JP2005057087A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 強誘電体膜よりなる容量絶縁膜が形成された後に、水素の発生を防止しながら配線を形成する。
【解決手段】 半導体装置は、基板1上に、下から順に形成された下部電極2、強誘電体膜よりなる容量絶縁膜3及び上部電極4から構成される容量素子5と、容量素子5を覆うように形成された層間絶縁膜6と、層間絶縁膜6を貫通して延びるように形成されており、下部電極2及び上部電極4に接続する積層金属膜9よりなるコンタクトとを備える。積層金属膜9は、下から順に形成されたバリアメタル膜7、シードメタル膜及び電解金属メッキ膜よりなる銅膜8から構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、絶縁性金属酸化膜よりなる容量絶縁膜を有する半導体装置及びその製造方法に関する。
近年、デジタル技術の進展に伴って、大容量のデータを処理及び保存する傾向が推進される中、電子機器が一段と高度化すると共に、使用される半導体装置における半導体素子の微細化が急速に進んできている。また、半導体記憶素子として、従来の珪素酸化物又は珪素窒化物に代えて、自発分極特性を有する強誘電体膜よりなる容量絶縁膜を用いる技術が広く研究開発されている。
強誘電体膜よりなる容量絶縁膜を有する半導体装置においては、水素の還元作用を原因とする強誘電体膜の自発分極特性の劣化又は喪失によって容量絶縁膜としての機能が失われることを防止する必要がある。特に、強誘電体膜を構成する強誘電体材料は、酸素原子を持つ層状酸化物であるので、半導体装置の製造工程において発生する水素雰囲気によって容易に還元され、強誘電体膜の自発性分極特性が劣化又は喪失する。このため、半導体装置の製造工程において発生する水素雰囲気を遮断することにより、強誘電体膜が還元されることを防止する必要がある(例えば、特許文献1参照)。
以下、強誘電体膜よりなる容量絶縁膜を有する従来の半導体装置について、図10を参照しながら説明する。
図10に示すように、シリコンよりなる半導体基板100の上には、下から順に白金膜よりなる下部電極101、強誘電体膜よりなる容量絶縁膜102及び白金膜よりなる上部電極103から構成される強誘電体キャパシタが形成されている。上部電極103の上には、導電性の水素バリア膜104が形成されている。半導体基板100の上に、強誘電体キャパシタを覆うように絶縁性水素バリア膜105が形成されている。このように、強誘電体キャパシタは、導電性水素バリア膜104及び絶縁性水素バリア膜105によって覆われている。
絶縁性水素バリア膜105の上及び半導体基板100の上には、全面に亘ってシリコン酸化膜又はシリコン窒化膜等よりなる層間絶縁膜106が形成されている。層間絶縁膜106には、該層間絶縁膜106及び絶縁性水素バリア膜105を貫通して導電性水素バリアバリア膜104の上面を露出させる下部電極用コンタクトホール107及び上部電極用コンタクトホール108が形成されている。下部電極用コンタクトホール107及び上部電極用コンタクトホール108の内部を含む層間絶縁膜106の上には、チタン膜、第1の窒化チタン膜、アルミニウム膜及び第2の窒化チタン膜が下から順に積層されてなる積層金属膜よりなる金属配線109が形成されている。
ここで、従来の半導体装置においては、金属配線109を形成した後に、トランジスタの特性を確保する目的又はスパッタによるダメージを回復する目的で、温度400℃で且つ10〜30分程度の水素アニールを実施する。したがって、従来の半導体装置は、半導体装置の製造工程において発生する水素による還元から強誘電体膜よりなる容量絶縁膜102を保護するために、導電性水素バリア膜104及び絶縁性水素バリア膜105によって容量絶縁膜102を被覆する構造を有していた。
特開平04−102367号公報(第4頁、第19−48段落、第1図)
しかしながら、従来の半導体装置では、半導体装置の製造工程中に発生する水素による還元から強誘電体膜よりなる容量絶縁膜を保護するために、水素バリア膜によって容量絶縁膜を被覆する構造が採用されているので、半導体装置の微細化に伴って、強誘電体膜よりなる容量絶縁膜を有する半導体装置の構造及び製造工程が複雑化するという問題がある。
また、水素バリア膜は一般にスパッタ膜よりなるので、パーティクルの発生等によって水素バリア膜の緻密性が局所的に劣化することにより容量絶縁膜に水素が進入したり、密着性の劣化及び膜ストレス等によって水素バリア膜が剥離することにより容量絶縁膜に水素が侵入するという問題がある。さらに、半導体装置の製造工程において形成される配線は、一般的に水素化ガスを用いて形成される多層配線であるので、前述のように、容量絶縁膜に水素が進入する経路が存在すると、強誘電体膜よりなる容量絶縁膜が形成された後の配線を形成する工程において発生する水素雰囲気によって、強誘電体キャパシタの特性が大きく劣化するという問題がある。
前記に鑑み、本発明は、強誘電体膜よりなる容量絶縁膜が形成された後に、水素の発生を防止しながら配線を形成することを目的とする。
