JP2005050049A - ファイル蓄積サーバシステム - Google Patents

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JP2005050049A
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勇仁 森
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Abstract

【課題】ファイルを格納するサーバに、ファイルを受取る側からの要求(転送、拒否、待ち等)を受け入れる機能等を設けることにより、ファイル蓄積サーバシステムを、より快適に利用出来るようにする事。
【解決手段】一台以上の端末と通信可能に接続されたファイル蓄積サーバ10が、ファイルの送信元端末21から受信したファイルを自己の記憶装置に格納して管理する機能を備えている。前述の送信元端末21が、当該ファイルの送信先端末22を指定している場合、ファイル蓄積サーバ10は、当該送信先端末22に対し、ファイルを預かっている旨を通知する。当該送信先端末22から、前述の通知に対する返信があればその返信を受ける。そして、前述の返信が、転送先端末23にファイルを転送する旨の指示である場合、その転送先端末23に対し、ファイルを預かっている旨を通知する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーク上に存在する端末同士のファイル交換等を仲介する、ファイル蓄積サーバシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、端末で所有しているファイルを、インターネット等の通信ネットワークを介して、ネットワーク上に存在するサーバに格納し、そして、その格納されたファイルを他の端末から取り出すことが可能なシステムが存在していた。(図15参照)
【0003】
【特許文献1】
特開2000−270325号、特開2002−7280号
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来から、上記のような機能を有するシステムが存在しているが、しかし、このシステムでは、サーバ内に格納されているファイルを取り出す側の端末が、そのサーバに対して、サーバ内に格納されているファイルの取り扱いに関する指示(例えば、そのファイルを他の端末に転送する指示や、そのファイルの受信拒否をする指示、そのファイルの受信する時間を指定する指示等)を出すことが出来ない為、ファイルを取り出す側の端末が、サーバ内に格納されているファイルに対し、前述したような取り扱いを希望する場合には、まず、そのファイルをダウンロードし、その後の取り扱いは全て自身で行うという方法を取らねばならず、結果として、ファイルの管理に関して不便な点があった。
【0005】
また、上記のサーバにファイルを格納した端末側が、そのファイルの現状況(そのファイルを誰かダウンロードしたのか、又は今後そのファイルをどのように扱う予定なのか等)を把握することが出来ない為、現状況を知るために、別の方法で確認しなければならず、余分な手間を煩っていた。
【0006】
【発明の目的】
本発明は、上記のような問題を鑑みてなされたもので、ファイルを格納するサーバに、ファイルを提供する側に対して現状況を報告する機能や、ファイルを受取る側からの要求(転送、拒否、待ち等)を受け入れる機能等を設けることにより、ファイル蓄積サーバシステムを、より快適に利用出来るようにする事を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では、一台以上の端末と、それらと通信可能に接続されたファイル蓄積サーバとを備えたシステムを構成している。そして、そのシステムにおいて、ファイルをファイル蓄積サーバに送信する端末を送信元端末とし、その送信元端末がファイルの送信先として指定した端末を送信先端末とし、更に、その送信先端末が、ファイルの転送先として指定した端末を転送先端末とすることにする。また、上記のシステムのファイル蓄積サーバは、送信元端末から受けたファイルを格納可能な記憶装置を備え、更にその記憶装置は、格納したファイルに関する情報を登録する保存ファイル情報テーブルを備えている。そして、本発明のファイル蓄積サーバは、送信元端末から受信したファイルを自己の記憶装置に格納すると共に、当該ファイルに対し、管理識別子を関連付ける機能と、管理識別子を、保存ファイル情報テーブルに登録する機能と、更に、保存ファイル情報テーブルに、送信元端末から受け取った要求、及び当該ファイルの取り扱いに関する情報を管理識別子に関連付けて登録する機能とを備えている。そして更に、送信元端末が、当該ファイルの送信先端末を指定している場合は、当該送信先端末に対し、管理識別子を送信すると共に、ファイルを預かっている旨を通知する機能と、送信先端末から、前述の通知に対する返信と、管理識別子を受ける機能とを備えている。また、前述の返信が、転送先端末にファイルを転送する旨の返信である場合、その転送先端末に対し、管理識別子を送信すると共に、ファイルを預かっている旨を通知する機能を備えたことを特徴としている。
【0008】
本発明によると、送信先の端末でも、対象のファイルを自己の端末にダウンロードせずに転送することが可能となり、転送する際の負担の軽減に繋がった。その為、送信先端末が、卓上型パーソナルコンピュータや、ノート型パーソナルコンピュータ等の端末の場合に利便性が向上するのはもちろんの事、その端末が、携帯電話等の移動用電話の様な通信資源が乏しい端末の場合でも、安心してファイル転送を利用出来る様になる為、転送する側の端末にとって、負担軽減及びこのシステムの利用機会の増加という利益を得ることが出来る。また、転送先端末も、対象のファイルを受取る前にファイルを預かっている旨の通知を受取る事が出来る。
【0009】
一方、ファイル蓄積サーバが、送信先端末から、管理識別子と共に、転送先端末にファイルを転送する旨の返信を受けた場合の機能として、保存ファイル情報テーブルを参照し、管理識別子に関連付けられている送信元端末を特定する機能と、特定した送信元端末に対し、前述の返信があった旨を通知する機能とを備えたことを特徴としている。
【0010】
本発明によると、ファイル蓄積サーバが、対象のファイルを転送先端末に転送する旨の返信を、送信先端末から受けた際、前述の返信があった旨を、送信元端末に通知するようになった。そのため、送信元端末は、自力で確認する必要なく、対象のファイルが転送される旨の状況を知ることが出来る。
【0011】
一方、ファイル蓄積サーバが、転送先端末から、管理識別子と共に、ファイルを預かっている旨の通知に対する返信を受けた場合の機能として、保存ファイル情報テーブルを参照し、管理識別子に関連付けられている送信先端末を特定する機能と、特定した送信先端末に対し、転送先端末から受けた返信内容を通知する機能とを備えたことを特徴としている。
【0012】
本発明によると、転送先端末が何がしかの返信を行った場合に、その返信の状況を、送信先端末に対し、逐一通知するようになった。そのため、送信先端末は、自力で確認する必要なく、現在、対象のファイルはどうなっているのか等の状況を知ることが出来る。
【0013】
一方、ファイル蓄積サーバが、転送先端末から、管理識別子と共に、当該ファイルを受け取る旨の返信を受けた場合の機能として、保存ファイル情報テーブルを参照し、管理識別子に関連付けられているファイルを特定する機能と、特定したファイルを転送先端末が指定する出力装置に転送する機能とを備えたことを特徴としている。
【0014】
本発明によると、転送先端末は、受け取る旨の返信をしてから対象のファイルを受け取れるようになった。そのため、通信環境が整っている場合等の都合の良い時にファイルを受け取る事が可能となり、転送先端末の利便性の向上に繋がった。
【0015】
一方、ファイル蓄積サーバが、転送先端末から、管理識別子と共に、ファイルを受け取る旨の返信を受けた場合の機能として、保存ファイル情報テーブルを参照し、管理識別子に関連付けられている送信先端末を特定する機能と、特定した送信先端末に対し、転送先端末からファイルを受け取る旨の返信があった事を通知する機能とを備えたことを特徴としている。
【0016】
本発明によると、転送先端末がファイルを受け取る旨の返信を行った場合に、その返信があった旨を、送信先端末に通知するようになった。そのため、送信先端末は、自力で確認する必要なく、転送先端末が、対象のファイルの受け取りを許可した等の状況を知ることが出来る。
【0017】
一方、ファイル蓄積サーバが、管理識別子に関連付けられているファイルを、転送先端末が指定する出力装置へ転送した後に、保存ファイル情報テーブルを参照し、管理識別子に関連付けられている送信先端末を特定する機能と、特定した送信先端末に対し、転送が完了した旨を通知する機能とを備えたことを特徴としている。
【0018】
本発明によると、ファイル蓄積サーバが、転送先端末が指定する出力装置へ対象のファイルを出力した後、その旨を、送信先端末に通知するようになった。そのため、送信先端末は、自力で確認する必要なく、転送先端末への転送が終了した旨を知ることが出来る。
