JP2005044434A - オーディオ記録再生装置 - Google Patents

オーディオ記録再生装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005044434A
JP2005044434A JP2003202654A JP2003202654A JP2005044434A JP 2005044434 A JP2005044434 A JP 2005044434A JP 2003202654 A JP2003202654 A JP 2003202654A JP 2003202654 A JP2003202654 A JP 2003202654A JP 2005044434 A JP2005044434 A JP 2005044434A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
artist
recorded
information
holder
cddb
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003202654A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Kusano
学 草野
Masatoshi Ejiri
正俊 江尻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpine Electronics Inc filed Critical Alpine Electronics Inc
Priority to JP2003202654A priority Critical patent/JP2005044434A/ja
Publication of JP2005044434A publication Critical patent/JP2005044434A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】CDの曲をCDDBの曲情報を取り込みながらHDDに記録するとき、CDDBのデータ形式が必ずしも統一されていないので、同一のアーティストにも関わらず複数のアーティストが存在するように管理されてしまうことがある。
【解決手段】CDプレーヤ13のCDのTOC情報からCD情報を取り込み、CDDB検索・読込部33でHD15に記録されているCDDBを検索して当該CDの曲情報を読み込む。アーティスト名についてはアーティスト名データ形式統一部34において、文字変換部36では全角ローマ字或いは半角ローマ字のいずれかに変換してデータ形式を統一する。また、アーティスト別ホルダ作成式文字変換部37では、HDに既に収録されているアーティストの名称の付いたホルダ44を作成して表示し、或いは新規にホルダを作成し、CDのアーティストに対応するホルダを選んで曲情報等のデータを入力し、HDに記録する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、HD等に記録されているデータベースのデータを利用し、曲情報と共にCDの曲をHDに記録することができるオーディオ記録再生装置に関し、特に、データベースのアーティスト名が不統一な場合でも統一したアーティスト名で記録することができるようにしたオーディオ記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
データ記録媒体としてのハードディスク(以下「HD」という)は大容量化し、且つ安価になっているため、各種の装置においてこのHDに対してデータを記録し、それを読出すハードディスクドライブ(以下「HDD」という)が用いられるようになっている。
【0003】
近年はオーディオ装置においても上記HDDを搭載し、各種の曲をMP3等の形式で圧縮して記録することが行われるようになっている。その際には特にHDの大容量の特性を生かして、各利用者が持っている多数のCDの曲をHDDに記録し、記録した曲を任意に選択して再生し、利用することが行われる。
【0004】
一方、オーディオ用CDに記録されているデータは、オーディオデータ以外にそのCDに関する各種情報をリードイン領域のTOC(Table of Contents)部分に記録しており、その中でも特定のサブチャンネルにTEXTデータによって曲情報も記録している。このサブチャンネルのTEXTデータ部分にアーティスト名、アルバム名、曲名等を各種の言語によって記録することが可能であるが、多くのCDでは必ずしも充分なデータが記録されていない。
【0005】
しかしながら利用者の多くは現在再生している曲のアーティスト名、アルバム名、曲名等の情報を知りたいと思う。また、多量の曲を管理する際にアーティスト毎に検索を行い、また任意の再生曲の選択を行うに際してアーティスト名や曲名の情報は必須のものとなる。それに対してCDには上記のように必要なデータが存在しないことが多いため、利用者は例えばCDの曲をMDに録音し、或いはHDに記録するする際、アーティスト名、アルバム名、曲名等を手入力してプレーリストを作成し、その曲情報をオーディオデータに関連づけして記録し録音することが行われる。
【0006】
このような利用者による手入力のプレーリスト作りは多くの手数を要し、面倒であるため、各CD固有の識別符号に対応して、アーティスト名、アルバム名、曲名等の曲情報をデータベース化し、CDDB(CD Data Base)としてこれを蓄積している。このCDDBはデータを取り込んで表示するアプリケーションソフトによって作動し、Webの回線によってこのCDDBにアクセスし、利用できるようになっている。更に、近年のHDの大容量化により、このCDDBのデータを予めHDにダウンロードして記録しておき、Webの通信回線を利用することなくCDDBのデータを利用可能になっている。
【0007】
そのため、CDプレーヤでCDを再生するとき、自動的にHDDを駆動してCD情報からCDDBを検索し、そのCDに対応する曲情報を取り込み、これから再生するCDの曲情報をプレーリストとして自動的に表示し、CDの再生に際しては再生中の曲の情報を表示部に表示することも可能となっている。また、HDDに接続したCDプレーヤによる再生出力によってCDのオーディオデータをHDに記録するとき、前記のように自動的にアーティスト名やアルバム名、或いは曲名入りのプレーリストを作成し、それらの曲情報と関連づけてオーディオデータをHDに記録することも可能となっている。更に、そのプレーヤに電話回線を接続し、HDのCDDBを検索しても対応するCDDBが存在しないときにはWebによって最新のデータが蓄積されている前記CDDBのデータベースにアクセスし、そこから曲情報を取り込むこともできる。
【0008】
なお、CDの曲をHDD内に蓄積するに際して、HDD内に存在する大量の曲を適切に管理することにより、所望のアルバム或いはトラックを容易に検索することができるようにした技術として特開2003−50816号公報がある(特許文献1)。
【0009】
【特許文献1】
