JP2005052746A - 粘着テープ貼付治具および粘着テープ貼付方法 - Google Patents

粘着テープ貼付治具および粘着テープ貼付方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 開口部を有する長尺部材における内側の面に粘着テープを簡単に貼り付けることのできる粘着テープ貼付治具および粘着テープ貼付方法を提供する。
【解決手段】 粘着テープ9を長尺部材8の粘着対象面に対して押圧することのできる押圧部4と、押圧部4を粘着対象面側に付勢する付勢手段とを備えた粘着テープ貼付治具1を用意し、その粘着テープ貼付治具1によって粘着テープ9を長尺部材8の粘着対象面側に押圧するとともに、粘着テープ9から剥離材91を剥離しながら粘着テープ貼付治具1を長尺部材8の一方側に移動させる。このとき、粘着テープ9は粘着テープ貼付治具1の移動方向と反対方向から供給するようにし、粘着テープ9から剥離した剥離材91は粘着テープ貼付治具1の移動方向に逃すようにする。
【選択図】 図6

Description

本発明は、自動車のスライドドア用スライドレール等の長尺部材における内側の面に粘着テープを貼り付けるための粘着テープ貼付治具および粘着テープ貼付方法に関するものである。
ワンボックス車、ワゴン車、RV(Recreational Vehicle)等の自動車では、後部ドアにスライドドアが適用されることが多い。このスライドドアは、スライドドアの裏側に設けられたローラが、ボディに取り付けられたスライドレールにガイドされながらスライドレールの内底面上を転動することにより、開閉するようになっている。このスライドレールは、通常長手方向に沿って開口部を有する長尺部材であり、一端部が湾曲形状とされている。
自動車の製造ラインにおいては、一般的に、スライドレールをボディに取り付けた後、塗装を行うが、このとき、スライドレールの内側には塗料の塗膜が形成され、あるいは塗料ミストが付着することが多い。
しかし、スライドレールの内側に塗膜が形成されたり、塗料ミストが付着したりすると、スライドレールの内底面の平滑性が失われ、スライドレールの内底面上を転動するローラがスムーズに回転し難くなり、スライドドアの開閉が重くなったり、開閉時にスライドドアが振動したりする等の問題が生じる。
このため、塗装工程後に、スライドレールの内底面に金属板等の別部材を取り付けることにより、スライドレールの内底面に平滑性を付与し、ローラのスムーズな回転を確保することが行われている。しかし、このようにスライドレールの内底面に別部材を取り付ける工程は煩雑であるとともに、別部材を製造するコストが発生するという問題がある。
そこで、スライドレールに塗料が付着することを防止するために、スライドレールの内底面にマスキングテープを貼付してから車体を塗装する方法が提案されている(特許文献1参照)。
特開2002−316092号公報
上記車体塗装方法においては、スライドレールのロール成形と同時にマスキングテープをスライドレールに貼り付けており、スライドレール先端部の湾曲形状に曲げられる部分では、マスキングテープもスライドレールに伴って湾曲形状に変形されることとなっている。
しかしながら、スライドレールのロール成形は高温下で行われるため、ロール成形時にマスキングテープ、特にマスキングテープの粘着剤が劣化するおそれがあり、その場合、マスキングテープを剥離した後にマスキング対象面に粘着剤が残存する等の問題が生じる。また、スライドレールの湾曲が大きい場合には、マスキングテープがその湾曲形状に合わせて変形することが困難となり、マスキングテープに皺や剥がれ等が発生して、スライドレールの内底面を完全にマスキングすることができない場合が生じる。
これに対し、成形後のスライドレールの内底面に、あらかじめスライドレールの内底面の形状に合わせてカットしたマスキングテープを貼付すれば、上記のような問題は解消するが、スライドレールの内底面に素手でマスキングテープを貼付することは、スライドレールの開口部が狭いため非常に困難である。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、開口部を有する長尺部材における内側の面に粘着テープを簡単に貼り付けることのできる粘着テープ貼付治具および粘着テープ貼付方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1に本発明は、長手方向に沿って開口部を有し、前記開口部に隣接している内側の面が粘着対象面となっている長尺部材における前記粘着対象面に対して、粘着テープを貼り付けるための粘着テープ貼付治具であって、前記長尺部材の内側に挿入され、粘着テープを前記粘着対象面に対して押圧することのできる押圧部と、前記押圧部を前記粘着対象面側に付勢する付勢手段と、前記長尺部材の内側に挿入された前記押圧部を前記長尺部材の長手方向に沿って移動させることのできる把持部とを備えたことを特徴とする粘着テープ貼付治具を提供する(請求項1)。