【0019】
一方、ファイル蓄積サーバが、転送先端末から、管理識別子と共に、当該ファイルを取得する時刻の指定をする旨の返信を受けた場合の機能として、保存ファイル情報テーブルを参照し、管理識別子に関連付けられているファイルを特定する機能と、特定したそのファイルを、転送先端末が指定した時刻に、転送先端末指定の出力装置へ転送する旨を管理識別子に関連付けて保存ファイル情報テーブルに登録する機能とを備えたことを特徴としている。
【0020】
本発明によると、転送先端末が、そのファイルを受け取る時間等を指定出来るようになった。その結果、自身の都合の良い時間にそのファイルを受け取ることが可能となり、このシステムをより有効に利用する事が可能となった。例えば、転送先端末が他の処理を行っている為に、ファイル蓄積サーバからファイルを受け取るには端末の通信環境等が不充分である場合、転送先端末の環境が整備されてから受け取るようにする等の指定をすることも出来る。
【0021】
一方、ファイル蓄積サーバが、転送先端末から、管理識別子と共に、当該ファイルを取得する時刻の指定をする旨の返信を受けた場合の機能として、保存ファイル情報テーブルを参照し、管理識別子に関連付けられている送信先端末を特定する機能と、特定した送信先端末に対し、当該ファイルを取得する時刻の指定があった旨を通知する機能とを備えたことを特徴としている。
【0022】
本発明によると、転送先端末が、ファイルを受け取る時刻を指定する旨の返信を行った場合に、その返信があった旨を、送信先端末に通知するようになった。
そのため、送信先端末は、自力で確認する必要なく、転送先端末が、対象のファイルを受け取る時刻を指定した等の状況を知ることが出来る。
【0023】
一方、ファイル蓄積サーバが、転送先端末から、管理識別子と共に、当該ファイルの受け取りを拒否する旨の返信を受けた場合の機能として、保存ファイル情報テーブルを参照し、管理識別子に関連付けられているファイルを特定する機能と、転送先端末には、特定したファイルを転送しない旨の登録を、保存ファイル情報テーブルに行う機能と、保存ファイル情報テーブルを参照し、管理識別子に関連付けられている送信先端末を特定する機能と、特定した送信先端末に対し、転送先端末からファイルの受け取りを拒否する旨の返信があった事を通知する機能とを備えたことを特徴としている。
【0024】
本発明によると、転送先端末が、そのファイルの受け取りを拒否出来るようになった。その結果、転送先端末にとっては選択の幅が増え、このシステムをより有効に利用する事が可能となった。例えば、転送先端末側にトラブルが発生しており、容量の多いファイルを受信する事が困難な場合等に、この発明が有効である。また、転送先端末がファイル受け取りを拒否した旨を、送信先端末に通知するため、送信先端末は、自力で確認する必要なく、転送先端末が、対象のファイルの受け取りを拒否した等の状況を知ることが出来る。
【0025】
これにより、前述の目的を達成しようとするものである。
【0026】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施形態であるファイル蓄積サーバシステムの全体構成を、図1を参照して説明する。
【0027】
本システムは、端末55と、プリンタ等の出力装置(I/O機器53)を有するローカルネットワークが、通信ネットワーク52に接続されている。そして、通信ネットワーク52は、ファイル蓄積サーバ10を有しており、さらにそのファイル蓄積サーバ10内には、保存ファイルDB14が格納されている。
【0028】
また、通信ネットワーク52に接続しているローカルネットワークは図1に示すように複数存在する場合もある。
【0029】
ここで、図1では、ローカルネットワークX、ローカルネットワークY、ローカルネットワークZに区別されているが、それぞれのローカルネットワークに機能上の違いがあるというわけでは無く、このシステムを説明する為の便宜上の理由で区別しただけである。
【0030】
また、本実施形態では、ローカルネットワークをローカルエリアネットワーク(LAN)とし、通信ネットワーク52をインターネット回線であると仮定して説明する。
【0031】
そして、前述したローカルネットワークは、通信ネットワーク52に接続されているが、通信ネットワーク52及びローカルネットワークは、インターネット、イントラネット、LAN、WAN、VPN(Virtual Private Network)、公衆回線等であってもよい。
【0032】
また、端末55及びファイル蓄積サーバ10等は、全て一般的なコンピュータにより構成されているものとする。例えば端末55及びファイル蓄積サーバ10等は、一般的なコンピュータが備えているであろう入出力装置、演算装置、記憶装置、通信装置等を全て備えているものとする。
【0033】
次に、本発明の実施形態を構成しているシステムを、図1を参照して個別に説明する。
【0034】
端末55は、自己の記憶装置内に一以上のファイルを格納することが出来ると共に、自己の入出力装置が受けた要求を元に、自己の通信装置を利用してファイル蓄積サーバ10に接続し、自己の記憶装置内に格納されているファイルを、そのファイル蓄積サーバ10に、送信する機能を有する。
【0035】
さらに、端末55は、自己の通信装置を利用してファイル蓄積サーバ10に接続し、ファイル蓄積サーバ10に保管されているファイルに対する取り扱いに関する指示(例えば、そのファイルを他の端末に転送する指示や、そのファイルの受信拒否をする指示、そのファイルを受信する時間を指定する指示等) をする機能も有している。
【0036】
また、本実施形態では、ファイル蓄積サーバ10にファイルを送信する端末55を、送信元端末(若しくはX端末21)とし、送信元端末から、ファイル蓄積サーバ10を介してファイルの引渡しを受ける端末55を送信先端末(若しくはY端末22)とし、且つ送信先端末から、ファイル蓄積サーバ10を介してファイルの転送を受ける端末55を、転送先端末(若しくはZ端末23)と呼ぶ事にする。
【0037】
また、これらの端末等は、このシステムを説明する為、便宜上の理由で呼び方を変えているだけであり、機能上の違いは無いものとする。
【0038】
ここで、端末55は、必ずしもパーソナルコンピュータである必要は無く、携帯電話や、PDA(携帯情報通信端末)等であっても良い。
【0039】
I/O機器53は、複写機やファクシミリ、プリンタ、及びその複合機を含む画像出力機器端末のことであり、入出力装置及び通信装置を備えている。そして、その入出力装置及び通信装置を利用して、ファイル蓄積サーバ10や、端末55等から受け取ったファイルを出力する機能及び自己の入力装置が受け取ったデータを、端末55やファイル蓄積サーバ10に対して送信する機能等を有している。
【0040】
ファイル蓄積サーバ10は、端末55やI/O機器53等から受け取ったファイルを、その端末55等の指定するファイル形式又は自身が最適と判断するファイル形式に変換し、自己の記憶装置に保管する機能及び、預かったファイルの現状況(そのファイルを誰かダウンロードしたのか、又は今後そのファイルをどのように扱う予定なのか等)を、そのファイルの送信元端末等に対して適時報告する機能等を有している。
【0041】
そして、図2を参照するとファイル蓄積サーバ10は、前述の機能を実現させる為に、ファイル取り扱い手段11、保存ファイル管理手段12、ファイル送信手段13等を備えている。
【0042】
ファイル取り扱い手段11は、端末55等から受け取ったファイルや他のデータ類を、自己の記憶装置に格納する役割や、端末55等から受け取った通知や指示を解析して、その通りに実行することにより、端末55等の要求を実現させる役割を担っている。
【0043】
保存ファイル管理手段12は、自己の記憶装置内に格納されているファイルや、そのファイルに関するデータ類を管理する役割を担っている。
【0044】
ファイル送信手段13は、端末55等に対し、ファイルや、その他必要な通知を送信する役割を担っている。
【0045】
ここで、ファイル蓄積サーバ10が備えている全ての手段は、ファイル蓄積サーバ10の演算装置がプログラムを実行する事によって実現される手段であるとする。
【0046】
さらに、ファイル蓄積サーバ10の記憶装置には、保存ファイルDB14等が格納されており、この保存ファイルDB14には、保存ファイル情報テーブル15及び端末特定テーブル16が格納されている。そして更に、この保存ファイルDB14には、端末55等から保存するように依頼されたファイルを格納することも可能である。
【0047】
そして、この保存ファイル情報テーブル15は、図3に示すように、ファイル識別子と、保存ファイル名、保存ファイル形式、保存期限、送信元端末、送信元端末の指示、送信時刻、送信ファイル形式、送信先端末、送信先端末の指示、受信時刻(送)、受信ファイル形式(送)、転送先端末、転送先端末の指示、受信時刻(転)及び受信ファイル形式(転)等が管理番号(管理識別子を指す)に関連づけて保存されている。
【0048】
保存ファイル情報テーブル15の管理番号欄は、ファイルの流通経路を識別するために割り当てられたユニークな番号のことである。
【0049】
