JP2005043668A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】定着処理に際し、加熱ローラの軸方向で温度分布状況に相違が発生し、加熱ローラの特定位置の温度検出に基づく加熱ローラの加熱制御が、定着ムラ発生の原因となってしまう。
【解決手段】加熱ローラ11の軸中央部に配置するサーミスタ21と、加熱ローラ11の軸端部に配置するサーミスタ22と、定着温度域での等温度制御に向けて加熱ローラ11の昇温が開始された後に、給紙カセット6から送り出された記録紙4の枚数をカウントするカウント手段26と、カウント手段26によるカウント枚数に応じて、サーミスタを択一選択する検出先選択手段25と、選択されたサーミスタの温度情報に基づいて、加熱ローラ11に内蔵されるハロゲンランプ13を制御する通電制御手段14とを、画像形成装置1に備えた。
【選択図】図2
【解決手段】加熱ローラ11の軸中央部に配置するサーミスタ21と、加熱ローラ11の軸端部に配置するサーミスタ22と、定着温度域での等温度制御に向けて加熱ローラ11の昇温が開始された後に、給紙カセット6から送り出された記録紙4の枚数をカウントするカウント手段26と、カウント手段26によるカウント枚数に応じて、サーミスタを択一選択する検出先選択手段25と、選択されたサーミスタの温度情報に基づいて、加熱ローラ11に内蔵されるハロゲンランプ13を制御する通電制御手段14とを、画像形成装置1に備えた。
【選択図】図2
Description
本発明は、加熱ローラと加圧ローラとを備えた定着器を有し、加熱ローラの熱源の等温度制御における目標温度として、少なくとも、定着処理時の定着温度と、非定着処理時の待機温度と、が設定されている画像形成装置に関する。
熱ローラ定着方式の定着器を備える画像形成装置には、加熱ローラの温度制御機構が設けられている。
該温度制御機構により、少なくとも定着温度と待機温度との二つの目標温度で、加熱ローラの温度が制御される。
定着温度は、定着処理に適切とされる加熱ローラの温度である。また、待機温度は、定着温度より低い温度であり、非定着処理時に加熱ローラを待機させておく温度である。
該温度制御機構により、少なくとも定着温度と待機温度との二つの目標温度で、加熱ローラの温度が制御される。
定着温度は、定着処理に適切とされる加熱ローラの温度である。また、待機温度は、定着温度より低い温度であり、非定着処理時に加熱ローラを待機させておく温度である。
前記温度制御機構は、加熱ローラの温度検出に基づいて、検出温度が目標温度と一致するように、加熱ローラの加熱制御を行うものである。
この加熱ローラの温度検出手段として、加熱ローラに接触して配置されるサーミスタが設けられる。また、加熱ローラの加熱制御は、加熱ローラの熱源としての電熱式ヒータへの通電を制御することにより行われる。
この加熱ローラの温度検出手段として、加熱ローラに接触して配置されるサーミスタが設けられる。また、加熱ローラの加熱制御は、加熱ローラの熱源としての電熱式ヒータへの通電を制御することにより行われる。
従来の画像形成装置において、このサーミスタの配設数は通例一個であり、その配設部位は、加熱ローラの軸方向の中央部もしくは端部となっている。
一方、特許文献1に開示される画像形成装置は、加熱ローラの温度検出手段としてのサーミスタが、複数設けられる構成となっている。
該画像形成装置に備えられる各サーミスタは、それぞれ温度特性が異なるものである。このため、該画像形成装置においては、これらのサーミスタを切り替えることで、広い温度範囲において高精度の温度検出が可能となっている。
該画像形成装置に備えられる各サーミスタは、それぞれ温度特性が異なるものである。このため、該画像形成装置においては、これらのサーミスタを切り替えることで、広い温度範囲において高精度の温度検出が可能となっている。
前記従来の構成の画像形成装置のように、サーミスタの配設数が一個の場合は、次のような不具合がある。
まず、サーミスタの配設部位が加熱ローラの軸中央部の場合について説明する。
この装置構成の場合、加熱ローラが待機温度から定着温度に昇温される際(電源投入直後に定着温度に昇温される際を含む)には、加熱ローラの軸中央部が定着温度に達していても、軸端部では未だ定着温度に達していないことがある。これは、加熱ローラの構成上、軸中央部より軸端部の方が放熱により温度低下しやすく、温まりにくいためである。特に、加熱ローラの軸端部近傍に冷却ファンが設けられる装置構成の場合は、このような軸方向での温度差の発生が、より顕著である。
そして、通紙一枚目など通紙枚数が少ない時点では、加熱ローラの軸中央部と軸端部との間の温度差が解消されておらず、記録紙の巾方向(加熱ローラの軸方向)で、定着ムラが発生してしまうという問題がある。
この装置構成の場合、加熱ローラが待機温度から定着温度に昇温される際(電源投入直後に定着温度に昇温される際を含む)には、加熱ローラの軸中央部が定着温度に達していても、軸端部では未だ定着温度に達していないことがある。これは、加熱ローラの構成上、軸中央部より軸端部の方が放熱により温度低下しやすく、温まりにくいためである。特に、加熱ローラの軸端部近傍に冷却ファンが設けられる装置構成の場合は、このような軸方向での温度差の発生が、より顕著である。
そして、通紙一枚目など通紙枚数が少ない時点では、加熱ローラの軸中央部と軸端部との間の温度差が解消されておらず、記録紙の巾方向(加熱ローラの軸方向)で、定着ムラが発生してしまうという問題がある。
