2.5dBの場合には、SNR決定部703は、SNRが(2.5+a)dBである情報をCQI決定部704へ出力する。
次に、CQI決定部704は、SNR決定部703にて決定してSNR決定部703から入力したSNRを用いて、CQI選択用情報を参照することによりCQIを選択して報告CQIを生成する(ステップST814)。
次に、通信端末装置700は、選択した報告CQIを基地局装置へ送信する(ステップST815)。なお、SNRの確率密度分布は、図4における横軸のCQIがSNRになる以外は図4と同一である。
このように、本実施の形態3によれば、SNRを用いて統計処理することによりSNRの確率密度分布を生成し、生成したSNRの確率密度分布の中央値とSNRとの差をしきい値と比較することにより、必要に応じてSNRを補正し、補正したSNRを用いてCQIを生成するので、基地局装置において精度の高いスケジューリングを行うことができるとともに、システムスループットが低下することを防ぐことができる。また、本実施の形態3によれば、SNRと比較する上位しきい値及び下位しきい値をSNRの確率密度分布の形状に応じて可変にするので、SNR測定時の測定分散により実際の受信品質と異なるSNRを用いてCQIを選択してしまうことを防ぐことができる。また、本実施の形態3によれば、SNRの確率密度分布を用いて測定したSNRを補正するので、CQIを補正する場合に比べて補正幅を小さくすることができることにより精度の良いSNRを用いてCQIを選択することができ、極めて精度良くCQIを選択することができる。
なお、本実施の形態3において、SNRの確率密度分布の広がり、SNRの確率密度分布の最大値または分散としきい値αとを比較して上位しきい値及び下位しきい値を設定することとしたが、これに限らず、CQIの確率密度分布が広がるほど、CQIの確率密度分布の最大値が小さくなるほど、または、分散が大きくなるほど、上位しきい値、下位しきい値を中央値から離して設定するようにしても良い。また、本実施の形態3において、SNRと上位しきい値及びSNRと下位しきい値を比較することとしたが、これに限らず、複数の上位しきい値及び複数の下位しきい値を設定して、SNRと比較するようにしても良い。
(実施の形態4)
図9は、本発明の実施の形態4に係る通信端末装置900の構成を示すブロック図である。
図9は、本発明の実施の形態4に係る通信端末装置900の構成を示すブロック図である。
本実施の形態4に係る通信端末装置900は、図1に示す実施の形態1に係る通信端末装置100において、図9に示すように、信号電力分散測定部901及び平均化長制御部903を追加し、CQI決定部111の代わりにCQI決定部902を有する。なお、図9においては、図1と同一構成である部分には同一の符号を付してその説明は省略する。
信号電力分散測定部901は、逆拡散部104から入力した逆拡散後の既知信号の電力測定区間を複数の区間に分割し、分割した各々の区間の平均電力を算出する。そして、信号電力分散測定部901は、算出した平均電力の分散を測定してCQI決定部902へ出力する。
CQI決定部902は、仮CQI選択部108から仮CQIが入力する度に、統計処理部109から入力した中央値情報より、仮CQIが中央値よりも大きいかまたは中央値よりも小さいかを判定する。さらに、CQI決定部902は、しきい値決定部110から入力した上位しきい値情報及び下位しきい値情報より、仮CQIが上位しきい値以上であるかまたは上位しきい値未満であるかを判定するとともに、仮CQIが下位しきい値以下であるかまたは下位しきい値より大きいかを判定する。そして、CQI決定部902は、仮CQIが中央値以上でかつ上位しきい値以上である場合には、仮CQIが中央値以上でかつ上位しきい値以上である情報を平均化長制御部903へ出力する。一方、CQI決定部902は、仮CQIが中央値より小さくてかつ下位しきい値以下である場合には、信号電力分散測定部901から入力した信号電力の分散情報より、信号電力の分散がしきい値以上であるか否かを判定し、信号電力の分散がしきい値以上である場合には、仮CQIよりも1つだけ受信品質が良好なCQIを報告CQIとして選択して送信フレーム作成部112へ出力し、信号電力の分散がしきい値未満である場合には、仮CQIを報告CQIとして送信フレーム作成部112へ出力する。また、CQI決定部902は、仮CQIが上位しきい値未満でかつ下位しきい値よりも大きい場合、及び仮CQIが中央値と同じである場合には、仮CQIを報告CQIとして送信フレーム作成部112へ出力する。