特開2003−50816号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようにCDDBは利用者にとって極めて便利なものであるが、そのデータはこのCDDBの利用者がCDDBにアクセスしたときデータが存在しない旨の回答があった場合等において、登録を行うか否かの選択画面で登録を選択したとき、その利用者がデータ入力して、CDDBに新規データを登録することが可能である。また、その登録に際しては、例えばアーティスト名の記述に関して、半角文字、全角文字、カナ文字等の入力文字形式についての統一規格や規制が無いため、利用者の日頃の習慣による入力文字形式の選択によって、前記のような新規データの登録が行われることとなる。
【0011】
CDDBに登録されている文字はこのように必ずしも統一されていないため、CDの曲をCDDBを用いて曲情報入りのプレーリストを作成し、オーディオデータをこの曲情報と共に記録するに際して、例えば図7(a)に示すように、アーティスト「The Yellow Monkey」に対して、1.「SICKS」、2.「TRIAD YEARS act 1」、3.「8」のアルバムが存在するとき、本来はこのようにアーティスト名が「The Yellow Monkey」と統一的に記録されているデータが存在し、それにより同図(b)に示すように1人のアーティストである「The Yellow Monkey」に対して「SICKS」、「TRIAD YEARS act 1」、「8」のアルバムがHDに記録されている旨表示され、また内部処理がなされることとなる。
【0012】
しかしながら、CDDBに入力した人が異なる等により、そのCDDBのデータが例えば図7(c)に示すように、1.「SICKS」、及び、3.「8」のアルバムのアーティスト情報については全角ローマ字の「The Yellow Monkey」として記録され、2.「TRIAD YEARS act 1」のアルバムのアーティスト情報については半角ローマ字の「The Yellow Monkey」として記録されている場合には、作成されるプレーリストが同図(d)に示すように、あたかもアーティスト1.として「The Yellow Monkey」が存在し、「SICKS」と「8」のアルバムが収録されており、他のアーティスト2.として「The Yellow Monkey」が存在し、「TRIAD YEARS act 1」のアルバムが収録されているように、即ち1人のアーティストが2人のアーティストのようにプレーリストが作成され、内部処理がなされることとなる。
【0013】
また、例えば図7(e)に示すように、1.「SICKS」のアルバムのアーティスト情報については全角ローマ字の「The Yellow Monkey」として記録され、2.「TRIAD YEARS act 1」のアルバムのアーティスト情報については半角ローマ字の「The Yellow Monkey」として記録され、3.「8」のアルバムのアーティスト情報については「ザ・イエローモンキー」と全角カタカナで記録されている場合には、作成されるプログラムリストが同図(f)に示すように、あたかも、アーティスト1.として「The Yellow Monkey」が存在し、「SICKS」のアルバムが収録されており、他のアーティスト2.として「The Yellow Monkey」が存在し、「TRIAD YEARS act 1」のアルバムが収録されており、更に他のアーティスト3.として「ザ・イエローモンキー」が存在し、「8」のアルバムが収録されているように、即ち1人のアーティストが3人のアーティストのようにプレーリストが作成され、内部処理がなされることとなる。
【0014】
更に、例えば図7(g)に示すように、1.「SICKS」のアルバムのアーティスト情報については全角で大小の文字が混ざった全角大小文字である「The Yellow Monkey」として記録され、2.「TRIAD YEARS act 1」のアルバムのアーティスト情報については半角で大小の文字が混ざった半角大小文字である「The Yellow Monkey」として記録され、3.「8」のアルバムのアーティスト情報については半角で全てが大文字で記録されている半角大文字である「THE YELLOW MONKY」として記録されている場合には、作成されるプログラムリストが同図(h)に示すように、あたかも、アーティスト1.として「The Yellow Monkey」が存在し、「SICKS」のアルバムが収録されており、他のアーティスト2.として「The Yellow Monkey」が存在し、「TRIAD YEARS act 1」のアルバムが収録されており、更に他のアーティスト3.として「ザ・イエローモンキー」が存在し、「8」のアルバムが収録されているように、即ちこの場合にも前記と同様に1人のアーティストが3人のアーティストのようにプレーリストが作成され、内部処理がなされることとなる。
【0015】
このように、本来は1人のアーティストであるにも関わらずそのデータ入力形式の相違により、CDDBにおいて例えば前記図7(e)のように3人のアーティストが存在するように記録されており、そのCDDBのデータを用いてCDの曲を曲情報と共にHDに記録しているときには、HDに記録されているアーティスト別のプレーリストを作成し表示させた場合には、前記図7(f)のようなプレーリストが作成される。しかも、多数のアーティストの曲がHDに記録されているいるときには、このようにあたかも3人のアーティストが存在するように記録されているデータは、プレーリスト中において別の離れた部分に表示されることとなるため、同一のアーティストがバラバラになって記録されていることすらわからない状態となる。
【0016】
そのため、利用者がHDに記録されている多くの曲の中からアーティストが「The Yellow Monkey」の曲を選択して聴きたいと思ったとき、これを検索すると「TRIAD YEARS act 1」のアルバムのみが抽出され表示されるので、他のアルバムが記録されていることはわからず、このHDの中には種々の形式でアーティスト名が記録されていることに気がつかなければ、それらのアルバムの曲を聴くことすらできなくなってしまう。また、このように同じアーティストにも関わらずアーティスト名がバラバラのプレーリストが作成された場合には、これを見た利用者は統一感がないプレーリストをみて不快に感じ、また不信感を持つことともなる。なお、上記のような問題はCDの曲情報をデータベース化して現在利用可能となっている前記のようなCDDBに限らず、今後更に他の形態で曲情報をデータベース化しこれを前記と同様にそのデータを利用することが考えられ、そのようなデータベースの利用に際しても上記と同様の問題を生じる。
【0017】
