JP2005044272A - 移動体の位置情報提供方法及びシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】
サービス提供者側(車両等の運転者、運行管理者等)への負担が少なく、きめ細かく、質の高い送迎車両等の移動体の位置情報提供方法及びシステムを提供する。
【解決手段】
送迎車両等に搭載された移動体端末は、任意の通知地点に到達すると、その位置情報を位置情報提供装置に対して送信する。位置情報を受信した位置情報提供装置は、経路情報に定められたコースの始点との照合によるコースの切替判定と、経路情報に定められた次地点との照合による到達判定とを行ない、コースの切替或いは次地点に到達したと判定した場合は、該地点を通報地点として登録している利用者端末に対して、通報メッセージを送信する。また、位置情報提供装置は、これら判定結果に基づいて、車両の現在地情報をWEBで提供する。更に、送迎車両等の移動体を用いたサービスに伴う連絡事項の伝達に好ましいコミュニケーション手段を提供する。
【選択図】
図1

Description

本発明は、移動体の位置情報提供方法及び位置情報提供システムに関し、特に、決められた経路を移動する車両等の位置情報の提供に好ましい位置情報提供方法及び位置情報提供システムに関する。
所定の経路を巡回して各種サービス(人の送迎、物品の配達・回収等)を行う場合において、そのサービス提供者の接近や現在位置を把握できないことにより、送迎対象者が搭乗できない事態や、物の配達・回収等の機会を失うことによるいわゆるチャンスロスが生じうる。また、当該サービスが特定対象者を対象とするものや、予約制を採るものであっても、キャンセルや予約変更の申し出がなされることも少なくない。また、予め運行ルート(経路)、運行スケジュールが定められて利用者に通知されている場合においても、渋滞、事故、交通規制等によって、運行ルート(経路)、運行スケジュールの維持がしばしば困難となるほか、利用者のいない運行ルート(経路)の移動を強いられるという不都合が生じうる。
そこで、こうしたサービス提供者の位置情報を利用者の端末等に送信することを考える場合、当該車両等の位置を表示したGPS地図等を表示し、利用者側で閲覧させることが、第1に考えられる。もっとも、利用者の関心は、サービス提供者が何時自己の所に来るのかということであることに尽きる。そこで、より見易く、的確な情報提供サービスを行うべく、おおよその到着の目安の通知や到着予告を行う接近通知乃至到着予告システムの開発が盛んに行われている。例えば、特開平8−115496号公報には、車両による送迎サービスにおいて、送迎ルート上の送迎地点に加えて、手前位置に呼び出しポイントを設けて、車両に搭載されたGPS(Global Positioning System)受信部を備えた移動局をして、呼び出しポイントへの到着有無を判定させて、固定局が、的確なタイミングで、送迎ポイントに出向くよう送迎対象者に案内する送迎方法及び装置が紹介されている。
特開平8−115496号公報
上記したサービス提供者の位置情報の提供サービスにおいては、GPS受信部等により得られた座標情報が所定の経路上のポイントと一致するか否かの判定が、重要となる。判定基準を厳しいものとすれば、きめ細かい接近通知乃至到着予告の提供を行うことができるのは当然であるが、車両等の運行者側にとっては、決められた経路を寸分違わず運行しなければならなくなり、使い勝手の悪いものとなるおそれがある。その反面、判定基準を甘くすれば、車両等の運行者側にとっては、経路上の地点を多少外れても正しく経路を運行しているものとなるため使い勝手のよいものとなるが、きめ細かい接近通知乃至到着予告の提供が困難となる。
また、こうした巡回型のサービス提供における運行ルート(経路)は、往路、帰路はもちろんとして、一日に複数のコースを運行するよう組まれ、各コースに含まれる地点・区間が重複することやかかるコースを一日に繰り返し通行することも、少なくないのが実情である。上述した位置検出精度を実用上問題のない程度に設定したとしても、重複地点・区間が含まれるルートを移動するものとすると、その判定処理は、簡単ではなくなる。重複地点・区間が含まない運行ルートのみを前提とすれば、例えば、特開平8−115496号公報の0059段落に示されたように、ルート開始毎にルートデータを更新するものとすることが考えられるが、車両等の運行者側にとっては、その都度、当該更新処理を自ら行い、或いは、当該処理が正しく行われていることを確認しなければならないという負担が生じうる。
また、こうした巡回型のサービス提供において、サービス提供者から利用者への連絡、或いは、利用者からサービス提供者への連絡といった、1対多型、多対1型のコミュニケーションが基本構成となることから、サービス提供者又は利用者における、連絡文に対する応答負担が過大となりやすいことを考慮しなければならない。
本発明は、上記した各事情を考慮してなされたものであって、上記経路の更新や位置検出手段の正常作動のための特別な配慮等の負担をかけることなく、きめ細かい位置情報サービスを提供できる移動体の位置情報提供方法及び位置情報提供システムを提供することを目的とする。
また本発明は、上記した形態の巡回型のサービス提供に好ましく適用できる、サービス提供者・利用者間のコミュニケーションツールを提供することをも目的とする。