平均化長制御部903は、CQI決定部902から仮CQIが中央値以上でかつ上位しきい値以上である情報が入力した場合には、信号電力を平均化する区間の長さ(平均化時間)を長くするようにSNR測定部107を制御する。
次に、通信端末装置900の動作について、図10及び図11を用いて説明する。図10及び図11は、通信端末装置900の動作を示すフロー図である。
最初に、仮CQI選択部108は、仮CQIを生成する(ステップST1001)。
次に、統計処理部109は、仮CQIを用いて統計処理することによりCQIの確率密度分布を生成する(ステップST1002)。
次に、統計処理部109は、生成したCQIの確率密度分布を用いて確率密度が最大となるCQIである中央値を算出する(ステップST1003)。
次に、しきい値決定部110は、確率密度分布のCQIの幅(CQI幅)がしきい値α以上であるか否かを判定する(ステップST1004)。
CQI幅がしきい値α以上である場合には、しきい値決定部110は、上位しきい値としてβを決定するとともに下位しきい値としてγを決定する(ステップST1005)。
一方、ステップST1004において、確率密度分布のCQIの幅がしきい値α以上でない場合には、しきい値決定部110は、上位しきい値としてδを決定するとともに下位しきい値としてεを決定する(ステップST1006)。
確率密度分布に応じてしきい値を可変にて設定する他の方法として、CQIの確率密度分布の最大値を検出して、最大値がしきい値α1以上であるか否かを判定し、最大値がしきい値α1以上であれば、上位しきい値としてδ1を選択するとともに下位しきい値としてε1を選択し、最大値がしきい値α1以上でない場合には、上位しきい値としてβ1を選択するとともに下位しきい値としてγ1を選択する。また、確率密度分布に応じてしきい値を可変にて設定する他の方法として、確率密度分布に使用したSNRの値より分散を計算し、求めた分散がしきい値α2以上であるか否かを判定し、分散がしきい値α2以上であれば、上位しきい値としてβ2を選択するとともに下位しきい値としてγ2を選択し、分散がしきい値α2以上でない場合には、上位しきい値としてδ2を選択するとともに下位しきい値としてε2を選択する。
次に、CQI決定部902は、仮CQIが中央値よりも大きいか否かを判定する(ステップST1007)。
仮CQIが中央値よりも大きい場合には、CQI決定部902は、仮CQIが上位しきい値βまたは上位しきい値δよりも大きいか否かを判定する(ステップST1008)。
そして、仮CQIが上位しきい値βまたは上位しきい値δよりも大きい場合には、CQI決定部902は、仮CQIが上位しきい値βまたは上位しきい値δよりも大きい旨の情報を平均化長制御部903へ出力し、平均化長制御部903は、信号電力の平均化時間を長くする(ステップST1009)。
具体的には、平均化長制御部903は、図12に示すように、信号電力の測定区間が既知シンボル長と同じである場合において、t1〜t4の4つの均等な平均化時間毎に信号電力を測定している場合、CQI決定部902より仮CQIが上位しきい値βまたは上位しきい値δよりも大きい旨の情報が入力した際には、測定区間内においてt5(t5=t1+t2)、t6(t6=t3+t4)の2つの均等な平均化時間を設定することにより1回の信号電力の測定に要する同相平均化時間を長くする。これにより、SNR測定部107は、最初、平均化時間t1に含まれる信号を同相平均してから求めた信号電力S1と雑音電力N1、平均化時間t2にて同相平均してから求めた信号電力S2と雑音電力N2、平均化時間t3にて同相平均してから求めた信号電力S3と雑音電力N3及び平均化時間t4にて同相平均してから求めた信号電力S4と雑音電力N4をそれぞれ求めた後、信号電力、雑音電力を各々平均化して図12の測定区間のSNRを求めていたものを、平均化長制御部903の制御により、平均化時間t5にて同相平均してから求めた信号電力S5と雑音電力N5及び平均化時間t6にて同相平均してから求めた信号電力S6と雑音電力N6をそれぞれ求めてから、信号電力、雑音電力を各々平均化して測定区間のSNRを求めるように変更する。このように、SNR測定部107は、平均化長制御部903にて新たに設定された平均化時間t5、t6にて再度信号電力、雑音電力の算出を行い、この区間のSNR算出のための平均化を行う。
