JP2005050721A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 雑音防止用コンデンサの消費電力の削減を行うスイッチの接点の開閉状態を検知する開閉検知手段について、加熱動作時以外は電力消費を抑制する加熱調理器を提供すること。
【解決手段】 加熱手段への電源供給線の途中に設けた第1のスイッチと、第1のスイッチより電源側の電源供給線と第1のスイッチが設けられていない他の電源供給線との間に設けた第2のスイッチとコンデンサの直列回路と、前記第1のスイッチが開から閉となると電源が供給される開閉検知手段とを備え、前記開閉検知手段は前記第1のスイッチが開から閉となった後に前記第2のスイッチの接点の開閉状態を検知することで、消費電力を抑えることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インバータに代表される高周波雑音源を有し、電源線から機器外への漏洩を防ぐ濾波回路の必要な加熱調理器に関する。
従来、リレーなどの接点の開閉検知手段を備えた機器として、例えば、図2に示すような構成を有する加熱機器がある(例えば特許文献1参照)。図2において、20は商用電源、21は第1のスイッチ、22は整流器、23は加熱手段で、第1のスイッチ21の開閉により、加熱手段23への電力供給が制御される。
24はフィルタリレー(第2のスイッチ)、25は雑防コンデンサ、26はコモンモードコイルで、フィルタリレー24が閉の時に、雑防コンデンサ25とコモンモードコイル26とで濾波回路が構成される。
27は第2の開閉検知手段で、何れのスイッチも介さずに、常に商用電源20に接続された電源回路29から電源を供給されて、フィルタリレー24の接点の開閉状態を常時検知している。
28は放電抵抗で、電源プラグ32を商用電源20から外した際に、雑防コンデンサ25に蓄積している電荷を放電して、電源プラグ端子32a、32bに人体が触れた場合の安全性を確保している。
31は制御手段で、31aの加熱制御手段、31bの第1の開閉検知手段、31cのリレー駆動手段を構成要素に含んでおり、電源回路29から電源を供給されている。
加熱制御手段31aは第1の開閉検知回路31bから出力される検知情報と、第2の開閉検知回路27から出力される検知情報が入力され、リレー駆動手段31cへとリレー駆動信号を出力するとともに、加熱手段23の加熱動作を制御する。
第1の開閉検知手段31bは第1のスイッチ21の開閉状態を検知して、検知結果を加熱制御手段31aへと出力し、リレー駆動手段31cは加熱制御手段31aからの制御信号によってフィルタリレー24を駆動する。
上記従来の開閉検知手段を備えた加熱機器の動作を以下に説明する。
商用電源20から電源プラグ32に電力が供給されると、電源回路29は第1のスイッチ21、フィルタリレー(第2のスイッチ)24の開閉状態に関わらず、約5Vの出力電源を発生して、第2の開閉検知手段27と制御手段31へと電源を供給する。
第1のスイッチ21を使用者が閉とすると、第1の開閉検知手段31bが第1のスイッチ21の接点状態が開から閉に変わったことを検知して加熱制御手段31aへと接点情報を出力するため、加熱制御手段31aは第1のスイッチ21の接点が閉となった事を認識する。
加熱制御手段31aは、第1のスイッチ21の接点が閉状態であることを認識すると、リレー駆動手段31cへと信号を出力してフィルタリレー24の接点を閉として、加熱を開始しても商用電源へとノイズが漏洩しないように濾波回路を形成してスタンバイ状態となる。
制御手段31には使用者が容易に操作できる加熱入切スイッチ(図示せず)が設けられており、前記スタンバイ状態で前記加熱入切スイッチを入にすると加熱制御手段31aが加熱手段23の加熱動作を開始する。
加熱動作中、前記加熱入切スイッチを切とすると、加熱制御手段31aが加熱手段23の加熱動作を停止して、さらに、第1のスイッチ21の接点が開である信号が第1の開閉検知手段31bから入力されると、フィルタリレー24の接点を開く信号をリレー駆動手段31cへと出力し、濾波回路を解体する。
以上のように、従来の回路構成では、第1のスイッチ21やフィルタリレー(第2のスイッチ)24といったスイッチの接点の開閉検知を行う場合、接点の開閉状態に関わらず、開閉検知手段(第1の開閉検知手段31b、第2の開閉検知手段27)には、電源回路29から常に電力が供給され、開閉検知手段からの検知情報によって加熱動作の停止、あるいは異常状態の報知といった制御を行っている。
特開平7−16400号公報
しかしながら、前記従来の技術では、常時、第2のスイッチの接点の開閉状態を検知しているため、第2の開閉検知手段27などの制御回路によって常時電力を消費していた。
