JP2005054700A - 内燃機関におけるデコンプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 内燃機関の始動に際して吸気弁3又は排気弁をデコンプ状態に開くことを、前記吸気弁又は排気弁における弁リスト量を高負荷のとき大きく低負荷のとき小さく制御する機構を利用して行うことにより、構造の簡単化を図る。
【解決手段】 クランク軸に同期して回転するカム5と、吸気弁3又は排気弁との間に、揺動部材9を、当該揺動部材がその側面の摺動面9aに対する支点部材13の接当部を回転中心の支点として前記カムの回転にて揺動して前記吸気弁又は排気弁を開き作動するように配設し、前記支点部材13を、その前記摺動面に対する接当部が低負荷のとき前記カムから離れる方向に移動し、高負荷のとき前記カムに近づく方向に移動するように構成し、更に、前記揺動部材における前記摺動面9aに、前記支点部材を低負荷又は高負荷を越えて移動したときにその接当部が乗り上げるようにした隆起部20をを設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内燃機関の始動に際して、その吸気弁又は排気弁を、当該吸気弁又は排気弁を開閉作動するための動弁機構を利用して、デコンプ状態に開くようにしたデコンプ装置に関するものである。
一般に、内燃機関の運転を、その吸気弁及び排気弁の両方が閉じたままで停止すると、そのシリンダ内が略完全に閉塞された状態になっているから、次に内燃機関を始動するときに大きな回転トルクを必要とする。
そこで、従来は、クランク軸に連動する動弁機構にて開閉作動される吸気弁又は排気弁を、内燃機関を始動するときにおいて、デコンプ装置にて開くように構成している(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−263018号公報
しかし、このように、吸気弁又は排気弁を、クランク軸に連動する動弁機構にて開閉作動することに加えて、内燃機関の始動に際してデコンプ装置にて開くように構成することは、動弁機構とは別にデコンプ装置を必要とするから、構造が複雑になり、大型化を招来するばかりか、価格及び重量のアップを招来するという問題があった。
本発明は、例えば、特開平5−187212号公報等に、最近の内燃機関においては、吸気弁及び/又は排気弁を開き作動するときにおける弁リフト量を、内燃機関の運転状態に応じて、低負荷又は低回転域のとき小さく高負荷又は高回転域のとき大きくするように変更する可変式の動弁機構が提案されていることに着目し、この可変式動弁機構にデコンプ機能を持たせることによって、前記の問題を解消することを技術的課題とするものである。
この技術的課題を達成するための本発明の請求項1は、
「クランク軸に同期して回転するカムと、吸気弁又は排気弁との間に、揺動部材を、当該揺動部材がその側面に長手方向に延びるように形成した摺動面に対する支点部材の接当部を回転中心の支点として前記カムの回転にて揺動して前記吸気弁又は排気弁を開き作動するように配設し、前記支点部材を、当該支点部材における前記摺動面に対する接当部が内燃機関における運転状態により前記摺動面に沿って移動するように構成して成る内燃機関における動弁機構において、
前記支点部材を、当該支点部材のうち前記摺動面に対する接当部が前記摺動面における内燃機関における全運転域の範囲を越えて移動できるように構成する一方、前記揺動部材における前記摺動面に、前記接当部が内燃機関における全運転域の範囲を越えて移動移動したときにその接当部が乗り上げるようにした隆起部を設ける。」
ことを特徴としている。
また、本発明の請求項2は、
「前記請求項1の記載において、前記支点部材を、当該支点部材のうち前記摺動面に対する接当部が内燃機関における低負荷又は低回転域のとき前記カムから離れる方向に移動し、高負荷又は高回転域のとき前記カムに近づく方向に移動するように構成し、更に、前記隆起部を、前記摺動面のうち前記低負荷又は低回転域を越えた部位に設ける。」
