JP2005055032A - 給排気換気扇 - Google Patents

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Abstract

【課題】 給排気換気扇の構成を簡素化することによりその製造コストの低減を推進し、低騒音で省電力な常時換気に好適な給排気換気扇を得る。
【解決手段】 相互に独立した排気空間部2と給気空間部3を画成し、給気空間部3と排気空間部2とに跨がる給排気のための全体が円形の室外へ連絡させる開口部をもった本体箱体4の排気空間部2に軸流式の排気送風機12を組込み、給気空間部3に多翼式の給気送風機13を組込み、排気送風機12によって室内の空気を吸込み、室外へ排気するようにし、給気送風機13によって室外の空気を吸込み、室内へ給気するように構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、室内の汚濁した空気の室外への排気と、室外の空気を室内へ取入れる給気を行う給排気換気扇に関するものである。
従来の給排気換気扇は、両軸式の単一のモータの回転軸にそれぞれ多翼式の羽根を装着し、各羽根をファンケーシングで覆って排気送風機と給気送風機とを構成している。排気送風機と、給気送風機は同時運転され、同時給排気による換気運転が行われる。この中には、排気流と給気流とを熱交換器に通し、給排気流間で連続的に熱交換を行わせるようにしたものもある。なお、この種の従来技術に関しては、特許文献1に開示された技術が有る。
特開平05―033979号公報
従来の給排気換気扇においては、一つのモータで排気送風機と給気送風機の各羽根を同時に回転させるため、それに似合った能力のモータを選定する必要がある。個別のモータで排気送風機と給気送風機の羽根を回転させる方が個々のモータについてはその能力に見合った安価なもので済み、結果的には個々のモータについて長寿命化を図ることができる。また、両軸式のモータでは、排気側の吹出し部分は正圧となり、給気側の吸込み部分は負圧となり、この間をモータが跨ぐ構成を採ることになるため、排気側と給気側の気密の保持が難しく、気密保持についての構造も面倒なものとなる。そして、給気と排気を隔てる隔壁構造についても、熱交換をしないものでは、給排気流間での温度差が大きい場合、結露するため断熱構造を採る必要があり、構造が複雑になる。また、高気密住宅では有害化学物質を排出する目的で設置され、常時換気を行うことになるが、従来の給排気換気扇では騒音、消費電力ともに高く、本体自体も大きいといった問題がある。
本発明は、係る従来の問題点を解決するためになされたものであって、その課題とするところは、給排気換気扇の構成を簡素化することによりその製造コストの低減を推進することであり、低騒音で省電力な常時換気に好適な給排気換気扇を得ることであり、そして、その給排気換気扇の使い勝手の向上や機能の向上を推進することである。
前記課題を達成するために本発明は、相互に独立した排気空間部と給気空間部を画成し、給気空間部と排気空間部とに跨がる給排気のための全体が円形の室外へ連絡させる開口部をもった本体箱体の排気空間部に軸流式または斜流式の独立した排気送風機を組込み、給気空間部に多翼式の独立した給気送風機を組込み、排気送風機によって室内の空気を吸込み、室外へ排気するようにし、給気送風機によって室外の空気を吸込み、室内へ給気するように構成する手段を採用する。
上記手段を採用することにより、排気空間部と給気空間部とは、特別な構造部材を設けることなく気密や断熱を本体箱体の構造自体により確保できる。そして、排気については低静圧で大風量に適した消費電力の少ない低騒音の排気送風機により行うことができ、給気については中静圧で中風量の消費電力の少ない給気送風機により行うことができる。設置については円筒形で中央に仕切りを持つ二層管換気ダクトに接続して、容易に室外へ連絡させることができる。
この給排気換気扇は、相互に中央の隔壁で左右に仕切られた独立した排気空間部と給気空間部を有する樹脂の一体成形物で作られた本体箱体に機能部品が組込まれて構成されている。本体箱体の前面は開放していて、本体箱体の前面に、排気空間部と給気空間部にそれぞれ個別に連なる背面構造を備えた樹脂製の前面グリルが装着されている。
本体箱体の背面は、背面構造で閉止されている。背面構造の中央には隔壁で左右に二分された丸孔が開けられている。丸孔の片方は給気空間部に通じ、給気用の吸込口として機能し、丸孔の他方は排気空間部に通じ、排気用の吹出口として機能する。前面グリルの前面上部には、隔壁に対して離隔して角形の給気用の吹出口と、角形の排気用の吸込口が横並びに設けられている。これにより、気流の向きとともに給排気流間でのショートサーキットが防止される。排気空間部には軸流式又は斜流式の排気送風機が組込まれ、給気空間部には多翼式の給気送風機が組込まれている。
排気空間部と給気空間部とは隔壁で区切られ、特別な構造部材を設けることなく気密や断熱を本体箱体の構造自体により確保できる。排気については低静圧で大風量に適した消費電力の少ない低騒音の排気送風機により行うことができ、給気については中静圧で中風量の消費電力の少ない給気送風機により行うことができる。設置については円筒形で中央に仕切りを持つ単一の二層管換気ダクトに接続して、容易に室外へ連絡させることができる。
実施の形態1.
