JP2005042946A - 冷却面の着霜抑制機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】冷却面への着霜を抑制することができる着霜抑制機構を提供しようとするもの。
【解決手段】電位発生装置により冷却空間に電界を形成するようにした。この冷却面の着霜抑制機構1は前記のように構成したので、電位発生装置により冷却空間に電界が形成されてエネルギーの場ができ水分子などが電荷を帯び活性化することにより霜が付き難くなる。前記冷却面の着霜抑制機構を使用し、その冷却空間内に食品類を保存するようにした食品類の劣化遅延方法によると、食品類の劣化が遅延せしめられ腐敗し難くすることができ、これにより食品類が内在する生体エネルギーを有効的に維持することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】電位発生装置により冷却空間に電界を形成するようにした。この冷却面の着霜抑制機構1は前記のように構成したので、電位発生装置により冷却空間に電界が形成されてエネルギーの場ができ水分子などが電荷を帯び活性化することにより霜が付き難くなる。前記冷却面の着霜抑制機構を使用し、その冷却空間内に食品類を保存するようにした食品類の劣化遅延方法によると、食品類の劣化が遅延せしめられ腐敗し難くすることができ、これにより食品類が内在する生体エネルギーを有効的に維持することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、冷却面の着霜抑制機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般家庭その他で冷蔵庫が使用されており、その冷凍庫内の冷却器には経時的に霜が付着し徐々に積層してくる。
【0003】
従来の除霜制御方法として、冷却器の運転による冷却運転が進行すると、吸込口から吸い込んだ外気などに含まれている水分が霜として冷却器に付着し、冷却能力が不足することから、冷却器には除霜ヒータを付設して、所定時間毎に除霜ヒータに通電し冷却器を加熱することにより除霜運転を行う技術があった(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
しかし、できれば除霜ヒータ等を用いることなしに冷却面への着霜自体を抑制することができないかということが考えられる。
【0005】
【特許文献1】
特開2002―277145号公報(第2頁、図2)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこでこの発明は、冷却面への着霜を抑制することができる着霜抑制機構を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するためこの発明では次のような技術的手段を講じている。
▲1▼ この発明の冷却面の着霜抑制機構は、電位発生装置により冷却空間に電界を形成するようにしたことを特徴とする。
【0008】
この冷却面の着霜抑制機構は前記のように構成したので、電位発生装置により冷却空間に電界が形成されてエネルギーの場ができ水分子などが電荷を帯び活性化することにより霜が付き難くなる。
【0009】
▲2▼ この食品類の劣化遅延方法は、前記冷却面の着霜抑制機構を使用し、その冷却空間内に食品類を保存するようにしている。
【0010】
この食品類の劣化遅延方法によると、上記冷却面の着霜抑制機構の作用によって冷却空間内には電界が形成されて活性化した電子が余分に存在し、前記電子の働きによって食品類中の菌類やバクテリアは増殖や活動が抑制され、食品類の劣化が遅延せしめられ腐敗し難くすることができ、これにより食品類が内在する生体エネルギーを有効的に維持することができる。
【0011】
また、前記電子の働きによって食品類の酸化が抑制されることとなり劣化を遅延させることができるので、これにより食品類が内在する生体エネルギーを有効的に維持することができる。
【0012】
さらに、冷却空間内の水分に電子を供給して抗菌活性を付与することができ、食品類の冷却・冷凍中の品質の劣化を遅延させることができ、解凍後の状態を元の新鮮なときの状態に近いものとして保存することができる。
【0013】
この食品類には、水などの飲料その他の液状のものも全て含まれるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0015】