ことを特徴としている。
前記請求項1の記載において、カムの回転により、揺動部材が、これに設けた摺動面に対する支点部材の接当部を回転中心の支点として揺動することにより、吸気弁又は排気弁が開閉作動する。
前記支点部材は、内燃機関における運転状態に応じて摺動面に沿って移動し、この移動によって、前記揺動部材における揺動角度が、大きくなったり、小さくなったりするように変化するから、これによって吸気弁又は排気弁を開き作動するときにおける弁リフト量を内燃機関における運転状態に応じて変更することかできる。
そして、前記支点部材を、隆起部に乗り上げるように移動することにより、前記揺動部材は、その隆起部に前記支点部材の接当部が乗り上げる分だけ揺動するから、この揺動にて、前記吸気弁又は排気弁をデコンプ状態に開くことができる。
つまり、弁リフト量を内燃機関における運転状態に応じて変更するための支点部材を、内燃機関の運転を停止しているときにおいて、内燃機関における全運転域を越えて移動することにより、吸気弁又は排気弁を開くというようにデコンプ状態になるから、内燃機関の始動に際しての回転トルクを軽減できる。
このように、本発明は、可変式の動弁機構をそのまま利用してデコンプ状態に開き作動できるから、従来のようにデコンプ装置を動弁機構とは別に設ける場合よりも、構造が大幅に簡単になり、小型化と、軽量化及び低価格化とを図ることができる。
また、請求項2の記載において、前記支点部材は、低負荷又は低回転域のときにおいて、当該支点部材における摺動面に対する接当部がカムから離れる方向に移動して、この支点部材の接当部からカムまでの支点長さが長くなることにより、前記揺動部材における揺動角度が小さくなるから、吸気弁又は排気弁開の弁リフト量が小さくなる。
また、前記支点部材は、高負荷又は高回転域のときにおいて、当該支点部材における摺動面に対する接当部がカムから離れる方向に移動して、この支点部材の接当部からカムまでの支点長さが短くなることにより、前記揺動部材における揺動角度が大きくなるから、吸気弁又は排気弁開の弁リフト量が大きくなる。
これにより、前記吸気弁又は排気弁を開き作動するときにおける弁リフト量を、内燃機関に運転状態に応じて、低負荷又は低回転域のとき小さく高負荷又は高回転域のとき大きくするように変更することができる。
そして、前記支点部材を、その接当部が前記低負荷又は低回転域を越えて隆起部に乗り上げるように移動することにより、前記揺動部材は、その隆起部に前記支点部材の接当部が乗り上げる分だけ揺動するから、この揺動にて、前記吸気弁又は排気弁をデコンプ状態に開くことができる。
そして、支点部材を隆起部に乗り上げるように移動したとき、前記揺動部材のうちカムから隆起部までの支点長さが長くなり、ひいては、前記揺動部材におけるデコンプ状態への揺動角度が、前記隆起部を逆に高負荷又は高回転域を越えた部位に位置する場合よりも小さくなるから、前記支点部材を前記隆起部に乗り上げる部位に移動することで吸気弁又は排気弁をデコンプ状態に開くことに要する操作力を確実に軽減できるとともに、始動時にカムが回転することで吸気弁又は排気弁を開く場合における弁リフト量が過大になることを確実に回避できる。
以下、本発明の実施の形態を図面について説明する。
図1は、第1の実施の形態を示す。
この図1において、符号1は、内燃機関におけるシリンダヘッドを示し、このシリンダヘッド1には、図示しないシリンダ内への吸気ポート2が設けられ、この吸気ポート2のシリンダ内への開口部には、ばね4にて常時閉に保持された吸気弁3が設けられている。
また、前記シリンダヘッド1には、前記吸気弁3を開閉作動するカム5を備えたカム軸6が、内燃機関におけるクランク軸に連動して回転するように軸支されている。
前記吸気弁3の上端には、基端を前記シリンダヘッド1側に螺着のボルト7に回転自在に枢着したロッカアーム8の先端が接当している。