ここで、この管理番号は、送信元端末、送信先端末、転送先端末等の各端末に通知等を出す際に、一緒に送信される。そして、送信元端末、送信先端末、転送先端末等の各端末が、ファイル蓄積サーバ10に対し、ファイル蓄積サーバ10に格納されているファイルに関しての指示を出す場合にも、対象となる管理番号を指定する必要がある。
【0050】
保存ファイル情報テーブル15のファイル識別子欄は、ファイル蓄積サーバ10が、保存ファイルDB14に格納されているファイルに関連付けるユニークな番号のことである。これにより、ファイル毎に異なる番号が関連付けられ、この番号によりファイルを識別することが可能となる。
【0051】
保存ファイル情報テーブル15の保存ファイル名欄は、保存ファイルDB14に格納されているファイルの名称をあらわしている。
【0052】
また、保存ファイル情報テーブル15の保存ファイル形式欄は、保存ファイル名のファイルが、現在どのファイル形式で保存されているのかをあらわしている。
【0053】
保存ファイル情報テーブル15の保存期限欄は、保存ファイル名が示すファイルの、保存期限をあらわしている。
【0054】
保存ファイル情報テーブル15の送信元端末欄は、保存ファイル名が示すファイルの、送信元端末をあらわしている。ここで、送信元端末欄には、その送信元端末の識別名又は、その送信元端末のIPアドレスのどちらかが登録されることになる。
【0055】
保存ファイル情報テーブル15の送信元端末の指示欄は、ファイルの取り扱いに関する、送信元端末からの指示をあらわしている。例えば、送信元端末が、ファイルサーバ10に送信したファイルを、他の端末に送信するのかしないか等の指示が登録される。
【0056】
保存ファイル情報テーブル15の送信時刻欄は、保存ファイル名のファイルを、送信先端末に送信する時刻をあらわしている。この時刻に到達すると、送信先端末にファイルを預かっている旨の通知をする。そして、送信先端末から受け取りの指示が出た場合に限り、そのファイルが送信先端末に送信される。
【0057】
保存ファイル情報テーブル15の送信ファイル形式欄は、送信先端末にファイルを送信する際のファイル形式をあらわしている。保存ファイル名のファイルを送信先端末に送信する時、このファイル形式に変換される事になる。
【0058】
保存ファイル情報テーブル15の送信先端末欄は、保存ファイル名が示すファイルの、送信先端末をあらわしている。ここで、送信先端末欄には、その送信先端末の識別名又は、その送信先端末のIPアドレスのどちらかが登録されることになる。
【0059】
保存ファイル情報テーブル15の送信先端末の指示欄は、ファイルの取り扱いに関する、送信先端末からの指示をあらわしている。例えば、送信元端末から送られてきたファイルの受信をする、転送をする、受け取りを拒否する等の指示が登録される。
【0060】
保存ファイル情報テーブル15の受信時刻(送)欄は、保存ファイル名のファイルを、送信先端末が受信する時刻をあらわしている。この時刻に到達すると、そのファイルが送信先端末に送信される。
【0061】
また、送信先端末の指示欄に転送の指示が登録されていた場合、この受信時刻(送)欄は、対象のファイルを転送先端末に転送する時刻をあらわすことになる。
この時刻に到達すると、転送先端末にファイルを預かっている旨の通知をする。
そして、転送先端末から受け取りの指示が出た場合に限り、そのファイルが転送先端末に送信される。
【0062】
保存ファイル情報テーブル15の受信ファイル形式(送)欄は、送信先端末がファイルを受信する際のファイル形式をあらわしている。保存ファイル名のファイルを送信先端末に送信する時、このファイル形式に変換される事になる。また、例え送信ファイル形式欄にファイル形式が登録されていても、受信ファイル形式(送)にファイル形式が登録されている場合は、受信ファイル形式(送)欄のファイル形式が優先される。
【0063】
ここで、送信先端末の指示欄に転送の指示が登録されていた場合、この受信ファイル形式(送)欄は、転送先端末に対象のファイルを転送する際のファイル形式をあらわすことになる。よって、保存ファイル名のファイルを転送先端末に転送する時、このファイル形式に変換される事になる。
【0064】
保存ファイル情報テーブル15の転送先端末欄は、保存ファイル名が示すファイルの転送先端末をあらわしている。ここで、転送先端末欄には、その転送先端末の識別名又は、その転送先端末のIPアドレスのどちらかが登録されることになる。
【0065】
保存ファイル情報テーブル15の転送先端末の指示欄は、ファイルの取り扱いに関する、転送先端末からの指示をあらわしている。例えば、送信先端末から転送指示をされたファイルの受信をする、又は受け取りを拒否する等の指示が登録される。また、転送先端末が、受信する出力装置(I/O機器53等)を指定した場合は、そのI/O機器の識別名又はそのI/O機器の識別番号を登録すると共に、当該ファイルを、そのI/O機器に転送する旨が登録される。
【0066】
保存ファイル情報テーブル15の受信時刻(転)欄は、保存ファイル名のファイルを、転送先端末が受信する時刻をあらわしている。この時刻に到達すると、そのファイルが転送先端末に転送される。(転送先端末が、受信するI/O機器を指定している場合、その機器に転送される)
【0067】
保存ファイル情報テーブル15の受信ファイル形式(転)欄は、転送先端末がファイルを受信する際のファイル形式をあらわしている。保存ファイル名のファイルを転送先端末に転送する時、このファイル形式に変換される事になる。
【0068】
更に、送信元端末欄、送信先端末欄、転送先端末欄には、前述したI/O機器53を登録することも可能である。その場合、そのI/O機器の識別名又は、そのI/O機器のIPアドレスのどちらかを登録することになる。
【0069】
また、送信元端末は、複数の送信先端末を登録することが可能であり、送信先端末は、複数の転送先端末を登録することが可能である。その場合、保存ファイル情報テーブル15には、送信先端末又は転送先端末毎に管理番号を割り当てて登録されることとなる。
【0070】
端末特定テーブル16は、図4に示すように、端末(I/O機器53を含む)の識別情報とその端末(I/O機器53を含む)の識別名が関連付けて格納されている。端末の識別情報とは、予め割り当てられている、IPアドレス等の事である。一方、端末の識別名とは、このシステムの利用者が端末を識別するために別途命名した端末の呼び名である。
【0071】
なぜ別途命名されたのかというと、このシステムの利用者にとっては、IPアドレス等は分かりづらく、端末を識別する際に利用するには、少々不適切であったからである。よって、通常、端末を識別する際には、別途命名した端末の識別名を利用している。また、その結果、ファイル蓄積サーバ10は、別途命名されている端末の識別名から一意にその端末の識別情報を導き出す必要性が出じた為、図4のような端末特定テーブル16を保管している。
【0072】
そして、これらの保存ファイル情報テーブル15及び端末特定テーブル16は、保存ファイル管理手段12が常時管理している。
【0073】
次に図1を参照して本実施形態の第一の動作について詳細に説明する。
【0074】
まず、送信元端末の動作を図5のフローチャートを参照して説明する。
【0075】
まず、ローカルネットワークX内に存在する端末(以下X端末21と仮名する)が、自己の記憶装置に格納されているファイルを、ローカルネットワークY内に存在する端末(以下Y端末22と仮名する)に渡したい場合があるとする。
【0076】
その為には、まずX端末21が、自己の通信装置を利用してファイル蓄積サーバ10に接続し、次に、Y端末22に渡したいファイルに名前を付けて(今回はXファイルと名づける。また、このファイルはGIF形式となっている)送信し、そのファイルの保存開始依頼を行う。そして、その際に、そのファイル取り扱いに関する設定も行う。例えば、そのファイルの送信先端末(今回はY端末22を送信先端末に指定する)の指定、送信先端末に送信する時刻の指定(今回は指定しない)、そのファイルの保存期限(今回は、保存期限を2004年12月15日8:00に指定する)の指定等である。また、必要があれば、そのファイルをファイル蓄積サーバ10の記憶装置に格納する際のファイル形式及び、送信ファイル形式の指定(今回はどちらも指定しない)等も行うことが出来る。(S1)
【0077】
ここで注意する点は、ファイルの送信先端末を指定する場合、送信先端末の識別名又はIPアドレスを指定しなければならないことである(今回は送信先端末の識別名(Y端末)を指定している)。
【0078】
次に、送信元端末から何かしらの通知を受けた、図2に示すファイル蓄積サーバ10が行う動作を、図6及び図7のフローチャートを参照して説明する。
【0079】
まず、ファイル蓄積サーバ10のファイル取り扱い手段11が、端末(今回はX端末21)から送信されたデータを受け取り、受け取ったそのデータを解析する。(S11)
【0080】
次に、解析した結果、既に存在するファイルの保存期限延長依頼通知なのかどうかを判断する。(S12)
【0081】
前述の依頼通知でない場合は、更に、既に存在するファイルの保存終了依頼通知であるのかどうかを判断する。(S13)
【0082】