図1に示すように、この実施形態の冷却面の着霜抑制機構1は、電位発生装置を用いてこの電位発生装置から電極5を引き出し、この電極5からの作用を冷蔵庫6の冷凍室7の冷却空間に及ぼして、冷却空間に電界を形成するようにしている。例えば冷蔵庫6の冷凍室7や冷却室の金属網部分などに、前記電極5を電気的に接続する。なお、前記電極5は通常の絶縁処理によって接触による感電が起こらないように処理している。
【0016】
そして、前記電位発生装置の回路の一次側に100Vの家庭用電源を供給して二次側の電圧が1000V前後となるようにし、約0.1〜1.0mAの微弱mAの電流が二次側回路内を流れ、この二次側の電流の一部が電極5から冷却空間へと開放されるようにしている。前記電流値などは、冷却の対象や冷却空間の大きさや室内温度その他の条件などに応じて回路構成を適宜設定する。
【0017】
次に、この実施形態の冷却面の着霜抑制機構1の使用状態を説明する。
【0018】
冷却空間に電界が形成されるとエネルギーの場ができ、水分子などが電荷を帯び活性化することにより霜が付き難くなり、冷却面への着霜を抑制することができる。つまり、電極5に電圧が印加されるとアンテナや送電線と同様の作用により冷却空間に電界が生じ、電荷を帯びる状態が生じて水分に影響を及ぼすものと考えられる。
【0019】
すなわち、電位発生装置の一次側に交流電圧を印加しながら電極5からの作用(静電作用と考えられる)を冷蔵庫6の冷凍室7の冷却空間に及ぼすことにより、冷却面への着霜を抑制することができる。この冷却面への着霜の抑制作用は、電荷を帯びることによって冷却空間の水分自体が活性化されて冷却面に氷着し難くなるからと考えられる。このように冷却面への着霜を抑制することができるので、冷却効率がよいという利点がある。
【0020】
また、この冷却面の着霜抑制機構1では、水分は活性化しており冷却面に氷着し難く冷凍室7内の空間の湿度が高いので、冷凍しようとする食材(例えばマグロ)から水分が蒸発し難く、ドリップが少なくなり、鮮度を好適に保持することができ食味の低下が少なくなる。さらに活性化した水分の抗菌作用により、食材における菌類の増殖速度を抑えることができる。すなわち、食材の鮮度を保ちやすいという利点を有するので、冷蔵庫6以外に冷凍物宅配便などの保冷運搬車にも好適に利用することができる。
【0021】
このように冷凍室7内の空間の湿度が高く、冷凍しようとする食材から水分が蒸発し難いので、ラップして保冷する必要も従来より少なくなる(従来の冷凍室7内は乾燥しており水分が蒸発し易い)。この冷却面の着霜抑制機構1は冷却空間の湿度を高くすることができるので、冷凍室7のみならず冷蔵室についても好適に適用することができる。
【0022】
さらに冷蔵庫6以外に大型マグロ船の冷凍庫などに利用する場合、▲1▼既述の通り冷凍室7内の空間の湿度が高くマグロ自体から水分が蒸発し難いこと、▲2▼冷却面の着霜抑制機構1の電極5からの作用がマグロ等の食材にも及ぼされ食材自体も電界の影響により活性化して鮮度の低下が抑制されることから、食材の鮮度保持に非常に好適であるという利点がある。
【0023】
またこの冷却面の着霜抑制機構1は、医療用の血液保管庫や有機生体の臓器の保冷庫などにも好適に利用することができる。すなわち、着霜を抑制できることから霜取り運転の必要性が従来より少ないので、冷却室内の温度を以前よりも一定に維持することができ(保冷温度の上下動が少なくなる)、血液やリンパ液、臓器の保冷に非常に好適である。
【0024】
前記冷却面の着霜抑制機構1を使用し、その冷却空間内に食品類を保存する食品類の劣化遅延方法によると、着霜抑制機構1の電極5からの作用によって冷却空間内には電界が形成されて活性化した電子が余分に存在し、前記電子の働きによって食品類中の菌類やバクテリアは増殖や活動が抑制され、食品類の劣化が遅延せしめられ腐敗し難くすることができ、これにより食品類が内在する生体エネルギーを有効的に維持することができる。
【0025】
また、前記電子の働きによって食品類の酸化が抑制されることとなり劣化を遅延させることができるので、これにより食品類が内在する生体エネルギーを有効的に維持することができる。
【0026】
さらに、冷却空間内の水分に電子を供給して抗菌活性を付与することができ、食品類の冷却・冷凍中の品質の劣化を遅延させることができ、解凍後の状態を元の新鮮なときの状態に近いものとして保存することができる。
【0027】
【実施例】
次に、この発明の構成をより具体的に説明する。
【0028】
一般家庭用の直冷式の小型冷蔵庫6(内容積75リットル、内部は縦700mm、横360mm、奥行き360mm)を2台用意し、その冷凍室7(横280mm、奥行き270mm、高さ50mm)の冷却面の着霜の変化を測定した。
【0029】