図1は本実施の形態の給排気換気扇の分解斜視図、図2は同じく部分分解斜視図、図3は縦断正面図、図4は取付け状態で示した排気空間部側の縦断側面図、図5は取付け前の状態で示した給気空間部側の縦断側面図、図6は給排気換気扇の全体を示した斜視図である。この給排気換気扇は、相互に中央の隔壁1で左右に仕切られた独立した排気空間部2と給気空間部3を有する樹脂の一体成形物で作られた本体箱体4に機能部品が組込まれて構成されている(図3参照)。本体箱体4の前面は開放していて、本体箱体4の前面に、排気空間部2と給気空間部3にそれぞれ個別に連なる背面構造を備えた樹脂製の前面グリル5が着脱可能に装着されている。
本体箱体4の背面は、背面構造6で閉止されている。背面構造6の中央には隔壁1で左右に二分された丸孔が開けられている。丸孔の片方は給気空間部3に通じ、給気用の吸込口7として機能し、丸孔の他方は排気空間部2に通じ、排気用の吹出口8として機能する。給気用の吸込口7の下端には、排水用の樋9が外部に下傾して延出されている。前面グリル5の前面上部には、隔壁1に対して離隔して角形の給気用の吹出口10と、角形の排気用の吸込口11が横並びに設けられている。これにより、気流の向きとともに給排気流間でのショートサーキットが防止される。排気空間部2には軸流式の排気送風機12が組込まれ、給気空間部3には多翼式の給気送風機13が組込まれている。
排気送風機12と給気送風機13は、各駆動モータ14,15の回転軸がほぼ同一線上に水平に設けられ、各回転軸にそれぞれ軸流羽根16と多翼羽根17が装着されている。排気送風機12の軸流羽根16は、吸込側に位置し、駆動モータ14は吹出側に位置している。排気送風機12には、軸流羽根16と駆動モータ14を覆うファンケーシング18が備えられている。ファンケーシング18は、軸流羽根16の外周部をその後縁まで覆う円筒構造19と、この円筒構造19に繋がり、駆動モータ14の外殻を覆うとともに吹出口8に導く半径方向に向いた吹出ガイド20を持つカバー構造21とから構成されている。円筒構造19は隔壁1に取付けられたカバー構造21の端に軸方向の操作で着脱できるように嵌め装着されている。吹出ガイド20の最下端面は吹出口8の下端面とほぼ同位置になっている。また、ファンケーシング18における円筒構造19の一端には、軸流羽根16の外径の50〜70%程度の内径を有するベルマウス22が形成され、排気送風機12の吸込口となっている。本体箱体4の排気送風機12の吸込口に向かう面には円弧面の吸込ガイド23が設けられ、吸込口に気流を円滑に導き込むようになっている。排気送風機12の駆動モータ14はスイッチ操作によるノッチ切換えにより強弱運転が可能であり、また、左下面に設けられた電源スイッチ24のスイッチ操作により運転/停止させることができる。
給気送風機13の駆動モータ15は、給気空間部3に一体成形により設けられたモータ固定板25の背面側に、すなわち、給気風路に位置しない部分に配置され、その外殻を本体箱体4にネジ締めすることにより取付けられている。給気送風機13の駆動モータ15もノッチ切換えにより強弱運転が可能であり、電源スイッチ24に並んで設けられた給気スイッチ26のスイッチ操作により給気送風機13のみ、その運転/停止が可能である。駆動モータ15の回転軸に装着された多翼羽根17は、発泡スチロールで作られたファンケーシング27に納められている。給気送風機13のファンケーシング27の最下端面は本体箱体4の背面に設けられた給気用の吸込口7の下端面とほぼ同位置になっている。