前述のいずれの依頼通知でもなければ、次に、新規でファイルの保存を開始する依頼である、保存開始依頼通知であるのかどうかを判断する。(S14)
【0083】
その依頼でもなければ、エラー通知であると考えられるので、送信元端末に対し、エラー通知を送信する。(S29)
【0084】
だが、今回は、ファイルの保存開始依頼通知である為、まず、ファイル取り扱い手段11が、送信元端末(X端末21)から受け取ったファイルを、保存ファイルDB14に格納すると共に、そのファイルに対して、管理番号を割り当て、更に、ファイル識別子を関連付ける。
(今回は管理番号として1を割り当て、更に、ファイル識別子として25を関連付ける)(S15)
【0085】
この時、X端末21から、ファイル形式の指定がある場合は、その形式に変更して保存する。特に指定が無い場合は、送られたままのファイル形式で保存する。
(今回はGIF形式で保存することにする)
【0086】
また、何らかの要因で、そのファイルを保存ファイルDB14に格納する事が不可能であった場合、そのファイルの格納を中止し、そのファイル送信元のX端末21に対し、自己の通信装置を利用して、ファイルの受け取りを拒否する旨を通知する。
【0087】
前述したファイルの格納が正常になされた場合は、次に、ファイル取り扱い手段11が、格納したファイルに、保存期限が指定されているのかどうかを確認する。(S16)
【0088】
その結果、保存期限が指定されていなければ、送信元端末に対し、ファイルを預かった旨の通知のみを行う。(S17)
【0089】
一方、保存期限が指定されていた場合は、送信元端末に対し、ファイルを預かった旨の通知を行うと共に、保存期限が設定された旨の通知を行う。(S18)
(今回は、保存期限が2004年12月15日8:00に指定されているので、保存期限が設定された旨の通知が行われることになる)
【0090】
次に、ファイル取り扱い手段11は、ファイルの送信先端末が指定されているかどうかを確認する。(S19)
【0091】
その結果、指定されていなければ特別な処理を行わず、ファイル取り扱い手段11が、図3に示す保存ファイル情報テーブル15に対し、先ほど割り当てた管理番号に必要な情報を関連付けて登録し(例えば、ファイル識別子、保存ファイル名、保存ファイル形式、保存期限、送信元端末、送信元端末の指示等がある)終了するが(S24)、一方、送信先端末が指定されていた場合は、ファイルの送信時刻が指定されているかどうか、及び送信時刻が指定されている場合は、その時刻に既に到達しているかどうかを、ファイル蓄積サーバ10に設定されている現在時刻を確認しながら判断する。(S20) (今回は、ファイルの送信先端末が指定されている為、(S20)の判断が行われる)
【0092】
その結果、送信時刻が指定されており、尚且つ、まだ、その時刻に到達していない場合には、特別な処理を行わず、ファイル取り扱い手段11が、図3に示す保存ファイル情報テーブル15に対し、先ほど割り当てた管理番号に、必要な情報を関連付けて登録し(例えば、ファイル識別子、保存ファイル名、保存ファイル形式、保存期限、送信元端末、送信元端末の指示、送信時刻、送信ファイル形式、送信先端末等がある)終了する。(S24)
【0093】
一方、送信時刻が指定されていない又は、指定されていても既にその時刻に到達している場合には、ファイル蓄積サーバ10のファイル送信手段13が、送信元端末から受け取った、送信先端末に関する情報を確認する。そして、その情報は、送信先端末のIPアドレスであるのか、それとも送信先端末の識別名であるのかどうかを判断する。(S21)(今回は、ファイルの送信先端末が指定されている為、(S21)の判断が行われる)
【0094】
その結果、IPアドレスであると判断した場合には、そのアドレスに対し、ファイルを預かっている旨の通知を行う。ここで、この通知には、対象となるファイルに割り当てられた管理番号が付加される。(S23)
【0095】
一方、送信先端末の識別名であると判断した場合には、図4に示す端末特定テーブル16を参照し、その端末の識別名に関連付けられているIPアドレス(端末の識別情報)を確認した後、そのアドレスに対し、ファイルを預かっている旨の通知を行う。ここで、この通知には、対象となるファイルに割り当てられた管理番号が付加される。(S22) (今回は、送信先のY端末22の識別名を受け取っているので、(S22)の処理が行われ、その結果、Y端末22に対して、前述の通知が行われることになる)
【0096】
そして次に、ファイル取り扱い手段11が、図3に示す保存ファイル情報テーブル15に対し、先ほど割り当てた管理番号に、必要な情報を関連付けて登録する。
(S24)
【0097】
(この時登録する情報は、送信元の端末から受け取った情報や、そのファイルの現在のファイル形式等である。例えば、ファイル識別子、保存ファイル名、保存ファイル形式、保存期限、送信元端末、送信元端末の指示、送信ファイル形式、送信先端末等がある。今回は管理番号1に、ファイル識別子は25とする旨、保存ファイル名はXファイルとする旨、GIF形式でそのファイルを保存している旨、保存期限を2004年12月15日8:00に指定する旨、送信元端末はX端末である旨、送信元端末の指示は送信である旨、送信先端末はY端末22に指定する旨、送信時刻を指定しない旨等が登録される)
【0098】
次に、ファイル蓄積サーバ10からファイルを預かっている旨の通知を受けた端末(今回はY端末22となる)が行う動作を、図8のフローチャートを参照して説明する。
【0099】
まず、ファイル蓄積サーバ10から前述の通知を受け取り、その通知の内容を自己の入出力装置に出力する。(S31)
【0100】
すると、Y端末22の利用者が、その内容を確認することが可能となり、その結果、Y端末22の利用者は、X端末21から受け取ったファイルを、ファイル蓄積サーバ10が預かっているという状況を把握することが出来る。
【0101】
そして、Y端末22の利用者は、前述の状況を把握した後、そのファイルの取り扱いに関する指示をファイル蓄積サーバ10に出す事が可能である。
【0102】
例えば、そのファイルを他の端末に転送する指示や、そのファイルの受信拒否をする指示、そのファイルを受信する時間の指定をする指示等を出すことが出来る。そして、これらの指示は、ファイル蓄積サーバ10から受けた通知に返信する事で出すことが可能となる。この場合は、対象となるファイルに割り当てられた管理番号も自動的に返信することになるので、送信先端末側が対象の管理番号を指定する必要がない。
【0103】
また、別途指示を送信する場合には、対象となる管理番号を指定する必要がある。
【0104】
そして、Y端末22の利用者は、上記の何れかの指示をY端末22の入出力装置に対して行う。(S32)
【0105】
受信拒否をしたい場合には、受信拒否をする旨を、自己の通信装置を利用して、ファイル蓄積サーバ10に返信することになる。
【0106】
また、受信する旨の指示を返信する場合には、ファイルの形式、受信時刻等を指定する事も出来る。(今回は、そのファイルをJPEG圧縮形式で受信する旨の指定をするが、そのファイルの受信時刻の指定はしない事とする。)
【0107】
すると、Y端末22は、自己の入出力装置が受けた指示を、自己の通信装置を利用して、ファイル蓄積サーバ10に送信する。(S33)
【0108】
次に、前述の指示を受けたファイル蓄積サーバ10が行う動作を、図9及び図10のフローチャートを参照して説明する。
【0109】
まず、ファイル取り扱い手段11がその指示を受け取り、その指示の内容を確認する。(S41)
【0110】
次に、受取った指示は、ファイルの転送指示であるかどうかを判断する。(S42)
【0111】
前述の指示でない場合は、更に、その指示は、ファイル受け取り拒否の指示であるのかどうかを判断する。(S43)
【0112】
そして、ファイルの受け取り拒否の指示であった場合、転送先端末から送られてきたデータを元に、ファイル受け取り拒否の登録を行った後、処理を終了する。(S44)
【0113】
ファイル受け取り拒否の登録を具体的に説明する。まず、ファイル取り扱い手段11が、先ほど送信先端末から受け取った管理番号と同一の管理番号を、保存ファイル情報テーブル15から検出する。そして、受け取り拒否の指示を出した端末と、先ほど検出された管理番号に関連付けられている送信先端末が、同一である事を確認する。
【0114】
前述の確認をした後、保存ファイル情報テーブル15の送信先端末の指示欄に、送信先端末が受け取りを拒否した旨を登録する。(この登録は、前述の管理番号に関連付けて行う)次に、前述の管理番号に関連付けられている送信元端末に対して、送信先端末からファイル受け取り拒否の指示を受けた旨を通知して終了する。
【0115】
一方、前述のいずれの依頼通知でもなければ、次に、その指示は、ファイルの受信指示であるのかどうかを判断する。(S45)
【0116】
その指示でもなければ、エラー通知であると考えられるので、指示を送信した端末に対し、エラー通知を送信する。(S46)
【0117】
ファイルの受信指示である場合には、次に、受信時刻が指定されているかどうか、及び受信時刻が指定されている場合は、その時刻に既に到達しているかどうかを、ファイル蓄積サーバ10に設定されている現在時刻を確認しながら判断する。(S47) (今回は、ファイルの受信指示である為、(S47)の判断が行われる)