図1に示すように、実施例の冷蔵庫6の冷凍室7の冷却器の冷却面の上面側には電磁発生シートとなる電極5を配設すると共に、既述の冷却面の着霜抑制機構1を連続的に駆動する状態とした。
【0030】
一方、図2に示すように、比較例の冷蔵庫6(対象機)の冷凍室7の冷却器の冷却面の上面側には電磁発生シートとなる電極5は配設するものの、既述の冷却面の着霜抑制機構1は接続していない。
【0031】
実施例の冷蔵庫6と比較例の冷蔵庫6の冷凍室7の冷却温度を同一温度に設定(−22℃)し、その扉の開閉頻度を実用動作と近いような同一条件(10回/日)として3週間連続運転した。
【0032】
その結果、実施例の冷蔵庫6の冷凍室7の冷却器の冷却面の上面側に積層した霜厚さは平均6mmであったのに対し、比較例の冷蔵庫6の冷凍室7の冷却器の冷却面の上面側に積層した霜厚さは平均10mmであった。すなわち、実施例の冷蔵庫6の冷凍室7の冷却面に積層した霜厚さは、比較例の冷蔵庫6の冷凍室7の冷却面に積層した霜厚さと比較して40%減となっていたことが確認された。
【0033】
また冷蔵庫の冷凍室の他に、冷凍庫その他各種のものに適用することができる。
【0034】
【発明の効果】
この発明は上述のような構成であり、次の効果を有する。
【0035】
電位発生装置により冷却空間に電界が形成されてエネルギーの場ができ水分子などが電荷を帯び活性化することにより霜が付き難くなるので、冷却面への着霜を抑制することができる着霜抑制機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の冷却面の着霜抑制機構の実施形態を説明する冷蔵庫の透視図。
【図2】比較例を説明する冷蔵庫の透視図。
【符号の説明】
1 冷却面の着霜抑制機構
【発明の属する技術分野】
この発明は、冷却面の着霜抑制機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般家庭その他で冷蔵庫が使用されており、その冷凍庫内の冷却器には経時的に霜が付着し徐々に積層してくる。
【0003】
従来の除霜制御方法として、冷却器の運転による冷却運転が進行すると、吸込口から吸い込んだ外気などに含まれている水分が霜として冷却器に付着し、冷却能力が不足することから、冷却器には除霜ヒータを付設して、所定時間毎に除霜ヒータに通電し冷却器を加熱することにより除霜運転を行う技術があった(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
しかし、できれば除霜ヒータ等を用いることなしに冷却面への着霜自体を抑制することができないかということが考えられる。
【0005】
【特許文献1】
特開2002―277145号公報(第2頁、図2)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこでこの発明は、冷却面への着霜を抑制することができる着霜抑制機構を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するためこの発明では次のような技術的手段を講じている。
▲1▼ この発明の冷却面の着霜抑制機構は、電位発生装置により冷却空間に電界を形成するようにしたことを特徴とする。
【0008】
この冷却面の着霜抑制機構は前記のように構成したので、電位発生装置により冷却空間に電界が形成されてエネルギーの場ができ水分子などが電荷を帯び活性化することにより霜が付き難くなる。
【0009】
▲2▼ この食品類の劣化遅延方法は、前記冷却面の着霜抑制機構を使用し、その冷却空間内に食品類を保存するようにしている。
【0010】
この食品類の劣化遅延方法によると、上記冷却面の着霜抑制機構の作用によって冷却空間内には電界が形成されて活性化した電子が余分に存在し、前記電子の働きによって食品類中の菌類やバクテリアは増殖や活動が抑制され、食品類の劣化が遅延せしめられ腐敗し難くすることができ、これにより食品類が内在する生体エネルギーを有効的に維持することができる。
【0011】
また、前記電子の働きによって食品類の酸化が抑制されることとなり劣化を遅延させることができるので、これにより食品類が内在する生体エネルギーを有効的に維持することができる。
【0012】
さらに、冷却空間内の水分に電子を供給して抗菌活性を付与することができ、食品類の冷却・冷凍中の品質の劣化を遅延させることができ、解凍後の状態を元の新鮮なときの状態に近いものとして保存することができる。
【0013】
この食品類には、水などの飲料その他の液状のものも全て含まれるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0015】