上記発明(請求項1)に係る粘着テープ貼付治具においては、押圧部を長尺部材の内側に挿入し、把持部を持って押圧部を長尺部材の長手方向に沿って移動させることにより、粘着テープを粘着対象面に対して押圧しながら貼付することができる。このように、上記発明(請求項1)によれば、開口部の狭い長尺部材の内側の面に対しても粘着テープを簡単に貼り付けることができる。
上記発明(請求項1)において、前記押圧部は、前記長尺部材の長手方向に沿って移動するときに、前記移動方向と反対方向から供給される粘着テープに積層された剥離材を前記粘着テープから剥離し得るものであるのが好ましい(請求項2)。
上記発明(請求項2)によれば、粘着テープの粘着面は、粘着対象面に貼付される直前まで剥離材によってカバーされるため、粘着テープは取扱い易く、また、粘着テープの粘着面の状態を良好に維持することが可能である。
上記発明(請求項1,2)に係る粘着テープ貼付治具は、前記押圧部とともに前記長尺部材を挟み、前記押圧部を支持することのできる支持部を備えており、前記押圧部および前記支持部は互いに近接する方向に付勢されているのが好ましい(請求項3)。
上記発明(請求項3)によれば、簡単な構成で押圧部を粘着対象面側に付勢することができる。ただし、本発明はかかる形態に限定されるものではなく、例えば、押圧部とともに長尺部材の内側に挿入され、押圧部と離反する方向に付勢される支持部が設けられてもよい。
上記発明(請求項3)において、前記支持部は、前記長尺部材の所定の部位に接しながら回転し得るローラを備えているのが好ましい(請求項4)。かかる発明(請求項4)によれば、粘着テープ貼付治具は長尺部材上をスムーズに移動することができ、また、粘着テープ貼付治具の寿命は長いものとなる。
上記発明(請求項1〜4)に係る粘着テープ貼付治具は、前記押圧部の前記長尺部材の開口部からの距離を規定することができるように、前記押圧部を前記長尺部材の内側に挿入したときに、前記長尺部材の所定の部位に当接する当接部をさらに備えているのが好ましい(請求項5)。
上記発明(請求項5)によれば、粘着テープ貼付治具を長尺部材側に押し付けながら移動させることにより、押圧部によって正確に粘着テープを押圧し貼付することが可能となる。
上記発明(請求項5)において、前記当接部は、前記長尺部材の所定の部位に接しながら回転し得るローラを備えているのが好ましい(請求項6)。かかる発明(請求項6)によれば、粘着テープ貼付治具は長尺部材上をスムーズに移動することができ、また、粘着テープ貼付治具の寿命は長いものとなる。
上記発明(請求項1〜6)において、前記押圧部は略板状の形状を有し、前記押圧部において少なくとも粘着テープと接する部分は、摩擦係数の小さい材料から構成されているか(請求項7)、あるいは、前記押圧部は、前記粘着テープを押圧しながら回転し得るローラを備えているのが好ましい(請求項8)。
上記発明(請求項7,8)によれば、粘着テープ貼付治具は長尺部材上をスムーズに移動することができ、また、粘着テープ貼付治具の寿命は長いものとなる。特に、上記発明(請求項7)によれば、押圧部の移動方向と反対方向から供給される粘着テープの折り返し部(押圧部の移動方向前部との接触部)の半径を小さくし易く、そのため剥離材は粘着テープから剥離し易くなり、剥離材が粘着テープに追従して粘着テープと粘着対象面との間に巻き込まれる可能性が低くなる。
上記発明(請求項2〜8)において、前記押圧部の移動方向前部近傍には、前記移動方向と反対方向から供給される剥離材付き粘着テープの剥離材が粘着テープに追従して粘着テープと粘着対象面との間に巻き込まれることを防止するための剥離材案内部が設けられているのが好ましい(請求項9)。
上記発明(請求項9)によれば、剥離材が粘着テープに追従して粘着テープと粘着対象面との間に巻き込まれることを確実に防止することが可能となる。なお、粘着テープ貼付治具が左右いずれの方向にも移動可能な場合には、剥離材案内部は押圧部の両側に設けられるのが好ましい。
第2に本発明は、長手方向に沿って開口部を有し、前記開口部に隣接している内側の面が粘着対象面となっている長尺部材において、粘着テープ貼付治具を前記長尺部材の粘着対象面の一端部から他端部に移動させることにより、粘着テープを前記長尺部材の粘着対象面に貼り付ける方法であって、剥離材付き粘着テープを粘着テープ貼付治具の移動方向と反対方向から供給し、前記粘着テープ貼付治具によって前記剥離材付き粘着テープから剥離材を剥離し、前記剥離した剥離材を前記粘着テープ貼付治具の移動方向に逃し、前記剥離材が剥離された粘着テープを前記粘着テープ貼付治具によって前記粘着対象面側に押圧することを特徴とする粘着テープ貼付方法を提供する(請求項10)。
