JP2005054359A - 排水性景観舗装の施工方法 - Google Patents

排水性景観舗装の施工方法 Download PDF

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幸雄 小笠
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Abstract

【課題】有色骨材の色を施工時に路面に明瞭に表出させて優れた景観を迅速に得ることができると共に、排水機能や低騒音化機能を長期に保持できる舗装を容易に得ることのできる排水性景観舗装の施工方法を提供する。
【解決手段】排水性舗装用アスファルト混合物中の粗骨材として有色骨材を用いることにより、骨材の色を路面に表出させる排水性景観舗装の施工方法であって、有色骨材14と、60℃における粘度が25000Pa・s以上の高粘度バインダとを含む排水性舗装用アスファルト混合物を舗設する工程と、舗設された排水性舗装用アスファルト混合物による舗装11の表層部分12に強化樹脂を塗布して当該表層部分12に樹脂皮膜13を形成する工程と、舗装11の表面に形成された樹脂皮膜13を、硬化した高粘度バインダと共にウォータージェットにより研掃除去する工程とからなる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排水性景観舗装の施工方法に関し、特に粗骨材として有色骨材を用いることにより、骨材の色を路面に表出させる排水性景観舗装の施工方法に関する。
【0002】
排水性舗装は、アスファルト混合物に配合される骨材の粒径を調整して骨材間に空隙を保持することにより、当該空隙を介して舗装の表面から雨水等の水を内部に浸透させ、路面の水を排除することにより、水溜りによって自動車のタイヤが滑ってしまうハイドロプレーニング現象等を効果的に回避したり、水はね、水しぶきの緩和による視認性の向上を図ることができると共に、晴天時等においてはタイヤとの間に挟まれる表面の空気を舗装の内部に逃がすことにより、自動車のタイヤによる路面へのプレッシャー音を低減して、低騒音化を効果的に図ることのできる機能を備えている。このような排水性舗装は、高粘度改質アスファルトの開発・実用化の成功により、近年、その施工実績が急増している。
【0003】
一方、例えば市街地開発事業の一環として、道路の景観を考慮した景観舗装が種々実施されており、例えばバインダとして樹脂を用いたアスファルト混合物に顔料を添加して着色した舗装や、アスファルト混合物中の粗骨材として天然有色骨材や着色磁気質骨材等の有色骨材を使用し、明色バインダを用いて硬化させることにより、路面に骨材の自然な色を表出させるようにした舗装が施工されている。
【0004】
そして、有色骨材を用いた景観舗装によれば、明色バインダは、例えば飴色や薄茶色等のある程度の着色が避けられないため、このような明色バインダの着色によって有色骨材の色が路面に表出し難くなり、したがって、道路を開放して相当の時間が経過し、表面の明色バインダが摩耗等によって除去された後でなければ、有色骨材の自然な色による景観舗装の本来の美感が得られないことになる。
【0005】
これに対して、舗装の表面の明色バインダを除去することにより景観舗装による景観が早期に得られるようにするための方法として、例えばウォータージェットやショットブラストを使用して、舗装の表面のバインダや汚れを除去する方法が考えられる(例えば、非特許文献1参照)。
【0006】
【非特許文献1】
平成3年10月10日(株)建設図書発行「舗装技術の質疑応答」第8巻第148頁〜第151頁「ウォータージェットによる研掃技術」
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ウォータージェットやショットブラストによって舗装の表面のバインダを除去する方法によれば、有色骨材を用いた景観舗装が、骨材間に空隙を保持することにより水を内部に浸透させる排水性舗装である場合には、ウォータージェットやショットブラストの施工時に、舗装の表層部分が痛んで排水性舗装としての機能を十分に発揮させることができなくなるおそれがある。すなわち、排水性舗装は、骨材間に空隙が保持されることから、バインダを接合剤とした骨材間の接合が点接触的接合構造となっているため、ウォータージェットやショットブラストによる衝撃を受けると、骨材間の接合強度が弱くなる。したがって、排水性舗装の解放後に自動車の繰り返し荷重が負荷されると、タイヤの摩擦力によって骨材が跳ね飛ばされやすくなったり、骨材間の空隙に跳ね飛ばされた骨材が入り込んで目詰まりを生じやすくなることにより、排水機能や低騒音化機能を十分に発揮することができなくなる。
