JP2005048889A - 自動二輪車等の倒立型フロントフォーク - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 自動二輪車等の倒立型フロントフォーク20において、アウタチューブ201側に取付けた中空のピストンロッド206の先端部にインナチューブ202の内周に摺接するとともに伸側減衰力発生装置220を設けたピストン221を取付け、ピストンロッド206の上部の大径部内に圧側減衰力発生装置230を設けたバルブシート233を固設し、バルブシート230の上部に内側油溜室234Aを区画し、該内側油溜室234Aをバルブシート233に設けた流路235、236及びピストンロッド206内の油路222Cを介して、インナチューブ202内のピストン側油室222Bに連通したもの。
【選択図】 図2
Description
(1)ピストンロッドの上部にバルブシートを介して設けた内側油溜室に、ピストンロッド内の油路を介して、インナチューブ内のピストン側油室を連通した。従って、ピストンロッドに設けたピストンをインナチューブの内周に直接摺動させ、かつインナチューブ内に進入/退出するピストンロッドの容積分の作動油を内側油溜室によって補償できる。インナチューブとは格別のシリンダパイプを削減し、コスト低減できる。
(2)ロッドガイドの内周に設けた一方向性のオイルシールにより、ピストンロッド側油室の作動油を密封するとともに、内側油溜室が一定の圧力に上昇したときに該内側油溜室の作動油を気体室に排出する可動隔壁部材を備えた。従って、ピストンロッド側油室とピストン側油室と内側油溜室の作動油の圧力を保ち、伸側減衰力発生装置による伸側減衰力と圧側減衰力発生装置による圧側減衰力の安定を図ることができる。
(3)中空のピストンロッドにおいて、最伸張時に、ピストンロッド側油室の最上部に臨む位置に、ピストンロッド側油室とピストンロッド内の油路を連通する油孔を設けた。従って、キャビテーション等により発生してピストンロッド側油室にたまった気泡を油溜室に逃すことができ、減衰力の応答性を改善できる。
(4)伸側と圧側の減衰力発生装置を設けたフロントフォークでは、ピストンロッドの上部に大径部を形成したから、懸架スプリングを設けるスペースがない。左右のうちの一方のフロントフォークにのみ伸側と圧側の減衰力発生装置を設け、減衰力発生装置を設けない他方のフロントフォークにのみ懸架スプリングを設けることにより、各フロントフォークのコンパクトを図ることができる。
フロントフォーク10は、図1に示す如く、車体側に支持されるアウタチューブ101(車体側チューブ)に、車軸に結合されるインナチューブ102(車輪側チューブ)に摺動自在に嵌合した倒立型であり、両チューブ101、102の間に懸架スプリング11を介装している。懸架スプリング11は、アウタチューブ101に固定したスプリングカラー103Aと、インナチューブ102に取付けたシリンダ104の外周に固定のスプリングシート103Bとの間に介装される。
フロントフォーク20は、図1、図2に示す如く、車体側に支持されるアウタチューブ201(車体側チューブ)に、車軸に支持されるインナチューブ202(車輪側チューブ)を摺動自在に嵌合した倒立型であり、両チューブ201、202の内部にダンパユニット21を正立にして内装している。即ち、ダンパユニット21は、後に詳述する如く、インナチューブ202とピストンロッド206にて構成される。インナチューブ202の下端外周には車軸ブラケット207の螺着孔が螺着される。また、アウタチューブ201の上端開口にはキャップ209が螺着され、キャップ209にピストンロッド206が吊下げ支持される。
ピストンバルブ装置220は、キャップ209に吊下げ支持される複数の中空筒状体の連結体であるピストンロッド206の先端部にピストン221を設けている。ピストン221は、インナチューブ202の内周に摺接するとともに、インナチューブ202の内部をピストンロッド206が収容されるピストンロッド側油室222Aと、ピストンロッド206が収容されないピストン側油室222Bに区画する。
ベースバルブ装置230は、アウタチューブ201の上端開口に螺着されているキャップ209に回転可能に支持されている支持ロッド231の下端側にガイドパイプ232を固定し、ガイドパイプ232の先端側にバルブシート233を設けている。このとき、ピストンロッド206を構成する1つの中空筒状体206Aがピストンロッド206の上部の大径部を構成し、この中空筒状体206Aの内周部に固定化されている中空支持部材233Aにガイドパイプ232の先端部を挿着し、バルブシート233を中空支持部材233Aに支持し、バルブシート233を中空筒状体206Aの内周部に液密に固定配置する。バルブシート233はピストンロッド206内に、前述のピストン側油室222Bに連通する油路222Cと、内側油溜室234Aを区画形成する。油溜室234Aは、インナチューブ202内に進入/退出するピストンロッド206の体積分の作動油を補償する。