上記発明(請求項10)によれば、粘着テープの粘着面を粘着対象面に貼付される直前まで剥離材によってカバーしつつ、長尺部材の内側の粘着対象面に対して粘着テープを簡単に貼り付けることができる。
本発明の粘着テープ貼付治具または粘着テープ貼付方法によれば、開口部を有する長尺部材における内側の面に粘着テープを簡単に貼り付けることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、長尺部材として自動車のスライドドア用スライドレールを例に挙げて説明するが、本発明における長尺部材はこれに限定されるものではない。
〔マスキングテープ貼付治具〕
図1(a),(b)は、本発明の一実施形態に係るマスキングテープ貼付治具の斜視図であり、図2は、同実施形態に係るマスキングテープ貼付治具の分解斜視図であり、図3は、同実施形態に係るマスキングテープ貼付治具をスライドレールに取り付けた状態を示す側面図である。
図1および図2に示すように、本実施形態に係るマスキングテープ貼付治具1の本体部2は、上部ブロック21と、下部ブロック22と、上部ブロック21および下部ブロック22に挟まれる中央プレート23とを4本のネジ24で固定することによって形成されている。この本体部2は、マスキングテープ貼付治具1を使用する際の把持部を構成する。
中央プレート23の一部は、上部ブロック21および下部ブロック22の一側面から突出して突出部23’となっており、この突出部23’に摩擦係数の小さい樹脂材料、例えばポリテトラフルオロエチレン、ナイロン等からなる樹脂シート41が巻き付けられている。このように樹脂シート41が巻き付けられた突出部23’は、マスキングテープ貼付治具1の押圧部4を構成している。
押圧部4の厚さは、押圧部4の移動方向前部において折り返しているマスキングテープから剥離材が剥離し易いように、3〜5mm程度であるのが好ましい。
上部ブロック21の押圧部4側上部には、基板211が設けられており、その基板211に当接ローラ3が回転自在に設けられている。図2に示すように、当接ローラ3は、当接ローラ3を貫通するシャフト31が2個のベアリング32を介して基板211に螺着することにより、基板211に回転自在に取り付けられている。
マスキングテープ貼付治具1の本体部2(下部ブロック22)の下側には、本体部2と接触および離隔可能であり、かつ本体部2側に付勢された支持ブロック5が設けられている。図2に示すように、支持ブロック5は、上下方向に延びている2本のスプリング53を内蔵しており、このスプリング53の内側を貫通するネジ51が、スプリング53を縮めるようにして本体部2の下部ブロック22に螺着することにより、支持ブロック5は本体部2側に付勢されている。なお、ネジ51とスプリング53との間にはスリーブ52が設けられており、スリーブ52はネジ5によって本体部2の下部ブロック22に固定されている。支持ブロック5は、このスリーブ52にガイドされて、本体部2に近接しまたは本体部2から離隔するようになっている。
支持ブロック5の押圧部4側には、2個の支持ローラ6が回転自在に設けられている。図2に示すように、支持ローラ6は、支持ローラ6を貫通するシャフト61が2個のベアリング62を介して支持ブロック5に螺着することにより、支持ブロック5に回転自在に取り付けられている。
ここで、本実施形態に係るマスキングテープ貼付治具1の使用対象となるスライドレールの一例を図3および図4に示す。本実施形態におけるスライドレール8は、下向きに開口した断面略コの字状の形状を有するレール上部81と、肩部82を介してレール上部81の後側下端に繋がり、垂直方向に設けられているレール背部83と、レール背部83の下端に繋がり、前側に向かって水平方向に設けられているレール底部84と、レール底部84の前端に繋がり、レール底部84と鋭角をなすように傾斜して設けられているフランジ部85とから構成されており、スライドレール8における長手方向の一端部は湾曲している。このような形状を有するスライドレール8においては、レール上部81の前側下端とレール底部84の前端との間が開口部となっている。
スライドドアのローラは、レール底部84の表面、すなわちスライドレール8の内底面841上を転動するため、そのスライドレール8の内底面841がマスキングテープの粘着対象面となる。