したがって本発明は、CDの曲をHD等の他のオーディオ記録媒体に対して記録するとき、データベースのデータを用いて曲情報を取り込み、オーディオデータと共に記録する際に、HDD等のオーディオ記録媒体には統一した曲情報に変換して記録し、データベースの曲情報のデータ入力形式の相違に関わらず統一したデータによって管理をすることができるようにしたオーディオ記録再生装置を提供することを主たる目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るオーディオ記録再生装置は、上記課題を解決するため、CDを再生するCDプレーヤと、CDのオーディオデータを記録し再生可能な記録媒体と、CDプレーヤで再生し前記記録媒体に記録するCD固有の情報を取り込むCD情報取込手段と、前記CD情報取込手段で取り込んだCD固有の情報により複数のCDの曲情報を記録したデータベースから該CDの曲情報を検索する曲情報検索手段と、データベースで検索した曲情報のデータ形式を統一するデータ形式統一手段と、前記データ形式統一手段で統一した曲情報を、前記CDプレーヤで再生するCDのオーディオデータと関連して前記記録媒体に記録するデータ記録手段とを備えたものである。
【0019】
このように構成することにより、CDの曲をHD等の他のオーディオ記録媒体に対して記録するとき、HD等のオーディオ記録媒体には統一した曲情報に変換して記録することができ、データベースの曲情報のデータ入力形式の相違に関わらず統一したデータによって管理をすることができるため、従来のもののように例えば同じアーティストであるにもかかわらず複数のアーティストが存在するように表示され、管理されることを防止することができる。
【0020】
また、本発明に係る他のオーディオ記録再生装置においては、前記オーディオ記録再生装置において、前記CDのオーディオデータを記録し再生可能な記録媒体をハードディスクとしたものである。このように構成することにより、大容量の記録媒体であるハードディスクに大量のCDの曲を記録する場合でも、データベースの曲情報のデータ入力形式の相違に関わらず統一したデータを確実に得ることができる。
【0021】
また、本発明に係る他のオーディオ記録再生装置においては、前記オーディオ記録再生装置において、前記データ形式統一手段で統一する曲情報をアーティスト名としたものである。このように構成することにより、大量の曲の管理において最も利用しやすいアーティスト名について、データベースのデータ入力形式の相違に関わらず統一したアーティスト名によって管理することができ、統一したデータを確実に得ることができる。
【0022】
また、本発明に係る他のオーディオ記録再生装置においては、前記オーディオ記録再生装置において、前記データ形式統一手段を、CDDBの曲情報の文字形式を検出し、所定の文字形式に変換する文字変換手段としたものである。このように構成することにより、曲情報の文字形式が相違していても統一した文字形式とすることができるので、同じ情報が文字形式の相違により複数存在するように取り扱われることを防止することができる。
【0023】
また、本発明に係る他のオーディオ記録再生装置においては、前記オーディオ記録再生装置において、前記文字変換手段は、半角ローマ字または全角ローマ字のいずれかに変換するものである。このように構成することにより、曲情報として通常使用されている日本語及び英語について、全て統一した言語形式に容易に変換することが可能となる。
【0024】
また、本発明に係る他のオーディオ記録再生装置においては、前記オーディオ記録再生装置において、前記データ形式統一手段は、前記記録媒体に記録されているアーティスト別にホルダを作成するアーティスト別ホルダ作成手段と、前記記録媒体に記録するCDのアーティストに対応するホルダを選択してデータを入力する手段とを備えたものである。このように構成することにより、前記記録媒体に最初に曲情報を記録するとき入力したデータ形式に全て統一して管理することができると共に、最初に曲情報を正確に記録することにより、その後はいかなる形式で同じ曲情報が存在しても全て正確な曲情報によって管理することが可能となる。
【0025】
また、本発明に係る他のオーディオ記録再生装置においては、前記オーディオ記録再生装置において、前記アーティスト別ホルダ作成手段が、前記記録媒体に記録するCDのアーティストのホルダが存在しないときには、CD固有の情報によりデータベースから該CDのアーティスト名を取り込み、該アーティスト名のホルダを作成するようにしたものである。このように構成することにより、、アーティストのホルダの作成に際して、データベースのデータを利用して自動的に作成することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に沿って説明する。図1は本発明によるオーディオ記録再生装置の機能ブロック図であり、特に本発明においてCDの曲をHDDに記録する実施例において、CDDBの利用部分の特徴的な機能を中心に示している。なお、この機能ブロック図において、各機能部は各機能を行う手段ということができる。
【0027】
図1のオーディオ記録再生装置においては、システムコントローラ11がメモリコントローラ23で制御されるROM21のプログラム、及びRAM22の利用によって所定の作動を行うことができ、システムコントローラは図中の各機能部に対して直接、或いは他の機能部を介して間接的に制御を行い、全体として所定の機能を行うようになっている。
【0028】
このオーディオ記録再生装置においてはオーディオ出力手段として、AM放送、FM放送等のラジオを受信するラジオ受信機12と、CDを再生するCDプレーヤ13と、内蔵するハードディスク15に対して後述するようにMPEGエンコーダ28でオーディオデータをMP3形式で記録し、これを必要に応じてMPEGデコーダ29で再生するHDD(ハードディスクドライブ)14とを備えた例を示している。このHDDで駆動されるHD15には、CD固有の識別データに対応してアーティスト名、アルバム名、曲名等の曲情報のデータを蓄積し、世界中共通に利用できるCDDBのデータをダウンロードして、HD15内のCDDB20として記録している。
【0029】
出力ソース切替部16では、前記ラジオ受信機12、CDプレーヤ13、HDD14の各オーディオソースを任意に選択し切り換えて出力し、オーディオ出力コントローラ17でシステム制御部11の制御により、音質、各スピーカでの音量、その出力タイミング等の調整による音場等の調整がなされ、複数のスピーカ18から出力するようにしている。
【0030】
図中のシステムコントローラ11にはモニタ24が接続し、オーディオの情報を表示することができるようになっており、また入力装置25が接続し、リモコンや装置本体のキー等によって利用者の任意の指示信号を入力できるようにしている。
【0031】
このオーディオ記録再生装置におけるHDD14に対してCDプレーヤ13で再生する曲のオーディオデータを記録するため、CD出力データ取込部26を備え、CDの曲をHDDに記録する旨の利用者からの指示があったときには、システム制御部の指示によってCDプレーヤで再生されるCDのデータを取り込み、その再生データの内オーディオデータはオーディオデータ取込部27でこれを取り込んでいる。また、CD出力データ取込部26で取り込んだ再生中のCDのTOC情報をTOC情報取込部31で取り込み、ここで取り込まれたTOC情報の中から特にCD固有の識別情報を、CD情報取込部32で選択して取り込んでいる。
