JP2005054871A - ころ軸受 - Google Patents

ころ軸受 Download PDF

Info

Publication number
JP2005054871A
JP2005054871A JP2003285566A JP2003285566A JP2005054871A JP 2005054871 A JP2005054871 A JP 2005054871A JP 2003285566 A JP2003285566 A JP 2003285566A JP 2003285566 A JP2003285566 A JP 2003285566A JP 2005054871 A JP2005054871 A JP 2005054871A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
cage
rollers
diameter
roller bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003285566A
Other languages
English (en)
Inventor
Shingo Kono
信吾 河野
Hideki Akamatsu
英樹 赤松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP2003285566A priority Critical patent/JP2005054871A/ja
Publication of JP2005054871A publication Critical patent/JP2005054871A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/22Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
    • F16C19/24Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for radial load mainly
    • F16C19/26Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for radial load mainly with a single row of rollers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/46Cages for rollers or needles
    • F16C33/4617Massive or moulded cages having cage pockets surrounding the rollers, e.g. machined window cages
    • F16C33/4623Massive or moulded cages having cage pockets surrounding the rollers, e.g. machined window cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock cages
    • F16C33/4635Massive or moulded cages having cage pockets surrounding the rollers, e.g. machined window cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock cages made from plastic, e.g. injection moulded window cages
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C43/00Assembling bearings
    • F16C43/04Assembling rolling-contact bearings
    • F16C43/06Placing rolling bodies in cages or bearings
    • F16C43/08Placing rolling bodies in cages or bearings by deforming the cages or the races
    • F16C43/083Placing rolling bodies in cages or bearings by deforming the cages or the races by plastic deformation of the cage
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2240/00Specified values or numerical ranges of parameters; Relations between them
    • F16C2240/40Linear dimensions, e.g. length, radius, thickness, gap
    • F16C2240/70Diameters; Radii
    • F16C2240/80Pitch circle diameters [PCD]
    • F16C2240/82Degree of filling, i.e. sum of diameters of rolling elements in relation to PCD
    • F16C2240/84Degree of filling, i.e. sum of diameters of rolling elements in relation to PCD with full complement of balls or rollers, i.e. sum of clearances less than diameter of one rolling element