平均化長制御部903は、中央値と仮CQIとの差分に応じた平均化時間を設定することが可能である。中央値と仮CQIとの差分が大きい場合には、仮CQIを選択する際のSNRが大きいことを意味する。この場合には、信号電力の変動は緩やかであると予想されるため、平均化時間を長くして雑音成分を抑圧することで測定分散を抑えることができる。平均化長制御部903は、中央値と仮CQIとの差分と平均化時間とを関係付けた平均化時間設定用情報を保存した参照テーブルを保持して、中央値と仮CQIとの差分を用いて平均化時間を設定する等の任意の方法を適用することが可能である。
ステップST1008において、仮CQIが上位しきい値βまたは上位しきい値δよりも大きくない場合には、CQI決定部902は、仮CQIを報告CQIとして選択する(ステップST1010)。
一方、ステップST1007において、仮CQIが中央値よりも大きくない場合には、CQI決定部902は、仮CQIが中央値よりも小さいか否かを判定する(ステップST1011)。
仮CQIが中央値よりも小さくない場合には、CQI決定部902は、仮CQIを報告CQIとして選択する(ステップST1010)。
仮CQIが中央値よりも小さい場合には、CQI決定部902は、仮CQIが下位しきい値γまたは下位しきい値εよりも大きいか否かを判定する(ステップST1012)。
そして、仮CQIが下位しきい値γまたは下位しきい値εよりも大きい場合には、CQI決定部902は、仮CQIを報告CQIとして選択する(ステップST1010)。
また、仮CQIが下位しきい値γまたは下位しきい値εよりも大きくない場合には、CQI決定部902は、信号電力の分散がしきい値θ以上であるか否かを判定する(ステップST1013)。信号電力分散測定部901は、図13に示すように、測定区間における各平均化時間t1〜t4の信号電力S1〜S4を用いて正規化した後、信号電力の分散を算出する。
信号電力の分散がしきい値θ以上でない場合には、CQI決定部902は、仮CQIを報告CQIとして選択する(ステップST1010)。
信号電力の分散がしきい値θ以上である場合には、CQI決定部902は、仮CQIよりも1つだけ受信品質が良好なCQIを選択して報告CQIとする(ステップST1014)。例えば、仮CQIが図19に示すレベル25の場合には、CQI決定部111は、レベル26のCQIを報告CQIとして選択する。
次に、通信端末装置900は、選択した報告CQIを基地局装置へ送信する(ステップST1015)。そして、基地局装置は、CQIを用いてスケジューリング及び適応変調等を行う。
このように、本実施の形態4によれば、上記実施の形態1の効果に加えて、平均化時間を長くすることにより、雑音成分を抑圧することができるので測定分散を抑えることができる。また、本実施の形態4によれば、仮CQIが中央値に比べて大きい場合には、仮CQIが高めに選択されている可能性が高いことから、平均化時間を長くすることにより測定分散を抑制することができるとともに、測定分散を抑制した後のSNRを用いてCQIを選択し直すことができるので、高めに報告されていたCQIを適切なCQIに補正することができる。
なお、本実施の形態4において、CQIの確率密度分布の広がり、CQIの確率密度分布の最大値または分散としきい値αとを比較して上位しきい値及び下位しきい値を設定することとしたが、これに限らず、CQIの確率密度分布が広がるほど、CQIの確率密度分布の最大値が小さくなるほど、または、分散が大きくなるほど、上位しきい値、下位しきい値を中央値から離して設定するようにしても良い。また、本実施の形態4において、仮CQIと上位しきい値及び仮CQIと下位しきい値を比較することとしたが、これに限らず、複数の上位しきい値及び複数の下位しきい値を設定して、仮CQIと比較するようにしても良い。また、本実施の形態4において、仮CQIと上位しきい値及び下位しきい値との比較結果に応じて仮CQIよりも1つだけ受信品質が良好なCQIまたは仮CQI1つだけ受信品質が悪いCQIを選択することとしたが、これに限らず、仮CQIよりも2つ以上受信品質が良好な何れかのCQIまたは仮CQIよりも2つ以上受信品質が悪い何れかのCQIを選択しても良い。
(実施の形態5)
図14は、本発明の実施の形態5に係る通信端末装置1400の構成を示すブロック図である。
図14は、本発明の実施の形態5に係る通信端末装置1400の構成を示すブロック図である。