マスキングテープ貼付治具1をスライドレール8に取り付けるには、図3に示すように、マスキングテープ貼付治具1の支持ブロック5を本体部2から離隔して、マスキングテープ貼付治具1の当接ローラ3および押圧部4をスライドレール8の開口部に挿入し、マスキングテープ貼付治具1の支持ローラ6をスライドレール8のフランジ部85の下端に当接させて、マスキングテープ貼付治具1の押圧部4および支持ローラ6によってスライドレール8のレール底部84およびフランジ部85を挟持する。このとき、マスキングテープ貼付治具1の支持ブロック5は本体部2側に付勢されているため、マスキングテープ貼付治具1の押圧部4はスライドレール8の内底面841側に付勢される。
一方、マスキングテープ貼付治具1の当接ローラ3はスライドレール8のレール背部83に当接し、マスキングテープ貼付治具1の本体部2の下部ブロック22はスライドレール8のレール底部84の前端に当接する。マスキングテープ貼付治具1の当接ローラ3の上端とスライドレール8のレール上部81の前側下端との間には、わずかに隙間が存在する。また、マスキングテープ貼付治具1の押圧部4の先端とスライドレール8のレール背部83との間には、わずかに隙間が存在する。マスキングテープ貼付治具1は、スライドレール8と以上のような位置関係になるように設計される。
〔マスキングテープ〕
本実施形態におけるスライドレール8の内底面841に貼付するマスキングテープ9は、図5に示すように、スライドレール8の内底面841に対応する形状を有しており、スライドレール8と同様に長手方向の一端部は湾曲している。
マスキングテープ9の一端部または両端部は、スライドレール8のレール底部84よりも若干長く形成されているのが好ましい。このようなマスキングテープ9をスライドレール8に貼付すると、マスキングテープ9の端部はスライドレール8の内底面841から突出するが、そのマスキングテープ9の突出部を摘むことにより、使用後のマスキングテープ9をスライドレール8の内底面841から容易に剥離除去することができる。
本実施形態におけるマスキングテープ9の幅は、マスキングテープ9の側端がスライドレール8のレール底部84の前端に合致するように設定されているが、マスキングテープ9の側端がスライドレール8のレール底部84の前端から突出するように設定してもよい。ただし、その場合には、スライドレール8に取り付けたマスキングテープ貼付治具1の本体部2の下部ブロック22がマスキングテープ9と干渉しないように、例えば、マスキングテープ貼付治具1の押圧部4の先端がスライドレール8のレール背部83に当接するようにマスキングテープ貼付治具1を設計する必要がある。
マスキングテープ9は、基材と粘着剤層とを積層してなるものであり、本実施形態では、粘着剤層に剥離材91が積層されている。マスキングテープ9の基材の種類および粘着剤層を形成する粘着剤の種類は、塗装工程に耐えてスライドレール8のマスキングを正常に行うことができるものであれば、特に限定されるものではない。なお、マスキングテープ9を着色することにより、マスキングテープ9のスライドレール8への貼付を容易に確認することができる。
剥離材91は、マスキングテープ貼付治具1の使用によってマスキングテープ9から容易に剥離し得る剥離力を有するとともに、折り返されたマスキングテープ9に追従してマスキングテープ9と粘着対象面との間に巻き込まれてしまうことのないような剛性を有するものであるのが好ましく、材料としては従来公知のものを使用することができる。
本実施形態において、剥離材91の湾曲していない側の端部には、切れ目93が設けられている。この切れ目93は、剥離材91の先端から、マスキングテープ貼付治具1の長さに指による押さえ代として1〜2cm程度加えた位置に設けるのが好ましい。
〔マスキングテープ貼付方法〕
上記マスキングテープ貼付治具1を使用してマスキングテープ9をスライドレール8の内底面841に貼付するには、最初に、スライドレール8の内底面841の一端部(本実施形態では湾曲していない側の端部;右端部)に対して剥離材91付きマスキングテープ9の右端部の位置合わせを行う。
そして、剥離材91付きマスキングテープ9の右端部を指でスライドレール8の内底面841側に押さえ付けながら、図3に示すようにマスキングテープ貼付治具1をスライドレール8の右端部に取り付け、マスキングテープ貼付治具1の押圧部4および支持ローラ6によって、剥離材91付きマスキングテープ9、スライドレール8のレール底部84およびフランジ部85を挟持する。このとき、剥離材91付きマスキングテープ9は、マスキングテープ貼付治具1の押圧部4によってスライドレール8の内底面841側に押圧される。