このファンケーシング27の一端の吸込口面にはエアーフィルタ28を装着するためのホルダ30の一部をなす枠要素が構成され、吹出口部分の内面には吸音材29が貼設されている。この枠要素にはもう一つの枠要素が結合され、給気空間部3の隔壁1に面する空間部分に密着して収まる角形のホルダ30が構成されている。ホルダ30は本体箱体4の前面に縦長に構成されたフィルタ装着口31に前面から抜き差しでき、ホルダ30に着脱可能に嵌め装着されたエアーフィルタ28によって吸込口7から吸込まれた空気を給気送風機13の前段において濾過する(図3参照)。ホルダ30のエアーフィルタ28が収められる幅方向の寸法に対して、それを収納する本体箱体4側のフィルタ装着口31の幅寸法は大きくしてあり、その隙間部分はホルダ30に設けられたフランジ部32によって塞がれる構成となっている。このような構成により、エアーフィルタ28に付着した虫や埃がホルダ30内に入り込んだ場合においてもフィルタ装着口31の幅寸法は大きいため、清掃性は良好である。
ホルダ30の最下端面は吸込口7の下端面とほぼ同位置になっていて、ファンケーシング27の吸込口面の部分にホルダ30に通じるドレン孔が設けられている。ホルダ30に納められたエアーフィルタ28は、前面グリル5の前面に設けられた開閉蓋33を開閉することにより前面グリル5を装着したまま保守や交換が可能である。そして、開閉蓋33によりホルダ30との嵌合部分の空気漏れは、ホルダ30のフランジ部32に設けられたパッキン材とともに二重の構造で防止されている。エアーフィルタ28については、例えば花粉などを除去する目的であれば高性能な素材を用い、虫などの侵入を防止するのであれば、不織布やサランネットなどの比較的圧損が少なく、目詰まりしにくいものを用いる。また、モータ固定板25のファンケーシング27内部側又は、その反対側には断熱材が貼付けられ、発泡スチロールで一体成形されたファンケーシング27及びホルダ30と結合した形態で、給気空間部3はほぼ完全な断熱構造となっている。
モータ固定板25のファンケーシング27内面に面する部分の断熱は、前述したように断熱材を貼付けても良いが、作業性を改善するために、例えば厚みが10mm程度の発泡スチロール製の断熱部材をモータ固定板25のモータが位置する側から嵌め込んだ後に、駆動モータ15をモータ固定板25に固定するようにすれば良い。なお、これらの結合部分には、必要に応じて空気漏れを防ぐためのクッション材が貼られるが、空気漏れは結露の発生に繋がり、不具合が生じるためである。
二つの枠要素の結合体として構成されたホルダ30の結合形態は、凹凸による嵌合い結合か印籠結合など、結合部で結露水が漏れない形態を採ることにより、作業性と品質の向上を図ることができる。また、フィルタ装着口31のホルダ30の下面が当る位置に突起による空間Sを設けることにより、例えば、霧発生時の運転においてエアーフィルタ28に付着した結露水がホルダ30の結合部から染み出す現象を軽減できる。
本体箱体4の排気空間部2の背面側上部には、図4に示すように排気送風機12のファンケーシング18と本体箱体4の上面内壁とで囲まれた空間部分に二部品で構成された電気部品収納ケース34が設けられている。この電気部品収納ケース34には、速結端子、強弱切換えスイッチ35などの電気部品が納められている。電気部品収納ケース34は、給気空間部3の背面側上部の、図5に示すように給気送風機13のファンケーシング27と本体箱体4の上面内壁とで囲まれた空間部分に嵌め込まれている。電気部品収納ケース34には、本体箱体4背面上部に設けられた係止孔36に係合する連結片37が設けられ、嵌め込みとともに連結片37と係止孔36を結合させることにより、連結片37の支保作用により本体箱体4の背面上部の剛性が高まる。
