JP2005057452A - プログラマブル論理回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高い面積効率を有し、大規模な論理回路を高速に実現可能である低価格のプログラマブル論理回路を提供すること。
【解決手段】 プロセッサセレメント101は、所定の論理演算処理を行ってデータを生成するロジックセル300と、第2の設定情報に基づいて前記論理演算手段からの前記データの整列と複製と反転処理を行ってデータを生成するクロスコネクトスイッチ301と、選択ユニット302と、を有している。複数の単位論理回路の各々は、メモリ装置102から順次に読み出す前記第1及び第2の設定情報に基づいてロジックセル300とクロスコネクトスイッチ301の一部又は全ての機能を順次に変更して所定の順序回路の動作を行う。選択ユニット302は、クロスコネクトスイッチ301からのデータを保持し保持されたデータのいずれかを第3の設定情報に基づいて選択して出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プログラムすることにより所定の論理演算の機能を実現できるプログラマブル論理回路に関するものであり、特に、動的に内部構成を変化させながら処理を行うダイナミックプログラマブル論理回路に関するものである。
従来のプログラマブル論理回路として、特許文献1に記載のものがある。この従来のプログラマブル論理回路は、動的相互接続アレーとラッチ回路とダイナミックロジックコアを用いて、具現化すべき回路を段階的に実行する動的再構成可能なフィールドプログラマブルロジックデバイスである。前記従来のプログラマブル論理回路においては、大規模な論理回路を実現する場合に、複数の前記プログラマブル論理回路を直列に接続して、各レベルの論理処理を順番に実行するようにしている。
この場合に、前記従来のプログラマブル論理回路においては、回路レベルを示す回路レベルカウンタと内部レベルを示す内部カウンタを用いて、第1のチップの内部レベルが規定のレベルまで達すると、次のチップを動作させるように制御している。すなわち、前記従来のプログラマブル論理回路においては、チップ単位に回路レベルを分割して具現化している。
特表平8−510885号公報
しかしながら、従来のプログラマブル論理回路においては、より大規模な論理回路を実現しようとすると、処理並列度を1チップに収まる程度に抑える必要があるため、処理時間が増加するという問題がある。また、従来のプログラマブル論理回路においては、処理時間を短縮するため、単一のチップに含まれるダイナミックロジックモジュールの個数を増加させることで処理並列度を高めると、これに比例して動的相互接続アレーの接続点が増加し必要となる設定情報が増大するため、実装回路面積が増大してしまうという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、高い面積効率を有し、大規模な論理回路を高速に実現可能である低価格のプログラマブル論理回路を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、並列に接続されている複数の単位論理回路と、外部から受け取る入力信号を前記複数の単位論理回路に供給する入力信号制御手段と、前記複数の単位論理回路の出力信号を外部に供給する出力信号制御手段と、を具備し、前記複数の単位論理回路の各々は、第1の設定情報に基づいて機能の変更が可能であって前記入力信号に所定の論理演算処理を行ってデータを生成する論理演算手段と、第2の設定情報に基づいて前記論理演算手段からの前記データの整列と複製と反転処理を行ってデータを生成するデータ処理手段と、前記データ処理手段からの複数の前記データを一時的に記憶し記憶された複数の前記データを第3の設定情報に基づいて選択して前記出力信号として前記出力信号制御手段に与える選択手段と、前記第1乃至第3の設定情報を記憶する記憶手段と、を具備し、前記複数の単位論理回路の各々は、前記記憶手段から順次に読み出す前記第1及び第2の設定情報に基づいて前記論理演算手段と前記データ処理手段の一部又は全ての機能を順次に変更して所定の順序回路の動作を行う構成を採る。
この構成によれば、複数の単位論理回路の各々が、記憶手段から順次に読み出す第1及び第2の設定情報に基づいて論理演算手段とデータ処理手段の一部又は全ての機能を順次に変更して所定の順序回路の動作を行い、かつ、前記データ処理手段からの複数の前記データを一時的に記憶し記憶された複数の前記データを選択手段が第3の設定情報に基づいて選択して出力するため、高い面積効率を有し、大規模な論理回路を高速に実現可能である低価格のプログラマブル論理回路を提供することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記論理演算手段が、前記第1の設定情報に基づいて機能の変更が可能であって前記入力信号に所定の論理演算処理を行って前記データを生成するロジックセルを具備する構成を採る。
この構成によれば、複数の単位論理回路の各々が、記憶手段から順次に読み出す第1及び第2の設定情報に基づいて論理演算手段とデータ処理手段の一部又は全ての機能を順次に変更して所定の順序回路の動作を行い、かつ、前記データ処理手段からの複数の前記データを一時的に記憶し記憶された複数の前記データを選択手段が第3の設定情報に基づいて選択して出力するため、高い面積効率を有し、大規模な論理回路を高速に実現可能である低価格のプログラマブル論理回路を提供することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記データ処理手段が、前記第2の設定情報に基づいて前記論理演算手段からの前記データの整列と複製と反転処理を行って前記データを生成するクロスコネクトスイッチを具備する構成を採る。
この構成によれば、複数の単位論理回路の各々が、記憶手段から順次に読み出す第1及び第2の設定情報に基づいて論理演算手段とデータ処理手段の一部又は全ての機能を順次に変更して所定の順序回路の動作を行い、かつ、前記データ処理手段からの複数の前記データを一時的に記憶し記憶された複数の前記データを選択手段が第3の設定情報に基づいて選択して出力するため、高い面積効率を有し、大規模な論理回路を高速に実現可能である低価格のプログラマブル論理回路を提供することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明において、前記選択手段が、前記データ処理手段からの前記データを一時的に記憶する2つの一時記憶回路と、前記2つの一時記憶回路に記憶された前記データを前記第3の設定情報に基づいて選択して前記出力信号として前記出力信号制御手段に与える選択回路と、を具備する構成を採る。
