JP2005046339A - 簡易トイレ構成体および簡易トイレ - Google Patents

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芳幸 今野
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Abstract

【課題】 開口部を有する箱体に装着されて簡易トイレを構成する簡易トイレ構成体において、衛生的に使用できるようにする。
【解決手段】 折り曲げ加工可能な板状部材からなる便座構成体2と、便座構成体に装着自在な収容袋3とを備え、便座構成体2が、互いに対向する板状部材の各端部を折り曲げて形成され、箱体4の開口部に係合する一対の係合片と、板状部材の内方に形成された糞尿取入用の開口部9と、少なくとも一端部が開口部9の周縁部に一体的に接続されると共に、一端部を中心に開口部9を開閉自在に揺動する蓋体部11とを備え、箱体4内部に収容された収容袋3の上方開口部41bを、便座面となる便座構成体2の上面に被せると共に、便座構成体2の周縁部17に係合させるトイレ構成体50を提供する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、主に地震や火災等の災害時において、段ボール箱等の箱体と組み合わせて使用可能な簡易トイレを構成するための簡易トイレ構成体および簡易トイレに関する。
地震や大火災等の災害時においては、その被害状況によってトイレが使用不能となることが多く、この場合に、簡易に使用可能なトイレの提供が要請されている。
従来、このような場合に使用される簡易トイレとしては、移動・保管等の利便性を考慮して、段ボール材を加工したものが各種提供されている(例えば、特許文献1参照。)。この種の簡易トイレは、簡易トイレの本体部を構成する箱体が簡易トイレ専用部品として構成されたものであり、また、便座部分の座面が外部に露出するものであった。
特開平11−56679号公報
しかしながら、上記従来の簡易トイレにおいては、簡易トイレの使用部分である箱体が専用品であるため、簡易トイレ一品毎に箱体の製造が必要となり、製品全体のコストが嵩むという問題があった。
また、便座部分の座面が外部に露出する構成であるため、排泄物が座面に付着した場合に、排泄物が座面に浸透するなどして、不衛生な状態になるという問題があった。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、簡易トイレ用の箱体として、他の用途に使用可能な段ボール等の箱体を使用して全体的な製品コストの削減を図り、衛生的に使用できる簡易トイレ構成体および簡易トイレを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
請求項1に係る発明は、開口部を有する箱体に装着されて簡易トイレを構成する簡易トイレ構成体であって、折り曲げ加工可能な板状部材からなる便座構成体と、該便座構成体に装着自在な収容袋とを備え、前記便座構成体が、互いに対向する前記板状部材の各端部を折り曲げて形成され、前記箱体の開口部に係合する一対の係合片と、前記板状部材の内方に形成された糞尿取入用の開口部と、少なくとも一端部が前記開口部の周縁部に一体的に接続されると共に、該一端部を中心に前記開口部を開閉自在に揺動する蓋体部とを備え、前記収容袋が、その下方を前記便座構成体の開口部内に挿入した状態で、その上方開口部を、便座面となる前記便座構成体の上面に被せると共に、該便座構成体の周縁部に係合させる大きさを有することを特徴とするトイレ構成体を提案している。
この簡易トイレ構成体を用いて簡易トイレを使用する際には、はじめに、便座構成体の係合片を箱体の開口部に係合させて装着し、蓋体部を揺動させて便座構成体の開口部を開口する。この状態においては、蓋体部が便座構成体の開口部の周縁部に位置する便座面に重ねて配されることになる。次いで、収容袋の下方を便座構成体の開口部を通じて箱体の内部に入れた状態で、収容袋の上方開口部を便座構成体の上面に被せると共に、便座構成体の周縁部に係合させる。
そして、収容袋に排泄物を収容した後には、収容袋の上方開口部を便座構成体の周縁部から取り外すと共に、蓋体部を揺動させて開口部を閉塞する。これにより、収容袋内の臭気を遮断すると共に、ハエ等の侵入を防止することができる。なお、便座構成体の開口部を閉塞する際には、同じ収容袋を再度使用することを考慮して、収容袋の上方開口部を蓋体部と開口部との間に挟み込んでおくことが衛生上好ましい。