【0032】
CDDB検索・読込部33においては、CD情報取込部32で取り込んだ現在CDプレーヤ13で再生されているCDの個別の識別情報に基づき、予めHD15内に記録されているCDDB20のデータを検索する。このオーディオ記録再生装置にはアーティスト名データ形式統一部34を備えており、図示の例においてはアーティスト名のデータ形式を統一するための手段として、アーティスト名の文字を直接変換する文字変換部36と、後述するようにアーティスト別ホルダを作成してそのホルダにデータを入れる形式で文字の変換を行うアーティスト別ホルダ作成式文字変換部37の2種類の機能部を備えており、そのいずれを利用するかを、データ形式統一機能選択部35によって選択して作動させるようにしている。
【0033】
また、アーティスト名の文字を直接変換する文字変換部36には、図示実施例においては、アーティスト名の文字を全て全角ローマ字の文字に変換する全角ローマ字文字変換部40と、全て半角ローマ字の文字に変換する半角ローマ字文字変換部41とを備えている。文字変換部36にはこれらの各文字変換部のいずれを利用するかを利用者によって予め選択しておく文字変換選択部38を備えており、更に各文字変換部40、41において文字の変換を行うため、各々の変換部において変換用テーブル49にアクセスできるようにしている。
【0034】
アーティスト別ホルダ作成式文字変換部37には、HD15に既に記録されている曲についてのアーティスト名を取り込んで各アーティスト別にホルダを作成するアーティスト別ホルダ作成部43を備え、図示の例では各アーティスト毎のホルダ44を作成している。また、このアーティスト別ホルダ作成部43においては、現在HDDに記録しようとしているCDのアーティストが未だHDD内に記録されていないと判別したときには、CDDBのデータに基づいてこれから記録するアーティストのための新しいホルダを作成する。また、現在HDDに記録しようとしているCDのアーティストが未だHDDに記録されておらず、且つCDDBにも存在しないときには、利用者の手入力によって新しいホルダにアーティスト名を入れて新規ホルダを作成する。
【0035】
なお、図示実施例においては種々の態様に対応することができるように、前記のような各種の文字変換部等のデータ形式統一処理部を備えた例を示しているが、少なくともこれらの機能の内、いずれか一つの変換機能が存在すれば本発明を実施することができる。
【0036】
プレーリスト作成部47においては、アーティスト名データ形式統一部34でアーティスト名が統一された情報を含むCDDBの曲情報を入力してプレーリストを作成する。MPEGエンコーダ28においては、前記のようにオーディオデータ取込部27で取り込んだCDのオーディオデータと、プレーリスト作成部47で作成されたプレーリストに基づく曲情報とを対応させて、MP3形式にデコードしHD15内に記録する。なお、前記オーディオデータ取込部27及びプレーリスト作成部47並びにMPEGエンコーダ28は、前記データ形式統一手段で統一した曲情報を、前記CDプレーヤで再生するCDのオーディオデータと関連して、前記記録媒体15に記録するデータ記録手段ということができる。
【0037】
図1に示すオーディオ記録再生装置においてはインターネット等のWebを利用した外部との通信機能を備え、CDDB検索・読込部33で前記のようにHD15内に予め記録してあるCDDB20に、これから記録しようとするCDのデータが存在しないと判別したとき、Web検索部46によってCDDBデータ提供部門にアクセスし、最も新しいデータが蓄積されているCDDBデータベースから検索を行うことができるようにしている。
【0038】
上記のような機能ブロックからなる本発明のオーディオ記録再生装置は、例えば図2〜図5に示す作動フローにしたがって順に作動させることができる。以下これらの作動フローを図1の機能ブロック図等を参照しつつ順に説明する。図2に示すCDからHDDへの記録処理に際しては、最初利用者によってCDからHDDへの記録指示が行われ(ステップS1)、その指示に基づいてHDDに記録するCDの再生を行う(ステップS2)。ここでの再生はCDのリードイン領域に記録されているTOC情報を取り込むための再生であり、したがって次のステップS3においてこの再生期間中にTOCからCD固有の識別情報等のCDデータを取り込んでいる。
【0039】
次いで、図示実施例においてはアーティスト別ホルダ作成式文字変換処理を最初に行うか否かの判別を行っている。即ち、図1に示すように本発明によるアーティスト名データ形式の統一処理は、大別して文字を直接変換する文字変換部36による処理と、アーティスト別ホルダを作成することにより文字を変換するアーティスト別ホルダ作成式文字変換部37による処理とが可能であるため、そのいずれを最初に行うかをここで選択している。この選択は、利用者がこのオーディオ記録再生装置の使用に際して予め機能設定しておくことにより、また特に機能設定を行わなかったときには製品出荷時に予めいずれかを選択しておくことにより、これらの設定を参照することによって行うことができる。
【0040】
ステップS4においてアーティスト別ホルダ作成式文字変換処理を最初に行わないと判別したとき、即ちアーティストの文字を直接変換する方式を最初に行うと判別したときには、HDのCDDBから、これから記録するCDの曲情報を検索する(ステップS5)。その検索に基づいて、記録するCDに対応するCDDBはHD内に存在するか否かを判別する(ステップS6)。この判別の結果HD内に記録するCDに対応するCDDBが存在すると判別したときには、アーティスト名を半角ローマ字に統一するか否かを判別する(ステップS7)。この判別は予め利用者がこのオーディオ記録再生装置の使用に際して、いずれの処理を行うかの設定をしておくことにより行うことができる。
【0041】
ステップS7の判別において、利用者が予め半角ローマ字に統一すると設定していたときにはステップS8に進み、HD内のCDDBに存在するCDの曲情報のアーティスト名の文字は、半角ローマ字以外の文字であるか否かを判別する。この判別においてCDDBのアーティスト名が半角ローマ字以外の文字であると判別したときには、半角ローマ字以外の文字を全て半角ローマ字に変換する。
【0042】
この判別及び変換処理に際しては、例えば前記図7(c)、(e)に示されるように、半角ローマ字である「The Yellow Monkey」の文字以外に、「The Yellow Monkey」の全角ローマ字、「ザ・イエローモンキー」の全角カタカナの文字が使われているときには、これらを全て半角ローマ字の「The Yellow Monkey」に変換する処理を行うこととなる。
【0043】
この処理は、アーティスト名データ形式統一部34におけるデータ形式統一機能選択部35が文字変換部36の処理を行うように選択しているとき、文字変換選択部38が半角ローマ字変換部41の作動を選択することにより、半角ローマ字変換部41において入力したCDDBのアーティスト名が半角ローマ字以外の文字であることを検出したときには、変換テーブル49のデータを利用して全て半角ローマ字に変換することにより行うことができる。