前記課題を解決するための手段を提供する本発明の第1の視点によれば、移動体端末と位置情報提供装置と利用者端末を、ネットワークを介して接続してなる位置情報提供システム並びに該位置情報提供システムを用いて行う移動体の位置情報提供方法が提供される。前記位置情報提供装置は、地図上の始点とその他の通過地点とを順序付けてなるコースを複数設定した経路情報と、各利用者端末毎に設定する通報地点情報と、を記憶保持し、前記移動体端末の移動を、前記移動体端末からの通知及び前記経路情報を用いて監視し、前記通報地点情報に基づいて、利用者端末に対して、所定のメッセージを送信するための装置である。前記移動体端末は、前記経路情報に含まれる各地点の座標情報を記憶保持する手段と、位置検出手段と、を備え、前記位置情報提供装置に対して、自装置の位置を通知する端末装置である。上記構成において、まず、前記移動体端末は、自装置の位置と、前記座標情報に定められた各地点とを照合し、自装置の位置が前記座標情報に定められたいずれかの地点に適合する場合は、前記位置情報提供装置に対して、自装置の位置を特定する位置情報を、送信する動作を行う。一方、前記位置情報を受信した位置情報提供装置は、該位置情報によって特定される地点と、前記経路情報に含まれる各コースの始点と、を照合し、該位置情報によって特定される地点が前記経路情報に含まれるいずれかのコースの始点に適合する場合、前記移動体端末が該地点を始点とするコースの移動を開始したものと判定し、該始点を通報地点として通報地点情報に設定している利用者端末に対して、通報メッセージを送信する、コース切替に伴う動作と、前記位置情報によって特定される地点と、前記移動体端末の移動中のコースの次の通過地点とを照合し、前記移動体端末の次の通過地点に適合する場合、前記次の通過地点を通報地点として通報地点情報に設定している利用者端末に対して、通報メッセージを送信する、所定のコース上のポイント通過に伴う動作を行なう。また、前記移動体端末は、所定の入力がなされた場合には、前記移動中のコースの次の地点(始点、通過地点を含む)を省略する旨のスキップ情報を、送信するものとし、前記スキップ情報を受信した位置情報提供装置は、前記次の地点(始点、通過地点を含む)を前記通報地点情報に設定している利用者端末に対して、通報メッセージを送信する動作を行う。かくして、位置情報提供システムは、経路情報に定めた、コース、順序に沿った移動体の移動を、適切なタイミングで利用者に知らせる機能と、経路情報に定めたコース、順序の変更を許容する機能とを、併有するものとなる。
また、本発明の第2の視点によれば、上記同様の構成からなる位置情報提供システム並びに該位置情報提供システムを用いて行う移動体の位置情報提供方法において、上記通報メッセージの送信に代えて、利用者端末からの要求に応じて、少なくとも、前記経路情報に含まれる各地点名と、移動体端末の現在位置とを含んだ、移動体の現在地情報を送信するものとしたオンデマンド型の情報提供を行う形態が提供される。この場合に、前記現在地情報に含まれる各地点名の近傍に、各地点における前記位置情報又はスキップ情報を受信した時刻を出力するものとすることも好ましく採用可能である。
また、本発明の第3の視点によれば、上記した各位置情報提供システム並びにこれら位置情報提供システムを用いて行う移動体の位置情報提供方法において、前記経路情報は、更に、前記始点の出発予定時刻情報を含むものとし、位置情報提供装置に、コース切替の判定動作を、運行スケジュールに準じた、的確なものとする構成が提供される。即ち、前記位置情報提供装置は、該位置情報によって特定される地点と、前記経路情報に含まれる各コースの始点と、を照合し、前記移動体端末が移動を開始したコースを判定する場合において、該位置情報によって特定される地点が前記経路情報に含まれるいずれかのコースの始点に適合することに加えて、現時刻と、前記コースの始点への出発予定時刻との差が所定の時間差以内である場合に、前記移動体端末が前記コースの移動を開始したものと判定する。
また、本発明の第4の視点によれば、上記した各位置情報提供システムにおいて、前記位置情報提供装置は、前記通報地点情報に基づいて、前記利用コースを同一にする前記利用者端末に対して、送信元電子メールアドレスを予め定める送信専用の電子メールアドレスとした電子メールを同報送信する手段を備える、サービス提供者から利用者への一方向型の連絡に好ましいコミュニケーションツールを具備した構成が提供され、また、反対に、前記利用者端末から、少なくとも指定日と予め定める連絡内容の区分とを選択して入力する連絡文の登録を受け付けて管理者側に参照させる手段と、前記登録をなした利用者端末のメールアドレスに対して、前記登録された連絡文の内容を含んだ電子メールを送信する手段と、を備える、利用者からサービス提供者への一方向型の連絡に好ましいコミュニケーションツールを具備した構成が提供される。また、この場合において、前記位置情報提供装置は、各利用者について、所定の属性項目が入力された利用者情報を記憶保持し、利用者情報に基づいて、属性を同一にする前記利用者端末に対する電子メールの同報送信を可能とするようにしてもよい。さらには、前記位置情報提供装置に、参照可能な利用者を指定する連絡文の登録を受け付けるとともに、前記利用者情報に基づいて前記利用者端末に参照させる手段と、前記連絡文を参照可能な利用者端末のメールアドレスに対して、少なくとも前記連絡文が登録された旨を知らせる電子メールを送信する手段と、を備える利用者・サービス提供者間の相互連絡に好ましいコミュニケーションツールを具備した構成も提供される。
以上のとおり、本発明によれば、サービス提供者側(車両等の運転者、運行管理者等)に負担をかけることなく、きめ細かく、質の高い位置情報サービスの提供を行うことが可能となる。