この構成によれば、複数の単位論理回路の各々が、記憶手段から順次に読み出す第1及び第2の設定情報に基づいて論理演算手段とデータ処理手段の一部又は全ての機能を順次に変更して所定の順序回路の動作を行い、かつ、前記データ処理手段からの複数の前記データを一時的に記憶し記憶された複数の前記データを選択手段が第3の設定情報に基づいて選択して出力するため、高い面積効率を有し、大規模な論理回路を高速に実現可能である低価格のプログラマブル論理回路を提供することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の発明において、前記選択手段が、前記データ処理手段からの前記データを一時的に記憶する2つの一時記憶回路と、前記2つの一時記憶回路に対する前記データの入力を制御するデータ入力制御手段と、前記2つの一時記憶回路に記憶された前記データを前記第3の設定情報に基づいて選択して前記出力信号として前記出力信号制御手段に与える選択回路と、を具備する構成を採る。
この構成によれば、複数の単位論理回路の各々が、記憶手段から順次に読み出す第1及び第2の設定情報に基づいて論理演算手段とデータ処理手段の一部又は全ての機能を順次に変更して所定の順序回路の動作を行い、かつ、前記データ処理手段からの複数の前記データを一時的に記憶し記憶された複数の前記データを選択手段が第3の設定情報に基づいて選択して出力するため、高い面積効率を有し、大規模な論理回路を高速に実現可能である低価格のプログラマブル論理回路を提供することができる。
請求項6に記載の発明は、並列に接続されている複数の単位論理回路と、前記複数の単位論理回路における一の前記単位論理回路と当該一の前記単位論理回路に対して物理的配置上で隣接する他の前記単位論理回路とを接続する接続手段と、外部から受け取る入力信号を前記複数の単位論理回路に供給する入力信号制御手段と、前記複数の単位論理回路の出力信号を外部に供給する出力信号制御手段と、を具備し、前記複数の単位論理回路の各々は、第1の設定情報に基づいて機能の変更が可能であって前記入力信号又は隣接の前記他の単位論理回路からのデータに所定の論理演算処理を行ってデータを生成する論理演算手段と、第2の設定情報に基づいて前記論理演算手段からの前記データの整列と複製と反転処理を行ってデータを生成して前記出力信号として前記出力信号制御手段に与えるデータ処理手段と、前記データ処理手段からの複数の前記データを一時的に記憶し記憶された複数の前記データを第3の設定情報に基づいて選択して前記出力信号として前記出力信号制御手段に与える選択手段と、前記第1乃至第3の設定情報を記憶する記憶手段と、を具備し、前記複数の単位論理回路の各々は、前記記憶手段から順次に読み出す前記第1及び第2の設定情報に基づいて前記論理演算手段と前記データ処理手段の一部又は全ての機能を順次に変更して所定の順序回路の動作を行う構成を採る。
この構成によれば、複数の単位論理回路の各々が、記憶手段から順次に読み出す第1及び第2の設定情報に基づいて論理演算手段とデータ処理手段の一部又は全ての機能を順次に変更して所定の順序回路の動作を行い、かつ、前記データ処理手段からの複数の前記データを一時的に記憶し記憶された複数の前記データを選択手段が第3の設定情報に基づいて選択して出力するため、高い面積効率を有し、大規模な論理回路を高速に実現可能である低価格のプログラマブル論理回路を提供することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記論理演算手段が、前記第1の設定情報に基づいて機能の変更が可能であって前記入力信号又は隣接の前記他の単位論理回路からの前記データに所定の論理演算処理を行って前記データを生成するロジックセルを具備する構成を採る。
この構成によれば、複数の単位論理回路の各々が、記憶手段から順次に読み出す第1及び第2の設定情報に基づいて論理演算手段とデータ処理手段の一部又は全ての機能を順次に変更して所定の順序回路の動作を行い、かつ、前記データ処理手段からの複数の前記データを一時的に記憶し記憶された複数の前記データを選択手段が第3の設定情報に基づいて選択して出力するため、高い面積効率を有し、大規模な論理回路を高速に実現可能である低価格のプログラマブル論理回路を提供することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項6又は請求項7に記載の発明において、前記データ処理手段が、前記第2の設定情報に基づいて前記論理演算手段からの前記データの整列と複製と反転処理を行って前記データを生成するクロスコネクトスイッチを具備する構成を採る。
この構成によれば、複数の単位論理回路の各々が、記憶手段から順次に読み出す第1及び第2の設定情報に基づいて論理演算手段とデータ処理手段の一部又は全ての機能を順次に変更して所定の順序回路の動作を行い、かつ、前記データ処理手段からの複数の前記データを一時的に記憶し記憶された複数の前記データを選択手段が第3の設定情報に基づいて選択して出力するため、高い面積効率を有し、大規模な論理回路を高速に実現可能である低価格のプログラマブル論理回路を提供することができる。
請求項9に記載の発明は、請求項6から請求項8のいずれかに記載の発明において、前記選択手段が、前記データ処理手段からの前記データを一時的に記憶する2つの一時記憶回路と、前記2つの一時記憶回路に記憶された前記データを前記第3の設定情報に基づいて選択して前記出力信号として前記出力信号制御手段に与える選択回路と、を具備する構成を採る。
この構成によれば、複数の単位論理回路の各々が、記憶手段から順次に読み出す第1及び第2の設定情報に基づいて論理演算手段とデータ処理手段の一部又は全ての機能を順次に変更して所定の順序回路の動作を行い、かつ、前記データ処理手段からの複数の前記データを一時的に記憶し記憶された複数の前記データを選択手段が第3の設定情報に基づいて選択して出力するため、高い面積効率を有し、大規模な論理回路を高速に実現可能である低価格のプログラマブル論理回路を提供することができる。
請求項10に記載の発明は、請求項6から請求項9のいずれかに記載の発明において、前記選択手段が、前記データ処理手段からの前記データを一時的に記憶する2つの一時記憶回路と、前記2つの一時記憶回路に対する前記データの入力を制御するデータ入力制御手段と、前記2つの一時記憶回路に記憶された前記データを前記第3の設定情報に基づいて選択して前記出力信号として前記出力信号制御手段に与える選択回路と、を具備する構成を採る。
この構成によれば、複数の単位論理回路の各々が、記憶手段から順次に読み出す第1及び第2の設定情報に基づいて論理演算手段とデータ処理手段の一部又は全ての機能を順次に変更して所定の順序回路の動作を行い、かつ、前記データ処理手段からの複数の前記データを一時的に記憶し記憶された複数の前記データを選択手段が第3の設定情報に基づいて選択して出力するため、高い面積効率を有し、大規模な論理回路を高速に実現可能である低価格のプログラマブル論理回路を提供することができる。