最後に、この簡易トイレを使用した後には、収容袋を便座構成体から取り外すと共に、上方開口部を閉塞した状態で箱体内部に収納し、簡易トイレを廃棄する。また、便座構成体および箱体を繰り返して使用する場合には、収容袋を便座構成体および箱体から取り外して、収容袋のみを廃棄する。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の簡易トイレ構成体において、前記板状部材が段ボール材から形成され、前記蓋体部が一対の開口片からなり、これら開口片が、前記便座構成体の開口部を挟む前記周縁部にそれぞれ接続されていることを特徴とする簡易トイレ構成体を提案している。
この発明に係る簡易トイレ構成体によれば、簡易トイレを使用する状態において、開口部の両側に位置する便座面に開口片が重ねられるため、便座面の強度向上を図ることができる。したがって、使用者が開口片を重ねた便座面に座る際に、便座構成体がこの荷重によって変形することを防止できる。
また、使用者が座る便座面に段ボール材からなる開口片が重ねられるため、便座面におけるクッション性が増加し、座り心地の向上を図ることができる。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の簡易トイレ構成体において、前記板状体の端部に前記係合片を一の領域から区画する切れ目が形成され、該切れ目を境に該係合片を折り曲げた状態で、前記一の領域に前記収容袋を係合させる係合凸部が形成されることを特徴とする簡易トイレ構成体を提案している。
この発明に係る簡易トイレ構成体によれば、収容袋の上方開口部を係合凸部に係合させるため、収容袋を便座構成体に確実に取り付けることができる。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の簡易トイレ構成体において、前記便座構成体が、前記便座構成体の開口部を中にして、互いに並行して一方向に延びる一対の側板部と、これら側板部の両端間に互いに並行して延びる一対の端板部とを有することを特徴とする簡易トイレ構成体を提案している。
この発明に係る簡易トイレ構成体によれば、一対の側板部と一対の端板部とが矩形形状を形成するため、箱体として、飲料容器を複数収容する六面体の段ボール等の汎用品を使用することができ、汎用品である箱体を簡易トイレのために製造する必要がなくなる。
請求項5に係る発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の簡易トイレ構成体において、前記収容袋が、その内部に凝固剤を含む凝固シートを有することを特徴とする簡易トイレ構成体を提案している。
この発明に係る簡易トイレ構成体によれば、収容袋の内部には、排泄物の水分を凝固させる凝固シートが設けられているため、収容袋内部において糞尿の流動化を防止でき、良好な衛生状態を保つことができる。
請求項6に係る発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の簡易トイレ構成体において、前記収容袋が、その内部に消臭剤を有することを特徴とする簡易トイレ構成体を提案している。
この発明に係る簡易トイレ構成体によれば、収容袋の内部に設けられた消臭剤により臭気が外方に漏れ出ることを防止できる。
請求項7に係る発明は、請求項1から請求項6のいずれかに記載の簡易トイレ構成体と、これら簡易トイレ構成体が装着される箱体とを備えることを特徴とする簡易トイレを提案している。
この簡易トイレを使用する際には、はじめに、便座構成体を箱体の開口部に装着し、蓋体部を揺動させて便座構成体の開口部を開口する。次いで、収容袋の下方を便座構成体の開口部を通じて箱体の内部に入れた状態で、収容袋の上方開口部を便座構成体の上面に被せると共に、便座構成体の周縁部に係合させる。
そして、収容袋に排泄物を収容した後には、収容袋の上方開口部を便座構成体の周縁部から取り外すと共に、蓋体部を揺動させて開口部を閉塞する。これにより、収容袋内の臭気を遮断すると共に、ハエ等の侵入を防止することができる。
最後に、この簡易トイレを使用した後には、収容袋を便座構成体から取り外すと共に、上方開口部を閉塞した状態で箱体内部に収納し、簡易トイレを廃棄する。また、便座構成体および箱体を繰り返して使用する場合には、収容袋を便座構成体および箱体から取り外して、収容袋のみを廃棄する。
以上説明したように、請求項1および請求項7に係る発明によれば、簡易トイレを使用した後に、収容袋を便座構成体から取り外すと共に、その上方開口部を閉塞した状態で箱体内部に収納し、簡易トイレを廃棄することができるため、周囲の環境を衛生的に保つことができる。
また、蓋体部が便座構成体に一体的に接続されているため、蓋体部の紛失を防止することができる。
さらに、便座面や蓋体部が収容袋により覆われるため、人体に触れる便座面や蓋体部を清潔に保ち、簡易トイレを使用する際の衛生状態を良好に保持できる。
また、請求項2に係る発明によれば、便座構成体が荷重によって変形することを防止できると共に、座り心地の向上を図ることができるため、安心して簡易トイレを使用することが可能となる。