本実施の形態5に係る通信端末装置1400は、図1に示す実施の形態1に係る通信端末装置100において、図14に示すように、しきい値決定部110を除くものである。なお、図14においては、図1と同一構成である部分には同一の符号を付してその説明は省略する。
統計処理部109は、仮CQI選択部108から入力する仮CQIを用いて、各受信品質についての仮CQIの生成頻度を求め、求めた仮CQIの生成頻度を頻度情報としてCQI決定部111へ出力する。
CQI決定部111は、仮CQI選択部108から入力した仮CQIの受信品質の1レベル上及び1レベル下の受信品質を示す2つのCQIを選択し、統計処理部109から入力した頻度情報より、選択した2つのCQIの頻度差を求める。そして、CQI決定部111は、求めた頻度差が上位しきい値以上であるかまたは上位しきい値未満であるかを判定するとともに、求めた頻度差が下位しきい値以下であるかまたは下位しきい値より大きいかを判定する。そして、CQI決定部111は、頻度差が上位しきい値以上であれば、仮CQIは高いものが選ばれている可能性が高いと見なして低めのCQIを選択するとともに、選択したCQIを報告CQIとして送信フレーム作成部112へ出力する。一方、CQI決定部111は、頻度差が下位しきい値以下であれば、仮CQIは低いものが選ばれている可能性が高いと見なして高めのCQIを選択するとともに、選択したCQIを報告CQIとして送信フレーム作成部112へ出力する。また、CQI決定部111は、頻度差が上位しきい値より小さくてかつ下位しきい値より大きい場合には、仮CQIをそのまま選択して送信フレーム作成部112へ出力する。
次に、通信端末装置1400の動作について、図15を用いて説明する。図15は、通信端末装置1400の動作を示すフロー図である。
最初に、仮CQI選択部108は、仮CQIを生成する(ステップST1501)。
次に、統計処理部109は、図16に示すような仮CQIの頻度情報を生成する(ステップST1502)。頻度情報は、仮CQIと仮CQIの生成頻度とを関係付けた情報である。
次に、統計処理部109は、仮CQIの受信品質の前後の受信品質を示す2つの仮CQIを選択する(ステップST1503)。即ち、図16より、統計処理部109は、仮CQI=10である場合には、仮CQIの受信品質の前後の受信品質を示す2つの仮CQIとして仮CQI=9及び仮CQI=11を選択する。
次に、CQI決定部111は、仮CQIの頻度差が上位しきい値α以上であるか否かを判定する(ステップST1504)。即ち、仮CQI=9の頻度と仮CQI=11の頻度とを減算することにより頻度差を求める。
仮CQIの頻度差が上位しきい値α以上である場合には、CQI決定部111は、仮CQIよりも1つだけ受信品質が悪いCQIを選択して報告CQIとする(ステップST1505)。例えば、図16より、仮CQI=10の場合には、CQI決定部111は、仮CQI=9を報告CQIとして選択する。
仮CQIの頻度差が上位しきい値α以上でない場合には、CQI決定部111は、仮CQIの頻度差が下位しきい値β以下であるか否かを判定する(ステップST1506)。
仮CQIの頻度差が下位しきい値以下でない場合には、CQI決定部111は、仮CQIをそのまま報告CQIとして選択する(ステップST1507)。
一方、仮CQIの頻度差が下位しきい値以下である場合には、CQI決定部111は、仮CQIよりも1つだけ受信品質が良いCQIを選択して報告CQIとする(ステップST1508)。例えば、図16より、仮CQI=10の場合には、CQI決定部111は、仮CQI=11を報告CQIとして選択する。
次に、通信端末装置1400は、報告CQIを基地局装置へ送信する(ステップST1509)。そして、基地局装置は、CQIを用いてスケジューリング及び適応変調等を行う。
このように、本実施の形態5によれば、通信端末装置において、仮CQIを用いて統計処理することにより仮CQIの頻度情報を生成し、生成したCQIの頻度情報を用いて仮CQIの1レベル上の受信品質のCQI及び1レベル下の受信品質のCQIを選択し、選択した2つのCQIの頻度差を算出し、算出した頻度差としきい値との比較結果に応じて、仮CQIよりも受信品質が良好なCQIまたは仮CQIよりも受信品質が悪いCQIを報告CQIとして選択するので、基地局装置において精度の高いスケジューリングを行うことができるとともに、システムスループットが低下することを防ぐことができる。
