JP2005050012A - 画像出力装置、画像出力方法、画像出力処理プログラム、および画像配信サーバ、画像配信処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】撮影画像中の秘密の顔画像を容易に特定し、画像合成して出力する。
【解決手段】撮影画像ファイルの各撮影画像データ12bn…を元の撮影画像12hnb−1,−2,…としてファイル名及びユーザ認証データ12hnaに対応付けて秘密画像ファイル12hnbに保存し、元の撮影画像12hnb−1,−2,…について、シークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3に登録されている秘密人物の顔画像を特定して予め対応設定されたアニメ顔などの別顔画像12e(n)で置き換え処理した合成画像12hnc−1,−2,…を作成して公開画像ファイル12hncに保存する。画像表示操作に伴いファイル名が指定されると、指定ファイル名に対応する撮影画像ファイル12hn内の公開画像ファイル12hncから合成画像12hnc−1,−2,…が出力表示され、正しいユーザ認証データ12hnaが入力されることで秘密画像ファイル12hnbに保存された元の撮影画像12hnb−1,−2,…が出力表示される。
【選択図】 図1
【解決手段】撮影画像ファイルの各撮影画像データ12bn…を元の撮影画像12hnb−1,−2,…としてファイル名及びユーザ認証データ12hnaに対応付けて秘密画像ファイル12hnbに保存し、元の撮影画像12hnb−1,−2,…について、シークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3に登録されている秘密人物の顔画像を特定して予め対応設定されたアニメ顔などの別顔画像12e(n)で置き換え処理した合成画像12hnc−1,−2,…を作成して公開画像ファイル12hncに保存する。画像表示操作に伴いファイル名が指定されると、指定ファイル名に対応する撮影画像ファイル12hn内の公開画像ファイル12hncから合成画像12hnc−1,−2,…が出力表示され、正しいユーザ認証データ12hnaが入力されることで秘密画像ファイル12hnbに保存された元の撮影画像12hnb−1,−2,…が出力表示される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラやカメラ付携帯端末などにおける撮影画像を合成画像にして出力するための画像出力装置、画像出力方法、画像出力処理プログラム、および画像配信サーバ、画像配信処理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、各種のスチルカメラやビデオカメラにおいて、撮影した画像に対し他の画像を合成して表示あるいは印刷して出力するものがある。
【0003】
例えば撮影フレームの固定した位置に予め用意された花や人気キャラクタなどのアニメ画像を合成して出力するものや、同予め用意されたアニメ画像を撮影フレーム内の希望の位置に合成して出力するものなどが実用されている。
【0004】
また、デジタルカメラにより撮影された画像をパーソナルコンピュータの表示画面上に表示させて他の画像と合成して編集することもできるが、この場合に他の画像は例えば他の画像ファイルから選択的に切り出したり、インターネット上の任意のホームページ画面からダウンロードしたりするなどして取得され、撮影画像上の希望位置に合成される。
【0005】
また、デジタルカメラにより撮影された画像の任意の領域(例えば顔の部分)を切り出し、この切り出し画像を予め用意されたアニメ画像(例えばアニメキャラクタの顔部分)に合成させて新たな別の画像を作成するものや、任意の画像の指定した領域に対して、これに関連付けたアニメ画像を合成するものも考えられている。(例えば、特許文献1参照。)
【0006】
【特許文献1】
特開2001−230972号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の画像処理システムでは、撮影画像に対して、予め用意された画像をそのまま固定あるいは希望の位置に合成して出力したり、あるいは任意の切り出し画像に対して予め用意された画像を合成して出力したりするだけのものであるため、例えば撮影画像毎にその位置がさまざまに異なっている特定の被写体画像に何らかの画像合成を施す場合には、ユーザが1枚1枚の撮影画像毎に当該特定の被写体画像を探し位置指定して他の画像との画像合成を図らなければならない。
【0008】
一方で近年、小型のデジタルカメラやデジタルカメラ付きの携帯電話が大幅に普及したことにより、各ユーザが撮影画像を常に持ち歩き、当該撮影画像が第三者に対して見られる状況も増えている。
【0009】
しかしながら、撮影画像中に第三者には見られたくない例えば恋人などの人物が写っている場合、前記予め用意されたアニメ画像などを見られたくない人物の位置に重ねて画像合成しておくことも考えられるが、何枚もの撮影画像の1枚1枚について該当人物の有無とその位置を探し出して画像の合成作業を行わなければならず、非常に面倒な問題がある。
【0010】
しかもこのような場合、ユーザ自身がその撮影画像を見るときにだけ、容易にオリジナルの撮影画像を見ることができ、第三者が見るときには必然的に合成した撮影画像を表示できるようにすることが望ましい。
【0011】
本発明は、前記のような問題に鑑みてなされたもので、撮影画像中の隠したい顔画像を容易に探し出し、画像合成して出力することが可能になる画像出力装置、画像出力方法、画像出力処理プログラム、および画像配信サーバ、画像配信処理プログラムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る画像出力装置では、サーチ顔画像記憶手段によりサーチ顔画像が記憶され、別顔画像記憶手段により別顔画像が記憶され、撮影画像記憶手段により撮影画像が記憶される。そして、顔画像特定手段によって前記撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像の中から前記サーチ顔画像記憶手段により記憶されたサーチ顔画像に対応した顔画像が特定される。すると、合成画像作成手段によって前記特定された顔画像を前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像に置き換えた合成画像が作成され、合成画像出力手段によって出力される。
【0013】
これによれば、撮影画像の中の例えば秘密の人物の顔画像を、サーチ顔画像に基づき容易に特定しこれを別顔画像に置き換えた合成画像を作成でき、この合成画像を出力できることになる。
【0014】
本発明の請求項2に係る画像出力装置では、サーチ顔画像記憶手段によってサーチ顔画像が記憶され、別顔画像記憶手段によって別顔画像が記憶され、撮影画像記憶手段によって撮影画像が記憶される。そして、顔画像特定手段によって前記撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像の中から前記サーチ顔画像記憶手段により記憶されたサーチ顔画像に対応した顔画像が特定され、合成画像作成手段によって前記顔画像特定手段により特定された顔画像を前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像に置き換えた合成画像が作成され、合成画像記憶手段によって記憶される。すると、合成画像出力手段によって外部からの画像出力要求に応答して前記合成画像記憶手段により記憶された合成画像が出力され、また撮影画像出力手段によって外部からの画像出力要求に伴う認証情報の入力に応答して、前記撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像が出力される。
【0015】
これによれば、撮影画像の中の例えば秘密の人物の顔画像を、サーチ顔画像に基づき容易に特定しこれを別顔画像に置き換えた合成画像を作成できるばかりでなく、通常の画像出力要求時には当該合成画像を出力でき、撮影者本人などの認証情報が入力された場合にのみ元の撮影画像を出力できることになる。
【0016】
本発明の請求項3に係る画像出力装置では、サーチ顔画像記憶手段によってサーチ顔画像が記憶され、別顔画像記憶手段によって別顔画像が記憶され、撮影画像記憶手段によって撮影画像が記憶される。そして、顔画像特定手段によって前記撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像の中から前記サーチ顔画像記憶手段により記憶されたサーチ顔画像に対応した顔画像が特定され、合成画像作成手段によって前記顔画像特定手段により特定された顔画像を前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像に置き換えた合成画像が作成され、合成画像記憶手段によって記憶される。すると、画像出力手段によって外部からの画像出力要求に伴い正規の認証情報が入力された場合には前記撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像が出力され、外部からの画像出力要求に伴い正規の認証情報が入力されない場合には前記合成画像記憶手段により記憶された合成画像が出力される。
【0017】
これによれば、撮影画像の中の例えば秘密の人物の顔画像を、サーチ顔画像に基づき容易に特定しこれを別顔画像に置き換えた合成画像を作成できるばかりでなく、撮影者本人などの正規の認証情報が入力された場合には元の撮影画像を出力でき、正規の認証情報が入力されない場合にはその合成画像を出力できることになる。
【0018】
本発明の請求項4に係る画像出力装置では、サーチ顔画像記憶手段によってサーチ顔画像が記憶され、別顔画像記憶手段によって別顔画像が記憶され、撮影画像記憶手段によって撮影画像が記憶される。そして、顔画像特定手段によって前記撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像の中から前記サーチ顔画像記憶手段により記憶されたサーチ顔画像に対応した顔画像が特定され、特定顔画像部記憶手段によって前記特定された撮影画像の中の顔画像部分が記憶される。すると、撮影画像出力手段によって外部からの画像出力要求に伴い正規の認証情報が入力された場合には前記撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像が出力され、また、外部からの画像出力要求に伴い正規の認証情報が入力されない場合には、合成画像作成手段によって前記特定顔画像部記憶手段により記憶された撮影画像の中の顔画像部分に従いその特定された顔画像を前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像に置き換えた合成画像が作成されると共に、合成画像出力手段によって出力される。
【0019】
これによれば、撮影者本人などの正規の認証情報が入力された場合には撮影した元の撮影画像を出力でき、正規の認証情報が入力されない場合には撮影画像の中の例えば秘密の人物の顔画像を、サーチ顔画像に基づき容易に特定しこれを別顔画像に置き換えた合成画像を作成して出力できることになる。
【0020】
本発明の請求項5に係る画像出力装置では、前記請求項1ないし請求項4の何れか1項に係る画像出力装置にあって、前記別顔画像記憶手段により記憶される別顔画像は、前記サーチ顔画像記憶手段により記憶されるサーチ顔画像に対応付けられて記憶され、前記合成画像作成手段では、前記撮影画像の中の特定された顔画像を当該特定顔画像に対応したサーチ顔画像に対応付けられて前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像に置き換えた合成画像が作成される。
【0021】
これによれば、撮影画像の中の例えば秘密の人物の顔画像を、サーチ顔画像に基づき容易に特定しこれを当該サーチ顔画像に応じたアニメ顔などの別顔画像に置き換えた合成画像を作成できることになる。
【0022】
本発明の請求項6に係る画像出力装置では、前記請求項5に係る画像出力装置にあって、前記合成画像作成手段は、前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像の1つを選択する別顔画像選択手段を有し、前記撮影画像の中の特定された顔画像を当該特定顔画像に対応したサーチ顔画像に対応付けられて前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像または前記別顔画像選択手段により選択された別顔画像に置き換えて合成画像を作成する。
【0023】
これによれば、撮影画像の中の例えば秘密の人物の顔画像を、サーチ顔画像に基づき容易に特定しこれを当該サーチ顔画像に応じたアニメ顔などの別顔画像か又は任意選択した別顔画像に置き換えた合成画像を作成できることになる。
【0024】
本発明の請求項7に係る画像出力装置では、請求項1ないし請求項6の何れか1項に係る画像出力装置にあって、前記合成画像作成手段による前記撮影画像の中の特定された顔画像の別顔画像への置き換えは、当該特定顔画像のサイズに別顔画像のサイズを合わせて置き換えられる。
【0025】
これによれば、撮影画像の中の例えば秘密の人物の顔画像を、サーチ顔画像に基づき容易に特定しこれを当該特定顔画像のサイズに合わせた別顔画像に置き換えた合成画像を作成できることになる。
【0026】
本発明の請求項8に係る画像出力装置では、前記請求項1ないし請求項7の何れか1項に係る画像出力装置にあって、さらに、デジタルカメラなどの撮影手段を備え、この撮影手段により撮影された撮影画像に基づいて、当該撮影画像が撮影画像記憶手段により記憶されたり、この撮影画像中のサーチ顔画像が別顔画像に置き換え合成されて合成画像出力手段により出力される。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0028】
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係る画像出力装置10の電子回路の構成を示すブロック図である。
【0029】
この画像出力装置10は、デジタルカメラ、デジタルカメラ付き携帯電話、デジタルカメラ付きPDA(personal digital assistants)などの携帯機器として構成されるもので、各種の記録媒体に記録されたプログラム、又は、伝送されたプログラムを読み込んで、その読み込んだプログラムによって動作が制御されるコンピュータによって構成され、その電子回路には、CPU(central processing unit)11が備えられる。
【0030】
CPU11は、メモリ12内に予め記憶された装置制御プログラム、あるいはCD−ROMなどの外部記録媒体13から記録媒体読取部14を介して前記メモリ12に読み込まれた装置制御プログラム、あるいはインターネットN上のWebサーバ21(この場合はプログラムサーバ)から電送制御部15を介して前記メモリ12に読み込まれた装置制御プログラムに応じて、回路各部の動作を制御するもので、前記メモリ12に記憶された装置制御プログラムは、キーやタッチパネルからなる入力部16からのユーザ操作に応じた入力信号、あるいは画像入力部(デジタルカメラ部)17を介して入力される画像信号、あるいは認証情報入力部17xを介して入力される個人認証情報(指紋画像,パスワードなど)、あるいは電送制御部15を介して接続されるインターネットN上の各Webサーバ21…との通信信号に応じて起動される。
【0031】
前記CPU11には、前記メモリ12、記録媒体読取部14、電送制御部15、入力部16、画像入力部17、認証情報入力部17xが接続される他に、距離センサ18、LCDからなる表示部19、画像出力部20などが接続される。
【0032】
画像入力部17は、撮影画像データを入力するもので、CCD(charge coupled device)により撮像された画像信号がデジタルデータに変換されて取得される。
【0033】
距離センサ18は、前記画像入力部17において入力される撮影画像の被写体までの距離を検出する。
【0034】
画像出力部20は、前記画像入力部17から入力された撮影画像に基づき本装置により処理された画像データを出力するもので、この出力画像データは、例えばメモリカード、VTR(録画装置)、画像印刷機などに選択的に出力され、当該画像の記憶,録画,印刷などが行われる。
【0035】
メモリ12には、当該画像出力装置10の全体の動作を司るシステムプログラムや電送制御部15を介してインターネットN上の各Webサーバ21…とデータ通信するための通信プログラムが記憶される他に、画像入力部17や表示部19,画像出力部20を介して本画像出力装置10で撮影画像内の隠蔽(秘密に)すべき特定画像(例えば人物顔画像)の別の画像への置き換え合成出力処理などを行うための画像出力処理プログラム12aなどが記憶される。
【0036】
また、このメモリ12には、デジカメ撮影画像メモリ12b、特定顔画像位置登録メモリ12c、別顔画像メモリ12e、フォトアドレス帳メモリ12g、撮影画像ファイル12h1,12h2,…などが用意される。
【0037】
デジカメ撮影画像メモリ12bには、写真撮影に伴い画像入力部17により撮像入力された撮影画像データ1,2,…が順次記憶保持される。
【0038】
特定顔画像位置登録メモリ12cには、前記デジカメ撮影画像メモリ12bに記憶保持された各撮影画像データ1,2,…のそれぞれに対応付けて、その撮影画像から隠蔽(秘密に)すべき顔画像が特定された場合には、当該撮影画像上での特定された顔画像位置が登録される。
【0039】
図2は前記画像出力装置10の別顔画像メモリ12eに記憶された各種の別顔画像(1),(2),…を示す図である。
【0040】
この別顔画像メモリ12eには、前記隠蔽(秘密に)すべき顔画像に置き換えて使用される各種アニメからなる別の顔画像(1),(2),…が記憶されるもので、この別顔画像(1),(2),…は、例えばその(1)(2)(3)については、それぞれ後述するシークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3(図3参照)に登録された1番目〜3番目の人物の顔画像12g3(1),(2),(3)と置き換えるための別顔画像として予め設定される。
【0041】
図3は前記画像出力装置10のフォトアドレス帳メモリ12gに記憶された各フォトアドレスデータの内容を示す図である。
【0042】
フォトアドレス帳メモリ12gとしては、ビジネス用12g1、プライベート用12g2,シークレット用12g3が用意されるもので、それぞれ知人,友人などの顔の撮影画像、名前、TEL(電話番号)、メールアドレスが登録される。
【0043】
シークレット用のフォトアドレス帳メモリ12g3には、ユーザ自身が第三者に対して特に秘密にしたい(公開したくない)、例えば恋人や親友のデータが登録されるもので、このシークレット用として登録された各人物のフォトアドレスデータには、当該顔画像が撮影画像データ12bnの中に含まれている場合に、その顔画像を秘密にして置き換える前記別顔画像メモリ12eに記憶された別の顔画像のNo.が予め対応付けられて設定される。
【0044】
本実施形態では、例えばシークレットアドレスデータ「Yamada Megumi」の顔画像12g3(1)に対応する置き換え画像としては別顔画像12e(1)が設定され、また、「Yamamoto Akiko」の顔画像12g3(2)に対応する置き換え画像としては別顔画像12e(2)が設定され、「Tanaka Hiroshi」の顔画像12g3(3)に対応する置き換え画像としては別顔画像12e(3)が設定される。
【0045】
撮影画像ファイル(1)12h1,(2)12h2,…には、そのそれぞれのファイル(1)(2)…毎に、ファイル名及びユーザ認証データ(指紋画像やパスワードなど)12h1a,12h2a,…に対応付けされた秘密画像ファイル12h1b,12h2b,…と公開画像ファイル12h1c,12h2c,…とが記憶される。
【0046】
秘密画像ファイル12h1b,12h2b,…には、前記デジカメ撮影画像メモリ12bに記憶保持された各撮影画像データ1,2,…がその1ファイル分ずつそのまま元の撮影画像−1,−2,…として記憶され、公開画像ファイル12h1c,12h2c,…には、同一の撮影画像ファイル(1)12h1,(2)12h2,…内で対応する秘密画像ファイル12h1b,12h2b,…に記憶された撮影画像−1,−2,…それぞれの隠蔽(秘密に)すべき特定顔画像(12c)を、前記シークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3に基づき設定された別顔画像12e(n)に置き換えた合成画像−1,−2,…が記憶される。
【0047】
つまり、撮影画像12hnb−1,12hnb−2,…から特定された隠蔽すべきシークレットの顔画像12g3(n)に対し、当該シークレット顔画像12g3(n)に対応付けて設定した別顔画像12e(n)を置き換えてなる合成画像12hnc−1,12hnc−2,…が公開画像ファイル12hncとされ、各合成画像12hnc−1,12hnc−2,…の元の撮影画像12hnb−1,12hnb−2,…が秘密画像ファイル12hnbとされ、ユーザ認証データ12hnaに対応付けられて記憶保存される。
【0048】
なお、前記デジカメ撮影画像メモリ12bに記憶保持されて秘密画像ファイル12hnbに保存される元の撮影画像12hnb−1,12hnb−2,…それぞれからの隠蔽すべき顔画像の特定は、シークレット用のフォトアドレス帳メモリ12g3に登録されている秘密にしたい(公開したくない)知人,友人の顔画像に基づいて行われるもので、元の撮影画像12hnb−1,12hnb−2,…のそれぞれについて該撮影画像中の各被写体顔画像と前記シークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3にある全てのシークレット顔画像12g3(1),12g3(2),…との類似度が判定され、これにより予め設定された高類似度(例えば90%以上)であると判定された被写体顔画像が隠蔽すべき顔画像として特定される。