以上説明したように、本発明によれば、複数の単位論理回路の各々が、記憶手段から順次に読み出す第1及び第2の設定情報に基づいて論理演算手段とデータ処理手段の一部又は全ての機能を順次に変更して所定の順序回路の動作を行い、かつ、前記データ処理手段からの複数の前記データを一時的に記憶し記憶された複数の前記データを選択手段が第3の設定情報に基づいて選択して出力するため、高い面積効率を有し、大規模な論理回路を高速に実現可能である低価格のプログラマブル論理回路を提供することができる。
本発明の骨子は、複数の単位論理回路の各々が、記憶手段から順次に読み出す第1及び第2の設定情報に基づいて論理演算手段とデータ処理手段の一部又は全ての機能を順次に変更して所定の順序回路の動作を行い、かつ、前記データ処理手段からの複数の前記データを一時的に記憶し記憶された複数の前記データを選択手段が第3の設定情報に基づいて選択して出力することである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るプログラマブル論理回路の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本発明の実施の形態1に係るプログラマブル論理回路100は、複数のプロセッサエレメント101、複数のメモリ装置102、入出力制御部103、制御バス104、入力バス105及び出力バス106を具備している。プログラマブル論理回路100には、クロック生成回路107及びユーザー回路108が接続されている。
複数のプロセッサエレメント101と複数のメモリ装置102とは、1対1で接続されている。1対1で接続されているプロセッサエレメント101とメモリ装置102とは、単位論理回路を構成している。複数の単位論理回路は、並列に接続されている。
複数のプロセッサエレメント101の各々は、1次元的に1列状に配置されており、物理配置上で隣接する2つの他のプロセッサエレメント101と接続線101aで接続されている。すなわち、複数の単位論理回路は、1次元的に1列状に配置されており、複数の単位論理回路における一の前記単位論理回路と当該一の前記単位論理回路に対して物理的配置上で隣接する他の前記単位論理回路とは、接続線101aで接続されている。
プロセッサエレメント101は、接続線を用いて隣接する2つの他のプロセッサエレメント101との間でデータの受け渡しを行う。
入出力制御部103は、外部とのインターフェース回路となっており、ユーザー回路108と接続されている。制御バス104は、入出力制御部103及びプロセッサエレメント101と接続されている。制御バス104は、初期化及び起動等の制御信号を入出力制御部103から受け取り、各プロセッサエレメント101に転送する。入力バス105は、入出力制御部103及びプロセッサエレメント101と接続されている。入力バス105は、論理演算に用いるデータを入出力制御部103から受け取り、各プロセッサエレメント101に転送する。
出力バス106は、入出力制御部103及びプロセッサエレメント101と接続されている。出力バス106は、演算結果のデータをプロセッサエレメント101から受け取り、入出力制御部103に転送する。クロック生成回路107は、内部クロック信号109及びユーザークロック信号110を生成する。ユーザークロック信号110は、ユーザー回路108及び入出力制御部103で使用される。内部クロック信号109は、ユーザークロック信号110の逓倍の周波数となっており、プログラマブル論理回路100の内部で使用される。
次に、本プログラマブル論理回路100の機能に関して、図面を参照して説明する。
図1において、プログラマブル論理回路100が行う論理演算処理の内容は、メモリ装置102に設定情報として保持されている。各プロセッサエレメント101は、メモリ装置102の設定情報を順次に読み出して、対応する論理演算処理を行う。プログラマブル論理回路100は、ユーザー回路108からユーザークロック信号110に同期して起動信号及び論理演算に用いるデータを受ける。これから一定時間経過後に、プログラマブル論理回路100は、論理演算処理後のデータをユーザー回路108にユーザークロック信号110に同期して与える。
次に、プログラマブル論理回路100の内部ブロックの機能に関して、図面を参照して説明する。
図1において、各メモリ装置102には、隣接のプロセッサエレメント101の設定情報が格納されている。メモリ装置102は、プロセッサエレメント101から制御信号とメモリアドレスが入力されると、アドレスで指定された設定情報をプロセッサエレメント101に与える。プロセッサエレメント101は、この設定情報に基づいて、実行する処理内容を決定する。
プロセッサエレメント101は、制御バス104から初期化信号が入力されると、メモリ装置102の特定のアドレスを読み出し、入力される読み出しデータから設定情報の格納位置アドレスを抽出して保持する。この格納位置アドレスは、設定情報の先頭位置を示すアドレスである。
また、プロセッサエレメント101は、制御バス104から起動信号が入力されると、メモリ装置102の前記保持した格納位置アドレスから順次に設定情報を読み出す。さらに、プロセッサエレメント101は、入力バス105及び隣接のプロセッサエレメント101から論理処理用のデータを受け取り、設定情報に基づいてデータの論理処理を行った後にデータの整列、複製及び反転処理を行い、かつ、処理後のデータの保持を行う。また、プロセッサエレメント101は、保持した処理後のデータを出力バス106及び隣接のプロセッサエレメント101に出力する。
このようにして、複数のプロセッサエレメント101は、データの受け渡しを行う。入出力制御部103は、ユーザー回路108からユーザークロック信号110に同期した起動信号及び論理処理用データを受け取り、このデータを内部クロック信号109に同期させて入力バス105に与える。また、入出力制御部103は、ユーザー回路108からユーザークロック信号110に同期した初期化信号を受け取り、このデータを内部クロック信号109に同期させて入力バス105に出力する。また、入出力制御部103は、出力バス106から内部クロック信号109に同期した論理処理後のデータを受け取り、このデータをユーザークロック信号110に同期させてユーザー回路108に出力する。このようにして、入出力制御部103は、ユーザー回路108との制御信号、論理処理用及び処理結果のデータの受け渡しを行う。
次に、プログラマブル論理回路100の内部のプロセッサエレメント101の構成について、図面を参照して説明する。
