JP2005048683A - 密閉型圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 十分に気液分離された冷媒ガスを吐出することができる密閉型圧縮機を提供するものである。
【解決手段】 固定子70外周の切り欠き部70aと筒状ケ−ス20間で形成された連通路80の幅と同じか、もしくは大きい板厚の上蓋30を、筒状ケ−ス20内周側に勘合する配置とすることによって、固定子70の切り欠き部70aと筒状ケ−ス20間の連通路80に導かれた気液混合冷媒ガスは、上蓋30の端面30aに衝突させられ、冷媒ガスに随伴していたオイルが分離させられ、冷媒ガスは吐出管140から冷凍サイクルへ吐出されるものである。
【選択図】 図1
【解決手段】 固定子70外周の切り欠き部70aと筒状ケ−ス20間で形成された連通路80の幅と同じか、もしくは大きい板厚の上蓋30を、筒状ケ−ス20内周側に勘合する配置とすることによって、固定子70の切り欠き部70aと筒状ケ−ス20間の連通路80に導かれた気液混合冷媒ガスは、上蓋30の端面30aに衝突させられ、冷媒ガスに随伴していたオイルが分離させられ、冷媒ガスは吐出管140から冷凍サイクルへ吐出されるものである。
【選択図】 図1
Description
本発明は、業務用、家庭用、車両用等に使用される冷凍空調装置、冷蔵庫などに用いられる密閉型圧縮機に関するものである。
従来の密閉型圧縮機について図を用いて説明する。図2は従来のロ−タリ−式密閉型圧縮機を示す断面図である。
図2に示すように、ロータリー式密閉型圧縮機は、密閉容器1内に電動機6と圧縮機構5、底部11にはオイル溜め11aを配置しており、電動機6は圧縮機構5を構成するクランク軸12に連結され回転する回転子9と、前記回転子9を回転させる筒状ケース2の内周面に固定された固定子7とで構成される(例えば特許文献1参照)。
以上の構成により、圧縮機構5で圧縮され、その内部にオイルを有する密閉容器1内へ吐出された冷媒およびオイルの気液混合冷媒ガスは、図示はしないが固定子7の外周にもけられた切り欠き部の連通路および、固定子7と回転子9との隙間10を通して密閉容器1の上部空間15へ達し、吐出管14より吐出され冷凍サイクルを循環する。
特開2001−115966号公報
しかしながら、上記従来の構成では、固定子7と回転子9との隙間10を通る気液混合ガスは、回転子9の回転遠心力で比重の大きいオイルが外周に飛ばされ、油分の少なくなった気液混合冷媒ガスとして吐出されるが、図示はしないが固定子7の切り欠き部に形成された連通路を通って上昇した気液混合冷媒ガスは、上部空間15より直接吐出される場合が多く、十分な気液分離を期待できないという課題を有していた。
本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、効率がよく、十分に気液分離された冷媒ガスを吐出することができる密閉型圧縮機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、固定子外周の切り欠き部に形成された連通路の幅と同じか、もしくは大きい板厚の上蓋を、筒状ケ−ス内周側に勘合するように配置するものである。
上記構成によって、固定子の切り欠き部に形成された連通路に導かれた気液混合冷媒ガスは、上蓋の端面に衝突することとなり、冷媒ガスに随伴していたオイルを分離できる圧縮機を簡単な構成で実現することができる。
上記から明らかなように本発明は、固定子外周の切り欠き部に形成された連通路の幅と同じかもしくは大きい板厚の上蓋を、筒状ケ−ス内周側に勘合する配置とするもので、この構成によれば、気液混合冷媒ガスを上蓋の端面に衝突させることにより、冷媒ガスの気液分離を確実に行うことができる。これにより、オイルを十分に分離した冷媒ガスを密閉容器外に吐出する密閉型圧縮機を簡単な構成で提供できる。
以下本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明を適用した一実施例であるロ−タリ−式密閉型圧縮機の断面図である。なお、圧縮機の密閉容器部分以外は従来例と同じであるため説明を省略する。
図1は本発明を適用した一実施例であるロ−タリ−式密閉型圧縮機の断面図である。なお、圧縮機の密閉容器部分以外は従来例と同じであるため説明を省略する。
図1において、密閉容器10は筒状ケ−ス20と、該筒状ケ−ス20の上下にそれぞれ設けられた上蓋30、下蓋40とによって構成されている。そして、筒状ケ−ス20の内部に圧縮機構50と固定子70とが固定され、筒状ケ−ス20の両端に上蓋30、下蓋40が固定されている。上蓋30にはガラスタ−ミナル130と吐出管140を有しており、特に使用冷媒が高圧ガスの場合、上蓋30は略球形状に形成され、ガラスタ−ミナル130をほぼ中心付近に配置されている。これにより密閉容器10の耐圧強度を向上させることができる。
また上蓋30は、勘合部30bに位置決め用の段差30cを有し筒状ケ−ス20の内周側に勘合され、固定子70外周に設けられた切欠き部70aにて形成された連通路80の幅と同じか、もしくは大きい板厚で構成される。