【0008】
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたものであり、有色骨材の色を施工時に路面に明瞭に表出させて優れた景観を迅速に得ることができると共に、排水機能や低騒音化機能を長期に保持できる舗装を容易に得ることのできる排水性景観舗装の施工方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、排水性舗装用アスファルト混合物中の粗骨材として有色骨材を用いることにより、骨材の色を路面に表出させる排水性景観舗装の施工方法であって、前記有色骨材と、60℃における粘度が25000Pa・s以上の高粘度バインダとを含む排水性舗装用アスファルト混合物を舗設する工程と、舗設された排水性舗装用アスファルト混合物による舗装の表層部分に強化樹脂を塗布して当該表層部分に樹脂皮膜を形成する工程と、前記舗装の表面に形成された前記樹脂皮膜を、硬化した前記高粘度バインダと共にウォータージェットにより研掃除去する工程とからなることを特徴とする排水性景観舗装の施工方法を提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0010】
そして、本発明の排水性景観舗装の施工方法によれば、前記高粘度バインダが、高粘度明色バインダであることが好ましい。
【0011】
また、本発明の排水性景観舗装の施工方法によれば、前記強化樹脂は、メタクリレート樹脂、アクリレート樹脂、ウレタン系樹脂のいずれか一種以上であることが好ましい。
【0012】
さらに、本発明の排水性景観舗装の施工方法によれば、1〜3cmの深さで前記強化樹脂を浸透させて前記表層部分に前記樹脂皮膜を形成することが好ましい。
【0013】
さらにまた、本発明の排水性景観舗装の施工方法によれば、前記ウォータージェットの水圧を100〜200MPaとして前記舗装の表面を研掃することが好ましい。
【0014】
ここで、本発明における排水性(景観)舗装は、当該排水性舗装に浸透した水を、基層の上面に沿って横断方向に流下させて排水するようにしたいわゆる排水性舗装の他、浸透した水を下方の基礎地盤まで流下させる透水性舗装等の、骨材間の空隙を介して水を内部に浸透させる機能を備えるその他の種々の通水性の舗装をも含むものである。
【0015】
また、本発明において粗骨材として用いる有色骨材は、白、黒、灰色、茶褐色、緑色、黄色等の美感に富んだ種々の色彩を有する、例えば輝緑岩、石灰岩、砂岩、砂利等の天然の有色骨材の他、顔料等を用いて種々の色に着色した、着色磁気質骨材等の人工の有色骨材を使用することもできる。
【0016】
さらに、本発明において用いる高粘度バインダは、60℃における粘度が25000Pa・s以上の高い粘度を有し、排水性舗装用のバインダとして公知の、加熱アスファルト、アスファルト乳剤、樹脂アスファルト、樹脂等の各種のバインダを使用することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい一実施形態を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本実施形態の排水性景観舗装の施工方法は、例えば市街地の再開発事業を行う際に、当該市街地の主要道路として、水溜まりを生じない優れた排水性を備えると共に、車両の通過時の騒音が少なく、且つ良好な景観を得ることのできる環境に適合した高品質の舗装を、排水性景観舗装として効率良く迅速に施工するための施工方法として採用されたものである。
【0018】
すなわち、本実施形態の排水性景観舗装の施工方法は、排水性舗装用アスファルト混合物中の粗骨材として有色骨材を用いることにより、骨材の色を路面に表出させる排水性景観舗装の施工方法であって、図1にフローチャートとして示すように、有色骨材と、60℃における粘度が25000Pa・s以上の高粘度バインダとを含む排水性舗装用アスファルト混合物を舗設する工程と、舗設された排水性舗装用アスファルト混合物による舗装の表層部分に強化樹脂を塗布して当該表層部分に樹脂皮膜を形成する工程と、舗装の表面に形成された樹脂皮膜を、硬化した高粘度バインダと共にウォータージェットにより研掃除去する工程とによって構成されている。
【0019】