図2は、プロセッサエレメント101の構成を示している。図2に示すように、プロセッサエレメント101は、ロジックエレメント200及びメモリ制御部201を具備している。プロセッサエレメント101は、メモリ装置102、制御バス104、入力バス105及び出力バス106と接続されている。メモリ制御部201は、メモリ装置102、ロジックエレメント200及び制御バス104と接続されている。ロジックエレメント200は、隣接のプロセッサセレメント101のロジックエレメント200及びメモリ制御部201、入力バス105及び出力バス106と接続されている。
次に、プロセッサエレメント101の機能について、図面を参照して説明する。図2において、メモリ制御部201は、制御バス104から初期化信号を受けると、前述した格納位置アドレスの抽出及び保持の処理を行う。メモリ制御部201は、制御バス104から起動信号が入力されると、メモリ装置102の前記保持した格納位置アドレスから順次に設定情報を読み出し、ロジックエレメント200に転送する。
ロジックエレメント200は、入力バス105及び隣接のプロセッサエレメント101からデータを受け取り、メモリ制御部201から転送される設定情報に基づいてデータの論理処理を行った後にデータの整列、複製及び反転処理を行い、かつ、処理後のデータの保持を行う。また、ロジックエレメント200は、メモリ制御部201から転送される設定情報に基づいて、出力バス106及び隣接のプロセッサエレメント101に処理後のデータを出力する。
次に、プロセッサエレメント101の内部のロジックエレメント200の構成及び設定情報の構成について、図面を参照して説明する。
図3には、ロジックエレメント200の構成が示されている。図4には、設定情報とメモリ装置102の構成が示されている。
図3において、ロジックエレメント200は、ロジックセル(論理演算回路)300、クロスコネクトスイッチ(データ処理装置)301及び選択ユニット302を具備している。ロジックエレメント200は、メモリ制御部201、入力バス105及び出力バス106と接続されている。ロジックセル300は、メモリ制御部201、選択ユニット302及びクロスコネクトスイッチ301と接続されている。クロスコネクトスイッチ301は、メモリ制御部201、ロジックセル300、選択ユニット302、入力バス105及び隣接のロジックエレメント200の内部のロジックセル300と接続されている。選択ユニット302は、ロジックセル300、クロスコネクトスイッチ301、メモリ制御部201及び出力バス106と接続されている。
なお、ロジックセル300は、論理演算回路を構成している。また、クロスコネクトスイッチ301は、データ処理装置を構成している。
図4は、メモリ装置の構成を示している。図4において、メモリ装置102の内部の先頭部分には、設定情報の格納アドレス情報が格納されている。メモリ装置102の内部における先頭部分以外の特定領域には、設定情報が格納されている。
図4において、ビット25〜28はロジックセル300の設定情報であり、ビット0〜24はクロスコネクトスイッチ301の接続情報である。ビット0〜24は、5ビット単位にクロスコネクトスイッチ301の5つの出力に対応する4ビットの接続情報及び1ビットの反転制御情報から構成されている。
次に、ロジックエレメント200の機能について、図面を参照して説明する。図3において、ロジックセル300は、選択ユニット302から入力されるデータに対し、メモリ制御部201から転送される設定情報によって指定される特定の論理処理を行い、クロスコネクトスイッチ301、隣接のプロセッサエレメント101のロジックエレメント200へ処理後のデータを出力する。クロスコネクトスイッチ301は、ロジックセル300、入力バス105、隣接のプロセッサエレメント101のロジックエレメント200から入力されるデータに対し、メモリ制御部201から転送される設定情報によって指定される特定のデータの整列、複製及び反転処理を行い、選択ユニット302へ処理後のデータを出力する。選択ユニット302は、クロスコネクトスイッチ301から入力されるデータを、内部クロック信号109のタイミングで一時的に記憶し記憶された複数のデータをメモリ制御部201から転送される設定情報に基づいて選択してロジックセル300及び出力バス106に出力する。
次に、ロジックセル300の機能及び動作について、具体例を用いて説明する。
図5において、ロジックセル300に対し設定情報の2ビット及び入力データの2ビットが入力され、ロジックセル300は出力データの1ビットを出力している。図6は、この場合のロジックセル300の機能及び動作の例を示している。図6において、設定情報が00である時には、ロジックセル300は入力データの論理和(OR)を出力する。設定情報が01である時には、ロジックセル300は入力データの論理積(AND)を出力する。設定情報が10である時には、ロジックセル300は入力データの排他的論理和(XOR)を出力する。設定情報が11である時には、ロジックセル300は入力データの論理和の反転データ(NOR)を出力する。このように、ロジックセル300は、設定情報に基づいて、異なる複数の論理機能を実現可能な回路である。
次に、クロスコネクトスイッチ301の機能について、具体例を用いて説明する。
図7には、クロスコネクトスイッチ301の内部ブロック及び機能の例が示されている。図7において、クロスコネクトスイッチ301の内部の相互接続部700に対し設定情報の4ビット並びに入力データA、B、Cの3ビット及びロウレベルが入力され、相互接続部700から出力データOUT1、OUT2の2ビットが出力されている。さらに、相互接続部700の各出力データは、設定情報の1ビットと排他的論理和(XOR)がとられ、外部に出力される。このXORは、クロスコネクトスイッチ301からの出力データを設定情報に基づいてビット単位に反転するためのものである。この場合、出力数は2であるのでXOR部分に2ビットの設定情報が使用されるため、クロスコネクトスイッチ301の全体で使用する設定情報は合計6ビットとなる。
図8は、この場合の相互接続部700の機能例を示している。図8において、相互接続部700は、設定情報のMSBの2ビットがOUT1に出力されるデータを選択し、LSBの2ビットがOUT2に出力されるデータを選択している。相互接続部700は、設定情報が00である時には入力データAを出力し、設定情報が01である時には入力データBを出力する。相互接続部700は、設定情報が10である時には入力データCを出力し、設定情報が11である時にはロウレベルを出力する。
このように、クロスコネクトスイッチ301は、設定情報に基づいて複数の入力データの整列、複製及び反転処理が可能であり、また、設定情報に設定された固定値を出力することも可能な回路である。