【0049】
また、このメモリ12には、画像処理ワークエリア(図示せず)が用意され、この画像処理ワークエリアには、前記画像出力処理プログラム12aに従い処理される画像データがその画像処理に応じて一時記憶される。
【0050】
このように構成された画像出力装置10について、その合成画像作成動作の概要を説明する。
【0051】
ここでは、画像出力装置10をデジタルカメラ付き携帯電話10Aあるいはデジタルカメラ10Bとして実施した場合について説明する。
【0052】
図4は前記画像出力装置であるデジタルカメラ付き携帯電話10Aの外観構成を示す図であり、同図(A)はその全体斜視図、同図(B)はその部分拡大図である。
【0053】
デジタルカメラ付き携帯電話10Aでは、各種のキーが配列された入力部16の下端部にユーザ認証データ12hnaとしての指紋画像を入力するための認証情報入力部17xが設けられる。
【0054】
図5は前記画像出力装置であるデジタルカメラ10Bとそのクレードル15xの外観構成を示す図である。
【0055】
デジタルカメラ10Bの入力部16としては、メニュー画面を表示させるための「MENU」キー16a、撮影モード(REC)と再生モード(PLAY)とを切り替えるための切り替えキー16b、撮影画像の取り込みを指示するためのシャッタキー16c、表示画面(19)上でのデータ選択やカーソル移動及び選択データ決定などの操作を行うための上下左右に指1本で操作可能な選択/決定キー16dが備えられる。
【0056】
そして、選択/決定キー16dの頭部には、ユーザ認証データ12hnaとしての指紋画像を入力するための認証情報入力部17xが設けられる。
【0057】
また、デジタルカメラ10Bは、当該カメラ10Bの充電台やユーザPC(personal computer)との通信インターフェイスとなるクレードル15xに対して容易に着脱可能である。このクレードル15xへのデジタルカメラ10Bの装着状態において、「PHOTO」ボタン15aが押された場合には、撮影画像ファイル12hnに保存されている公開画像ファイル12hncや秘密画像ファイル12hnbの表示部19に対する読み出し表示(フォトスタンド機能)が行われる。
【0058】
この場合、秘密画像ファイル12hnbは、例えば選択/決定キー16dの操作に伴い認証情報入力部17xから入力された操作者の個人認証情報(この場合は「指紋画像」)が、当該秘密画像ファイル12hnbに対応付けられたユーザ認証データ12hnaと一致した場合にのみ読み出されて表示出力される。
【0059】
なお、「USB」ボタン15bが押された場合には、撮影画像ファイル12hnに保存されている公開画像ファイル12hncや秘密画像ファイル12hnbのユーザPCへの転送出力が行われるが、この場合にも秘密画像ファイル12hnbは、認証情報入力部17xから入力された操作者の個人認証情報が、当該秘密画像ファイル12hnbに対応付けられたユーザ認証データ12hnaと一致した場合にのみ読み出されて転送出力される。
【0060】
図6は前記画像出力装置10の公開/秘密画像設定処理に伴い撮影画像ファイル12h1にユーザ認証データ12h1aを対応付けて保存管理される秘密画像ファイル12h1bと公開画像ファイル12h1cを示す図であり、同図(A)(B)(C)は秘密画像ファイル12h1bに保存管理された元の撮影画像12h1b−1,12h1b−2,12h1b−3を示す図、同図(A1)(B1)(C1)はそれぞれその隠蔽すべき特定の顔画像を別顔画像に置き換えて公開画像ファイル12h1cに保存管理された合成画像12h1c−1,12h1c−2,12h1c−3を示す図である。
【0061】
図6(A)(B)(C)に示すように、撮影した撮影画像12b1,12b2,12b3がデジカメ撮影画像メモリ12bに記憶され、撮影画像ファイル12h1内の秘密画像ファイル12h1b(12h1b−1,12h1b−2,12h1b−3)に保存されると、各撮影画像12h1b−1,12h1b−2,12h1b−3のそれぞれについて、該画像内の各被写体の顔画像Hnとシークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3(図3参照)に登録されている全ての顔画像12g3(n)との類似度が判断され、高類似度であると判断された被写体の顔画像Hnが別顔画像に置き換えて隠蔽すべき特定顔画像位置として登録(12c)される。
【0062】
例えば図6(A1)(B1)(C1)に示すように、被写体顔画像H1が前記シークレット顔画像12g3(1)と一致する特定顔画像であると判断された場合には、当該特定顔画像H1はシークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3での別顔No.により対応設定された別顔画像12e(1)に置き換えられてなる合成画像12h1c−1,12h1c−2,12h1c−3として作成され、公開画像ファイル12h1cに保存される。
【0063】
これにより、撮影画像ファイル(1)12h1の秘密画像ファイル12h1bには、図6(A)(B)(C)で示した元の撮影画像12h1b−1,12h1b−2,12h1b−3が保存され、公開画像ファイル12h1cには、図6(A1)(B1)(C1)で示した合成画像12h1c−1,12h1c−2,12h1c−3が保存されて管理される。
【0064】
図7は前記画像出力装置10の公開/秘密画像設定処理に伴い撮影画像ファイル12h2にユーザ認証データ12h2aを対応付けて保存管理される秘密画像ファイル12h2bと公開画像ファイル12h2cを示す図であり、同図(A)(B)(C)は秘密画像ファイル12h2bに保存管理された元の撮影画像12h2b−1,12h2b−2,12h2b−3を示す図、同図(A1)(B1)(C1)はそれぞれその隠蔽すべき特定の顔画像を別顔画像に置き換えて公開画像ファイル12h2cに保存管理された合成画像12h2c−1,12h2c−2,12h2c−3を示す図である。
【0065】
図7(A)(B)(C)に示すように、撮影した撮影画像12b1,12b2,12b3がデジカメ撮影画像メモリ12bに記憶され、撮影画像ファイル12h2内の秘密画像ファイル12h2b(12h2b−1,12h2b−2,12h2b−3)に保存されると、各撮影画像12h2b−1,12h2b−2,12h2b−3のそれぞれについて、該画像内の各被写体の顔画像Hnとシークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3(図3参照)に登録されている全ての顔画像12g3(n)との類似度が判断され、高類似度であると判断された被写体の顔画像Hnが別顔画像に置き換えて隠蔽すべき特定顔画像位置として登録(12c)される。
【0066】
例えば図7(A1)(B1)(C1)に示すように、被写体顔画像H1,H2がそれぞれ前記シークレット顔画像12g3(2),12g3(3)と一致する特定顔画像であると判断された場合には、当該特定顔画像H1,H2はシークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3での別顔No.により対応設定された別顔画像12e(2),12e(3)に置き換えられてなる合成画像12h2c−1,12h2c−2,12h2c−3として作成され、公開画像ファイル12h2cに保存される。
【0067】
これにより、撮影画像ファイル(2)12h2の秘密画像ファイル12h2bには、図7(A)(B)(C)で示した元の撮影画像12h2b−1,12h2b−2,12h2b−3が保存され、公開画像ファイル12h2cには、図7(A1)(B1)(C1)で示した合成画像12h2c−1,12h2c−2,12h2c−3が保存されて管理される。
【0068】
そして、この画像出力装置10での画像表示処理に際しては、正しいユーザ認証データ12hnaが入力された場合にのみ、秘密画像ファイル12hnbに保存された元の撮影画像12hnb−1,12hnb−2,…が読み出されて表示され、それ以外は公開画像ファイル12hncに保存された合成画像12hnc−1,12hnc−2,…が読み出されて表示される。
【0069】
次に、前記構成による画像出力装置10による詳細な画像処理動作について説明する。
【0070】
図8は前記画像出力装置10による画像撮影処理を示すフローチャートである。
【0071】
この画像出力装置10であるデジタルカメラ付き携帯電話10A(図4参照)あるいはデジタルカメラ10B(図5参照)において任意の画像撮影を行うと、画像入力部17によって撮像入力された撮影画像データは、その撮影操作毎に順次デジカメ撮影画像メモリ12bに記憶される(ステップA1,A2)。
【0072】
そして、一連の画像の撮影が終了し、入力部16によってファイル名を入力すると、この入力されたファイル名が前記デジカメ撮影画像メモリ12bに記憶された一連の撮影画像1,2,…に付加されて記憶される(ステップA2→A3)。
【0073】
図9は前記画像出力装置10による公開/秘密画像設定処理を示すフローチャートである。
【0074】
この画像出力装置10により撮影されてそのファイル名と共にデジカメ撮影画像メモリ12bに記憶された各撮影画像のファイルの中から、公開/秘密画像として設定する画像ファイル12b1,12b2,…(図6(A)(B)(C)参照)が指定されると(ステップB1)、当該指定された画像ファイル12b1,12b2,…の中から先頭の撮影画像データ12b1が読み出され(ステップB2)、図10における合成画像作成処理に移行される(ステップBS)。
【0075】
図10は前記画像出力装置10の公開/秘密画像設定処理に伴う合成画像作成処理を示すフローチャートである。
【0076】
まず、前記デジカメ撮影画像メモリ12bから読み出された指定の画像ファイル12b1,12b2,…の中の先頭の撮影画像データ12b1(図6(A)参照)が、撮影画像ファイル12h1に対して当該指定のファイル名12h1aと対応付けられて秘密画像ファイル12h1b内の元の撮影画像12h1b−1として保存される(ステップS1)。
【0077】
すると、今回保存された元の撮影画像12h1b−1について、シークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3に登録されている秘密にすべき人物の顔画像データ12g3(n)に基づき、当該撮影画像12h1b−1に含まれる隠蔽すべき顔画像を特定するための撮影顔画像特定処理(図11参照)に移行される(ステップSC)。
【0078】
図11は前記画像出力装置10の合成画像作成処理に伴う撮影顔画像特定処理を示すフローチャートである。
【0079】
まず、前記秘密画像ファイル12h1bに保存された元の撮影画像データ12h1b−1(図6(A)参照)から、当該画像に含まれる被写体の顔画像部分H1,H2,…が抽出される(ステップC1)。この撮影画像12h1b−1に対する顔画像部分Hnの抽出処理は、当該画像に輪郭処理を施して各輪郭の形や配置関係ら顔エリアを抽出するか、又は肌色の円形部分を顔エリアとして抽出するなどして行う。
【0080】
すると、前記撮影画像データ12h1b−1から最初に抽出された顔画像部分H1が隠蔽すべき顔画像の特定候補として指定され(ステップC2)、また、シークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3(図3参照)に登録されている秘密にしたい(公開したくない)各知人の顔画像の中から最初の顔画像12g3(1)がサーチ顔画像として指定される(ステップC3)。
【0081】
すると、前記隠蔽候補として抽出指定された顔画像H1と前記指定のサーチ顔画像12g3(1)との類似度が演算され、当該候補顔画像H1とサーチ顔画像12g3(1)との組み合わせに対応付けてワークエリアに登録される(ステップC4)。
【0082】
すると、前記シークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3(図3参照)に登録されている秘密にしたい(公開したくない)各知人の顔画像の中から次の顔画像12g3(2)がサーチ顔画像として指定され(ステップC5→C6)、前記同様に抽出指定された候補顔画像H1と当該次のサーチ顔画像12g3(2)との類似度が演算されて登録される(ステップC3,C4)。
【0083】
これにより、前記元の撮影画像データ12h1b−1から抽出された最初の候補顔画像H1について、シークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3に登録されている各サーチ顔画像12g3(1),(2),…との全ての類似度が演算登録される(ステップC3〜C6)。
【0084】
すると、前記元の撮影画像データ12h1b−1から顔画像抽出された次の候補顔画像H2が指定され(ステップC7→C8)、また、前記シークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3から再び最初の顔画像12g3(1)がサーチ顔画像として指定され(ステップC3)、前記同様に、当該次の候補顔画像H2についても、シークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3に登録されている各サーチ顔画像12g3(1),(2),…との全ての類似度が演算登録される(ステップC3〜C6)。
【0085】
こうして、元の撮影画像データ12h1b−1から顔画像抽出された隠蔽対象候補の各顔画像H1,H2,…のそれぞれについて、シークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3に登録されている秘密にしたい(公開したくない)全てのサーチ顔画像12g3(1),(2),…との類似度演算と登録処理が行われると(ステップC2〜C8)、まず、最初のサーチ顔画像12g3(1)が指定され(ステップC9)、このサーチ顔画像12g3(1)について最も高い類似度が得られた候補顔画像(被写体顔画像)Hnが検知され(ステップC10)、その類似度が予め設定された一定以上の類似度であるか否か、つまり、秘密にしたい(公開したくない)知人の顔画像と同一か否か判断される(ステップC11)。
【0086】
ここで、一定以上の類似度ではないと判断されると、前記指定のサーチ顔画像12g3(1)である秘密にしたい(公開したくない)知人の顔画像については、前記元の撮影画像データ12h1b−1の中に存在しないことが登録される(ステップC11→C12)。
【0087】
すると、次のサーチ顔画像12g3(2)が指定され(ステップC13→C14)、前記同様に、この指定のサーチ顔画像12g3(2)について最も高い類似度が得られた候補顔画像(被写体顔画像)Hnが検知され(ステップC10)、その類似度が予め設定された一定以上の類似度であるか否か判断される(ステップC11)。
【0088】
そして、例えば図6(A)で示した元の撮影画像12h1b−1において、図3で示した前記指定のサーチ顔画像12g3(1)である秘密にしたい(公開したくない)知人の顔画像について最も高い類似度が得られた候補顔画像(被写体顔画像)H1が、一定以上の類似度であって同一人物の顔画像であると特定判断された場合には、当該特定顔画像(被写体顔画像)H1の撮影画像データ12h1b−1上での顔画像部分H1が、置き換え対象の特定顔画像位置として特定顔画像位置登録メモリ12cに登録される(ステップC11→C15)。
【0089】
こうして、前記シークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3に登録されている秘密にしたい(公開したくない)全てのサーチ顔画像12g3(1),(2),…について、前記元の撮影画像データ12h1b−1の中から抽出された隠蔽すべき顔画像(被写体顔画像)H1,H2,…として存在するか否か判断され、当該元の撮影画像データ12h1b−1について、例えば図6(A)で示した抽出顔画像H1が隠蔽すべき置き換え対象の特定顔画像として位置登録されると(ステップC10〜C15)、この元の撮影画像データ12h1b−1についての撮影顔画像特定処理(ステップSC)が終了される。
【0090】
すると、前記撮影画像12h1b−1において特定された置き換え対象の顔画像H1であるシークレット顔画像12g3(1)に対応付けられて設定された別顔No.(1)に従い、図2で示した別顔画像メモリ12eに記憶されている別顔画像12e(1)が読み出されて表示される(ステップS2)。
【0091】
ここで、現在表示中の別顔画像12e(1)に置き換えて前記撮影画像12h1b−1から特定されたシークレット顔画像H1(12g3(1))を隠蔽するか否かが、ユーザ操作に応じて判断され(ステップS3)、当該表示中の別顔画像12e(1)に置き換えしない場合には、別顔画像メモリ12eに記憶されている他の別顔画像12e(n)が選択表示され、任意の別顔画像12e(n)が選択されて指定される(ステップS4)。
【0092】
一方、現在表示中の別顔画像12e(1)に置き換えて前記撮影画像12h1b−1から特定されたシークレット顔画像H1(12g3(1))を隠蔽することが操作判断された場合には、特定顔画像位置登録メモリ12cに登録された撮影画像データ12h1b−1についての特定顔画像部分H1に基づき、当該撮影画像データ12h1b−1の特定顔画像部分H1に対して、前記別顔画像メモリ12eから読み出されて表示されている別顔画像12e(1)が置き換えられ、図6(A1)に示すような、合成画像12h1c−1が作成される(ステップS5)。
【0093】
なお、前記元の撮影画像12h1b−1における特定顔画像H1について、対応する別の顔画像12e(1)に置き換え合成するときには、当該撮影画像データ12h1b−1の特定顔画像H1のサイズに合わせて拡大/縮小した別顔画像12e(1)にして置き換え合成される。
【0094】
すなわち、図6(A)で示した、秘密画像ファイル12h1bに保存された元の撮影画像データ12h1b−1について、その抽出顔画像H1がシークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3に登録されているシークレット顔画像12g3(1)と類似度が高く隠蔽すべき顔画像H1として特定されると、当該顔画像H1(12g3(1))は、このシークレット顔画像12g3(1)に対応付けられて設定された別顔No.(1)に基づき、図6(A1)に示すように、別顔画像メモリ12eから読み出された別顔画像12e(1)に置き換えられた合成画像12h1c−1が作成され(ステップS5)、この合成画像12h1c−1は、指定のファイル名(12h1a)に対応するところの公開画像ファイル12h1cに記憶保存される(ステップS6)。
【0095】
こうした合成画像作成処理(ステップBS(S1〜S6))により、デジカメ撮影画像メモリ12bに記憶保持された指定の画像ファイルの中の最初の撮影画像データ12b1について、秘密画像ファイル12h1bへの元の撮影画像12h1b−1としての保存、およびその隠蔽すべき顔画像Hnの特定に基づいた合成画像12h1c−1の作成と、対応する公開画像ファイル12h1cへの保存が完了すると、前記デジカメ撮影画像メモリ12bから当該指定の画像ファイルの中の次の撮影画像データ12b2(図6(B)参照)が読み出される(ステップB3→B4)。
【0096】
すると、この撮影画像データ12b2についても、前記同様の合成画像作成処理が実行され(ステップBS)、秘密画像ファイル12h1bへの元の撮影画像12h1b−2としての保存、およびその隠蔽すべき顔画像Hnの特定に基づいた合成画像12h1c−2の作成と、対応する公開画像ファイル12h1cへの保存が行われる。
【0097】
すなわち、図6(B)で示した、秘密画像ファイル12h1bに保存された元の撮影画像データ12h1b−2について、その抽出顔画像H1が前記同様にシークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3に登録されているシークレット顔画像12g3(1)と類似度が高く隠蔽すべき顔画像H1として特定されると、当該顔画像H1(12g3(1))は、このシークレット顔画像12g3(1)に対応付けられて設定された別顔No.(1)に基づき、図6(B1)に示すように、別顔画像メモリ12eから読み出された別顔画像12e(1)に置き換えられた合成画像12h1c−2が作成され(ステップS5)、この合成画像12h1c−2は、指定のファイル名(12h1a)に対応するところの公開画像ファイル12h1cに記憶保存される(ステップS6)。
【0098】
さらに、図6(C)で示した、元の撮影画像データ12h1b−3についても、前記同様に処理され、図6(C1)に示すようなシークレット顔画像H1(12g3(1))が別顔画像12e(1)に置き換えられた合成画像12h1c−3が作成されて公開画像ファイル12h1cに記憶保存される(ステップB3,B4,BS(S1〜S6))。
【0099】
この後、デジカメ撮影画像メモリ12bに記憶されている指定の画像ファイルの中の全ての撮影画像データ12b1,12b2,…について、前記同様に合成画像作成処理が繰り返されることで(ステップBS,B3,B4)、各撮影画像データ12b1,12b2,…それぞれの秘密画像ファイル12h1bへの元の撮影画像12h1b−1,−2,…としての保存、およびその隠蔽すべき顔画像Hnの特定に基づいた合成画像12h1c−1,−2,…の作成と、対応する公開画像ファイル12h1cへの保存が完了すると、前記秘密画像ファイル12h1bの読み出しキーとなる個人認証データ12h1a(指紋、パスワードなど)が認証情報入力部17xから入力されて同一ファイル名の撮影画像ファイル12h1に登録設定される(ステップB5)。
