JP2005052815A - 貝殻及び微生物の組合わせでつくる水質改善凝集パウダー。

Info

【課題】池、湖沼等の大容量の泥水等の水質改善を低コスト化し、設備を簡素化する。
【解決手段】天然多孔性の貝殻を使用し、微生物が定着する素材に微生物及び安全な高分子剤を混合し凝集、有機物の分解を実現する。
【選択図】なし

発明の詳細な説明

本発明は、池、湖沼等の浮遊物をすばやく凝集沈殿させ、沈殿した浮遊物を微生物分解させるパウダーで、水質改善に関する。

浮遊物を凝集沈殿させた後の沈殿物の処理が困難と思われる。

発明が解決しようとする課題

従来の凝集沈殿では沈殿物の回収が困難なうえ、また、短期間で水質の悪化が進み元の状態に戻る。本発明は貝殻のパウダーに微生物を仕込み沈殿物を分解した後も微生物が住む環境となり水質の向上に貢献できる。

本発明は、貝殻のパウダー、微生物、高分子剤の混合物でほとんどの汚泥、汚水に対応できる水質改善を目的としている。

課題を解決するための手段

上記目的を達成するために、天然多孔性の貝殻を使用し、微生物が定着する素材に微生物及び安全な高分子剤を混合し凝集、有機物の分解を実現した。

発明の実施の形態を実施例にもとづき説明する。まず、貝殻を砂粒状まで粉砕し、微生物、高分子剤をよくミキシングする。次に、ミキシングしたものを用途により＃１５０〜＃３００のパウダーを作り約１０日間寝かしたものを完成品とする。

発明の効果

本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を葵する。

本品を泥水等に５０００分の一〜１００００分の一の重量を添加し攪拌若しくはバブリングを行うと直ぐに凝集沈殿し透明に綺麗な水となる。

さらに、有機物は１５日〜２０日前後で消滅する。

また、システム化する場合簡単なシステムで大量の汚泥等を処理することが可能で省スペース低価格の処理機ができる。