前記の課題を解決するために、本発明に係る半導体装置は、基板上に、下から順に形成された下部電極、強誘電体膜よりなる容量絶縁膜及び上部電極から構成される容量素子と、基板上に、容量素子を覆うように形成された層間絶縁膜と、層間絶縁膜を貫通して延びるように形成されており、下部電極及び上部電極のうちの少なくとも一方に接続する積層金属膜よりなるコンタクトとを備え、積層金属膜は、下から順に形成されたバリアメタル膜、シードメタル膜及び電解金属メッキ膜よりなることを特徴とする。
本発明に係る半導体装置によると、下部電極及び上部電極のうちの少なくとも一方に接続する積層金属膜よりなるコンタクトは、下から順に形成されたバリアメタル膜、シードメタル膜及び電解金属メッキ膜よりなるので、当該半導体装置の製造工程中に水素が発生することを防止できる。このため、水素バリア膜によって容量素子を被覆する必要がなくなるので、半導体装置のプロセスインテグレーションが容易になると共に容量素子の特性劣化を防止することができる。
本発明に係る半導体装置において、コンタクトの上に該コンタクトと一体に形成されており、積層金属膜よりなる配線をさらに備えていることが好ましい。
このようにすると、配線はコンタクトと一体に形成され、バリアメタル膜、シードメタル膜及び電解金属メッキ膜よりなる積層金属膜であるので、半導体装置のプロセスインテグレーションが容易になると共に容量素子の特性劣化を防止することができる。
本発明に係る半導体装置において、前記バリアメタル膜は、タンタルイリジウム膜又はタンタル膜よりなることが好ましい。
このようにすると、積層金属膜を構成する原子が層間絶縁膜に拡散することを防止できるので、半導体装置の特性劣化を防止することができる。タンタルイリジウム膜又はタンタル膜は、従来一般に用いられているチタンナイトライド膜と比較して、例えば、配線又はコンタクトとなる積層金属膜中に含まれる銅原子が層間絶縁膜中へ拡散することを防止するバリア性能が高く、且つ、500℃以上の高温で安定であるので、バリアメタル膜として効果的である。さらに、タンタルイリジウム膜として、強誘電体膜よりなる容量絶縁膜を有する半導体装置の製造工程において酸素バリア膜に汎用的に用いられているイリジウム膜合金を用いることにより、半導体装置に用いるコンタクト又は配線のためのバリアメタル膜の形成におけるプロセスインテグレーションが容易になる。
本発明に係る半導体装置において、シードメタル膜及び電解金属メッキ膜は、銅膜よりなることが好ましい。
このようにすると、強誘電体膜よりなる容量絶縁膜を形成した後に配線を形成する際に水素の発生を防止できる。このため、容量素子を水素バリア膜で覆う必要なくなるので、半導体装置のプロセスインテグレーションが容易になると共に容量素子の特性劣化を防止することができる。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、基板上に、下部電極、強誘電体膜よりなる容量絶縁膜及び上部電極が下から順に形成されてなる容量素子を形成する工程と、基板上に、容量素子を覆うように層間絶縁膜を形成する工程と、層間絶縁膜を貫通して延びると共に下部電極及び前記上部電極のうちの少なくとも一方の上面を露出させる貫通孔を形成する工程と、貫通孔内に、バリアメタル膜、シードメタル膜及び電解金属メッキ膜が下から順に形成されてなる積層金属膜を形成する工程とを備えることを特徴とする。
本発明に係る半導体装置の製造方法によると、貫通孔内に形成される積層金属膜はバリアメタル膜、シードメタル膜及び電解金属メッキ膜よりなるので、半導体装置の製造工程中に水素が発生することを防止できる。このため、容量素子を水素バリア膜によって被覆する必要がなくなるので、半導体装置のプロセスインテグレーションが容易になると共に容量素子の特性劣化を防止することができる。
本発明に係る半導体装置の製造方法において、積層金属膜は、貫通孔内の下部に形成される第1のコンタクトと、貫通孔内の上部に形成される配線とからなることが好ましい。
このようにすると、配線及び第1のコンタクトはバリアメタル膜、シードメタル膜及び電解金属メッキ膜が積層されてなる積層金属膜よりなるので、配線及び第1のコンタクト形成時に水素が発生することを防止できるので、半導体装置のプロセスインテグレーションが容易になると共に容量素子の特性劣化を防止することができる。
本発明に係る半導体装置の製造方法において、容量素子を形成する工程よりも前に、基板の上に形成された保護絶縁膜を貫通して延びると共に基板の上面と連通する第2のコンタクトを形成する工程をさらに備え、下部電極の下面は前記第2のコンタクトの上端と接続しており、下部電極、容量絶縁膜及び上部電極は、同一のエッチング工程により形成されており、貫通孔を形成する工程は、上部電極の上面を露出させる工程を含むことが好ましい。
このようにすると、基板の上面と下部電極の下面とを接続する第2のコンタクトを形成して、容量素子を同一のエッチング工程により加工することにより、容量素子の加工が容易になるため、強誘電体膜よりなる容量絶縁膜を有する半導体装置のサイズを低減できるので、半導体装置の高集積化を容易に実現することができる。
本発明に係る半導体装置の製造方法において、電解金属メッキ膜は、電解金属メッキ膜の形成に用いる電解メッキ溶液のpH値:xと、電解金属メッキ膜を形成する際の電位:yとが、y≦−0.059x+0.082を満たす条件で形成されることが好ましい。