次に、サーミスタの配設部位が加熱ローラの軸端部の場合について説明する。
この装置構成の場合、加熱ローラを定着温度へ昇温させる際に、軸端部の温度を基準に、加熱ローラが加熱制御されるため、前記中央部にサーミスタを設ける場合のような、定着処理開始時における定着ムラの発生は防止される。
ところが、小サイズの記録紙が連続通紙されると、加熱ローラの軸中央部が温度低下するが、この中央部の温度低下が、この装置構成では検出されない。したがって、この場合でも、記録紙の巾方向(加熱ローラの軸方向)で、定着ムラが発生してしまうという問題がある。
この装置構成の場合、加熱ローラを定着温度へ昇温させる際に、軸端部の温度を基準に、加熱ローラが加熱制御されるため、前記中央部にサーミスタを設ける場合のような、定着処理開始時における定着ムラの発生は防止される。
ところが、小サイズの記録紙が連続通紙されると、加熱ローラの軸中央部が温度低下するが、この中央部の温度低下が、この装置構成では検出されない。したがって、この場合でも、記録紙の巾方向(加熱ローラの軸方向)で、定着ムラが発生してしまうという問題がある。
また、前記特許文献1に開示される技術は、サーミスタを複数設ける構成であるが、その配設部位は加熱ローラの軸方向でほぼ同一位置であり、軸方向で温度分布状況が異なることによる不具合に対処するものではない。
つまり、解決しようとする問題点は、定着処理に際し、加熱ローラの軸方向で温度分布状況に相違が発生し、加熱ローラの特定位置の温度検出に基づく加熱ローラの加熱制御が、定着ムラ発生の原因となってしまう点である。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、加熱ローラと加圧ローラとを備えた定着器と、
該加熱ローラの温度を、定着処理の間は、定着温度域内に保つように等温度制御する温度制御機構と
を備える画像形成装置において、
前記加熱ローラの軸方向でそれぞれ異なる位置に設けられる複数の温度検出手段と、
定着温度での等温度制御に向けて加熱ローラの昇温が開始された後に、定着器を通過した記録紙の枚数をカウントするカウント手段と、
前記カウント手段によるカウント枚数に応じて、温度検出手段を択一選択する検出先選択手段と、
前記選択された温度検出手段の温度情報に基づいて、加熱ローラに内蔵される熱源を制御する制御手段と、
を備えるものである。
この作用としては、カウント枚数に応じて異なる加熱ローラ上の温度分布状況に応じて、温度検出先を加熱ローラの軸方向で変更し、その検出先の温度情報に基づいて、加熱ローラの温度制御を、前記制御手段に行わせることができる。
該加熱ローラの温度を、定着処理の間は、定着温度域内に保つように等温度制御する温度制御機構と
を備える画像形成装置において、
前記加熱ローラの軸方向でそれぞれ異なる位置に設けられる複数の温度検出手段と、
定着温度での等温度制御に向けて加熱ローラの昇温が開始された後に、定着器を通過した記録紙の枚数をカウントするカウント手段と、
前記カウント手段によるカウント枚数に応じて、温度検出手段を択一選択する検出先選択手段と、
前記選択された温度検出手段の温度情報に基づいて、加熱ローラに内蔵される熱源を制御する制御手段と、
を備えるものである。
この作用としては、カウント枚数に応じて異なる加熱ローラ上の温度分布状況に応じて、温度検出先を加熱ローラの軸方向で変更し、その検出先の温度情報に基づいて、加熱ローラの温度制御を、前記制御手段に行わせることができる。
請求項2においては、前記複数の温度検出手段は、少なくとも、前記加熱ローラの軸中央部と、前記加熱ローラの軸端部と、の二箇所に設けられるものである。
この作用としては、加熱ローラ上の軸方向での温度分布において、最も温度低下が発生しやすい部位が、温度情報の検出先として設定されたことになる。
この作用としては、加熱ローラ上の軸方向での温度分布において、最も温度低下が発生しやすい部位が、温度情報の検出先として設定されたことになる。
請求項3においては、前記検出先選択手段は、
前記カウント枚数が所定枚数に至るまでは、前記加熱ローラの軸端部に設けた温度検出手段を選択し、
前記カウント枚数が所定枚数に至った後は、前記加熱ローラの軸中央部に設けた温度検出手段を選択するものである。
この作用としては、定着温度での等温度制御に向けて加熱ローラの昇温が開始直後に、加熱ローラの軸方向での放熱性の相違により、加熱ローラの軸端部が軸中央部に対して温度低下する不具合が発生する場合と、定着器に小サイズの記録紙4が連続通紙されて加熱ローラの軸中央部が軸端部に対して温度低下する場合と、に対処して、加熱ローラの温度制御が行われる。
前記カウント枚数が所定枚数に至るまでは、前記加熱ローラの軸端部に設けた温度検出手段を選択し、
前記カウント枚数が所定枚数に至った後は、前記加熱ローラの軸中央部に設けた温度検出手段を選択するものである。
この作用としては、定着温度での等温度制御に向けて加熱ローラの昇温が開始直後に、加熱ローラの軸方向での放熱性の相違により、加熱ローラの軸端部が軸中央部に対して温度低下する不具合が発生する場合と、定着器に小サイズの記録紙4が連続通紙されて加熱ローラの軸中央部が軸端部に対して温度低下する場合と、に対処して、加熱ローラの温度制御が行われる。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、加熱ローラの軸方向で、最も温度低下している部位の温度情報に基づいて、加熱ローラの温度制御を行わせることができ、常時定着性を維持させることができる。