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

【課題】 保持器を用いてころ非脱落形式としながら、総ころ形式と同程度のころ本数を有し、総ころ形式の各種の課題を解消することができるころ軸受を提供する。
【解決手段】 外輪1と、この外輪1の転走面1aに接する複数のころ2と、リング状の保持器3とを有するころ軸受である。上記保持器3は、円周方向に並ぶ複数のポケット4を有し、各ポケット4間の柱部5が各ころ2の間で上記ころ2を内径側から保持するものとする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、外輪を有する総ころ軸受と同様な用途に適用される保持器付きの針状ころ軸受等のころ軸受に関するものである。
従来、軸受外径が限られた大きさで、大きな負荷容量が求められる用途では、総ころ軸受が用いられている。総ころ軸受は、ころ間に保持器の柱部が介在しないため、保持器付きの軸受に比べてころ本数を多くでき、負荷容量が増大する。
総ころ軸受では、保持器がないために機器への組み込み前の取扱時にころが脱落する。このため、ころを非脱落とするための提案が種々なされており、例えばころの両端に尖り部を設け、プレス製の外輪の鍔で尖り部を抱え込むようにしたものがある(例えば特許文献1)。また、熱固化性のグリースを充填することにより、総ころ軸受を非脱落とするものもある(例えば特許文献2)。
特開平6−307456号公報 特開平7−238940号公報
ころ端面に尖り部を設けるタイプの非脱落総ころ軸受には、次の課題がある。
・ころ端面の尖り形状の寸法分だけ、ころの有効長さが小さくなる。
・ころ端面が尖り形状であるため、誘起スラスト力が大きい使用方法では、ころ端面の摩耗が顕著となる。
・ころ端面を尖り部とするため、平面の端面のころに比べて高価となる。
熱固化性のグリースを充填したタイプの非脱落総ころ軸受には、次の課題がある。
・熱固化性グリースの使用温度範囲に軸受の使用温度が限られる。
・軸受の潤滑の手段、例えばグリースの種類や油の種類が限定される。
この発明の目的は、保持器を用いてころ非脱落形式としながら、総ころ形式と同程度のころ本数を有するものとでき、総ころ形式の各種の課題を解消することができるころ軸受を提供することである。
この発明のころ軸受は、外輪と、この外輪の転走面に接する複数のころと、リング状の保持器とを有するころ軸受であって、上記保持器は円周方向に並ぶ複数のポケットを有し、各ポケット間の柱部が各ころ間で上記ころを内径側から保持するものとし、前記柱部の外径が、ころ配列のピッチ円直径よりも小径であることを特徴とする。
この構成によると、保持器の柱部を、ころを内径側から保持するものであり、その柱部の外径を、ころ配列のピッチ円直径よりも小径としたため、保持器柱部がころ配列のピッチ円上に存在しないものとできる。そのため、柱部によってころの配列間隔が広がらず、保持器を用いてころ非脱落形式としながら、総ころ形式と同じ程度のころ本数を有するものとできる。このため例えば次の各利点が得られる。すなわち、平面の端面のころを使用した軸受においても、非脱落とすることができる。平面の端面のころを使用できるため、限られた幅寸法の中でも、ころ有効長さを最大限に設定できる。外輪が鍔付きであれば、ころに発生した誘起スラスト力を、外輪の鍔部で受けることができる。潤滑剤の種類が制限されず、潤滑剤を自由に選ぶことができる。組立が従来の非脱落総ころ軸受よりも容易である。ユーザの取扱が脱落タイプの総ころ軸受よりも容易である。
上記保持器の柱部の横断面形状を、内径部よりも外径側の部分が外径側へ先狭まりとなる形状としても良い。例えば、略三角形状としても良い。
ころ配列における隣合うころ間の隙間は、内径側が次第に大きくなる三角形状の隙間となるため、ころ間の間隔を広げることなく柱部の断面積を大きくするには、柱部を外径側へ先狭まりとなる断面形状とすることが好ましい。しかし、柱部の幅が最も広がる最内径部は、ころ表面に沿って広げずに、略一定幅としてころ表面と柱部表面との隙間を広げることにより、潤滑油の流れの阻害が回避でき、潤滑性の低下が防止できる。
この発明において、保持器の材質は合成樹脂製としても良い。保持器が合成樹脂製であると、保持器にある程度の弾性が得られるため、軸受組立時に保持器を変形させることができ、保持器、あるいはころの組み込みが容易に行える。
保持器を合成樹脂製とする場合に、上記合成樹脂を、非強化のもの、または強化繊維を30wt%以下添加したものとしても良い。強化繊維にはカーボンファイバやグラスファイバ等が好ましい。
この発明のころ軸受は、各ポケット間の柱部が各ころ間で上記ころを内径側から保持するものとし、ころ径が直径6mm以下で、かつ総ころ形式とした場合のころ本数が15本以上となるころ径であって、ころ本数を前記総ころ形式としたものと同じか、または2本以下の本数だけ少なくしたことを特徴するものでも良い。
この構成によると、保持器の柱部を、ころを内径側から保持するものとしたため、非脱落形式としながら、保持器柱部がころ配列のピッチ円上に存在しないものとできる。そのため、柱部によってころの配列間隔が広がらず、総ころ形式と同じ本数、あるいは1本または2本少ない本数だけのころ本数を有するものとできる。