このようにすると、電解金属メッキ膜を形成する際の電位として水素を発生させる電位よりも低い電位で電解金属メッキ膜を形成するので、半導体装置の製造工程中に水素が発生することを防止できる。このため、水素バリア膜によって容量素子を覆う必要がなくなるので、半導体装置のプロセスインテグレーションが容易になると共に容量素子の特性劣化を防止することができる。
本発明に係る半導体装置の製造方法において、電解金属メッキ膜は、貫通孔の底部における成長レートの貫通孔の開口部近傍の成長レートに対する比が10以上となる条件で形成されていることが好ましい。
このようにすると、貫通孔に形成される電解金属メッキ膜内にボイドが発生することを防止できるので、積層金属膜に断線が生じることを防止することができる。
前記本発明に係る半導体装置によると、下部電極及び上部電極のうちの少なくとも一方に接続する積層金属膜よりなるコンタクトは、下から順に形成されたバリアメタル膜、シードメタル膜及び電解金属メッキ膜よりなるので、当該半導体装置の製造工程中に水素が発生することを防止できる。このため、水素バリア膜によって容量素子を被覆する必要がなくなるので、半導体装置のプロセスインテグレーションが容易になると共に容量素子の特性劣化を防止することができる。
前記本発明に係る半導体装置の製造方法によると、貫通孔内に形成される積層金属膜はバリアメタル膜、シードメタル膜及び電解金属メッキ膜よりなるので、半導体装置の製造工程中に水素が発生することを防止できる。このため、容量素子を水素バリア膜によって被覆する必要がなくなるので、半導体装置のプロセスインテグレーションが容易になると共に容量素子の特性劣化を防止することができる。
以下、本発明の各実施形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について、図1〜図6を参照しながら説明する。
まず、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の構造について、図1を参照しながら説明する。
図1に示すように、半導体基板1の上には、50〜150nmの膜厚を有する第1の白金膜よりなる下部電極2が形成されている。下部電極2の上には、下部電極2の上面を露出させる開口部3aを有するSBT(SrBi2(Ta1-xNbx)O9)から構成される100〜200nmの膜厚を有する強誘電体膜よりなる容量絶縁膜3が形成されている。容量絶縁膜3の上には、50〜150nmの膜厚を有する第2の白金膜よりなる上部電極4が形成されている。このようにして、下部電極2、容量絶縁膜3及び上部電極4よりなる容量素子5が形成されている。
半導体基板1の上には、容量素子5を覆うように、400〜1000nmの膜厚を有するO3−USG(オゾン アンドープド・シリケイト・ガラス)膜よりなる層間絶縁膜6が形成されている。層間絶縁膜6には、コンタクトホール形成のためのエッチングにより、開口部3a内に下部電極2の上面を露出させる第1のコンタクトホール2a(貫通孔)及び上部電極4の上面を露出させる第2のコンタクトホール4a(貫通孔)が形成されていると共に、配線溝形成のためのエッチングにより、第1のコンタクトホール2aと連通する第1の配線溝2b(貫通孔)及び第2のコンタクトホール2bと連通する第2の配線溝4b(貫通孔)が形成されている。
第1のコンタクトホール2a及び第1の配線溝2bの内部には、下から順に、10〜50nmの膜厚を有するタンタルイリジウム(IrTa)膜よりなるバリアメタル膜7と、シードメタル膜及び電解金属メッキ膜よりなる銅膜8とからなる積層金属膜9が形成されている。また、シードメタル膜は10〜50nmの膜厚を有するCu膜よりなり、電解金属メッキ膜はシードメタル膜をもとにして電解金属メッキ法により第1のコンタクトホール2a及び第1の配線溝2bの内部を埋め込むように形成されたCu膜よりなる。
同様に、第1のコンタクトホール4a及び第1の配線溝4bの内部には、下から順に、10〜50nmの膜厚を有するタンタルイリジウム(IrTa)膜よりなるバリアメタル膜7と、シードメタル膜及び電解金属メッキ膜よりなる銅膜8とからなる積層金属膜9が形成されている。また、シードメタル膜は10〜50nmの膜厚を有するCu膜よりなり、電解金属メッキ膜はシードメタル膜をもとにして電解金属メッキ法により第1のコンタクトホール4a及び第1の配線溝4bの内部を埋め込むように形成されたCu膜よりなる。
ここで、バリアメタル膜は、タンタルイリジウム膜よりなる場合について説明したが、タンタル膜よりなる場合であってもよい。また、層間絶縁膜6は、O3−USG膜よりなる場合について説明したが、プラズマF−TEOS(プラズマ・フッソドープド・テトラ・エトキシ・シリケイト)膜又はプラズマTEOS(プラズマ・テトラ・エトキシ・シリケイト)膜であってもよい。
また、積層金属膜9は、第1のコンタクトホール2a及び第2のコンタクトホール4aに形成されるコンタクトと、第1の配線溝2b及び第2の配線溝4bに形成される配線となる。
次に、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法について、図2(a)〜(c)及び図3(a)〜(c)を参照しながら説明する。