請求項2においては、温度検出手段としてのサーミスタの配設数を最小化しながら、加熱ローラ上の温度分布状況の変化によらず、定着性を維持させることができる。
請求項3においては、待機状態の画像形成装置にプリントを実行させた際に、その通紙一枚目から良好な定着性を期待することができると共に、連続通紙を実行しても、定着性が損なわれることがない。
本発明の画像形成装置の一実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1を用いて、本実施の形態である画像形成装置1の概略構成について説明する。
画像形成装置1には、電子写真方式の画像形成に関わる各装置が、記録紙4の搬送経路(記録紙搬送路5)に沿って配置されている。
まず、記録紙搬送路5の最上流には、記録紙4の供給源としての給紙カセット6が設けられている。
給紙カセット6の下流側には、感光体としての感光体ドラム7と、転写手段としての転写ローラ8とが、記録紙搬送路5を挟んで対向して配置されている。感光体ドラム7には、露光手段9および現像手段としての現像ローラ10が付設されている。現像ローラ10には、トナーの供給源としてのトナー室18が付設されている。
図1を用いて、本実施の形態である画像形成装置1の概略構成について説明する。
画像形成装置1には、電子写真方式の画像形成に関わる各装置が、記録紙4の搬送経路(記録紙搬送路5)に沿って配置されている。
まず、記録紙搬送路5の最上流には、記録紙4の供給源としての給紙カセット6が設けられている。
給紙カセット6の下流側には、感光体としての感光体ドラム7と、転写手段としての転写ローラ8とが、記録紙搬送路5を挟んで対向して配置されている。感光体ドラム7には、露光手段9および現像手段としての現像ローラ10が付設されている。現像ローラ10には、トナーの供給源としてのトナー室18が付設されている。
感光体ドラム7の下流側には、定着器2が配置されている。定着器2には、熱定着手段としての加熱ローラ11と、加圧手段としての加圧ローラ12とが備えられており、両ローラ11・12は、記録紙搬送路5を挟んで対向して配置される。
加熱ローラ11は、中空の円筒状部材で構成されており、本実施の形態では、アルミニウムで形成される。該加熱ローラ11の内部に、電熱式の熱源としてのハロゲンランプ13が配置されると共に、ハロゲンランプ13の通電を制御する通電制御手段14が別設される。そして、該ハロゲンランプ13を通電制御手段14により通電制御することで、加熱ローラ11の加熱が行われる。
加圧ローラ12は、金属製のローラ軸の外周上にゴムローラを配置して構成されている。
そして、感光体ドラム7と転写ローラ8との間で、トナーの転写された記録紙4が、加熱ローラ11と加圧ローラ12との間で、加熱および加圧を受け、記録紙4上のトナーの定着が行われる。
加熱ローラ11は、中空の円筒状部材で構成されており、本実施の形態では、アルミニウムで形成される。該加熱ローラ11の内部に、電熱式の熱源としてのハロゲンランプ13が配置されると共に、ハロゲンランプ13の通電を制御する通電制御手段14が別設される。そして、該ハロゲンランプ13を通電制御手段14により通電制御することで、加熱ローラ11の加熱が行われる。
加圧ローラ12は、金属製のローラ軸の外周上にゴムローラを配置して構成されている。
そして、感光体ドラム7と転写ローラ8との間で、トナーの転写された記録紙4が、加熱ローラ11と加圧ローラ12との間で、加熱および加圧を受け、記録紙4上のトナーの定着が行われる。
また、加熱ローラ11の軸端部近傍には、冷却ファン23が設けられており、該冷却ファン23の駆動により、加熱ローラ11から発生する熱が画像形成装置1外へ排出される。そして、定着器2以外の電子写真装置への熱影響が低減される。
加熱ローラ11の下流側には、排出ローラ15・16が、記録紙搬送路5を挟んで対向して配置されている。そして、両排出ローラ15・16にニップされて搬送された記録紙4が、画像形成装置1に備える排出トレイ17上に、排出される。
また、記録紙搬送路5上の適宜位置には、記録紙搬送路5上の記録紙4の位置を特定するための検出手段としての給紙センサ19および排紙センサ20が設けられている。
給紙センサ19は、給紙カセット6の下流側かつ感光体ドラム7の上流側に、配置されている。また、排紙センサ20は、記録紙搬送路5上で、加熱ローラ11・加圧ローラ12の下流側かつ排紙ローラ15・16の上流側に、設けられている。両センサ19・20は、記録紙搬送路5上の記録紙4の位置を特定するための検出手段であり、例えば、ジャム発生箇所の特定手段として用いられる。
給紙センサ19は、給紙カセット6の下流側かつ感光体ドラム7の上流側に、配置されている。また、排紙センサ20は、記録紙搬送路5上で、加熱ローラ11・加圧ローラ12の下流側かつ排紙ローラ15・16の上流側に、設けられている。両センサ19・20は、記録紙搬送路5上の記録紙4の位置を特定するための検出手段であり、例えば、ジャム発生箇所の特定手段として用いられる。
次に、図2を用いて、加熱ローラ11の温度制御機構3について説明する。
温度制御機構3は、加熱ローラ11の温度制御手段であり、定着温度と待機温度との二つの目標温度で、加熱ローラ11の表面温度を等温度制御することが可能である。