【0100】
なお、図7で示す撮影画像ファイルは、前記図6で示した撮影画像ファイルとはファイル名の異なる他の撮影画像ファイルであり、図7(A)(B)(C)で示す撮影画像ファイル12b1,12b2,12b3,…についても、前記同様の公開/秘密画像設定処理(ステップB1〜B5)に従い、撮影画像ファイル12h2の秘密画像ファイル12h2bに対して元の撮影画像12h2b−1,12h2b−2,12h2b−3,…として保存される。そして、この元の撮影画像12h2b−1,12h2b−2,12h2b−3については、それぞれ抽出された顔画像H1,H2が、シークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3(図3参照)に登録されているシークレット顔画像12g3(2),12g3(3)と類似度が高いとして置き換え対象の顔画像H1,H2に特定される。すると、このシークレット顔画像12g3(2),12g3(3)に対応付けられて設定された別顔No.(2),(3)に従い、図7(A1)(B1)(C1)に示すように、前記特定顔画像H1,H2が別顔画像12e(2),12e(3)に置き換えられてなる合成画像12h2c−1,12h2c−2,12h2c−3が作成され、撮影画像ファイル12h2の公開画像ファイル12h2cに保存されると共に、秘密画像ファイル12h2bについての認証データ12h2aが対応設定される。
【0101】
このようにして、撮影した各撮影画像ファイルの元の撮影画像12h1b−1,−2,…(12h2b−1,12h2b−2,…)が撮影画像ファイル(1)12h1((2)12h2)における秘密画像ファイル12h1b(12h2b)に保存され、また当該各撮影画像12h1b−1,−2,…(12h2b−1,−2,…)内で秘密にしたい(公開したくない)被写体の顔画像Hnをシークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3に登録されている第三者に秘密の知人の顔画像データ12g(1)(2)(3)に基づき特定し、これを予め対応設定または選択指定された別顔画像12e(1)(2)(3)に置き換えてなる合成画像12h1c−1,−2,…(12h2c−1,−2,…)を作成して撮影画像ファイル(1)12h1((2)12h2)における公開画像ファイル12h1c(12h2c)に対応保存すると共に、その個人認証データ12h1a(12h2a)も対応付けて設定された状態で、これらの画像ファイルを表示部19の表示画面に表示させて見るには、図12における画像表示処理が起動される。
【0102】
図12は前記画像出力装置10の画像表示処理を示すフローチャートであり、同図(A)はその画像表示処理(方式1)を示すフローチャート、同図(B)はその画像表示処理(方式2)を示すフローチャートである。
【0103】
画像表示処理(方式1)の場合には、入力部16での入力操作により表示させるべき画像ファイルのファイル名が指定されると(ステップD11)、認証情報入力部17xからユーザ認証情報が入力されたか否か判断される(ステップD12)。
【0104】
ここで、ユーザ認証情報の入力がないと判断された場合には、前記指定のファイル名に対応するところの撮影画像ファイル12hnにおける公開画像ファイル12hnc内の合成画像が読み出され、例えば図6(A1)(B1)(C1)あるいは図7(A1)(B1)(C1)で示したように、第三者に見られたくない(公開したくない)秘密の被写体の顔画像Hnを、例えば予めその本人によって選択設定された対応する別の顔画像12e(n)に置き換えてなる合成画像12hnc−1,−2,−3,…として表示出力される(ステップD13)。
【0105】
一方、前記ステップD12において、ユーザ認証情報の入力がされたと判断されると共に、当該入力されたユーザ認証情報が前記指定のファイル名に対応するところの撮影画像ファイル12hnに登録された認証データ12hnaと一致する正しい認証情報であると判断された場合には(ステップD14)、該当の撮影画像ファイル12hnにおける秘密画像ファイル12hnb内の撮影画像が読み出され、例えば図6(A)(B)(C)あるいは図7(A)(B)(C)で示したように、何ら隠蔽合成していない元の撮影画像12hnb−1,−2,−3として表示出力される(ステップD15)。
【0106】
一方、前記ステップD14において、入力されたユーザ認証情報が前記指定のファイル名に対応するところの撮影画像ファイル12hnに登録された認証データ12hnaと一致せず不正な認証情報であると判断された場合には、前記認証情報が入力されない場合(ステップD12)と同様に、該当の撮影画像ファイル12hnにおける公開画像ファイル12hnc内の合成画像が読み出され、図6(A1)(B1)(C1)あるいは図7(A1)(B1)(C1)で示したように、第三者に見られたくない(公開したくない)秘密の被写体の顔画像Hnを、例えば予めその本人によって選択設定された対応する別の顔画像12e(n)に置き換えてなる合成画像12hnc−1,−2,…として表示出力される(ステップD13)。
【0107】
この画像表示処理(方式1)によれば、ファイル名の指定と共に正しいユーザ認識情報が入力された場合には、指定ファイル名の撮影画像ファイル12hnにおける秘密画像ファイル12hnbから合成処理していない元の撮影画像12hnb−1,−2,…が読み出されて表示されるようになり、またユーザ認識情報が入力されない場合や不正な認識情報が入力された場合には、指定ファイル名の撮影画像ファイル12hnにおける公開画像ファイル12hncから、秘密の被写体顔画像Hnを対応設定されたアニメ顔などの別の顔画像12e(n)に置き換えて合成処理した画像12hnc−1,−2,…が読み出されて表示されるようになり、シークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3に登録されている自分の恋人など、第三者には秘密の被写体を写した撮影画像が保存されている場合でも、安心して第三者の操作に任せて画像の表示を行わせることができる。
【0108】
画像表示処理(方式2)の場合には、入力部16での入力操作により表示させるべき画像ファイルのファイル名が指定されると(ステップD21)、当該指定のファイル名に対応するところの撮影画像ファイル12hnにおける公開画像ファイル12hnc内の合成画像が読み出され、例えば図6(A1)(B1)(C1)あるいは図7(A1)(B1)(C1)で示したように、第三者に見られたくない(公開したくない)秘密の被写体の顔画像画像Hnが、例えば予めその本人によって選択設定された対応するアニメ顔などの別の顔画像12e(n)に置き換えられた合成画像12hnc−1,−2,…として表示出力される(ステップD22)。
【0109】
すると、この公開画像ファイル12hncによる合成画像12hnc−1,−2,…の表示出力状態にあって、認証情報入力部17xからユーザ認証情報が入力されたか否か判断される(ステップD23)。
【0110】
ここで、ユーザ認証情報の入力がないと判断された場合には、前記公開画像ファイル12hncによる合成画像12hnc−1,−2,…の表示出力状態がそのまま維持される(ステップD23(No))。
【0111】
一方、前記ステップD23において、ユーザ認証情報の入力がされたと判断されると共に、当該入力されたユーザ認証情報が前記指定のファイル名に対応するところの撮影画像ファイル12hnに登録された認証データ12hnaと一致する正しい認証情報であると判断された場合には(ステップD24)、該当の撮影画像ファイル12hnにおける秘密画像ファイル12hnb内の撮影画像が読み出され、例えば図6(A)(B)(C)あるいは図7(A)(B)(C)で示したように、何ら隠蔽合成していない元の撮影画像12hnb−1,−2,…として表示出力される(ステップD25)。
【0112】
この画像表示処理(方式2)によれば、ファイル名の指定に応じて、まず当該指定ファイル名の撮影画像ファイル12hnにおける公開画像ファイル12hncから、秘密の被写体顔画像Hnを対応する別の顔画像12e(n)に置き換えて合成処理した画像12hnc−1,−2,…が読み出されて表示され、この後、正しいユーザ認識情報が入力された場合は、同一撮影画像ファイル12hnにおける秘密画像ファイル12hnbから合成処理していない元の撮影画像12hnb−1,−2,…が読み出されて表示されるので、デジタルカメラ付き携帯電話10Aやデジタルカメラ10Bとしての本画像出力装置10を第三者の操作に任せて画像の表示を行わせたとしても、シークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3に登録されている自分の恋人などが写っている第三者には秘密の撮影画像については当該秘密の被写体の顔画像を対応するアニメ顔などの別顔画像12e(n)に置き換えて合成処理した合成画像12hnc−1,−2,…として表示でき、正しい認証情報を知っているユーザ本人だけがその元の撮影画像12hnb−1,−2,…を表示させて見ることができる。
【0113】
なお、本実施形態では、秘密画像ファイル12hnbに保存される元の撮影画像12hnb−1,−2,…について、シークレット用フォトアドレス帳メモリ12gに登録されている第三者に秘密の知人の顔画像データ12g3(n)に基づき隠蔽すべき顔画像Hnを特定し、これを対応アニメ顔などの別顔画像12e(n)で置き換えてなる合成画像12hnc−1,−2,…を作成して公開画像ファイル12hncに記憶させておき、正しいユーザ認証情報12hnaが入力されない状態では、この公開画像ファイル12hncに記憶させた合成画像12hnc−1,−2,…を表示させることで、第3者には秘密の被写体の顔画像Hnを見せずにその撮影画像の雰囲気が分かるような表示を行う構成としたが、公開画像ファイル12hncには秘密画像ファイル12hnbに保存される元の撮影画像12hnb−1,−2,…のそれぞれに対応付けた隠蔽すべき顔画像Hnの特定位置とこれに置き換えて合成すべき別顔画像の種類(12e(n))だけを記憶させておき、この公開画像ファイル12hncの出力に際して前記元の撮影画像12hnb−1,−2,…に対する特定顔画像Hnの置き換え合成処理をその都度行い表示出力する構成としてもよい。
【0114】
したがって、前記構成の画像出力装置10による公開/秘密画像設定表示機能によれば、画像入力部17を介して撮影されデジカメ撮影画像メモリ12bに記憶された画像ファイルの各撮影画像データ12b1,12b2,…を、元の撮影画像12hnb−1,−2,…としてそのファイル名及びユーザ認証データ12hnaに対応付けて秘密画像ファイル12hnbとして保存すると共に、元の撮影画像12hnb−1,−2,…について、シークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3に登録されている秘密の人物の顔画像Hnを特定して、予め対応設定されたアニメ顔など別顔画像12e(n)で置き換え処理した合成画像12hnc−1,−2,…を容易に作成して公開画像ファイル12hncに保存する。そして、画像の表示操作(方式2)に伴いファイル名が指定されると、指定のファイル名に対応する撮影画像ファイル(n)12hn内の公開画像ファイル12hncから前記合成画像12hnc−1,−2,…が読み出されて表示され、正しいユーザ認証データ12hnaが入力されることで、前記秘密画像ファイル12hnbに保存された元の撮影画像12hnb−1,−2,…が読み出されて表示されるので、撮影画像ファイルの中から秘密人物の顔画像を容易に特定して対応設定された別の顔画像に置き換え合成できるだけでなく、第三者の操作によって元の撮影画像12hnb−1,−2,…がそのまま表示されるのを防止することができ、しかも合成画像12hnc−1,−2,…であっても、秘密の被写体の顔画像Hnは例えばその本人に対応したアニメ顔などによって置き換えられて合成されているので、撮影の構図やその雰囲気については十分第3者にも表現することができる。
【0115】
一方、画像の表示操作(方式1)に伴いファイル名が指定されると共に、正しいユーザ認証データ12hnaが入力された場合には、指定のファイル名に対応する撮影画像ファイル(n)12hn内の元の撮影画像12hnb−1,−2,…が読み出されて表示され、正しいユーザ認証データ12hnaが入力されなかった場合には、同一撮影画像ファイル(n)12hn内の公開画像ファイル12hncから秘密の被写体顔画像Hnを予め対応設定されたアニメ顔などの別顔画像12e(n)に置き換えて合成処理した合成画像12hnc−1,−2,…が読み出されて表示されるので、ユーザ本人によってのみ元の撮影画像12hnb−1,−2,…をそのまま表示させて見ることができ、第三者であっても保存画像の表示操作を安心して行わせることができる。
【0116】
また、前記構成の画像出力装置10による合成画像作成処理に伴う撮影顔画像特定機能によれば、秘密画像ファイル12hnbに保存される元の撮影画像12hnb−1,−2,…についての隠蔽すべき人物の顔画像Hnの特定は、当該元の撮影画像12hnb−1,−2,…からの輪郭処理又は肌色円形部分の抽出処理によって得られる各被写体の顔画像Hnと、シークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3に登録されている第3者には知られたくない(公開したくない)秘密の知人の顔画像データ12g3(n)との類似度判断に基づき行われるので、秘密人物の顔画像Hnを特定すべき複数枚の撮影画像12hnb−1,−2,…に対しても容易にその秘密の知人である顔画像Hnを特定して別顔画像14e(n)に置き換え合成画像12hnc−1,12hnc−2,…を作成することができる。
【0117】
また、前記構成の画像出力装置10では、元の撮影画像12hnb−1,−2,…から特定された秘密の顔画像Hnとの置き換えのために用意された別顔画像14e(n)は、例えば当該秘密の顔画像Hnの本人によってその男性/女性が対応するアニメの類似顔画像に設定したり、異なる感じのアニメ顔に設定したりするのと共に、これを選択可能にすることで、秘密の顔画像Hnに応じた種々の別顔画像12e(n)によって合成画像12hnc−1,−2,…を作成できる。
【0118】
なお、前記実施形態の画像出力装置10では、デジタルカメラ付き携帯電話10Aやデジタルカメラ10Bのその本体において、撮影した画像ファイルの元の撮影画像12hnb−1,−2,…を秘密画像ファイル12hnbに保存すると共に、当該元の撮影画像12hnb−1,−2,…それぞれにおける秘密人物の顔画像Hnを予め対応設定したアニメ顔などの別顔画像12e(n)に置き換え処理した合成画像12hnc−1,−2,…を作成して公開画像ファイル12hncに保存する。そして、この撮影装置10A,10B本体での画像表示操作に伴い、正規のユーザ認証データ12hnaが入力された場合には前記秘密画像ファイル12hnbに保存された元の撮影画像12hnb−1,−2,…を表示出力し、正規のユーザ認証データ12hnaが入力されない場合には前記公開画像ファイル12hncに保存された合成画像12hnc−1,−2,…を表示出力する構成としたが、次の第2実施形態において説明するように、インターネットなどの通信ネットワークN上にあるWebサーバ30において前記同様の撮影画像ファイルの各撮影画像に対する合成画像作成機能や保存機能を持たせ、このWebサーバ30に対する各通信端末からのアクセスに伴い、正規のユーザ認証データが入力されたか否かによって、前記同様に元の撮影画像か又はその合成画像を選択出力する構成としてもよい。
【0119】
(第2実施形態)
図13は本発明の第2実施形態に係る画像配信サーバ30の構成を示すブロック図である。
【0120】
この画像配信サーバ30は、各種の記録媒体に記録されたプログラム、又は、伝送されたプログラムを読み込んで、その読み込んだプログラムによって動作が制御されるコンピュータによって構成され、その電子回路には、CPU(central processing unit)31が備えられる。
【0121】
CPU31は、メモリ32内に予め記憶されたサーバ制御プログラム、あるいはCD−ROMなどの外部記録媒体33から記録媒体読取部34を介して前記メモリ32に読み込まれたサーバ制御プログラム、あるいはインターネットN上の他のWebサーバ(この場合はプログラムサーバ)から電送制御部35を介して前記メモリ32に読み込まれたサーバ制御プログラムに応じて、回路各部の動作を制御するもので、前記メモリ32に記憶されたサーバ制御プログラムは、電送制御部35を介して接続されるインターネットN上の各通信端末(デジタルカメラ付き携帯電話10A、通信機能付きデジタルカメラ10B、その他PC(personal computer)端末)などや他のWebサーバとの通信信号に応じて起動される。
【0122】
前記CPU31には、前記メモリ32、記録媒体読取部34、電送制御部35が接続される他に、LCDからなる表示部36などが接続される。
【0123】
そして、メモリ32には、当該画像配信サーバ30の全体の動作を司るシステムプログラムや電送制御部35を介してインターネットN上の各通信端末(デジタルカメラ付き携帯電話10A、通信機能付きデジタルカメラ10B、その他PC(personal computer)端末などや他のWebサーバとデータ通信するための通信プログラムが記憶される他に、前記インターネットN上の各通信端末(10A,10Bなど)とのアクセスに基づき、それぞれそのユーザ端末毎の撮影画像ファイル32Hn,…を生成管理し、撮影画像データを保存・配信したり、当該撮影画像内の秘密にしたい(公開したくない)被写体の顔画像の特定とこの特定顔画像を別顔画像に置き換えることによる合成画像の作成処理や保存・配信処理などを行うための画像出力処理プログラム32aなどが記憶される。
【0124】
従って、この画像配信サーバ30のメモリ32にも、前記画像出力装置10のメモリ12と同様に、各ユーザ端末から受信された撮影画像ファイルが一時記憶される受信撮影画像メモリ32b、この受信された撮影画像ファイルについて合成画像を作成するための特定顔画像位置登録メモリ32c、別顔画像メモリ32eなどが用意され、さらに、各ユーザ端末毎の管理ファイル32hとして、フォトアドレス帳メモリ32g(ビジネス1,プライベート2,シークレット3)、撮影画像ファイル32h1,32h2,…などが用意される。
【0125】
各ユーザ端末毎の撮影画像ファイル(1)32h1,(2)32h2,…には、そのそれぞれのファイル(1)(2)…毎に、ファイル名:ユーザ認証データ(指紋画像やパスワードなど)32h1a,32h2a,…に対応付けされた秘密画像ファイル32h1b,32h2b,…と公開画像ファイル32h1c,32h2c,…とが用意される。
【0126】
秘密画像ファイル32h1b,32h2b,…には、アクセス元のユーザ端末(10Aや10Bなど)から受信され前記受信撮影画像メモリ32bに記憶された撮影画像ファイル内の各撮影画像データがそのまま元の撮影画像32hnb−1,−2,…として記憶保存され、公開画像ファイル32h1c,32h2c,…には、前記秘密画像ファイル32h1b,32h2b,…に記憶された元の撮影画像32hnb−1,−2,…それぞれの秘密の被写体顔画像を予め対応設定あるいは選択された別顔画像(32e(n))に置き換え処理した合成画像32hnc−1,−2,…が記憶保存される。
【0127】
この秘密画像ファイル32h1b,32h2b,…に保存される元の撮影画像データ32hnb−1,−2,…と公開画像ファイル32h1c,32h2c,…に保存される合成画像データ32hnc−1,−2,…との関係については、前記第1実施形態にて説明した画像出力装置10と同様であるためその説明を省略する。
【0128】
このような構成の画像配信サーバ30をインターネットなどの通信ネットワークN上に開設し、各ユーザ端末としてのデジタルカメラ付き携帯電話10Aや通信機能付きデジタルカメラ10Bなどとの通信を行い、各ユーザ端末におけるフォトアドレス帳データや撮影画像ファイルを取り込み当該画像配信サーバ30において前記第1実施形態の画像出力装置10と同様に管理することで、各ユーザ端末32hn…毎に元の撮影画像32hnb−1,−2,…に対応付けて容易に合成画像32hnc−1,−2,…を生成保存することができ、またこれらの保存画像を各ユーザ端末からの要求に応じて配信することができる。
【0129】
この場合、各ユーザファイル32hn…に保存された秘密画像ファイル32hnb内の元の撮影画像32hnb−1,−2,…は、その何れも各対応するユーザ端末の認証データ32hnaが入力一致判断された場合にのみ読み出されて配信される。
【0130】
したがって、前記構成の画像配信サーバ30において各ユーザ端末との間でアクセスしながら実施される公開/秘密画像設定機能やこれに伴う合成画像作成機能、そして画像配信機能によれば、ユーザ端末とのアクセスに伴い受信されたユーザ名:ファイル名:ユーザ認証データ32hnaに対応付けて、撮影受信された画像ファイル32b1,32b2,…中の元の撮影画像32hnb−1,−2,…を秘密画像ファイル32hnbとして保存すると共に、元の撮影画像32hnb−1,−2,…における秘密人物の顔画像Hnを当該ユーザ毎のフォトアドレス帳メモリ32gに登録されたシークレットの顔画像(32g3(n))に基づき容易に特定して別顔画像32e(n)に置き換え処理した合成画像32hnc−1,−2,…を作成し公開画像ファイル32hncに保存する。この後、ユーザ端末からのアクセスに伴いファイル名が指定されると、該当ユーザのファイル名32hnaに対応する撮影画像ファイル(n)32hn内の公開画像ファイル32hncから秘密人物の特定顔画像Hnを別顔画像32e(n)で置き換え処理した合成画像32hnc−1,−2,…が読み出されて配信され、正しいユーザ認証データ32hnaが入力されることで、前記秘密画像ファイル32hnbに保存された元の撮影画像32hnb−1,−2,…が読み出されて配信されるので、第三者端末からのアクセス操作によって元の撮影画像32hnb−1,−2,…がそのまま配信出力されるのを防止することができ、しかも合成画像32hnc−1,−2,…であっても、秘密人物の顔画像Hnはその本人に応じたアニメ顔などに置き換えられて合成されているので、撮影の構図やその雰囲気については配信先の第3者にも十分表現することができる。