符号9は、揺動部材を示し、この揺動部材9は、前記カム5と前記ロッカアーム8との間に配設され、この揺動部材9における上端部には、前記カム5に接当するコロ10が、ピン軸11にて回転自在に設けられ、且つ、この上端は、前記ピン軸11をシリンダヘッド1に設けたガイド溝12に、摺動自在に嵌めることにより、前記カム5に対して半径方向に往復動するように支持されている。
一方、前記シリンダヘッド1側には、支点部材13の基端を、ピン軸14にて回転自在に軸支し、この支点部材13の先端に回転自在に設けたコロ15を、前記揺動部材9のうちその上端部と下端部との間の部分における側面に設けた摺動面9aに、揺動部材9における長手方向に移動自在に接当する一方、前記揺動部材9の上端部におけるコロ10を、当該揺動部材9における下端部とシリンダヘッド1との間に設けた復帰用ばね16にて前記カム5に対して押圧付勢することにより、前記カム5の回転により、前記揺動部材9を、当該揺動部材9における摺動面9aのうち前記支点部材13の先端におけるコロ15が接当する箇所を回転中心の支点として揺動するように構成している。
前記揺動部材9の下端部に、前記ロッカアーム8に回転自在に設けたコロ17に接当するカム面18を設けることにより、前記揺動部材9における揺動によって、前記ロッカアーム8を介して前記吸気弁3を、そのばね4に抗して開き作動するように構成している。
また、前記支点部材13を、内燃機関における負荷に応じて作動するアクチェータ19により、低負荷のときその先端のコロ15が、実線で示す中負荷域の状態から揺動部材9における下端部側に移動し、高負荷のとき先端のコロ15が、実線で示す中負荷域の状態から揺動部材9における上端部側に移動するように構成している。
この場合において、前記揺動部材9における側面のうち前記支点部材14におけるコロ15が接当する摺動面9aは、前記支点部材13の回転中心を中心とする半径Rの円弧面に形成され、且つ、この円弧状の摺動面9aにおける半径Rを、前記揺動部材9の上端におけるピン軸11の中心と前記ロッカアーム8におけるコロ17の中心とを結ぶ直線9bから前記支点部材13の回転中心までの距離と等しくすることにより、前記支点部材13を揺動部材9における上端部側に移動した状態と、前記支点部材13を揺動部材9における下端部側に移動した状態とで、前記揺動部材9が横方向にずれ変位することが少ないように構成している。
なお、前記揺動部材9における摺動面9aは、前記したように円弧面にすることに代えて、前記直線9bの平行に延びる直線的な平面にする一方、前記支点部材13をこの前記直線9bと平行の方向に移動するように構成することで、前記揺動部材9が横方向にずれ変位することが少ないようにしても良い。
この構成において、揺動部材9が、その上端部におけるコロ10が接当するカム5の回転により、支点部材13の先端におけるコロ15が摺動面9aに対して接当する箇所を回転中心の支点として揺動することにより、この揺動部材9の下端部におけるカム面18にて、ロッカアーム8を介して吸気弁3がそのばねに抗して下向きに押し下げて、開き作動する。
内燃機関における負荷が高負荷域に増大すると、前記支点部材13の先端におけるコロ15が、実線で示す中負荷域の場合よりも前記揺動部材9における上端部側に移動することにより、揺動部材9における上端部のコロ10がカム5に接当する力点Fから、前記支点部材13における先端のコロ15が揺動部材9に接当する支点Sまでの力点長さは、中負荷域における力点長さX0からX1に短くなる一方、前記揺動部材9における下端部のカム面18がロッカアーム8におけるコロ17に接当する作用点Wから前記支点Sまでの作用点長さが、中負荷域における作用点長さY0からY1に長くなって、前記揺動部材9における揺動角度が大きくなり、この大きい揺動角度にて、前記吸気弁3の開き作動を行う。
内燃機関における負荷が低負荷域に低下すると、前記支点部材13の先端におけるコロ15が、実線で示す中負荷域の場合より前記揺動部材9における下端部側に移動することにより、力点長さは、中負荷域における力点長さX0からX2に長くなる一方、前記作用点長さが、中負荷域における作用点長さY0からY2に短くなって、前記揺動部材9における揺動角度が小さくなり、この小さい揺動角度で、前記吸気弁3の開き作動を行う。