ここで、定着温度とは、定着処理に適切とされる加熱ローラ11の温度のことである。また、待機温度は、定着温度より低い温度であり、非定着処理時に加熱ローラ11を待機させておく温度である。
なお、加熱ローラ11の目標温度として、定着温度に加えて待機温度を設定しておくことで、次の利点がある。非定着時における加熱ローラ11からの放熱量が抑制されることで、定着器2以外の電子写真装置への熱影響が低減されると共に省エネが実現される。また、定着処理の待機状態において、加熱停止ではなく、待機温度に加熱ローラ11を保つことで、定着処理開始時に加熱ローラ11を定着温度に昇温させる時間が短縮される。
温度制御機構3は、加熱ローラ11の温度制御手段であり、定着温度と待機温度との二つの目標温度で、加熱ローラ11の表面温度を等温度制御することが可能である。
ここで、定着温度とは、定着処理に適切とされる加熱ローラ11の温度のことである。また、待機温度は、定着温度より低い温度であり、非定着処理時に加熱ローラ11を待機させておく温度である。
なお、加熱ローラ11の目標温度として、定着温度に加えて待機温度を設定しておくことで、次の利点がある。非定着時における加熱ローラ11からの放熱量が抑制されることで、定着器2以外の電子写真装置への熱影響が低減されると共に省エネが実現される。また、定着処理の待機状態において、加熱停止ではなく、待機温度に加熱ローラ11を保つことで、定着処理開始時に加熱ローラ11を定着温度に昇温させる時間が短縮される。
加熱ローラ11の加熱制御は、加熱ローラ11に内蔵される熱源としての電熱式ヒータの通電を制御することにより行われる。この電熱式ヒータは、本実施の形態では、ハロゲンランプ13である。
ハロゲンランプ13の通電を制御する通電制御手段14は、ハロゲンランプ13への通電を連続させることでハロゲンランプ13を加熱し、ハロゲンランプ113への通電を停止させることでハロゲンランプ13の加熱を停止する。
そして、通電制御手段14により、ハロゲンランプ13への通電の入切が切換えられて、加熱ローラ11の昇温や放熱による降温が行われ、加熱ローラ11の等温度制御も可能である。
ハロゲンランプ13の通電を制御する通電制御手段14は、ハロゲンランプ13への通電を連続させることでハロゲンランプ13を加熱し、ハロゲンランプ113への通電を停止させることでハロゲンランプ13の加熱を停止する。
そして、通電制御手段14により、ハロゲンランプ13への通電の入切が切換えられて、加熱ローラ11の昇温や放熱による降温が行われ、加熱ローラ11の等温度制御も可能である。
温度制御機構3には、加熱ローラ11の等温度制御における目標温度を設定する手段(以下、目標温度設定手段24)が設けられている。
例えば、待機状態の画像形成装置1において、プリントが実行される際には、目標温度設定手段24は、加熱ローラ11が定着温度で等温度制御されるように、目標温度を定着温度に設定する。なお、プリントの実行は、画像形成装置1の操作部の操作によるプリント指令の入力や、通信線を介してのプリント指令の受信等に基づくものである。
また、目標温度設定手段24は、プリント指令が一定時間ない場合は、加熱ローラ11の目標温度を、定着温度から待機温度に変更する。
一方、通電制御手段14は、目標温度設定手段24で設定された目標温度に従って、加熱ローラ11を等温度制御する。
例えば、待機状態の画像形成装置1において、プリントが実行される際には、目標温度設定手段24は、加熱ローラ11が定着温度で等温度制御されるように、目標温度を定着温度に設定する。なお、プリントの実行は、画像形成装置1の操作部の操作によるプリント指令の入力や、通信線を介してのプリント指令の受信等に基づくものである。
また、目標温度設定手段24は、プリント指令が一定時間ない場合は、加熱ローラ11の目標温度を、定着温度から待機温度に変更する。
一方、通電制御手段14は、目標温度設定手段24で設定された目標温度に従って、加熱ローラ11を等温度制御する。
この等温度制御は、加熱ローラ11の表面温度検出に基づいて、該検出温度が目標温度と一致するように、加熱ローラ11を加熱もしくは放熱(加熱の停止)させて行われる。
なお、より正確には、検出温度と目標温度とを一致させる等温度制御とは、次のことを意味する。制御目標値としての目標温度は、一定の温度幅を有する目標温度域として設定されている。そして、検出温度がその目標温度域の下限温度を下回ると、通電制御手段14の制御により加熱ローラ11が加熱され、検出温度がその目標温度域の上限温度を上回ると、通電制御手段14の制御により加熱ローラ11が放熱(冷却)される。そして、加熱ローラ11の温度が、目標温度域内に留まるように、制御される。
つまり、ここでの等温度制御とは、検出温度が目標温度域内に留まるような温度制御のことを意味する。
なお、より正確には、検出温度と目標温度とを一致させる等温度制御とは、次のことを意味する。制御目標値としての目標温度は、一定の温度幅を有する目標温度域として設定されている。そして、検出温度がその目標温度域の下限温度を下回ると、通電制御手段14の制御により加熱ローラ11が加熱され、検出温度がその目標温度域の上限温度を上回ると、通電制御手段14の制御により加熱ローラ11が放熱(冷却)される。そして、加熱ローラ11の温度が、目標温度域内に留まるように、制御される。
つまり、ここでの等温度制御とは、検出温度が目標温度域内に留まるような温度制御のことを意味する。
加熱ローラ11の温度検出手段は、加熱ローラ11に接触して配置されるサーミスタ21・22である。
