JP2005049185A - 電流センサのシールド構造 - Google Patents

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Yuji Matsuzoe
雄二 松添
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Abstract

【課題】外部ノイズのシールドと隣相シールドとの双方を、低コストにて実現可能とする。
【解決手段】磁気インピーダンス素子,検出回路および演算回路からなり、プリント基板25上に電線22a,22b,22cの数に対応して搭載される電流センサ14a,14b,14cを2枚の磁気シールド板31,32で挟み込むとともに、電線22a,22b,22c側に配置される磁気シールド板32には磁界検出用に穴33a,33b,33cを設けることにより、シールドのための部品点数を少なくし低コスト化を図る。
【選択図】図2

Description

この発明は電流センサ、特に機器を過電流から保護するために用いて好適な電流センサの、外部ノイズによる外部シールドや2相以上の電線間の相互干渉を防ぐ隣相シールドに関する。
従来、電流センサとしてはホール素子や磁気抵抗素子を用いたものが知られているが、最近はこれらよりも高感度なものとして例えば、比嘉外5名「パルス電流励磁によるスパッタ薄膜マイクロMIセンサ」日本応用磁気学会誌,Vol.21,No.4−2,1997年に示されるようなMagneto−Impedance(MI:磁気インピーダンス)効果を利用した磁気インピーダンス素子(単にMI素子ともいう)が出現している。
図4に従来のMI素子を用いた電流計測例を示す。
図示のように、測定対象となる電線4から所定距離r0だけ離れた位置に、MI素子3を配置する。MI素子3はガラス基板2と、ガラス基板2上に搭載された磁性膜1とからなる。
図5にMI素子の周辺回路例を示す。MI素子3に発振器11から正弦波またはパルス波信号を印加すると、図4の電線4の電流によって発生する磁界により変化するインピーダンスに比例して、次の(1)式のような出力Sを得ることができる。なお、図5の符号12は整流回路を示す。
S=α×(I/r0) …(1)
ここに、αは定数、Iは電線4に流れる電流、r0は電線4とMI素子3との距離を示す。
このようなMI素子を用いた電流センサにより、例えばサーマルリレー等の3相間の電流測定をする場合は、図6のように電線22a〜22cの3本に対し、3つの電流センサ14a〜14cにより磁界を検出し、各相の電流を求めるようにしている。
ところで、上記のような電流センサは感度が非常に高いため、電流センサを搭載した機器(例えば、サーマルリレー等)の外部の大電流によって発生する磁界の影響、すなわち外部ノイズを除去するため、図示のように外部シールド21を施すのが一般的である。
また、3相の電流が流れるため、電線22a,22b,22c間から発生する磁界の影響を除去するため、図7のような隣相シールド23a,23b,23cが設けられ、これにより、例えば電線22aから発生する磁界は電流センサ14aのみの出力信号とし、電流センサ14bや14cには影響を与えないようにしている。
こうして、サーマルリレー等の外部で発生した磁界の影響は外部シールドで除去することが可能となり、一方、各電線間で発生する磁界の影響は隣相シールドで除去することが可能となる。なお、主として外部ノイズを除去するために特許文献1のように、2重シールド構成にするものもある。
特開2001−281270号公報(第4頁、図2)
しかし、従来の隣相シールドは曲げ加工が各相毎に必要となる。また、外部シールドは隣相シールドおよび電流センサ(MI素子部)を覆い囲う必要があり、シールド構造によるコストアップという問題がある。
したがって、この発明の課題は、低コストに外部シールドおよび隣相シールドを実現することにある。
このような課題を解決するために、請求項1の発明では、導電線から導電線の垂直方向に所定の距離だけ離れた位置に配置される磁気インピーダンス素子と、この磁気インピーダンス素子に接続され前記導電線から発生する磁界に応じた検出信号を出力する検出回路と、この検出回路からの信号を処理する演算回路とを備えた少なくとも1つの電流センサに対し、この電流センサを挟むように第1,第2の磁気シールドを配置したことを特徴とする。
上記請求項1の発明においては、前記第1,第2の磁気シールドのうち、前記導電線側に配置される磁気シールドの導電線と対応する位置に穴を形成することができる(請求項2の発明)。また、この請求項2の発明においては、前記電流センサおよび穴は2つ以上とすることができ(請求項3の発明)、さらに、請求項2または3の発明においては、前記導電線側に配置される磁気シールドと対向するように、第3の磁気シールドを設けることができる(請求項4の発明)。
この発明によれば、電流検出用穴を設けた磁気シールド板と、もう1枚の磁気シールド板とにより、MI素子を用いた電流センサを挟み込む構造としたことで、外部シールドと隣相シールドの双方の影響を除去することができ、低コスト化を実現できる。
図1はこの発明の第1の実施の形態を示す構成図である。
すなわち、図1(a)のように、プリント基板25に搭載され、電線22a〜22cに対応する電流センサ14a〜14cが、図1(b)のように、磁気シールドである磁気シールド板31,32によって挟まれて構成されている。各電流センサ14a〜14cは、プリント基板25上で互いにできるだけ離れた位置に配置することが望ましい。
磁気シールド板31,32のうち、測定対象となる電線22a〜22c側にある磁気シールド板32には、図2に示すように穴33a,33b,33cが形成され、この穴を通して電流または磁界が計測されるようになっている。なお、測定対象となる電線22a〜22cが磁気シールド板31側にある場合は、磁気シールド板31に穴が形成されることは言うまでも無い。このように、電流センサ14a,14b,14cはそれぞれに対応する穴33a,33b,33cからの磁界または電流のみを検出するため、各隣相間の影響を除去することが可能となる。また、外部ノイズの影響は、磁気シールド板31,32によって除去することができる。
図3に別の実施の形態を示す。
図1(図2)のシールド構造では、穴33a,33b,33cにより外部ノイズの影響が多少あることが考えられる。そこで、この影響を除去して高精度化するためには、図3のように磁気シールド板32と新たな磁気シールド板33により、電線22a〜22cを囲う構造とする。こうすることで、穴から入射する外部ノイズの影響を除去することが可能となる。
この発明の第1の実施の形態説明図 図1をより詳細に説明するための構造図 この発明の第2の実施の形態を示す構成図 MI素子を用いた電流センサの従来例を示す構成図 図4の電流センサ周辺回路図 外部シールドの従来例の説明図 従来の隣相シールドおよび外部シールドの説明図
符号の説明
14a,14b,14c…電流センサ、22a,22b,22c…電線、25…プリント基板、31,32,33…磁気シールド、33a,33b,33c…穴。

Claims (4)

  1. 導電線から導電線の垂直方向に所定の距離だけ離れた位置に配置される磁気インピーダンス素子と、この磁気インピーダンス素子に接続され前記導電線から発生する磁界に応じた検出信号を出力する検出回路と、この検出回路からの信号を処理する演算回路とを備えた少なくとも1つの電流センサに対し、この電流センサを挟むように第1,第2の磁気シールドを配置したことを特徴とする電流センサのシールド構造。
  2. 前記第1,第2の磁気シールドのうち、前記導電線側に配置される磁気シールドの導電線と対応する位置に穴を形成したことを特徴とする請求項1に記載の電流センサのシールド構造。
  3. 前記電流センサおよび穴は2つ以上であることを特徴とする請求項2に記載の電流センサのシールド構造。
  4. 前記導電線側に配置される磁気シールドと対向するように、第3の磁気シールドを設けたことを特徴とする請求項2または3に記載の電流センサのシールド構造。
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