すなわち、高負荷域において、前記揺動部材9における揺動角度は大きいことにより、吸気弁3における最大弁リフト量は、中負荷域における最大弁リフト量よりも高くなる。
一方、低負荷域において、前記揺動部材9における揺動角度は小さいことにより、吸気弁3における最大弁リフト量は、中負荷域における最大弁リフト量よりも小さくる。
これにより、吸気弁3を開き作動するときにおける弁リフト量を、内燃機関の負荷に応じて、高負荷域のときに大きく、低負荷域のときに小さくするように制御できる。
本発明は、このような動弁機構において、前記揺動部材9における摺動面9aに接当する支点部材13を、前記アクチェータ19又は手動操作にて、前記低負荷域を越えて更に下端側に移動するように構成する一方、前記揺動部材9における摺動面9aのうち前記低負荷域を越えた部分に隆起部20を設けて、前記支点部材13を前記低負荷域を越えて更に下端側に移動したときにおいて、当該支点部材13におけるコロ15がこの隆起部20に乗り上げように構成する。
内燃機関の運転を停止しているときにおいて、前記アクチェータ19又は手動操作にて、前記支点部材13を、前記低負荷域を越えて前記隆起部20に乗り上げるように移動することにより、前記揺動部材9が、その隆起部20に前記支点部材13のコロ15が乗り上げる分だけ揺動するから、この揺動にて、前記吸気弁3をデコンプ状態に開くことができる。
この場合において、前記隆起部20は、摺動面9aのうち高負荷域を越えた部分、つまり、カム5よりの部分に設けるという構成にしても良い。
これに対して、前記した第1の実施の形態のように、この隆起部20を、摺動面9aのうち低負荷域を越えた部分、つまり、カム面18よりの部分に設けるという構成にした場合には、支点部材13を、その先端におけるコロ15が前記隆起部20に乗り上げる位置まで移動したとき、前記揺動部材のうちカム5から隆起部20までの支点長さXが長くなり、ひいては、前記揺動部材9におけるデコンプ状態への揺動角度が、前記隆起部20を逆に高負荷域を越えた部位に位置する場合よりも小さくなるから、前記支点部材13を前記隆起部20に乗り上げる部位に移動することで吸気弁3をデコンプ状態に開くことに要する操作力を確実に軽減できるとともに、始動時にカム5が回転することで吸気弁3を開く場合における弁リフト量が過大になることを確実に回避できる。
次に、図2は、第2の実施の形態を示す。
この第2の実施の形態は、シリンダヘッド1′における吸気ポート2′に対して設けられ且つばね4′に閉に保持される吸気弁3′と、クランク軸に同期して回転するカム軸6′上のカム5′との間に、揺動部材9′を、当該揺動部材9′における一端の下面が前記吸気弁3′の上端に接当し、当該揺動部材9′における中程部の上面に前記カム5′が接当するように配設し、この揺動部材9′における他端部を前記カム5′から離れるように延長して、この延長部の下部に、支点部材13′を、ピン軸14′を中心に回動するように配設して、この支点部材13′の上端における接当部20′を、前記揺動部材9′の下面に設けた摺動面9a′に接当することにより、前記カム5′の回転により前記揺動部材9′が、前記支点部材13′の接当部20′が摺動面9a′に対する接当する点を回転中心の支点S′として揺動することにより、前記吸気弁3′を、そのばね4′に抗して開き作動するように構成している。
また、前記揺動部材9′における前記摺動面9a′を、前記支点部材13′のピン軸14′を中心とする半径R′の円弧面にしている。