サーミスタ21・21は、加熱ローラ11の軸方向で異なる位置に設けられており、軸中央部にサーミスタ21が配置され、軸端部にサーミスタ22が配置される。特に、サーミスタ22の配設部位は、前記冷却ファン23と同側の軸端部となっている。該冷却ファン23は、前述したように、加熱ローラ11の軸端部近傍に配置されている。
サーミスタ21・21は、加熱ローラ11の軸方向で異なる位置に設けられており、軸中央部にサーミスタ21が配置され、軸端部にサーミスタ22が配置される。特に、サーミスタ22の配設部位は、前記冷却ファン23と同側の軸端部となっている。該冷却ファン23は、前述したように、加熱ローラ11の軸端部近傍に配置されている。
サーミスタ21・22と、通電制御手段14との間には、検出先選択手段25が設けられている。
サーミスタ21・22は、両方とも通電制御手段14に信号伝達可能に接続されているが、検出先選択手段25により、一方のサーミスタのみが選択されて、その選択されたサーミスタの検出温度情報のみが通電制御手段14に送信される。
そして、通電制御手段14は、検出先選択手段25により選択されたサーミスタからの検出温度情報に基づいて、該検出温度と一致するように、加熱ローラ11の温度を制御する。
サーミスタ21・22は、両方とも通電制御手段14に信号伝達可能に接続されているが、検出先選択手段25により、一方のサーミスタのみが選択されて、その選択されたサーミスタの検出温度情報のみが通電制御手段14に送信される。
そして、通電制御手段14は、検出先選択手段25により選択されたサーミスタからの検出温度情報に基づいて、該検出温度と一致するように、加熱ローラ11の温度を制御する。
次に、通電制御手段14への温度情報の入力先としてのサーミスタを、選択切換する必要性について説明する。
加熱ローラ11が待機温度から定着温度に昇温される際(電源投入直後に定着温度に昇温される際を含む)においては、加熱ローラ11の軸中央部が定着温度に達していても、軸端部では未だ定着温度に達していないことがある。
これは、加熱ローラ11の軸中央部より軸端部の方が放熱により温度低下しやすく、温まりにくいためである。特に、本実施の形態のように、加熱ローラ11の軸端部近傍に冷却ファン23が設けられる装置構成の場合は、このような軸方向での温度差の発生がより顕著である。
一方、定着処理において、定着器2に、小サイズの記録紙4が連続通紙されるような場合には、加熱ローラ11の軸中央部で温度低下が発生する。
加熱ローラ11が待機温度から定着温度に昇温される際(電源投入直後に定着温度に昇温される際を含む)においては、加熱ローラ11の軸中央部が定着温度に達していても、軸端部では未だ定着温度に達していないことがある。
これは、加熱ローラ11の軸中央部より軸端部の方が放熱により温度低下しやすく、温まりにくいためである。特に、本実施の形態のように、加熱ローラ11の軸端部近傍に冷却ファン23が設けられる装置構成の場合は、このような軸方向での温度差の発生がより顕著である。
一方、定着処理において、定着器2に、小サイズの記録紙4が連続通紙されるような場合には、加熱ローラ11の軸中央部で温度低下が発生する。
つまり、加熱ローラ11の軸中央側の温度検出に基づいて、定着温度を目標温度とする等温度制御が行われると、加熱ローラ11が待機温度(もしくは電源停止時の常温)から定着温度に昇温される際には、軸端部が定着温度に達するのが遅れる、あるいは軸端部が定着温度に達しない、という不具合が発生する可能性がある。
また、加熱ローラ11の軸端側の温度検出に基づいて、定着温度を目標温度とする等温度制御が行われると、定着器2に小サイズの記録紙4が連続通紙されるような場合には、軸中央部が定着温度に達しない、という不具合が発生する可能性がある。
また、加熱ローラ11の軸端側の温度検出に基づいて、定着温度を目標温度とする等温度制御が行われると、定着器2に小サイズの記録紙4が連続通紙されるような場合には、軸中央部が定着温度に達しない、という不具合が発生する可能性がある。
以上の不具合を防止するため、加熱ローラ11の軸方向上の異なる位置に、サーミスタ21・22が配置されると共に、加熱ローラ11の軸方向での温度分布状況に応じて、通電制御手段14への温度情報の入力先としてのサーミスタ21・22が、検出先選択手段25により切換られる。
例えば、加熱ローラ11が待機温度(もしくは電源停止時の常温)から定着温度に昇温される際や、小サイズの記録紙4が連続通紙されるような場合は、加熱ローラ11の軸方向での前記温度分布状況が、異なる場合である。
例えば、加熱ローラ11が待機温度(もしくは電源停止時の常温)から定着温度に昇温される際や、小サイズの記録紙4が連続通紙されるような場合は、加熱ローラ11の軸方向での前記温度分布状況が、異なる場合である。
図3を用いて、検出先選択手段25によるサーミスタ切換の判断基準について説明する。
検出先選択手段25が、前述した加熱ローラ11上の温度分布状況に応じて、温度情報の検出先としてのサーミスタ切換を行えるように、図3に示す検出先切換判断基準が設けられている。
該検出先切換判断基準には、定着器2を通過した記録紙4の枚数に応じて、検出先選択手段25が検出先として選択すべきサーミスタが、示されている。
検出先選択手段25が、前述した加熱ローラ11上の温度分布状況に応じて、温度情報の検出先としてのサーミスタ切換を行えるように、図3に示す検出先切換判断基準が設けられている。