本発明は、スイッチの開閉によって雑音防止用コンデンサの消費電力の削減を行うとともに、前記スイッチの接点について開閉状態を検知する開閉検知手段についても、加熱動作時以外は電力消費を抑制することを課題とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の加熱調理器は、加熱手段と、加熱手段に電源を供給する2本以上の電源供給線と、前記電源供給線の途中に設けた第1のスイッチと、前記第1のスイッチより電源側の電源供給線と第1のスイッチが設けられていない他の電源供給線との間に設けた第2のスイッチとコンデンサの直列回路と、前記第1のスイッチが開から閉となると電源が供給される開閉検知手段とを備え、前記開閉検知手段は前記第1のスイッチが開の時には前記第2のスイッチについて接点の開閉状態を検知せずに、前記第1のスイッチが開から閉となった後に前記第2のスイッチについて接点の開閉状態を検知するようにしたものである。
これにより、第1のスイッチによって濾波回路を除く全回路の消費電力を抑制し、第2のスイッチによって濾波回路を形成する雑音抑制用に備えたコンデンサの消費電力を抑制することができ、かつ、第1のスイッチが開から閉となって加熱手段に電源が供給されると、第2のスイッチの開閉状態を検知する必要があり、第1のスイッチが閉となると第2のスイッチの接点の開閉検知が可能となる加熱調理器が得られる。
以上のように、本発明によれば、雑音防止用コンデンサを電源供給線間に接続あるいは遮断するスイッチについて、接点の開閉状態を検知する検知手段によって消費される電力の低減を行うことができる。
請求項1に記載の発明は、加熱手段と、加熱手段に電源を供給する2本以上の電源供給線と、前記電源供給線の途中に1個以上設けた第1のスイッチと、前記第1のスイッチより電源側の電源供給線と第1のスイッチが設けられていない他の電源供給線との間に設けた第2のスイッチとコンデンサの直列回路と、前記第1のスイッチが開から閉となると電源が供給される開閉検知手段とを備え、前記開閉検知手段は前記第1のスイッチが開から閉となった後に前記第2のスイッチの接点の開閉状態を検知する構成とするものである。
これにより第1のスイッチの接点が開である場合には、第2のスイッチの接点が開か閉のいずれであるかといった検知は行われずに、第1のスイッチが開から閉となり開閉検知回路へと電力が供給された後に検知を開始するとともに、第1のスイッチを閉から開として濾波回路を除く全回路の消費電力を抑制し、第2のスイッチを閉から開として雑音防止用に備えたコンデンサの消費電力を抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の構成に加えて、第1のスイッチより電源側の電源供給線に一端を接続され、第1のスイッチを経由して開閉検知手段へと電源を供給する経路に他端を接続された第3のスイッチを備え、前記開閉検知手段は、前記第1のスイッチ、または前記第3のスイッチが開から閉となると電源が供給されて第2のスイッチの接点の開閉状態を検知するものである。
これにより、第1のスイッチが開から閉となった後、第3のスイッチも開から閉となって開閉検知手段へと電力を供給することで、第1のスイッチが開から閉となった後で即座に閉から開となっても、第3のスイッチによって開閉検知手段へと電力が継続して供給され、開閉検知手段による第2のスイッチの開閉検知動作が電源遮断によって途中で停止することなく安定してなされるため、開閉検知手段の誤判定を防ぐとともに、第2のスイッチの開閉動作についても回数を減らすことが可能となり、接点寿命を長くすることができる。
請求項3に記載の発明は、第2のスイッチの一端は第1のスイッチが設けられている電源供給線の電源側に、他端はコンデンサの一端と開閉検知手段の入力段の一端とに接続され、前記コンデンサの他端は第1のスイッチが設けられていない電源供給線に、前記開閉検知手段の入力段の他端は全波整流器の出力の低電位側、もしくは前記コンデンサの他端が接続されている電源供給線に接続されるとともに、前記コンデンサに蓄積された電荷の放電回路を備え、前記第1のスイッチと前記第2のスイッチが開の状態では開閉検知回路の入力段での電力消費を抑制する構成とするものである。
これにより、第1のスイッチと第2のスイッチの接点が開である場合には、電源供給線を渡る回路は構成されず、電力の消費は発生しない。
請求項4に記載の発明は、開閉検知手段の入力段は発光素子で構成され、第2のスイッチと直列に発光素子を接続する構成とするものである。