剥離材91付きマスキングテープ9は、図6に示すようにマスキングテープ貼付治具1の押圧部4の下側から移動方向前部で折り返して押圧部4の上側を通し、マスキングテープ貼付治具1の移動方向と反対方向から供給するようにする。このように剥離材91付きマスキングテープ9を折り返すと、剥離材91は、その剛性により、切れ目93においてマスキングテープ9から剥離する。
マスキングテープ貼付治具1の本体部2を把持して、図6に示すように、マスキングテープ貼付治具1をスライドレール8側に押し付けながらスライドレール8の左端部側に移動させると、マスキングテープ貼付治具1の押圧部4は、剥離材91をマスキングテープ9から剥離しながら、マスキングテープ9をスライドレール8の内底面841に圧着する。このとき、マスキングテープ9から剥離した剥離材91は、マスキングテープ貼付治具1の移動方向に逃すようにする。
なお、マスキングテープ貼付治具1の当接ローラ3はスライドレール8のレール背部83に接しながら回転し、マスキングテープ貼付治具1の支持ローラ6はスライドレール8のフランジ部85の下端に接しながら回転し、マスキングテープ貼付治具1の押圧部4の表面は摩擦係数が小さいため、マスキングテープ貼付治具1はスライドレール8上をスムーズに移動することができ、また、マスキングテープ貼付治具1の寿命は長いものとなる。
マスキングテープ貼付治具1をスライドレール8の左端部まで移動させたら、マスキングテープ貼付治具1をスライドレール8から外し、最後にマスキングテープ9の右端部に残存している剥離材91の切れ端を剥離除去する。
以上の通り、本実施形態に係るマスキングテープ貼付治具1によれば、マスキングテープ9をスライドレール8の内底面841に簡単に貼り付けることができる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、図7に示すマスキングテープ貼付治具1Aのように、本体部2の側部に、基部71を介して剥離材案内ピン72が設けられていてもよい。この剥離材案内ピン72は、押付部4の側端部よりも外側であって、押付部4の上面よりも若干上方に位置している。
上記のような剥離材案内ピン72がマスキングテープ貼付治具1Aに設けられていると、図8に示すように、マスキングテープ貼付治具1Aをスライドレール8にて移動させたときに、マスキングテープ9から剥離した剥離材91が剥離材案内ピン72にガイドされながらマスキングテープ貼付治具1Aの移動方向に逃れるため、剥離材91がマスキングテープ9とスライドレール8の内底面841との間に巻き込まれることを確実に防止することができる。
なお、図7に示すマスキングテープ貼付治具1Aは、左右いずれの方向にも移動させて使用できるタイプのものであり、したがって剥離材案内ピン72は本体部2の両側部に設けられているが、マスキングテープ貼付治具1Aが左右いずれかの方向にのみ移動させて使用するタイプのものであれば、剥離材案内ピン72は、マスキングテープ貼付治具1Aの移動方向前部にのみ設ければよい。
また、例えば、図9に示すマスキングテープ貼付治具1Bのように、板状の押圧部4の替わりに、押圧ローラ6Bが本体部2Bに設けられていてもよい。本実施形態に係るマスキングテープ貼付治具1Bにおいては、押圧ローラ6Bは2個設けられているが、この個数は特に限定されるものではない。押圧ローラ6Bは、支持ローラ6と同様に、押圧ローラ6Bを貫通するシャフト61Bがベアリング(図示せず)を介して本体部2Bに螺着することにより、本体部2Bに回転自在に取り付けられている。
上記のような押圧ローラ6Bを備えたマスキングテープ貼付治具1Bを使用した場合、押圧ローラ6Bは回転しながらマスキングテープ9をスライドレール8の内底面841に圧着するため、マスキングテープ貼付治具1Bはスライドレール8上をスムーズに移動することができる。
また、本実施形態に係るマスキングテープ貼付治具1Bのように剥離材案内ピン72が設けられていれば、剥離材91は剥離材案内ピン72にガイドされながらマスキングテープ貼付治具1Bの移動方向に逃れ、剥離材91がマスキングテープ9とスライドレール8の内底面841との間に巻き込まれることを防止することができる。
本発明の粘着テープ貼付治具および粘着テープ貼付方法は、長尺部材の内側の面、特に自動車のスライドドア用スライドレールの内底面に粘着テープ、特にマスキングテープを貼り付けるのに好適である。