ころ径については、ころ径の太い軸受では、ころ本数を総ころ時の本数と同じかまたは2本以下だけ少なくする設計が容易であるが、ころ径を6mm以下の場合は設計が難しい。この発明は、このようなころ径の小さな軸受においても、保持器による非脱落形式とできる。また、ころ本数が15本以下の軸受では、キーストン型の総ころ軸受のように、ころ同士の干渉によって、各ころを外輪の内径面となる転走面に張り付かせたものとできて、保持器を有しなくてもころの脱落がない。したがって、ころ本数が15本以上のとなる場合に、保持器付きとしたことによるころ非脱落形式の効果が実用的となる。
上記保持器の内径寸法は、ころ配列の内接円径の最大径(d2i)よりも0.1mm以上大きくすることが好ましい。ころ配列の内接円径の最大径(d2i)は、各ころ2を外輪1の転走面1aに接するように配列した場合の内接円径のことである。各ころが転接する軸表面に対して0.1mm以上の隙間があると、保持器が強く接触することがなく、保持器によって摩擦トルクが増大することが回避される。
また、上記保持器の外径寸法を、ころ配列のピッチ円直径よりも0.1mm以上小さくすることが好ましい。これにより、軸と保持器との間に0.1mm以上の隙間が生じる。そのため、軸に保持器が強く接触することがなく、保持器によって摩擦トルクが増大することが回避される。
この発明のころ軸受は、保持器の柱部が各ころ間で上記ころを内径側から保持するものとし、前記柱部の外径を、ころ配列のピッチ円直径よりも小としたため、保持器を用いてころ非脱落形式としながら、総ころ形式と同じころ本数を有するものとでき、総ころ形式で非脱落形式の軸受における各種の課題を解消することができる。
この発明の第1の実施形態を図1ないし図3と共に説明する。このころ軸受は、外輪1と、この外輪1の内径面からなる転走面1aに接する複数のころ2と、リング状の保持器3とを有する。保持器3は円周方向に並ぶ複数のポケット4を有し、各ポケット4間の柱部5が、各ころ2の間にあって上記ころ2を内径側から保持するものとする。
外輪1は、両側に鍔部1bを有している。外輪1は、シェル型のもの、つまり鋼板のプレス成形品とされている。ころ2は軸受鋼等の鋼製とされている。保持器3は、ポリアミド(例えばPA66,PA46)、またはポリアセタール等の合成樹脂製とされている。保持器3は、これらの合成樹脂を、非強化の状態、あるいはカーボンファイバやグラスファイバ等の強化繊維を30%以下添加した状態のものとして使用することにより、軸受寸法や軸受用途等に応じた適度の強度と柔軟性を持たせたものとしてある。
保持器3を上記のように樹脂製とした場合、例えば図3(A),(B),(C)にそれぞれ示すような組立方法(1),(2),(3) が採用できる。
組立方法(1) は、図3(A)に示すように、外輪1にころ2を組み立てた後に、内径側から保持器2を弾性変形させつつ挿入する方法である。この場合に、ころ2にグリースを塗布し、ころ2を外輪1にグリースの粘着性で付着させた状態で、その内径に保持器3が入るように弾性変形させ、保持器3を挿入した後、保持器3を元の形状に戻すと同時に保持器3のポケット4に各ころ2を挿入する。この方法の場合は、同図に強調して示すように、保持器2を大きく変形させる必要がある。
組立方法(2) は、図3(B)に示すように、保持器2と外輪1の鍔部1bとの隙間から、保持器2の弾性を利用してころ2を挿入して行く方法である。この場合に、ころ2のうち、2〜3個を除いて残りのころ2を外輪1に組付けた状態で保持器3を組み込み、残った2〜3個のころ2を、保持器3を変形させながら組み込む。組立方法(2) は、組立方法(1) では組立不可の場合に採用される。例えば、保持器2が薄肉である場合は、組立方法(1) のように組み立てると変形が大きくて塑性変形が残ることがあるので、組立方法(2) が採用される。
組立方法(3) は、図3(C)に示すように、保持器3のリング部6を外径が狭まった形状とし、幅面から保持器を押し込み、少量の弾性変形で、ころ2を保持器3の各ポケット4に挿入する方法である。
保持器3は、幅方向の両端がリング状部6とされ、両側のリング状部6の間に柱部5を円周方向に等間隔で複数設けたものである。各柱部5の間の空間が、ころ2の入るポケット4となる。保持器3の柱部形状は略三角形状とする。保持器3の内径寸法d3iは、ころ配列の内接円径の最大径d2iよりも0.1mm以上大きくする。この0.1mmの寸法は、軸受サイズにかかわらず、この値以上であることが好ましい。保持器3の柱部5の並びの外径寸法d3oは、ころ配列のピッチ円直径PCDよりも小さくする。例えば、ピッチ円直径PCDよりも0.1mm以上小さくする。このピッチ円直径PCDよりも小さくする寸法は、軸受寸法等に応じて設計される所定割合以上としても良い。保持器3の柱部5の太さBは、ころ径の15〜30%とすることが好ましい。