これにより、第1のスイッチが開から閉となった後に第2のスイッチの開閉状態を検知する場合に於いて、光信号によって接点情報を送信するため、濾波回路よりも電源側の電源供給線に接続しても、伝導ノイズの伝搬も少なく外来ノイズの進入も防ぐことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発光手段は逆導通ダイオードと並列に接続され、前記発光手段と逆導通ダイオードの並列回路は抵抗と直列に接続されて放電回路を構成し、前記放電回路は前記コンデンサと並列に接続して、充電された電荷を放電する機能を兼ね備えた開閉検知手段の入力段の構成とするものである。
これにより、電源プラグを抜いた後で、制御回路を駆動する電源回路に蓄積された電荷によって第2のスイッチの接点が閉じていても、前記コンデンサに充電された電荷は前記放電回路で放電されるため、電源プラグ端子間の電圧を低下することができる。
請求項6記載の発明は、第1のスイッチが閉から開とした後に第2のスイッチを閉から開とする制御を行い、その後で第3のスイッチを閉から開とする構成において、第1のスイッチが閉から開となり第3のスイッチを経由して開閉検知手段に電源が供給されている場合に、第2のスイッチが閉のままであれば接点が溶着していることを検知するものである。
これにより、溶着を検知した後に継続して接点を乖離する電気信号を出力するといった接点異常に対応した処理を行うことができる。
請求項7記載の発明は、報知手段を備え、第2のスイッチの駆動状態と接点の開閉状態が異なることを検知した場合には、表示が変化、あるいは音が発生する報知手段によって使用者に異常を報知する構成とするものである。
これにより、使用者が第2のスイッチが異常状態で、待機電力が増加していることを認識することができる。
請求項8記載の発明は、報知手段によって第2のスイッチの接点が異常状態であることを継続して報知するために第3のスイッチを閉のままとする構成とするものである。
これにより、使用者が第1のスイッチを開として加熱停止した後でも、第2のスイッチが異常状態で待機電力が増加していることを認識することができる。
請求項9記載の発明は、不揮発性メモリーを備え、前記不揮発性メモリーに接点異常情報を記憶した後に第3のスイッチを開とする構成とするものである。これにより、第2のスイッチの接点情報を所定時間だけ報知した後に、開閉検知手段への電源供給を停止しても、第1のスイッチが閉となり電源供給されることで、再度、報知開始することができる。
請求項10記載の発明は、不揮発性メモリーを備え、第2スイッチの駆動状態と接点の開閉状態が一致していても、前記不揮発性メモリーに記憶された接点異常情報を報知可能とする構成とするものである。
これにより、故障状況を確認したい場合には、不揮発性メモリーの記録を呼び出して表示し、通常使用する場合には以上表示せず、通常の調理を可能とすることができる。
(実施の形態1)
以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。図1は高周波磁界で被加熱鍋等を加熱するための誘導加熱コイルを有する誘導加熱調理器の回路ブロック図である。
図1において、商用電源20は電源プラグ32の電源プラグ端子32aと他の電源プラグ端子32bを介して誘導加熱調理器に接続される。電源プラグ端子32aには、コモンモードコイル26を介して使用者が容易に操作できる第1のスイッチである電源スイッチ21に接続され、電源スイッチ21の負荷側接点21bには、全波整流器22の入力端子、第1の開閉検知手段31b、及び電源回路29を構成するダイオード29aが接続される。他方の電源プラグ端子32bは、コモンモードコイル26を介して全波整流器22の入力端子へ接続される。前記構成により全波整流器22の入力端子に電源が供給され、全波整流器22からの出力は加熱手段であるインバータ23に供給される。
また、電源プラグ端子32a、32bの間には、第2のスイッチであるフィルタリレー24の接点端子と雑防コンデンサ25の直列回路が接続される。28は雑防コンデンサ25に電気的に並列接続された放電抵抗、27は第2の開閉検知手段でフィルタリレー24の開閉検知を行う。27aは第2の開閉検知手段27を構成する第1の入力部で、一端を雑防コンデンサ25の一端と接続し、他端を全波整流器22の低電位側出力端子と接続している。27bは第2の開閉検知手段27を構成する第2の発光側入力部で、発光手段と逆導通ダイオードの並列回路から構成され、27cに示した第2の開閉検知手段27を構成する第2の受光側入力部へと接点情報を光信号により出力している。