なお、本実施の形態5において、選択したCQIの頻度差に応じて仮CQIよりも1つだけ受信品質が良好なCQIまたは仮CQIよりも1つだけ受信品質が悪いCQIを選択することとしたが、これに限らず、仮CQIよりも2つ以上受信品質が良好な何れかのCQIまたは仮CQIよりも2つ以上受信品質が悪い何れかのCQIを選択しても良い。
(実施の形態6)
図17は、本発明の実施の形態6に係る基地局装置1700の構成を示すブロック図である。
図17は、本発明の実施の形態6に係る基地局装置1700の構成を示すブロック図である。
本実施の形態6に係る基地局装置1700は、図5に示す実施の形態2に係る基地局装置500において、図17に示すように、しきい値決定部508を除くものである。なお、図17においては、図5と同一構成である部分には同一の符号を付してその説明は省略する。
統計処理部507は、復号部506から入力した復号化された受信信号よりCQIを抽出し、抽出したCQIを用いて各受信品質についてのCQIの報告頻度を求め、求めたCQIの報告頻度を頻度情報として無線品質推定部509へ出力する。
無線品質推定部509は、復号部506から入力した復号化された受信信号よりCQIを抽出し、抽出したCQIの受信品質の1レベル上及び1レベル下の受信品質を示す2つのCQIを選択し、統計処理部507から入力した頻度情報より、選択した2つのCQIの頻度差(低CQI頻度-高CQI頻度)を求める。そして、無線品質推定部509は、求めた頻度差が上位しきい値以上であるかまたは上位しきい値未満であるかを判定するとともに、求めた頻度差が下位しきい値以下であるかまたは下位しきい値より大きいかを判定する。そして、無線品質推定部509は、頻度差が上位しきい値以上であれば、報告されたCQIは高いものが選ばれている可能性が高いと見なして低めのCQIを選択するとともに、選択したCQIをスケジューラ部510へ出力する。一方、無線品質推定部509は、頻度差が下位しきい値以下であれば、報告されたCQIは低いものが選ばれている可能性が高いと見なして高めのCQIを選択するとともに、選択したCQIをスケジューラ部510へ出力する。また、無線品質推定部509は、頻度差が上位しきい値より小さくてかつ下位しきい値より大きい場合には、報告されたCQIをそのまま選択してスケジューラ部510へ出力する。
次に、基地局装置1700の動作について、図18を用いて説明する。図18は、基地局装置1700の動作を示すフロー図である。
最初に、統計処理部507は、受信信号よりCQIを抽出する(ステップST1801)。
次に、統計処理部507は、抽出したCQIの頻度情報を生成する(ステップST1802)。なお、頻度情報は、図16の横軸の仮CQIが抽出したCQIになる以外は図16と同一である。
次に、統計処理部507は、抽出したCQIの受信品質の前後の受信品質を示す2つのCQIを選択する(ステップST1803)。
次に、無線品質推定部509は、選択した2つのCQIの頻度差(低CQI頻度-高CQI頻度)が上位しきい値α以上であるか否かを判定する(ステップST1804)。
抽出したCQIの頻度差が上位しきい値α以上である場合には、無線品質推定部509は、抽出したCQIよりも1つだけ受信品質が悪いCQIを選択して報告CQIとする(ステップST1805)。
抽出したCQIの頻度差が上位しきい値α以上でない場合には、無線品質推定部509は、抽出したCQIの頻度差が下位しきい値β以下であるか否かを判定する(ステップST1806)。
抽出したCQIの頻度差が下位しきい値以下でない場合には、無線品質推定部509は、抽出したCQIをそのまま報告CQIとして選択する(ステップST1807)。
一方、抽出したCQIの頻度差が下位しきい値以下である場合には、無線品質推定部509は、抽出したCQIよりも1つだけ受信品質が良いCQIを選択して報告CQIとする(ステップST1808)。
次に、スケジューラ部510は、報告CQIを用いてスケジューリングを行う(ステップST1809)。
このように、本実施の形態6によれば、基地局装置において、受信信号より抽出したCQIを用いて統計処理することによりCQIの頻度情報を生成し、生成したCQIの頻度情報を用いて仮CQIの直前及び直後の受信品質のCQIを選択し、選択した2つのCQIの頻度差を算出し、算出した頻度差としきい値との比較結果に応じて、仮CQIよりも受信品質が良好なCQIまたは仮CQIよりも受信品質が悪いCQIを報告CQIとして選択するので、精度の高いスケジューリングを行うことができるとともに、システムスループットが低下することを防ぐことができる。