そして、本実施形態によれば、アスファルト混合物を舗設する工程において用いられる排水性舗装用アスファルト混合物は、骨材間隙が大きくなるようにその骨材の粒度を調整した公知の排水性舗装用の混合物の配合と同様の配合によって構成されるものであり、粗骨材として、例えば輝緑岩の6号砕石や石灰岩の6号砕石等の有色骨材が用いられ、砕砂、細砂、石粉を高粘度バインダと共に混合して得られる混合物である。なお、有色骨材としては、硬質であり、細長い石片や扁平な石片の含有率の少ない、良質の骨材を用いることが好ましい。
【0020】
また本実施形態によれば、排水性舗装用アスファルト混合物に配合される高粘度バインダとして、60℃における粘度が30000Pa・s以上である高粘度明色バインダが用いられている。高粘度明色(脱色)バインダとしては、例えば着色顔料を添加混合した際に顔料の色を認識しうる程度の透明性を有する各種の高粘度バインダを用いることができ、より具体的には、例えば商品名「シュールカラークス」(日進化成株式会社製)を好ましく用いることができる。
【0021】
さらに、このような排水性舗装用アスファルト混合物は、例えばアスファルトプラント等において混合製造され、運搬車両に積み込まれて施工現場まで搬送された後に、例えばアスファルトフニッシャーやローラーを用いて、舗装の基層や路盤の上方に、道路の設計荷重等に応じた例えば20〜60mm程度の所定の厚さで舗設されることにより、図2に示すように、排水性舗装11が形成されることになる。
【0022】
本実施形態によれば、形成された排水性舗装11の表層部分12に強化樹脂を塗布して樹脂皮膜13を形成する工程において用いられる強化樹脂としては、例えば、好ましくはメタクリレート樹脂、アクリレート樹脂、ウレタン系樹脂のいずれか一種以上を用いることができる。
【0023】
メタクリレート樹脂としては、例えばメチルメタクリレートやアルキルメタクリレートのモノマー及びプレポリマーを主成分とするメタクリレート樹脂未硬化物と、フィラーと、硬化剤を主剤とする液状混合物を用いることができ、またアクリレート樹脂としては、例えばアクリレートやアルキルアクリレートのモノマー及びプレポリマーを主成分とするメタクリレート樹脂未硬化物と、フィラーと、硬化剤を主剤とする液状混合物を用いることができる。
【0024】
さらに、ウレタン系樹脂としては、例えば変性ポリオール樹脂を主剤とし、イソシアネート樹脂を硬化剤とする2液混合型の樹脂を用いることができる。ここで、変性ポリオール樹脂としては、例えばPPG(ポリプロピレングリコール)、PTMEG(ポリテトラメチレンエーテルグリコール)等のポリエーテルポリオール、アジペート系、ポリカプロラクトン、芳香族ポリエステルポリオール、ポリカーボネートジオール等のポリエステルポリオール、ポリオレフィン系ポリオール、アクリルポリオール、ポリマーポリオール、難燃性ポリオールなどを用いることができる。
【0025】
なお、本実施形態によれば、このような強化樹脂として、より具体的には、例えば商品名「タイストップM−400」(日進化成株式会社製)を好ましく使用することができる。
【0026】
そして、本実施形態によれば、例えばこれらの強化樹脂の粘度を調整し、有色骨材14の2個分〜数個分の深さを目標として、形成された排水性舗装11に、強化樹脂を好ましくは1〜3cm程度の深さで浸透させることにより、表層部分12の有色骨材14の周囲に樹脂皮膜13を、骨材間の空隙を目詰まりさせて排水機能を損なうことなく、容易に形成することができる。これによって、排水性舗装11の表層部分12は、高粘度明色バインダを接合剤として点接触的接合構造となった有色骨材14間の接合が、強靱な樹脂硬化膜である樹脂皮膜13によって強固に補強されることになり、ウォータージェット等による衝撃を受けても、有色骨材14間の接合強度が弱くなるのを効果的に回避することが可能になる。
【0027】
さらに、本実施形態によれば、排水性舗装11の表面に形成された樹脂皮膜13を、硬化した高粘度明色バインダと共に研掃除去する工程において用いられるウォータージェットは、超高圧水を舗装の表面に噴射し、そのエネルギーで表面を数μ〜数mm除去することにより、洗浄、剥離、又はチッピングを可能にするもので、例えば工法名「OJS工法」(大林道路株式会社製)に使用する装置を用いて、17〜27L/min程度の少量の水で、作業環境、周辺環境への影響を最小限に抑制しつつ容易に施工することができる。
【0028】