【0118】
その結果、受信時刻が指定されており、尚且つ、まだ、その時刻に到達していない場合には次の処理を行う。
【0119】
まず、ファイル取り扱い手段11が、先ほど送信先端末から受け取った管理番号と同一の管理番号を、保存ファイル情報テーブル15から検出する。
【0120】
そして、受信の指示を出した端末と、先ほど検出された管理番号に関連付けられている送信先端末が、同一である事を確認する。
【0121】
前述の確認をした後、ファイル取り扱い手段11は、図3に示す保存ファイル情報テーブル15の送信先端末の指示欄に、送信先端末がそのファイルを受信する旨を登録する。そして、受信時刻(送)欄には、送信先端末が受信時刻として、指定してきた時刻を登録し、更に、必要な場合は、受信ファイル形式(送)欄に、送信先端末が指定したファイル形式を登録する。(これらの登録は、前述の管理番号に関連付けて行う)そして、次に、前述の管理番号に関連付けられている送信元端末に対して、前述の登録をした旨を通知し、処理を終了する。(S51)
【0122】
一方、受信時刻の指定が無い又は、指定はされているが、その時刻が既に過ぎている場合には、ファイル取り扱い手段11が、先ほど送信先端末から受け取った管理番号と同一の管理番号を、保存ファイル情報テーブル15から検出する。
【0123】
そして、受信の指示を出した端末と、先ほど検出された管理番号に関連付けられている送信先端末が、同一である事を確認する。
【0124】
前述の確認をした後、次に、ファイル取り扱い手段11は、ファイル形式の指定がされているかどうかを確認する。(S48)
【0125】
そして、ファイル形式の指定があれば、対象のファイルを保存ファイルDB14から取りだして、その形式に変換する。 (S49)
(今回は、GIF形式で保管されていたXファイルをJPEG圧縮形式に変換する事になる。)
【0126】
次に、ファイル送信手段13が、変換したファイルを、そのファイルの受信要求をしてきた端末に対して送信すると共に、前述の管理番号に関連付けられている送信元端末に対しては、送信先端末への送信が終了した旨を通知する。(S50)(今回は、受信時刻が設定されていないため、S50の処理が行われ、Y端末22に対しては、Xファイルが送信され、X端末21に対しては、その送信が終了した旨を通知する)
【0127】
こうして、送信元端末(今回はX端末21である)は、ファイル蓄積サーバ10に預けたファイルが、無事送信先端末(今回はY端末22である)に送信されたことを知ることが出来、一方、送信先端末は、自己の要求した時間及び自己が要求したファイル形式で、そのファイルを受け取ることが出来る。
【0128】
第一の動作による効果としては、ファイル蓄積サーバにファイルを送信する側の端末(送信元端末)が、そのファイル蓄積サーバに対し、さまざまな要求を出す事が可能になった点である。(例えば、そのファイルを送信先に送信する時間や、そのファイルの形式等)
【0129】
その結果、相手先にファイルを送信するタイミング等を、いちいち自分で調節しながら送信する必要が無くなり(例えば、午後3時に送信したい場合、その時間になるのを待ってから送信する等)、ファイル送信をする側の労力の軽減に繋がった。他にも、例えば自己の会社のファイルを、外出先の会社の端末で受け取る場合等にも大きな効果がある。その為にはまず、ファイル蓄積サーバから、外出先の端末にそのファイルを送信する時間を、自身がその会社に到達するであろう時間に設定しておく。すると、スムーズにそのファイルを外出先で受け取ることができ、しかも、自身のファイルを他人に目撃される恐れが減少し、セキュリティ上の問題をも解決することが可能となる。
【0130】
そして更に、送信した時刻が古い場合等には、他のデータに埋もれてしまい、自身のファイルを探し出すことが困難であるという問題もあったが、その問題も第一の動作により解決される。
【0131】
第一の動作による二つ目の効果としては、ファイル蓄積サーバに保管されているファイルが、送信先端末に送信された場合や送信先端末が何がしかの設定を行った場合に、送信元端末に対し、その旨を通知するようになった点である。その結果、送信元端末は、対象のファイルを送信先端末が受信したのか及び正常に受信されているのか、または、受信待ちになっているのか等を容易に確認することが可能となり、自分自身で送信結果を確認する労力等の軽減に繋がった。
【0132】
第一の動作による三つ目の効果としては、ファイル蓄積サーバからファイルを受け取る側の端末(送信先端末)が、そのファイルを受け取る時間等を指定出来るようになった点である。その結果、自身の都合の良い時間にそのファイルを受け取ることが可能となり、このシステムをより有効に利用する事が可能となった。
【0133】
例えば、送信先端末が他の処理を行っている為に、サーバからファイルを受け取るには端末の通信環境等が不充分である場合、送信先端末の環境が整備されてから受け取るようにする等の指定をすることも出来る。
【0134】
次に図1を参照して本実施形態の第二の動作について細に説明する。
【0135】
まず、ローカルネットワークX内に存在する端末(以下X端末21と仮名する)が、自己が所有していたファイルを、ファイル蓄積サーバ10の記憶装置にGIF形式で保管していると仮定する。
【0136】
そして、そのファイルの識別子を27とし、また、そのファイルの名前をXファイルとし、そのファイルの送信先端末を指定せず、更にファイル形式をGIF形式とし、また、ファイルの保存期限を2004年12月15日8:00とし、これらの情報を、全てファイル蓄積サーバ10の保存ファイル情報テーブル15の管理番号3に登録しているものとする。
【0137】
そして、現実の日時が前述の保存期限(2004年12月15日8:00)を過ぎてしまった場合のファイル蓄積サーバ10の動作を説明する。
【0138】
前述の通り、保存ファイル管理手段12が、常時、保存ファイル情報テーブル15を管理しているため、保存期限に達したファイルを直に発見できるようになっている。
【0139】
そして、保存期限が過ぎたファイルを発見した場合は、そのファイルの送信元端末に対し、そのファイルが保存期限に達した旨の通知を行う。ここで、この通知には、保存期限が過ぎたファイルに関連付けられている管理番号が付加される。(今回はXファイルの保存期限が過ぎたため、Xファイルの送信元端末(X端末21)に対して、保存期限に達した旨の通知を行う)
【0140】
次に、ファイル蓄積サーバ10から、保存期限に達した旨の通知を受けた送信元端末が行う動作を説明する。
【0141】
まず、送信元端末(X端末21)が、前述の通知に対し、保存期限延長依頼通知を返信するか、それとも保存終了依頼通知を返信するかを決定する。そして、これらの指示は、ファイル蓄積サーバ10から受けた通知に返信する事で出すことが可能となる。この場合は、対象となるファイルに割り当てられた管理番号も自動的に返信することになるので、送信元端末側が対象の管理番号を指定する必要がない。
【0142】
また、別途指示を送信する場合には、対象となる管理番号を指定する必要がある。
【0143】
保存期限延長依頼通知の場合には、その保存期限延長の対象となるファイルの管理番号と、新たな保存期限を返信する。
【0144】
そして、保存終了依頼通知の場合には、その保存終了依頼の対象となるファイルの管理番号と、保存終了する旨の指示を返信する。
【0145】
ここで、保存期限延長依頼通知とは、文字通り保存の期間を延長する依頼である。また、保存終了依頼通知とは、ファイル蓄積サーバ10の記憶装置から対象のファイルを削除して、保存を終了するように依頼する通知である。
【0146】
今回は、保存期限延長依頼通知を返信する事とし、新たな保存期限(今回は、2005年3月15日8:00とする)を指定する。
【0147】
次に、前述の通知を受けたファイル蓄積サーバ10が行う動作を、図6のフローチャートを参照して説明する。
【0148】
まず、送信されたデータを受け取り、受け取ったそのデータを解析する。(S11)
【0149】
次に、解析した結果、既に存在するファイルの保存期限延長依頼通知なのかどうかを判断する。(S12)
【0150】
今回は、ファイルの保存期限延長依頼通知であるので、次に、ファイル取り扱い手段11が、送信元端末(X端末21)から送られてきたデータを元に、保存期限延長の登録を行う。(S25)
【0151】
保存期限延長の登録を具体的に説明する。まず、ファイル取り扱い手段11が、先ほど送信元端末から受け取った管理番号と同一の管理番号を、保存ファイル情報テーブル15から検出する。(今回は、管理番号3のXファイルを検出する)
【0152】
そして、保存期限延長依頼通知を出した端末と、先ほど検出された管理番号に関連付けられている送信元端末が、同一である事を確認する。
【0153】
前述の確認をした後、保存ファイル情報テーブル15の送信元端末の指示欄に、ファイルの保存期限を延長した旨を登録し、更に、保存期限欄には、送信元端末から受け取った、新たな保存期限を登録する。(これらの登録は、前述の管理番号に関連付けて行う。そして、今回は、保存期限欄が、2004年12月15日.8:00から、2005年3月15日8:00に登録し直されることになる。)
