JP2005053364A - 車両用操舵装置 - Google Patents

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【課題】ステアバイワイヤシステムを採用した車両用操舵装置において、バッテリーの消耗により操舵不能に陥ることを防止し、確実にフェールセーフ機能を奏することができる車両用操舵装置を提供する。
【解決手段】第1バッテリー51により電力供給される操舵用モータ2と第2バッテリー52により電力供給される予備操舵用モータ30の動きを、操作部材1を車輪4に機械的に連結することなく舵角変化が生じるように車輪4に伝達可能な機構3を備える。操作部材1の操作に応じて操舵用モータ2を駆動する制御系により、操舵用モータ2の異常検知時に、操舵用モータ2に代えて予備操舵用モータ30が操作部材1の操作に応じて駆動される。
【選択図】図1

Description

本発明は、所謂ステアバイワイヤシステムを採用した車両用操舵装置におけるフェールセーフ機能の改良に関する。
ステアバイワイヤシステムを採用した操舵装置においては、操作部材を車輪に機械的に接続することなく、その操作部材の操作に応じて駆動される操舵用モータの動きを舵角が変化するように車輪に伝達している。
ステアバイワイヤシステムを採用した操舵装置においては操作部材と車輪が機械的に接続されていないため、操舵用モータの異常時に操舵不能に陥るのを防止するフェールセーフ機能が必要になる。そこで、予備の操舵用モータを設け、操舵用モータの異常時は予備の操舵用モータにより舵角を変化させることが考えられている(特許文献1参照)。
特開2000−53015号公報
上記のように予備の操舵用モータを設けたとしても、その予備の操舵用モータへの電力供給用バッテリーが消尽されてしまうと操舵用モータの異常時にフェールセーフ機能を奏することができない。
また、車両走行中にオルタネータ等の車載発電装置が故障することでエンジンが停止したような場合、慣性で走行する車両を路肩等の安全な停止場所まで導くための操舵機能を維持する必要がある。しかし、発電装置の故障によりバッテリーが急速に消尽されると、操舵用モータが正常であっても操舵機能を維持できなくなる。
上記のような問題は、バッテリーに操舵用モータだけでなく空調装置のような大きな負荷が接続されている場合に助長される。本発明は上記問題を解決することを目的とする。
本発明は、操舵用モータと、予備操舵用モータと、前記操舵用モータと前記予備操舵用モータの動きを、操作部材を車輪に機械的に連結することなく舵角変化が生じるように車輪に伝達可能な機構と、前記操舵用モータへの電力供給用第1バッテリーと、前記予備操舵用モータへの電力供給用第2バッテリーと、前記操作部材の操作に応じて前記操舵用モータを駆動する制御系とを備える車両用操舵装置に適用される。
本発明の一つの特徴は、前記操舵用モータの異常検知手段とを備え、前記操舵用モータの異常検知時に、前記操舵用モータに代えて前記予備操舵用モータが前記操作部材の操作に応じて前記制御系により駆動される点にある。
これにより、操舵用モータの異常時に予備操舵用モータを第2バッテリーからの電力供給により駆動することで確実にフェールセーフ機能を奏することができる。
本発明の別の一つの特徴は、車両走行中に車両走行用エンジンが停止したか否かを検知する手段と、前記第1バッテリーの消耗程度が設定以上か否かを検知する手段とを備え、車両走行中のエンジン停止と前記第1バッテリーの設定以上の消耗の検知時に、前記操舵用モータに代えて前記予備操舵用モータが前記操作部材の操作に応じて前記制御系により駆動される点にある。
これにより、車両走行中にオルタネータ等の車載発電装置が故障することでエンジンが停止したような場合、第1バッテリーの消耗程度が設定以上になるまでは第1バッテリーから電力供給される操舵用モータを駆動し、第1バッテリーの消耗程度が設定以上になると第2バッテリーから電力供給される予備操舵用モータを駆動することで、操舵機能を長時間にわたり維持することができる。