なお、本実施の形態6において、選択したCQIの頻度差に応じて抽出されたCQIよりも1つだけ受信品質が良好なCQIまたは抽出されたCQIよりも1つだけ受信品質が悪いCQIを選択することとしたが、これに限らず、抽出されたCQIよりも2つ以上受信品質が良好な何れかのCQIまたは抽出されたCQIよりも2つ以上受信品質が悪い何れかのCQIを選択しても良い。
本発明にかかる通信端末装置及び基地局装置は、統計処理を用いて補正された受信品質情報を報告することにより、精度の高いスケジューリングを行うことができるとともに、システムスループットが低下することを防ぐ効果を有し、受信品質を判定するのに有用である。
100 通信端末装置
107 SNR測定部
108 仮CQI選択部
109 統計処理部
110 しきい値決定部
111 CQI決定部
107 SNR測定部
108 仮CQI選択部
109 統計処理部
110 しきい値決定部
111 CQI決定部
Claims (14)
- 受信信号より受信品質を示す受信品質表示値を求める受信品質情報取得手段と、
前記受信品質表示値の確率密度分布における確率密度が最大となる前記受信品質表示値である中央値を求める統計処理手段と、
前記中央値と前記受信品質情報取得手段にて求められた前記受信品質表示値との差に基づいて前記受信品質情報取得手段にて求められた前記受信品質表示値を補正して受信品質情報とする受信品質情報決定手段と、
前記受信品質情報決定手段にて補正された前記受信品質情報を送信する送信手段と、
を具備することを特徴とする通信端末装置。 - 前記受信品質情報取得手段は、受信信号より測定された受信品質を示す測定値が第1しきい値以上の場合と前記測定値が前記第1しきい値未満の場合とで異なる受信品質を示す暫定受信品質情報を前記受信品質表示値として求め、前記統計処理手段は、前記暫定受信品質情報より確率密度分布を求め、前記受信品質情報決定手段は、前記中央値と前記受信品質情報生成手段にて生成された前記暫定受信品質情報との差に基づいて前記受信品質情報取得手段にて求められた前記暫定受信品質情報を補正して前記受信品質情報とすることを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
- 前記受信品質情報取得手段は、受信信号より受信品質を示す測定値を前記受信品質表示値として求め、前記統計処理手段は、前記測定値より確率密度分布を求め、前記受信品質情報決定手段は、前記中央値と前記測定値との差に基づいて前記受信品質情報取得手段にて求められた前記測定値を補正するとともに、補正された前記測定値が第1しきい値以上の場合と補正された前記測定値が前記第1しきい値未満の場合とで異なる受信品質を示す前記受信品質情報とすることを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
- 前記受信品質表示値が前記中央値より大きくてかつ前記中央値と前記受信品質表示値との差が第2しきい値以上の場合には、前記受信品質表示値が前記中央値より大きくてかつ前記中央値と前記受信品質表示値との差が前記第2しきい値未満の場合に比べて、受信信号の電力及び雑音電力を測定する平均化時間を長くする平均化長制御手段を具備し、前記受信品質情報取得手段は、所定の測定区間内の前記平均化時間毎に測定した信号電力と雑音電力を平均することにより前記測定値を求めることを特徴とする請求項2または請求項3記載の通信端末装置。
- 前記受信品質情報決定手段は、前記受信品質表示値が前記中央値よりも大きい場合でかつ前記中央値と前記受信品質表示値との差が第3しきい値以上の場合に、前記受信品質情報取得手段にて求められた前記受信品質表示値よりも受信品質が悪い受信品質表示値に補正して前記受信品質情報とすることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の通信端末装置。
- 前記受信品質情報決定手段は、前記受信品質表示値が前記中央値よりも小さい場合でかつ前記中央値と前記受信品質表示値との差が第4しきい値以上の場合に、前記受信品質情報取得手段にて求められた前記受信品質表示値よりも受信品質が良好な受信品質表示値に補正して前記受信品質情報とすることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の通信端末装置。