【0154】
次に、保存期限延長依頼通知を出した送信元端末に対して、対象ファイルの保存期限を延長した旨を通知する。(S26)
【0155】
一方、前述の保存期限延長依頼通知でない場合は、更に、既に存在するファイルの保存終了依頼通知であるのかどうかを判断する。(S13)
【0156】
そして、保存終了依頼通知であった場合、送信元端末から送られてきたデータを元に、保存終了の登録を行う。(S27)
【0157】
保存終了の登録を具体的に説明すると、まず、ファイル取り扱い手段11が、先ほど送信元端末から受け取った管理番号と同一の管理番号を、保存ファイル情報テーブル15から検出する。
【0158】
そして、保存終了依頼通知を出した端末と、先ほど検出された管理番号に関連付けられている送信元端末が、同一である事を確認する。
【0159】
前述の確認をした後、その管理番号に関連付けられているファイルを、保存ファイルDB14内から抹消する。そして更に、そのファイルに関連付けられている全ての事項を、保存ファイル情報テーブル15から抹消する。
【0160】
最後に、保存終了依頼通知を出した送信元端末に対して、対象ファイルの保存を終了した旨を通知する。(S28)
【0161】
第二の動作による効果としては、保存の期限に到達した場合、削除する前に、そのファイルの送信元端末に対し、その後の対応を確認している点である。
【0162】
本来、ファイルの保存期限が指定されている場合は、その指定通り、保存期限が過ぎれば対象ファイルを削除すればよいのだが、しかし、その期限が長期に渡る場合は、指定した側がその事を忘れていたり、指定した時とは事情が異なっている(例えば、そのファイルを送信する時期を遅らせたい場合等)というような事態がよく発生する。
【0163】
その為、第二の動作では、ファイル保存期限が到達した後、そのファイルの送信元端末に対して、保存期限が終了した旨を通知し、保存期限を延長するのか、又はそのまま保存終了するのかという選択権を与えることにした。
【0164】
これにより、保存期限を指定したファイルの送信元端末に前述の事態が発生したとしても、その送信元端末が、自分の意に反してファイルが削除される等の不利益を被ることがなくなった。
【0165】
次に図1を参照して本実施形態の第三の動作について詳細に説明する。
【0166】
まず、ローカルネットワークX内に存在する端末(以下X端末21と仮名する)が、自己が所有していたファイルを、ファイル蓄積サーバ10の記憶装置にGIF形式で保管していると仮定する。
【0167】
そして、そのファイルの識別子を25とし、また、そのファイルの名前をXファイルとし、そのファイルの送信先をY端末22に指定し、更にファイル形式をGIF形式とし、また、ファイルの保存期限を2004年12月15日8:00とし、これらの情報を、全てファイル蓄積サーバ10の保存ファイル情報テーブル15の管理番号1に関連付けて登録しているものとする。
【0168】
そして、送信先端末(Y端末22)が、前述のファイルを、他の端末55に転送する際に、送信先端末が行う動作について説明する。
【0169】
まず、転送したいファイルの管理番号と、転送先端末の識別名(若しくは転送先端末のIPアドレス)と、転送時刻等をファイル蓄積サーバ10に送信する。(ここで、必要な場合には、転送する際のファイル形式も指定出来る)
【0170】
また、ここで、複数の転送先を指定することも、もちろん可能である。
【0171】
今回は、転送したいファイルに割り当てられている管理番号(今回は管理番号1である)と、転送先端末の識別名(Z端末とする)と、転送時刻を指定しない旨の指示を送信する。
【0172】
ここで、ファイル蓄積サーバ10から受けた通知(ファイルを預かっている旨の通知)に返信する事により前述の指示を出す場合は、対象となるファイルに割り当てられた管理番号を自動的に返信するので、送信元端末側が対象の管理番号を指定する必要がない。
【0173】
次に、前述の指示を受けたファイル蓄積サーバ10が行う動作を、図9及び図10のフローチャートを参照して説明する。
【0174】
まず、ファイル取り扱い手段11がその指示を受け取り、その指示の内容を確認する。(S41)
【0175】
次に、受取った指示は、ファイルの転送指示であるかどうかを判断する。(S42)
【0176】
今回は、ファイルの転送指示である為、ファイル蓄積サーバ10がファイル転送登録を行う。そして、その動作を図11のフローチャートを参照して説明する。
【0177】
まず、ファイル取り扱い手段11が、受け取ったデータを確認する。(S61)
【0178】
そして、ファイル取り扱い手段11が、先ほど送信先端末(Y端末22)から受け取った管理番号と同一の管理番号を、保存ファイル情報テーブル15から検出する。
(今回は、管理番号1のXファイルになる)
【0179】
そして、ファイル取り扱い手段11は、ファイル転送指示を出した端末と、先ほど検出された管理番号に関連付けられている送信先端末が、同一である事を確認する。
【0180】
前述の確認をした後は、次に、ファイル転送時刻が指定されているかどうか、及び転送時刻が指定されている場合は、その時刻に既に到達しているかどうかを、ファイル蓄積サーバ10に設定されている現在時刻を確認しながら判断する。(S62)
【0181】
その結果、転送時刻が指定されており、尚且つ、まだ、その時刻に到達していない場合には、次の処理が行われる。
【0182】
まず、ファイル取り扱い手段11が、図3に示す保存ファイル情報テーブル15の送信先端末の指示欄に、送信先端末がそのファイルを転送する旨を登録する。
そして、転送先端末欄には、ファイルの転送先となる端末を登録し、受信時刻(送)欄には、転送する時刻を、更に、必要な場合は、受信ファイル形式(送)欄に転送する時のファイル形式を登録する。そして次に、前述の管理番号に関連付けられている送信元端末と、同じくその管理番号に関連付けられている送信先端末(そのファイルの転送指示を出した端末)に対して、ファイルの転送登録をした旨を通知し、処理を終了する。(S66)
【0183】
一方、転送時刻が指定されていない又は、指定されていても既にその時刻に到達している場合には、ファイル蓄積サーバ10のファイル送信手段13が、転送先端末に関する情報を確認する。そして、その情報は、転送先のIPアドレスであるのか、それとも転送先の端末の識別名であるのかどうかを判断する。(S63)
【0184】
その結果、IPアドレスであると判断した場合には、そのアドレスに対し、ファイルを預かっている旨の通知を行う。ここで、この通知には、対象となるファイルに割り当てられた管理番号が付加される。(S64)
【0185】
一方、転送先端末の識別名であると判断した場合には、図4に示す端末特定テーブル16を参照し、その端末の識別名に関連付けられているIPアドレス(端末の識別情報)を確認した後、そのアドレスに対し、ファイルを預かっている旨の通知を行う。ここで、この通知には、対象となるファイルに割り当てられた管理番号が付加される。(S65) (今回は、転送先のZ端末23の識別名を受け取っているので、(S65)の処理が行われ、その結果、Z端末23に対して、前述の通知が行われることになる)
【0186】
そして次に、ファイル取り扱い手段11が、図3に示す保存ファイル情報テーブル15に対し、必要な情報を登録する。(S66)
【0187】
この時登録する情報は、次の通りである。
【0188】
まず、図3に示す保存ファイル情報テーブル15の送信先端末の指示欄に、送信先端末がそのファイルを転送する旨を登録する。そして、転送先端末欄には、ファイルの転送先となる端末を登録し、受信時刻(送)欄には、転送する時刻を、更に、必要な場合は、受信ファイル形式(送)欄に転送する時のファイル形式を登録する。(今回は、転送先端末はZ端末23である旨を登録し、ファイルの転送時刻は指定しない旨等を登録する。そして、受信ファイル形式(送)の指定もない)
【0189】
次に、前述の管理番号に関連付けられている送信元端末と、同じくその管理番号に関連付けられている送信先端末(そのファイルの転送指示を出した端末)に対して、ファイルの転送登録をした旨を通知し、処理を終了する。(S66)
【0190】
次に、ファイル蓄積サーバ10からファイルを預かっている旨の通知を受けた端末(今回はZ端末23となる)が行う動作を、図12のフローチャートを参照して説明する。
【0191】
まず、ファイル蓄積サーバ10から前述の通知を受け取り、その通知の内容を自己の入出力装置に出力する。(S71)
【0192】
すると、Z端末23の利用者が、その内容を確認することが可能となり、その結果、Z端末23の利用者は、Y端末22から転送指示されたファイルを、ファイル蓄積サーバ10が預かっているという状況を把握することが出来る。
【0193】
そして、Z端末23の利用者は、前述の状況を把握した後、そのファイルの取り扱いに関する指示をファイル蓄積サーバ10に出す事が可能である。
【0194】
例えば、そのファイルの受信拒否をする指示、そのファイルを受信する時間の指定をする指示等を出すことが出来る。
