JP2005042623A - スタータモータを備えた内燃機関 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 エンジンのクランクシャフト47の回転を駆動輪に伝達するクラッチ機構163をエンジンの一側方に設け、クラッチ機構163のプライマリドリブンギヤ190と噛み合うリダクションギヤ110をクラッチ機構163の上部に配置した。リダクションギヤ110はスタータ用ワンウェイクラッチ113を備え、アイドルギヤ109を介してスタータモータ107に連係しており、スタータモータ107はエンジンの上部、かつ中央付近に配置される。
【選択図】 図4
Description
この発明は、このような課題を鑑みてなされたものであり、スタータモータを備える内燃機関を小型化することを目的とする。また、内燃機関の重量バランスを向上させることを目的とする。
請求項2に記載した発明によれば、重量物であるスタータモータがクラッチ機構よりも内燃機関の内側に配置されるので、スタータモータ、ワンウェイクラッチ、アイドルギヤをクラッチ機構よりも内側に配置でき、内燃機関の重量中心を中央に集中させることができる。
ヘッドパイプ6の上部からは車体フレーム5のメインフレーム12が左右に分かれて後方下側に延び、その後端部が下方に屈曲してピポット部9に連なる。メインフレーム12の後方には車体フレーム5のシートレール13が連結される。メインフレーム12の上方には燃料タンク14が配設され、メインフレーム12の下方にはエンジン15が配設される。
フロントフォーク3の下端部にはブレーキキャリパ21が取り付けられ、前輪2にはブレーキキャリパ21に対応するブレーキロータ22が取り付けられてフロントブレーキ装置23が構成される。なお、後輪7の右側には、前輪2のフロントブレーキ装置23と同様の構成を有するリアブレーキ装置(図示略)が設けられている。
自動二輪車1の車体前部はフロントカウル24により覆われ、シートレール13周辺はリアカウル25により覆われる。後輪7の左側にはリアスプロケット26が取り付けられ、このリアスプロケット26とエンジン15の後部左側に配設されるドライブスプロケット27とにドライブチェーン28が掛け回されてエンジンの駆動力を後輪7に伝達可能である。車体フレーム5の左側下部には格納可能なサイドスタンド29が配設され、自動二輪車1をその車体が左側に傾斜した起立状態で支持可能である。
エンジン15内に供給されたエンジンオイルLは自然滴下等によりオイルパン46内に戻って貯溜される。このエンジンオイルLは再びオイルストレーナ130、オイルポンプ89、オイルフィルタ134、及び水冷式オイルクーラ65を経てエンジン15内に供給され、エンジン15内を循環する。なお、エンジンが高回転になると圧送されるエンジンオイルLの油圧が高まるが、この油圧が所定値に達した場合には第一の油路133とオイル流入経路136の交差部下側にリリーフ経路141を介して接続されたオイルリリーフバルブ142が作動する。エンジンオイルLの一部がオイルパン46内に還流し、経路内の油圧が調節される。
まず、クランクシャフト47は、クランクケース31に配設されており、ピストン51のコンロッド53(共に図2参照)を回転自在に連結するクランクピン54を車体幅方向に沿って有する。このエンジン15は直列四気筒型であるので、クランクシャフト47は四つのクランクピン54を備える。各クランクピン54は一対のクランクアーム169で支持される。各クランクアーム169には、クランクピン54と反対側の部位にカウンタウエイト169aが一体形成してある。クランクシャフト47の両端部及び各クランクアーム169間であって軸線C上に設けられる五箇所のジャーナル部170は、アッパーケース44及びロアケース45に設けられた軸受け171に回転自在に支持される。クランクシャフト47の左端には、発電機となるジェネレータが配設されると共に、ジェネレータカバー126で覆われる。クランクシャフト47の右端のジャーナル部170の外側には、ウォータポンプ55の駆動用スプロケット147と、カムシャフト85,86を回転させる駆動用スプロケット149とが、車幅方向内側からこの順番で固着される。さらに、駆動用スプロケット149よりも車幅方向外側には、多数の歯を有するクランクパルサプレート148が取り付けられており、不図示のセンサと協働することでクランクシャフト47の回転数を検出できるようになっている。
一方、シフトドラム123が操作されると、クランクケース31の左側に配設されるクラッチレリーズ200が作動し、メインシャフト192内に挿通されるロッド197を介してプレッシャプレート195がクラッチスプリング194の付勢力に抗して移動させられる。これにより、両摩擦板191a・・・,193a・・・が離れてクラッチ機構163による動力伝達が切断される。
また、スタータ用ワンウェイクラッチ113をリダクションギヤ110に設けたので、同様のワンウェイクラッチをクランクシャフト47に設けた場合に比べてクランクシャフト47の軸長さを短くすることができる。したがって、エンジン15の左右方向の幅を小さくすることができ、車両の旋回性能が高くなる。ここで、スタータモータ107をクラッチ機構163の近傍のスペースに配置したので、エンジン15の空きスペースを有効に利用することができるし、スタータモータ107とクランクシャフト47とを繋ぐギヤ列をコンパクトに配設することが可能になり、エンジン15の小型化が図れる。このように、始動系部品をエンジン15の中央寄りに配置することで、シリンダブロック43や変速機164などの周辺の部品により始動系部品が保護されることになる。
また、リダクションギヤ110とスタータ用ワンウェイクラッチ113とは別体で構成しても良い。
31 クランクケース
47 クランクシャフト
107 スタータモータ
109 アイドルギヤ
110 リダクションギヤ(減速ギヤ)
113 スタータ用ワンウェイクラッチ(ワンウェイクラッチ)
163 クラッチ機構
192 メインシャフト(シャフト)
198 カウンタシャフト(シャフト)
Claims (2)
- クランクケースに減速ギヤを介してクランクシャフトを回転させるスタータモータを備えた内燃機関において、
前記クランクシャフトの回転を後方のシャフトに接続するクラッチ機構を側方に設け、前記クラッチ機構の上部に前記スタータモータの回転と前記クランクシャフトの回転とを断続させるワンウェイクラッチを配置すると共に、前記スタータモータを前記クラッチ機構の近傍に配置したことを特徴とするスタータモータを備えた内燃機関。 - 前記スタータ用ワンウェイクラッチと前記スタータモータとの間に、アイドルギヤを配置したことを特徴とする請求項1に記載のスタータモータを備えた内燃機関。
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