本実施形態によれば、ウォータージェットの水圧を100〜200MPaとして、排水性舗装11の表面を研掃することが好ましい。ウォータージェットの水圧を100〜200MPaとすることにより、表面の樹脂皮膜13を効果的に除去してゆくことが可能になると共に、研掃後に形成される排水性景観舗装10に、十分なすべり抵抗とねじれ抵抗を付与することが可能になる。
【0029】
そして、本実施形態の排水性景観舗装の施工方法によれば、有色骨材14の色を施工時に路面に明瞭に表出させて優れた景観を迅速に得ることができると共に、排水機能や低騒音化機能を長期に保持できる舗装を容易に得ることができる。すなわち、本実施形態によれば、有色骨材と高粘度明色バインダとを含む排水性舗装用アスファルト混合物を舗設して形成された排水性舗装11に、強化樹脂を塗布した後に、舗装11の表面に形成された樹脂皮膜13を、硬化した高粘度明色バインダと共にウォータージェットにより研掃除去して排水性景観舗装10とするので、このような樹脂皮膜13及び高粘度明色バインダの除去によって、施工直後に、有色骨材14の色彩が色むらのない明瞭な状態で路面に表出することになり、これによって排水性景観舗装10による優れた景観を迅速に得ることが可能になる。
【0030】
また、本実施形態によれば、舗装11の表面の硬化した高粘度明色バインダをウォータージェットにより研掃除去するのに先立って、強化樹脂を塗布して表層部分12の有色骨材14間の点接触的接合構造を強固に補強するので、ウォータージェットによる衝撃を受けても、有色骨材14間の接合強度が弱くなるのを効果的に回避することが可能になり、骨材の飛び跳ねや空隙の目詰まりの発生を効果的に防止することが可能になる。また強化樹脂による樹脂強化膜(樹脂皮膜13)を介した表層部分12の補強によって排水性景観舗装10の流動を効果的に防止することが可能になり、これらによって、排水性景観舗装10の排水機能や低騒音化機能を長期に亘って容易に保持することが可能になる。
【0031】
さらに、排水性舗装11の表面の強化樹脂による樹脂皮膜13が、硬化した高粘度明色バインダと共に除去されることにより、当該樹脂皮膜13によるすべり抵抗の低下を回避することが可能になると共に、高粘度明色バインダの除去によってすべり抵抗を一層向上させることも可能になる。
【0032】
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、高粘度バインダは、舗装表面の当該高粘度バインダが研掃除去されるものであることから、明色バインダである必要は必ずしもなく、高粘度改質アスファルト等の例えば黒色等に着色されているものであっても良い。また、強化樹脂として、メタクリレート樹脂、アクリレート樹脂、ウレタン系樹脂以外の樹脂を用いることもできる。
【0033】
【実施例】
以下、本発明を実施例及び比較例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0034】
〔実施例1,2〕
排水性舗装用アスファルト混合物として表1に示す配合の混合物を用い、これを試験ヤードの基層上に舗設して排水性舗装を形成すると共に、これの表層部分に、粗骨材2個分以上に浸透するように粘度調整を行った強化樹脂を0.7kg/mの散布量で散布し、散布した強化樹脂の硬化後に、さらに147MPaの水圧でウォータージェットにより表面のバインダと樹脂被膜とを研掃除去して、実施例1の排水性景観舗装を形成した。また、ウォータージェットの水圧を176MPaとしたこと以外は実施例1の排水性景観舗装と同様にして、実施例2の排水性景観舗装を形成した。なお、使用した排水性舗装用アスファルト混合物の特性を表2に示す。また、高粘度脱色(明色)バインダとして商品名「シュールカラークス」(日進化成株式会社製)を、強化樹脂として商品名「タイストップM−400」(日進化成株式会社製)を各々使用した。
【0035】
【表1】
Figure 2005054359
【0036】
【表2】
Figure 2005054359
【0037】
実施例1,2の排水性景観舗装について、目視により景観を観察すると共に、現場透水量を測定し、さらにDFテスターによるすべり抵抗と、ねじれ抵抗を試験した。すべり抵抗及びねじれ抵抗の試験結果を図3、図4に示す。なお、ウォータージェットの水圧を147MPaとした実施例1の排水性景観舗装についての施工後の諸性状を表3に示す。
【0038】
【表3】
Figure 2005054359
【0039】
〔比較例1〜3〕