保持器3の柱部5の横断面形状は、例えば最内径部5a(図6(A)参照)が略一定幅の部分とされ、この最内径部よりも外径側の部分5bが外径側へ先狭まりとなる形状とされる。外径側の部分5bの先端部は、例えば角部または全体が円弧状に丸められた形状とされている。外径側部分5bの側面5baは、例えば図6(A)のように横断面が直線状となる形状、または同図(B)のようなころ2の外径面に略応じた凹曲面形状、または同図(C)のような凸曲面形状等とされる。柱部5の最内径部5aの側面5aaは、横断面が直線状となる形状であっても、または円弧状等の凸曲面となる形状であっても良い。柱部5の最内径部5aは、必ずしも断面形状が略一定幅でなくても良く、例えば円弧状に湾曲していて最内径部5aにおける中間部分が最も突出する形状や、また内径側の柱幅が狭まる形状であっても良い。
上記構成のころ軸受によると、保持器3の柱部5がころ2を内径側から保持するものとし、その柱部形状を略三角形としたため、保持器柱部5がころ配列のピッチ円直径PCD上に存在しないものとすることができる。そのため、柱部5によってころ2の配列間隔が広がらず、総ころ形式と同じころ本数あるいは1〜2本少ないころ本数を有するものとできる。また、上記柱部5の強度が確保される。
このように、上記構成のころ軸受によると、保持器3を用いてころ非脱落形式としながら、総ころ形式と同程度のころ本数を有するものとでき、総ころ形式の各種の課題を解消することができる。例えば、次の各利点が得られる。
・平面の端面のころ2を使用した軸受においても、非脱落とすることができる。
・平面の端面のころ2を使用できるため、限られた幅寸法の中でも、ころ有効長さを最大限に設定できる。
・外輪1が鍔付きであれば、ころ2に発生した誘起スラスト力を、外輪1の鍔部1bで受けることができる。
・熱固化性のグリース充填タイプの場合のような潤滑剤の種類の制限がなく、潤滑剤を自由に選ぶことができる。
・組立が従来の非脱落総ころ軸受よりも容易である。
・ユーザの取扱が脱落タイプの総ころ軸受よりも容易である。
この実施形態のころ軸受の場合、さらに次の利点が得られる。例えば、保持器3の内径寸法d3iを、ころ配列の内接円径d2iの最大径よりも0.1mm以上大きくしたため、軸と保持器3との間に0.1mm以上の隙間が生じる。そのため、軸に保持器3が強く接触することがなく、保持器3によって摩擦トルクが増大することが回避される。
保持器3の上記柱部5の並びの外径寸法d3oは、ころ配列のピッチ円直径PCDよりも小さくし、その小さくする程度を、例えば上記ピッチ円直径PCDよりも0.1mm以上小さくしたため、ころ配列の間隔を広げる必要がなく、また柱部5の横断面における最外径部の幅が薄くなり過ぎて強度不足になることが回避される。
また、上記保持器3の柱部5の横断面形状を、最内径部5aが略一定幅の部分とされ、この最内径部5aよりも外径側の部分5bが外径側へ先狭まりとなる形状としたため、ころ2の間の間隔を広げることなく柱部5の断面積を大きくでき、かつ潤滑性にも優れる。すなわち、ころ配列における隣合うころ2の間の隙間は、内径側が次第に大きくなる三角形状の隙間となるため、ころ2間の間隔を広げることなく柱部5の断面積を大きくするには、柱部5を外径側へ先狭まりとなる三角形状の断面形状とすることが好ましい。しかし、柱部5の幅が最も広がる最内径部5aは、ころ表面に沿って広げずに、略一定幅としてころ表面と柱部表面との隙間を広げることにより、潤滑油の流れの阻害が回避でき、潤滑性の低下が防止できる。また、柱部4に無駄部分が生じず、樹脂材料が節減される。
図4は、この発明における他の実施形態を示す。この実施形態は、外輪1を鋼材の削り出し品とし、保持器3を、両側のリング部6が柱部5よりも外径側へ厚くなる形状としたものである。その他の構成は、図1ないし図3に示す第1の実施形態と同じである。
この構成の場合も、第1の実施形態で示した各作用,効果が得られる。
なお、上記各実施形態において、保持器3は、割り部のない連続したリング状のものとしたが、保持器3は図5の各例等に示すように、円周方向の1か所または複数箇所に割り部7を有する割り型のものであっても良い。割り部7は、例えば図5(A)に示すように、保持器3の一端に設けられた凹部8に、他端に設けられた凸部9が出入り方向移動自在に嵌まりあったものであっても、また図5(B)のように相欠きの継手状の突部10を両端に有するものとしても良い。割り部7は、図5(C)に示すように、両側の端面を平坦面とし、単に略突き合わせ状態とされるものとしても良い。
また、上記各実施形態は、いずれも例えば針状ころ軸受に適用することができる。
この発明のころ軸受は、従来の外輪を有する総ころ軸受と同様な各種の用途、例えばシートリクライニング用軸受や、二輪車のリアサスペンションリンク部、ローラ式のローカーアーム軸受等に適用することができる。
(A)はこの発明の第1の実施形態にかかるころ軸受の部分縦断面図、(B)はその部分横断面図である。 ころ径ところ配列総隙間の関係を示す説明図である。 同ころ軸受の組立方法の各例の説明図である。 この発明における他の実施形態の部分断面図である。 保持器を割り型とした例における割り部の各変形例の説明図である。 柱部の各種断面形状例の説明図である。
符号の説明
1…外輪
2…ころ
3…保持器
4…ポケット
5…ころ