この構成により、固定子70の切り欠き部70aに形成された連通路80より導かれた気液混合冷媒ガスは、筒状ケ−ス20内周側に勘合された上蓋30の端面30aに確実に衝突させられる。その結果、冷媒ガスに随伴していたオイルが分離させられ、冷媒ガスは吐出管140から冷凍サイクルへ吐出され、オイルはオイル溜め110aに滴下し回収される。
なお、本実施の形態では連通路80の幅と同じかもしくは大きい板厚の上蓋30で構成しているが、上蓋30勘合部30bの絞りを連通路80の幅より大きくすることにより、上蓋30の板厚を大きくすることなく、同様の効果が得られる。
上記の実施形態では、冷凍サイクル中において冷媒ガスを圧縮するロ−タリ−式密閉型圧縮機を例にとって説明したが、本発明はこれに限られることはなく、スクロ−ル式など各種の密閉型電動圧縮機でガス一般を対象として圧縮するもの全般に適用して有効であり、これらは全て本発明の範疇に属する。
1、10 密閉容器
2、20 筒状ケ−ス
3、30 上蓋
30a 端面
30b 勘合部
30c 段差
40 下蓋
5、50 圧縮機構
6 電動機
7、70 固定子
70a 切り欠き部
80 連通路
9 回転子
10 隙間
11 底部
11a、110a オイル溜め
12 クランク軸
130 ガラスタ−ミナル
14、140 吐出管
15 上部空間
2、20 筒状ケ−ス
3、30 上蓋
30a 端面
30b 勘合部
30c 段差
40 下蓋
5、50 圧縮機構
6 電動機
7、70 固定子
70a 切り欠き部
80 連通路
9 回転子
10 隙間
11 底部
11a、110a オイル溜め
12 クランク軸
130 ガラスタ−ミナル
14、140 吐出管
15 上部空間
Claims (4)
- 圧縮機構と、電動機およびクランク軸を収納する密閉容器と、前記密閉容器の下部に設けられたオイル溜めと、オイル溜めのオイルをクランク軸軸受部および圧縮機構摺動部に供給する給油機構からなり、クランク軸により電動機に連結されて駆動される圧縮機構から吐出されるガスを、密閉容器内部を循環させた後外部に吐出させる密閉型圧縮機において、固定子切り欠き部と筒状ケ−ス間に形成される連通路の幅と同じか、もしくは前記連通路の幅より大きい板厚の上蓋を、筒状ケ−ス内周側に勘合するよう配置したことを特徴とする密閉型圧縮機。
- 上蓋にはガラスターミナルと吐出管とを設けたことを特徴とする請求項1記載の密閉型圧縮機。
- 上蓋は略球形状であり、前記上蓋のほぼ中心付近にガラスタ−ミナルが配置されたことを特徴とする請求項2記載の密閉型圧縮機。
- 使用冷媒が高圧ガス、例えば二酸化炭素であることを特徴とする請求項1〜3記載の密閉型圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003282612A JP2005048683A (ja) | 2003-07-30 | 2003-07-30 | 密閉型圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003282612A JP2005048683A (ja) | 2003-07-30 | 2003-07-30 | 密閉型圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005048683A true JP2005048683A (ja) | 2005-02-24 |
Family
ID=34267773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003282612A Pending JP2005048683A (ja) | 2003-07-30 | 2003-07-30 | 密閉型圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005048683A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006336599A (ja) * | 2005-06-06 | 2006-12-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 密閉型圧縮機 |
CN102767524A (zh) * | 2011-05-05 | 2012-11-07 | 广东美芝制冷设备有限公司 | 压缩机的排气结构 |
-
2003
- 2003-07-30 JP JP2003282612A patent/JP2005048683A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006336599A (ja) * | 2005-06-06 | 2006-12-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 密閉型圧縮機 |
CN102767524A (zh) * | 2011-05-05 | 2012-11-07 | 广东美芝制冷设备有限公司 | 压缩机的排气结构 |
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