電気部品収納ケース34の形状は、細長い形をしており、空間部分に位置する側にコンデンサなどの電気部品が収められている。こうした構成を採ることにより、本体箱体4の背面の吸込口7や吹出口8から万一雨水が侵入し、給気空間部3や排気空間部2に漏れ出した場合でも、吸込口7や吹出口8より上位に電気部品収納ケース34があるため電気部品に水が掛かることがない。排気空間部2に設けた電気部品収納ケース34には、排気送風機12が給気送風機13よりコンパクトな軸流式であるため、容積が大きくなっており、速結端子などのより重要で電気配線を要する電気部品が収納されている。また、排気空間部2のため結露することがないので、結露に弱い電気部品もこの電気部品収納ケース34に収納されている。
本体箱体4の背面にある吸込口7と吹出口8には、それぞれを開閉する引き戸式の給気シャッタ38と排気シャッタ39が設けられている。吸込口7を開閉する給気シャッタ38と吹出口8を開閉する排気シャッタ39は、いずれも本体箱体4の背面の空間に収められ、吹出口8と吸込口7の部分に設けられた背面板40によって背面側から押さえられている。背面板40の背面には断熱材が全面に貼付けられ、この部分での結露が防止されている。給気シャッタ38には、閉状態でも吸込口7の樋9の外部への連絡を保持する切欠き41が設けられ、給気シャッタ38の開閉に拘らず、給気空間部3側に生じる水を排水することができる。給気シャッタ38と排気シャッタ39にはその下端に操作摘み42と43がそれぞれ設けられ、本体箱体4の下面に形成されたスリットから外部に引出されている。
図7と図8は、共に背面板40を外した状態で示した背面図であり、図7は給気シャッタ38と排気シャッタ39が開状態を、図8は給気シャッタ38と排気シャッタ39が閉状態を表している。操作摘み42,43は、本体箱体4の左右に配置してあるため、本体の下面から見ると、給気シャッタ38と排気シャッタ39がどの状態にあるのか目視できる。例えば、台風などで一時的に給気シャッタ38を閉じても、そのままその状態になっていることに気付かずにいるようなことを回避できる。給気シャッタ38と排気シャッタ39の操作摘み42,43の本体箱体4のスリットから引出されるアーム部のスリットとの隙間は、本体箱体4側または背面板40側に貼付けられたパッキン材によって塞がれている。このパッキン材の機能により、冬季においてこの隙間部分から室内側の暖かい空気と給気側の冷たい空気が混ざって、この部分から結露水が室内側に滴下するようなことを防ぐことができる。このパッキン材が機能しなかった場合を考慮して、スリットの隙間部分を給気シャッタ38及び排気シャッタ39が開状態にあっても閉状態にあっても塞ぐように、操作摘み42,43は、給気シャッタ38及び排気シャッタ39の幅寸法のほぼ中央に位置して設けられ、給気シャッタ38と排気シャッタ39の底部に位置する本体箱体4の下部にリブ4A,4B,4C,4Dが形成されている。
本体箱体4は、図4に示すように部屋の壁面Wにネジ付けされる鋼板製の取付金具44によって取付けられる。取付金具44は中央に丸孔を有し、上部に本体箱体4の背面側上部の係止孔45に掛止めうるフック46を備えている。そして、下部には本体箱体4の背面下部に嵌まり込む突出部が設けられ、係止孔45にフック46を掛け、この突出部のネジ孔に本体箱体4の下面からネジ47を締め付けることにより、本体箱体4が部屋の壁面Wに取付けられる。取付金具44にはその丸孔に、接続フランジ48が挿通され、接続フランジ48のフランジ部によって取付金具44にパッキン材を挟んで掛止めされる。接続フランジ48は、中央に仕切壁が有り、本体箱体4の背面の吸込口7と吹出口8に連絡する給気路と排気路がある。この接続フランジ48は、壁を貫通して設けた丸形換気孔に下り勾配を付けて埋込まれた円筒形で中央に仕切りを持つ二層管換気ダクト49に接続される。
フック46に掛止めする係止孔45のある本体箱体4の背面上部は、背面視で電気部品収納ケース34の嵌まり込む大きな凹状となっているため強度が低下し勝ちで、本体箱体4の成形時にも背面上部は凹状に変形する。この変形を電気部品収納ケース34の嵌め込みによって矯正し、電気部品収納ケース34の連結片37の結合により本体箱体4の係止孔45周りの強度が補完されている。