続いて、本発明の一実施例について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係る巡回車両(移動体)の位置情報提供システムの構成を表した図である。図1を参照すると、1日に複数のコースを走行する巡回車両(移動体)に搭載される移動体端末10と、位置情報提供装置20と、各利用者の利用者端末30と、運行管理者の端末40とが、パケット通信網50、インターネット60を介して接続されてなっている。
移動体端末10は、位置検出手段を構成するGPS(Global Positioning System)受信部11と、通信部12とを有し、その通信事業者のパケット通信網50を介して、所定の時間間隔で、GPS位置座標を受信するとともに、位置情報提供装置20に対して位置情報を送信する端末装置である。移動体端末10のメモリ(図示せず)には、位置情報提供装置20から受信した座標情報を複数格納可能となっている。また、移動体端末10には、後述するスキップ機能を実行するためのスイッチ13が備えられている。
位置情報提供装置20は、上記経路情報、各利用者がそれぞれ設定する通報地点情報や、経路情報、連絡先アドレス、利用者情報、管理下の巡回車両の現在地フラグ等を格納するデータベース21を備える情報処理装置である。図2は、位置情報提供装置20の概略構成を表したブロック図である。図2を参照すると、位置情報提供装置20は、データベース21に加え、経路情報と移動体端末10から受信した位置情報に基づいて、移動中のコースの次の地点を通過したか否かを判定する通過地点判定手段22と、コースの切替有無を判定するコース判定手段23とインターネット60を介して、利用者端末30に対して到着予告の電子メールを自動送信するメール送信プログラム(以下、到着予告AP)24及び経路上の各地点名と車両の概略位置を示した車両の現在地情報を提供する現在地情報提供プログラム(以下、位置情報提供AP)25と、利用者端末30から通報地点情報の入力を受け付けるための通報地点入力プログラム(以下、通報地点入力AP)26と、がインストールされている。また、位置情報提供装置20は、利用者とのコミュニケーションを行うための遅延情報連絡用プログラム(以下、遅延連絡用AP)27と、利用者連絡用プログラム(以下、利用者連絡用AP)28と、掲示板プログラム(以下、掲示板AP)29とが記憶保持されており、これらについては後に詳述する。
図3、図4、図5は、経路情報及び座標情報を説明するための図である。図3を参照すると、経路情報は、目的とする巡回車両の経路上の通過地点の位置を特定する位置情報と座標情報(緯度、経度)と、その到着予定時刻を通過順に設定してなっている。また、経路情報中の連続する任意の通過地点には、コースを特定するコース情報が付与されている。図4は、図3の経路情報と等価のブロック図であり、図3の経路情報には、コース1、コース2、コース3とが、設定されていることが了解される。一方、移動体端末側に記憶保持される複数の座標情報は、図5に示されたとおり、経路情報に含まれる各地点の位置情報と座標情報とが関連付けられた簡単なものとなっている。
利用者端末30は、携帯電話やパーソナルコンピュータ等の電子メール受信機能と、WEBブラウジング機能とを備えた情報処理端末である。これら利用者端末30の電子メールアドレスは、予め位置情報提供装置20のデータベース21に登録されているものとする。また、運行管理者の端末40は、位置情報提供装置20にアクセスするためのパーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。
以下、上記構成からなる本実施例の動作を、幼稚園の園児の送迎バスの位置情報提供(到着予告、現在状況通知)サービスに適用した例を示して詳細に説明する。図6は、本実施例に係る位置情報提供サービスの準備段階の動作を表したフローチャートである。まず、巡回車両の運行サービスを行う者(以下、運行管理者等)が、その所有する端末40により、地図情報システム等を利用して、地図画面を参照しながら、経路情報を生成し、インターネット60を介して、位置情報提供装置20に対して、経路情報を送信・登録する(ステップS001)。
位置情報提供装置20は、上記経路情報の登録が完了し、移動体端末10のGPS受信部11への転送指示を受信すると、経路情報から座標情報を抽出し、パケット通信網50を経由して、移動体端末10に対して送信する(ステップS002)。移動体端末10側では、前記受信した座標情報を記憶保持する。
一方、利用者側では、必要に応じて、以下の処理が行われる。まず、利用者は、利用者端末30により、インターネット60を介して、位置情報提供装置20にアクセスし、通報地点入力AP26より送信される入力画面に従って、利用するコース、通報地点を必要に応じて修正する(ステップS003)。通報地点を修正する場合、利用者は、利用コース並びに往路/復路を選択後、通報を希望する通報地点を入力することとなるが、実際に利用する(送迎)地点と、通報タイミングを入力する構成を採用することも好ましい。例えば、利用者は、まず、自宅付近の利用地点を選択し、支度を開始する時点に通報を受ける、玄関を出る時点に通報を受ける等、自己の都合に合わせたタイミングが選択可能となる。