次に、プログラマブル論理回路100の動作について、図面を参照して説明する。図9及び図10には、プログラマブル論理回路100の動作タイミングの例が示されている。図9には、外部からの初期化の動作が表されている。図10には、外部からの起動及び実際の論理処理の動作が表されている。
まず、T1期間において、入出力制御部103は、ユーザー回路108からユーザークロック信号110に同期した初期化信号900を受けて内部初期化信号901として保持する。T2期間において、入出力制御部103は、保持した内部初期化信号901を内部クロック信号109に同期させて制御バス104に出力する。制御バス104の内部初期化信号902は、すべてのプロセッサエレメント101のメモリ制御部201に入力される。
T3期間において、プロセッサエレメント101のメモリ制御部201は、入力された内部初期化信号902をトリガにして、メモリ装置102の特定のアドレス904に対し、読み出し信号903を出力する。その後、メモリ制御部201は、入力される読み出しデータ905を保持データ906として一度保持し、この保持データ906から設定情報の格納位置アドレス907を抽出して保持する。T1〜T3の動作により、設定情報の格納位置アドレス607が各プロセッサエレメント101に記憶され、いつでも処理を実行できる状態となる。
T4期間において、プログラマブル論理回路100は、起動待ち状態である。T5期間において、入出力制御部103は、ユーザー回路108からユーザークロック信号110に同期した起動信号1000及び処理用データ1001を受け取って内部起動信号1002及び内部処理用データ1003として保持する。T6期間において、入出力制御部103は、保持した内部起動信号1002を内部クロック信号109に同期させて制御バス104に出力する。また、入出力制御部103は、保持した内部処理用データ1003を内部クロック信号109に同期させて入力バス105に出力する。
制御バス104の内部起動信号1004は、すべてのプロセッサエレメント101のメモリ制御部201に入力される。入力バス105の論理処理用データ1005は、すべてのプロセッサエレメント101のロジックエレメント200に入力される。T7期間において、各プロセッサエレメント101のメモリ制御部201は、入力された内部起動信号1004をトリガにして、メモリ装置102のT3期間において保持した格納位置アドレス1007に対し読み出し信号903を出力する。T8期間において、各メモリ制御部201は、メモリ装置102から出力される読み出しデータ905を保持データ906として保持する。同時に、メモリ制御部201は、メモリ装置102の次のアドレスに対し、読み出し信号603を出力する。
T9期間において、各メモリ制御部201は、保持データ906をロジックエレメント200に出力する。また、各メモリ制御部201は、メモリ装置102から出力される読み出しデータ905を保持する。同時に、各メモリ制御部201は、メモリ装置102の次のアドレスに対し、読み出し信号を出力する。各ロジックエレメント200は、入力される保持データ(設定情報)906に基づいて、入力バス105からの論理処理用データ1005の整列、複製及び反転処理を行い、処理後のデータを内部の選択ユニット302に保持する。
T10期間において、各メモリ制御部201は、保持データ906をロジックエレメント200に出力する。また、各メモリ制御部201は、メモリ装置102から出力される読み出しデータ905を内部に保持する。同時に、各メモリ制御部201は、メモリ装置102の次のアドレスに対して読み出し信号を出力する。
各ロジックエレメント200は、選択ユニット302、入力バス105及び隣接のプロセッサエレメント101からの論理処理用データ1005を、入力される保持データ(設定情報)906に基づいて論理処理を行って、処理後のデータを選択ユニット302に保持する。以下、T10期間の処理を繰り返すことにより、一つの論理処理を実現する。
すべての期間において、選択ユニット302のデータは、出力バス106に出力されており、入出力制御部103は、このデータを常に内部クロック信号109に同期して保持している。入出力制御部103は、保持データをユーザークロック信号110に同期してユーザー回路108に出力する。ユーザー回路108は、入力されるデータのフラグを参照し、出力データ(論理処理後のデータ)を保持する、又は、決められた期間後のデータを保持する。
次に、特定の論理処理機能をプログラマブル論理回路100にマッピングした例を、図面を参照して説明する。説明を簡潔に行うため、動作例で示したT9、T10期間のロジックエレメント200の動作のみを説明する。
図11は、2入力2出力のロジックセル300の機能を示している。図12は、ロジックセル300を持つプログラマブル論理回路100に対して、4ビットの比較回路をマッピングした場合の例を示している。図12において、縦方向には物理的に異なる4つのプロセッサエレメント101が示されており、横方向には同一のプロセッサエレメント101が各サイクルでどのような処理を行うかが示されている。
図13は、4ビットの比較回路を示している。図13に示すように、入力データとして、IN0〜7の8ビットデータがあり、IN0〜3とIN4〜7の比較結果が1ビットのデータとして出力される。
図12において、ロジックセル(LC)300の入力及び出力は、上側がLSBであり、下側がMSBである。また、ロジックセル(LC)300の下部に記載されているデータは、ロジックセル(LC)300に対する設定情報である。複数のロジックセル(LC)300は、図13に示すように動作する。まず、サイクル1及び2において、複数のロジックセル(LC)300は入力データをビット単位に整列する。サイクル3において、複数のロジックセル(LC)300は各ビットに対してXNORの処理を行う。サイクル4において、複数のロジックセル(LC)300はサイクル3の結果に対してAND処理を行う。サイクル5において、複数のロジックセル(LC)300はサイクル4の結果に対してAND処理を行う。サイクル6において、複数のロジックセル(LC)300は比較結果を出力する。結果として、内部クロック信号109の6サイクルで出力が確定される。内部クロック信号109のクロック数がユーザークロック信号110のクロック数の6倍である時に、ユーザー回路108からは、1クロックで比較処理が完了したように見える。
次に、本発明の実施の形態1に係るプログラマブル論理回路100のプロセッサエレメント101におけるロジックエレメント200の選択ユニット302について、図面を参照して詳細に説明する。
図3に示すように、選択ユニット302は、2つのフリップフロップ3021、3022及び選択回路3023を具備している。