【0131】
なお、この画像配信サーバ30では、特定会員用のHP(ホームページ)からの端末アクセスに基づき撮影画像の配信要求があった場合には、各会員ユーザファイル32hn…に保存された秘密画像ファイル32hnb内の元の撮影画像32hnb−1,−2,…を出力配信し、一般会員用のHP(ホームページ)からの端末アクセスに基づき撮影画像の配信要求があった場合には、各会員ユーザファイル32hn…に保存された公開画像ファイル32hnc内の合成画像32hnc−1,−2,…を出力配信する構成としてもよい。
【0132】
なお、前記各実施形態において記載した画像出力装置10や画像配信サーバ30による各処理の手法、すなわち、図8のフローチャートに示す画像撮影処理、図9のフローチャートに示す公開/秘密画像設定処理、図10のフローチャートに示す当該公開/秘密画像設定処理に伴う合成画像作成処理、図11のフローチャートに示す当該合成画像作成処理に伴う撮影顔画像特定処理、図12のフローチャートに示す画像表示処理等の各手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記録媒体13(33)に格納して配布することができる。そして、通信ネットワーク(インターネット)Nとの通信機能を備えた種々のコンピュータ端末は、この外部記録媒体13(33)に記憶されたプログラムを記録媒体読取部14(34)によってメモリ12(32)に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記各実施形態において説明した公開/秘密画像設定・表示(配信)機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
【0133】
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワーク(インターネット)N上を伝送させることができ、この通信ネットワーク(インターネット)Nに接続されたコンピュータ端末から前記のプログラムデータを取り込み、前述した公開/秘密画像設定・表示(配信)機能を実現することもできる。
【0134】
なお、本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
【0135】
【発明の効果】
以上のように、本発明の請求項1に係る画像出力装置によれば、サーチ顔画像記憶手段によりサーチ顔画像が記憶され、別顔画像記憶手段により別顔画像が記憶され、撮影画像記憶手段により撮影画像が記憶される。そして、顔画像特定手段によって前記撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像の中から前記サーチ顔画像記憶手段により記憶されたサーチ顔画像に対応した顔画像が特定される。すると、合成画像作成手段によって前記特定された顔画像を前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像に置き換えた合成画像が作成され、合成画像出力手段によって出力されるので、撮影画像の中の例えば秘密の人物の顔画像を、サーチ顔画像に基づき容易に特定しこれを別顔画像に置き換えた合成画像を作成でき、この合成画像を出力できるようになる。
【0136】
また、本発明の請求項2に係る画像出力装置によれば、サーチ顔画像記憶手段によってサーチ顔画像が記憶され、別顔画像記憶手段によって別顔画像が記憶され、撮影画像記憶手段によって撮影画像が記憶される。そして、顔画像特定手段によって前記撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像の中から前記サーチ顔画像記憶手段により記憶されたサーチ顔画像に対応した顔画像が特定され、合成画像作成手段によって前記顔画像特定手段により特定された顔画像を前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像に置き換えた合成画像が作成され、合成画像記憶手段によって記憶される。すると、合成画像出力手段によって外部からの画像出力要求に応答して前記合成画像記憶手段により記憶された合成画像が出力され、また撮影画像出力手段によって外部からの画像出力要求に伴う認証情報の入力に応答して、前記撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像が出力されるので、撮影画像の中の例えば秘密の人物の顔画像を、サーチ顔画像に基づき容易に特定しこれを別顔画像に置き換えた合成画像を作成できるばかりでなく、通常の画像出力要求時には当該合成画像を出力でき、撮影者本人などの認証情報が入力された場合にのみ元の撮影画像を出力できるようになる。
【0137】
また、本発明の請求項3に係る画像出力装置によれば、サーチ顔画像記憶手段によってサーチ顔画像が記憶され、別顔画像記憶手段によって別顔画像が記憶され、撮影画像記憶手段によって撮影画像が記憶される。そして、顔画像特定手段によって前記撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像の中から前記サーチ顔画像記憶手段により記憶されたサーチ顔画像に対応した顔画像が特定され、合成画像作成手段によって前記顔画像特定手段により特定された顔画像を前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像に置き換えた合成画像が作成され、合成画像記憶手段によって記憶される。すると、画像出力手段によって外部からの画像出力要求に伴い正規の認証情報が入力された場合には前記撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像が出力され、外部からの画像出力要求に伴い正規の認証情報が入力されない場合には前記合成画像記憶手段により記憶された合成画像が出力されるので、撮影画像の中の例えば秘密の人物の顔画像を、サーチ顔画像に基づき容易に特定しこれを別顔画像に置き換えた合成画像を作成できるばかりでなく、撮影者本人などの正規の認証情報が入力された場合には元の撮影画像を出力でき、正規の認証情報が入力されない場合にはその合成画像を出力できるようになる。
【0138】
また、本発明の請求項4に係る画像出力装置によれば、サーチ顔画像記憶手段によってサーチ顔画像が記憶され、別顔画像記憶手段によって別顔画像が記憶され、撮影画像記憶手段によって撮影画像が記憶される。そして、顔画像特定手段によって前記撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像の中から前記サーチ顔画像記憶手段により記憶されたサーチ顔画像に対応した顔画像が特定され、特定顔画像部記憶手段によって前記特定された撮影画像の中の顔画像部分が記憶される。すると、撮影画像出力手段によって外部からの画像出力要求に伴い正規の認証情報が入力された場合には前記撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像が出力され、また、外部からの画像出力要求に伴い正規の認証情報が入力されない場合には、合成画像作成手段によって前記特定顔画像部記憶手段により記憶された撮影画像の中の顔画像部分に従いその特定された顔画像を前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像に置き換えた合成画像が作成されると共に、合成画像出力手段によって出力されるので、撮影者本人などの正規の認証情報が入力された場合には撮影した元の撮影画像を出力でき、正規の認証情報が入力されない場合には撮影画像の中の例えば秘密の人物の顔画像を、サーチ顔画像に基づき容易に特定しこれを別顔画像に置き換えた合成画像を作成して出力できるようになる。
【0139】
また、本発明の請求項5に係る画像出力装置によれば、前記請求項1ないし請求項4の何れか1項に係る画像出力装置にあって、前記別顔画像記憶手段により記憶される別顔画像は、前記サーチ顔画像記憶手段により記憶されるサーチ顔画像に対応付けられて記憶され、前記合成画像作成手段では、前記撮影画像の中の特定された顔画像を当該特定顔画像に対応したサーチ顔画像に対応付けられて前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像に置き換えた合成画像が作成されるので、撮影画像の中の例えば秘密の人物の顔画像を、サーチ顔画像に基づき容易に特定しこれを当該サーチ顔画像に応じたアニメ顔などの別顔画像に置き換えた合成画像を作成できるようになる。
【0140】
また、本発明の請求項6に係る画像出力装置によれば、前記請求項5に係る画像出力装置にあって、前記合成画像作成手段は、前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像の1つを選択する別顔画像選択手段を有し、前記撮影画像の中の特定された顔画像を当該特定顔画像に対応したサーチ顔画像に対応付けられて前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像または前記別顔画像選択手段により選択された別顔画像に置き換えて合成画像を作成するので、撮影画像の中の例えば秘密の人物の顔画像を、サーチ顔画像に基づき容易に特定しこれを当該サーチ顔画像に応じたアニメ顔などの別顔画像か又は任意選択した別顔画像に置き換えた合成画像を作成できるようになる。
【0141】
また、本発明の請求項7に係る画像出力装置によれば、請求項1ないし請求項6の何れか1項に係る画像出力装置にあって、前記合成画像作成手段による前記撮影画像の中の特定された顔画像の別顔画像への置き換えは、当該特定顔画像のサイズに別顔画像のサイズを合わせて置き換えられるので、撮影画像の中の例えば秘密の人物の顔画像を、サーチ顔画像に基づき容易に特定しこれを当該特定顔画像のサイズに合わせた別顔画像に置き換えた合成画像を作成できるようになる。
【0142】
また、本発明の請求項8に係る画像出力装置によれば、前記請求項1ないし請求項7の何れか1項に係る画像出力装置にあって、さらに、デジタルカメラなどの撮影手段を備え、この撮影手段により撮影された撮影画像に基づいて、当該撮影画像が撮影画像記憶手段により記憶されたり、この撮影画像中のサーチ顔画像が別顔画像に置き換え合成されて合成画像出力手段により出力されるようになる。
【0143】
よって、撮影画像中の隠したい顔画像を容易に探し出し、画像合成して出力することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る画像出力装置10の電子回路の構成を示すブロック図。
【図2】前記画像出力装置10の別顔画像メモリ12eに記憶された各種の別画像(1),(2),…を示す図。
【図3】前記画像出力装置10のフォトアドレス帳メモリ12gに記憶された各フォトアドレスデータの内容を示す図。
【図4】前記画像出力装置であるデジタルカメラ付き携帯電話10Aの外観構成を示す図であり、同図(A)はその全体斜視図、同図(B)はその部分拡大図。
【図5】前記画像出力装置であるデジタルカメラ10Bとそのクレードル15xの外観構成を示す図。
【図6】前記画像出力装置10の公開/秘密画像設定処理に伴い撮影画像ファイル12h1にユーザ認証データ12h1aを対応付けて保存管理される秘密画像ファイル12h1bと公開画像ファイル12h1cを示す図であり、同図(A)(B)(C)は秘密画像ファイル12h1bに保存管理された元の撮影画像12h1b−1,12h1b−2,12h1b−3を示す図、同図(A1)(B1)(C1)はそれぞれその隠蔽すべき特定の顔画像を別顔画像に置き換えて公開画像ファイル12h1cに保存管理された合成画像12h1c−1,12h1c−2,12h1c−3を示す図。
【図7】前記画像出力装置10の公開/秘密画像設定処理に伴い撮影画像ファイル12h2にユーザ認証データ12h2aを対応付けて保存管理される秘密画像ファイル12h2bと公開画像ファイル12h2cを示す図であり、同図(A)(B)(C)は秘密画像ファイル12h2bに保存管理された元の撮影画像12h2b−1,12h2b−2,12h2b−3を示す図、同図(A1)(B1)(C1)はそれぞれその隠蔽すべき特定の顔画像を別顔画像に置き換えて公開画像ファイル12h2cに保存管理された合成画像12h2c−1,12h2c−2,12h2c−3を示す図。
【図8】前記画像出力装置10による画像撮影処理を示すフローチャート。
【図9】前記画像出力装置10による公開/秘密画像設定処理を示すフローチャート。
【図10】前記画像出力装置10の公開/秘密画像設定処理に伴う合成画像作成処理を示すフローチャート。
【図11】前記画像出力装置10の合成画像作成処理に伴う撮影顔画像特定処理を示すフローチャート。
【図12】前記画像出力装置10の画像表示処理を示すフローチャートであり、同図(A)はその画像表示処理(方式1)を示すフローチャート、同図(B)はその画像表示処理(方式2)を示すフローチャート。
【図13】本発明の第2実施形態に係る画像配信サーバ30の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
10 …画像出力装置
10A…デジタルカメラ付き携帯電話
10B…通信機能付きデジタルカメラ
30 …画像配信サーバ
11、31…CPU
12、32…メモリ
12a、32a…画像出力処理プログラム
12b(32b)…デジカメ(受信)撮影画像メモリ
12c、32c…特定顔画像位置登録メモリ
12e、32e…別顔画像メモリ
12g、32g…フォトアドレス帳メモリ
12hna、32hna…ファイル名:ユーザ認証データ
12hnb、32hnb…秘密画像ファイル(元の撮影画像)
12hnc、32hnc…公開画像ファイル(合成画像)
13、33…外部記録媒体
14、34…記録媒体読取部
15、35…電送制御部
16 …入力部
17 …画像入力部(デジタルカメラ)
17x…認証情報入力部
18 …距離センサ
19、36…表示部
20 …画像出力部
21 …Webサーバ
N …通信ネットワーク(インターネット)
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラやカメラ付携帯端末などにおける撮影画像を合成画像にして出力するための画像出力装置、画像出力方法、画像出力処理プログラム、および画像配信サーバ、画像配信処理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、各種のスチルカメラやビデオカメラにおいて、撮影した画像に対し他の画像を合成して表示あるいは印刷して出力するものがある。
【0003】
例えば撮影フレームの固定した位置に予め用意された花や人気キャラクタなどのアニメ画像を合成して出力するものや、同予め用意されたアニメ画像を撮影フレーム内の希望の位置に合成して出力するものなどが実用されている。
【0004】
また、デジタルカメラにより撮影された画像をパーソナルコンピュータの表示画面上に表示させて他の画像と合成して編集することもできるが、この場合に他の画像は例えば他の画像ファイルから選択的に切り出したり、インターネット上の任意のホームページ画面からダウンロードしたりするなどして取得され、撮影画像上の希望位置に合成される。
【0005】
また、デジタルカメラにより撮影された画像の任意の領域(例えば顔の部分)を切り出し、この切り出し画像を予め用意されたアニメ画像(例えばアニメキャラクタの顔部分)に合成させて新たな別の画像を作成するものや、任意の画像の指定した領域に対して、これに関連付けたアニメ画像を合成するものも考えられている。(例えば、特許文献1参照。)
【0006】
【特許文献1】
特開2001−230972号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の画像処理システムでは、撮影画像に対して、予め用意された画像をそのまま固定あるいは希望の位置に合成して出力したり、あるいは任意の切り出し画像に対して予め用意された画像を合成して出力したりするだけのものであるため、例えば撮影画像毎にその位置がさまざまに異なっている特定の被写体画像に何らかの画像合成を施す場合には、ユーザが1枚1枚の撮影画像毎に当該特定の被写体画像を探し位置指定して他の画像との画像合成を図らなければならない。
【0008】
一方で近年、小型のデジタルカメラやデジタルカメラ付きの携帯電話が大幅に普及したことにより、各ユーザが撮影画像を常に持ち歩き、当該撮影画像が第三者に対して見られる状況も増えている。
【0009】
しかしながら、撮影画像中に第三者には見られたくない例えば恋人などの人物が写っている場合、前記予め用意されたアニメ画像などを見られたくない人物の位置に重ねて画像合成しておくことも考えられるが、何枚もの撮影画像の1枚1枚について該当人物の有無とその位置を探し出して画像の合成作業を行わなければならず、非常に面倒な問題がある。
【0010】
しかもこのような場合、ユーザ自身がその撮影画像を見るときにだけ、容易にオリジナルの撮影画像を見ることができ、第三者が見るときには必然的に合成した撮影画像を表示できるようにすることが望ましい。
【0011】
本発明は、前記のような問題に鑑みてなされたもので、撮影画像中の隠したい顔画像を容易に探し出し、画像合成して出力することが可能になる画像出力装置、画像出力方法、画像出力処理プログラム、および画像配信サーバ、画像配信処理プログラムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る画像出力装置では、サーチ顔画像記憶手段によりサーチ顔画像が記憶され、別顔画像記憶手段により別顔画像が記憶され、撮影画像記憶手段により撮影画像が記憶される。そして、顔画像特定手段によって前記撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像の中から前記サーチ顔画像記憶手段により記憶されたサーチ顔画像に対応した顔画像が特定される。すると、合成画像作成手段によって前記特定された顔画像を前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像に置き換えた合成画像が作成され、合成画像出力手段によって出力される。
【0013】
これによれば、撮影画像の中の例えば秘密の人物の顔画像を、サーチ顔画像に基づき容易に特定しこれを別顔画像に置き換えた合成画像を作成でき、この合成画像を出力できることになる。
【0014】
本発明の請求項2に係る画像出力装置では、サーチ顔画像記憶手段によってサーチ顔画像が記憶され、別顔画像記憶手段によって別顔画像が記憶され、撮影画像記憶手段によって撮影画像が記憶される。そして、顔画像特定手段によって前記撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像の中から前記サーチ顔画像記憶手段により記憶されたサーチ顔画像に対応した顔画像が特定され、合成画像作成手段によって前記顔画像特定手段により特定された顔画像を前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像に置き換えた合成画像が作成され、合成画像記憶手段によって記憶される。すると、合成画像出力手段によって外部からの画像出力要求に応答して前記合成画像記憶手段により記憶された合成画像が出力され、また撮影画像出力手段によって外部からの画像出力要求に伴う認証情報の入力に応答して、前記撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像が出力される。
【0015】
これによれば、撮影画像の中の例えば秘密の人物の顔画像を、サーチ顔画像に基づき容易に特定しこれを別顔画像に置き換えた合成画像を作成できるばかりでなく、通常の画像出力要求時には当該合成画像を出力でき、撮影者本人などの認証情報が入力された場合にのみ元の撮影画像を出力できることになる。
【0016】
本発明の請求項3に係る画像出力装置では、サーチ顔画像記憶手段によってサーチ顔画像が記憶され、別顔画像記憶手段によって別顔画像が記憶され、撮影画像記憶手段によって撮影画像が記憶される。そして、顔画像特定手段によって前記撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像の中から前記サーチ顔画像記憶手段により記憶されたサーチ顔画像に対応した顔画像が特定され、合成画像作成手段によって前記顔画像特定手段により特定された顔画像を前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像に置き換えた合成画像が作成され、合成画像記憶手段によって記憶される。すると、画像出力手段によって外部からの画像出力要求に伴い正規の認証情報が入力された場合には前記撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像が出力され、外部からの画像出力要求に伴い正規の認証情報が入力されない場合には前記合成画像記憶手段により記憶された合成画像が出力される。
【0017】