さらに、電源スイッチ21の電源側接点21aには第3のスイッチである制御電源リレー30が接続され、電源回路29を構成するダイオード29eに接続され、電源スイッチ21が開で制御電源リレー30が閉の場合には、電源回路29へと制御電源リレー30を介して電力が供給される。この際、加熱手段であるインバータ23へはダイオード29a、29eによって遮断されるため電力供給が為されない。
制御手段31と第2の開閉検知手段27とは、制御電源29より電源供給を受ける。加熱制御手段31aは、使用者がインバータ23による加熱動作を操作できる加熱スイッチ31f、およびフィルタリレー24の開閉検知手段27の検知結果に基づいてフィルタリレー24の接点状態を報知する報知手段31eが備えられている。加熱制御手段31aは電源スイッチ21の接点状態を検知する第1の開閉検知手段31b、およびフィルタリレー24の接点状態を検知する第2の開閉検知手段27からの信号入力に応じてインバータ23の加熱動作を制御する。
以上のように構成された加熱調理器についてその動作を説明する。電源プラグ32が商用電源20に接続されても、電源スイッチ21が開であれば電源回路29、インバータ23には電源供給されない。電源スイッチ21を閉とすることにより、電源回路29に電源が供給され、制御手段31および第2の開閉検知手段27は電源回路29の約5Vの出力により動作を開始する。動作を開始すると、制御手段31は電源スイッチ21の接点状態を検知する第1の開閉検知手段31bと、フィルタリレー24の接点状態を検知する第2の開閉検知手段27からの入力信号に基づき、以降の機器の動作を制御する。
制御手段31は、第1の開閉検知手段31bから電源スイッチ21が閉である信号を受けて、制御電源リレー30を閉とする信号をリレー駆動手段31cへと出力し、制御電源リレー30の接点状態を第3の開閉検知手段31dからの信号により閉じていることを確認する。
加熱スイッチ31fにより加熱開始が選択されると、加熱制御手段31aは第2の開閉検知手段27からの信号によりフィルタリレー24の接点が閉じていることを確認した後、インバータ23への駆動信号を出力して加熱動作を開始させる。
フィルタリレー24は、電源スイッチ21が閉となった後、且つ前述した加熱動作前のタイミングで閉となり、雑防コンデンサ25とコモンモードチョークコイル26で形成される濾波回路でインバータ23から伝播する雑音を抑制する。
インバータ23が加熱動作中にフィルタリレー24の接点が開となり、第2の開閉検知手段27から加熱制御手段31aに接点が開である信号が入力されると、加熱制御手段31aは加熱動作を停止する。さらに、加熱制御手段31aはフィルタリレー24の接点が開であることを報知手段31eによって使用者へと報知する。加熱制御手段31aは、第2の開閉検知手段27からフィルタリレー24の接点が開状態である信号を検知している間は、加熱スイッチ31fによる加熱開始信号を受け付けない。
第2の開閉検知手段27から加熱制御手段31aに接点が閉である状態を示す信号が入力されると、加熱制御手段31aは加熱スイッチ31fによる加熱開始信号を受け付けることを可能として、さらに、フィルタリレー24の接点が開であることを使用者へと報知手段31eによって報知する動作を停止する。
以上のように本実施例によれば、インバータ23に電力を供給する電源供給線(電源プラグ端子32aから全波整流器22に至る電源供給線)の途中に、第1のスイッチである電源スイッチ21を設け、電源スイッチ21よりも電源側の極性の異なる電源供給線間に第2のスイッチであるフィルタリレー24と雑防コンデンサ25の直列回路を接続し、フィルタリレー24の接点を検知する第2の接点検知手段27など制御回路への電力は電源スイッチ21を閉とすることによって供給される。よって、電源スイッチ21を閉から開とすることにより第2の開閉検知手段27など制御回路で消費される電力も抑制することができるとともに、フィルタリレー24の接点を閉から開として雑防コンデンサ25、及び第2の開閉検知手段の入力段27a、27bで消費される電力を抑制することができる。
また、電源スイッチ21の電源側の接点21aに一端を接続された制御電源リレー30の他端は、第2の開閉検知手段27といった制御回路へ電力を供給する電源回路29へと接続され、電源スイッチ21、あるいは制御電源リレー30の接点が閉であれば、第2の開閉検知手段27へと電源回路29から電源が供給されて、第2のスイッチの接点状態を検知することができる。よって、電源スイッチ21が開から閉となった後、即座に閉から開となっても、制御電源リレー30によって第2の開閉検知手段27といった制御回路へと電力が継続して供給されるため、検知動作が電源遮断によって途中で停止することなく安定して動作し、誤検知を防ぐとともに、第2のスイッチの開閉動作についても回数を減らすことが可能となり、接点寿命を長くすることができる。さらに、電源スイッチ21、フィルタリレー24、制御電源リレー30の接点を全て開とすることにより、消費電力を抑える事ができる。