図2(a)に示すように、スパッタ法により、半導体基板1上に、50〜150nmの膜厚を有する第1の白金膜2Aを堆積する。次に、有機金属分解法(MOD法)、有機金属化学的気相成長法(MOCVD法)又はスパッタ法等により、第1の白金膜2Aの上に、100〜200nmの膜厚を有するSBT(SrBi2(Ta1-xNbx)O9)膜3Aを堆積する。次に、スパッタ法により、SBT膜3Aの上に、50〜150nmの膜厚を有する第2の白金膜4Aを堆積する。
次に、図2(b)に示すように、第2の白金膜4A、SBT膜3A及び第1の白金膜2Aに対して、フォトマクスを用いてドライエッチングを行なうことによって、所望の形状及び面積を有する上部電極4、強誘電体膜よりなる容量絶縁膜3及び下部電極2から構成される容量素子5を形成する。また、SBT膜3Aに対するエッチングによって、下部電極3の上面を露出させる開口部3aを有する容量絶縁膜3を形成する。
次に、図2(c)に示すように、半導体基板1上に、容量素子5を覆うようにO3−USG膜を堆積した後、CMP法によりO3−USG膜の表面を平坦化して400〜1000nmの膜厚を有する層間絶縁膜6を形成する。層間絶縁膜6に対して、フォトマクスを用いてドライエッチングを選択的に行なうことによって、下部電極2の表面を露出させる第1のコンタクトホール2a(貫通孔)及び上部電極4の上面を露出させる第2のコンタクトホール4a(貫通孔)を形成すると共に、第1のコンタクトホール2aと連通する第1の配線溝2b(貫通孔)及び第2のコンタクトホール4aと連通する第2の配線溝4b(貫通孔)を形成する。尚、層間絶縁膜6は、O3−USG膜よりなる場合について説明したが、前述と同様に、プラズマF−TEOS膜又はプラズマTEOS膜であってもかまわない。
次に、図3(a)に示すように、第1のコンタクトホール2a及び第1の配線溝2b並びに第2のコンタクトホール4a及び第2の配線溝4bの内部を含む層間絶縁膜6の上に、スパッタ法により、10〜50nmの膜厚を有するタンタルイリジウム(IrTa)膜よりなるバリアメタル膜7を形成する。尚、バリアメタル膜7は、タンタルイリジウム膜よりなる場合について説明したが、前述と同様に、タンタル(Ta)膜よりなる場合であってもよい。
次に、図3(b)に示すように、スパッタ法により、バリアメタル膜7の上に、10〜100nmの膜厚を有するCu膜よりなるシードメタル膜を堆積した後、該シードメタル膜をもとにして電解金属メッキ法を用いて、200〜600nmの膜厚を有するCu膜よりなる電解金属メッキ膜を形成することにより、シードメタル膜及び電解金属メッキ膜よりなる銅膜8を形成する。このようにして、第1のコンタクトホール2a及び第1の配線溝2b並びに第2のコンタクトホール4a及び第2の配線溝4bの内部を埋め込むようにして、バリアメタル膜7と、シードメタル膜及び電解金属メッキ膜よりなる銅膜8とが積層されてなる積層金属膜9が形成されている。
また、積層金属膜9は、第1のコンタクトホール2a及び第2のコンタクトホール4aに形成されるコンタクトと、第1の配線溝2b及び第2の配線溝4bに形成される配線となる。
次に、図3(c)に示すように、CMP法により、層間絶縁膜6の上面が露出するように積層金属膜9を研磨することにより、第1のコンタクトホール2a及び第2のコンタクトホール4a内に積層金属膜8よりなるコンタクトが形成されると共に第1の配線溝2b及び第2の配線溝4b内に積層金属膜9よりなる配線が形成される。
ここで、図3(b)に示すように、銅膜8を構成する電解金属メッキ膜の形成方法について図4〜図7を参照しながら説明する。
電解金属メッキ膜の第1の形成条件として、電解金属メッキ膜の形成に用いる電解メッキ溶液のpH値:xと、電解金属メッキ膜を形成する際の電位:yとが、y≦−0.059x+0.082を満たす条件下で、電解金属メッキ膜の形成を行なう。
図4は、電解金属メッキ膜を形成する際の電位と電解メッキ溶液のpH値との関係において、電解金属メッキ膜を形成する際に水素が発生する領域を水素発生領域として示している。尚、電解メッキ溶液におけるCuイオン濃度を1〜30g/L(標準状態)、硫酸濃度を0.1〜400g/L(標準状態)及び塩素濃度を1〜100ppmの範囲とし、また、アノード電極にCuプレートを設置する一方、カソード電極に半導体基板を設置している。また、3つ目の電極としてAg/AgCl電極よりなる参照電極を用いることにより、電解メッキ溶液において生成されるCu膜の酸化電位及び還元電位を正確に計算できるようにしている。
図4から明らかなように、電解メッキ溶液のpH値:xと、電解金属メッキ膜の形成電位y:とが、y≦−0.059x+0.082[v]を満たす条件下で、電解金属メッキ膜を形成すれば、水素を発生させることなく電解金属メッキ膜を形成することができる。これにより、第1のコンタクトホール2a及び第2のコンタクトホール4aに形成されるコンタクト並びに第1の配線溝2b及び第2の配線溝4bに形成される配線となる積層金属膜9を形成する際に水素が発生しないので、容量素子5の特性劣化を防止することができる。
次に、電解金属メッキ膜の第2の形成条件として、コンタクトホールの底部における成長レートのコンタクトホールの開口部近傍の成長レートに対する比が10以上となる条件下で、電解金属メッキ膜を形成する。