これによれば、撮影画像の中の例えば秘密の人物の顔画像を、サーチ顔画像に基づき容易に特定しこれを別顔画像に置き換えた合成画像を作成できるばかりでなく、撮影者本人などの正規の認証情報が入力された場合には元の撮影画像を出力でき、正規の認証情報が入力されない場合にはその合成画像を出力できることになる。
【0018】
本発明の請求項4に係る画像出力装置では、サーチ顔画像記憶手段によってサーチ顔画像が記憶され、別顔画像記憶手段によって別顔画像が記憶され、撮影画像記憶手段によって撮影画像が記憶される。そして、顔画像特定手段によって前記撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像の中から前記サーチ顔画像記憶手段により記憶されたサーチ顔画像に対応した顔画像が特定され、特定顔画像部記憶手段によって前記特定された撮影画像の中の顔画像部分が記憶される。すると、撮影画像出力手段によって外部からの画像出力要求に伴い正規の認証情報が入力された場合には前記撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像が出力され、また、外部からの画像出力要求に伴い正規の認証情報が入力されない場合には、合成画像作成手段によって前記特定顔画像部記憶手段により記憶された撮影画像の中の顔画像部分に従いその特定された顔画像を前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像に置き換えた合成画像が作成されると共に、合成画像出力手段によって出力される。
【0019】
これによれば、撮影者本人などの正規の認証情報が入力された場合には撮影した元の撮影画像を出力でき、正規の認証情報が入力されない場合には撮影画像の中の例えば秘密の人物の顔画像を、サーチ顔画像に基づき容易に特定しこれを別顔画像に置き換えた合成画像を作成して出力できることになる。
【0020】
本発明の請求項5に係る画像出力装置では、前記請求項1ないし請求項4の何れか1項に係る画像出力装置にあって、前記別顔画像記憶手段により記憶される別顔画像は、前記サーチ顔画像記憶手段により記憶されるサーチ顔画像に対応付けられて記憶され、前記合成画像作成手段では、前記撮影画像の中の特定された顔画像を当該特定顔画像に対応したサーチ顔画像に対応付けられて前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像に置き換えた合成画像が作成される。
【0021】
これによれば、撮影画像の中の例えば秘密の人物の顔画像を、サーチ顔画像に基づき容易に特定しこれを当該サーチ顔画像に応じたアニメ顔などの別顔画像に置き換えた合成画像を作成できることになる。
【0022】
本発明の請求項6に係る画像出力装置では、前記請求項5に係る画像出力装置にあって、前記合成画像作成手段は、前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像の1つを選択する別顔画像選択手段を有し、前記撮影画像の中の特定された顔画像を当該特定顔画像に対応したサーチ顔画像に対応付けられて前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像または前記別顔画像選択手段により選択された別顔画像に置き換えて合成画像を作成する。
【0023】
これによれば、撮影画像の中の例えば秘密の人物の顔画像を、サーチ顔画像に基づき容易に特定しこれを当該サーチ顔画像に応じたアニメ顔などの別顔画像か又は任意選択した別顔画像に置き換えた合成画像を作成できることになる。
【0024】
本発明の請求項7に係る画像出力装置では、請求項1ないし請求項6の何れか1項に係る画像出力装置にあって、前記合成画像作成手段による前記撮影画像の中の特定された顔画像の別顔画像への置き換えは、当該特定顔画像のサイズに別顔画像のサイズを合わせて置き換えられる。
【0025】
これによれば、撮影画像の中の例えば秘密の人物の顔画像を、サーチ顔画像に基づき容易に特定しこれを当該特定顔画像のサイズに合わせた別顔画像に置き換えた合成画像を作成できることになる。
【0026】
本発明の請求項8に係る画像出力装置では、前記請求項1ないし請求項7の何れか1項に係る画像出力装置にあって、さらに、デジタルカメラなどの撮影手段を備え、この撮影手段により撮影された撮影画像に基づいて、当該撮影画像が撮影画像記憶手段により記憶されたり、この撮影画像中のサーチ顔画像が別顔画像に置き換え合成されて合成画像出力手段により出力される。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0028】
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係る画像出力装置10の電子回路の構成を示すブロック図である。
【0029】
この画像出力装置10は、デジタルカメラ、デジタルカメラ付き携帯電話、デジタルカメラ付きPDA(personal digital assistants)などの携帯機器として構成されるもので、各種の記録媒体に記録されたプログラム、又は、伝送されたプログラムを読み込んで、その読み込んだプログラムによって動作が制御されるコンピュータによって構成され、その電子回路には、CPU(central processing unit)11が備えられる。
【0030】
CPU11は、メモリ12内に予め記憶された装置制御プログラム、あるいはCD−ROMなどの外部記録媒体13から記録媒体読取部14を介して前記メモリ12に読み込まれた装置制御プログラム、あるいはインターネットN上のWebサーバ21(この場合はプログラムサーバ)から電送制御部15を介して前記メモリ12に読み込まれた装置制御プログラムに応じて、回路各部の動作を制御するもので、前記メモリ12に記憶された装置制御プログラムは、キーやタッチパネルからなる入力部16からのユーザ操作に応じた入力信号、あるいは画像入力部(デジタルカメラ部)17を介して入力される画像信号、あるいは認証情報入力部17xを介して入力される個人認証情報(指紋画像,パスワードなど)、あるいは電送制御部15を介して接続されるインターネットN上の各Webサーバ21…との通信信号に応じて起動される。
【0031】
前記CPU11には、前記メモリ12、記録媒体読取部14、電送制御部15、入力部16、画像入力部17、認証情報入力部17xが接続される他に、距離センサ18、LCDからなる表示部19、画像出力部20などが接続される。
【0032】
画像入力部17は、撮影画像データを入力するもので、CCD(charge coupled device)により撮像された画像信号がデジタルデータに変換されて取得される。
【0033】
距離センサ18は、前記画像入力部17において入力される撮影画像の被写体までの距離を検出する。
【0034】
画像出力部20は、前記画像入力部17から入力された撮影画像に基づき本装置により処理された画像データを出力するもので、この出力画像データは、例えばメモリカード、VTR(録画装置)、画像印刷機などに選択的に出力され、当該画像の記憶,録画,印刷などが行われる。
【0035】
メモリ12には、当該画像出力装置10の全体の動作を司るシステムプログラムや電送制御部15を介してインターネットN上の各Webサーバ21…とデータ通信するための通信プログラムが記憶される他に、画像入力部17や表示部19,画像出力部20を介して本画像出力装置10で撮影画像内の隠蔽(秘密に)すべき特定画像(例えば人物顔画像)の別の画像への置き換え合成出力処理などを行うための画像出力処理プログラム12aなどが記憶される。
【0036】
また、このメモリ12には、デジカメ撮影画像メモリ12b、特定顔画像位置登録メモリ12c、別顔画像メモリ12e、フォトアドレス帳メモリ12g、撮影画像ファイル12h1,12h2,…などが用意される。
【0037】
デジカメ撮影画像メモリ12bには、写真撮影に伴い画像入力部17により撮像入力された撮影画像データ1,2,…が順次記憶保持される。
【0038】
特定顔画像位置登録メモリ12cには、前記デジカメ撮影画像メモリ12bに記憶保持された各撮影画像データ1,2,…のそれぞれに対応付けて、その撮影画像から隠蔽(秘密に)すべき顔画像が特定された場合には、当該撮影画像上での特定された顔画像位置が登録される。
【0039】
図2は前記画像出力装置10の別顔画像メモリ12eに記憶された各種の別顔画像(1),(2),…を示す図である。
【0040】
この別顔画像メモリ12eには、前記隠蔽(秘密に)すべき顔画像に置き換えて使用される各種アニメからなる別の顔画像(1),(2),…が記憶されるもので、この別顔画像(1),(2),…は、例えばその(1)(2)(3)については、それぞれ後述するシークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3(図3参照)に登録された1番目〜3番目の人物の顔画像12g3(1),(2),(3)と置き換えるための別顔画像として予め設定される。
【0041】
図3は前記画像出力装置10のフォトアドレス帳メモリ12gに記憶された各フォトアドレスデータの内容を示す図である。
【0042】
フォトアドレス帳メモリ12gとしては、ビジネス用12g1、プライベート用12g2,シークレット用12g3が用意されるもので、それぞれ知人,友人などの顔の撮影画像、名前、TEL(電話番号)、メールアドレスが登録される。
【0043】
シークレット用のフォトアドレス帳メモリ12g3には、ユーザ自身が第三者に対して特に秘密にしたい(公開したくない)、例えば恋人や親友のデータが登録されるもので、このシークレット用として登録された各人物のフォトアドレスデータには、当該顔画像が撮影画像データ12bnの中に含まれている場合に、その顔画像を秘密にして置き換える前記別顔画像メモリ12eに記憶された別の顔画像のNo.が予め対応付けられて設定される。
【0044】
本実施形態では、例えばシークレットアドレスデータ「Yamada Megumi」の顔画像12g3(1)に対応する置き換え画像としては別顔画像12e(1)が設定され、また、「Yamamoto Akiko」の顔画像12g3(2)に対応する置き換え画像としては別顔画像12e(2)が設定され、「Tanaka Hiroshi」の顔画像12g3(3)に対応する置き換え画像としては別顔画像12e(3)が設定される。
【0045】
撮影画像ファイル(1)12h1,(2)12h2,…には、そのそれぞれのファイル(1)(2)…毎に、ファイル名及びユーザ認証データ(指紋画像やパスワードなど)12h1a,12h2a,…に対応付けされた秘密画像ファイル12h1b,12h2b,…と公開画像ファイル12h1c,12h2c,…とが記憶される。
【0046】
秘密画像ファイル12h1b,12h2b,…には、前記デジカメ撮影画像メモリ12bに記憶保持された各撮影画像データ1,2,…がその1ファイル分ずつそのまま元の撮影画像−1,−2,…として記憶され、公開画像ファイル12h1c,12h2c,…には、同一の撮影画像ファイル(1)12h1,(2)12h2,…内で対応する秘密画像ファイル12h1b,12h2b,…に記憶された撮影画像−1,−2,…それぞれの隠蔽(秘密に)すべき特定顔画像(12c)を、前記シークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3に基づき設定された別顔画像12e(n)に置き換えた合成画像−1,−2,…が記憶される。
【0047】
つまり、撮影画像12hnb−1,12hnb−2,…から特定された隠蔽すべきシークレットの顔画像12g3(n)に対し、当該シークレット顔画像12g3(n)に対応付けて設定した別顔画像12e(n)を置き換えてなる合成画像12hnc−1,12hnc−2,…が公開画像ファイル12hncとされ、各合成画像12hnc−1,12hnc−2,…の元の撮影画像12hnb−1,12hnb−2,…が秘密画像ファイル12hnbとされ、ユーザ認証データ12hnaに対応付けられて記憶保存される。
【0048】
なお、前記デジカメ撮影画像メモリ12bに記憶保持されて秘密画像ファイル12hnbに保存される元の撮影画像12hnb−1,12hnb−2,…それぞれからの隠蔽すべき顔画像の特定は、シークレット用のフォトアドレス帳メモリ12g3に登録されている秘密にしたい(公開したくない)知人,友人の顔画像に基づいて行われるもので、元の撮影画像12hnb−1,12hnb−2,…のそれぞれについて該撮影画像中の各被写体顔画像と前記シークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3にある全てのシークレット顔画像12g3(1),12g3(2),…との類似度が判定され、これにより予め設定された高類似度(例えば90%以上)であると判定された被写体顔画像が隠蔽すべき顔画像として特定される。
【0049】
また、このメモリ12には、画像処理ワークエリア(図示せず)が用意され、この画像処理ワークエリアには、前記画像出力処理プログラム12aに従い処理される画像データがその画像処理に応じて一時記憶される。
【0050】
このように構成された画像出力装置10について、その合成画像作成動作の概要を説明する。
【0051】
ここでは、画像出力装置10をデジタルカメラ付き携帯電話10Aあるいはデジタルカメラ10Bとして実施した場合について説明する。
【0052】
図4は前記画像出力装置であるデジタルカメラ付き携帯電話10Aの外観構成を示す図であり、同図(A)はその全体斜視図、同図(B)はその部分拡大図である。
【0053】
デジタルカメラ付き携帯電話10Aでは、各種のキーが配列された入力部16の下端部にユーザ認証データ12hnaとしての指紋画像を入力するための認証情報入力部17xが設けられる。
【0054】
図5は前記画像出力装置であるデジタルカメラ10Bとそのクレードル15xの外観構成を示す図である。
【0055】
デジタルカメラ10Bの入力部16としては、メニュー画面を表示させるための「MENU」キー16a、撮影モード(REC)と再生モード(PLAY)とを切り替えるための切り替えキー16b、撮影画像の取り込みを指示するためのシャッタキー16c、表示画面(19)上でのデータ選択やカーソル移動及び選択データ決定などの操作を行うための上下左右に指1本で操作可能な選択/決定キー16dが備えられる。
【0056】
そして、選択/決定キー16dの頭部には、ユーザ認証データ12hnaとしての指紋画像を入力するための認証情報入力部17xが設けられる。
【0057】
また、デジタルカメラ10Bは、当該カメラ10Bの充電台やユーザPC(personal computer)との通信インターフェイスとなるクレードル15xに対して容易に着脱可能である。このクレードル15xへのデジタルカメラ10Bの装着状態において、「PHOTO」ボタン15aが押された場合には、撮影画像ファイル12hnに保存されている公開画像ファイル12hncや秘密画像ファイル12hnbの表示部19に対する読み出し表示(フォトスタンド機能)が行われる。
【0058】
この場合、秘密画像ファイル12hnbは、例えば選択/決定キー16dの操作に伴い認証情報入力部17xから入力された操作者の個人認証情報(この場合は「指紋画像」)が、当該秘密画像ファイル12hnbに対応付けられたユーザ認証データ12hnaと一致した場合にのみ読み出されて表示出力される。
【0059】
なお、「USB」ボタン15bが押された場合には、撮影画像ファイル12hnに保存されている公開画像ファイル12hncや秘密画像ファイル12hnbのユーザPCへの転送出力が行われるが、この場合にも秘密画像ファイル12hnbは、認証情報入力部17xから入力された操作者の個人認証情報が、当該秘密画像ファイル12hnbに対応付けられたユーザ認証データ12hnaと一致した場合にのみ読み出されて転送出力される。
【0060】
図6は前記画像出力装置10の公開/秘密画像設定処理に伴い撮影画像ファイル12h1にユーザ認証データ12h1aを対応付けて保存管理される秘密画像ファイル12h1bと公開画像ファイル12h1cを示す図であり、同図(A)(B)(C)は秘密画像ファイル12h1bに保存管理された元の撮影画像12h1b−1,12h1b−2,12h1b−3を示す図、同図(A1)(B1)(C1)はそれぞれその隠蔽すべき特定の顔画像を別顔画像に置き換えて公開画像ファイル12h1cに保存管理された合成画像12h1c−1,12h1c−2,12h1c−3を示す図である。
【0061】
図6(A)(B)(C)に示すように、撮影した撮影画像12b1,12b2,12b3がデジカメ撮影画像メモリ12bに記憶され、撮影画像ファイル12h1内の秘密画像ファイル12h1b(12h1b−1,12h1b−2,12h1b−3)に保存されると、各撮影画像12h1b−1,12h1b−2,12h1b−3のそれぞれについて、該画像内の各被写体の顔画像Hnとシークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3(図3参照)に登録されている全ての顔画像12g3(n)との類似度が判断され、高類似度であると判断された被写体の顔画像Hnが別顔画像に置き換えて隠蔽すべき特定顔画像位置として登録(12c)される。
【0062】
例えば図6(A1)(B1)(C1)に示すように、被写体顔画像H1が前記シークレット顔画像12g3(1)と一致する特定顔画像であると判断された場合には、当該特定顔画像H1はシークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3での別顔No.により対応設定された別顔画像12e(1)に置き換えられてなる合成画像12h1c−1,12h1c−2,12h1c−3として作成され、公開画像ファイル12h1cに保存される。
【0063】
これにより、撮影画像ファイル(1)12h1の秘密画像ファイル12h1bには、図6(A)(B)(C)で示した元の撮影画像12h1b−1,12h1b−2,12h1b−3が保存され、公開画像ファイル12h1cには、図6(A1)(B1)(C1)で示した合成画像12h1c−1,12h1c−2,12h1c−3が保存されて管理される。
【0064】
図7は前記画像出力装置10の公開/秘密画像設定処理に伴い撮影画像ファイル12h2にユーザ認証データ12h2aを対応付けて保存管理される秘密画像ファイル12h2bと公開画像ファイル12h2cを示す図であり、同図(A)(B)(C)は秘密画像ファイル12h2bに保存管理された元の撮影画像12h2b−1,12h2b−2,12h2b−3を示す図、同図(A1)(B1)(C1)はそれぞれその隠蔽すべき特定の顔画像を別顔画像に置き換えて公開画像ファイル12h2cに保存管理された合成画像12h2c−1,12h2c−2,12h2c−3を示す図である。
【0065】
図7(A)(B)(C)に示すように、撮影した撮影画像12b1,12b2,12b3がデジカメ撮影画像メモリ12bに記憶され、撮影画像ファイル12h2内の秘密画像ファイル12h2b(12h2b−1,12h2b−2,12h2b−3)に保存されると、各撮影画像12h2b−1,12h2b−2,12h2b−3のそれぞれについて、該画像内の各被写体の顔画像Hnとシークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3(図3参照)に登録されている全ての顔画像12g3(n)との類似度が判断され、高類似度であると判断された被写体の顔画像Hnが別顔画像に置き換えて隠蔽すべき特定顔画像位置として登録(12c)される。
【0066】
例えば図7(A1)(B1)(C1)に示すように、被写体顔画像H1,H2がそれぞれ前記シークレット顔画像12g3(2),12g3(3)と一致する特定顔画像であると判断された場合には、当該特定顔画像H1,H2はシークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3での別顔No.により対応設定された別顔画像12e(2),12e(3)に置き換えられてなる合成画像12h2c−1,12h2c−2,12h2c−3として作成され、公開画像ファイル12h2cに保存される。
【0067】
これにより、撮影画像ファイル(2)12h2の秘密画像ファイル12h2bには、図7(A)(B)(C)で示した元の撮影画像12h2b−1,12h2b−2,12h2b−3が保存され、公開画像ファイル12h2cには、図7(A1)(B1)(C1)で示した合成画像12h2c−1,12h2c−2,12h2c−3が保存されて管理される。
【0068】
そして、この画像出力装置10での画像表示処理に際しては、正しいユーザ認証データ12hnaが入力された場合にのみ、秘密画像ファイル12hnbに保存された元の撮影画像12hnb−1,12hnb−2,…が読み出されて表示され、それ以外は公開画像ファイル12hncに保存された合成画像12hnc−1,12hnc−2,…が読み出されて表示される。
【0069】
次に、前記構成による画像出力装置10による詳細な画像処理動作について説明する。
【0070】
図8は前記画像出力装置10による画像撮影処理を示すフローチャートである。
【0071】
この画像出力装置10であるデジタルカメラ付き携帯電話10A(図4参照)あるいはデジタルカメラ10B(図5参照)において任意の画像撮影を行うと、画像入力部17によって撮像入力された撮影画像データは、その撮影操作毎に順次デジカメ撮影画像メモリ12bに記憶される(ステップA1,A2)。
【0072】
そして、一連の画像の撮影が終了し、入力部16によってファイル名を入力すると、この入力されたファイル名が前記デジカメ撮影画像メモリ12bに記憶された一連の撮影画像1,2,…に付加されて記憶される(ステップA2→A3)。
【0073】
図9は前記画像出力装置10による公開/秘密画像設定処理を示すフローチャートである。
【0074】