以上で、運行管理者と、位置情報提供サービスを行うための準備が完了する。以下、実際の巡回車両が運行を開始した場合の動作について、図7、図9を参照して説明する。まず、図7を参照すると、巡回車両に搭載された移動体端末10は、GPS受信部11から得た自装置のGPS位置座標(緯度、経度)と、記憶保持する座標情報とを照合し(ステップS004)、自装置の位置座標と一致する(当該差異が予め定める閾値内である場合も含む)座標情報が存在する場合、位置情報提供装置20に対して、一致した座標情報に対応する位置情報(例えば、A001)を送信する(ステップS005)。
続いて、位置情報提供装置20は、まず、受信した位置情報が、経路情報中に設定されている各コースの始点と一致するか否かを判定し(ステップS006)、一致する始点が存在する場合は、現時刻と、当該始点の出発予定時刻との差が所定の規定時間(例えば、早出発20分、遅れ出発30分)内であるか否かを判定し(ステップS007)、各時刻の差が所定の規定時間(例えば、早出発20分、遅れ出発30分)内である場合は、巡回車両が新たなコースの移動を開始したものと判定し、データベース21を検索し、当該始点を通報地点として登録している利用者を抽出し、到着予告AP24を起動して、これら利用者の利用者端末30に対して、巡回車両が通報地点に到着した旨の電子メールを送信する(ステップS008)。続いて、位置情報提供装置20は、移動体端末10が当該始点を出発した旨の現在地フラグを更新する(ステップS009)。
例えば、図4に示す例で、巡回車両が遅れながらもコース1を完走し、コース2の始点に9:35に到着した場合の動作を説明すると、位置情報Z001に対応する始点が経路情報中に存在し、また、現時刻と、経路情報中に定められた出発予定時刻との差は、25分である。この場合、出発予定時刻との差の許容範囲は、遅れ出発30分であるため、移動体端末10は、コース2の運行が開始されたと判定する。一方、例えば、図4に示す例で、午前の運行の終了後、コース2の始点に13:40に到着した場合の動作を説明すると、位置情報Z001に対応する始点が経路情報中に存在するが、現時刻と経路情報中に定められた出発予定時刻との差は、4時間30分であり、出発予定時刻との差の許容範囲、遅れ出発30分を超えるものであるため、正規の運行はではないものと判定する。
一方、新たなコースの移動が開始されていない、即ち、現行のコースを移動中であると判定した場合(ステップS006、S007でNo)は、位置情報提供装置20は、受信した位置情報と、現行のコースにおける次の通過地点の位置情報とを照合する(ステップS010)。位置情報提供装置20は、受信した位置情報が経路情報中に設定されている次の通過地点の位置情報と一致する場合、巡回車両が次の通過地点に到着したものと判定し、上記ステップS008、S009と同様に、データベース21を検索し、当該地点を通報地点として登録している利用者を抽出し、到着予告AP24を起動して、これら利用者の利用者端末30に対して、巡回車両が通報地点に到着した旨の電子メールを送信する(ステップS011)。続いて、同様に、位置情報提供装置20は、移動体端末10が当該始点を出発した旨の現在地フラグを更新する(ステップS012)。なお、位置情報提供装置20は、上記ステップS004において、新たなコースに進入したと判定しない限り、現在走行中のコースの次の通過地点のみを判定の基準とし、経路情報に設定されたその他の通過(到着)地点は判定の対象とはしない。例えば、図4のコース1が、図8のように、地点B013から地点B011に向かい、その後、地点A009に向かうものである場合、地点B011から地点A009に向かうまでに、地点B011を再度通過しなければならない状況が発生する。しかしながら、本発明に係る位置情報提供装置20は、次の通過地点A009のみを判定の基準とするため、地点B011を通過後、地点B013を通過した場合であっても、電子メールの送信等の動作を行わないものとなっている。
一方、巡回車両が走行中に、渋滞、事故、交通規制、或いは、利用者からのキャンセルの通知等により、通過(到着)地点の省略等を伴う経路の変更の必要が生じる場合がある。図9は、このような場合に使用される移動体端末10に備えられたスイッチ13が起動された場合の動作を表したフローチャートである。図9を参照すると、運転者が、スイッチ13を起動すると(ステップS104)、移動体端末10は、位置情報提供装置20をして、経路情報に定められた次の地点に到着したものと処理させるスキップ情報の送信処理を実行する(ステップS105)。スキップ情報を受信した位置情報提供装置20は、次の地点がコースの始点であれば、コースの切り替え処理を行い(ステップS107、S108)、次の地点がコースの始点でない場合は、当該次の地点を通過したものとの処理を行う(ステップS109、S110)。このようにすることで、コースの変更、次の地点を通過することができない事態、或いは、該地点を通過する必要そのものがなくなった事態に対応することが可能である。例えば、図8に例示したコースで、地点B011を通過しないで、地点B013から地点A009に直行する場合においても、地点B013に到着後、スイッチ13を押下することで、基準とすべき次の地点A009に変更することができるように、状況に応じた柔軟な対応を行うことが可能である。