【0195】
そして、これらの指示は、ファイル蓄積サーバ10から受けた通知に返信する事で出すことが可能となる。この場合は、対象となるファイルに割り当てられた管理番号も自動的に返信することになるので、送信先端末側が対象の管理番号を指定する必要がない。
【0196】
また、別途指示を送信する場合には、対象となる管理番号を指定する必要がある。
【0197】
そして、Z端末23の利用者は、上記の何れかの指示をZ端末23の入出力装置に対して行う。(S72)
【0198】
受信拒否をしたい場合には、受信拒否をする旨を、自己の通信装置を利用して、ファイル蓄積サーバ10に返信することになる。
【0199】
また、受信する旨の指示を出す場合には、その際に、ファイルの形式、受信時刻等を指定する事も出来る。(今回は、そのファイルをJPEG圧縮形式で受信する旨の指定をするが、そのファイルの受信時刻の指定はしない事とする)
【0200】
ここで、転送先端末は、受信する出力装置も指定可能である。例えば、受信先としてI/O機器の識別名又はI/O機器のIPアドレスを指定すれば、ファイル蓄積サーバ10は、指定されたI/O機器にファイルを送信する。
【0201】
すると、Z端末23は、自己の入出力装置が受けた指示を、自己の通信装置を利用して、ファイル蓄積サーバ10に送信する。(S73)
【0202】
次に、前述の指示を受けたファイル蓄積サーバ10が行う動作を、図13及び図14のフローチャートを参照して説明する。
【0203】
まず、保存ファイル取り扱い手段11がその指示を受け取り、その指示の内容を確認する。(S81)
【0204】
次に、受取った指示は、ファイル受け取り拒否の指示であるかどうかを判断する。(S82)
【0205】
そして、ファイルの受け取り拒否の指示であった場合、転送先端末から送られてきたデータを元に、ファイル受け取り拒否の登録を行った後、処理を終了する。(S83)
【0206】
ファイル受け取り拒否の登録を具体的に説明する。まず、ファイル取り扱い手段11が、先ほど転送先端末から受け取った管理番号と同一の管理番号を、保存ファイル情報テーブル15から検出する。
【0207】
そして、受け取り拒否の指示を出した端末と、先ほど検出された管理番号に関連付けられている転送先端末が、同一である事を確認する。
【0208】
前述の確認をした後、保存ファイル情報テーブル15の転送先端末の指示欄に、転送先端末が受け取りを拒否した旨を登録する。(この登録は、前述の管理番号に関連付けて行う)次に、前述の管理番号に関連付けられている送信元端末と、同じくその管理番号に関連付けられている送信先端末(そのファイルの転送指示を出した端末)に対して、転送先端末からファイル受け取り拒否の指示を受けた旨を通知して処理を終了する。
【0209】
前述の指示でない場合は、更に、その指示は、ファイルの受信指示であるのかどうかを判断する。(S84)
【0210】
その指示でもなければ、エラー通知であると考えられるので、指示を送信した端末に対し、エラー通知を送信する。(S85)
【0211】
ファイルの受信指示である場合には、次に、受信時刻が指定されているかどうか、及び受信時刻が指定されている場合は、その時刻に既に到達しているかどうかを、ファイル蓄積サーバ10に設定されている現在時刻を確認しながら判断する。(S86) (今回は、ファイルの受信指示である為、(S86)の判断が行われる)
【0212】
その結果、受信時刻が指定されており、尚且つ、まだ、その時刻に到達していない場合には次の処理を行う。
【0213】
まず、ファイル取り扱い手段11が、先ほど転送先端末から受け取った管理番号と同一の管理番号を、保存ファイル情報テーブル15から検出する。
【0214】
そして、受信の指示を出した端末と、先ほど検出された管理番号に関連付けられている転送先端末が、同一である事を確認する。
【0215】
前述の確認をした後、ファイル取り扱い手段11は、図3に示す保存ファイル情報テーブル15の転送先端末の指示欄に、転送先端末がそのファイルを受信する旨を登録する。(ここで、転送先端末が、受信するI/O機器の識別名又はIPアドレスを指定している場合は、その識別名又はIPアドレスを登録し、更に、当該ファイルを、そのI/O機器に転送する旨の登録を行う)そして、受信時刻(転)欄には、転送先端末が受信時刻として指定した時刻を登録し、更に、必要な場合は、受信ファイル形式(転)欄に、転送先端末が指定したファイル形式を登録する。(これらの登録は、前述の管理番号に関連付けて行う)そして、次に、前述の管理番号に関連付けられている送信元端末と、同じくその管理番号に関連付けられている送信先端末(そのファイルの転送指示を出した端末)に対して前述の登録した旨を通知し、処理を終了する。)
【0216】
一方、指定が無い又は、指定はされているが、その時刻が既に過ぎている場合には、ファイル取り扱い手段11が、先ほど転送先端末から受け取った管理番号と同一の管理番号を、保存ファイル情報テーブル15から検出する。
【0217】
そして、受信の指示を出した端末と、先ほど検出された管理番号に関連付けられている転送先端末が、同一である事を確認する。
【0218】
前述の確認をした後、次に、ファイル取り扱い手段11は、ファイル形式の指定がされているかどうかを確認する。(S87)
【0219】
そして、ファイル形式の指定があれば、対象のファイルを保存ファイルDB14から取りだして、その形式に変換する。 (S88)(今回は、GIF形式で保管されていたXファイルをJPEG圧縮形式に変換する事になる。)
【0220】
次に、ファイル送信手段13が、変換したファイルを、そのファイルの受信要求をしてきた端末に対して転送する(ここで、転送先端末が、受信するI/O機器のIPアドレスを指定している場合は、そのアドレスに転送する。また、I/O機器の識別名を指定している場合は、図4に示す端末特定テーブル16を参照し、その端末の識別名に関連付けられているIPアドレス(端末の識別情報)を確認した後、そのアドレスに対して転送する)と共に、前述の管理番号に関連付けられている送信元端末と、同じくその管理番号に関連付けられている送信先端末(転送指示を出した端末)に対しては、転送先端末への転送が終了した旨を通知する。(S89)(今回は、受信時刻が設定されていないため、S89の処理が行われ、Z端末23に対しては、Xファイルが転送され、Y端末22及びX端末21に対しては、その転送が終了した旨を通知する)
【0221】
こうして、送信元端末(今回はX端末21である)及び送信先端末(今回はY端末22である)は、ファイル蓄積サーバ10に預けたファイルが、転送先端末(今回はZ端末23である)に転送されたことを知ることが出来、一方、転送先端末は、自己の要求した時間及び自己が要求したファイル形式で、そのファイルを受け取ることが出来る。
【0222】
ここで、I/O機器53を転送先に指定することも可能である。その場合は、転送の指示をする端末が、そのI/O機器の識別名(若しくはIPアドレス)と転送するファイル名等の必要な情報をファイル蓄積サーバ10に対して送信すればよい。
【0223】
後は、ファイル蓄積サーバ10側でそのI/O機器53を特定し、そのI/O機器53に対して、対象となるファイルを送信する。そして、そのファイルを受取ったI/O機器53が、そのファイルを自己の出力装置に出力する。
【0224】
更に、I/O機器53は、端末55と同様に、自己の入力装置から受け取ったデータをファイルとし、そのファイルをファイル蓄積サーバ10に送信することにより、送信元端末と同様の役割を担う事も可能である。
【0225】
第三の動作による効果としては、送信先の端末でも、対象のファイルを自己の端末にダウンロードせずに転送出来る点である。本来ならば、送信先の端末は、ファイルを受け取る事しか出来ず、転送するに際しても一度、対象のファイル受け取ってから転送するという方法しか存在しなかった。
【0226】
しかし、本動作ではファイルを受け取らずとも転送可能になった。その結果、転送する側の端末が、卓上型パーソナルコンピュータや、ノート型パーソナルコンピュータ等の端末の場合に利便性が向上するのはもちろんの事、その端末が、携帯電話等の移動用電話の様な通信資源が乏しい端末の場合でも、安心してファイル転送を利用出来る様になる為、転送する側の端末にとって、負担軽減及びこのシステムの利用機会の増加という利益を得ることが出来る。
【0227】
第三の動作による二つ目の効果としては、ファイル蓄積サーバに保管されているファイルが、転送先端末に転送された場合や転送先端末が何がしかの設定を行った場合に、送信先端末及び送信元端末に対し、その旨を通知するようになった点である。その結果、送信先端末及び送信元端末は、対象のファイルを転送先端末が受信したのか及び正常に受信されているのか、または、受信待ちになっているのか等を容易に確認することが可能となり、自分自身で転送結果を確認する労力等の軽減に繋がった。
【0228】
第三の動作による三つ目の効果としては、転送先端末が、そのファイルを受け取る時間等を指定出来るようになった点である。その結果、自身の都合の良い時間にそのファイルを受け取ることが可能となり、このシステムをより有効に利用する事が可能となった。