この給排気換気扇は、同時給排気と排気のみの運転を行うことができ、給排気の処理風量も給気シャッタ38と排気シャッタ39の開閉具合により変えることができる。ただし、給気のみの運転はできないようになっている。すなわち、排気側にはフィルタは設けられていないため、運転を停止し、排気シャッタ39が閉じられない場合には、虫類の侵入が防止できないためである。また、後述するように回路の構成が複雑になるため、通常必要としない運転パターンは、前述した不具合を防止するためにもできないようになっている。
一方、給気側の給気シャッタ38が吸込口7を開放している場合には、給気送風機13は運転し、室外の空気を吸込口7から吸込み、前面グリル5の上部右寄りに設けられた給気用の吹出口10から室内へやや上方向きに吹出される。このとき、吸込口7から吸込まれた空気は、ホルダ30に保持されたエアーフィルタ28を通ってファンケーシング27に吸込まれる。従って、汚れが付着し易く清掃の困難な多翼羽根17への汚れの付着は少なく、給気送風機13の保守が容易である。給気送風機13の吹出側騒音は吸込側騒音より大きいが、ファンケーシング27の吹出し部分付近に吸音材29が貼設されているため、静粛性の備わった給気が行われるのみならず、ファンケーシング27内部に入込んだ結露水が大粒のまま吹出されることも防止することができる。
図3に示す状態において排気用の排気シャッタ39の操作摘み43を操作して図3における左方向に排気シャッタ39を破線の位置まで移動させると、排気用の吹出口8は全開となる。ただし、排気シャッタ39が全閉状態においても排気送風機12は運転される。排気送風機12が運転されると、前面グリル5の片側上部の吸込口11から吸込ガイド23に案内されて室内の空気が吸込まれ、ベルマウス22から軸流羽根16の回転によりファンケーシング18へ吸込まれる。そして、駆動モータ14側のカバー構造21の吹出ガイド20によりほぼ直角に吹出し方向が曲げられ、本体箱体4の背面の吹出口8から二層管換気ダクト49を経て室外へ排気される。
排気送風機12のファンケーシング18は、図4に示すように軸流羽根16の吸込側から見て、多翼式送風機のファンケーシングに似た形状をしているため、通常の軸流式送風機のエルボ形のファンケーシングとは異なり、空気の流れをスムーズに曲げることができ、騒音も低減する。また、ファンケーシング18の吸込側には、軸流羽根16の外径の50〜70%程度の内径を有するベルマウス22が備えられているため、ベルマウス22が無い場合より開放風量は低下するものの静圧は上昇する。
ここで、ベルマウス22の内径の大きさは通常、軸流羽根16の外径の70%程度が良いが、例えば非常に小風量の換気においては、モータのパワーを低下し過ぎた場合には、回転数のばらつきが生じたり、静圧が低下するといった不具合が生じるため、そのような場合には、内径の大きさを軸流羽根16の外径の50%まで小さくして、羽根負荷を調整することができる。そして、前面グリル5の吸込口11をファンケーシング18の吸込口に位置させなくても羽根の吸込口に面する本体箱体4の背面側に吸込み空気の流れをガイドする形状としたため、特性の悪化は少なく、吹出し側は排気用の吹出口8が二層管換気ダクト49との接続のため小さくても十分換気が行える。給気送風機13は多翼式で吹出し風速が速いため、給気用の吹出口10から吹出される気流と、排気用の吸込口11から吸込まれる気流でのショートサーキットは起きにくい。具体的には吹出口10と吸込口11の間隔が、60mm以上あればショートサーキットは1%以下で無視することができる。