【0044】
一方、前記ステップS7においてアーティスト名を半角ローマ字に統一しないと判別したときにはステップS10に進み、CDDBのアーティスト名は全角ローマ字以外の文字であるか否かを判別する。この判別においてCDDBのアーティスト名は全角ローマ字以外の文字であると判別したときには、全角ローマ字以外の文字を全て全角ローマ字に変換する(ステップS11)。
【0045】
この判別及び変換処理に際しては、例えば前記図7(c)、(e)に示されるように、全角ローマ字である「The Yellow Monkey」の文字以外に、「The Yellow Monkey」の半角ローマ字、「ザ・イエローモンキー」の全角カタカナの文字が使われているときには、これらを全て全角ローマ字の「TheYellow Monkey」に変換する処理を行うこととなる。
【0046】
この処理は、前記半角ローマ字への変換処理と同様に、全角ローマ字変換部40において、入力したCDDBのアーティスト名は全角ローマ字以外の文字であることを検出したときには、変換テーブル49のデータを利用して全て全角ローマ字に変換することにより行うことができる。
【0047】
ステップS7でアーティスト名を半角ローマ字に変換すると設定されていることが判別され、ステップS9において半角ローマ字以外の文字を全て半角ローマ字に変換したとき、及びステップS8でCDDBのアーティスト名は半角ローマ字であると判別したとき、及びステップS7でアーティスト名を全角ローマ字に変換すると設定されていることが判別され、ステップS11において全角ローマ字以外の文字を全て全角ローマ字に変換したとき、及びステップS10でCDDBのアーティスト名は全角ローマ字であると判別したときの各々の処理の後は、いずれもステップS12に進み、半角ローマ字或いは全角ローマ字のいずれかに文字を統一したアーティスト名に対して曲情報を自動的に付加してプレーリストを作成する。
【0048】
この処理は、図1のプレーリスト作成部47において、アーティスト名データ形式統一部34が入力したCDDBのデータの内アーティスト名を統一する処理を行った後のCDDBデータを入力し、例えば図7(b)に示すようなプレーリストを作成することにより行うことができる。このようにしてアーティスト名が統一されたプレーリストに基づき、CDのオーディオデータを取り込んでプレーリストの曲情報と関連づけ、HDDに対してMP3等のデータ形式で出力し、HDにこれを記録する処理を開始する(ステップS13)。
【0049】
前記ステップS6においてHDDに記録しようとしているCDに対応するCDDBがHDに存在しないと判別したときには、WebによってCDDBデータベースにアクセスし、そのCDDBのデータを検索する処理を行うか否かを判別する(ステップS15)。図1に示すオーディオ記録再生装置においては通信機能を備えたWeb検索部46を備えており、ここでWebによってCDDBにアクセスすると判別したときには、後述するような図3に示すWebのCDDBを用いた文字変換処理を行う(ステップS16)。
【0050】
ステップS15におけるWebによりCDDBのデータベースから検索を行うか否かの判別は、このオーディオ記録再生装置に通信機能を備え、CDDBにアクセスすることができるように設定されているか否かを検出し、アクセスすることができるように設定されていると判別されたときにおいて、前記ステップS6で記録するCDに対応するCDDBがHDに存在しないと判別したとき、モニタにWebによりCDDBにアクセスして現在記録しようとしているCDのCDDBの検索を行うか否かを問い合わせる表示を行い、利用者が検索を行う旨の指示入力を行うことにより、WebのCDDBを用いた文字変換処理が行われる。
【0051】
また、前記ステップS15において、例えばこのオーディオ記録再生装置に通信機能を備えておらずWebのCDDBにアクセスできないとき、或いはアクセスすることができ前記ステップS6で記録するCDに対応するCDDBがHDに存在しないと判別したときでも、WebによってCDDBの検索を行うか否かを問い合わせる表示において、利用者がWebを利用しない旨の入力を行ったときには、図3に示すようなWebのCDDBを用いた文字変換処理におけるステップS30に進む(ステップS17)。
【0052】
また、前記ステップS4において、アーティスト別ホルダ作成式文字変換処理を最初に行うと判別したときには、後述するような図4に示すアーティスト別ホルダ作成式文字変換・記録処理を行う(ステップS14)。
【0053】
図2におけるステップS16のWebのCDDBを用いた文字変換処理、及び後述するような図4に示すアーティスト別ホルダ作成式文字変換・録音処理における途中のステップであるステップS50のWebのCDDBを用いた文字変換処理は、一部相違する点はあるもののいずれも図3に示す一連の作動によって処理を行うことができる。
【0054】
図3のWebのCDDBを用いた文字変換処理に際しては、最初通信装置を起動してWeb上でCDDBデータサービスを行っているURLにアクセスする(ステップS21)。次いで、現在HDDに記録しようとしているCDのCDDBがそのCDDBデータベースにあるか否かを判別する(ステップS22)。その結果存在すると判別したときには、記録するCDのCDDBの取り込みを行う(ステップS23)。
【0055】
この取り込み処理の終了後、Webへの接続を解除し(ステップS24)、次いで現在の処理がアーティスト別ホルダ作成式文字変換処理中のものであるか否かを判別する。即ち、図3に示す処理は前記のように図2のステップS16から継続して行われる処理と、図4のステップS48から継続して行われる処理とが存在し、図2からの処理はステップS4においてアーティスト別ホルダ作成式文字変換処理を最初に行わないと判別したときに行う処理であるため、前記ステップS25においてはアーティスト別ホルダ作成式文字変換処理中ではないと判別され、その後は図2のステップS7に進む(ステップS26)。
【0056】
前記ステップS26において図2のステップS7に進んだ後は、前記のようにHD中に記録されているCDDBのデータベースにCDのデータが存在したときと同様の作動を行い、Webから取り込んだCDDBの曲情報におけるアーティスト名を半角ローマ字に統一するか全角ローマ字に変換するかの選択、及び不統一となるデータを変換してデータを統一する処理を行うこととなるので、その説明は省略する。なお、ステップS25においてアーティスト別ホルダ作成式文字変換処理中であると判別したときには、図4に示す処理中であるので後述するような図4のステップS45に進む(ステップS27)。
【0057】