図1に示すように、この実施形態の冷却面の着霜抑制機構1は、電位発生装置を用いてこの電位発生装置から電極5を引き出し、この電極5からの作用を冷蔵庫6の冷凍室7の冷却空間に及ぼして、冷却空間に電界を形成するようにしている。例えば冷蔵庫6の冷凍室7や冷却室の金属網部分などに、前記電極5を電気的に接続する。なお、前記電極5は通常の絶縁処理によって接触による感電が起こらないように処理している。
【0016】
そして、前記電位発生装置の回路の一次側に100Vの家庭用電源を供給して二次側の電圧が1000V前後となるようにし、約0.1〜1.0mAの微弱mAの電流が二次側回路内を流れ、この二次側の電流の一部が電極5から冷却空間へと開放されるようにしている。前記電流値などは、冷却の対象や冷却空間の大きさや室内温度その他の条件などに応じて回路構成を適宜設定する。
【0017】
次に、この実施形態の冷却面の着霜抑制機構1の使用状態を説明する。
【0018】
冷却空間に電界が形成されるとエネルギーの場ができ、水分子などが電荷を帯び活性化することにより霜が付き難くなり、冷却面への着霜を抑制することができる。つまり、電極5に電圧が印加されるとアンテナや送電線と同様の作用により冷却空間に電界が生じ、電荷を帯びる状態が生じて水分に影響を及ぼすものと考えられる。
【0019】
すなわち、電位発生装置の一次側に交流電圧を印加しながら電極5からの作用(静電作用と考えられる)を冷蔵庫6の冷凍室7の冷却空間に及ぼすことにより、冷却面への着霜を抑制することができる。この冷却面への着霜の抑制作用は、電荷を帯びることによって冷却空間の水分自体が活性化されて冷却面に氷着し難くなるからと考えられる。このように冷却面への着霜を抑制することができるので、冷却効率がよいという利点がある。
【0020】
また、この冷却面の着霜抑制機構1では、水分は活性化しており冷却面に氷着し難く冷凍室7内の空間の湿度が高いので、冷凍しようとする食材(例えばマグロ)から水分が蒸発し難く、ドリップが少なくなり、鮮度を好適に保持することができ食味の低下が少なくなる。さらに活性化した水分の抗菌作用により、食材における菌類の増殖速度を抑えることができる。すなわち、食材の鮮度を保ちやすいという利点を有するので、冷蔵庫6以外に冷凍物宅配便などの保冷運搬車にも好適に利用することができる。
【0021】
このように冷凍室7内の空間の湿度が高く、冷凍しようとする食材から水分が蒸発し難いので、ラップして保冷する必要も従来より少なくなる(従来の冷凍室7内は乾燥しており水分が蒸発し易い)。この冷却面の着霜抑制機構1は冷却空間の湿度を高くすることができるので、冷凍室7のみならず冷蔵室についても好適に適用することができる。
【0022】
さらに冷蔵庫6以外に大型マグロ船の冷凍庫などに利用する場合、▲1▼既述の通り冷凍室7内の空間の湿度が高くマグロ自体から水分が蒸発し難いこと、▲2▼冷却面の着霜抑制機構1の電極5からの作用がマグロ等の食材にも及ぼされ食材自体も電界の影響により活性化して鮮度の低下が抑制されることから、食材の鮮度保持に非常に好適であるという利点がある。
【0023】
またこの冷却面の着霜抑制機構1は、医療用の血液保管庫や有機生体の臓器の保冷庫などにも好適に利用することができる。すなわち、着霜を抑制できることから霜取り運転の必要性が従来より少ないので、冷却室内の温度を以前よりも一定に維持することができ(保冷温度の上下動が少なくなる)、血液やリンパ液、臓器の保冷に非常に好適である。
【0024】
前記冷却面の着霜抑制機構1を使用し、その冷却空間内に食品類を保存する食品類の劣化遅延方法によると、着霜抑制機構1の電極5からの作用によって冷却空間内には電界が形成されて活性化した電子が余分に存在し、前記電子の働きによって食品類中の菌類やバクテリアは増殖や活動が抑制され、食品類の劣化が遅延せしめられ腐敗し難くすることができ、これにより食品類が内在する生体エネルギーを有効的に維持することができる。
【0025】
また、前記電子の働きによって食品類の酸化が抑制されることとなり劣化を遅延させることができるので、これにより食品類が内在する生体エネルギーを有効的に維持することができる。
【0026】
さらに、冷却空間内の水分に電子を供給して抗菌活性を付与することができ、食品類の冷却・冷凍中の品質の劣化を遅延させることができ、解凍後の状態を元の新鮮なときの状態に近いものとして保存することができる。
【0027】
【実施例】
次に、この発明の構成をより具体的に説明する。
【0028】
一般家庭用の直冷式の小型冷蔵庫6(内容積75リットル、内部は縦700mm、横360mm、奥行き360mm)を2台用意し、その冷凍室7(横280mm、奥行き270mm、高さ50mm)の冷却面の着霜の変化を測定した。