また、請求項3に係る発明によれば、収容袋の上方開口部を係合凸部に係合させるため、収容袋が便座構成体から不意に外れることを確実に防止できる。
また、請求項4に係る発明によれば、汎用品である箱体を簡易トイレのために製造する必要がないため、簡易トイレとして機能するための簡易トイレ構成体の構成を簡素化して、簡易トイレの製造コストの削減を図ることができる。
また、請求項5に係る発明によれば、収容袋の内部には、排泄物の水分を凝固させる凝固シートが設けられているため、収容袋内部において糞尿の流動化を防止でき、良好な衛生状態を保つことができる。
また、請求項6に係る発明によれば、収容袋の内部に設けられた消臭剤により臭気が外方に漏れ出ることを防止できる。
図1から図6はこの発明に係る一実施形態を示しており、この実施の形態に係る簡易トイレ1は、図1に示すように、便座構成体2と、収容袋3と、箱体4とを備えた構成となっている。
箱体4は、図2に示すように、六面体からなる段ボール箱であり、各種飲料水が充填されたアルミ缶・ペットボトル等の容器を複数個収容可能な所謂汎用品である。この箱体4においては、その上部の周縁部4aに形成されている段ボール箱の蓋となる部分を内方に折り返すことにより、開口部4bが形成されるようになっている。
便座構成体2は、図3,4に示すように、段ボール材からなる板状部材5により構成したものであり、平面視略矩形状に形成されている。この便座構成体2は、箱体4の開口部4bに係合させる一対の係合片7,7と、板状部材5の内方に形成された糞尿取入用の開口部9と、この開口部9を開閉自在とする蓋体部11とを備えている。
係合片7,7は、予め、互いに対向する板状部材5の長手方向の各端部13,13に切れ目15を形成しておき、この切れ目15を境として板状部材5の下面5a側に折り曲げて形成されたものである。ここで、板状部材5の下面5aとは、箱体4の開口部4bに対向して配される面を示している。
この係合片7を折り曲げた状態においては、後述する収容袋3の開口部を係合させるための係合凸部(周縁部)17が形成されることになる。この係合凸部17の角部19は、収容袋3が破れたり、簡易トイレ1の使用者が怪我をしたりすることを防止するため、なだらかな円弧状に形成されている。なお、係合片7の角部も、同様になだらかな円弧状に形成されている。
開口部9は、予め、板状部材5の中央部にH字状の切れ目21を形成しておき、この切れ目21に囲まれる一対の開口片23,23を板状部材5の上面5b側に向けて折り曲げることにより、板状部材5の厚さ方向に開口するようになっている。すなわち、この開口部9の周縁部9aは、各開口片23,23の折り曲げ部分となる一端部23a,23aおよびH字状の切れ目21の一部により画定されることになる。なお、板状部材5の上面5bとは、簡易トイレ1の便座面を構成する面を示している。
蓋体部11は、前述した一対の開口片23,23から構成されており、各開口片23の一端部23aは、板状部材5の幅方向に沿って開口部9を挟む周縁部9aに接続されている。したがって、この開口片23は、板状部材5の幅方向に開くことになる。なお、開口部9を開口した状態においては、この開口片23が板状部材5の上面5bに重ねて配される。
一端部23aの反対側に位置する開口片23の他端部23bには、つまみ部25が一体的に形成されており、このつまみ部25を持って一端部23aを中心に開口片23を揺動させることによって開口部9を容易に開閉することができる。
また、便座構成体2は、前述した開口部9を中にして、互いに並行して長手方向に延びる一対の側板部27と、これら側板部27の両端間に互いに並行して延びる一対の端板部29とを有する。
側板部27は、係合片7を箱体4の開口部4bに係合させた際に、箱体4の周縁部4aに当接するようになっている。また、この側板部27の周縁部には、便座構成体2の内方側に窪む凹部31が形成されており、この凹部31は、開口片23のつまみ部25を係合させるようになっている。すなわち、開口部9を開口させる際に、つまみ部25を凹部31に係合させることにより、開口片23を板状部材5の上面5bに重ね合わせた状態に保持できるようになっている。
なお、この便座構成体2を構成する係合片7、開口片23、端板部27、側板部29等の各部の周縁部は、簡易トイレ1の使用者が怪我することを防止できるように波状に形成されている。
収容袋3は、図5に示すように、複数人数分の排泄物を収容できるようになっており、袋本体41と、袋本体41の底部41aに貼着された凝固シート42とから構成されている。袋本体41は、ポリエチレン等の薄厚の合成樹脂材料を袋状に形成して、その一端部に開口部(上方開口部)41bが形成されたものであり、水分を含む糞尿等が外部に漏れ出ることを防止できるようになっている。