一方、前記ステップS22において、記録するCDのCDDBがWebのCDDBデータベース中に存在しないと判別したときには、前記ステップS25と同様にアーティスト別ホルダ作成式文字変換処理中であるか否か、即ち図4から継続している処理中であるか否かの判別を行い(ステップS28)、図4に示す処理中ではなく図2に示す処理中であると判別したときには、後述するように図5に示すような、CDDBが得られないときのアーティスト別ホルダ作成式文字変換・記録処理を行う。また、ステップS28においてアーティスト別ホルダ作成式文字変換処理中、即ち図4から継続している処理中であると判別したときには、その後は図4の説明において述べるような処理が行われる。
【0058】
図2のステップS4においてアーティスト別ホルダ作成式文字変換処理を最初に行うと判別したときには、図4に示すようなアーティスト別ホルダ作成式文字変換・記録処理がなされる。その作動に際しては、最初HDに記録されているアーティスト別のホルダを作成し、これを表示する処理がなされる(ステップS41)。この処理は図1におけるアーティスト名データ形式統一部34におけるデータ形式統一機能選択部35が、アーティスト別ホルダ作成式文字変換部37の機能を選択している状態において、アーティスト別ホルダ作成部43がHD15内にオーディオデータが記録されている曲の曲情報に基づき、記録されている曲の全てのアーティスト名に対応するホルダを作成することにより行われる。
【0059】
図6は前記アーティスト別ホルダ作成式文字変換処理について説明した図であり、同図においては、HD51内に既に「RED WIMPS」52と「BONOBOS」53の2人の曲が記録されており、そのため図6においてはHD51に各アーティストのホルダが形成されている状態を示している。また、このHD51にはCDDB54が予め記録されている。
【0060】
なお、このアーティスト別のホルダには、通常のパソコンのデータ管理等で使用されるホルダと同様に、利用者がカーソル等で特定のアーティスト名の付されたホルダを指示するとき、その指示したホルダに対して曲情報を入力しオーディオデータを関連づけて入力可能とする機能を備えている。したがって、このような機能が行われるならば、必ずしもパソコンのホルダ形式で表示される必要はなく、アーティスト名が列挙された表形式で表示することもできる。
【0061】
次いで、記録するアーティストのホルダは存在するか否かの判別を行う(ステップS42)。図6に示す例においては、アーティスト名が「The Yellow Monkey」であるCD56をHD51内に記録する例を示しており、前記ステップS41でHD内にオーディオが記録されているアーティスト名がモニタに表示されているので、利用者がそのモニタにこれからHDに記録しようとしてCDのアーティストである「The Yellow Monkey」に対応するホルダが存在するか否かを目視により検索する。その目視による検索の結果、図6に示す例においては、このときには未だ「The Yellow Monkey」に対応するホルダが存在しないと判別されることとなる。
【0062】
なお、この目視による検索において、例えば「ザ・イエローモンキー」のようなホルダが既に存在するときには、これからデータを記録しようとするCDの「The Yellow Monkey」は、利用者の経験等により「ザ・イエローモンキー」と同一のものであると判断することとなる。
【0063】
前記ステップS42において記録するアーティストのホルダは存在しないと判別したときには、HDのCDDBの中から記録するCDの情報を検索する(ステップS43)。次いで記録するCDに対応するCDDBは存在するか否かの判別を行い(ステップS44)、存在するときにはCDDBのアーティスト名によりホルダを自動的に作成する(ステップS45)。
【0064】
前記ステップS44において記録するCDに対応するCDDBが存在しないと判別したときには、WebによりCDDBのデータベースにアクセスして検索を行うか否かを判別し(ステップS46)、そのような検索を行う機能が存在しないか、或いは行うことを希望しないと判別したときには、記録するCDのアーティスト名を手入力し、そのアーティストのホルダを新規に作成する。図6に示す例においては、利用者はその際に「The Yellow Monkey」、「The Yellow Monkey」、「ザ・イエローモンキー」等の任意の形式で入力しても構わない。
【0065】
前記ステップS48においてWebによりCDDBのデータベースにアクセスして検索を行うと判別したときには、前記図3に示すようなWebのCDDBを用いた文字変換処理を行う。このようにステップS44から継続してなされる未だアーティストのホルダが形成されていない状態での処理に際しては、図3において、WebによりCDDBデータベースへアクセスし(ステップS21)、記録するCDのCDDBは存在するか否かを判別し(ステップS22)、存在するときはそのデータを取り込み(ステップS23)、Webへの接続を解除した後(ステップS24)、アーティスト別ホルダ作成式文字変換中であることにより(ステップS25)、図4のステップS45に進んで(ステップS27)、CDDBのアーティスト名によりホルダを自動作成する処理がなされ、以降の処理がなされる。
【0066】
また、ステップS22において記録するCDのCDDBがHDには存在しないと判別したときには、現在の処理においてはアーティスト別ホルダ作成式文字変換処理中であるので、その後図4に示すステップS42における、HD中に記録するアーティストのホルダが存在するときの処理であるか否かの判別を行い、その処理ではないとき、即ち図4のステップS44から一連で行われる処理である場合には、未だホルダが作成されていないので、図4のステップS47と同様に、記録するCDのアーティスト名を手入力してホルダを新規に作成し(ステップS30)、その後図4のステップS53に進んで、手入力したホルダ名に統一したアーティスト名に対して、曲情報を入力してプレーリストを作成する。
【0067】
一方、前記図4のステップS42において、HD中に記録するアーティストのホルダは存在するか否かの判別に際して、存在すると判別したときには、HDのCDDBから記録するCDの曲情報を検索する(ステップS49)。その後記録するCDに対応するCDDBがあるか否かを判別し(ステップS50)、存在しないときにはWebによってCDDBにアクセスして検索を行うか否かの判別を行い(ステップS51)、検索を行うことができない、或いは検索を行いたくないと判別したときにはステップS53に進んで、前記のようにホルダ名に文字を統一したアーティスト名に対して曲情報を手入力により入力してプレーリストを作成する。
【0068】
また、前記ステップS51においてWebによりCDDBのデータベースから検索を行うと判別したときには、前記と同様にWebのCDDBを用いた曲情報の取り込み処理を行い(ステップS52)、その後いずれの場合もステップS53に進んで、WebからCDDBのデータベースにアクセスした結果CDの曲情報が存在したときにはその情報を利用して、前記のようにしてホルダ名に文字を統一したアーティスト名に対して曲情報を入力してプレーリストを作成する。
【0069】