この画像出力装置10により撮影されてそのファイル名と共にデジカメ撮影画像メモリ12bに記憶された各撮影画像のファイルの中から、公開/秘密画像として設定する画像ファイル12b1,12b2,…(図6(A)(B)(C)参照)が指定されると(ステップB1)、当該指定された画像ファイル12b1,12b2,…の中から先頭の撮影画像データ12b1が読み出され(ステップB2)、図10における合成画像作成処理に移行される(ステップBS)。
【0075】
図10は前記画像出力装置10の公開/秘密画像設定処理に伴う合成画像作成処理を示すフローチャートである。
【0076】
まず、前記デジカメ撮影画像メモリ12bから読み出された指定の画像ファイル12b1,12b2,…の中の先頭の撮影画像データ12b1(図6(A)参照)が、撮影画像ファイル12h1に対して当該指定のファイル名12h1aと対応付けられて秘密画像ファイル12h1b内の元の撮影画像12h1b−1として保存される(ステップS1)。
【0077】
すると、今回保存された元の撮影画像12h1b−1について、シークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3に登録されている秘密にすべき人物の顔画像データ12g3(n)に基づき、当該撮影画像12h1b−1に含まれる隠蔽すべき顔画像を特定するための撮影顔画像特定処理(図11参照)に移行される(ステップSC)。
【0078】
図11は前記画像出力装置10の合成画像作成処理に伴う撮影顔画像特定処理を示すフローチャートである。
【0079】
まず、前記秘密画像ファイル12h1bに保存された元の撮影画像データ12h1b−1(図6(A)参照)から、当該画像に含まれる被写体の顔画像部分H1,H2,…が抽出される(ステップC1)。この撮影画像12h1b−1に対する顔画像部分Hnの抽出処理は、当該画像に輪郭処理を施して各輪郭の形や配置関係ら顔エリアを抽出するか、又は肌色の円形部分を顔エリアとして抽出するなどして行う。
【0080】
すると、前記撮影画像データ12h1b−1から最初に抽出された顔画像部分H1が隠蔽すべき顔画像の特定候補として指定され(ステップC2)、また、シークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3(図3参照)に登録されている秘密にしたい(公開したくない)各知人の顔画像の中から最初の顔画像12g3(1)がサーチ顔画像として指定される(ステップC3)。
【0081】
すると、前記隠蔽候補として抽出指定された顔画像H1と前記指定のサーチ顔画像12g3(1)との類似度が演算され、当該候補顔画像H1とサーチ顔画像12g3(1)との組み合わせに対応付けてワークエリアに登録される(ステップC4)。
【0082】
すると、前記シークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3(図3参照)に登録されている秘密にしたい(公開したくない)各知人の顔画像の中から次の顔画像12g3(2)がサーチ顔画像として指定され(ステップC5→C6)、前記同様に抽出指定された候補顔画像H1と当該次のサーチ顔画像12g3(2)との類似度が演算されて登録される(ステップC3,C4)。
【0083】
これにより、前記元の撮影画像データ12h1b−1から抽出された最初の候補顔画像H1について、シークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3に登録されている各サーチ顔画像12g3(1),(2),…との全ての類似度が演算登録される(ステップC3〜C6)。
【0084】
すると、前記元の撮影画像データ12h1b−1から顔画像抽出された次の候補顔画像H2が指定され(ステップC7→C8)、また、前記シークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3から再び最初の顔画像12g3(1)がサーチ顔画像として指定され(ステップC3)、前記同様に、当該次の候補顔画像H2についても、シークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3に登録されている各サーチ顔画像12g3(1),(2),…との全ての類似度が演算登録される(ステップC3〜C6)。
【0085】
こうして、元の撮影画像データ12h1b−1から顔画像抽出された隠蔽対象候補の各顔画像H1,H2,…のそれぞれについて、シークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3に登録されている秘密にしたい(公開したくない)全てのサーチ顔画像12g3(1),(2),…との類似度演算と登録処理が行われると(ステップC2〜C8)、まず、最初のサーチ顔画像12g3(1)が指定され(ステップC9)、このサーチ顔画像12g3(1)について最も高い類似度が得られた候補顔画像(被写体顔画像)Hnが検知され(ステップC10)、その類似度が予め設定された一定以上の類似度であるか否か、つまり、秘密にしたい(公開したくない)知人の顔画像と同一か否か判断される(ステップC11)。
【0086】
ここで、一定以上の類似度ではないと判断されると、前記指定のサーチ顔画像12g3(1)である秘密にしたい(公開したくない)知人の顔画像については、前記元の撮影画像データ12h1b−1の中に存在しないことが登録される(ステップC11→C12)。
【0087】
すると、次のサーチ顔画像12g3(2)が指定され(ステップC13→C14)、前記同様に、この指定のサーチ顔画像12g3(2)について最も高い類似度が得られた候補顔画像(被写体顔画像)Hnが検知され(ステップC10)、その類似度が予め設定された一定以上の類似度であるか否か判断される(ステップC11)。
【0088】
そして、例えば図6(A)で示した元の撮影画像12h1b−1において、図3で示した前記指定のサーチ顔画像12g3(1)である秘密にしたい(公開したくない)知人の顔画像について最も高い類似度が得られた候補顔画像(被写体顔画像)H1が、一定以上の類似度であって同一人物の顔画像であると特定判断された場合には、当該特定顔画像(被写体顔画像)H1の撮影画像データ12h1b−1上での顔画像部分H1が、置き換え対象の特定顔画像位置として特定顔画像位置登録メモリ12cに登録される(ステップC11→C15)。
【0089】
こうして、前記シークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3に登録されている秘密にしたい(公開したくない)全てのサーチ顔画像12g3(1),(2),…について、前記元の撮影画像データ12h1b−1の中から抽出された隠蔽すべき顔画像(被写体顔画像)H1,H2,…として存在するか否か判断され、当該元の撮影画像データ12h1b−1について、例えば図6(A)で示した抽出顔画像H1が隠蔽すべき置き換え対象の特定顔画像として位置登録されると(ステップC10〜C15)、この元の撮影画像データ12h1b−1についての撮影顔画像特定処理(ステップSC)が終了される。
【0090】
すると、前記撮影画像12h1b−1において特定された置き換え対象の顔画像H1であるシークレット顔画像12g3(1)に対応付けられて設定された別顔No.(1)に従い、図2で示した別顔画像メモリ12eに記憶されている別顔画像12e(1)が読み出されて表示される(ステップS2)。
【0091】
ここで、現在表示中の別顔画像12e(1)に置き換えて前記撮影画像12h1b−1から特定されたシークレット顔画像H1(12g3(1))を隠蔽するか否かが、ユーザ操作に応じて判断され(ステップS3)、当該表示中の別顔画像12e(1)に置き換えしない場合には、別顔画像メモリ12eに記憶されている他の別顔画像12e(n)が選択表示され、任意の別顔画像12e(n)が選択されて指定される(ステップS4)。
【0092】
一方、現在表示中の別顔画像12e(1)に置き換えて前記撮影画像12h1b−1から特定されたシークレット顔画像H1(12g3(1))を隠蔽することが操作判断された場合には、特定顔画像位置登録メモリ12cに登録された撮影画像データ12h1b−1についての特定顔画像部分H1に基づき、当該撮影画像データ12h1b−1の特定顔画像部分H1に対して、前記別顔画像メモリ12eから読み出されて表示されている別顔画像12e(1)が置き換えられ、図6(A1)に示すような、合成画像12h1c−1が作成される(ステップS5)。
【0093】
なお、前記元の撮影画像12h1b−1における特定顔画像H1について、対応する別の顔画像12e(1)に置き換え合成するときには、当該撮影画像データ12h1b−1の特定顔画像H1のサイズに合わせて拡大/縮小した別顔画像12e(1)にして置き換え合成される。
【0094】
すなわち、図6(A)で示した、秘密画像ファイル12h1bに保存された元の撮影画像データ12h1b−1について、その抽出顔画像H1がシークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3に登録されているシークレット顔画像12g3(1)と類似度が高く隠蔽すべき顔画像H1として特定されると、当該顔画像H1(12g3(1))は、このシークレット顔画像12g3(1)に対応付けられて設定された別顔No.(1)に基づき、図6(A1)に示すように、別顔画像メモリ12eから読み出された別顔画像12e(1)に置き換えられた合成画像12h1c−1が作成され(ステップS5)、この合成画像12h1c−1は、指定のファイル名(12h1a)に対応するところの公開画像ファイル12h1cに記憶保存される(ステップS6)。
【0095】
こうした合成画像作成処理(ステップBS(S1〜S6))により、デジカメ撮影画像メモリ12bに記憶保持された指定の画像ファイルの中の最初の撮影画像データ12b1について、秘密画像ファイル12h1bへの元の撮影画像12h1b−1としての保存、およびその隠蔽すべき顔画像Hnの特定に基づいた合成画像12h1c−1の作成と、対応する公開画像ファイル12h1cへの保存が完了すると、前記デジカメ撮影画像メモリ12bから当該指定の画像ファイルの中の次の撮影画像データ12b2(図6(B)参照)が読み出される(ステップB3→B4)。
【0096】
すると、この撮影画像データ12b2についても、前記同様の合成画像作成処理が実行され(ステップBS)、秘密画像ファイル12h1bへの元の撮影画像12h1b−2としての保存、およびその隠蔽すべき顔画像Hnの特定に基づいた合成画像12h1c−2の作成と、対応する公開画像ファイル12h1cへの保存が行われる。
【0097】
すなわち、図6(B)で示した、秘密画像ファイル12h1bに保存された元の撮影画像データ12h1b−2について、その抽出顔画像H1が前記同様にシークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3に登録されているシークレット顔画像12g3(1)と類似度が高く隠蔽すべき顔画像H1として特定されると、当該顔画像H1(12g3(1))は、このシークレット顔画像12g3(1)に対応付けられて設定された別顔No.(1)に基づき、図6(B1)に示すように、別顔画像メモリ12eから読み出された別顔画像12e(1)に置き換えられた合成画像12h1c−2が作成され(ステップS5)、この合成画像12h1c−2は、指定のファイル名(12h1a)に対応するところの公開画像ファイル12h1cに記憶保存される(ステップS6)。
【0098】
さらに、図6(C)で示した、元の撮影画像データ12h1b−3についても、前記同様に処理され、図6(C1)に示すようなシークレット顔画像H1(12g3(1))が別顔画像12e(1)に置き換えられた合成画像12h1c−3が作成されて公開画像ファイル12h1cに記憶保存される(ステップB3,B4,BS(S1〜S6))。
【0099】
この後、デジカメ撮影画像メモリ12bに記憶されている指定の画像ファイルの中の全ての撮影画像データ12b1,12b2,…について、前記同様に合成画像作成処理が繰り返されることで(ステップBS,B3,B4)、各撮影画像データ12b1,12b2,…それぞれの秘密画像ファイル12h1bへの元の撮影画像12h1b−1,−2,…としての保存、およびその隠蔽すべき顔画像Hnの特定に基づいた合成画像12h1c−1,−2,…の作成と、対応する公開画像ファイル12h1cへの保存が完了すると、前記秘密画像ファイル12h1bの読み出しキーとなる個人認証データ12h1a(指紋、パスワードなど)が認証情報入力部17xから入力されて同一ファイル名の撮影画像ファイル12h1に登録設定される(ステップB5)。
【0100】
なお、図7で示す撮影画像ファイルは、前記図6で示した撮影画像ファイルとはファイル名の異なる他の撮影画像ファイルであり、図7(A)(B)(C)で示す撮影画像ファイル12b1,12b2,12b3,…についても、前記同様の公開/秘密画像設定処理(ステップB1〜B5)に従い、撮影画像ファイル12h2の秘密画像ファイル12h2bに対して元の撮影画像12h2b−1,12h2b−2,12h2b−3,…として保存される。そして、この元の撮影画像12h2b−1,12h2b−2,12h2b−3については、それぞれ抽出された顔画像H1,H2が、シークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3(図3参照)に登録されているシークレット顔画像12g3(2),12g3(3)と類似度が高いとして置き換え対象の顔画像H1,H2に特定される。すると、このシークレット顔画像12g3(2),12g3(3)に対応付けられて設定された別顔No.(2),(3)に従い、図7(A1)(B1)(C1)に示すように、前記特定顔画像H1,H2が別顔画像12e(2),12e(3)に置き換えられてなる合成画像12h2c−1,12h2c−2,12h2c−3が作成され、撮影画像ファイル12h2の公開画像ファイル12h2cに保存されると共に、秘密画像ファイル12h2bについての認証データ12h2aが対応設定される。
【0101】
このようにして、撮影した各撮影画像ファイルの元の撮影画像12h1b−1,−2,…(12h2b−1,12h2b−2,…)が撮影画像ファイル(1)12h1((2)12h2)における秘密画像ファイル12h1b(12h2b)に保存され、また当該各撮影画像12h1b−1,−2,…(12h2b−1,−2,…)内で秘密にしたい(公開したくない)被写体の顔画像Hnをシークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3に登録されている第三者に秘密の知人の顔画像データ12g(1)(2)(3)に基づき特定し、これを予め対応設定または選択指定された別顔画像12e(1)(2)(3)に置き換えてなる合成画像12h1c−1,−2,…(12h2c−1,−2,…)を作成して撮影画像ファイル(1)12h1((2)12h2)における公開画像ファイル12h1c(12h2c)に対応保存すると共に、その個人認証データ12h1a(12h2a)も対応付けて設定された状態で、これらの画像ファイルを表示部19の表示画面に表示させて見るには、図12における画像表示処理が起動される。
【0102】
図12は前記画像出力装置10の画像表示処理を示すフローチャートであり、同図(A)はその画像表示処理(方式1)を示すフローチャート、同図(B)はその画像表示処理(方式2)を示すフローチャートである。
【0103】
画像表示処理(方式1)の場合には、入力部16での入力操作により表示させるべき画像ファイルのファイル名が指定されると(ステップD11)、認証情報入力部17xからユーザ認証情報が入力されたか否か判断される(ステップD12)。
【0104】
ここで、ユーザ認証情報の入力がないと判断された場合には、前記指定のファイル名に対応するところの撮影画像ファイル12hnにおける公開画像ファイル12hnc内の合成画像が読み出され、例えば図6(A1)(B1)(C1)あるいは図7(A1)(B1)(C1)で示したように、第三者に見られたくない(公開したくない)秘密の被写体の顔画像Hnを、例えば予めその本人によって選択設定された対応する別の顔画像12e(n)に置き換えてなる合成画像12hnc−1,−2,−3,…として表示出力される(ステップD13)。
【0105】
一方、前記ステップD12において、ユーザ認証情報の入力がされたと判断されると共に、当該入力されたユーザ認証情報が前記指定のファイル名に対応するところの撮影画像ファイル12hnに登録された認証データ12hnaと一致する正しい認証情報であると判断された場合には(ステップD14)、該当の撮影画像ファイル12hnにおける秘密画像ファイル12hnb内の撮影画像が読み出され、例えば図6(A)(B)(C)あるいは図7(A)(B)(C)で示したように、何ら隠蔽合成していない元の撮影画像12hnb−1,−2,−3として表示出力される(ステップD15)。
【0106】
一方、前記ステップD14において、入力されたユーザ認証情報が前記指定のファイル名に対応するところの撮影画像ファイル12hnに登録された認証データ12hnaと一致せず不正な認証情報であると判断された場合には、前記認証情報が入力されない場合(ステップD12)と同様に、該当の撮影画像ファイル12hnにおける公開画像ファイル12hnc内の合成画像が読み出され、図6(A1)(B1)(C1)あるいは図7(A1)(B1)(C1)で示したように、第三者に見られたくない(公開したくない)秘密の被写体の顔画像Hnを、例えば予めその本人によって選択設定された対応する別の顔画像12e(n)に置き換えてなる合成画像12hnc−1,−2,…として表示出力される(ステップD13)。
【0107】
この画像表示処理(方式1)によれば、ファイル名の指定と共に正しいユーザ認識情報が入力された場合には、指定ファイル名の撮影画像ファイル12hnにおける秘密画像ファイル12hnbから合成処理していない元の撮影画像12hnb−1,−2,…が読み出されて表示されるようになり、またユーザ認識情報が入力されない場合や不正な認識情報が入力された場合には、指定ファイル名の撮影画像ファイル12hnにおける公開画像ファイル12hncから、秘密の被写体顔画像Hnを対応設定されたアニメ顔などの別の顔画像12e(n)に置き換えて合成処理した画像12hnc−1,−2,…が読み出されて表示されるようになり、シークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3に登録されている自分の恋人など、第三者には秘密の被写体を写した撮影画像が保存されている場合でも、安心して第三者の操作に任せて画像の表示を行わせることができる。
【0108】
画像表示処理(方式2)の場合には、入力部16での入力操作により表示させるべき画像ファイルのファイル名が指定されると(ステップD21)、当該指定のファイル名に対応するところの撮影画像ファイル12hnにおける公開画像ファイル12hnc内の合成画像が読み出され、例えば図6(A1)(B1)(C1)あるいは図7(A1)(B1)(C1)で示したように、第三者に見られたくない(公開したくない)秘密の被写体の顔画像画像Hnが、例えば予めその本人によって選択設定された対応するアニメ顔などの別の顔画像12e(n)に置き換えられた合成画像12hnc−1,−2,…として表示出力される(ステップD22)。
【0109】
すると、この公開画像ファイル12hncによる合成画像12hnc−1,−2,…の表示出力状態にあって、認証情報入力部17xからユーザ認証情報が入力されたか否か判断される(ステップD23)。
【0110】
ここで、ユーザ認証情報の入力がないと判断された場合には、前記公開画像ファイル12hncによる合成画像12hnc−1,−2,…の表示出力状態がそのまま維持される(ステップD23(No))。
【0111】
一方、前記ステップD23において、ユーザ認証情報の入力がされたと判断されると共に、当該入力されたユーザ認証情報が前記指定のファイル名に対応するところの撮影画像ファイル12hnに登録された認証データ12hnaと一致する正しい認証情報であると判断された場合には(ステップD24)、該当の撮影画像ファイル12hnにおける秘密画像ファイル12hnb内の撮影画像が読み出され、例えば図6(A)(B)(C)あるいは図7(A)(B)(C)で示したように、何ら隠蔽合成していない元の撮影画像12hnb−1,−2,…として表示出力される(ステップD25)。
【0112】
この画像表示処理(方式2)によれば、ファイル名の指定に応じて、まず当該指定ファイル名の撮影画像ファイル12hnにおける公開画像ファイル12hncから、秘密の被写体顔画像Hnを対応する別の顔画像12e(n)に置き換えて合成処理した画像12hnc−1,−2,…が読み出されて表示され、この後、正しいユーザ認識情報が入力された場合は、同一撮影画像ファイル12hnにおける秘密画像ファイル12hnbから合成処理していない元の撮影画像12hnb−1,−2,…が読み出されて表示されるので、デジタルカメラ付き携帯電話10Aやデジタルカメラ10Bとしての本画像出力装置10を第三者の操作に任せて画像の表示を行わせたとしても、シークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3に登録されている自分の恋人などが写っている第三者には秘密の撮影画像については当該秘密の被写体の顔画像を対応するアニメ顔などの別顔画像12e(n)に置き換えて合成処理した合成画像12hnc−1,−2,…として表示でき、正しい認証情報を知っているユーザ本人だけがその元の撮影画像12hnb−1,−2,…を表示させて見ることができる。
【0113】