実施例1と同様の排水性舗装用アスファルト混合物を試験ヤードの基層上に舗設したのみで、強化樹脂の塗布及びウォータージェットによる研掃を行っていない舗装を比較例1の排水性舗装とした。また、実施例1と同様の排水性舗装用アスファルト混合物を試験ヤードの基層上に舗設すると共に、表層部分に強化樹脂の塗布を行ったのみで、ウォータージェットによる研掃を行っていない舗装を比較例2の排水性舗装とした。さらに、実施例1と同様の排水性舗装用アスファルト混合物を試験ヤードの基層上に舗設すると共に、表層部分に強化樹脂を塗布することなく、ウォータージェットによる研掃のみを行った舗装を比較例3の排水性舗装とした。比較例1〜3の排水性舗装について、目視により景観を観察すると共に、現場透水量を測定し、さらにDFテスターによるすべり抵抗と、ねじれ抵抗を試験した。すべり抵抗及びねじれ抵抗の試験結果を図3、図4に示す。
【0040】
目視による景観観察によれば、ウォータージェットによる表面処理を行った実施例1,2の排水性景観舗装、及び比較例3の排水性舗装は、施工の直後においても、有色骨材が色むらのない明瞭な色彩で路面に表出して、良好な景観が得られることが判明した。また、現場透水量の測定により、実施例1,2の排水性景観舗装、及び比較例1〜3の排水性舗装は、いずれも、目標値である1000cc/15sec以上の現場透水量が得られることが判明した。
【0041】
さらに、図3のすべり抵抗の試験結果によれば、表層部分に強化樹脂の塗布を行ったのみで、ウォータージェットによる研掃を行っていない比較例2の排水性舗装は、強化樹脂のコートによって、そのすべり抵抗は大幅に低下しているのに対し、本発明に係る実施例1,2の排水性景観舗装は、ウォータージェットによる研掃によって、優れたすべり抵抗性能が得られ、強化樹脂の塗布を行っていない比較例2の排水性舗装よりも、そのすべり抵抗が向上していることが判明した。
【0042】
さらにまた、図4のねじれ抵抗の試験結果によれば、強化樹脂による樹脂コートの後、ウォータージェットによる研掃を行った実施例1,2の排水性景観舗装は、樹脂コートやウォータージェットによる研掃を行っていない比較例1の舗装と同等のねじり抵抗性能が得られることが判明した。またウォータージェットによる水圧の大小が、ねじれ抵抗に影響を及ぼすことが判明した。
【0043】
【発明の効果】
本発明の排水性景観舗装の施工方法によれば、有色骨材の色を施工時に路面に明瞭に表出させて優れた景観を迅速に得ることができると共に、排水機能や低騒音化機能を長期に保持できる舗装を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る施工方法の工程を説明するフローチャートである。
【図2】本発明の一実施形態に係る施工方法により形成された排水性景観舗装の構成を説明する略示断面図である。
【図3】すべり抵抗の試験結果を示すチャートである。
【図4】ねじれ抵抗の試験結果を示すチャートである。
【符号の説明】
10 排水性景観舗装
11 排水性舗装
12 表層部分
13 樹脂皮膜
14 有色骨材

Claims (5)

  1. 排水性舗装用アスファルト混合物中の粗骨材として有色骨材を用いることにより、骨材の色を路面に表出させる排水性景観舗装の施工方法であって、
    前記有色骨材と、60℃における粘度が25000Pa・s以上の高粘度バインダとを含む排水性舗装用アスファルト混合物を舗設する工程と、
    舗設された排水性舗装用アスファルト混合物による舗装の表層部分に強化樹脂を塗布して当該表層部分に樹脂皮膜を形成する工程と、
    前記舗装の表面に形成された前記樹脂皮膜を、硬化した前記高粘度バインダと共にウォータージェットにより研掃除去する工程とからなることを特徴とする排水性景観舗装の施工方法。
  2. 前記高粘度バインダが、高粘度明色バインダである請求項1に記載の排水性景観舗装の施工方法。
  3. 前記強化樹脂は、メタクリレート樹脂、アクリレート樹脂、ウレタン系樹脂のいずれか一種以上を含む樹脂である請求項1又は2に記載の排水性景観舗装の施工方法。
  4. 1〜3cmの深さで前記強化樹脂を浸透させて前記表層部分に樹脂皮膜を形成する請求項1〜3のいずれかに記載の排水性景観舗装の施工方法。
  5. 前記ウォータージェットの水圧を100〜200MPaとして前記舗装の表面を研掃する請求項1〜4のいずれかに記載の排水性景観舗装の施工方法。
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