また、前記ステップS52においてWebからCDDBのデータベースにアクセスしてもCDの曲情報が得られなかった時、及び前記ステップS51においてWebのCDDBから検索を行わないと判別したときには、ステップS53において曲情報を手入力する方式で入力し、それにより前記のようにホルダ名に文字を統一したアーティスト名に対して曲情報を入力してプレーリストを作成する。
【0070】
一方、前記ステップS50において、記録するCDに対応するCDDBがHD内にあると判別したときにはステップS53に進み、CDDBからCDの曲情報を自動取り込みして、前記のようにホルダ名に文字を統一したアーティスト名に対して曲情報を自動入力してプレーリストを作成する。このようにしてプレーリストが作成された後は、図2のステップS13に進み(ステップS54)、HDDへの記録を開始する。
【0071】
前記図3のステップS29において行われるCDDBが得られないときのアーティスト別ホルダ作成式文字変換・記録処理に際しては、図5に示すように、最初HDにオーディオデータが記録されているアーティスト別ホルダを表示する(ステップS61)。次いで記録するアーティストのホルダは存在するか否かの判別を利用者の目視によって行い(ステップS62)、存在しないときには記録するCDのアーティスト名を手入力して新規ホルダを作成し、これを表示する(ステップS63)。その後、前記ステップS62において記録するアーティストのホルダは存在すると判別したときと共にステップS64に進み、ホルダ名にアーティスト名を統一した状態で曲情報を手入力し、プレーリストを作成する。その後図2のステップS13に進み、HDDへの記録を開始する。
【0072】
上記のようなアーティスト別ホルダ作成式文字変換処理を行う結果、図6において、新設されたアーティスト名ホルダが作成されたHD内データ例として示すように「The Yellow Monkey」61のホルダが作成され、以降はこれが表示されることによってこのホルダに対して「The Yellow Monkey」のアーティストの曲を入れることができ、アーティスト名が統一されたプレーリストを作成することができる。
【0073】
上記実施例においては、CDの曲をHDDに記録する例を示したが、HDDに限らず、例えばMDに記録する場合、或いはCD−RやCD−RWに記録する場合、更にはDVDに記録する場合等、各種の記録媒体に曲情報と共に記録する際には同様に使用することができる。また、CDDBに記録されているデータが入力形式の相違により複数存在するように扱われる問題を解消する対象として、前記実施例においては最も広く用いられると思われるアーティスト名についてのデータ形式の統一の例について説明したが、それ以外にアルバム名、曲名等についても同様にデータ形式の統一処理を行うことができる。また、本発明は一般家庭用オーディオ装置、パソコンを利用したオーディオ装置、或いはカーオーディオ装置等の各種オーディオ装置に広く用いることができる。また、曲情報のデータベースとしてCDDBを例に挙げて説明したが、そのほかの同様の曲情報のデータベースの利用に際しても同様にして本発明を適用することができる。
【0074】
【発明の効果】
本発明は、上記のように構成したので、CDの曲をHD等の他のオーディオ記録媒体に対して記録するとき、HD等のオーディオ記録媒体には統一した曲情報に変換して記録することができ、データベースの曲情報のデータ入力形式の相違に関わらず統一したデータによって管理をすることができる。そのため、従来のもののように例えば同じアーティストであるにもかかわらず複数のアーティストが存在するように表示され、管理されることを防止することができるとともに、オーディオデータを記録する際に曲情報を表示するプレーリストにおいて、同じアーティストであるにもかかわらず複数のアーティストが存在するように表示されることにより不快感を与えることもなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の機能ブロック図である。
【図2】本発明においてCDからHDDへの記録処理を行う作動フロー図である。
【図3】同実施例において、WebのCDDBを用いた文字変換処理を行う作動フロー図である。
【図4】同実施例において、アーティスト別ホルダ作成式文字変換・記録処理を行う作動フロー図である。
【図5】同実施例において、CDDBが得られないときのアーティスト別ホルダ作成式文字変換・記録処理を行う作動フロー図である。
【図6】同実施例において、アーティスト別ホルダ作成式文字変換処理の処理態様を示す機能ブロック図である。
【図7】統一的に記録された曲情報、及び種々の記録形式で記録され曲情報に基づくプレーリストの作成状況を示す図である。
【符号の説明】
11 システムコントローラ
12 ラジオ受信機
13 CDプレーヤ
14 HDD
15 記録媒体(HD)
16 出力ソース切替部
17 オーディオ出力コントローラ
18 スピーカ
20 CDDB
21 ROM
23 メモリコントローラ
24 モニタ
25 入力装置
26 CD出力データ取込部
27 オーディオデータ取込部
28 MPEGエンコーダ
29 MPEGデコーダ
31 TOC情報取込部
32 CD情報取込部
33 CDDB検索・読込部
34 アーティスト名データ形式統一部
35 データ形式統一機能選択部
36 文字変換部
37 アーティスト別ホルダ作成式文字変換部
38 文字変換選択部
40 全角ローマ字変換部
41 半角ローマ字変換部
43 アーティスト別ホルダ作成式文字変換部
44 ホルダ
45 曲上表入力部
46 Web検索部
47 プレーリスト作成部
49 変換用テーブル

Claims (7)

  1. CDを再生するCDプレーヤと、
    CDのオーディオデータを記録し再生可能な記録媒体と、
    CDプレーヤで再生し前記記録媒体に記録するCD固有の情報を取り込むCD情報取込手段と、
    前記CD情報取込手段で取り込んだCD固有の情報により複数のCDの曲情報を記録したデータベースから該CDの曲情報を検索する曲情報検索手段と、
    データベースで検索した曲情報のデータ形式を統一するデータ形式統一手段と、
    前記データ形式統一手段で統一した曲情報を、前記CDプレーヤで再生するCDのオーディオデータと関連して前記記録媒体に記録するデータ記録手段とを備えたことを特徴とするオーディオ記録再生装置。
  2. 前記CDのオーディオデータを記録し再生可能な記録媒体はハードディスクであることを特徴とする請求項1記載のオーディオ記録再生装置。
  3. 前記データ形式統一手段で統一する曲情報はアーティスト
    名であることを特徴とする請求項1記載のオーディオ記録再生装置。
  4. 前記データ形式統一手段は、データベースの曲情報の文字形式を検出し、所定の文字形式に変換する文字変換手段であることを特徴とする請求項1記載のオーディオ記録再生装置。
  5. 前記文字変換手段は、半角ローマ字または全角ローマ字のいずれかに変換するものであることを特徴とする請求項4記載のオーディオ記録再生装置。