2つのフリップフロップ3021、3022の入力端子には、クロスコネクトスイッチ301の出力端子が接続されている。2つのフリップフロップ3021、3022の制御端子には、クロック生成回路107から内部クロック信号109が与えられる。また、2つのフリップフロップ3021、3022の制御端子には、メモリ制御部201から設定情報が与えられる。
2つのフリップフロップ3021、3022の出力端子は、選択回路3023の入力端子と接続されている。また、選択回路3023の制御端子には、メモリ制御部201から設定情報が与えられる。選択回路3023の出力端子は、ロジックセル300及び出力バス106と接続されている。
次に、選択ユニット302の機能について、図面を参照して説明する。
図3において、フリップフロップ3021又はフリップフロップ3022は、クロスコネクトスイッチ301から入力される論理処理中のデータを内部クロック信号109に同期して保持する。フリップフロップ3021又はフリップフロップ3022のいずれかが、設定情報に基づいてクロスコネクトスイッチ301からのデータを保持する。
フリップフロップ3021又はフリップフロップ3022が保持したデータは、選択回路3023に入力される。選択回路3023は、設定情報に基づいて入力されるデータのどちらか一方をロジックセル300及び出力バス106に出力する。
これにより、クロスコネクトスイッチ301からの出力線数およびクロスコネクトスイッチ301への入力線数を増加させることなく、論理処理を分割するフリップフロップと実際のデータの保持を行うフリップフロップを実現することが可能となる。したがって、本発明の実施の形態1に係るプログラマブル論理回路100においては、設定情報の増加を抑え、クロスコネクトスイッチ301の速度性能を維持したまま汎用性を高めることが可能となる。
次に、本発明の実施の形態1に係るプログラマブル論理回路100の動作について、図面を参照して説明する。
図14において、処理装置1400は、回路1410及び回路1420を具備している。回路1410は、回路Cの処理結果に従って回路A及び回路Bの処理結果のうちいずれかの値をセレクタ1411が外部に出力するものである。回路1420は、回路A、Bの処理結果を入力とする回路Dと、回路Eとの処理結果の論理積(AND)をAND回路1421が外部に出力するものである。
回路A、B、C、D、Eの各々は、一つのプロセッサエレメント101を用いて実現可能とする。また、処理装置1400を構成するLSIに搭載されたプロセッサエレメント101の数は3とする。
図15は、処理装置1400が本発明の実施の形態2に係る選択ユニット302を用いない場合の処理を説明するための図である。すなわち、図15は、従来のプログラマブル論理回路を適用する処理装置1400の動作の1例を説明するための図である。
図15において、左から右方向へクロックサイクルの進行を示しており、また、回路Cと示した部分は、対応するプロセッサエレメント101に対する回路Cの処理占有時間を示しており、すなわち回路Cの処理レイテンシは6である。
図15において、回路A、Bの処理は2サイクルであり、回路Cの処理は6サイクルを必要とし、回路A、Bは回路Dの処理完了までのサイクルにデータ保持のみを行っている。サイクル7において、プロセッサエレメント101は、回路A、B、Cの結果をうけて、図14におけるセレクタ1411の処理を実行し、外部に回路1410の処理結果データを出力データDT1として出力する。
サイクル8以降に、回路1420の処理が実行される。回路Dの処理は6サイクルを必要とし、回路Eの処理は4サイクルを必要としている。サイクル14において、プロセッサエレメント101は、回路D、Eの結果をうけて、図14におけるAND回路1421の処理を実行し、外部に回路1420の処理結果データを出力データDT2として出力する。結果的に全体として14サイクルの処理時間が必要となっている。
図16は、処理装置1400が本発明の実施の形態2に係る選択ユニット302を用いる場合の処理を説明するための図である。すなわち、図16は、本発明の実施の形態1に係るプログラマブル論理回路100を適用する処理装置1400の動作の1例を説明するための図である。
図16において、図15におけるサイクル3、4、5、6でのデータ保持期間に回路D、Eを実行している。これは、フリップフロップ3021、3022の一方に回路A、Bの結果データを保持しながら、フリップフロップ3021、3022の他方を用いて回路D、Eを実行することで可能となっている。サイクル7において、回路Dの処理が実行されていないのは、図15におけるセレクタ1411の処理に回路Aの処理結果を使用するため、プロセッサ101において、反対側のフリップフロップのデータ、すなわち回路Dの処理途中の保持データを論理演算に用いることができないためである。結果的に全体の処理時間は、10サイクルに削減されている。
このように、本発明の実施の形態1に係るプログラマブル論理回路100は、選択ユニット302を有することにより、複雑な複数の独立した論理処理を同時に並列的に実行することが可能となるため、より全体の処理を高速化できる。
前述のように、プログラマブル論理回路100は、単体動作を行うプロセッサエレメント101の集合体であり、各プロセッサエレメント101は、主に隣接のプロセッサエレメント101との間で連帯動作を行う。また、複数の隣接のプロセッサエレメント101が一つのグループとして、一つの論理処理を行うことも可能である。
このように、本発明の実施の形態1に係るプログラマブル論理回路100は、複数のプロセッサエレメント101が独立に動作することも連帯動作することも可能であり、複数種類の論理処理を同時に並列的に行うことが可能であり、かつ、一つの論理処理を連帯して行うことも可能となっている。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について、図面を参照して詳細に説明する。図17は、本発明の実施の形態2に係るプログラマブル論理回路の主要部の構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態2においては、本発明の実施の形態1と同じ構成要素には同じ参照符号が付されて、その説明が省略される。
図17に示すように、本発明の実施の形態2に係るプログラマブル論理回路1700は、本発明の実施の形態1に係るプログラマブル論理回路100において、選択ユニット302の代わりに選択ユニット1710を有するものである。
図17に示すように、選択ユニット1710は、2つのフリップフロップ1711、1712及び選択回路1713を具備している。