この状態で、給気シャッタ38の操作摘み42を操作して図3における左方向に給気シャッタ38を破線の位置まで移動させていくと、給気用の吸込口7は塞がれ、給気送風機13の給気風量は徐々に低下するが、それにつれ騒音は上昇する。この騒音の上昇の度合いは、概ね給気シャッタ38の半開状態では2dB程度上昇し、全閉状態では5dB程度上昇するが、全閉状態においては、本体箱体4の下面に設けられた給気スイッチ26をオフ状態にして、給気送風機13の運転を停止できる。
このように、この給排気換気扇は、利用者の必要に応じ、あるいは室外の状況に応じて同時給排気、排気のみによる換気が可能であり、しかも、給排気に関する処理風量も変化させることができるので使い易く、常時換気に好適なものである。
同時給排気による換気運転において、例えば冬季、室内温度が20℃程度で、室外温度が0℃程度である場合、室内空気と室外空気の境界部で結露が発生し易く、風路の境界部で排気と給気が混合し易いが、本実施の形態の給排気換気扇では、給気送風機13のファンケーシング27及びエアーフィルタ28のホルダ30は断熱構造が採られているので、結露の恐れはなく、本体箱体4に一体に給気空間部3と排気空間部2を画成しているので空気漏れの恐れもなく、製造も容易で製造コストも低減する。
一般的に軸流式の送風機は、低静圧、大風量の仕様に適しており、軸流羽根に埃も付着し難い。小型の軸流式の送風機はコンデンサーラン誘導電動機と称される駆動モータにより駆動され、羽根負荷が低いためモータの同期速度付近で回転駆動されており、効率の高い点で運転されている。そして、非常に低騒音で消費電力も低く、駆動モータの寿命も長いという特徴がある。
また、多翼式の送風機は、中静圧、中風量の仕様に適し、多翼羽根に埃が付着し易いが、静圧印加による風量の低下が少なく騒音の変化も少ない。小型の多翼式の送風機はコンデンサーラン誘導電動機と称される駆動モータにより駆動され、羽根負荷が軸流式のものより大きく、モータの同期速度より低い点で回転駆動されており、効率の低い点で運転しているため、最大羽根効率は軸流式のものより高いものの消費電力も高くなっている。低騒音ではあるが送風機本体も大きくなるという特徴がある。
各駆動モータ14,15の起動用コンデンサは、モータ内に内蔵され、モータパワーを変更する手段である補コイル巻線を有していないため、図9に示すようにリード線は二線となっている。このため、パワーを下げる弱ノッチでは、駆動モータ14,15に直列に分圧用のコンデンサ50を接続した回路に、切換えスイッチ35によって切換えることによって行われる。本体外部に配線したスイッチ操作で、リレーによって強弱を切換えることもできるが、本体外部のスイッチ操作を要しないで強弱切換えをするには、共通端子が必要となり、電気配線は三線となり配線工事は面倒で、誤結線も起き易い。
居室で使用される給排気換気扇にあっては、室内へ取入れる外気を清浄にするエアーフィルタ28も重要である。排気送風機12を埃の付き難い、エアーフィルタを必要としない軸流羽根16による構成とし、給気送風機13を多翼式として、多翼羽根17の前段にエアーフィルタ28を配置して、多翼羽根17への埃の付着を防止している。
給気送風機13と排気送風機12の双方の軸方向をほぼ水平にすることにより、給気空間部3と排気空間部2の風路が非常にシンプルとなり、コンパクトな構成となる。一つのモータで二つの羽根を回す換気扇は、生産台数の少ない高価な両軸モータを使っているのでコストが高くつく。使用台数が多く、製造コストも安価な駆動モータ二つを使った方が、空気漏れ対策も容易であり、製造コストも低く、低騒音、省電力、長寿命を実現できる。そして、給気送風機13を停止できるため、例えば霧発生時や風雨の強い時などには、給気を停止し、排気のみで換気を行うことができ、使い勝手の良いものとなる。