本発明は上記両特徴を兼ね備えているのが好ましい。
本発明においては、前記第1バッテリーは前記第2バッテリーよりも公称電圧が大きくされ、前記第1バッテリーに接続される前記操舵用モータを含む負荷は、前記第2バッテリーに接続される前記予備操舵用モータを含む負荷よりも大きくされているのが好ましい。
これにより、第1バッテリーに操舵用モータ以外の空調装置等の大きな負荷を接続することで、第2バッテリーによる予備操舵用モータの駆動時間を長くすることができる。
本発明によれば、操舵用モータにより舵角を変化させるステアバイワイヤシステムを採用した車両用操舵装置において、操舵用モータや車載発電装置の故障時にバッテリーの消耗により操舵不能に陥ることを防止し、確実にフェールセーフ機能を奏することができる。
図1に示す本発明の実施形態の車両用操舵装置は、操作部材1の回転操作に応じて駆動される操舵用モータ2の動きを、操作部材1を前部左右車輪4に機械的に連結することなく、ステアリングギヤ機構3により舵角変化が生じるように両車輪4に伝達する。これにより、所謂ステアバイワイヤシステムが構成され、操作部材1の操作量と車輪4の転舵量との比が可変とされている。
操作部材1は、車体側により回転可能に支持される回転シャフト10に連結されている。回転シャフト10に操作トルクを発生する操作用モータ19が接続されている。操作用モータ19としては例えば公知の直流ブラシレスモータ等を採用でき、本実施形態では操作用モータ19の出力シャフトが回転シャフト10に一体化されている。
操舵用モータ2としては、例えば公知の直流ブラシレスモータを採用できる。本実施形態の操舵用モータ2は、図2に示すように、車体に取り付けられるハウジング5内に固定されるステータ2aと、ハウジング5により軸受けを介して回転可能に支持されるロータ2bを有する。
ステアリングギヤ機構3は、ステアリングロッド3aと、ステアリングロッド3aに一体化されたボールスクリュー3bにボールを介してねじ合わされるボールナット3cを有する。ステアリングロッド3aが操舵用モータ2のロータ2bに挿入され、ボールナット3cがロータ2bに同行回転するように連結され、これにより操舵用モータ2が駆動されることでステアリングロッド3aは車両幅方向に移動する。ステアリングロッド3aの動きがタイロッド8とナックルアーム9を介して車輪4に伝達されることで車輪4の転舵角が変化する。操舵用モータ2が駆動されていない状態では、前部左右車輪4はセルフアライニングトルクにより直進位置に復帰できるようにホイールアラインメントが設定されている。
ステアリングギヤ機構3は、予備操舵用モータ30の動きを、操作部材1を車輪4に機械的に連結することなく舵角変化が生じるように車輪4に伝達する。すなわち、ステアリングロッド3aにラック3dが一体成形され、ラック3dに噛み合うピニオン3eと同行回転する回転シャフト3fがハウジング5に軸受けを介して支持され、回転シャフト3fに減速ギヤ機構3gを介して予備操舵用モータ30の回転が伝達される。これにより予備操舵用モータ30が駆動されることでステアリングロッド3aは車両幅方向に移動する。
操作部材1の操作量として中立位置からの操作角δhを検出する角度センサ11が設けられている。車輪4の転舵量として舵角δを検出する舵角センサ13が設けられ、本実施形態では舵角δとして車輪4の転舵量に対応するステアリングロッド3aの移動量を検出する。車速Vを検出する速度センサ14が設けられている。操作部材1の操作トルクThとして回転シャフト10により伝達されるトルクを検出するトルクセンサ44が設けられている。角度センサ11、舵角センサ13、速度センサ14、およびトルクセンサ44は制御装置20に接続される。