このようにして、位置情報提供装置20は、移動体端末10から位置情報を受信するに従って、その移動中のコースや通過地点を判定し、利用者端末30に対して、到着予告のための電子メールを送信することをその第1の機能とするが、これと同等の位置情報提供機能も有している。以下、これについて説明する。位置情報提供装置20は、所望の利用者端末30から、位置情報提供要求を受けた場合、現在地情報提供AP25を起動して、ステップS009、S012で更新した現在地フラグを利用して、経路上の各地点名と車両の概略位置を示した車両の位置情報を生成し、送信する。図10は、上記した位置情報提供装置20が生成する利用者端末30向けの現在地情報提供画面の一例であり、図10の左の車両選択画面において、参照したい車両を選択すると、図10の右に示されたように、該車両の運行コース上の地点名が列記され、最後に到着情報を受信した地点名(図10の右では、「グリーンパレス」)の近傍に車両を象徴する図形が配された現在地情報が表示される。また、図10の右の各地点の下段左に記された下線なしの時刻は、通過予定時刻であり、その右の下線付きの時刻は位置情報乃至スキップ情報を受信した時刻を表しており、両時刻を比較することでも、巡回車両の接近の目安を把握することが可能である。
以上の通り、移動体端末10は、移動とともに、位置情報乃至スキップ情報を位置情報提供装置20に対して送信し、位置情報提供装置20は、自装置が搭載された巡回車両がいかなるコースを走行中であり、いかなる区間に存在するかを自動的に判定して、これに連動した位置情報提供サービスを実行することになる。従って、巡回車両の運転手は、送迎運行時であると否とに拘らず移動体端末10を稼動させておき、決められた経路の変更が発生した場合にのみ、上記したスキップ機能を利用するだけでよく、位置情報提供装置が適切かつきめ細かい位置情報の提供サービスを行うものとなる。そして、巡回車両の運行スケジュールに遅延が生じたとしても、利用者には巡回車両に係る情報が伝わるため、安全な走行速度を超える等してまでスケジュールの維持をする必要がなくなり、事故の発生を未然に防ぎ余裕を持った運行を行うことができる。また上述のとおり、パケット通信網50を介して、移動体端末10から位置情報提供装置20に対して送信される情報は、座標情報かスキップ情報のいずれかとなる構成を採用しているため、移動体端末10と位置情報提供装置20間の通信料金が従量制である場合においても、運用コストを抑えることが可能である。
また、位置情報提供装置20に、コースの始点を正しく検出する機構を備えた上で、経路情報の次の通過地点のみを判定基準とすることとしているため、共通する通過地点を有するコースが複数あり、一日の経路を全体として見た場合、閉路や往き返りのある場合であっても、利用者に対する通報を正しく実行することが可能となる。
以上、本実施例に係る位置情報提供装置20の主な動作を説明したが、本実施例に係る位置情報提供装置20は、運行管理者と利用者とのコミュニケーションツールとしての役割を果たすべく、以下のような機能を備えている。その第1は、巡回車両が予定時刻どおりに走行できなかった場合を想定した遅延情報等の連絡機能である。図11、図12は、遅延情報の連絡画面の一例である。例えば、交通規制、交通渋滞等によって、回復しがたいスケジュールの遅延が生じた場合、運行管理者が、その所有する端末40より位置情報提供装置20にアクセスすると、位置情報提供装置20は、利用者宛ての電子メール送信用のWEBインターフェースを提供する遅延連絡用AP27を起動し、図11に示した如くフォーマットに電子メールの送信内容を入力するとともに、図12に示した次画面において、送信対象の指定方法を受け付ける。続いて、位置情報提供装置20は、宛名入力画面(図示せず)を送信して、利用者全員、利用コースや利用者のその他属性(クラス、学年、自宅地域等)の選択、或いは、特定の利用者の指定を受け付け、データベース21を参照して、条件に該当する利用者に対する電子メールの送信を行う。なお、この場合の電子メールのヘッダの送信元アドレスは、実務上使用しない送信専用のアドレスがプリセットされていることが好ましい。このようにすれば、遅延連絡の電子メールが多数同報送信された場合であっても、返信電子メールへの応対に煩わされる事態を避けることができ、運行管理者は、事後対応の協議や、事件・事故等の場合の関係機関等への照会等を適宜行い、より事務処理を円滑に進めることができる。もちろん、事案に応じて、電子メール本文中に返信用の電子メールアドレスを明記するものとしてもよい。
また、位置情報提供装置20のコミュニケーションツールとしての第2の機能は、運行管理者に対する利用者からの連絡伝達機能である。利用者端末30から、位置情報提供装置20に対してアクセスがなされると、位置情報提供装置20は、利用者連絡用AP28を起動し、所定の形式の連絡文を入力・登録するWEBインターフェースを提供する。図13は、位置情報提供装置20から送信される携帯電話向けのWEBインターフェースの一例である。図13を参照すると、利用者の氏名、連絡内容の種別(サービス利用のキャンセル、変更等)、指定日(巡回車両の利用日等)、を登録するものとなっており、利用者が、位置情報提供装置20から受信した上記入力フォームに従って、各項目を入力・送信すると、該内容は、データベース21に登録される。また、位置情報提供装置20は、登録が正常に受理されたことを通知すべく、各利用者のデータベース21に登録された電子メールアドレスに対して、登録した連絡文の内容の写しを送信する。