なお、本実施形態では、秘密画像ファイル12hnbに保存される元の撮影画像12hnb−1,−2,…について、シークレット用フォトアドレス帳メモリ12gに登録されている第三者に秘密の知人の顔画像データ12g3(n)に基づき隠蔽すべき顔画像Hnを特定し、これを対応アニメ顔などの別顔画像12e(n)で置き換えてなる合成画像12hnc−1,−2,…を作成して公開画像ファイル12hncに記憶させておき、正しいユーザ認証情報12hnaが入力されない状態では、この公開画像ファイル12hncに記憶させた合成画像12hnc−1,−2,…を表示させることで、第3者には秘密の被写体の顔画像Hnを見せずにその撮影画像の雰囲気が分かるような表示を行う構成としたが、公開画像ファイル12hncには秘密画像ファイル12hnbに保存される元の撮影画像12hnb−1,−2,…のそれぞれに対応付けた隠蔽すべき顔画像Hnの特定位置とこれに置き換えて合成すべき別顔画像の種類(12e(n))だけを記憶させておき、この公開画像ファイル12hncの出力に際して前記元の撮影画像12hnb−1,−2,…に対する特定顔画像Hnの置き換え合成処理をその都度行い表示出力する構成としてもよい。
【0114】
したがって、前記構成の画像出力装置10による公開/秘密画像設定表示機能によれば、画像入力部17を介して撮影されデジカメ撮影画像メモリ12bに記憶された画像ファイルの各撮影画像データ12b1,12b2,…を、元の撮影画像12hnb−1,−2,…としてそのファイル名及びユーザ認証データ12hnaに対応付けて秘密画像ファイル12hnbとして保存すると共に、元の撮影画像12hnb−1,−2,…について、シークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3に登録されている秘密の人物の顔画像Hnを特定して、予め対応設定されたアニメ顔など別顔画像12e(n)で置き換え処理した合成画像12hnc−1,−2,…を容易に作成して公開画像ファイル12hncに保存する。そして、画像の表示操作(方式2)に伴いファイル名が指定されると、指定のファイル名に対応する撮影画像ファイル(n)12hn内の公開画像ファイル12hncから前記合成画像12hnc−1,−2,…が読み出されて表示され、正しいユーザ認証データ12hnaが入力されることで、前記秘密画像ファイル12hnbに保存された元の撮影画像12hnb−1,−2,…が読み出されて表示されるので、撮影画像ファイルの中から秘密人物の顔画像を容易に特定して対応設定された別の顔画像に置き換え合成できるだけでなく、第三者の操作によって元の撮影画像12hnb−1,−2,…がそのまま表示されるのを防止することができ、しかも合成画像12hnc−1,−2,…であっても、秘密の被写体の顔画像Hnは例えばその本人に対応したアニメ顔などによって置き換えられて合成されているので、撮影の構図やその雰囲気については十分第3者にも表現することができる。
【0115】
一方、画像の表示操作(方式1)に伴いファイル名が指定されると共に、正しいユーザ認証データ12hnaが入力された場合には、指定のファイル名に対応する撮影画像ファイル(n)12hn内の元の撮影画像12hnb−1,−2,…が読み出されて表示され、正しいユーザ認証データ12hnaが入力されなかった場合には、同一撮影画像ファイル(n)12hn内の公開画像ファイル12hncから秘密の被写体顔画像Hnを予め対応設定されたアニメ顔などの別顔画像12e(n)に置き換えて合成処理した合成画像12hnc−1,−2,…が読み出されて表示されるので、ユーザ本人によってのみ元の撮影画像12hnb−1,−2,…をそのまま表示させて見ることができ、第三者であっても保存画像の表示操作を安心して行わせることができる。
【0116】
また、前記構成の画像出力装置10による合成画像作成処理に伴う撮影顔画像特定機能によれば、秘密画像ファイル12hnbに保存される元の撮影画像12hnb−1,−2,…についての隠蔽すべき人物の顔画像Hnの特定は、当該元の撮影画像12hnb−1,−2,…からの輪郭処理又は肌色円形部分の抽出処理によって得られる各被写体の顔画像Hnと、シークレット用フォトアドレス帳メモリ12g3に登録されている第3者には知られたくない(公開したくない)秘密の知人の顔画像データ12g3(n)との類似度判断に基づき行われるので、秘密人物の顔画像Hnを特定すべき複数枚の撮影画像12hnb−1,−2,…に対しても容易にその秘密の知人である顔画像Hnを特定して別顔画像14e(n)に置き換え合成画像12hnc−1,12hnc−2,…を作成することができる。
【0117】
また、前記構成の画像出力装置10では、元の撮影画像12hnb−1,−2,…から特定された秘密の顔画像Hnとの置き換えのために用意された別顔画像14e(n)は、例えば当該秘密の顔画像Hnの本人によってその男性/女性が対応するアニメの類似顔画像に設定したり、異なる感じのアニメ顔に設定したりするのと共に、これを選択可能にすることで、秘密の顔画像Hnに応じた種々の別顔画像12e(n)によって合成画像12hnc−1,−2,…を作成できる。
【0118】
なお、前記実施形態の画像出力装置10では、デジタルカメラ付き携帯電話10Aやデジタルカメラ10Bのその本体において、撮影した画像ファイルの元の撮影画像12hnb−1,−2,…を秘密画像ファイル12hnbに保存すると共に、当該元の撮影画像12hnb−1,−2,…それぞれにおける秘密人物の顔画像Hnを予め対応設定したアニメ顔などの別顔画像12e(n)に置き換え処理した合成画像12hnc−1,−2,…を作成して公開画像ファイル12hncに保存する。そして、この撮影装置10A,10B本体での画像表示操作に伴い、正規のユーザ認証データ12hnaが入力された場合には前記秘密画像ファイル12hnbに保存された元の撮影画像12hnb−1,−2,…を表示出力し、正規のユーザ認証データ12hnaが入力されない場合には前記公開画像ファイル12hncに保存された合成画像12hnc−1,−2,…を表示出力する構成としたが、次の第2実施形態において説明するように、インターネットなどの通信ネットワークN上にあるWebサーバ30において前記同様の撮影画像ファイルの各撮影画像に対する合成画像作成機能や保存機能を持たせ、このWebサーバ30に対する各通信端末からのアクセスに伴い、正規のユーザ認証データが入力されたか否かによって、前記同様に元の撮影画像か又はその合成画像を選択出力する構成としてもよい。
【0119】
(第2実施形態)
図13は本発明の第2実施形態に係る画像配信サーバ30の構成を示すブロック図である。
【0120】
この画像配信サーバ30は、各種の記録媒体に記録されたプログラム、又は、伝送されたプログラムを読み込んで、その読み込んだプログラムによって動作が制御されるコンピュータによって構成され、その電子回路には、CPU(central processing unit)31が備えられる。
【0121】
CPU31は、メモリ32内に予め記憶されたサーバ制御プログラム、あるいはCD−ROMなどの外部記録媒体33から記録媒体読取部34を介して前記メモリ32に読み込まれたサーバ制御プログラム、あるいはインターネットN上の他のWebサーバ(この場合はプログラムサーバ)から電送制御部35を介して前記メモリ32に読み込まれたサーバ制御プログラムに応じて、回路各部の動作を制御するもので、前記メモリ32に記憶されたサーバ制御プログラムは、電送制御部35を介して接続されるインターネットN上の各通信端末(デジタルカメラ付き携帯電話10A、通信機能付きデジタルカメラ10B、その他PC(personal computer)端末)などや他のWebサーバとの通信信号に応じて起動される。
【0122】
前記CPU31には、前記メモリ32、記録媒体読取部34、電送制御部35が接続される他に、LCDからなる表示部36などが接続される。
【0123】
そして、メモリ32には、当該画像配信サーバ30の全体の動作を司るシステムプログラムや電送制御部35を介してインターネットN上の各通信端末(デジタルカメラ付き携帯電話10A、通信機能付きデジタルカメラ10B、その他PC(personal computer)端末などや他のWebサーバとデータ通信するための通信プログラムが記憶される他に、前記インターネットN上の各通信端末(10A,10Bなど)とのアクセスに基づき、それぞれそのユーザ端末毎の撮影画像ファイル32Hn,…を生成管理し、撮影画像データを保存・配信したり、当該撮影画像内の秘密にしたい(公開したくない)被写体の顔画像の特定とこの特定顔画像を別顔画像に置き換えることによる合成画像の作成処理や保存・配信処理などを行うための画像出力処理プログラム32aなどが記憶される。
【0124】
従って、この画像配信サーバ30のメモリ32にも、前記画像出力装置10のメモリ12と同様に、各ユーザ端末から受信された撮影画像ファイルが一時記憶される受信撮影画像メモリ32b、この受信された撮影画像ファイルについて合成画像を作成するための特定顔画像位置登録メモリ32c、別顔画像メモリ32eなどが用意され、さらに、各ユーザ端末毎の管理ファイル32hとして、フォトアドレス帳メモリ32g(ビジネス1,プライベート2,シークレット3)、撮影画像ファイル32h1,32h2,…などが用意される。
【0125】
各ユーザ端末毎の撮影画像ファイル(1)32h1,(2)32h2,…には、そのそれぞれのファイル(1)(2)…毎に、ファイル名:ユーザ認証データ(指紋画像やパスワードなど)32h1a,32h2a,…に対応付けされた秘密画像ファイル32h1b,32h2b,…と公開画像ファイル32h1c,32h2c,…とが用意される。
【0126】
秘密画像ファイル32h1b,32h2b,…には、アクセス元のユーザ端末(10Aや10Bなど)から受信され前記受信撮影画像メモリ32bに記憶された撮影画像ファイル内の各撮影画像データがそのまま元の撮影画像32hnb−1,−2,…として記憶保存され、公開画像ファイル32h1c,32h2c,…には、前記秘密画像ファイル32h1b,32h2b,…に記憶された元の撮影画像32hnb−1,−2,…それぞれの秘密の被写体顔画像を予め対応設定あるいは選択された別顔画像(32e(n))に置き換え処理した合成画像32hnc−1,−2,…が記憶保存される。
【0127】
この秘密画像ファイル32h1b,32h2b,…に保存される元の撮影画像データ32hnb−1,−2,…と公開画像ファイル32h1c,32h2c,…に保存される合成画像データ32hnc−1,−2,…との関係については、前記第1実施形態にて説明した画像出力装置10と同様であるためその説明を省略する。
【0128】
このような構成の画像配信サーバ30をインターネットなどの通信ネットワークN上に開設し、各ユーザ端末としてのデジタルカメラ付き携帯電話10Aや通信機能付きデジタルカメラ10Bなどとの通信を行い、各ユーザ端末におけるフォトアドレス帳データや撮影画像ファイルを取り込み当該画像配信サーバ30において前記第1実施形態の画像出力装置10と同様に管理することで、各ユーザ端末32hn…毎に元の撮影画像32hnb−1,−2,…に対応付けて容易に合成画像32hnc−1,−2,…を生成保存することができ、またこれらの保存画像を各ユーザ端末からの要求に応じて配信することができる。
【0129】
この場合、各ユーザファイル32hn…に保存された秘密画像ファイル32hnb内の元の撮影画像32hnb−1,−2,…は、その何れも各対応するユーザ端末の認証データ32hnaが入力一致判断された場合にのみ読み出されて配信される。
【0130】
したがって、前記構成の画像配信サーバ30において各ユーザ端末との間でアクセスしながら実施される公開/秘密画像設定機能やこれに伴う合成画像作成機能、そして画像配信機能によれば、ユーザ端末とのアクセスに伴い受信されたユーザ名:ファイル名:ユーザ認証データ32hnaに対応付けて、撮影受信された画像ファイル32b1,32b2,…中の元の撮影画像32hnb−1,−2,…を秘密画像ファイル32hnbとして保存すると共に、元の撮影画像32hnb−1,−2,…における秘密人物の顔画像Hnを当該ユーザ毎のフォトアドレス帳メモリ32gに登録されたシークレットの顔画像(32g3(n))に基づき容易に特定して別顔画像32e(n)に置き換え処理した合成画像32hnc−1,−2,…を作成し公開画像ファイル32hncに保存する。この後、ユーザ端末からのアクセスに伴いファイル名が指定されると、該当ユーザのファイル名32hnaに対応する撮影画像ファイル(n)32hn内の公開画像ファイル32hncから秘密人物の特定顔画像Hnを別顔画像32e(n)で置き換え処理した合成画像32hnc−1,−2,…が読み出されて配信され、正しいユーザ認証データ32hnaが入力されることで、前記秘密画像ファイル32hnbに保存された元の撮影画像32hnb−1,−2,…が読み出されて配信されるので、第三者端末からのアクセス操作によって元の撮影画像32hnb−1,−2,…がそのまま配信出力されるのを防止することができ、しかも合成画像32hnc−1,−2,…であっても、秘密人物の顔画像Hnはその本人に応じたアニメ顔などに置き換えられて合成されているので、撮影の構図やその雰囲気については配信先の第3者にも十分表現することができる。
【0131】
なお、この画像配信サーバ30では、特定会員用のHP(ホームページ)からの端末アクセスに基づき撮影画像の配信要求があった場合には、各会員ユーザファイル32hn…に保存された秘密画像ファイル32hnb内の元の撮影画像32hnb−1,−2,…を出力配信し、一般会員用のHP(ホームページ)からの端末アクセスに基づき撮影画像の配信要求があった場合には、各会員ユーザファイル32hn…に保存された公開画像ファイル32hnc内の合成画像32hnc−1,−2,…を出力配信する構成としてもよい。
【0132】
なお、前記各実施形態において記載した画像出力装置10や画像配信サーバ30による各処理の手法、すなわち、図8のフローチャートに示す画像撮影処理、図9のフローチャートに示す公開/秘密画像設定処理、図10のフローチャートに示す当該公開/秘密画像設定処理に伴う合成画像作成処理、図11のフローチャートに示す当該合成画像作成処理に伴う撮影顔画像特定処理、図12のフローチャートに示す画像表示処理等の各手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記録媒体13(33)に格納して配布することができる。そして、通信ネットワーク(インターネット)Nとの通信機能を備えた種々のコンピュータ端末は、この外部記録媒体13(33)に記憶されたプログラムを記録媒体読取部14(34)によってメモリ12(32)に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記各実施形態において説明した公開/秘密画像設定・表示(配信)機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
【0133】
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワーク(インターネット)N上を伝送させることができ、この通信ネットワーク(インターネット)Nに接続されたコンピュータ端末から前記のプログラムデータを取り込み、前述した公開/秘密画像設定・表示(配信)機能を実現することもできる。
【0134】
なお、本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
【0135】
【発明の効果】
以上のように、本発明の請求項1に係る画像出力装置によれば、サーチ顔画像記憶手段によりサーチ顔画像が記憶され、別顔画像記憶手段により別顔画像が記憶され、撮影画像記憶手段により撮影画像が記憶される。そして、顔画像特定手段によって前記撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像の中から前記サーチ顔画像記憶手段により記憶されたサーチ顔画像に対応した顔画像が特定される。すると、合成画像作成手段によって前記特定された顔画像を前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像に置き換えた合成画像が作成され、合成画像出力手段によって出力されるので、撮影画像の中の例えば秘密の人物の顔画像を、サーチ顔画像に基づき容易に特定しこれを別顔画像に置き換えた合成画像を作成でき、この合成画像を出力できるようになる。
【0136】
また、本発明の請求項2に係る画像出力装置によれば、サーチ顔画像記憶手段によってサーチ顔画像が記憶され、別顔画像記憶手段によって別顔画像が記憶され、撮影画像記憶手段によって撮影画像が記憶される。そして、顔画像特定手段によって前記撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像の中から前記サーチ顔画像記憶手段により記憶されたサーチ顔画像に対応した顔画像が特定され、合成画像作成手段によって前記顔画像特定手段により特定された顔画像を前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像に置き換えた合成画像が作成され、合成画像記憶手段によって記憶される。すると、合成画像出力手段によって外部からの画像出力要求に応答して前記合成画像記憶手段により記憶された合成画像が出力され、また撮影画像出力手段によって外部からの画像出力要求に伴う認証情報の入力に応答して、前記撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像が出力されるので、撮影画像の中の例えば秘密の人物の顔画像を、サーチ顔画像に基づき容易に特定しこれを別顔画像に置き換えた合成画像を作成できるばかりでなく、通常の画像出力要求時には当該合成画像を出力でき、撮影者本人などの認証情報が入力された場合にのみ元の撮影画像を出力できるようになる。
【0137】
また、本発明の請求項3に係る画像出力装置によれば、サーチ顔画像記憶手段によってサーチ顔画像が記憶され、別顔画像記憶手段によって別顔画像が記憶され、撮影画像記憶手段によって撮影画像が記憶される。そして、顔画像特定手段によって前記撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像の中から前記サーチ顔画像記憶手段により記憶されたサーチ顔画像に対応した顔画像が特定され、合成画像作成手段によって前記顔画像特定手段により特定された顔画像を前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像に置き換えた合成画像が作成され、合成画像記憶手段によって記憶される。すると、画像出力手段によって外部からの画像出力要求に伴い正規の認証情報が入力された場合には前記撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像が出力され、外部からの画像出力要求に伴い正規の認証情報が入力されない場合には前記合成画像記憶手段により記憶された合成画像が出力されるので、撮影画像の中の例えば秘密の人物の顔画像を、サーチ顔画像に基づき容易に特定しこれを別顔画像に置き換えた合成画像を作成できるばかりでなく、撮影者本人などの正規の認証情報が入力された場合には元の撮影画像を出力でき、正規の認証情報が入力されない場合にはその合成画像を出力できるようになる。
【0138】
また、本発明の請求項4に係る画像出力装置によれば、サーチ顔画像記憶手段によってサーチ顔画像が記憶され、別顔画像記憶手段によって別顔画像が記憶され、撮影画像記憶手段によって撮影画像が記憶される。そして、顔画像特定手段によって前記撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像の中から前記サーチ顔画像記憶手段により記憶されたサーチ顔画像に対応した顔画像が特定され、特定顔画像部記憶手段によって前記特定された撮影画像の中の顔画像部分が記憶される。すると、撮影画像出力手段によって外部からの画像出力要求に伴い正規の認証情報が入力された場合には前記撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像が出力され、また、外部からの画像出力要求に伴い正規の認証情報が入力されない場合には、合成画像作成手段によって前記特定顔画像部記憶手段により記憶された撮影画像の中の顔画像部分に従いその特定された顔画像を前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像に置き換えた合成画像が作成されると共に、合成画像出力手段によって出力されるので、撮影者本人などの正規の認証情報が入力された場合には撮影した元の撮影画像を出力でき、正規の認証情報が入力されない場合には撮影画像の中の例えば秘密の人物の顔画像を、サーチ顔画像に基づき容易に特定しこれを別顔画像に置き換えた合成画像を作成して出力できるようになる。
【0139】
また、本発明の請求項5に係る画像出力装置によれば、前記請求項1ないし請求項4の何れか1項に係る画像出力装置にあって、前記別顔画像記憶手段により記憶される別顔画像は、前記サーチ顔画像記憶手段により記憶されるサーチ顔画像に対応付けられて記憶され、前記合成画像作成手段では、前記撮影画像の中の特定された顔画像を当該特定顔画像に対応したサーチ顔画像に対応付けられて前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像に置き換えた合成画像が作成されるので、撮影画像の中の例えば秘密の人物の顔画像を、サーチ顔画像に基づき容易に特定しこれを当該サーチ顔画像に応じたアニメ顔などの別顔画像に置き換えた合成画像を作成できるようになる。
【0140】