図5は、一例として第1のコンタクトホール2aの底部の成長レートを第1のコンタクトホール2aの開口部近傍の成長レートで割ることにより得られる成長レート比と電解金属メッキ膜の形成電位との関係において、電解金属メッキ膜の形成の際にボイドが発生する領域をボイド発生領域として示している。尚、電解メッキ溶液のpH値:xを1に設定すると共に、第1のコンタクトホール2aのアスペクト比(A.R)を4に設定している。また、アスペクト比を4に設定しているのは、近年の半導体配線形成において多く用いられていると考えられるコンタクトホールのアスペクト比の値である。尚、ここでは、一例として、第1のコンタクトホール2aを用いて説明しているが、以下の内容も含めて、第2のコンタクトホール4aの場合であっても同様である。
図5から明らかなように、成長レート比が10以上になる条件下で、電解金属メッキ膜を形成すれば、第1のコンタクトホール2a内に形成される積層金属膜9内にボイドが発生することがなくなるので、積層金属膜9よりなるコンタクトに断線が発生することを防止できる。
図3(a)で示したように、第1及び第2のコンタクトホール2a、4aの開口部近傍に形成されるバリアメタル膜6は、スパッタ法により形成されるために、一般的に、第1及び第2のコンタクトホール2a、4aの開口部近傍ではオーバーハング形状になる(図示せず)。このため、第1及び第2のコンタクトホール2a、4aの開口部近傍における成長レートが、第1及び第2のコンタクトホール2a、4aの底部における成長レートよりも高い場合には、第1及び第2のコンタクトホール2a、4aの開口部近傍における開口が先に閉じるので、第1及び第2のコンタクトホール2a、4a内に形成される積層金属膜9の内部にボイドが発生してコンタクトに断線が生じる。
しかしながら、本実施形態では、第1のコンタクトホール2aの底部における成長レートの第1のコンタクトホール2aの開口部近傍の成長レートに対する比が10以上となる条件下で、電解金属メッキ膜を形成することにより、アスペクト比が高い(A.R.=4)第1のコンタクトホール2aの内部に銅膜よりなる電解金属メッキ膜をボイドを発生させることなく埋め込むことができる。
図6は、電解金属メッキ膜を形成する際の電位:yと電解メッキ溶液のpH値:xとの関係において、水素発生領域及びボイド発生領域を示している。尚、コンタクトホールのアスペクト比は、図5の場合と同様に、A.R=4に設定しており、この場合における電解メッキ溶液の各pH値に対応する水素発生電位及びボイド発生電位が示されている。
図6から明らかなように、図上の白抜きの領域6a内に含まれる条件下で、電解金属メッキ膜を形成すれば、水素を発生させることなく且つボイドを発生させることなく、電解金属メッキ膜を形成することができる。
図7は、第1の実施形態に係る半導体装置を構成する上部電極4又は下部電極2の8インチウェハ面内における49点で測定して得られた各コンタクト配線抵抗を示している。尚、図7には、前記第1及び第2の条件を満たさない条件下で電解金属メッキ膜を形成した場合について、同様に測定した各コンタクト配線抵抗を示している。
図7から明らかなように、第1の実施形態に係る半導体装置についての各コンタクト配線抵抗は300〜400Ω/mmの範囲内に収まっており、コンタクト配線抵抗が安定しているので、第1の実施形態に係る半導体装置は良好な電気特性を得ることが明らかである。
以上のように、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置及びその製造方法によると、下部電極2及び上部電極4に接続する積層金属膜9よりなるコンタクトは、下から順に形成されたバリアメタル膜7、シードメタル膜及び電解金属メッキ膜よりなるので、半導体装置の製造工程中に水素が発生することを防止できる。このため、水素バリア膜によって容量素子5を被覆する必要がなくなるので、半導体装置のプロセスインテグレーションが容易になると共に容量素子5の特性劣化を防止することができる。また、第1及び第2のコンタクトホール2a、4a及び第1及び第2の配線溝2b、4bに形成される電解金属メッキ膜にボイドが発生することを防止できるので、積層金属膜9よりなるコンタクト及び配線に断線が生じることを防止することができる。
また、バリアメタル膜7として、タンタルイリジウム膜又はタンタル膜を用いることにより、従来一般に用いられているチタンナイトライド膜と比較して、配線又はコンタクトとなる積層金属膜9中に含まれるCu原子が層間絶縁膜6中へ拡散することを防止するバリア性能が高く、且つ、500℃以上の高温で安定であるので、バリアメタル膜として効果的である。さらに、タンタルイリジウム膜として、強誘電体膜よりなる容量絶縁膜3を有する半導体装置の製造工程において酸素バリア膜に汎用的に用いられているイリジウム膜合金を用いることにより、半導体装置に用いるコンタクト又は配線のためのバリアメタル膜7の形成におけるプロセスインテグレーションが容易になる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法について、図8(a)〜(c)及び図9(a)〜(c)を参照しながら説明する。