【0029】
図1に示すように、実施例の冷蔵庫6の冷凍室7の冷却器の冷却面の上面側には電磁発生シートとなる電極5を配設すると共に、既述の冷却面の着霜抑制機構1を連続的に駆動する状態とした。
【0030】
一方、図2に示すように、比較例の冷蔵庫6(対象機)の冷凍室7の冷却器の冷却面の上面側には電磁発生シートとなる電極5は配設するものの、既述の冷却面の着霜抑制機構1は接続していない。
【0031】
実施例の冷蔵庫6と比較例の冷蔵庫6の冷凍室7の冷却温度を同一温度に設定(−22℃)し、その扉の開閉頻度を実用動作と近いような同一条件(10回/日)として3週間連続運転した。
【0032】
その結果、実施例の冷蔵庫6の冷凍室7の冷却器の冷却面の上面側に積層した霜厚さは平均6mmであったのに対し、比較例の冷蔵庫6の冷凍室7の冷却器の冷却面の上面側に積層した霜厚さは平均10mmであった。すなわち、実施例の冷蔵庫6の冷凍室7の冷却面に積層した霜厚さは、比較例の冷蔵庫6の冷凍室7の冷却面に積層した霜厚さと比較して40%減となっていたことが確認された。
【0033】
また冷蔵庫の冷凍室の他に、冷凍庫その他各種のものに適用することができる。
【0034】
【発明の効果】
この発明は上述のような構成であり、次の効果を有する。
【0035】
電位発生装置により冷却空間に電界が形成されてエネルギーの場ができ水分子などが電荷を帯び活性化することにより霜が付き難くなるので、冷却面への着霜を抑制することができる着霜抑制機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の冷却面の着霜抑制機構の実施形態を説明する冷蔵庫の透視図。
【図2】比較例を説明する冷蔵庫の透視図。
【符号の説明】
1 冷却面の着霜抑制機構
Claims (2)
- 電位発生装置により冷却空間に電界を形成するようにしたことを特徴とする冷却面の着霜抑制機構。
- 前記冷却面の着霜抑制機構を使用し、その冷却空間内に食品類を保存するようにした食品類の劣化遅延方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003200533A JP2005042946A (ja) | 2003-07-23 | 2003-07-23 | 冷却面の着霜抑制機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003200533A JP2005042946A (ja) | 2003-07-23 | 2003-07-23 | 冷却面の着霜抑制機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005042946A true JP2005042946A (ja) | 2005-02-17 |
Family
ID=34260917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003200533A Pending JP2005042946A (ja) | 2003-07-23 | 2003-07-23 | 冷却面の着霜抑制機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005042946A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008150106A2 (en) * | 2007-06-04 | 2008-12-11 | Lg Electronics, Inc. | Supercooling apparatus |
-
2003
- 2003-07-23 JP JP2003200533A patent/JP2005042946A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008150106A2 (en) * | 2007-06-04 | 2008-12-11 | Lg Electronics, Inc. | Supercooling apparatus |
WO2008150106A3 (en) * | 2007-06-04 | 2009-09-17 | Lg Electronics, Inc. | Supercooling apparatus |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060925 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070402 |