  6. 前記データ形式統一手段は、前記記録媒体に記録されているアーティスト別にホルダを作成するアーティスト別ホルダ作成手段と、
    前記記録媒体に記録するCDのアーティストに対応するホルダを選択してデータを入力する手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載のオーディオ記録再生装置。
  7. 前記アーティスト別ホルダ作成手段は、前記記録媒体に記録するCDのアーティストのホルダが存在しないときには、CD固有の情報によりデータベースから該CDのアーティスト名を取り込み、該アーティスト名のホルダを作成することを特徴とする請求項6記載のオーディオ記録再生装置。
JP2003202654A 2003-07-28 2003-07-28 オーディオ記録再生装置 Pending JP2005044434A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003202654A JP2005044434A (ja) 2003-07-28 2003-07-28 オーディオ記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003202654A JP2005044434A (ja) 2003-07-28 2003-07-28 オーディオ記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005044434A true JP2005044434A (ja) 2005-02-17

Family

ID=34262302

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003202654A Pending JP2005044434A (ja) 2003-07-28 2003-07-28 オーディオ記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005044434A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007304817A (ja) * 2006-05-10 2007-11-22 Trans Technology Kk 楽曲属性データ配信方法および携帯型音楽ファイル再生端末
JP2008171516A (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Sony Corp 記録装置および記録方法
JP2013041638A (ja) * 2011-08-12 2013-02-28 Jvc Kenwood Corp 電子機器、表示制御方法、表示制御プログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007304817A (ja) * 2006-05-10 2007-11-22 Trans Technology Kk 楽曲属性データ配信方法および携帯型音楽ファイル再生端末
JP2008171516A (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Sony Corp 記録装置および記録方法
JP2013041638A (ja) * 2011-08-12 2013-02-28 Jvc Kenwood Corp 電子機器、表示制御方法、表示制御プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101459136B1 (ko) 오디오 데이터 플레이어 및 이의 재생목록 생성방법
JP4469891B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理プログラム
US8086613B2 (en) Reproducing apparatus, reproducing method, and reproducing program
JP2001291365A (ja) 記録再生装置及び記録方法
MXPA04002235A (es) Metodo y aparato para crear una lista de reproduccion con indice en un reproductor de datos de audio.
JP2005284574A (ja) 車載用情報機器、車載用情報機器の制御方法、制御プログラムおよび記録媒体
KR20040104800A (ko) 메타 데이터 관리 장치 및 방법
JP4841172B2 (ja) 音楽情報検索方法、音楽情報検索装置及びコンピュータプログラム
JP2002222585A (ja) オーディオ装置、楽曲ファイル管理方法及び楽曲再生方法
JP2005044434A (ja) オーディオ記録再生装置
JP2007072955A (ja) 情報検索装置、情報検索システム、情報検索方法及び情報検索プログラム
JP2009069449A (ja) オーディオ装置及び曲再生プログラム
JP2007095210A (ja) 音楽情報検索方法、音楽情報検索装置及びコンピュータプログラム
JP2005285285A (ja) コンテンツ読出装置及び楽曲再生装置
JP2004039113A (ja) 情報出力装置、情報出力方法、プログラム、記憶媒体
US20050237876A1 (en) Systems and methods for providing information stored on an audio storage medium
JPH08306124A (ja) 記憶媒体の自動識別装置、音楽用cdの自動識別方法、音楽用cdの自動識別装置、記憶媒体の再生方法、及び記憶媒体の再生装置
JP2009042265A (ja) デジタルオーディオプレーヤ並びにカラオケ楽曲の選択方法
JP2006313467A (ja) コンテンツ検索装置及びコンテンツ検索方法
JP4068018B2 (ja) オーディオ装置
JP2005026850A (ja) 再生装置及び記録装置
JPH0561492A (ja) マルチメデイア用カラオケチエンジヤシステム
JP2003281861A (ja) 圧縮オーディオ再生機器
JP2007058306A (ja) 情報検索装置、情報検索方法、情報検索システム及び情報検索プログラム
US20120130518A1 (en) Music data reproduction apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20051129

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071214

A02 Decision of refusal

Effective date: 20080404

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02