以上によって登録された利用者からの連絡内容は、運行管理者の端末40において閲覧される。図14は、前記登録された連絡内容の一覧画面の一例である。図14を参照すると、利用者からの連絡内容は、利用者の所属するクラス毎に、月単位で一覧できるものとなっており、各利用者から送られた連絡内容を、その種別毎に定められた記号によって、一見して把握することが可能となっている。図14の例ではまた、各記号にはリンクが張られており、当該記号部分をクリックすることで、その詳細内容(図示せず)を閲覧することが可能となっている。図14の例では月毎、クラス毎に表示する例を示したが、巡回車両毎に搭乗させる利用者からの欠席連絡等を出力するものとして、巡回車両の運転者向けの情報提供を行うものとしてもよいことはもちろんである。以上のとおり動作する位置情報提供装置20のコミュニケーションツールとしての第2の機能・手段によって、利用者側は、簡便・確実に運行管理者側に連絡を行うことができ、またその内容が確実に送信されたことを確認することができる。また、運行管理者側にとっても、随時利用者から運行管理者に対する連絡伝達できる環境を整えることによって、営業時間外においても連絡を受けることができることはもちろんとして、返信を期待する利用者の応対に煩わされる事態を避けることができ、また、巡回車両の経路や運行スケジュールの変更に役立てて、経路や時間の短縮、最適化を図ることが可能である。
また、位置情報提供装置20のコミュニケーションツールとしての第3の機能は、掲示板機能である。利用者端末10が携帯電話である場合を想定すると、利用可能な文字数に制限がある場合が予想される。また、イベントの開催等、電子メールでタイムリーに伝達する必要性は乏しいものの、特定の内容を必要な利用者に認知させたい場合がある。そこで、位置情報提供装置20は、参照可能な利用者を指定する連絡文の登録を受け付けるとともに、前記利用者情報に基づいて前記利用者端末に参照させる手段、及び、前記連絡文を参照可能な利用者端末のメールアドレスに対して少なくとも前記連絡文が登録された旨を知らせる電子メールを送信する手段として、掲示板AP29を併せて有している。図15は、位置情報提供装置20に具備される掲示板における連絡文登録画面の一例を表したものである。その運用の一例を挙げれば、掲示板AP29は、管理者側からの所定の連絡文の登録の際に、図15に例示した如く、位置情報提供装置20の参照利用者を指定し(例えば、利用者端末個別選択、クラス、学年、自宅地域等のグループによる選択、或いは、全利用者端末指定)と、掲示文本文を登録するものとし、投稿がなされると、関連する利用者端末30に対して、掲示板へ登録がされた旨の電子メールを自動送信するものとし、掲示板の参照を促す構成が採用可能である。
以上、幼稚園の送迎バスの位置情報提供(到着予告、現在状況通知)サービスに適用した例を示しながら、本実施例を説明したが、本発明は、決められた経路を運行する巡回車両の位置情報提供に係るものであれば、その他学校・施設の送迎サービスはもちろんとして、商品等の巡回販売サービスや巡回回収サービス等にも適用できることはもちろんである。
また、上記した実施例においては、位置検出手段としてGPSシステムを利用し、ネットワークとして、パケット通信網とインターネットを利用し、通報メッセージとして、電子メールを利用するものとして説明したが、上記に代えて、同等の手段を用いることが可能である。例えば、位置検出手段としてPHS(Personal Handyphone System)の基地局の情報を利用する構成が採用可能であり、ネットワークとして、インターネットや通信事業者の専用ネットワークのみを利用する構成が採用可能であり、通報メッセージとして、利用者端末が携帯電話等であれば、電子メールに代えて、電話番号で発呼し、着信音等をもって通報する構成が採用可能である。
本発明の一実施例に係る巡回車両の位置情報提供システムの構成を表した図である。 本発明の一実施例に係る位置情報提供装置の概略構成例を表したブロック図である。 経路情報の内容を説明するための図である。 経路情報の内容を説明するための別の図である。 座標情報を説明するための図である。 本発明の一実施例の動作を表した第1のフローチャートである。 本発明の一実施例の動作を表した第2のフローチャートである。 本発明の一実施例の動作を説明するためのコースの模式図である。 本発明の一実施例の動作を表した第3のフローチャートである。 利用者端末に送信される位置情報提供画面の一例を表した図である。 運行管理者の端末に送信される遅延情報の連絡画面の一例である。 運行管理者の端末に送信される遅延情報の連絡画面の一例である。 利用者端末に送信される連絡用フォームの一例である。 利用者端末から送信・登録された連絡内容の一覧画面の一例である。 掲示板の画面の一例を表した図である。
符号の説明
10 移動体端末
11 GPS受信部
12 通信部
13 スイッチ
20 位置情報提供装置
21 データベース
22 通過地点判定手段
23 コース判定手段
24 到着予告AP
25 現在地情報提供AP
26 通報地点入力AP
27 遅延連絡用AP
28 利用者連絡用AP
29 掲示板AP
30 利用者端末
40 端末
50 パケット通信網
60 インターネット

Claims (12)

  1. 地図上の始点とその他の通過地点とを順序付けてなるコースを複数設定した経路情報と、各利用者端末毎に設定する通報地点情報と、を記憶保持する位置情報提供装置と、
    前記経路情報に含まれる各地点の座標情報を記憶保持する手段と、位置検出手段と、を備える移動体端末と、利用者端末とを、ネットワークを介して接続してなる位置情報提供システムを用いて行う、移動体端末とともに移動する移動体の位置情報提供方法であって、
    前記移動体端末は、
    自装置の位置と、前記座標情報に定められた各地点とを照合し、自装置の位置が前記座標情報に定められたいずれかの地点に適合する場合は、前記位置情報提供装置に対して、自装置の位置を特定する位置情報を送信し、