- 受信信号より信号電力の分散を求める信号電力分散測定手段を具備し、前記受信品質情報決定手段は、前記受信品質表示値が前記中央値より小さくてかつ前記中央値と前記受信品質表示値との差が第5しきい値よりも大きいとともに、前記信号電力分散測定手段にて測定された信号電力の分散が第6しきい値以上の場合に、前記受信品質情報取得手段にて求められた前記受信品質表示値よりも受信品質が良好な受信品質表示値に補正して前記受信品質情報とすることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の通信端末装置。
- 受信信号より受信品質を測定する受信品質情報取得手段と、
前記受信品質情報取得手段にて測定された受信品質を示す測定値が第1しきい値以上の場合と前記測定値が前記第1しきい値未満の場合とで異なる受信品質を示す暫定受信品質情報を生成する受信品質情報生成手段と、
前記受信品質情報生成手段にて同一の受信品質を示す前記暫定受信品質情報が生成される頻度を前記第1しきい値にて区切られた区間毎に求める統計処理手段と、
前記受信品質情報生成手段により生成された前記暫定受信品質情報と異なる受信品質を示すとともに前記暫定受信品質情報の受信品質に近いものから順に選択した2つの選択受信品質情報間の前記頻度の差に基づいて、前記受信品質情報生成手段にて生成された前記暫定受信品質情報を補正して受信品質情報とする受信品質決定手段と、
前記受信品質情報決定手段にて補正された前記受信品質情報を送信する送信手段と、
を具備することを特徴とする通信端末装置。 - 受信信号より抽出した受信品質表示値の確率密度分布における確率密度が最大となる前記受信品質表示値である中央値を求める統計処理手段と、
前記中央値と前記受信品質表示値との差に基づいて前記受信品質表示値を補正して受信品質情報とする受信品質情報決定手段と、
前記受信品質情報決定手段にて補正された前記受信品質情報より所定数の通信相手を選択してパケットデータを割り当てるスケジューリング手段と、
を具備することを特徴とする基地局装置。 - 前記受信品質情報決定手段は、前記受信品質表示値が前記中央値よりも大きい場合でかつ前記中央値と前記受信品質表示値との差が第2しきい値以上の場合に、前記受信品質情報取得手段にて求められた前記受信品質表示値よりも受信品質が悪い受信品質表示値に補正して前記受信品質情報とすることを特徴とする請求項9記載の基地局装置。
- 前記受信品質情報決定手段は、前記受信品質表示値が前記中央値よりも小さい場合でかつ前記中央値と前記受信品質表示値との差が第3しきい値以上の場合に、前記受信品質情報取得手段にて求められた前記受信品質表示値よりも受信品質が良好な受信品質表示値に補正して前記受信品質情報とすることを特徴とする請求項9または請求項10記載の基地局装置。
- 同一の受信品質を示す暫定受信品質情報が受信信号より抽出される頻度を受信品質毎に求める統計処理手段と、
前記暫定受信品質情報と異なる受信品質を示すとともに前記暫定受信品質情報の受信品質に近いものから順に選択した2つの選択受信品質情報間の前記頻度の差に基づいて、前記暫定受信品質情報を補正して受信品質情報とする受信品質情報決定手段と、
前記受信品質情報決定手段にて補正された前記受信品質情報より所定数の通信相手を選択してパケットデータを割り当てるスケジューリング手段と、
を具備することを特徴とする基地局装置。 - 受信信号より受信品質を示す受信品質表示値を求めるステップと、
前記受信品質表示値の確率密度分布における確率密度が最大となる前記受信品質表示値である中央値を求めるステップと、
前記中央値と測定された前記受信品質表示値との差に基づいて当該受信品質表示値を補正して受信品質情報とするステップと、
を具備することを特徴とする受信品質補正方法。 - 受信信号より受信品質を測定するステップと、
測定された受信品質を示す測定値がしきい値以上の場合と前記測定値が前記しきい値未満の場合とで異なる受信品質を示す暫定受信品質情報を生成するステップと、
同一の受信品質を示す前記暫定受信品質情報が生成される頻度を前記しきい値にて区切られた区間毎に求めるステップと、
生成された前記暫定受信品質情報と異なる受信品質を示すとともに前記暫定受信品質情報の受信品質に近いものから順に選択した2つの選択受信品質情報間の前記頻度の差に基づいて、当該暫定受信品質情報を補正して受信品質情報とするステップと、
を具備することを特徴とする受信品質補正方法。
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