圧側減衰力調整装置250は、バルブシート233の両側の、内側油溜室234Aと、ピストンロッド206の油路222Cを連通する第1のバイパス流路251をバルブシート233の内部、具体的にはバルブシート233の中空支持部材233Aの内部に設ける。
伸側減衰力調整装置260は、ピストン221の両側の、ロッド側油室222Aとピストン側油室222Bを連通する第2のバイパス流路261をピストン221の内部、具体的にはピストンロッド206の先端部を構成する1つの中空筒状体206Bの内部に設ける。
(1)ピストンロッド206の上部にバルブシート233を介して設けた内側油溜室234Aに、ピストンロッド206内の油路222Cを介して、インナチューブ202内のピストン側油室222Bを連通した。従って、ピストンロッド206に設けたピストン221をインナチューブ202の内周に直接摺動させ、かつインナチューブ202内に進入/退出するピストンロッド206の容積分の作動油を内側油溜室234Aによって補償できる。インナチューブ202とは格別のシリンダパイプを削減し、コスト低減できる。
10 フロントフォーク
11 懸架スプリング
20 フロントフォーク
21 ダンパユニット
201 アウタチューブ
202 インナチューブ
206 ピストンロッド
210 ロッドガイド
211 外側油溜室
212 気体室
220 ピストンバルブ装置(伸側減衰力発生装置)
221 ピストン
222A ピストンロッド側油室
222B ピストン側油室
222C 油路
225 オイルシール(シール手段)
226 Oリング(シール手段)
228 油孔
230 ベースバルブ装置(圧側減衰力発生装置)
233 バルブシート
234A 内側油溜室
234B 気体室
235、236 流路
241 可動隔壁部材
Claims (4)
- アウタチューブ内に、インナチューブを摺動自在に挿入した自動二輪車等の倒立型フロントフォークにおいて、
前記アウタチューブを車体側に、前記インナチューブを車輪側に取付け、
前記インナチューブ内周に、前記アウタチューブ側に取付けた中空のピストンロッドを案内するロッドガイドを固定し、
該中空のピストンロッドの先端部に、前記インナチューブ内周に摺接するとともに、伸側減衰力発生装置を設けたピストンを取付け、
該ピストンにより、前記インナチューブ内に、該ピストンロッドを収容するピストンロッド側油室とピストンロッドを収容しないピストン側油室を区画し、
前記中空のピストンロッドの上部に大径部を形成し、該大径部内に、圧側減衰力発生装置を設けたバルブシートを固設し、
該バルブシートの上部に、上部気体室とした内側油溜室を区画するとともに、該内側油溜室を該バルブシートに設けた流路及び前記中空のピストンロッド内の油路を介して、前記ピストン側油室に連通し、
前記ロッドガイドの上部に、上部を気体室とした外側油溜室を設け、
前記ピストンロッド側油室、ピストン側油室を、シール手段にて、前記外側油溜室に対して密封するとともに、前記内側油溜室を、可動隔壁部材にて、前記気体室に対して密封したことを特徴とする自動二輪車等の倒立型フロントフォーク。 - 前記シール手段が、前記ロッドガイドの内周で、前記ピストンロッドの外周に設けた、該ピストンロッド側油室の作動油を密封する一方向性のオイルシールと、前記ロッドガイドの外周で、前記インナチューブの内周に設けたOリングからなり、
該可動隔壁部材は、前記内側油溜室が一定の圧力になったときに、該内側油溜室内の作動油を前記気体室に排出して、前記ピストンロッド側油室、ピストン側油室及び前記内側油溜室の内圧を一定に保つ請求項1に記載の自動二輪車等の倒立型フロントフォーク。 - 前記中空のピストンロッドが最伸張時に、前記ピストンロッド側油室の最上部に臨む位置に、該ピストンロッド側油室と前記中空ピストンロッド内の油路を連通する油孔を設けた請求項1又は2に記載の自動二輪車等の倒立型フロントフォーク。
- 前輪の左右に一対のフロントフォークを配置した自動二輪車等のフロントフォーク装置において、
一方のフロントフォークとして、前記伸側と圧側の減衰力発生装置を設けた請求項1〜3のいずれかに記載の前記フロントフォークを配設し、他方のフロントフォークにのみ、懸架スプリングを設けた自動二輪車等の倒立型フロントフォーク。
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