また、フィルタリレー24の一方の接点24aは電源スイッチ21が設けられた電源供給線に接続され、フィルタリレー24の他方の接点24bは雑防コンデンサ25と第2の開閉検知手段27の入力段27a、27bに接続されている。第1の入力部27aは他端を全波整流器22の低電位側出力に接続され、第2の発光側入力部27bは電源スイッチ21が設けられていない電源供給線に接続されている。よって、電源スイッチ21とフィルタリレー24の接点が開の場合には、雑防コンデンサ25と第2の開閉検知手段27の入力段27a、27bで消費される電力を抑制することが可能となる。
また、第2の開閉検知手段27を構成する第2の発光側入力部27bに示すように、開閉検知手段の入力段を発光素子で構成して、且つ、フィルタリレー24と直列に接続して接点状態を光信号によって伝達する。よって、コモンモードコイル26といった濾波回路よりも電源側の電源供給線に接続して接点検知を行っても、商用電源へと伝搬するノイズの伝導を防ぐことができるとともに、商用電源から進入する外来ノイズによる誤検知を防ぐことが可能となる。
また、第2の開閉検知手段27を構成する第2の発光側入力部27bは、図に示すように発光素子と逆導通ダイオードの並列回路より構成され、第2の発光側入力部27bと放電抵抗28は直列に接続されて、雑防コンデンサ25の放電回路を形成する。よって、電源プラグ32を商用電源20から外した直後に、電源回路29に蓄積された電荷によってフィルタリレー24の接点が閉であっても雑防コンデンサ25に充電された電荷を瞬時に放電できるため、電源プラグ端子間の電圧を即座に低下することが可能となる。
また、電源スイッチ21とフィルタリレー24と制御電源リレー30とが閉じている状態から、電源スイッチ21を開いた後にフィルタリレー24を開く制御を行い、第2の開閉検知手段27によって接点が開いた状態であることを検知した後で、制御電源リレー30を開く制御を行う。よって、フィルタリレー24の接点が閉じた状態のままであれば、制御電源リレー30の接点を開かずに接点を乖離する電気信号を出力するなど、接点異常に対応した制御動作が可能となる。
また、加熱制御手段31aは報知手段31eを備え、フィルタリレー24の接点が異常であれば、報知手段31eによって使用者に接点が異常であることを報知する。よって、使用者は、フィルタリレーの異常によって待機時の電力が増加する、あるいは加熱動作しないといった機器の状態であることを認識することができる。
また、フィルタリレー24の接点が異常であれば、報知手段31eによって使用者に接点が異常であることを報知している場合に、電源スイッチ21が開となっても制御電源リレー30が閉を継続することで、報知動作が継続可能となる。よって、使用者が電源スイッチ21を閉から開として加熱動作を停止した場合でも、フィルタリレー24の接点異常を連続して、あるいは所定時間だけ報知することが可能となる。
また、フィルタリレー24の接点が異常であれば、不揮発性メモリー31gに接点の異常情報を記憶した後に制御電源リレー30の接点を開いて待機電力を抑制する制御が可能となる。よって、フィルタリレー24の接点異常情報を所定時間だけ報知した後に、第2の開閉検知手段27への電源供給を停止しても、電源スイッチ21が閉となり電源供給が再開されることで、再度、異常状態を報知開始し、異常状態に対応して加熱スイッチ31fによる加熱開始信号を受け付けないなどの制御ができる。
また、フィルタリレー24の接点異常の情報が不揮発性メモリー31gに記憶されている場合には、第2スイッチの駆動状態と接点の開閉状態が一致していても不揮発性メモリー31gに記憶された接点異常の情報を報知可能とすることによって、例えば接点が溶着していても加熱動作を可能として、加熱動作中に接点が溶着していることを確認することができる。逆に、接点が閉じない故障である場合に、加熱動作をしなくとも電源スイッチ21を閉じるだけで故障していることが認識可能となる。
以上のように、本発明にかかる加熱調理器は、加熱手段と電源とを接続あるいは遮断するスイッチと、雑音防止用コンデンサを電源供給線間に接続あるいは遮断するスイッチの接点の開閉状態を検知する手段を備え、前記検知手段によって消費される電力の低減を行うことが可能となるので、加熱手段にノイズを発生するインバータを備える可能性を有するアイロン、食器洗い乾燥機、給湯器などの、調理に限らず家事に利用される熱機器といった用途にも適用できる。