まず、図8(a)に示すように、半導体基板10の表面部にソース領域又はドレイン領域となる不純物拡散層11を形成すると共に、半導体基板10の上に、3〜12nmの膜厚を有するゲート絶縁膜12を形成し、該ゲート絶縁膜12の上に、70〜120nmの膜厚を有するノンドープアモルファスシリコン膜よりなるゲート電極13を形成する。さらに、不純物拡散層11及びゲート電極13の表面に、ボロンを10〜1015/cm2注入した後、650〜850℃の範囲で10〜30分の間活性化アニールを行なうことにより、不純物拡散層11及びゲート電極13の表面に5〜20nmの膜厚を有するコバルトサリサイド膜14を形成する。コバルトサリサイド膜14が表面に形成された不純物拡散層11及びゲート電極13よりなる電界効果型トランジスタ15は、図示していないが、多数形成されており、各電界効果型トランジスタ15を分離するように300〜750nmの膜厚を有する埋め込み酸化膜16を形成する。
次に、半導体基板10の上に、電界効果型トランジスタ15を覆うように、300〜700nmの膜厚を有するBPSG膜よりなる保護絶縁膜17を形成する。尚、BPSG膜は、ボロン濃度が0.5〜2.5wt%の範囲、リン濃度が1.0〜6.0wt%の範囲である。次に、CVD法とエッチバック法とを組み合わせて又はCVD法とCMP法とを組み合わせて行なうことによって、保護絶縁膜17を貫通して延びるように不純物拡散層11の表面と下端が接続するタングステン膜よりなるコンタクトプラグ18を形成する。
次に、図8(b)に示すように、スパッタ法により、保護絶縁膜17の上に、下面がコンタクトプラグ18の上端を覆うように、50〜150nmの膜厚を有するイリジウム膜よりなる酸素バリア膜を形成する。次に、スパッタ法により、酸素バリア膜の上に、50〜150nmの膜厚を有する第1の白金膜を堆積する。次に、第1の白金膜の上に、有機金属分解法、MOCVD法(有機金属化学的気相成膜法)又はスパッタ法等により、100〜200nmの膜厚を有するビスマス層状ペロブスカイト構造を有するSBT(SrBi2(Ta1-x、Nbx29)膜よりなる強誘電体膜を堆積する。次に、強誘電体膜を結晶化させる目的で、例えば、850℃、3分間の酸素アニール処理を行なう。この場合、下面がコンタクトプラグの上端を覆うイリジウム膜よりなる酸素バリア膜が形成されているので、酸素アニール時においてタングステン膜よりなるコンタクトプラグ18と酸素との異常反応を抑制することができる。次に、スパッタ法により、強誘電体膜の上に50〜150nmの膜厚を有する第2の白金膜を堆積する。次に、酸素バリア膜、第1の白金膜、強誘電体膜及び第2の白金膜に対して、フォトマスクを用いてドライエッチングを一括して行なうことにより、酸素バリア膜と第1の白金膜とが一体化された下部電極19、強誘電体膜よりなる容量絶縁膜20及び第2の白金膜よりなる上部電極21から構成される所望の面積を有する容量素子22を形成する。
次に、図8(c)に示すように、HDP(ハイ・デンシティー・プラズマ)CVD法により、保護絶縁膜17の上に、容量素子22を覆うように、250〜800nmの膜厚を有するO3−USG膜又はプラズマF−TEOS膜又はプラズマTEOSよりなる層間絶縁膜23を形成した後、CMP法により、層間絶縁膜23の上面を平坦化する。その後、層間絶縁膜23に対して、フォトマスクを用いてドライエッチングを選択的に行なうことにより、コバルトサリサイド膜14が形成されている不純物拡散層11の表面を露出させる第1のコンタクトホール1a(貫通孔)及び該第1のコンタクトホール1bと連通する第1の配線溝1b(貫通孔)並びに上部電極21の上面を露出させる第2のコンタクトホール21a(貫通孔)及び該第2のコンタクトホール21aと連通する第2の配線溝21b(貫通孔)とを形成する。
次に、図9(a)に示すように、スパッタ法により、第1のコンタクトホール1a及び第1の配線溝1b並びに第2のコンタクトホール21a及び該第2の配線溝21bの内部を含む層間絶縁膜23の上に、タンタルイリジウム膜よりなる10〜100nmの膜厚を有するバリアメタル膜24を形成する。尚、バリアメタル膜24として、タンタルイリジウム膜の代わりにタンタル膜を用いてもかまわない。
次に、図9(b)に示すように、スパッタ法により、バリアメタル膜24の上に、10〜100nmの膜厚を有するCu膜よりなるシードメタル膜を形成した後、電解金属メッキ法を用いて、300〜500の膜厚を有すCu膜よりなる電解金属メッキ膜を形成することにより、シードメタル膜及び電解金属メッキ膜よりなる銅膜25が形成される。このようにして、バリアメタル膜24及び銅膜25よりなる積層金属膜26が形成される。尚、第1の実施形態と同様に、積層金属膜26は、第1のコンタクトホール1a及び第2のコンタクトホール21aに形成されるコンタクトと、第1の配線溝1b及び第2の配線溝21bに形成される配線となる。
また、電解金属メッキ膜の形成条件は、図6において示したように、第1の形成条件及び第2の形成条件を満たす領域6aの範囲を満たす条件下で電解金属メッキ膜を形成すればよい。
すなわち、前述の第1の実施形態と同様に、第1の形成条件として、電解金属メッキ膜の形成に用いる電解メッキ溶液のpH値:xと、電解金属メッキ膜を形成する際の電位:yとが、y≦−0.059x+0.082を満たす条件下で電解金属メッキ膜を形成することが好ましい。このようにすると、電解金属メッキ膜を形成する際の電位として水素を発生させる電位よりも低い電位で電解金属メッキ膜を形成するので、半導体装置の製造工程中に水素が発生することを防止できる。このため、水素バリア膜によって容量素子を覆う必要がなくなるので、半導体装置のプロセスインテグレーションが容易になると共に容量素子の特性劣化を防止することができる。