制御装置20は、操作部材1の操作に応じて駆動回路22を介して操舵用モータ2を駆動する制御系を構成する。操舵用モータ2に駆動回路22を介して電力供給用第1バッテリー51が接続される。例えば、制御装置20は操作部材1の操作角δhと車速Vと目標舵角δ* との間の予め定められた関係を記憶し、目標舵角δ* と検出舵角δとの偏差をなくすように駆動回路22を介して操舵用モータ2の駆動信号を出力する。その駆動信号に応じた電力が第1バッテリー51から操舵用モータ2に供給される。その操作角δhと車速Vと目標舵角δ* との間の関係は、例えば目標舵角δ* が操作角δhに比例すると共に、その比例定数が車速Vの関数であって車速Vが大きくなる程に目標舵角δ* が小さくなるように設定される。なお、操舵用モータ2の制御方法は、操作部材1の操作に応じて舵角δが変化するように制御可能であれば特に限定されるものではない。
制御装置20は駆動回路23を介して操作用モータ19を制御する。操作用モータ19に駆動回路23を介して電力供給用第1バッテリー51が接続される。例えば、制御装置20は操作部材1の操作角δhと車速Vと目標操作トルクTh* との間の予め定められた関係を記憶し、目標操作トルクTh* と検出操作トルクThとの偏差をなくすように駆動回路23を介して操作用モータ19の駆動信号を出力する。その駆動信号に応じた電力が第1バッテリー51から操作用モータ19に供給される。その操作角δhと車速Vと目標操作トルクTh* との間の関係は、例えば操作角δhが大きく車速Vが小さくなる程に目標操作トルクTh* が大きくなるものとされる。これにより、操作部材1を中立位置に復帰させる方向の操作トルクが操作部材1に作用し、ドライバーに操作反力を作用させることができる。なお、操作用モータ19の制御方法は操作角や車速に応じたものに限定されず、例えば車両のヨーレートや横加速度等の検知センサを設け、その検出値に応じた操作トルクを付与するように操作用モータ19を制御してもよい。
操舵用モータ2の異常検知手段が設けられている。本実施形態の異常検知手段は制御装置20により構成され、目標舵角δ* と検出舵角δとの偏差をモニターし、その偏差が設定時間以上にわたり設定値以上であれば操舵用モータ2の異常検知信号を生成する。なお、異常検知手段は操舵用モータ2の異常を検知できるものであれば構成は特に限定されない。
車両走行中に車両走行用エンジンが停止したか否かを検知するエンジン停止検知手段が設けられている。本実施形態のエンジン停止検知手段は、エンジンの点火装置への点火用電力供給の有無を検知する電流センサ15と制御装置20により構成される。車速Vが零でなく、車載発電装置の故障等によりエンジン点火用電力が供給されなくなった場合に、制御装置20はエンジン停止検知信号を生成する。なお、エンジン停止検知手段は車両走行中にエンジンが停止したか否かを検知できるものであれば構成は特に限定されない。
第1バッテリー51の消耗程度が設定以上か否かを検知するバッテリー消耗検知手段が設けられている。本実施形態のバッテリー消耗検知手段は、操舵用モータ2の駆動信号の出力時点から検出舵角δの変化時点までの応答時間をモニターし、その応答時間が予め定めた設定時間を超えればバッテリー消耗信号を生成する制御装置20により構成される。なお、バッテリー消耗検知手段は第1バッテリー51の消耗程度が設定以上か否かを検知できるものであれば構成は特に限定されないが、操舵用モータ2の駆動信号の出力に対する応答性の程度から判断するのが好ましい。
制御装置20は、操舵用モータ2の異常検知時に、操舵用モータ2に代えて予備操舵用モータ30を操作部材1の操作に応じて駆動回路24を介して駆動する。また、制御装置20は、車両走行中のエンジン停止と第1バッテリー51の設定以上の消耗の検知時に、操舵用モータ2に代えて予備操舵用モータ30を操作部材1の操作に応じて駆動回路24を介して駆動する。予備操舵用モータ30に駆動回路24を介して電力供給用第2バッテリー52が接続される。例えば、制御装置20は操作部材1の操作角δhと車速Vと目標舵角δ* との間の予め定められた関係を記憶し、目標舵角δ* と検出舵角δとの偏差をなくすように駆動回路24を介して予備操舵用モータ30の駆動信号を出力する。その駆動信号に応じた電力が第2バッテリー52から予備操舵用モータ30に供給される。予備操舵用モータ30の制御方法は操舵用モータ2の制御方法と同様であってもよいし異なるものであってもよい。