該検出先切換判断基準には、定着器2を通過した記録紙4の枚数に応じて、検出先選択手段25が検出先として選択すべきサーミスタが、示されている。
ここで、定着器2を通過する記録紙4の枚数は、後述のカウント手段26によりカウントされる。
また、定着器2を通過する記録紙4のカウント開始時点は、定着温度での等温度制御に向けて加熱ローラ11の昇温が開始された時点、に設定されている。つまり、加熱ローラ11の等温度制御における目標温度が、待機温度から定着温度に変更された時点のことである。
なお、画像形成装置1の電源投入直後にプリントが実行される場合も、加熱ローラ11は一旦待機温度まで昇温された後に、定着温度に昇温されるものとし、電源投入後の場合も、待機温度から定着温度に変更された場合に含まれるものとする。
また、定着器2を通過する記録紙4のカウント開始時点は、定着温度での等温度制御に向けて加熱ローラ11の昇温が開始された時点、に設定されている。つまり、加熱ローラ11の等温度制御における目標温度が、待機温度から定着温度に変更された時点のことである。
なお、画像形成装置1の電源投入直後にプリントが実行される場合も、加熱ローラ11は一旦待機温度まで昇温された後に、定着温度に昇温されるものとし、電源投入後の場合も、待機温度から定着温度に変更された場合に含まれるものとする。
検出先切換判断基準において、前記カウント開始時点より定着器2を通過した記録紙4の枚数が、所定枚数(例えば10枚)より少ない場合に、通電制御手段14における温度情報の検出先として設定されているのは、軸端部のサーミスタ22である。
また、前記カウント開始時点より定着器2を通過した記録紙4の枚数が、所定枚数を超えた場合は、前記検出先として設定されているのは、軸中央部のサーミスタ21である。
なお、前記所定枚数は、画像形成装置1の装置構成等により異なるものである。この所定枚数の決定方法の一例としては、本温度制御機構を実装した画像形成装置において、実験を繰り返すことにより、適切な結果が得られた場合を採用する方法がある。
また、前記カウント開始時点より定着器2を通過した記録紙4の枚数が、所定枚数を超えた場合は、前記検出先として設定されているのは、軸中央部のサーミスタ21である。
なお、前記所定枚数は、画像形成装置1の装置構成等により異なるものである。この所定枚数の決定方法の一例としては、本温度制御機構を実装した画像形成装置において、実験を繰り返すことにより、適切な結果が得られた場合を採用する方法がある。
前記の不具合において、加熱ローラ11の軸端部が軸中央部に対して温度低下する不具合が発生する場合は、加熱ローラ11が待機温度(もしくは電源停止時の常温)から定着温度に昇温される際の場合である。
待機温度に保たれている加熱ローラ11が定着温度へ昇温されるのは、画像形成装置1においてプリントが実行される際である。
プリントが実行される際とは、定着器2への通紙が開始される際のことである。
つまり、前記カウント開始時点直後が、加熱ローラ11の軸端部が軸中央部に対して温度低下する不具合が発生する場合である。
そこで、前記カウント開始時点直後に、加熱ローラ11の軸端部を温度検出対象としておけば、通電制御手段14は、加熱ローラ11上で最も温度が低い部位を検出対象として、温度制御を行うこととなる。したがって、定着温度での等温度制御において、加熱ローラ11上で定着温度に達していない部位が発生する不具合が防止される。
待機温度に保たれている加熱ローラ11が定着温度へ昇温されるのは、画像形成装置1においてプリントが実行される際である。
プリントが実行される際とは、定着器2への通紙が開始される際のことである。
つまり、前記カウント開始時点直後が、加熱ローラ11の軸端部が軸中央部に対して温度低下する不具合が発生する場合である。
そこで、前記カウント開始時点直後に、加熱ローラ11の軸端部を温度検出対象としておけば、通電制御手段14は、加熱ローラ11上で最も温度が低い部位を検出対象として、温度制御を行うこととなる。したがって、定着温度での等温度制御において、加熱ローラ11上で定着温度に達していない部位が発生する不具合が防止される。
一方、前記の不具合において、加熱ローラ11の軸中央部が軸端部に対して温度低下する不具合が発生する場合は、定着器2に小サイズの記録紙4が連続通紙される場合である。
つまり、前記カウント開始時点後から所定枚数以上の通紙が行われた時が、加熱ローラ11の軸端部が軸中央部に対して温度低下する不具合が、発生する可能性がある場合である。ここで、可能性がある場合とするのは、定着器2を通過する記録紙4が小サイズでない場合は、このような不具合が発生しないためである。
そこで、前記カウント開始時点から所定枚数以上の通紙が行われた時に、加熱ローラ11の軸中央部を温度検出対象としておけば、通電制御手段14は、加熱ローラ11上で最も温度が低い部位を検出対象として、温度制御を行うこととなる。したがって、定着温度での等温度制御において、加熱ローラ11上で定着温度に達していない部位が発生する不具合が防止される。
つまり、前記カウント開始時点後から所定枚数以上の通紙が行われた時が、加熱ローラ11の軸端部が軸中央部に対して温度低下する不具合が、発生する可能性がある場合である。ここで、可能性がある場合とするのは、定着器2を通過する記録紙4が小サイズでない場合は、このような不具合が発生しないためである。