2つのフリップフロップ1711、1712の入力端子には、クロスコネクトスイッチ301の出力端子が接続されている。2つのフリップフロップ1711、1712には、クロスコネクトスイッチ301からデータDTが与えられる。2つのフリップフロップ1711、1712の制御端子には、クロック生成回路107から内部クロック信号109が与えられる。また、フリップフロップ1711の制御端子には、クロスコネクトスイッチ301からイネーブル信号IN1が与えられる。また、フリップフロップ1712の制御端子には、メモリ制御部201から設定情報の一部であるイネーブル信号IN2が与えられる。
2つのフリップフロップ1711、1712の出力端子は、選択回路1713の入力端子と接続されている。また、選択回路1713の制御端子には、メモリ制御部201から設定情報が与えられる。選択回路1713の出力端子は、ロジックセル300及び出力バス106と接続されている。
次に、選択ユニット1710の機能について、図面を参照して説明する。
図17において、フリップフロップ1711又はフリップフロップ1712は、クロスコネクトスイッチ301から入力される論理処理中のデータを内部クロック信号109に同期して保持する。フリップフロップ1711又はフリップフロップ1712のいずれかが、設定情報に基づいてクロスコネクトスイッチ301からのデータを保持する。
フリップフロップ1711又はフリップフロップ1712が保持したデータは、選択回路1713に入力される。選択回路1713は、設定情報に基づいて入力されるデータのどちらか一方をロジックセル300及び出力バス106に出力する。
選択ユニット1710の前述の動作において、イネーブル信号IN1、IN2は、フリップフロップ1711、フリップフロップ1712に対するデータの入力を制御するものある。クロスコネクトスイッチ301及びメモリ制御部201は、イネーブル信号IN1、IN2をフリップフロップ1711、フリップフロップ1712に与えることにより、フリップフロップ1711、フリップフロップ1712に対するデータの入力を制御するデータ入力制御ユニットを構成している。
このように、本発明の実施の形態2に係るプログラマブル論理回路1700は、本発明の実施の形態1の効果に加えて、選択ユニット1710を有することにより、より複雑な複数の独立した論理処理を同時に並列的に実行することが可能となるため、より全体の処理を高速化できる。
また、本発明の実施の形態1、2に係るプログラマブル論理回路100、1700は、同一のエレメントが1次元的に1列状に配列されているため、実装規模に応じて柔軟に対応可能であり、拡張性が高い。また、本発明の実施の形態1、2に係るプログラマブル論理回路100、1700は、データの送受を隣接のプロセッサエレメント101の間に限定することにより、設定情報を大幅に削減することが可能となり、回路面積を削減でき、かつ、実装するLSIのコスト及び消費電力を削減できる。
また、本発明の実施の形態1、2に係るプログラマブル論理回路100、1700は、実装エレメント数に関係なく、任意のプロセッサエレメント101のフリップフロップから隣接する他のプロセッサエレメント101のフリップフロップまでの配線距離が最小限かつ一定であるため、動作周波数を限界にまで引き上げることが可能となり、従来のプログラマブルロジックに比して、高速動作が可能となっている。
また、本発明の実施の形態1、2に係るプログラマブル論理回路100、1700は、同一の回路上で、繰り返し機能を変更しながら処理を行うため、回路面積を削減でき、かつ、実装するLSIのコスト及び消費電力を削減できる。
なお、本発明の実施の形態1、2に係るプログラマブル論理回路100、1700において、内部クロック信号109は、必ずしもユーザークロック信号110の逓倍である必要がなく、例えば、入出力制御部103に適切なクロック乗せ換え回路を用いることで、ユーザークロック信号110に同期しないクロック信号を内部クロック信号として用いてもよい。
また、本発明の実施の形態1、2において、メモリ装置102は、プログラマブル論理回路100の内部に存在する必要がなく、プログラマブル論理回路100の外部に存在する構成でもよい。また、本発明の実施の形態1、2において、クロック生成回路107は、プログラマブル論理回路100の内部に配設してもよい。
また、本発明の実施の形態1、2において、メモリ装置102とプロセッサエレメント101との間にマルチプレクサなどの選択回路を挿入して、設定によりメモリ装置102と各プロセッサエレメント101との接続を変更可能にしてもよい。ただし、この場合にはデータの処理の遅延量が増加するため、周波数を維持するためには、パイプライン等を用いて高速化を図る必要がある。
また、本発明の実施の形態1、2において、ロジックエレメント200の内部の各ブロック、ロジックセル300、クロスコネクトスイッチ301及フリップフロップ3021710の間の接続及び前記各ブロックと入力バス105、出力バス106及び隣接のロジックエレメント200との接続は、図示したものに限定されるものではなく、例えば、ロジックセル300とクロスコネクトスイッチ301の間にフリップフロップを設けて、さらに動作周波数を高めてもよい。また、本発明の実施の形態1、2において、入力バス105からのデータはクロスコネクトスイッチ301ではなく、ロジックセル300又は選択ユニット302に入力してもよい。
また、本発明の実施の形態1、2において、複数のプロセッサエレメント101の各々は、他のプロセッサエレメント101に接続されていなくてもよい。
本発明は、電子装置の制御をする制御装置などに適用することができる。
本発明の実施の形態1に係るプログラマブル論理回路の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係るプログラマブル論理回路のプロセッサエレメントの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係るプログラマブル論理回路のプロセッサエレメントのロジックエレメントの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係るプログラマブル論理回路のメモリ装置の構成を示す図 本発明の実施の形態1に係るプログラマブル論理回路のプロセッサエレメントのロジックエレメントにおけるロジックセルの機能を説明するためのブロック図 本発明の実施の形態1に係るプログラマブル論理回路のプロセッサエレメントのロジックエレメントにおけるロジックセルの動作を説明するための図 本発明の実施の形態1に係るプログラマブル論理回路のプロセッサエレメントのクロスコネクトスイッチの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係るプログラマブル論理回路のプロセッサエレメントのクロスコネクトスイッチの動作を説明するための図 本発明の実施の形態1に係るプログラマブル論理回路の初期化時の動作を説明するためのタイミング図 