第1バッテリー51は第2バッテリー52よりも公称電圧が大きくされ、例えば第1バッテリー51の公称電圧は42Vとされ、第2バッテリー52の公称電圧は12Vとされる。第1バッテリー51に接続される操舵用モータ2を含む負荷は、第2バッテリー52に接続される予備操舵用モータ30を含む負荷よりも大きくされている。例えば、第1バッテリー51には操舵用モータ2以外に空調装置のような比較的大きな負荷が接続され、第2バッテリー52には予備操舵用モータ30以外にはランプ等の比較的小さな負荷が接続される。これにより、第1バッテリー51と第2バッテリー52が車載発電装置の故障等により充電を受けることがない場合において、第2バッテリー52による予備操舵用モータ30の駆動可能時間は、第1バッテリー51による操舵用モータ2の駆動可能時間よりも長くされている。
図3に示すフローチャートは制御装置20による操舵用モータ2と予備操舵用モータ30と操作用モータ19の制御手順を示す。まず各センサによる検出値を読み込み(ステップS1)、切替フラグがオンか否かを判断する(ステップS2)。ステップS2において切替フラグがオンでなければ、上記のように目標舵角δ* と検出舵角δとの偏差をなくすように駆動回路22を介して操舵用モータ2を第1バッテリー51から供給される電力により駆動し(ステップS3)、目標操作トルクTh* と検出操作トルクThとの偏差をなくすように駆動回路23を介して操作用モータ19を駆動し(ステップS4)、異常判定処理を行い(ステップS5)、制御維持フラグがオンか否かを判断する(ステップS6)。ステップS6において制御維持フラグがオンであればステップS1に戻り、制御維持フラグがオフであれば制御を終了するか否かを、例えばイグニッションスイッチがオフか否かにより判断し(ステップS7)、終了しない場合はステップS1に戻り、終了する場合は切替フラグをオフし(ステップS8)、制御維持フラグをオフし(ステップS9)、終了する。ステップS2において切替フラグがオンであれば、上記のように目標舵角δ* と検出舵角δとの偏差をなくすように駆動回路24を介して予備操舵用モータ30を第2バッテリー52から供給される電力により駆動し(ステップS10)、ステップS4に進む。
図4は上記ステップS5における異常判定処理手順を示し、まず操舵用モータが異常か否かを判断し(ステップS101)、異常であれば切替フラグをオンし(ステップS102)、リターンする。ステップS101において操舵用モータが異常でなければ、車両が走行中か否かを判断し(ステップS103)、走行中でなければリターンし、走行中であればエンジン停止状態か否かを上記エンジン停止検知信号の有無から判断し(ステップS104)、エンジン停止状態でなければリターンし、エンジン停止状態であれば制御維持フラグをオンする(ステップS105)。次に、第1バッテリー51の消耗程度が設定以上か否かを上記バッテリー消耗信号の有無から判断し(ステップS106)、消耗していなければリターンし、消耗していれば切替フラグをオンし(ステップS107)、リターンする。
上記実施形態によれば、操舵用モータ2の異常時に予備操舵用モータ30を第2バッテリー52からの電力供給により駆動することで確実にフェールセーフ機能を奏することができる。また、車両走行中にオルタネータ等の車載発電装置が故障することでエンジンが停止したような場合、第1バッテリー51の消耗程度が設定以上になるまでは第1バッテリー51から電力供給される操舵用モータ2を駆動し、第1バッテリー51の消耗程度が設定以上になると第2バッテリー52から電力供給される予備操舵用モータ30を駆動することで、操舵機能を長時間にわたり維持することができる。さらに、第1バッテリー51に空調装置等の大きな負荷を接続することで、第2バッテリー52による予備操舵用モータ30の駆動時間を長くすることができる。