本発明の一実施形態に係るマスキングテープ貼付治具の斜視図である。 同実施形態に係るマスキングテープ貼付治具の分解斜視図である。 同実施形態に係るマスキングテープ貼付治具をスライドレールに取り付けた状態を示す側面図である。 同実施形態に係るマスキングテープ貼付治具の適用対象としてのスライドレールの斜視図である。 同実施形態に係るマスキングテープ貼付治具の適用対象としてのマスキングテープの平面図である。 同実施形態に係るマスキングテープ貼付治具の使用状態を示す正面図である。 本発明の他の実施形態に係るマスキングテープ貼付治具の斜視図である。 同実施形態に係るマスキングテープ貼付治具の使用状態を示す正面図である。 本発明の別の実施形態に係るマスキングテープ貼付治具の斜視図である。
符号の説明
1,1A,1B…マスキングテープ貼付治具(粘着テープ貼付治具)
2,2B…本体部(把持部)
3…当接ローラ(当接部)
4…押圧部
5…支持ブロック
53…スプリング(付勢手段)
6…支持ローラ(支持部)
72…剥離材案内ピン(剥離材案内部)
8…スライドレール(長尺部材)
9…マスキングテープ(粘着テープ)

Claims (10)

  1. 長手方向に沿って開口部を有し、前記開口部に隣接している内側の面が粘着対象面となっている長尺部材における前記粘着対象面に対して、粘着テープを貼り付けるための粘着テープ貼付治具であって、
    前記長尺部材の内側に挿入され、粘着テープを前記粘着対象面に対して押圧することのできる押圧部と、
    前記押圧部を前記粘着対象面側に付勢する付勢手段と、
    前記長尺部材の内側に挿入された前記押圧部を前記長尺部材の長手方向に沿って移動させることのできる把持部と
    を備えたことを特徴とする粘着テープ貼付治具。
  2. 前記押圧部は、前記長尺部材の長手方向に沿って移動するときに、前記移動方向と反対方向から供給される粘着テープに積層された剥離材を前記粘着テープから剥離し得ることを特徴とする請求項1に記載の粘着テープ貼付治具。
  3. 前記押圧部とともに前記長尺部材を挟み、前記押圧部を支持することのできる支持部を備えており、
    前記押圧部および前記支持部は互いに近接する方向に付勢されていることを特徴とする請求項1または2に記載の粘着テープ貼付治具。
  4. 前記支持部は、前記長尺部材の所定の部位に接しながら回転し得るローラを備えていることを特徴とする請求項3に記載の粘着テープ貼付治具。
  5. 前記押圧部の前記長尺部材の開口部からの距離を規定することができるように、前記押圧部を前記長尺部材の内側に挿入したときに、前記長尺部材の所定の部位に当接する当接部をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の粘着テープ貼付治具。
  6. 前記当接部は、前記長尺部材の所定の部位に接しながら回転し得るローラを備えていることを特徴とする請求項5に記載の粘着テープ貼付治具。
  7. 前記押圧部は略板状の形状を有し、前記押圧部において少なくとも粘着テープと接する部分は、摩擦係数の小さい材料から構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の粘着テープ貼付治具。
  8. 前記押圧部は、前記粘着テープを押圧しながら回転し得るローラを備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の粘着テープ貼付治具。
  9. 前記押圧部の移動方向前部近傍には、前記移動方向と反対方向から供給される剥離材付き粘着テープの剥離材が粘着テープに追従して粘着テープと粘着対象面との間に巻き込まれることを防止するための剥離材案内部が設けられていることを特徴とする請求項2〜8のいずれかに記載の粘着テープ貼付治具。
  10. 長手方向に沿って開口部を有し、前記開口部に隣接している内側の面が粘着対象面となっている長尺部材において、粘着テープ貼付治具を前記長尺部材の粘着対象面の一端部から他端部に移動させることにより、粘着テープを前記長尺部材の粘着対象面に貼り付ける方法であって、
    剥離材付き粘着テープを粘着テープ貼付治具の移動方向と反対方向から供給し、
    前記粘着テープ貼付治具によって前記剥離材付き粘着テープから剥離材を剥離し、
    前記剥離した剥離材を前記粘着テープ貼付治具の移動方向に逃し、
    前記剥離材が剥離された粘着テープを前記粘着テープ貼付治具によって前記粘着対象面側に押圧する
    ことを特徴とする粘着テープ貼付方法。
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JP2007307482A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Honda Motor Co Ltd 液体塗布方法及び液体塗布装置

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