さらに、前述の第1の実施形態と同様に、第2の形成条件として、コンタクトホールの底部における成長レートのコンタクトホールの開口部近傍の成長レートに対する比が10以上となる条件下で、電解金属メッキ膜を形成することが好ましい。例えば、第1のコンタクトホール1aの底部における成長レートの第1のコンタクトホール1aの開口部近傍の成長レートに対する比が10以上となる条件下で、電解金属メッキ膜を形成すればよい。このようにすると、例えば、第1のコンタクトホール1aに形成される電解金属メッキ膜内にボイドが発生することを防止できるので、積層金属膜26よりなるコンタクト及び配線に断線が生じることを防止することができる。
次に、図9(c)に示すように、CMP法により、層間絶縁膜23の上面が露出するように積層金属膜26を研磨する。これにより、第1のコンタクトホール1a及び第1の配線溝1b並びに第2のコンタクトホール21a及び第2の配線溝21bへの積層金属膜26の埋め込みが完了することにより、半導体装置の製造が完成する。
このように、第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法によると、図8(b)に示したように、下部電極19用のコンタクトプラグを半導体基板10側に設置するので、下部電極19、容量絶縁膜20及び上部電極21から構成される容量素子22は、1枚のフォトマスクを用いてドライエッチングを一括して行なうことにより形成することができる。このため、前述の第1の実施形態に係る半導体装置及びその製造方法と比較すると、下部電極19、容量絶縁膜20及び上部電極21のそれぞれのオーバーラップマージンを最小にすることができる。したがって、第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法によると、上部電極21の大きさを基準にして容量絶縁膜20の容量を規定することができると共に、ドライエッチングによって上部電極21、容量絶縁膜20及び下部電極19を同時にエッチングすることができるため、容量素子22の高集積化が容易になるので、容量素子の高集積化を大幅に向上させることができる。
また、第1の実施形態と同様に、コンタクト及び配線は、下から順に形成されたバリアメタル膜7、シードメタル膜及び電解金属メッキ膜よりなるので、半導体装置の製造工程中に水素が発生することを防止できる。このため、水素バリア膜によって容量素子22を被覆する必要がなくなるので、半導体装置のプロセスインテグレーションが容易になると共に容量素子22の特性劣化を防止することができる。また、第1及び第2のコンタクトホール1a、21a並びに第1及び第2の配線溝1b及び21bに形成される電解金属メッキ膜にボイドが発生することを防止できるので、コンタクト及び配線に断線が生じることを防止でき、良好な電気特性を実現できる。
また、バリアメタル膜24として、タンタルイリジウム膜又はタンタル膜を用いることにより、従来一般に用いられているチタンナイトライド膜と比較して、配線又はコンタクトとなる積層金属膜26中に含まれるCu原子が層間絶縁膜23中へ拡散することを防止するバリア性能が高く、且つ、500℃以上の高温で安定であるので、バリアメタル膜として効果的である。さらに、タンタルイリジウム膜として、強誘電体膜よりなる容量絶縁膜20を有する半導体装置の製造工程において酸素バリア膜に汎用的に用いられているイリジウム膜合金を用いることにより、半導体装置に用いるコンタクト又は配線のためのバリアメタル膜24の形成におけるプロセスインテグレーションが容易になる。
以上のように、本発明の半導体装置及びその製造方法によると、下部電極及び上部電極のうちの少なくとも一方に接続する積層金属膜よりなるコンタクトは、下から順に形成されたバリアメタル膜、シードメタル膜及び電解金属メッキ膜よりなるので、半導体装置の製造工程中に水素が発生することを防止できる。このため、水素バリア膜によって容量素子を被覆する必要がなくなるので、半導体装置のプロセスインテグレーションが容易になると共に容量素子の特性劣化を防止することができる。したがって、強誘電体膜よりなる容量絶縁膜を有する容量素子を備える微細化された半導体装置及びその製造方法として、本発明の半導体装置及びその製造方法を適用すると効果的である。
本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の構造を示す要部断面図である。 (a)〜(c)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す工程断面図である。 (a)〜(c)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す工程断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る電解金属メッキ膜の形成電位と電解メッキ溶液のpH値との関係における水素発生領域を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る電解金属メッキ膜の成長レート比と電解金属メッキ膜の形成電位との関係におけるボイド発生領域を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る電解金属メッキ膜の形成電位と電解メッキ溶液のpH値との関係における水素発生領域及びボイド発生領域を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るコンタクト配線抵抗を示す図である。 (a)〜(c)は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す工程断面図である。 (a)〜(c)は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す工程断面図である。 従来の半導体装置の構造を示す要部断面図である。
符号の説明
1 半導体基板
2 下部電極
2a 第1のコンタクトホール
2b 第1の配線溝
3 容量絶縁膜
3a 開口部
4 上部電極
4a 第2のコンタクトホール
4b 第2の配線溝
5 容量素子
6 層間絶縁膜
7 バリアメタル膜
8 シードメタル膜及び電解金属メッキ膜よりなる銅膜
9 積層金属膜
10 半導体基板
11 不純物拡散層
12 ゲート絶縁膜
13 ゲート電極
14 コバルトサリサイド膜
15 電界効果型トランジスタ
16 埋め込み酸化膜
17 保護絶縁膜
18 コンタクトプラグ
19 下部電極
20 容量絶縁膜
21 上部電極
22 容量素子
23 層間絶縁膜
24 バリアメタル膜
25 シードメタル膜及び電解金属メッキ膜よりなる銅膜
26 積層金属膜

Claims (9)

  1. 基板上に、下から順に形成された下部電極、強誘電体膜よりなる容量絶縁膜及び上部電極から構成される容量素子と、
    前記基板上に、前記容量素子を覆うように形成された層間絶縁膜と、
    前記層間絶縁膜を貫通して延びるように形成されており、前記下部電極及び前記上部電極のうちの少なくとも一方に接続する積層金属膜よりなるコンタクトとを備え、
    前記積層金属膜は、下から順に形成されたバリアメタル膜、シードメタル膜及び電解金属メッキ膜よりなることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記コンタクトの上に該コンタクトと一体に形成されており、前記積層金属膜よりなる配線をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記バリアメタル膜は、タンタルイリジウム膜又はタンタル膜よりなることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 前記シードメタル膜及び前記電解金属メッキ膜は、銅膜よりなることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 基板上に、下部電極、強誘電体膜よりなる容量絶縁膜及び上部電極が下から順に形成されてなる容量素子を形成する工程と、
    前記基板上に、前記容量素子を覆うように層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記層間絶縁膜を貫通して延びると共に前記下部電極及び前記上部電極のうちの少なくとも一方の上面を露出させる貫通孔を形成する工程と、
    前記貫通孔内に、バリアメタル膜、シードメタル膜及び電解金属メッキ膜が下から順に形成されてなる積層金属膜を形成する工程とを備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 前記積層金属膜は、前記貫通孔内の下部に形成される第1のコンタクトと、前記貫通孔内の上部に形成される配線とからなることを特徴とする請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記容量素子を形成する工程よりも前に、前記基板の上に形成された保護絶縁膜を貫通して延びると共に前記基板の上面と連通する第2のコンタクトを形成する工程をさらに備え、
    前記下部電極の下面は前記第2のコンタクトの上端と接続しており、
    前記下部電極、前記容量絶縁膜及び前記上部電極は、同一のエッチング工程により形成されており、
    前記貫通孔を形成する工程は、前記上部電極の上面を露出させる工程を含むことを特徴とする請求項5又は6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記電解金属メッキ膜は、前記電解金属メッキ膜の形成に用いる電解メッキ溶液のpH値:xと、前記電解金属メッキ膜を形成する際の電位:yとが、y≦−0.059x+0.082を満たす条件で形成されることを特徴とする請求項5〜7のうちのいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記電解金属メッキ膜は、前記貫通孔の底部における成長レートの前記貫通孔の開口部近傍の成長レートに対する比が10以上となる条件で形成されていることを特徴とする請求項5〜8のうちのいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
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