そこで、前記カウント開始時点から所定枚数以上の通紙が行われた時に、加熱ローラ11の軸中央部を温度検出対象としておけば、通電制御手段14は、加熱ローラ11上で最も温度が低い部位を検出対象として、温度制御を行うこととなる。したがって、定着温度での等温度制御において、加熱ローラ11上で定着温度に達していない部位が発生する不具合が防止される。
次に、図1、図2を用いて、前記カウント手段26について説明する。
図2に示すように、カウント手段26は、定着器2を通過した記録紙4の枚数をカウントする手段であり、前記給紙センサ19および排紙センサ20と、両センサ19・20に信号線を介して接続される通過判定回路27とからなる。
図1に示すように、給紙カセット6より繰り出された記録紙4は、記録紙搬送路5に沿って搬送されるが、この途中で、まず給紙センサ19により通過を検出され、定着器2を通過した後、排紙センサ20により通過を検出され、排紙トレイ17上へ排出される。
つまり、通過判定回路27は、給紙センサ19からの検出信号の受信の後、検出排紙センサ20からの検出信号を受信すると、記録紙4が定着器2を一枚通過したと判断し、記録紙4の通過枚数のカウント(計数)を1増加させる。
なお、以上は片面印刷の場合についての説明であるが、両面搬送路を備える画像形成装置において、両面印刷が行われる場合においても、記録紙搬送路上に設ける記録紙センサからの検出信号発信の組合せにより、記録紙通過枚数のカウントが可能である。
また、記録紙の供給源として、給紙カセット6に加えて、手差しトレイが設けられる場合においても、記録紙搬送路上に設ける記録紙センサからの検出信号発信の組合せにより、記録紙通過枚数のカウントが可能である。
図2に示すように、カウント手段26は、定着器2を通過した記録紙4の枚数をカウントする手段であり、前記給紙センサ19および排紙センサ20と、両センサ19・20に信号線を介して接続される通過判定回路27とからなる。
図1に示すように、給紙カセット6より繰り出された記録紙4は、記録紙搬送路5に沿って搬送されるが、この途中で、まず給紙センサ19により通過を検出され、定着器2を通過した後、排紙センサ20により通過を検出され、排紙トレイ17上へ排出される。
つまり、通過判定回路27は、給紙センサ19からの検出信号の受信の後、検出排紙センサ20からの検出信号を受信すると、記録紙4が定着器2を一枚通過したと判断し、記録紙4の通過枚数のカウント(計数)を1増加させる。
なお、以上は片面印刷の場合についての説明であるが、両面搬送路を備える画像形成装置において、両面印刷が行われる場合においても、記録紙搬送路上に設ける記録紙センサからの検出信号発信の組合せにより、記録紙通過枚数のカウントが可能である。
また、記録紙の供給源として、給紙カセット6に加えて、手差しトレイが設けられる場合においても、記録紙搬送路上に設ける記録紙センサからの検出信号発信の組合せにより、記録紙通過枚数のカウントが可能である。
また、通過判定回路27は、目標温度設定手段24と信号伝達可能に接続されている。
そして、目標温度設定手段24において、待機温度から定着温度への目標温度の設定変更が行われると、該設定変更をトリガーとして、記録紙4の通過枚数のカウントをリセットして0にすると共に、新規のカウントを開始する。
つまり、温度制御機構3における以上の制御は、待機温度から定着温度への目標温度の設定変更毎に行われるものである。
そして、目標温度設定手段24において、待機温度から定着温度への目標温度の設定変更が行われると、該設定変更をトリガーとして、記録紙4の通過枚数のカウントをリセットして0にすると共に、新規のカウントを開始する。
つまり、温度制御機構3における以上の制御は、待機温度から定着温度への目標温度の設定変更毎に行われるものである。
以上で説明した画像形成装置1の構成についてまとめる。
画像形成装置1は、加熱ローラ11と加圧ローラ12とを備えた定着器2と、加熱ローラ11の温度を、定着処理の間は、定着温度域内に保つように等温度制御する温度制御機構3と、を備えている。
また、加熱ローラ11の軸方向でそれぞれ異なる位置に、複数の温度検出手段としてのサーミスタ21・22が設けられている。特に本実施の形態では、サーミスタの配設数は二であるが、配設数をもっと多くしても良い。
また、定着温度での等温度制御に向けて加熱ローラ11の昇温が開始された後に、定着器2を通過した記録紙4の枚数をカウントするカウント手段26が設けられている。
また、カウント手段26によるカウント枚数に応じて、前記複数のサーミスタ21・22を択一選択する検出先選択手段25が設けられている。
また、選択されたサーミスタの温度情報に基づいて、加熱ローラ11に内蔵される熱源としてのハロゲンランプ13を制御する通電制御手段14が、設けられている。
画像形成装置1は、加熱ローラ11と加圧ローラ12とを備えた定着器2と、加熱ローラ11の温度を、定着処理の間は、定着温度域内に保つように等温度制御する温度制御機構3と、を備えている。
また、加熱ローラ11の軸方向でそれぞれ異なる位置に、複数の温度検出手段としてのサーミスタ21・22が設けられている。特に本実施の形態では、サーミスタの配設数は二であるが、配設数をもっと多くしても良い。
また、定着温度での等温度制御に向けて加熱ローラ11の昇温が開始された後に、定着器2を通過した記録紙4の枚数をカウントするカウント手段26が設けられている。
また、カウント手段26によるカウント枚数に応じて、前記複数のサーミスタ21・22を択一選択する検出先選択手段25が設けられている。
また、選択されたサーミスタの温度情報に基づいて、加熱ローラ11に内蔵される熱源としてのハロゲンランプ13を制御する通電制御手段14が、設けられている。