本発明の実施例における加熱調理器の回路ブロック図 従来の加熱調理器における回路ブロック図
符号の説明
20 商用電源
21 電源スイッチ(第1のスイッチ)
22 全波整流器
23 インバータ(加熱手段)
24 フィルタリレー(第2のスイッチ)
25 雑防コンデンサ
26 コモンモードコイル
27 第2の開閉検知手段
27a 第1の入力部
27b 第2の発光側入力部
28 放電抵抗
29 電源回路
30 制御電源リレー(第3のスイッチ)
31 制御手段
31a 加熱制御手段
31b 第1の開閉検知手段
31c リレー駆動手段
31d 第3の開閉検知手段
31e 報知手段
31f 加熱スイッチ
31g 不揮発性メモリー
32 電源プラグ

Claims (10)

  1. 加熱手段と、前記加熱手段に電源を供給する2本以上の電源供給線と、前記電源供給線の途中に設けた第1のスイッチと、前記第1のスイッチの電源側とこの第1のスイッチが設けられていない他の電源供給線との間に配線して設けた第2のスイッチとコンデンサの直列回路と、前記第1のスイッチが開から閉となると電源が供給される開閉検知手段とを備え、前記開閉検知手段は、前記第1のスイッチが開から閉となった後に前記第2のスイッチの接点の開閉状態を検知する加熱調理器。
  2. 第3のスイッチと、開閉検知手段へ電源を供給する電源回路とを備え、前記第3のスイッチは第1のスイッチよりも電源側の前記電源供給線と電気的に接続され、他端を前記電源回路の入力端子に接続され、前記開閉検知手段は、前記第1のスイッチ、または前記第3のスイッチが開から閉となると電源が供給されて第2のスイッチの接点の開閉状態を検知する請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 第2のスイッチの一端は、第1のスイッチが設けられている電源供給線の電源側に接続され、他端はコンデンサの一端と開閉検知手段の入力段の一端に接続され、前記コンデンサの他端は、第1のスイッチが設けられていない電源供給線に接続され、開閉検知手段の入力段の他端は、全波整流器の出力の低電位側、もしくは前記コンデンサの他端が接続されている電源供給線に接続され、前記コンデンサに蓄積された電荷の放電回路を備え、前記第1のスイッチと前記第2のスイッチが開の状態では開閉検知回路の入力段での電力消費を抑制する構成とした請求項1または2に記載の加熱調理器。
  4. 前記開閉検知手段の入力段は発光素子で構成され、第2のスイッチと直列に発光素子を接続し、第1のスイッチが開から閉となった後に第2のスイッチの開閉状態を検知する請求項1または2に記載の加熱調理器。
  5. 前記発光手段は逆導通ダイオードと並列に接続され、前記発光手段と逆導通ダイオードの並列回路は抵抗と直列に接続されて放電回路を構成し、前記放電回路は前記コンデンサと並列に接続して充電された電荷を放電する機能を兼ね備えた開閉検知手段の入力段とした請求項4に記載の加熱調理器。
  6. 第1のスイッチが閉から開とした後に第2のスイッチを閉から開とする制御を行い、その後で第3のスイッチを閉から開とする構成を有し、前記第1のスイッチが閉から開となり第3のスイッチを経由して開閉検知手段に電源が供給されているときに、前記第2のスイッチが閉のままであれば前記第2のスイッチの接点が溶着していることを検知する請求項2から5のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  7. 報知手段を備え、第2のスイッチの駆動状態と接点の開閉状態が異なることを検知した場合には、報知手段によって使用者に異常を報知する請求項1〜8のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  8. 報知手段によって第2のスイッチの接点が異常状態であることを継続して報知するために第3のスイッチを閉のままとする請求項2〜7のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  9. 不揮発性メモリーを備え、前記不揮発性メモリーに接点異常情報を記憶した後に第3のスイッチを開とする請求項2〜8のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  10. 第2のスイッチの駆動状態と接点の開閉状態が一致していても不揮発性メモリーの記録による接点異常の報知が可能な請求項1〜9のいずれか1項に記載の加熱調理器。
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