凝固シート42は、水分を透過できる袋状の透過シート43と、この透過シート43内に設けられた凝固剤44とを備えており、この凝固剤44は、糞尿等の水分を吸収すると共に、この水分を凝固させる機能を有するものである。
これら便座構成体2および収容袋3は、図1に示すように、箱体4と共に簡易トイレ1として機能するための簡易トイレ構成体50を構成している。
以上のように構成された簡易トイレ1の組み立て方法について説明する。
はじめに、図4に示すように、側板部27に対して開口片23を便座構成体2の上面5b側に折り曲げて開口部9を形成すると共に、端板部29に対して係合片7を便座構成体2の下面5a側に折り曲げる。
次いで、図6に示すように、係合片7を箱体4の開口部4bに係合させると共に、側板部27を箱体4の周縁部4aに当接させて、便座構成体2を箱体4に装着する。そして、側板部27の凹部31に開口片23のつまみ部25を係合させて、開口片23を便座構成体2の上面5bに重ね合わせる。
最後に、収容袋3の底部41aを便座構成体2の開口部9に挿入して箱体4の内部に入れ、収容袋3の開口部41bを便座構成体2の上面5bおよび開口片23に被せると共に、係合凸部17に係合させる。これにより、図1に示す簡易トイレ1の組み立てが完了し、簡易トイレ1の使用が可能となる。
この簡易トイレ1を使用する際には、収容袋3に覆われた便座構成体2の上面5bのうち、一対の開口片23,23が重ねられた部分に座る。
そして、各人がこの簡易トイレ1を使用した後には、収容袋3の開口部41bを便座構成体2の係合凸部17から取り外すと共に、開口片23を揺動させて開口部9を閉塞する。これにより、収容袋3内の排泄物の臭気を遮断すると共に、ハエ等の侵入を防止することができる。なお、便座構成体2の開口部9を閉塞する際には、同じ収容袋3を再度使用することを考慮して、すなわち、収容袋3の開口部41bが汚れないように、一対の開口片23,23の間や、開口片23と開口部9の周縁部9aとの間に収容袋3の開口部を挟み込んでおくことが衛生上好ましい。
この簡易トイレ1を使用して、収容袋3内に収容された排泄物が所定量に達した場合には、収容袋3を係合凸部17から取り外し、収容袋3の開口部41bを閉塞した状態で箱体4内に収納する。そして、簡易トイレ1を焼却することにより、排泄物を廃棄する。
また、使用態様によっては、収容袋3を便座構成体2および箱体4から取り外して、収容袋3のみを廃棄し、同じ便座構成体2および箱体4に未使用の新しい収容袋3を取り付けてもよい。
上記の簡易トイレ構成体1によれば、簡易トイレ1を使用した後に、収容袋3を便座構成体2の係合凸部17から取り外すと共に、収容袋3の開口部41bを閉塞した状態で箱体4内部に収納し、簡易トイレ1を廃棄することができるため、周囲の環境を衛生的に保つことができる。
また、収容袋3に排泄物を収容した後に、開口片23により開口部9を閉塞することにより、排泄物の臭気を遮断できると共に、ハエ等の侵入を防止できるため、簡易トイレ1を使用する周囲の環境を良好に保持することができる。
さらに、一対の開口片23,23は便座構成体2に一体的に接続されているため、蓋体部11の紛失を防止することができる。
また、簡易トイレ1を使用する際には、便座構成体2の上面5bおよび開口片23が収容袋3により覆われているため、人体から発生する汗や排泄物が、人体に触れる便座構成体2の上面5bおよび蓋体部11に染みこむことがない。そして、収容袋3のうち、上面5bおよび蓋体部11を覆う部分に排泄物が付着しても、収容袋3のみを取り替えるだけで、人体に触れる便座構成体2の上面5bおよび蓋体部11を清潔に保つことができ、簡易トイレ1を使用する際の衛生状態を良好に保持できる。
さらに、収容袋3を便座構成体2の上面5bに被せる際には、収容袋3の開口部41bを係合凸部17に係合させるため、収容袋3が便座構成体2から不意に外れることを確実に防止できる。
また、便座構成体2の開口部9の両側に位置する便座面に開口片23が重ねられるため、便座面の強度向上を図り、使用者が便座面に座った際の荷重によって便座構成体2が変形することを防止できる。また、使用者が開口片23を重ねた便座面に座る場合には、座る位置のクッション性が向上するため、座り心地の向上を図ることができる。以上のことから、使用者は、安心して簡易トイレ1を使用することができる。
さらに、収容袋3の内部には、排泄物の水分を凝固させる凝固シート42が設けられているため、収容袋3内部において糞尿の流動化を防止でき、良好な衛生状態を保つことができる。
また、汎用品である箱体4を簡易トイレ1のために製造する必要がないため、簡易トイレ1として機能するための簡易トイレ構成体50の構成を簡素化して、簡易トイレ1の製造コストの削減を図ることができる。