    前記位置情報を受信した位置情報提供装置は、該位置情報によって特定される地点と、前記経路情報に含まれる各コースの始点と、を照合し、該位置情報によって特定される地点が前記経路情報に含まれるいずれかのコースの始点に適合する場合、前記移動体端末が該地点を始点とするコースの移動を開始したものと判定し、該始点を通報地点として通報地点情報に設定している利用者端末に対して、通報メッセージを送信し、
    該位置情報によって特定される地点が前記経路情報に含まれるいずれかのコースの始点に適合しない場合は、前記位置情報によって特定される地点と、前記移動体端末の移動中のコースの次の通過地点とを照合し、前記移動体端末の次の通過地点に適合する場合、前記次の通過地点を通報地点として通報地点情報に設定している利用者端末に対して、通報メッセージを送信し、
    更に、前記移動体端末は、所定の入力がなされた場合には、前記移動中のコースの次の地点を省略する旨のスキップ情報を送信し、
    前記スキップ情報を受信した位置情報提供装置は、前記次の地点を前記通報地点情報に設定している利用者端末に対して、通報メッセージを送信すること、
    を特徴とする、移動体端末とともに移動する移動体の位置情報提供方法。
  2. 地図上の始点とその他の通過地点とを順序付けてなるコースを複数設定した経路情報と、各利用者端末毎に設定する通報地点情報と、を記憶保持する位置情報提供装置と、
    前記経路情報に含まれる各地点の座標情報を記憶保持する手段と、位置検出手段と、を備える移動体端末と、利用者端末とを、ネットワークを介して接続してなる位置情報提供システムを用いて行う、移動体端末とともに移動する移動体の位置情報提供方法であって、
    前記移動体端末は、
    自装置の位置と、前記座標情報に定められた各地点とを照合し、自装置の位置が前記座標情報に定められたいずれかの地点に適合する場合は、前記位置情報提供装置に対して、自装置の位置を特定する位置情報を送信し、
    前記位置情報を受信した位置情報提供装置は、該位置情報によって特定される地点と、前記経路情報に含まれる各コースの始点と、を照合し、該位置情報によって特定される地点が前記経路情報に含まれるいずれかのコースの始点に適合する場合、前記移動体端末が該地点を始点とするコースの移動を開始したものと判定し、
    該位置情報によって特定される地点が前記経路情報に含まれるいずれかのコースの始点に適合しない場合は、前記位置情報によって特定される地点と、移動中のコースの次の通過地点とを照合し、前記移動体端末の次の通過地点に適合する場合、前記移動体端末が移動中のコース上の該通過地点を通過したものと判定し、
    更に、前記移動体端末は、所定の入力がなされた場合には、前記移動体端末が移動中のコースの次の地点を省略する旨のスキップ情報を送信し、
    前記スキップ情報を受信した位置情報提供装置は、前記次の地点を通過したものと判定し、
    前記位置情報提供装置は、前記利用者端末からの要求に応じて、
    前記各判定結果に基づいて、少なくとも、前記経路情報に含まれる各地点名と、移動体端末の現在位置とを含んだ移動体の現在地情報を生成し、利用者端末に対して送信すること、
    を特徴とする、移動体の位置情報提供方法。
  3. 請求項2に記載の移動体端末とともに移動する移動体の位置情報提供方法において、
    前記位置情報提供装置は、
    前記移動体端末から位置情報及びスキップ情報を受信した時刻を記憶保持し、
    前記現在地情報に含まれる各地点名の近傍に、各地点における前記位置情報又はスキップ情報を受信した時刻を出力すること、
    を特徴とする、移動体端末とともに移動する移動体の位置情報提供方法。
  4. 請求項1乃至3いずれか一に記載の移動体端末とともに移動する移動体の位置情報提供方法において、
    前記経路情報は、更に、前記始点の出発予定時刻情報を含み、
    前記位置情報提供装置は、
    前記位置情報によって特定される地点と、前記経路情報に含まれる各コースの始点と、を照合し、前記移動体端末が移動を開始したコースを判定する場合において、
    該位置情報によって特定される地点が前記経路情報に含まれるいずれかのコースの始点に適合することに加えて、現時刻と、前記コースの始点への出発予定時刻との差が所定の時間差以内である場合に、前記移動体端末が前記コースの移動を開始したものと判定すること、
    を特徴とする、移動体端末とともに移動する移動体の位置情報提供方法。
  5. 地図上の始点とその他の通過地点とを順序付けてなるコースを複数設定した経路情報と、各利用者端末毎に設定する通報地点情報と、を記憶保持する位置情報提供装置と、
    前記経路情報に含まれる各地点の座標情報を記憶保持する手段と、位置検出手段と、を備える移動体端末と、利用者端末とを、ネットワークを介して接続してなる位置情報提供システムであって、
    前記移動体端末は、
    自装置の位置と、前記座標情報に定められた各地点とを照合し、前記位置情報提供装置に対して、自装置の位置を特定する位置情報を送信する手段と、
    所定の入力がなされた場合には、前記位置情報提供装置に対して、前記移動中のコースの次の地点を省略する旨のスキップ情報を送信する手段と、を備え、
    前記位置情報提供装置は、
    該位置情報によって特定される地点と、前記経路情報に含まれる各コースの始点と、を照合し、前記移動体端末が移動を開始したコースを判定する手段と、