必要換気風量は、建物に使用されている材料の違いの他、室温にも関係が深い。例えば、建材や家具等から発生する有害物質は、気温の高い夏季に多量に発生することから、換気風量も多く必要となる。このため、給気シャッタ38及び排気シャッタ39の開閉具合で処理風量を変更することは、使い勝手の点からも有効性が高い。本実施の形態においては、給気についても排気についても、給気シャッタ38及び排気シャッタ39の開閉具合により吸込口7の開口面積及び吹出口8の開口面積が小さくなることによる静圧印加の上昇においても騒音の上昇は少ない。特に排気側については排気送風機12の特性から騒音はむしろ低下する。給気シャッタ38の開閉具合により処理風量を変更することは、冬季の外気取入れによる冷風感の解消にも効果的である。また、外気温度が急激に低下した場合には、給気送風機13を本体箱体4の下面に設けられた給気スイッチ26をオフすることで、さらには給気シャッタ38を閉状態にすることで一次的に対策できる。
この給排気換気扇は、同時給排気による換気を常時行うことを目的としているため、換気風量を、強弱に切換えるスイッチを本体の外部に配線する必要は少なく、給気シャッタ38と排気シャッタ39の開閉度により調整することができるため、手間のかかる電気配線工事を必要としない工夫が払われている。すなわち、電気配線は速結端子による二線配線で、モータパワーの調整は、建材の種類による0.5回換気と0.7回換気の選択とし、速結端子の近傍に設けられた切換えスイッチ35で行うようにしている。また、電源スイッチ24と給気スィッチ26は、本体箱体4の下面の排気空間部2側に設けられているため電気配線は二線を速結端子に接続して、その近傍の切換えスイッチ35を切替えればよい。換気風量については、0.5回換気のケースが殆どであるため、予め0.5回換気側に切換えスイッチ35を設定しておけば良い。なお、本実施の形態では、切換えスイッチ35を二個設けているが、四接点を有するスイッチを使えば一つで済む。
そして、本体箱体4の前面上部左右に排気のための吸込口11と給気のための吹出口10を配置したため、排気の空気による壁面の汚れや、カーテン等で給気の吹出口10が塞がれるため設置できないといった不具合も解消できる。排気送風機12のファンケーシング18を円筒構造19とカバー構造21との二部品で構成し、円筒構造19をカバー構造21に嵌め装着しているので、前面グリル5を外した状態で円筒構造19や軸流羽根16の清掃を行うことができる。ファンケーシング18のカバー構造21を樹脂の一体成形物とし、これに駆動モータ14を取付けるように構成することにより、本体箱体4の排気空間部2にそのまま嵌め合わせて組込むこともでき、重量バランスが良く組付性にも優れたものとなる。
給排気換気扇の分解斜視図である。(実施の形態1) 給排気換気扇の部分分解斜視図である。(実施の形態1) 同じく給排気換気扇の縦断正面図である。(実施の形態1) 同じく取付け状態で示した排気空間部側の縦断側面図である。(実施の形態1) 同じく取付け前の状態で示した給気空間部側の縦断側面図である。(実施の形態1) 給排気換気扇の全体を示した斜視図である。(実施の形態1) 給気シャッタと排気シャッタが開状態を表した背面図である。(実施の形態1) 給気シャッタと排気シャッタが閉状態を表した背面図である。(実施の形態1) 給排気換気扇の電気回路を示した回路構成図である。(実施の形態1)
符号の説明
2 排気空間部、 3 給気空間部、 4 本体箱体、 7 吸込口、 8 吹出口、 9 樋、 10 吹出口、 11 吸込口、 12 排気送風機、 13 給気送風機、 16 軸流羽根、 17 多翼羽根、 18 ファンケーシング、 19 円筒構造、 20 吹出ガイド、 21 カバー構造、 22 ベルマウス、 23 吸込ガイド、 27 ファンケーシング、 28 エアーフィルタ、 30 ホルダ、 32 フランジ部、 34 電気部品収納ケース、 37 連結片、 38 給気シャッタ、 39 排気シャッタ、 41 切欠き。