この構成において、前記支点部材13′を、図示しないアクチェータ等にて、内燃機関の高負荷域のときにおいて、実線で示す中負荷域の状態から前記カム5′の側に移動することにより、この揺動部材9′に対して前記カム5′が接当する力点F′から、前記支点部材13′における先端の接当部15′が揺動部材9′の摺動面9a′に接当する支点S′までの力点長さが、中負荷域における力点長さX0′からX1′に短くなって、前記揺動部材9′における揺動角度が大きくなり、この大きい揺動角度にて、前記吸気弁3′を、大きく弁リフト量に開き作動する。
また、前記支点部材13′を、図示しないアクチェータ等にて、内燃機関の低負荷域のときにおいて、実線で示す中負荷域の状態から前記カム5′から離れる方向に移動することにより、この揺動部材9′に対して前記カム5′が接当する力点F′から、前記支点部材13′における先端の接当部15′が揺動部材9′の摺動面9a′に接当する支点S′までの力点長さが、中負荷域における力点長さX0′からX2′に長くなって、前記揺動部材9′における揺動角度が小さくなり、この小さい揺動角度にて、前記吸気弁3′を、小さい弁リフト量に開き作動する。
これにより、吸気弁3′を開き作動するときにおける弁リフト量を、内燃機関の負荷に応じて、高負荷域のときに大きく、低負荷域のときに小さくするように制御できる。
そして、前記揺動部材9′における摺動面9a′に接当する支点部材13′を、図示しないアクチェータ又は手動操作にて、前記低負荷域を越えて更にこれら外側に移動するように構成する一方、前記揺動部材9′における摺動面9a′のうち前記低負荷域を越えた部分に隆起部20′を設けて、前記支点部材13′を前記低負荷域を越えて更に外側に移動したときにおいて、当該支点部材13′における接当部15′がこの隆起部20′に乗り上げるように構成する。
内燃機関の運転を停止しているときにおいて、前記支点部材13′を、前記低負荷域を越えて前記隆起部20′に乗り上げるように移動することにより、前記揺動部材9′が、その隆起部20′に前記支点部材13′の接当部15′が乗り上げる分だけ揺動するから、この揺動にて、前記吸気弁3′をデコンプ状態に開くことができる。
なお、前記した各実施の形態は、負荷に応じて制御する場合であったが、本発明はこれに限らず、回転数に応じて制御するとか、或いは、負荷及び回転数に応じて制御すると言う構成にしても良いことはいうまでもない。
本発明における第1の実施の形態を示す図である。 本発明における第2の実施の形態を示す図である。
符号の説明
1,1′ シリンダヘッド
2,2′ 吸気ポート
3,3分 吸気弁
4,4′ 吸気弁用ばね
5,5′ カム
6,6′ カム軸
8 ロッカアーム
9,9′ 揺動部材
9a,9a′ 摺動面
13,13′ 支点部材
20,20′ 隆起部

Claims (2)

  1. クランク軸に同期して回転するカムと、吸気弁又は排気弁との間に、揺動部材を、当該揺動部材がその側面に長手方向に延びるように形成した摺動面に対する支点部材の接当部を回転中心の支点として前記カムの回転にて揺動して前記吸気弁又は排気弁を開き作動するように配設し、前記支点部材を、当該支点部材における前記摺動面に対する接当部が内燃機関における運転状態により前記摺動面に沿って移動するように構成して成る内燃機関における動弁機構において、
    前記支点部材を、当該支点部材のうち前記摺動面に対する接当部が前記摺動面における内燃機関における全運転域の範囲を越えて移動できるように構成する一方、前記揺動部材における前記摺動面に、前記接当部が内燃機関における全運転域の範囲を越えて移動したときにその接当部が乗り上げるようにした隆起部を設けることを特徴とする内燃機関におけるデコンプ装置。
  2. 前記請求項1の記載において、前記支点部材を、当該支点部材のうち前記摺動面に対する接当部が内燃機関における低負荷又は低回転域のとき前記カムから離れる方向に移動し、高負荷又は高回転域のとき前記カムに近づく方向に移動するように構成し、更に、前記隆起部を、前記摺動面のうち前記低負荷又は低回転域を越えた部位に設けることを特徴とする内燃機関におけるデコンプ装置。
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