    前記位置情報によって特定される地点と、前記移動体端末の移動中のコースの次の通過地点とを照合し、前記移動体端末の前記次の通過地点を通過したか否かを判定する手段と、
    前記スキップ情報を受信した場合には、前記移動体端末が移動中のコース上の次の地点を通過したものと判定する手段と、
    利用者端末に対して、通報メッセージを送信する手段と、を備え、
    前記移動体端末が移動を開始したコース並びに通過した地点を監視し、前記通報地点情報に基づいて、利用者端末に対して通報メッセージを送信すること、
    を特徴とする、移動体の位置情報提供システム。
  6. 地図上の始点とその他の通過地点とを順序付けてなるコースを複数設定した経路情報と、各利用者端末毎に設定する通報地点情報と、を記憶保持する位置情報提供装置と、
    前記経路情報に含まれる各地点の座標情報を記憶保持する手段と、位置検出手段と、を備える移動体端末と、利用者端末とを、ネットワークを介して接続してなる位置情報提供システムであって、
    前記移動体端末は、
    自装置の位置と、前記座標情報に定められた各地点とを照合し、前記位置情報提供装置に対して、自装置の位置を特定する位置情報を送信する手段と、
    所定の入力がなされた場合には、前記位置情報提供装置に対して、前記移動中のコースの次の地点を省略する旨のスキップ情報を送信する手段と、を備え、
    前記位置情報提供装置は、
    該位置情報によって特定される地点と、前記経路情報に含まれる各コースの始点と、を照合し、前記移動体端末が移動を開始したコースを判定する手段と、
    前記位置情報によって特定される地点と、前記移動体端末の移動中のコースの次の通過地点とを照合し、前記移動体端末の前記次の通過地点の通過したか否かを判定する手段と、
    前記スキップ情報を受信した場合には、前記移動体端末が移動中のコース上の次の地点を通過したものと判定する手段と、
    少なくとも、前記経路情報に含まれる各地点名と、移動体端末の現在位置とを含んだ移動体の現在地情報を生成し、各利用者端末に対して送信する手段と、を備え、
    前記移動体端末が移動を開始したコース並びに通過した地点を監視し、前記利用者端末からの要求に応じて、前記移動体の現在地情報を送信すること、
    を特徴とする、移動体の位置情報提供システム。
  7. 請求項5に記載の移動体の位置情報提供システムにおいて、更に、
    前記位置情報提供装置は、更に、
    前記移動体端末から位置情報及びスキップ情報を受信した時刻を記憶保持する手段と、
    前記現在地情報に含まれる各地点名の近傍に、各地点における前記位置情報又はスキップ情報を受信した時刻を出力する手段を備えること、
    を特徴とする、移動体の位置情報提供システム。
  8. 請求項5乃至7いずれか一に記載の移動体の位置情報提供システムにおいて、更に、
    前記経路情報は、前記始点の出発予定時刻情報を含み、
    前記位置情報提供装置は、
    現時刻と、前記コースの始点への出発予定時刻との差を算出する手段を備え、
    該位置情報によって特定される地点が前記経路情報に含まれるいずれかのコースの始点に適合することに加えて、現時刻と、前記コースの始点への出発予定時刻との差が所定の時間差以内である場合に、前記移動体端末が前記コースの移動を開始したものと判定すること、
    を特徴とする、移動体の位置情報提供システム。
  9. 請求項5乃至8いずれか一に記載の移動体の位置情報提供装置において、更に、
    前記位置情報提供装置は、
    前記通報地点情報に基づいて、前記利用コースを同一にする前記利用者端末に対して、送信元電子メールアドレスを予め定める送信専用の電子メールアドレスとした電子メールを同報送信する手段を備えること、
    を特徴とする、移動体の位置情報提供システム。
  10. 請求項5乃至9いずれか一に記載の移動体の位置情報提供装置において、更に、
    前記位置情報提供装置は、
    前記利用者端末から、少なくとも指定日と予め定める連絡内容の区分とを選択して入力する連絡文の登録を受け付けて管理者側に参照させる手段と、
    前記登録をなした利用者端末のメールアドレスに対して、前記登録された連絡文の内容を含んだ電子メールを送信する手段と、を備えること、
    を特徴とする、移動体の位置情報提供システム。
  11. 請求項5乃至10いずれか一に記載の移動体の位置情報提供装置において、更に、
    前記位置情報提供装置は、
    各利用者について、所定の属性項目が入力された利用者情報を記憶保持し、
    前記利用者情報に基づいて、属性を同一にする前記利用者端末に対して、送信元電子メールアドレスを予め定める送信専用の電子メールアドレスとした電子メールを同報送信する手段を備えること、
    を特徴とする、移動体の位置情報提供システム。
  12. 請求項11に記載の移動体の位置情報提供装置において、更に、
    前記位置情報提供装置は、
    参照可能な利用者を指定する連絡文の登録を受け付けるとともに、前記利用者情報に基づいて前記利用者端末に参照させる手段と、
    前記連絡文を参照可能な利用者端末のメールアドレスに対して、少なくとも前記連絡文が登録された旨を知らせる電子メールを送信する手段と、を備えること、
    を特徴とする、移動体の位置情報提供システム。
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