Claims (14)

  1. 相互に独立した排気空間部と給気空間部を画成し、その給気空間部と排気空間部とに跨がる給排気のための全体が円形の室外へ連絡させる開口部をもった本体箱体の前記排気空間部に軸流式または斜流式の独立した排気送風機を組込み、前記給気空間部に多翼式の独立した給気送風機を組込み、前記排気送風機によって室内の空気を吸込み、室外へ排気するようにし、前記給気送風機によって室外の空気を吸込み、同室内へ給気するように構成した給排気換気扇。
  2. 請求項1に記載の給排気換気扇であって、本体箱体外部に設けたスイッチによって、給気送風機の運転を停止させることができるようにした給排気換気扇。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載の給排気換気扇であって、排気送風機と給気送風機の各駆動モータに直列にコンデンサを含む回路を挿入し、この回路に切換えスイッチにより切換えることによって前記排気送風機と給気送風機をそれぞれ弱運転させ得る給排気換気扇。
  4. 請求項1〜請求項3までのいずれかに記載の給排気換気扇であって、排気送風機と給気送風機の回転軸の方向を双方共、水平方向にした給排気換気扇。
  5. 請求項1〜請求項4までのいずれかに記載の給排気換気扇であって、本体箱体内の背面上部に電気部品収納ケースを組付け、この電気部品収納ケースには、前記本体箱体の背面上部に結合する連結片を設けた給排気換気扇。
  6. 請求項1〜請求項5までのいずれかに記載の給排気換気扇であって、室外へ連絡させる給排気のための開口部を本体箱体の背面に設け、これらを各々開閉するシャッタを前記本体箱体の背面側に設け、これらのシャッタを背面側から背面板を設け、前記本体箱体の背面と前記背面板の隙間部分を前記シャッタが開閉いずれの状態でも塞ぐように構成した給排気換気扇。
  7. 請求項6に記載の給排気換気扇であって、給気のための開口部の下端から、排水用の樋を外部に延出させ、この開口部を開閉するシャッタには、閉状態でも前記樋の外部への連絡を保持する切欠きを設けた給排気換気扇。
  8. 請求項6に記載の給排気換気扇であって、各シャッタに本体箱体より呈出する開閉操作摘みを設け、それらの開閉操作摘みは、前記本体箱体の左右に配置されている給排気換気扇。
  9. 請求項6〜請求項8までのいずれかに記載の給排気換気扇であって、給気用の吸込口と吹出口との間にエアーフィルタを着脱可能に設けた給排気換気扇。
  10. 請求項9に記載の給排気換気扇であって、エアーフィルタを着脱できるホルダに納めるとともに、このホルダのエアーフィルタが収められる方向の幅寸法に対して、これを収納する本体箱体側の収納部の幅寸法を大きくした給排気換気扇。
  11. 請求項10に記載の給排気換気扇であって、ホルダの下面とこれを収納する収納部との間に空間を設けた給排気換気扇。
  12. 請求項1〜請求項11までのいずれかに記載の給排気換気扇であって、排気送風機に、羽根の外周部を羽根の後縁まで覆う円筒構造と、この円筒構造に繋がり、モータの外殻を覆うとともに吹出口に導く吹出ガイドを持つカバー構造とによるファンケーシングを備え、前記円筒構造を軸方向に着脱できるようにした給排気換気扇。
  13. 請求項12に記載の給排気換気扇であって、排気送風機のファンケーシングにおける円筒構造に羽根外径の50〜70%程の内径を有するベルマウスを設けた給排気換気扇。
  14. 請求項12又は請求項13のいずれかに記載の給排気換気扇であって、排気送風機のファンケーシングにおける円筒構造と向き合う本体箱体の内壁に、室内の空気を前記円筒構造に向かわせる吸込ガイドを設けた給排気換気扇。
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