Claims (7)

  1. 外輪と、この外輪の転走面に接する複数のころと、リング状の保持器とを有し、上記保持器は円周方向に並ぶ複数のポケットを有する軸受において、各ポケット間の柱部が各ころ間で上記ころを内径側から保持し、前記柱部の外径が、ころ配列のピッチ円直径よりも小径であることを特徴とするころ軸受。
  2. 請求項1において、上記保持器の柱部の横断面形状を、内径部よりも外径側の部分が外径側へ先狭まりとなる形状としたころ軸受。
  3. 請求項1または請求項2において、上記保持器を合成樹脂製としたころ軸受。
  4. 請求項3において、上記保持器の合成樹脂を、非強化のもの、または強化繊維を30wt%以下添加したものとしたころ軸受。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかにおいて、ころ径が直径6mm以下で、かつ総ころ形式とした場合のころ本数が15本以上となるころ径であって、ころ本数を前記総ころ形式としたものと同じか、または2本以下の本数だけ少なくしたころ軸受。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかにおいて、保持器の内径寸法を、ころ配列の内接円径の最大径よりも0.1mm以上大きくしたころ軸受。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかにおいて、上記保持器の外径寸法を、ころ配列のピッチ円直径よりも0.1mm以上小さくしたころ軸受。
JP2003285566A 2003-08-04 2003-08-04 ころ軸受 Pending JP2005054871A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003285566A JP2005054871A (ja) 2003-08-04 2003-08-04 ころ軸受

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003285566A JP2005054871A (ja) 2003-08-04 2003-08-04 ころ軸受

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005054871A true JP2005054871A (ja) 2005-03-03

Family

ID=34365154

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003285566A Pending JP2005054871A (ja) 2003-08-04 2003-08-04 ころ軸受

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005054871A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7220060B2 (en) 2004-03-08 2007-05-22 Ntn Corporation Roller bearing
US7766555B2 (en) 2004-02-20 2010-08-03 Ntn Corporation Roller bearing and method of assembling the same
CN105593547A (zh) * 2013-10-02 2016-05-18 舍弗勒技术股份两合公司 滚针轴承系统
US10415429B2 (en) 2015-09-25 2019-09-17 General Electric Company Planet gearbox with cylindrical roller bearing with high density roller packing

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7766555B2 (en) 2004-02-20 2010-08-03 Ntn Corporation Roller bearing and method of assembling the same
US7220060B2 (en) 2004-03-08 2007-05-22 Ntn Corporation Roller bearing
CN105593547A (zh) * 2013-10-02 2016-05-18 舍弗勒技术股份两合公司 滚针轴承系统
US10415429B2 (en) 2015-09-25 2019-09-17 General Electric Company Planet gearbox with cylindrical roller bearing with high density roller packing

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7220060B2 (en) Roller bearing
US7390127B2 (en) Roller bearing assembly
EP1566557B1 (en) Roller bearing and method of assembling the same
US20040141672A1 (en) Resin-made ball retainer for a rolling bearing
JPS6249015A (ja) ラジアルころがり軸受
JP2009250412A (ja) 円筒ころ軸受
JP2008014335A (ja) 円すいころ軸受
EP1857693B1 (en) Drawn cup roller bearing
JP4661424B2 (ja) 回転支持部
JP2011085261A (ja) 電動シートリクライニング用ころ軸受
JP2005054871A (ja) ころ軸受
JP2007270628A (ja) 燃料ポンプ用ころ軸受
JP2006112584A (ja) ころ軸受用保持器
JP5062045B2 (ja) スラストころ軸受
JP2007292195A (ja) 深溝玉軸受
EP0651168A1 (en) Spherical roller bearing
JP2007162917A (ja) ころ軸受
JP4206883B2 (ja) 斜板式圧縮機用のスラストころ軸受
JP2007270853A (ja) 液圧ポンプ用ころ軸受およびその組立方法
JP2005061508A (ja) アンギュラ玉軸受
JP2007057076A (ja) ステアリング用ころ軸受
WO2021187032A1 (ja) 固体潤滑転がり軸受
JP2007057075A (ja) ステアリング用ころ軸受
JP2006144853A (ja) 電動シートリクライニング用ころ軸受
JP2009074587A (ja) ケージアンドローラ及び転がり軸受

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060403

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080730

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080812

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081014

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090217