本発明は上記実施形態に限定されない。例えば第2バッテリーには予備操舵用モータのみが接続されるようにし、第2バッテリーによる予備操舵用モータの駆動時間を可及的に長くしてもよい。また、操舵用モータと予備操舵用モータの動きを、操作部材を車輪に機械的に連結することなく舵角変化が生じるように車輪に伝達する機構の構成は特に限定されず、例えば、ステアリングロッドに形成されたラックに噛み合う一対のピニオンを設け、一方のピニオンを操舵用モータの出力シャフトに、他方のピニオンを予備操舵用モータの出力シャフトに取り付けるようにしてもよい。
本発明の実施形態の車両用操舵装置の構成説明図 本発明の実施形態の車両用操舵装置の部分構成説明図 本発明の実施形態の車両用操舵装置における操舵用モータと予備操舵用モータと操作用モータの制御手順を示すフローチャート 本発明の実施形態の車両用操舵装置における異常判定処理手順を示すフローチャート
符号の説明
1 操作部材
2 操舵用モータ
3 ステアリングギヤ機構
4 車輪
11 角度センサ
13 舵角センサ
14 速度センサ
15 電流センサ
20 制御装置
30 予備操舵用モータ
51 第1バッテリー
52 第2バッテリー

Claims (4)

  1. 操舵用モータと、
    予備操舵用モータと、
    前記操舵用モータと前記予備操舵用モータの動きを、操作部材を車輪に機械的に連結することなく舵角変化が生じるように車輪に伝達可能な機構と、
    前記操舵用モータへの電力供給用第1バッテリーと、
    前記予備操舵用モータへの電力供給用第2バッテリーと、
    前記操作部材の操作に応じて前記操舵用モータを駆動する制御系と、
    前記操舵用モータの異常検知手段とを備え、
    前記操舵用モータの異常検知時に、前記操舵用モータに代えて前記予備操舵用モータが前記操作部材の操作に応じて前記制御系により駆動されることを特徴とする車両用操舵装置。
  2. 車両走行中に車両走行用エンジンが停止したか否かを検知するエンジン停止検知手段と、
    前記第1バッテリーの消耗程度が設定以上か否かを検知するバッテリー消耗検知手段とを備え、
    車両走行中のエンジン停止と前記第1バッテリーの設定以上の消耗の検知時に、前記操舵用モータに代えて前記予備操舵用モータが前記操作部材の操作に応じて前記制御系により駆動される請求項1に記載の車両用操舵装置。
  3. 操舵用モータと、
    予備操舵用モータと、
    前記操舵用モータと前記予備操舵用モータの動きを、操作部材を車輪に機械的に連結することなく舵角変化が生じるように車輪に伝達可能な機構と、
    前記操舵用モータへの電力供給用第1バッテリーと、
    前記予備操舵用モータへの電力供給用第2バッテリーと、
    前記操作部材の操作に応じて前記操舵用モータを駆動する制御系と、
    車両走行中に車両走行用エンジンが停止したか否かを検知する手段と、
    前記第1バッテリーの消耗程度が設定以上か否かを検知する手段とを備え、
    車両走行中のエンジン停止と前記第1バッテリーの設定以上の消耗の検知時に、前記操舵用モータに代えて前記予備操舵用モータが前記操作部材の操作に応じて前記制御系により駆動されることを特徴とする車両用操舵装置。
  4. 前記第1バッテリーは前記第2バッテリーよりも公称電圧が大きくされ、前記第1バッテリーに接続される前記操舵用モータを含む負荷は、前記第2バッテリーに接続される前記予備操舵用モータを含む負荷よりも大きくされている請求項1〜3の中の何れかに記載の車両用操舵装置。
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