また、本発明の請求項6に係る画像出力装置によれば、前記請求項5に係る画像出力装置にあって、前記合成画像作成手段は、前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像の1つを選択する別顔画像選択手段を有し、前記撮影画像の中の特定された顔画像を当該特定顔画像に対応したサーチ顔画像に対応付けられて前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像または前記別顔画像選択手段により選択された別顔画像に置き換えて合成画像を作成するので、撮影画像の中の例えば秘密の人物の顔画像を、サーチ顔画像に基づき容易に特定しこれを当該サーチ顔画像に応じたアニメ顔などの別顔画像か又は任意選択した別顔画像に置き換えた合成画像を作成できるようになる。
【0141】
また、本発明の請求項7に係る画像出力装置によれば、請求項1ないし請求項6の何れか1項に係る画像出力装置にあって、前記合成画像作成手段による前記撮影画像の中の特定された顔画像の別顔画像への置き換えは、当該特定顔画像のサイズに別顔画像のサイズを合わせて置き換えられるので、撮影画像の中の例えば秘密の人物の顔画像を、サーチ顔画像に基づき容易に特定しこれを当該特定顔画像のサイズに合わせた別顔画像に置き換えた合成画像を作成できるようになる。
【0142】
また、本発明の請求項8に係る画像出力装置によれば、前記請求項1ないし請求項7の何れか1項に係る画像出力装置にあって、さらに、デジタルカメラなどの撮影手段を備え、この撮影手段により撮影された撮影画像に基づいて、当該撮影画像が撮影画像記憶手段により記憶されたり、この撮影画像中のサーチ顔画像が別顔画像に置き換え合成されて合成画像出力手段により出力されるようになる。
【0143】
よって、撮影画像中の隠したい顔画像を容易に探し出し、画像合成して出力することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る画像出力装置10の電子回路の構成を示すブロック図。
【図2】前記画像出力装置10の別顔画像メモリ12eに記憶された各種の別画像(1),(2),…を示す図。
【図3】前記画像出力装置10のフォトアドレス帳メモリ12gに記憶された各フォトアドレスデータの内容を示す図。
【図4】前記画像出力装置であるデジタルカメラ付き携帯電話10Aの外観構成を示す図であり、同図(A)はその全体斜視図、同図(B)はその部分拡大図。
【図5】前記画像出力装置であるデジタルカメラ10Bとそのクレードル15xの外観構成を示す図。
【図6】前記画像出力装置10の公開/秘密画像設定処理に伴い撮影画像ファイル12h1にユーザ認証データ12h1aを対応付けて保存管理される秘密画像ファイル12h1bと公開画像ファイル12h1cを示す図であり、同図(A)(B)(C)は秘密画像ファイル12h1bに保存管理された元の撮影画像12h1b−1,12h1b−2,12h1b−3を示す図、同図(A1)(B1)(C1)はそれぞれその隠蔽すべき特定の顔画像を別顔画像に置き換えて公開画像ファイル12h1cに保存管理された合成画像12h1c−1,12h1c−2,12h1c−3を示す図。
【図7】前記画像出力装置10の公開/秘密画像設定処理に伴い撮影画像ファイル12h2にユーザ認証データ12h2aを対応付けて保存管理される秘密画像ファイル12h2bと公開画像ファイル12h2cを示す図であり、同図(A)(B)(C)は秘密画像ファイル12h2bに保存管理された元の撮影画像12h2b−1,12h2b−2,12h2b−3を示す図、同図(A1)(B1)(C1)はそれぞれその隠蔽すべき特定の顔画像を別顔画像に置き換えて公開画像ファイル12h2cに保存管理された合成画像12h2c−1,12h2c−2,12h2c−3を示す図。
【図8】前記画像出力装置10による画像撮影処理を示すフローチャート。
【図9】前記画像出力装置10による公開/秘密画像設定処理を示すフローチャート。
【図10】前記画像出力装置10の公開/秘密画像設定処理に伴う合成画像作成処理を示すフローチャート。
【図11】前記画像出力装置10の合成画像作成処理に伴う撮影顔画像特定処理を示すフローチャート。
【図12】前記画像出力装置10の画像表示処理を示すフローチャートであり、同図(A)はその画像表示処理(方式1)を示すフローチャート、同図(B)はその画像表示処理(方式2)を示すフローチャート。
【図13】本発明の第2実施形態に係る画像配信サーバ30の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
10 …画像出力装置
10A…デジタルカメラ付き携帯電話
10B…通信機能付きデジタルカメラ
30 …画像配信サーバ
11、31…CPU
12、32…メモリ
12a、32a…画像出力処理プログラム
12b(32b)…デジカメ(受信)撮影画像メモリ
12c、32c…特定顔画像位置登録メモリ
12e、32e…別顔画像メモリ
12g、32g…フォトアドレス帳メモリ
12hna、32hna…ファイル名:ユーザ認証データ
12hnb、32hnb…秘密画像ファイル(元の撮影画像)
12hnc、32hnc…公開画像ファイル(合成画像)
13、33…外部記録媒体
14、34…記録媒体読取部
15、35…電送制御部
16 …入力部
17 …画像入力部(デジタルカメラ)
17x…認証情報入力部
18 …距離センサ
19、36…表示部
20 …画像出力部
21 …Webサーバ
N …通信ネットワーク(インターネット)
Claims (18)
- サーチ顔画像を記憶するサーチ顔画像記憶手段と、
別顔画像を記憶する別顔画像記憶手段と、
撮影画像を記憶する撮影画像記憶手段と、
この撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像の中から前記サーチ顔画像記憶手段により記憶されたサーチ顔画像に対応した顔画像を特定する顔画像特定手段と、
この顔画像特定手段により特定された顔画像を前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像に置き換えて合成画像を作成する合成画像作成手段と、
この合成画像作成手段により作成された合成画像を出力する合成画像出力手段と、
を備えたことを特徴とする画像出力装置。 - サーチ顔画像を記憶するサーチ顔画像記憶手段と、
別顔画像を記憶する別顔画像記憶手段と、
撮影画像を記憶する撮影画像記憶手段と、
この撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像の中から前記サーチ顔画像記憶手段により記憶されたサーチ顔画像に対応した顔画像を特定する顔画像特定手段と、
この顔画像特定手段により特定された顔画像を前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像に置き換えて合成画像を作成する合成画像作成手段と、
この合成画像作成手段により作成された合成画像を記憶する合成画像記憶手段と、
外部からの画像出力要求に応答して、前記合成画像記憶手段により記憶された合成画像を出力する合成画像出力手段と、
外部からの画像出力要求に伴う認証情報の入力に応答して、前記撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像を出力する撮影画像出力手段と、
を備えたことを特徴とする画像出力装置。 - サーチ顔画像を記憶するサーチ顔画像記憶手段と、
別顔画像を記憶する別顔画像記憶手段と、
撮影画像を記憶する撮影画像記憶手段と、
この撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像の中から前記サーチ顔画像記憶手段により記憶されたサーチ顔画像に対応した顔画像を特定する顔画像特定手段と、
この顔画像特定手段により特定された顔画像を前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像に置き換えて合成画像を作成する合成画像作成手段と、
この合成画像作成手段により作成された合成画像を記憶する合成画像記憶手段と、
外部からの画像出力要求に伴い正規の認証情報が入力された場合には前記撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像を出力し、外部からの画像出力要求に伴い正規の認証情報が入力されない場合には前記合成画像記憶手段により記憶された合成画像を出力する画像出力手段と、
を備えたことを特徴とする画像出力装置。 - サーチ顔画像を記憶するサーチ顔画像記憶手段と、
別顔画像を記憶する別顔画像記憶手段と、
撮影画像を記憶する撮影画像記憶手段と、
この撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像の中から前記サーチ顔画像記憶手段により記憶されたサーチ顔画像に対応した顔画像を特定する顔画像特定手段と、
この顔画像特定手段により特定された撮影画像の中の顔画像部分を記憶する特定顔画像部記憶手段と、
外部からの画像出力要求に伴い正規の認証情報が入力された場合には前記撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像を出力する撮影画像出力手段と、
外部からの画像出力要求に伴い正規の認証情報が入力されない場合には前記特定顔画像部記憶手段により記憶された撮影画像の中の顔画像部分に従いその特定された顔画像を前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像に置き換えて合成画像を作成する合成画像作成手段と、
この合成画像作成手段により作成された合成画像を出力する合成画像出力手段と、
を備えたことを特徴とする画像出力装置。 - 前記別顔画像記憶手段により記憶する別顔画像は、前記サーチ顔画像記憶手段により記憶されるサーチ顔画像に対応付けて記憶し、
前記合成画像作成手段は、前記撮影画像の中の特定された顔画像を当該特定顔画像に対応したサーチ顔画像に対応付けられて前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像に置き換えて合成画像を作成する、
ことを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の画像出力装置。 - 前記合成画像作成手段は、
前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像の1つを選択する別顔画像選択手段を有し、
前記撮影画像の中の特定された顔画像を当該特定顔画像に対応したサーチ顔画像に対応付けられて前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像または前記別顔画像選択手段により選択された別顔画像に置き換えて合成画像を作成する、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像出力装置。 - 前記合成画像作成手段による前記撮影画像の中の特定された顔画像の別顔画像への置き換えは、当該特定顔画像のサイズに別顔画像のサイズを合わせて置き換えることを特徴とする請求項1ないし請求項6の何れか1項に記載の画像出力装置。
- さらに、撮影手段を備え、
前記撮影画像記憶手段は、前記撮影手段により撮影された撮影画像を記憶する
ことを特徴とする請求項1ないし請求項7の何れか1項に記載の画像出力装置。 - サーチ顔画像を記憶するサーチ顔画像記憶ステップと、
別顔画像を記憶する別顔画像記憶ステップと、
撮影画像を記憶する撮影画像記憶ステップと、
この撮影画像記憶ステップにて記憶された撮影画像の中から前記サーチ顔画像記憶ステップにて記憶されたサーチ顔画像に対応した顔画像を特定する顔画像特定ステップと、
この顔画像特定ステップにて特定された顔画像を前記別顔画像記憶ステップにて記憶された別顔画像に置き換えて合成画像を作成する合成画像作成ステップと、
この合成画像作成ステップにて作成された合成画像を出力する合成画像出力ステップと、
からなることを特徴とする画像出力方法。 - サーチ顔画像を記憶するサーチ顔画像記憶ステップと、
別顔画像を記憶する別顔画像記憶ステップと、
撮影画像を記憶する撮影画像記憶ステップと、
この撮影画像記憶ステップにて記憶された撮影画像の中から前記サーチ顔画像記憶ステップにて記憶されたサーチ顔画像に対応した顔画像を特定する顔画像特定ステップと、
この顔画像特定ステップにて特定された顔画像を前記別顔画像記憶ステップにて記憶された別顔画像に置き換えて合成画像を作成する合成画像作成ステップと、
この合成画像作成ステップにて作成された合成画像を記憶する合成画像記憶ステップと、
外部からの画像出力要求に応答して、前記合成画像記憶ステップにて記憶された合成画像を出力する合成画像出力ステップと、
外部からの画像出力要求に伴う認証情報の入力に応答して、前記撮影画像記憶ステップにて記憶された撮影画像を出力する撮影画像出力ステップと、
からなることを特徴とする画像出力方法。 - サーチ顔画像を記憶するサーチ顔画像記憶ステップと、
別顔画像を記憶する別顔画像記憶ステップと、
撮影画像を記憶する撮影画像記憶ステップと、
この撮影画像記憶ステップにて記憶された撮影画像の中から前記サーチ顔画像記憶ステップにて記憶されたサーチ顔画像に対応した顔画像を特定する顔画像特定ステップと、
この顔画像特定ステップにて特定された顔画像を前記別顔画像記憶ステップにて記憶された別顔画像に置き換えて合成画像を作成する合成画像作成ステップと、
この合成画像作成ステップにて作成された合成画像を記憶する合成画像記憶ステップと、
外部からの画像出力要求に伴い正規の認証情報が入力された場合には前記撮影画像記憶ステップにて記憶された撮影画像を出力し、外部からの画像出力要求に伴い正規の認証情報が入力されない場合には前記合成画像記憶ステップにて記憶された合成画像を出力する画像出力ステップと、
からなることを特徴とする画像出力方法。 - コンピュータを制御して画像の出力処理を行うための画像出力処理プログラムであって、
前記コンピュータを、
サーチ顔画像を記憶するサーチ顔画像記憶手段、
別顔画像を記憶する別顔画像記憶手段、
撮影画像を記憶する撮影画像記憶手段、
この撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像の中から前記サーチ顔画像記憶手段により記憶されたサーチ顔画像に対応した顔画像を特定する顔画像特定手段、
この顔画像特定手段により特定された顔画像を前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像に置き換えて合成画像を作成する合成画像作成手段、
この合成画像作成手段により作成された合成画像を出力する合成画像出力手段、
として機能させるようにしたコンピュータ読み込み可能な画像出力処理プログラム。 - コンピュータを制御して画像の出力処理を行うための画像出力処理プログラムであって、
前記コンピュータを、
サーチ顔画像を記憶するサーチ顔画像記憶手段、
別顔画像を記憶する別顔画像記憶手段、
撮影画像を記憶する撮影画像記憶手段、
この撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像の中から前記サーチ顔画像記憶手段により記憶されたサーチ顔画像に対応した顔画像を特定する顔画像特定手段、
この顔画像特定手段により特定された顔画像を前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像に置き換えて合成画像を作成する合成画像作成手段、
この合成画像作成手段により作成された合成画像を記憶する合成画像記憶手段、
外部からの画像出力要求に応答して、前記合成画像記憶手段により記憶された合成画像を出力する合成画像出力手段、
外部からの画像出力要求に伴う認証情報の入力に応答して、前記撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像を出力する撮影画像出力手段、
として機能させるようにしたコンピュータ読み込み可能な画像出力処理プログラム。 - コンピュータを制御して画像の出力処理を行うための画像出力処理プログラムであって、
前記コンピュータを、
サーチ顔画像を記憶するサーチ顔画像記憶手段、
別顔画像を記憶する別顔画像記憶手段、
撮影画像を記憶する撮影画像記憶手段、
この撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像の中から前記サーチ顔画像記憶手段により記憶されたサーチ顔画像に対応した顔画像を特定する顔画像特定手段、
この顔画像特定手段により特定された顔画像を前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像に置き換えて合成画像を作成する合成画像作成手段、
この合成画像作成手段により作成された合成画像を記憶する合成画像記憶手段、
外部からの画像出力要求に伴い正規の認証情報が入力された場合には前記撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像を出力し、外部からの画像出力要求に伴い正規の認証情報が入力されない場合には前記合成画像記憶手段により記憶された合成画像を出力する画像出力手段、
として機能させるようにしたコンピュータ読み込み可能な画像出力処理プログラム。 - 端末毎にサーチ顔画像を記憶するサーチ顔画像記憶手段と、
別顔画像を記憶する別顔画像記憶手段と、
端末から撮影画像を受信する撮影画像受信手段と、
この撮影画像受信手段により受信された撮影画像を記憶する撮影画像記憶手段と、
この撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像の中から前記サーチ顔画像記憶手段により記憶されたサーチ顔画像に対応した顔画像を特定する顔画像特定手段と、
この顔画像特定手段により特定された顔画像を前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像に置き換えて合成画像を作成する合成画像作成手段と、
この合成画像作成手段により作成された合成画像を記憶する合成画像記憶手段と、
端末からの画像配信要求の受信に応答して、前記合成画像記憶手段により記憶された合成画像を当該端末へ送信する合成画像送信手段と、
を備えたことを特徴とする画像配信サーバ。 - 端末毎にサーチ顔画像を記憶するサーチ顔画像記憶手段と、
別顔画像を記憶する別顔画像記憶手段と、
端末から撮影画像を受信する撮影画像受信手段と、
この撮影画像受信手段により受信された撮影画像を記憶する撮影画像記憶手段と、
この撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像の中から前記サーチ顔画像記憶手段により記憶されたサーチ顔画像に対応した顔画像を特定する顔画像特定手段と、
この顔画像特定手段により特定された顔画像を前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像に置き換えて合成画像を作成する合成画像作成手段と、
この合成画像作成手段により作成された合成画像を記憶する合成画像記憶手段と、
特定会員用ホームページにおいて端末からの画像配信要求が受信された場合には前記撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像を当該端末へ送信し、一般会員用ホームページにおいて端末からの画像配信要求が受信された場合には前記合成画像記憶手段により記憶された合成画像を当該端末へ送信する画像送信手段と、
を備えたことを特徴とする画像配信サーバ。 - コンピュータを制御して画像の配信処理を行うための画像配信処理プログラムであって、
前記コンピュータを、
端末毎にサーチ顔画像を記憶するサーチ顔画像記憶手段、
別顔画像を記憶する別顔画像記憶手段、
端末から撮影画像を受信する撮影画像受信手段、
この撮影画像受信手段により受信された撮影画像を記憶する撮影画像記憶手段、
この撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像の中から前記サーチ顔画像記憶手段により記憶されたサーチ顔画像に対応した顔画像を特定する顔画像特定手段、
この顔画像特定手段により特定された顔画像を前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像に置き換えて合成画像を作成する合成画像作成手段、
この合成画像作成手段により作成された合成画像を記憶する合成画像記憶手段、
端末からの画像配信要求の受信に応答して、前記合成画像記憶手段により記憶された合成画像を当該端末へ送信する合成画像送信手段、
として機能させるようにしたコンピュータ読み込み可能な画像配信処理プログラム。 - コンピュータを制御して画像の配信処理を行うための画像配信処理プログラムであって、
前記コンピュータを、
端末毎にサーチ顔画像を記憶するサーチ顔画像記憶手段、
別顔画像を記憶する別顔画像記憶手段、
端末から撮影画像を受信する撮影画像受信手段、
この撮影画像受信手段により受信された撮影画像を記憶する撮影画像記憶手段、
この撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像の中から前記サーチ顔画像記憶手段により記憶されたサーチ顔画像に対応した顔画像を特定する顔画像特定手段、
この顔画像特定手段により特定された顔画像を前記別顔画像記憶手段により記憶された別顔画像に置き換えて合成画像を作成する合成画像作成手段、
この合成画像作成手段により作成された合成画像を記憶する合成画像記憶手段、
特定会員用ホームページにおいて端末からの画像配信要求が受信された場合には前記撮影画像記憶手段により記憶された撮影画像を当該端末へ送信し、一般会員用ホームページにおいて端末からの画像配信要求が受信された場合には前記合成画像記憶手段により記憶された合成画像を当該端末へ送信する画像送信手段、として機能させるようにしたコンピュータ読み込み可能な画像配信処理プログラム。
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