本発明の実施の形態1に係るプログラマブル論理回路の起動時及びデータ処理時の動作を説明するためのタイミング図 本発明の実施の形態1に係るプログラマブル論理回路のプロセッサエレメントのロジックエレメントにおけるロジックセルの動作を説明するための図 本発明の実施の形態1に係るプログラマブル論理回路で4ビットの比較回路をマッピングした場合のプロセッサエレメントの動作を時間軸方向に展開した図 本発明の実施の形態1に係るプログラマブル論理回路で4ビットの比較回路をマッピングした場合のプロセッサエレメントで形成する4ビットの比較回路を示す回路図 本発明の実施の形態1に係るプログラマブル論理回路及び従来のプログラマブル論理回路を適用する処理装置の構成の1例を示すブロック図 従来のプログラマブル論理回路を適用する処理装置の動作の1例を説明するための図 本発明の実施の形態1に係るプログラマブル論理回路を適用する処理装置の動作の1例を説明するための図 本発明の実施の形態2に係るプログラマブル論理回路の主要部の構成を示すブロック図
符号の説明
100、1700 プログラマブル論理回路
101 プロセッサエレメント
101a 接続線
102 メモリ装置
103 入出力制御部
104 制御バス
105 入力バス
106 出力バス
200 ロジックエレメント
201 メモリ制御部
300 ロジックセル
301 クロスコネクトスイッチ
302、1710 選択ユニット
3021、3022、1711、1712 フリップフロップ
3023、1713 選択回路

Claims (10)

  1. 並列に接続されている複数の単位論理回路と、外部から受け取る入力信号を前記複数の単位論理回路に供給する入力信号制御手段と、前記複数の単位論理回路の出力信号を外部に供給する出力信号制御手段と、を具備し、前記複数の単位論理回路の各々は、第1の設定情報に基づいて機能の変更が可能であって前記入力信号に所定の論理演算処理を行ってデータを生成する論理演算手段と、第2の設定情報に基づいて前記論理演算手段からの前記データの整列と複製と反転処理を行ってデータを生成するデータ処理手段と、前記データ処理手段からの複数の前記データを一時的に記憶し記憶された複数の前記データを第3の設定情報に基づいて選択して前記出力信号として前記出力信号制御手段に与える選択手段と、前記第1乃至第3の設定情報を記憶する記憶手段と、を具備し、前記複数の単位論理回路の各々は、前記記憶手段から順次に読み出す前記第1及び第2の設定情報に基づいて前記論理演算手段と前記データ処理手段の一部又は全ての機能を順次に変更して所定の順序回路の動作を行うプログラマブル論理回路。
  2. 前記論理演算手段は、前記第1の設定情報に基づいて機能の変更が可能であって前記入力信号に所定の論理演算処理を行って前記データを生成するロジックセルを具備する請求項1に記載のプログラマブル論理回路。
  3. 前記データ処理手段は、前記第2の設定情報に基づいて前記論理演算手段からの前記データの整列と複製と反転処理を行って前記データを生成するクロスコネクトスイッチを具備する請求項1又は請求項2に記載のプログラマブル論理回路。
  4. 前記選択手段は、前記データ処理手段からの前記データを一時的に記憶する2つの一時記憶回路と、前記2つの一時記憶回路に記憶された前記データを前記第3の設定情報に基づいて選択して前記出力信号として前記出力信号制御手段に与える選択回路と、を具備する請求項1から請求項3のいずれかに記載のプログラマブル論理回路。
  5. 前記選択手段は、前記データ処理手段からの前記データを一時的に記憶する2つの一時記憶回路と、前記2つの一時記憶回路に対する前記データの入力を制御するデータ入力制御手段と、前記2つの一時記憶回路に記憶された前記データを前記第3の設定情報に基づいて選択して前記出力信号として前記出力信号制御手段に与える選択回路と、を具備する請求項1から請求項4のいずれかに記載のプログラマブル論理回路。
  6. 並列に接続されている複数の単位論理回路と、前記複数の単位論理回路における一の前記単位論理回路と当該一の前記単位論理回路に対して物理的配置上で隣接する他の前記単位論理回路とを接続する接続手段と、外部から受け取る入力信号を前記複数の単位論理回路に供給する入力信号制御手段と、前記複数の単位論理回路の出力信号を外部に供給する出力信号制御手段と、を具備し、前記複数の単位論理回路の各々は、第1の設定情報に基づいて機能の変更が可能であって前記入力信号又は隣接の前記他の単位論理回路からのデータに所定の論理演算処理を行ってデータを生成する論理演算手段と、第2の設定情報に基づいて前記論理演算手段からの前記データの整列と複製と反転処理を行ってデータを生成して前記出力信号として前記出力信号制御手段に与えるデータ処理手段と、前記データ処理手段からの複数の前記データを一時的に記憶し記憶された複数の前記データを第3の設定情報に基づいて選択して前記出力信号として前記出力信号制御手段に与える選択手段と、前記第1乃至第3の設定情報を記憶する記憶手段と、を具備し、前記複数の単位論理回路の各々は、前記記憶手段から順次に読み出す前記第1及び第2の設定情報に基づいて前記論理演算手段と前記データ処理手段の一部又は全ての機能を順次に変更して所定の順序回路の動作を行うプログラマブル論理回路。
  7. 前記論理演算手段は、前記第1の設定情報に基づいて機能の変更が可能であって前記入力信号又は隣接の前記他の単位論理回路からの前記データに所定の論理演算処理を行って前記データを生成するロジックセルを具備する請求項6に記載のプログラマブル論理回路。
  8. 前記データ処理手段は、前記第2の設定情報に基づいて前記論理演算手段からの前記データの整列と複製と反転処理を行って前記データを生成するクロスコネクトスイッチを具備する請求項6又は請求項7に記載のプログラマブル論理回路。
  9. 前記選択手段は、前記データ処理手段からの前記データを一時的に記憶する2つの一時記憶回路と、前記2つの一時記憶回路に記憶された前記データを前記第3の設定情報に基づいて選択して前記出力信号として前記出力信号制御手段に与える選択回路と、を具備する請求項6から請求項8のいずれかに記載のプログラマブル論理回路。
  10. 前記選択手段は、前記データ処理手段からの前記データを一時的に記憶する2つの一時記憶回路と、前記2つの一時記憶回路に対する前記データの入力を制御するデータ入力制御手段と、前記2つの一時記憶回路に記憶された前記データを前記第3の設定情報に基づいて選択して前記出力信号として前記出力信号制御手段に与える選択回路と、を具備する請求項6から請求項9のいずれかに記載のプログラマブル論理回路。
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