なお、上記の実施の形態においては、一対の開口片23,23により蓋体部11を構成するとしたが、便座構成体2の強度向上や座り心地の向上を考慮しない場合には、例えば、1つの開口片により蓋体部を構成するとしても構わない。
また、収容袋3の内部には、凝固シート42だけでなく、排泄物の臭気を消臭する消臭剤を設けるとてもよい。この場合には、消臭剤により臭気が外方に漏れ出ることを防止できる。
さらに、この簡易トイレ1は、トイレとして機能させるだけでなく、蓋付きのゴミ箱として使用しても構わない。また、H字状に形成された切り目21を切り抜く前の状態においては、係合片7を利用して便座構成体2を箱体4に装着した状態で、小型のテーブルとして使用することも可能である。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
この発明の一実施形態に係る簡易トイレを示す斜視図である。 図1の簡易トイレにおいて、箱体を示す斜視図である。 図1の簡易トイレにおいて、便座構成体を示す平面図である。 図1の簡易トイレにおいて、便座構成体の係合片および開口片を折り曲げた状態を示す斜視図である。 図1の簡易トイレにおいて、収容袋を示す概略構成図である。 図1の簡易トイレにおいて、便座構成体を箱体に取り付けた状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 簡易トイレ
2 便座構成体
3 収容袋
4 箱体
4b 開口部
5 板状部材
5b 上面
7 係合片
9 開口部
9a 周縁部
11 蓋体部
13 端部
15 切れ目
17 係合凸部(周縁部)
23 開口片
23a 一端部
27 側板部
29 端板部
41b 開口部(上方開口部)
42 凝固シート
44 凝固剤
50 トイレ構成体

Claims (7)

  1. 開口部を有する箱体に装着されて簡易トイレを構成する簡易トイレ構成体であって、
    折り曲げ加工可能な板状部材からなる便座構成体と、該便座構成体に装着自在な収容袋とを備え、
    前記便座構成体が、互いに対向する前記板状部材の各端部を折り曲げて形成され、前記箱体の開口部に係合する一対の係合片と、前記板状部材の内方に形成された糞尿取入用の開口部と、少なくとも一端部が前記開口部の周縁部に一体的に接続されると共に、該一端部を中心に前記開口部を開閉自在に揺動する蓋体部とを備え、
    前記収容袋が、その下方を前記便座構成体の開口部内に挿入した状態で、その上方開口部を、便座面となる前記便座構成体の上面に被せると共に、該便座構成体の周縁部に係合させる大きさを有することを特徴とするトイレ構成体。
  2. 前記板状部材が段ボール材から形成され、前記蓋体部が一対の開口片からなり、
    これら開口片が、前記便座構成体の開口部を挟む前記周縁部にそれぞれ接続されていることを特徴とする請求項1に記載の簡易トイレ構成体。
  3. 前記板状部材の前記端部に前記係合片を一の領域から区画する切れ目が形成され、
    該切れ目を境に前記係合片を折り曲げた状態で、前記一の領域に前記収容袋を係合させる係合凸部が形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の簡易トイレ構成体。
  4. 前記便座構成体が、前記便座構成体の開口部を中にして、互いに並行して一方向に延びる一対の側板部と、これら側板部の両端間に互いに並行して延びる一対の端板部とを有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の簡易トイレ構成体。
  5. 前記収容袋が、その内部に凝固剤を含む凝固シートを有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれ1項に記載の簡易トイレ構成体。
  6. 前記収容袋が、その内部に消臭剤を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の簡易トイレ構成体。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の簡易トイレ構成体と、これら簡易トイレ構成体が装着される箱体とを備えることを特徴とする簡易トイレ。
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JP2007215979A (ja) * 2006-02-13 2007-08-30 Kyoko Kuno ポータブルトイレシート
JP2009066371A (ja) * 2007-09-12 2009-04-02 Misao Hatanaka 非常トイレ用し尿採集袋

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