【0229】
例えば、転送先端末が他の処理を行っている為に、サーバからファイルを受け取るには端末の通信環境等が不充分である場合、転送先端末の環境が整備されてから受け取る等の指定をすることも出来る。
【0230】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成されるので、これによると、送信先の端末でも、対象のファイルを自己の端末にダウンロードせずに転送することが可能となり、転送する際の負担の軽減に繋がった。その為、送信先端末が、卓上型パーソナルコンピュータや、ノート型パーソナルコンピュータ等の端末の場合に利便性が向上するのはもちろんの事、その端末が、携帯電話等の移動用電話の様な通信資源が乏しい端末の場合でも、安心してファイル転送を利用出来る様になる為、転送する側の端末にとって、負担軽減及びこのシステムの利用機会の増加という利益を得ることが出来る。また、転送先端末も、対象のファイルを受取る前にファイルを預かっている旨の通知を受取る事が出来、そして、その通知に対して様々な指示を出す事が出来る為、転送先端末の利便性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示すブロック図。
【図2】ファイル蓄積サーバの構成を示すブロック図。
【図3】保存ファイルDB内に格納されている保存ファイル情報テーブルの一例を示す図。
【図4】保存ファイルDB内に格納されている端末特定テーブルの一例を示す図。
【図5】本実施形態による第一の機能で、ファイル送信元の端末が行う処理の流れの一例を示すフローチャート。
【図6】ファイル蓄積サーバが、ファイル送信元端末から通知を受けた際に行われる処理の流れの一例を示すフローチャート前段。
【図7】ファイル蓄積サーバが、ファイル送信元端末から通知を受けた際に行われる処理の流れの一例を示すフローチャート後段。
【図8】ファイル送信先端末が、ファイル蓄積サーバからファイル保管通知を受けた際に行われる処理の流れの一例を示すフローチャート。
【図9】ファイル蓄積サーバが、ファイル送信先端末から通知を受けた際に行われる処理の流れの一例を示すフローチャート前段。
【図10】ファイル蓄積サーバが、ファイル送信先端末から通知を受けた際に行われる処理の流れの一例を示すフローチャート後段。
【図11】ファイル蓄積サーバが、ファイル送信先端末からファイル転送指示を受けた際に行われる処理の流れの一例を示すフローチャート。
【図12】ファイル転送先端末が、ファイル蓄積サーバからファイル保管通知を受けた際に行われる処理の流れの一例を示すフローチャート。
【図13】ファイル蓄積サーバが、ファイル転送先端末から通知を受けた際に行われる処理の流れの一例を示すフローチャート前段。
【図14】ファイル蓄積サーバが、ファイル転送先端末から通知を受けた際に行われる処理の流れの一例を示すフローチャート後段。
【図15】従来システムの一例を示すブロック図。
【符号の説明】
10、54 ファイル蓄積サーバ
11 ファイル取り扱い手段
12 保存ファイル管理手段
13 ファイル送信手段
14、60 保存ファイルDB
15 保存ファイル情報テーブル
16 端末特定テーブル
21 X端末
22 Y端末
23 Z端末
51 LAN回線
52 通信ネットワーク
53 I/O機器
55 端末
X ローカルネットワーク
Y ローカルネットワーク
Z ローカルネットワーク

Claims (9)

  1. 一台以上の端末と、それらと通信可能に接続されたファイル蓄積サーバとを備え、そして、ファイルをファイル蓄積サーバに送信する端末を送信元端末とし、前記送信元端末が前記ファイルの送信先として指定した端末を送信先端末とし、更に、前記送信先端末が、前記ファイルの転送先として指定した端末を転送先端末としたシステムの前記ファイル蓄積サーバにおいて、
    前記送信元端末から受けたファイルを格納可能な記憶装置を備え、更にその記憶装置は、格納したファイルに関する情報を登録する保存ファイル情報テーブルを備え、
    この前記ファイル蓄積サーバが、
    前記送信元端末から受信したファイルを自己の記憶装置に格納すると共に、当該ファイルに対し、管理識別子を関連付ける機能と、
    前記管理識別子を、前記保存ファイル情報テーブルに登録する機能と、
    更に、前記保存ファイル情報テーブルに、前記送信元端末から受け取った要求、及び当該ファイルの取り扱いに関する情報を前記管理識別子に関連付けて登録する機能と、
    前記送信元端末が、当該ファイルの送信先端末を指定している場合は、当該送信先端末に対し、前記管理識別子を送信すると共に、ファイルを預かっている旨を通知する機能と、
    前記送信先端末から、前述の通知に対する返信と、前記管理識別子を受ける機能と、
    前述の返信が、転送先端末にファイルを転送する旨の返信である場合、前記転送先端末に対し、前記管理識別子を送信すると共に、ファイルを預かっている旨を通知する機能と、を備えたことを特徴とするファイル蓄積サーバ。
  2. 請求項1記載のファイル蓄積サーバが、
    前記送信先端末から、前記管理識別子と共に、前記転送先端末にファイルを転送する旨の返信を受けた場合、前記保存ファイル情報テーブルを参照し、前記管理識別子に関連付けられている送信元端末を特定する機能と、
    特定した前記送信元端末に対し、前述の返信があった旨を通知する機能と、を備えたことを特徴とするファイル蓄積サーバ。
  3. 請求項1記載のファイル蓄積サーバが、
    前記転送先端末から、前記管理識別子と共に、ファイルを預かっている旨の通知に対する返信を受けた場合、前記保存ファイル情報テーブルを参照し、前記管理識別子に関連付けられている送信先端末を特定する機能と、
    特定した前記送信先端末に対し、前記転送先端末から受けた返信内容を通知する機能と、を備えたことを特徴とするファイル蓄積サーバ。
  4. 請求項1記載のファイル蓄積サーバが、
    前記転送先端末から、前記管理識別子と共に、当該ファイルを受け取る旨の返信を受けた場合、前記保存ファイル情報テーブルを参照し、前記管理識別子に関連付けられているファイルを特定する機能と、
    特定したファイルを前記転送先端末が指定する出力装置に転送する機能と、を備えたことを特徴とするファイル蓄積サーバ。
  5. 請求項4記載のファイル蓄積サーバが、
    前記転送先端末から、前記管理識別子と共に、ファイルを受け取る旨の返信を受けた場合、前記保存ファイル情報テーブルを参照し、前記管理識別子に関連付けられている送信先端末を特定する機能と、
    特定した前記送信先端末に対し、前記転送先端末からファイルを受け取る旨の返信があった事を通知する機能と、を備えたことを特徴とするファイル蓄積サーバ。
  6. 請求項4記載のファイル蓄積サーバが、
    前記管理識別子に関連付けられているファイルを、前記転送先端末が指定する出力装置へ転送した後、前記保存ファイル情報テーブルを参照し、前記管理識別子に関連付けられている送信先端末を特定する機能と、
    特定した前記送信先端末に対し、転送が完了した旨を通知する機能と、を備えたことを特徴とするファイル蓄積サーバ。
  7. 請求項1記載のファイル蓄積サーバが、
    前記転送先端末から、前記管理識別子と共に、当該ファイルを取得する時刻の指定をする旨の返信を受けた場合、前記保存ファイル情報テーブルを参照し、前記管理識別子に関連付けられているファイルを特定する機能と、
    特定したそのファイルを、前記転送先端末が指定した時刻に、前記転送先端末指定の出力装置へ転送する旨を前記管理識別子に関連付けて前記保存ファイル情報テーブルに登録する機能と、を備えたことを特徴とするファイル蓄積サーバ。
  8. 請求項7記載のファイル蓄積サーバが、
    前記転送先端末から、前記管理識別子と共に、当該ファイルを取得する時刻の指定をする旨の返信を受けた場合、前記保存ファイル情報テーブルを参照し、前記管理識別子に関連付けられている送信先端末を特定する機能と、
    特定した前記送信先端末に対し、当該ファイルを取得する時刻の指定があった旨を通知する機能と、を備えたことを特徴とするファイル蓄積サーバ。
  9. 請求項1記載のファイル蓄積サーバが、
    前記転送先端末から、前記管理識別子と共に、当該ファイルの受け取りを拒否する旨の返信を受けた場合、前記保存ファイル情報テーブルを参照し、前記管理識別子に関連付けられているファイルを特定する機能と、
    前記転送先端末には、特定したファイルを転送しない旨の登録を、前記保存ファイル情報テーブルに行う機能と、
    前記保存ファイル情報テーブルを参照し、前記管理識別子に関連付けられている送信先端末を特定する機能と、
    特定した前記送信先端末に対し、前記転送先端末からファイルの受け取りを拒否する旨の返信があった事を通知する機能と、を備えたことを特徴とするファイル蓄積サーバ。
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Cited By (4)

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