このため、カウント枚数に応じて異なる加熱ローラ11上の温度分布状況に応じて、温度検出先を加熱ローラ11の軸方向で変更し、その検出先の温度情報に基づいて、加熱ローラ11の温度制御を、通電制御手段14に行わせることができる。
したがって、加熱ローラ11の軸方向で、最も温度低下している部位の温度情報に基づいて、加熱ローラ11の温度制御を行わせることができ、常時定着性を維持させることができる。
また、温度検出手段としてのサーミスタは、少なくとも、前記加熱ローラの軸中央部と、前記加熱ローラの軸端部と、の二箇所に設けられる。軸中央部にサーミスタ21が配置され、軸端部にサーミスタ22が配置される。
このため、加熱ローラ11上の軸方向での温度分布において、最も温度低下が発生しやすい部位が、温度情報の検出先として設定されたことになる。
したがって、温度検出手段としてのサーミスタの配設数を最小化しながら、加熱ローラ11上の温度分布状況の変化によらず、定着性を維持させることができる。
また、前記検出先選択手段25は、前記カウント枚数が所定枚数に至るまでは、前記加熱ローラ11の軸端部に設けた温度検出手段であるサーミスタ22を選択し、前記カウント枚数が所定枚数に至った後は、前記加熱ローラ11の軸中央部に設けた温度検出手段であるサーミスタ21を選択する。
このため、定着温度での等温度制御に向けて加熱ローラ11の昇温が開始直後に、加熱ローラ11の軸方向での放熱性の相違により、加熱ローラ11の軸端部が軸中央部に対して温度低下する不具合が発生する場合と、定着器2に小サイズの記録紙4が連続通紙されて加熱ローラ11の軸中央部が軸端部に対して温度低下する場合と、に対処して、加熱ローラ11の温度制御が行われる。
したがって、待機状態の画像形成装置1にプリントを実行させた際に、その通紙一枚目から良好な定着性を期待することができると共に、連続通紙を実行しても、定着性が損なわれることがない。
1 画像形成装置
2 定着器
11 加熱ローラ
12 加圧ローラ
13 ハロゲンランプ
14 通電制御手段
21・22 サーミスタ
26 カウント手段
2 定着器
11 加熱ローラ
12 加圧ローラ
13 ハロゲンランプ
14 通電制御手段
21・22 サーミスタ
26 カウント手段
Claims (3)
- 加熱ローラと加圧ローラとを備えた定着器と、
該加熱ローラの温度を、定着処理の間は、定着温度域内に保つように等温度制御する温度制御機構と
を備える画像形成装置において、
前記加熱ローラの軸方向でそれぞれ異なる位置に設けられる複数の温度検出手段と、
定着温度での等温度制御に向けて加熱ローラの昇温が開始された後に、定着器を通過した記録紙の枚数をカウントするカウント手段と、
前記カウント手段によるカウント枚数に応じて、温度検出手段を択一選択する検出先選択手段と、
前記選択された温度検出手段の温度情報に基づいて、加熱ローラに内蔵される熱源を制御する制御手段と、
を備える、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記複数の温度検出手段は、少なくとも、前記加熱ローラの軸中央部と、前記加熱ローラの軸端部と、の二箇所に設けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記検出先選択手段は、
前記カウント枚数が所定枚数に至るまでは、前記加熱ローラの軸端部に設けた温度検出手段を選択し、
前記カウント枚数が所定枚数に至った後は、前記加熱ローラの軸中央部に設けた温度検出手段を選択する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003277691A JP2005043668A (ja) | 2003-07-22 | 2003-07-22 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003277691A JP2005043668A (ja) | 2003-07-22 | 2003-07-22 | 画像形成装置 |
Publications (1)
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ID=34264341
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JP2003277691A Pending JP2005043668A (ja) | 2003-07-22 | 2003-07-22 | 画像形成装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2005043668A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007003992A (ja) * | 2005-06-27 | 2007-01-11 | Oki Data Corp | 画像形成装置 |
KR100705328B1 (ko) | 2005-11-03 | 2007-04-09 | 삼성전자주식회사 | 화상형성장치 |
-
2003
- 2003-07-22 JP JP2003277691A patent/JP2005043668A/ja active Pending
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